おばけのムーラちゃん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
おばけのムーラちゃん
ジャンル 妖怪児童漫画
漫画
作者 水木しげる
出版社 講談社
掲載誌 テレビマガジン
発表号 1979年2月号 - 1979年12月
テンプレート - ノート

おばけのムーラちゃん』は水木しげるによる日本漫画作品。『テレビマガジン』(講談社)1979年2月号から12月号まで連載された。

概要[編集]

「ムーラちゃん」と呼ばれる不思議な生物が、妖怪を相手に活躍する児童向けの作品。

アニメ化の企画も進んでいたと言われるが実現には至らなかった[1]。また、水木の次女・悦子曰く「ムーラちゃん」という名前は、水木しげるの本名である「武良(むら)」から付けられ、デザインは家にあったオモチャを参考にしたと述べている[1]

2017年には水木しげるロードに「ムーラちゃん」のブロンズ像が設置された[2]

あらすじ[編集]

直一と、えつ子は、とっくり山で奇妙な生物を発見し、家に持ち帰ることにする。2人は、ほじくりじいさんに相談をし、生物の正体はムー大陸の生き残りで、名前は「ムーラちゃん」だと教えられる。ムーラは直一たち家族と一緒に暮らすことになり、それから数々の不思議な事件を解決してゆく。

主な登場キャラクター[編集]

ムーラ
1万2千年の眠りから目覚めた、ムー大陸の王様(最終回ではムーンの王子に変更)。壷を伏せた様な胴体に耳か角の様な丸い突起、目、腕が一対ずつ付いた姿。マシュマロの様な柔らかい体をしており、自由に変形する事ができる。また、妖怪の対処法などに詳しい。
直一(なおかず)
小学生の男の子。モデルは水木の長女・尚子だが、男児向け雑誌のためきょうだいの片方を男の子に変えたという[3]
えつ子
直一の妹。モデルは水木の次女・悦子[1]
ほじくりじいさん
古墳でムーラを発見し密かに飼っていたが、直一たちに見つかったのでムーラを譲ることにする。
虫郎(むしろう)・虫子(むしこ)
寄生虫。ムーラを親方と呼び、手助けをする。
水神(みずがみ)
金魚のような姿をした神様。引力を自由に操作し、水を持ち上げたり空中を漂うことが出来る。熱湯をまとっても平気だが、逆に氷点下の低温は苦手。
チョンチョニイ
病人がいる家の屋根にとまり、怪しい力で病人を殺して食べる妖怪鳥。大きな耳を取られてもそれを遠隔操作できるが、その耳を逆さに付けられると力を失う。
夜叉(おんなやしゃ)
中国の妖怪。黒い息を吹きかけ、相手をシラミにしてしまう。
グイイ
土の精。地下から子供を攫い、不思議なびんの中に閉じ込める。
ランスグイル
東南アジアの魔女。魔法のほうきを使い子供を誘拐して生贄にする。
カルマ
フィンランドの妖怪。人や動物の鼻の穴から入り込み、内臓を食べ尽くす。
パック
イギリスのいたずら妖怪。最初は留学に来た宇宙人と偽ったが、実は勉強が大嫌い。
まめだぬき
ムーラを目の敵にし、様々な手を使って挑んでくる。
ムーンの王
ムーラの父親。地球を旅行中に眠りに就いたムーラが目覚める時が来たため、迎えの船を寄越す。

単行本[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c 『フーシギくん/おばけのムーラちゃん』(1999年、文藝春秋)参考。
  2. ^ 新しい妖怪ブロンズ像お披露目”. 境港市観光ガイド. 2017年11月10日閲覧。
  3. ^ 『フーシギくん おばけのムーラちゃん』(2010年、徳間書店)インタビュー、解説参考。