目玉おやじ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
鳥取県境港市水木しげるロードに設置された目玉おやじのブロンズ像

目玉親父(めだまおやじ)は、水木しげる漫画『ゲゲゲの鬼太郎』(旧題:『墓場の鬼太郎』)の主人公・鬼太郎の父親(正確には、一度死んだ父親の分身体)である。

キャスト[編集]

アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第1作目より殆どの媒体において田の中勇が2010年に亡くなるまで担当した。その甲高い声は印象的で、物真似のレパートリーとしてもよく用いられる(「オイ 鬼太郎!」の台詞が有名)。なお、2007年の映画化およびアニメ放送に伴うプロモーションでは、田の中のプライベートを織り交ぜたオリジナルの設定追加も見られた。

田の中以外で担当した声優は、2003年のゲーム版における熊倉一雄と2013年以降の島田敏を除いて全て代役扱いであり、2018年のアニメシリーズで初代・鬼太郎役だった野沢雅子が正式に後任となった。

人物像[編集]

水木しげるロードに設置された目玉おやじのブロンズ像

鬼太郎の父親。眼球に体が付いた姿。身長9.9cm、体重33.25gと手のひらに載るサイズだが、非常に博学で知識面で鬼太郎たちをサポートすることも多い。

かつて地上を支配していた種族である幽霊族の生き残りであり、鬼太郎誕生以前は、不治の病である「溶ける病」を患い、ミイラ男のような風貌をしていた(罹病前の風貌が原作において描写された事はなく、アニメ第6作14話にて初めて描写された(後述))。身籠った妻とひっそり暮らしていたが、生活の手段として売った血液が、輸血した患者を幽霊化する混乱の元となってしまう。調査に訪れた血液銀行の銀行員・水木に、身の上を打ち明け調査の引き伸ばしを願い出たが、妻ともども病死。鬼太郎を案じて、自らの遺体の眼球に魂を宿らせて生き返り、現在の姿となった。なお、実写映画版では目玉おやじとなった時期が江戸時代と変更された(原作では戦後。但し、久しぶりに会った相手に「数百年ぶりだな、目玉」と姿の変化に驚く様子もなく言われる場面もある)。

原作『妖怪獣』で右眼を潰された鬼太郎の左眼に入り、眼の代わりを務めたり、原作『雨ふり天狗』でも指鉄砲で失明した雨ふり天狗の右眼に移植されるなど、眼球としての機能もそのまま残している(彼の四肢胴体は、もともと視神経である)。

鬼太郎誕生まで世界中を放浪していたため、世界中の妖怪について博学。ほぼ全ての妖怪の種類、性格を知っている。閻魔大王とも旧知の仲であり、親子に大王直々に依頼をする事もある(第4作91話「夜の怪!百鬼夜行の鬼」など)。他にインカの旧文明人や、悪魔などにも知り合いがいる。なお、目玉おやじに限らない事だが、普段どのように罰を受けていない妖怪が地獄と現世を行き来しているのかはエピソードによってまちまちである(渡歩可能な秘密の地下道、死人の魂、霊界列車など)。

鬼太郎同様に生命力が高く、踏み潰されて紙のように薄くなっても、目玉部分を潰されても、天ぷらにされて大やけどをしても、しばらくすると元通りになる。原作『鬼太郎国盗り物語』では鬼太郎共々、飲まず食わずで10年間もの間活動できることが明らかになっている[5]

趣味は茶碗風呂。自宅で浴槽として使われる茶碗は鬼太郎の食器と兼用である。アニメ第3~5作では茶碗以外に風呂のバリエーションが増え、ワンカップ風呂、湯飲み風呂、紅茶風呂(お気に入りは猫娘が持ってきたアールグレイ)、コーヒー風呂、砂風呂、風呂、泡風呂、皿風呂、鍋風呂、カキ氷風呂、イチゴパックを使った炭酸水プールもある。人の家にお邪魔したときに飲むように出されたお茶に浸かることもある(第4作4話など)。入る理由は、きわめて清潔好き・を隠すためなど、いくつか語っている。

