田渕岩夫
田渕 岩夫(たぶち いわお、本名:同じ、1950年6月21日 - )は、大阪市出身のタレント、声帯模写、芸人、俳優である。所属事務所は和光プロダクション。現在は兵庫県西宮市在住。
来歴・人物[編集]
大阪商業大学付属高校卒業、高校では寄席研究部を創部し活動。
近畿大学出身、1966年桜井長一郎に入門し、それ以前は東京のしろうと寄席に出演し大橋巨泉の声帯模写を披露していた。1969年にコマ・モダン寄席で初舞台。藤山寛美や鳳啓助などの声帯模写で一世を風靡、テレビや映画、舞台などでも活躍。「上方演芸会(NHKラジオ)」にも漫談で出演している。
1990年からは、KBS京都テレビ「ハッスルわいど」(『田渕岩夫の得ダネ!てれび』)の司会者に抜擢、2008年3月28日の番組終了まで17年以上にわたり「京都の昼の顔」として親しまれた。
その後も、KBS京都ラジオへの出演は連続して続いたが、2011年にすべて降板した。
現在の出演番組[編集]
過去の出演番組[編集]
テレビ番組[編集]
- とっぴもナイト(2011年6月11日・2013年3月16日 KBS京都テレビ) -「ものまねの極意」KBS京都最後の出演(収録は4月?)
- あおによし(1972年 NHK)
- 何処へ(1973年、銀河テレビ小説)
- おはようさん(1974年 - 1975年、朝の連続テレビ小説) - 大野貫一
- 桃太郎侍 第25話「母子の夢を斬った鬼」(1977年、日本テレビ) - 神田
- 必殺シリーズ(ABC / 松竹)
- 宇宙からのメッセージ・銀河大戦(1978年、テレビ朝日) - トントの声
- 怪人二十面相と少年探偵団(1983年 関西テレビ)
- 大岡越前 第5部 第9話 「大奥の陰謀」(1978年4月3日 TBS / C.A.L) - 呼込み
- ゆるしません!(1980年 関西テレビ)
- 先生お・み・ご・と!(1982年 関西テレビ)- 田川先生
- 銭形平次(1984年 フジテレビ)
- NHK連続テレビ小説(1984年 心はいつもラムネ色)。(2003年 てるてる家族(紅白の司会役))。
- 競馬中継(KBS京都テレビ)
- 11PM(よみうりテレビ)
- 新・部長刑事 アーバンポリス24(ABCテレビ)
- 田渕岩夫の旅よろしおすなー(KBS京都テレビ)
- 田渕岩夫の得ダネ!てれび(KBS京都テレビ)2008年3月28日番組終了まで17年以上にわたり司会を務めた。
- 田渕岩夫のもうかりまっか?(KBS京都テレビ 2008年4月1日スタート)
- 桑原征平のおもしろ京都検定(KBS京都・関西テレビ☆京都チャンネル)
- 刑事犬養隼人切り裂きジャックの告白(2015年4月18日 テレビ朝日)- ゲストコメンテーター坂下章彦(セリフ無し)
- クイズ!脳ベルSHOW(2020年8月19日、20日 BSフジ) - 回答者
ラジオ番組[編集]
- 田渕岩夫の健康一番(月曜18:00~18:30、~2011年3月30日 KBS京都ラジオ) -アシスタント小島布水呼。田渕の降板後は番組名を健康一番とし村上祐子が司会。
- 田渕岩夫の6時です!(火曜18:00~、2009年10月5日~2011年4月26日 KBS京都ラジオ) -アシスタント和泉夏子。田渕の降板後は滝トールの新番組滝トールのおつかれさん!。
- 田渕岩夫の思い出ほっこり・・・(KBS京都ラジオ) -アシスタントは得ダネレポーターの渡辺景子(わたなべえいこ)
- 田渕岩夫の日清食品です こんにちは奥さん(BSSラジオ「ラジオでキャッチ」コーナー)
CM[編集]
ディスコグラフィー[編集]
- 「もう一度京都」
- 「もう二度と京都」 - 初発CDは演歌では異例のSPEEDSTAR RECORDSからの発売だった。カセットテープと再発売CDはビクターレコードに変更されている。
得ダネ!てれびの1コーナー「小判ザクザクうちでの小槌」では、かつて残念賞としてこのCD(またはカセットテープ)がプレゼントされていた。
役柄では、NHK連続テレビ小説「てるてる家族」で、宮田輝がモデルの紅白の司会役で出演した。いしだあゆみをモデルにした役の上原多香子を紹介した。
レパートリー[編集]
近年では主に政治家を得意とする。
エピソード[編集]
- 前述の通り、KBSで長年にわたってワイド番組を担当していたため、「京都のローカルタレントといえば田渕岩夫」と言う人多いが、本人は京都ではなく兵庫県西宮市在住である。
- 阪神・淡路大震災で被災している。この時にガラスの破片で足を負傷した経験から、大地震の後はすぐ靴を履くことを持論としており、番組内で災害の話題が登場したときは話をする。
- アリコジャパン(現・メットライフ生命保険)のテレビコマーシャルの京都ローカルバージョンにも田渕が起用されている。
- MBSラジオでかつて放送されていた「どーだ!ますだおかだ」に田渕のコーナーが存在した。これはリスナーの身の回りにいる、ちょっとかわいくてお金の使い方がきっちりしている人を紹介するコーナーだった。のちに田渕本人がこの番組のゲストとして呼ばれている。
- 2007年11月26日から30日(29日を除く)に天満天神繁昌亭の昼席の高座に初めてあがった。
- 今宮子供えびすマンザイ新人コンクールでは毎年MCを担当している。
参考文献[編集]
- 「現代上方演芸人名鑑」(少年社、1980年)
外部リンク[編集]
- プロフィール - 和光プロダクション
- 田渕岩夫のいわおこし - Ameba Blog