風見鶏 (テレビドラマ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
風見鶏
ジャンル ドラマ
放送時間 月曜 - 土曜8:15~8:30(15分)
放送期間 1977年10月3日 - 1978年4月1日(全154[1]回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 NHK大阪
脚本 杉山義法
出演者 新井晴み
蟇目良
岸部四郎
村野武範
ナレーター 八千草薫
時代設定 大正時代〜昭和時代
テンプレートを表示
北野町に現存する旧ブルクマイヤー邸

風見鶏』(かざみどり)は、1977年昭和52年)10月3日から1978年(昭和53年)4月1日まで放送されたNHK連続テレビ小説第20作である。NHK大阪放送局制作第4作目。

概要[編集]

大正時代にドイツ人パン職人と国際結婚した女性が、神戸市パン屋を営み、やがて多くの人々から慕われていくまでを、国際色豊かに描く。

同時代に実在したドイツ人パン職人・ハインリヒ・フロインドリーブ(フロインドリーブ創業者)をモデルにしている。この作品がきっかけとなって、舞台となった神戸市の北野町山本通にある異人館街が脚光を浴びることとなり、「異人館ブーム」が起きたが、後述するように、異人館・風見鶏の館とはモデル関係にはない。放送期間が半年体制となってからのNHK大阪放送局制作第3作目となる。NHK大阪放送局制作の連続テレビ小説として初めて昔の時代を題材にした番組を放送する事となった。

神戸市風見鶏の館との関係[編集]

  • 神戸市風見鶏の館(旧トーマス住宅、1904年・明治37年竣工)の前には、神戸市によって、ドラマ風見鶏の解説板が設置されている。それによると、「明治時代に国際結婚した松浦ぎん(新井春美)が神戸でパン屋を営む生活を国際色豊かに描いたテレビドラマ」と説明されている。
  • ドラマでは、ドイツ人パン職人・ハインリッヒ・ブルックマイヤー(蟇目良)と松浦ぎんのなれそめは、1914年(大正3年)に勃発した第一次世界大戦で、日独が青島周辺で戦火を交え、日本によって捕虜とされたドイツ兵(日独戦ドイツ兵捕虜)の一人が、日本国内にあった俘虜収容所を小舟で脱走し、和歌山県太地に打ち上げられたところで、ぎんと偶然出逢った設定になっていた。よって、第一次世界大戦終結後に結婚することになる二人の、「国際結婚」時期は、神戸市のいう「明治時代」ではなく、「大正時代」である。
  • 異人館及び風見鶏の館は、ドラマの主人公たちが建てた家でも、暮らした家でもない。風見鶏の館に実際に暮らしたトーマス家は、明治時代から、横浜と神戸で活躍した貿易商であったが、1914年(大正3年)にたまたま家族全員で、娘の上級学校進学準備を兼ねて休暇でドイツに帰国中に第一次世界大戦が勃発し、日独が戦争状態になったため神戸へ帰れなくなってしまう。一方ドラマでは、その第一次世界大戦中の、パン職人だった元捕虜との恋愛からはじまるため、まず時代設定からして、トーマス家や異人館・風見鶏の館築造とは全く無関係であり、ドラマと異人館はモデル関係にはない。
  • ドラマでタイトルバックなどに使用された風見鶏は、実写ではなく、スタジオ内のセット上の風見鶏であった。また、スタジオセットでも、異人館の屋根に取り付けられた風見鶏ではなく、日本家屋の屋根に載せられたものであった。風見鶏の形状も、ゲオルグ・デ・ラランデ設計の建物にあった風見鶏とは全く異なるデザインであった。

出典:[2]、および[3]

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

視聴率[編集]

1977年10月4日の放送で48.2%をマークするも放送開始2ヵ月目から不振になり、平均視聴率は38.3%と振るわなかった(関東地区、ビデオリサーチ調べ)[5]

映像の現存状況[編集]

  • NHKには長らく第1回の映像のみ残されていたが、2005年に脚本を担当した杉山義法の夫人から家庭用ビデオによる第2回から152回までの録画テープが提供された。さらに、2014年には一般視聴者から第154回(最終回)のテープが[6]提供され、2016年9月には第153回および第154回(先のテープで欠落していた冒頭部を含む)のビデオが主演の新井春美からそれぞれ提供され[7]、全話が揃った。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2015年春の特集 こんな番組探しています! - NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト
  2. ^ 広瀬毅彦『〜没後百周年記念〜 既視感(デジャブ)の街へ ロイヤル・アーキテクト ゲオログ・デラランデ新発見作品集』ウィンターワークス、2012年、pp.108-125
  3. ^ 広瀬毅彦『風見鶏謎解きの旅』神戸新聞総合出版センター、2009年
  4. ^ 杉山義法脚本の連続テレビ小説としては『よーいドン』(1982年)があり、本作ヒロインの新井春美(現:新井晴み)が、主人公のライバル役で出演した。
  5. ^ ビデオリサーチ NHK朝の連続テレビ小説 過去の視聴率データ
  6. ^ NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト 昭和52年の朝ドラ「風見鶏」あと1本!
  7. ^ 発掘ニュースNo.121 ついに朝ドラ『風見鶏』完全収集!ヒロイン新井晴みさん”. NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト (2016年9月16日). 2018年9月8日閲覧。

外部リンク[編集]

NHK 連続テレビ小説
前番組 番組名 次番組
風見鶏