まぶた(「黒目部を覆う蓋」のようなもの)がある。水木しげるは「泣いたり寝たりするのだからまぶたがあって当然」とし、原作でも眠る際はまぶたを閉じている。

は非常に小さいが、唇を突き出したような形で眼球の前下方にあり、出したり引っ込めたりできる[6]。ただし、原作やアニメでは曖昧(『目目連』の原作およびアニメ第2、3作では、黒目の中央から息を吹きかけるシーンがある)にされている。アニメ第4作までは食事シーンが滅多にない(声優の田の中は「食べたところを見たことがない、一度たくさん食べてるところを見たい」と語っており、第5作で叶っている)。好物はサクランボ、梅。朝食には朝露を飲む[7]。アニメ5作では「魚の目玉のスープ」が好きで、飲むシーンも描かれた(黒眼の下あたりが口のような描写。その後も食事シーンは頻繁に見られ、頬=黒目の両斜め下や腹を膨らます演出がなされる)。また同5作目ではくしゃみをして鼻水(または)を噴き出すシーンもあるので気管支も持っていると考えられる。歯は無い。

基本的に裸だが、浴衣白衣などを着ることもある。また、イギリスの小鬼(アニメ第5作では白山坊)から貰ったシルクハットや、サンタクロースから貰ったこの世にただ一つしかない靴など衣類も所有している[8]。なお、アニメ第5作の第4エンディング「夏の魔物」の映像では、芸術家スタイル(カラフルな上着を着てアフロヘアーのかつらと赤ベレー帽を被り、絵筆を担いだ姿)で登場した。

目玉親父を用いた商品もあり、新選組メイドクリオネなどに扮した日本各地のご当地商品としてキーホルダーストラップなどに採用されたり、「目玉おやじPCカメラ」(株式会社ゲート)が発売されている。ニコンの銀塩コンパクトカメラ「ニコンミニ」ことAF600のイメージキャラクターとして起用されたこともある。また他のキャラクターと共に缶ジュースにもなった(「目玉のおやじ汁」や「ねずみ男汁」株式会社エイコム。この場合の「汁」はドリンクと読む)[9]。また、コンタクトレンズのイメージキャラクター(セイコーコンタクトレンズ株式会社)に起用されたり、目薬の商品名(「目玉おやじ」の目薬:寺島薬局)ともなった。

また、1994年4月21日に放送された「TMNのオールナイトニッポン・終了スペシャル」(ニッポン放送)では、木根尚登への質問役として出演した。

アニメ版のエンドロール表記が、第1作、第2作では「父親」、第3作では「目玉」、第4作以降は「目玉おやじ」となっており(第4作劇場版『妖怪特急! まぼろしの汽車』では「目玉のおやじ」と表記)、鬼太郎からの呼称は原作では「おとうさん」(貸本初期では「おとっつあん」)、映像作品や(水木以外による)派生漫画では「父さん」。仲間妖怪からは「目玉」「おやじ」、若い妖怪からは「おやじさん」(猫娘からも同様だが、彼女は将来の義父の意味合いで「お父さん」「お父様」と呼ぶことがある)、人間の子供からは「目玉のおやじさん」と呼ばれる。また、『地上絵の秘密』では「世界の目玉」なる異名で海外の知り合いから呼ばれ、『大ボラ鬼太郎』で「解決黒頭巾」と名乗って開業したねずみ男に協力する際は「黒頭巾の顧問・不思議博士」と名乗った。

妖術・技[編集]

生前は妻共々病に蝕まれて衰弱していたが、肉体を失ったものの死後に目玉だけで蘇るなど幽霊族特有の強い生命力・霊力を持っている事が伺える。時には鬼太郎が不覚を取るほどの強敵を倒すことも。アニメシリーズ第5作では通称「七つの最強伝説」を持っており、第90話「新年大暴走!!鬼太郎火車」では、鬼太郎ですら一方的に倒されてしまう強豪の火車を、鬼太郎自身が「世にも恐ろしい方法」と青ざめ震え上がるほどの手段で倒して更生させた事もあるという(火車はこの件で目玉おやじにだけは頭が上がらない)。

体内戦術[編集]

その体の小ささを活用し、敵に呑み込まれたり自ら体内に侵入したりして内部から攻撃する。

脳操縦
敵の脳に侵入して操る。貸本『顔の中の敵』でねずみ男に初使用。『地上絵の秘密』では大悪魔ルキフェルをもこれで手玉に取った。
貸本時代は侵入された者の頭部にやおできのような物が現れているが、雑誌連載開始以降はなくなった。
鬼太郎も『妖怪獣』の大なまずなど、巨大な敵に対して同様の技を使うことがある。

