NHK出版

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株式会社NHK出版
NHK Publishing, Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
150-8081
東京都渋谷区宇田川町41番1号
設立 1931年6月1日
業種 情報・通信業
法人番号 8011001017909
事業内容 NHKの番組テキスト・番組ガイドブックの出版、一般書籍の出版、音楽出版業務
代表者 代表取締役社長 森永公紀(2018年3月末現在)
資本金 6480万円
発行済株式総数 1,296,000株(株主数28名)
売上高 144.7億円(2017年度)
営業利益 8.5億円(2017年度)
純利益 6億2300万円(2019年03月31日時点)[1]
総資産 215億9300万円(2019年03月31日時点)[1]
従業員数 225人(2018年3月31日時点)
決算期 3月末
主要株主 日本放送協会(67.3%)
株式会社NHKエンタープライズ(5.9%)
株式会社NHKグローバルメディアサービス(5.9%)
株式会社NHKエデュケーショナル(5.9%)
株式会社NHKビジネスクリエイト(5.9%)
東新紙業株式会社(1.3%)
ほか
外部リンク https://www.nhk-book.co.jp/
特記事項:NHKの関連団体。2011年1月1日より現在の社名に変更された。変更以前の社名は「株式会社日本放送出版協会」及び英語名 Japan Broadcast Publishing Co., Ltd.であった。
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株式会社NHK出版(エヌエイチケイしゅっぱん、NHK Publishing, Inc.)は、1931年(昭和6年)に設立された日本の出版社である。日本放送協会 (NHK) の関連会社で、2010年までの旧社名は日本放送出版協会(にっぽんほうそうしゅっぱんきょうかい)であった。

概要[編集]

1931年6月、同月開局のNHKラジオ第2放送で放送される教育番組用のテキストを出版するために設立された。NHKの演奏所移転に合わせて、愛宕山→内幸町→渋谷と本社移転を変遷している。現在では、NHKで放送される番組を補完するテキストや書籍を多数扱うほか、『NHKブックス』『NHK出版新書』シリーズをはじめ、オリジナルの一般書・教養書・実用書を数多く刊行している。

タイムリーな翻訳書にも定評があり、世界的にもベストセラーとなった哲学を扱った『ソフィーの世界』、発売前に全ページを無料(FREE)でネット公開して話題となった『FREE』、『THINK SIMPLE』、『ゼロ・トゥ・ワン』などのビジネス書、『脳を鍛えるには運動しかない!』、『BORN TO RUN 走るために生まれた』、リサ・ランドール『ワープする宇宙~5次元時空の謎を解く』、『モリー先生との火曜日』など、科学・教養・ノンフィクション等幅広い分野にわたるタイトルを刊行している。

文芸書も、大河ドラマ連続テレビ小説など、ドラマのノベライズ小説を中心に、オリジナルの現代・時代小説の刊行しており、1995年には、梁石日夜を賭けて』が第113回直木賞候補となったほか、近年では阿部智里『発現』、伊坂幸太郎『クジラアタマの王様』などを刊行している。

また、NHK番組での各種音楽の著作権を管理する業務(音楽出版)も行っている。また、書籍以外にも、テキスト電子版などの番組連動型のデジタルコンテンツや、NHK Eテレの番組テキストと連動した「テキスト関連アイテム」(「きょうの料理」「きょうの料理ビギナーズ」関連の調理器具、「すてきにハンドメイド」関連のハンドメイド商品など)の通信販売も行っている。

2011年1月1日、従来は通称・略称であったNHK出版に正式社名を変更した。社名変更の理由について、創業80周年を機に「生活文化提案企業」として社会的な役割を認識し、知るって楽しいをキーワードにより豊かな社会を築くためとして社名変更に至った、と説明している[2]

経営財務状況[編集]

同社の「第86期事業報告」[3]によれば、総資産約191億7千万円のうち約127億4千万円が利益剰余金となっている。利益剰余金は「現金及び預金」約49億9千万円、「投資その他資産」約63億2千万円などの形で保有されている。流動比率(流動資産/流動負債×100)は302%と高く、実質的にほぼ完全な無借金経営である。1株50円に対して6円の配当(配当率12%)が行われている。

出版物[編集]

出版物のうち、NHKの番組に関連する出版物は、NHK EテレおよびNHKラジオ第2の番組の番組テキストと、それ以外の出版物(NHKのテレビ番組・ラジオ番組の関連書籍・雑誌)に分類される。

なお、後者に関しては、NHK出版以外の出版社から発行されるものも多い。一例としては、NHKサービスセンターが扱う『NHKウイークリーステラ』別冊(主に『ラジオ深夜便』『連続テレビ小説』関連)、主婦と生活社が扱う『ガッテン!』関連雑誌・書籍、更には、NHKスペシャルや各種教養・教育番組の関連書籍が、現在では新潮社文藝春秋社KADOKAWAなど一般の出版社から広く発行されている。