他にも、

  • 顔のあらゆる穴から顔を出して撹乱させる(『下宿屋』『夜叉』など)
  • 胃や心臓などに穴を開ける(『血戦小笠原』『水精』など)
  • 喉を塞いで窒息させる(『決闘コロセウム』など)
  • 他者の体内に寄生している敵を撃退する(アニメ第3期劇場版第1弾、第5期第60話など)
  • 全身に香辛料をまぶした上から砂糖で固めて菓子に化け、食べた敵にくしゃみをさせる(『ガマ妖怪』)

などのバリエーションがある。

肉体変形技[編集]

逆モチ殺し
『逆モチ殺し』(アニメ第2作第23話「逆餅殺し」)にて、火車に「モチ殺し」で餅につき込まれた際に使った反撃技。餅を尾を引いて飛ぶ多数の目玉に変化させ、敵を追いかけ包み込む。アニメ第2作によると1度使う毎に命が5年縮むという。
アニメ第4、5作では未使用(第4作では鬼太郎が餅に魂を移して火車を包む。第5作では鬼太郎が蒼い顔で「父さんはかつて“世にも恐ろしい方法”で火車を懲らしめた」と語るのみ)。
フロシキ目玉
『死神』(アニメ第2作第30話)にて、死神に宇宙旅行と称して大砲で打ち上げられた際に変化。普通の生物なら粉砕される所だが、目玉おやじはフロシキ状に膨張、鬼太郎の魂を奪った死神を包み捕らえた。
『妖怪千物語』第27話では自分の意志でフロシキ化、鬼太郎を追う天狗ポリスを足止めした。この形態は3分しか持たない。
隙間を抜ける
鍵穴(アニメ第2作第33話)や水道の蛇口(第5作第54話)のように目玉の大きさでも無理そうな狭い隙間を潜り抜けることも出来る。第3作第46話ではこれが災いして、密室殺人の容疑をかけられそうになった。

まぼろしの汽車[編集]

『まぼろしの汽車』(アニメ第2作第26話)にて使用。時を遡る汽車を召喚し、乗った者の状態を過去に戻す。吸血鬼ピーに吸血鬼にされた鬼太郎や村人達をこれで元に戻した。この術は親が子を思う強い心があってこそ可能。「逆モチ殺し」よりさらに消耗が激しく、1ヶ月は起き上がれないほどのダメージを受ける上に[10]寿命が10年縮む[11]。使用後に目玉は倒れ、次回まで入院する破目になった[12]。アニメ第3、4作ではこの汽車は閻魔大王の管理下にあり、使用者が消耗する様子は見られない。

その他の術・武器[編集]

霊素
『目目連』(アニメ第2作第32話)にて、目目連の幽素で石化した鬼太郎に必死で吹き付けた。どのようなものか、詳しい説明はない。ここでは幽素と霊素が混じったため(アニメ第3作版では霊素の量が不十分だったため)、鬼太郎は幽霊になり、目目連を倒した後で別の処置を施し元に戻った。
妖力波放射
自らの妖気を電気またはオーラのような形状のエネルギーにして発射する。攻撃や防御の他、味方の補助にも応用は可能。目玉おやじの場合は両手から電流を発射し束ねて放射する(第4作77話「海和尚と船幽霊」)。この時は、夜行さん達と共に妖気で作られた海流を逆回転させる事に使われた。
縫い針のような針や釘で敵の急所などを突く(針を持ち歩いたりしているような描写は特に無いが、アニメ第2作6話ではゲゲゲハウスのはしごに出ていたを、第5作60話では鬼太郎の髪の毛針を借用している)。『妖怪大戦争』では敵の大将バックベアードをこの技で倒している。また、『奪衣婆』では又五郎鬼から借りた「金剛針」で奪衣婆の術具「万有自在玉」を破壊、無力化した。
魂の離脱
精神を集中することで魂を肉体から分離して行動する。『獏』にてに吸われた鬼太郎のを奪い返すために使った。
耳電話
耳の中にあり、遠く離れた仲間とも会話できる[13]。似た術として、『釜なり』『海坊主先生』などでは「霊波通信」を使っている。
3つの願い(?)
貸本『ないしょの話』ではねずみ男が「目玉には3つの願いを叶える力がある」と語り、それを聞いた山田一郎の両親は一郎が保護した目玉に願いをかけた。目玉を迎えに来た鬼太郎はこの能力を否定しているが、結果として願いは3つとも叶ったため、山田夫妻は信じ続けている。
指鉄砲
アニメ第6作第14話で、夢の世界でまくら返しの術と鬼太郎を守りたいという強い想いによって、一時的に生前の姿になった時に使用。鬼太郎が右手を左手で支える構えで撃つのに対して、右手のみで構え、光線のような形状で放たれる。同作第12話終盤で鬼太郎が犬山まなの助力を得て放ったものとほぼ同等の描写であるが、第12話で鬼太郎が放ったものは相手を完全に倒す為のものであり、一方目玉が放ったものは相手が今後悪さが出来ない様に防御貫通及び持っている道具の破壊程度(≒セーブした状態)で留めており(受けた相手自身はその後も成仏せず残っている)、それぞれ用途が異なる。