番組テキストは番組放送期間中の発売が原則になるため、NHK Eテレで放送されている再放送枠『Eテレセレクション』において、「現在、このテキストは発売しておりません。」という断り書きテロップが書かれることもある。

番組テキスト・雑誌[編集]

テレビ家庭テキスト
テレビ趣味・教養テキスト
テレビ・ラジオ語学テキスト
定番の「基礎英語」シリーズは、定番の中学生向けの基礎英語1、基礎英語2、基礎英語3を刊行しているほか、小学生向けに「プレキソ英語」、大人向けの「おとなの基礎英語」「しごとの基礎英語」も新設されたことがあった。現在は小学生向けには「基礎英語ゼロ」、大人向けの「おもてなしの基礎英語」を刊行。

<ラジオ英語テキスト>

<テレビ英語テキスト>


英語以外の語学テキストでは、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、中国語、ハングル講座、ロシア語、アラビア語、ポルトガル語の番組テキストを発行。

<ラジオ語学テキスト>

<テレビ語学テキスト>


ラジオ教養番組テキスト・雑誌
『NHKカルチャーラジオ』(旧:NHKカルチャーアワー)

その他の書籍・ムック[編集]

その他、料理・園芸・健康・語学・趣味分野の実用書籍・ムックも多い。

休刊したテキスト・書籍・雑誌[編集]

テキスト
雑誌
書籍
  • ホビーテックシリーズ
  • NHKブックスジュニア
  • 新コンパクトシリーズ

主な受賞歴等[編集]

1960年代以前[編集]

1970年代[編集]

1980年代[編集]

1990年代[編集]

2000年代[編集]

2010年代[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 株式会社NHK出版 第92期決算公告
  2. ^ 社名変更のお知らせ
  3. ^ 第86期事業報告(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) (PDF) - 株式会社NHK出版
  4. ^ 日経品質管理文献賞/デミング賞受賞者一覧日本科学技術連盟
  5. ^ a b c d e f g 日本エッセイスト・クラブ受賞作一覧日本エッセイスト・クラブ
  6. ^ 日本都市学会賞(奥井記念賞)受賞図書一覧日本都市学会
  7. ^ 角川源義賞角川文化振興財団
  8. ^ a b c 新風賞受賞作一覧書店新風会
  9. ^ 講談社ノンフィクション賞講談社
  10. ^ a b c 大川出版賞受賞図書公益財団法人 大川情報通信基金
  11. ^ a b 大宅賞受賞者一覧公益財団法人 日本文学振興会
  12. ^ a b 星雲賞リスト日本SFファングループ連合会議
  13. ^ 研究奨励事業国際安全保障学会
  14. ^ 中山義秀文学賞白河市
  15. ^ 日本数学会出版賞 受賞者リスト日本数学会
  16. ^ 講談社科学出版賞講談社
  17. ^ 石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞 第1回から第13回までの授賞作早稲田大学
  18. ^ これまでの受賞作、受賞者公益財団法人辻静雄食文化財団
  19. ^ これまでの受賞作、受賞者公益財団法人辻静雄食文化財団
  20. ^ 日本詩人クラブ詩界賞受賞者一覧一般社団法人 日本詩人クラブ
  21. ^ 城山三郎賞 受賞一覧公益財団法人角川文化振興財団
  22. ^ 2015年度受賞作品ビジネス書大賞
  23. ^ 審査結果および講評(2015年度)地域研究コンソーシアム
  24. ^ 第4回河合隼雄学芸賞が決定いたしました!一般財団法人 河合隼雄財団
  25. ^ グルマン世界料理本大賞2016  日本人受賞作品発表グルマン世界料理本大賞
  26. ^ 学会賞:著作発信部門日本地理学会
  27. ^ a b 「野村胡堂賞」について一般社団法人 日本作家クラブ
  28. ^ グルマン世界料理本大賞2017  日本人受賞作品発表グルマン世界料理本大賞
  29. ^ 【第0回】八重洲本大賞 テーマ「未来」 受賞作が決定いたしました!八重洲ブックセンター
  30. ^ 科学ジャーナリスト賞2017日本科学技術ジャーナリスト会議
  31. ^ 情報処理技術遺産 2017年度 NHKコンピューター講座資料一式情報処理学会 コンピュータ博物館
  32. ^ 古代歴史文化賞 大賞に「『古今和歌集』の創造力」NHK NEWS WEB

関連項目[編集]

関連人物[編集]

  • 大矢鞆音(美術評論家、元同社取締役美術部長)

外部リンク[編集]