アニメにおける変遷[編集]

第1作・第2作[編集]

1期では現代っ子の気質を見せる鬼太郎を嘆いたり、2期では火車のような強力な妖怪を相手にすると知って「行くな」と言ったり、半魚人の罠でかまぼこになった鬼太郎のために借金までするなど、様々な面における親心が強い。幽霊族の生き残りということで、鬼太郎のことを「妖怪の中でも名門の生まれ」と鼻高々に語ることも。第1期では、瞳を開けたまま失神したり、頭(眼球)全体から涙を流すなど、第2期以降と表現が異なる描写も見られる。ねずみ男をうっとおしく思っていることが多く、顔を見ただけで文句を言うことも。第2期ではレンジャー部隊に憧れていた。

第3作[編集]

黒目の中に幻(天童ユメコの祖母の代から現代までの歴史)を見せる(『鏡じじい』)、黒目から光線を出し、削り取られた名前を再現して見せる(『おばけナイター』)など、アニメオリジナルの技を度々披露した。鬼太郎をべた褒めする親バカな面や過保護な面が少なくなり、自惚れる鬼太郎を戒めることもあった。煙草を吸うシーンもある。

鬼太郎とユメコの交際を応援する傾向にあり、41話でデートの準備をしている所をからかったり、49話で邪魔なねずみ男を食べ物で釣って二人きりにしたりしている。これは、このシリーズの鬼太郎は母である岩子が人間という設定が地獄編で明らかにされたことによるもので、他のシリーズでの目玉おやじは鬼太郎と人間の女の子との恋愛は(人間の寿命は長くても約100年であり、人間を愛しても妖怪の鬼太郎だけが残され孤独な思いはさせたくないと)反対する傾向にある。

地獄編6話の回想場面で、アニメでは初めて目玉だけになる前(闘病中)の姿が登場(ただし原作のような包帯姿ではなく、蒲団の中から髪と目と手が覗くのみ)。行方不明になった妻を捜すために、動かない体を捨て目玉になり、妻の墓と彼女が遺した鬼太郎を見付けたとされた。

第4作[編集]

この時期から以前より親バカな面や過保護な面が見受けられるようになった。鬼太郎が食べられたりしてしまうと、愕然として涙を流すというパターンがよく見られる。一刻堂の言霊で変えられた姿は人形(目玉のオモチャと呼称)だった。人の家にお邪魔した際に飲むように出されたお茶につかるのが定番。シリーズ中最も鬼太郎との親子の絆が強い[要出典]

第5作[編集]

この期においてはマスコット的な役割を前面に出されている。そのことから、非常に俗っぽく「親父」らしい面が多く見られるようになった。

第4作以降の少々過保護な言動に加えて、肥満を気にして様々なトレーニングを試す(蓄音機をルームランナーとして使用するなど)、花火の爆音で気絶(7話。その直後鬼太郎を救うため、命懸けで地獄の炎を借りたことで克服した模様)、お笑い番組を少しズレたセンスで楽しみ駄洒落を連発する(11話)などである。流行に割と敏感で、ミーハーな所も時折見せる。

2話で猫娘を鬼太郎の嫁にと考えている発言をしているが、その直後に親子して彼女にかなり失礼なことを言っており、どこまで真剣か疑わしいが、結婚するのは自分ではなく鬼太郎だということを自覚しており、妖怪には人間とは比べ物にならないほど長い寿命があるのだから、無理強いするつもりはない。

5作の設定を取り入れた漫画「妖怪千物語」四巻では、猫娘の料理を高く評価しているが、その料理を貶してたたき落としたねずみ男にバケツの水をぶっかけたり彼が逃げ去った後でも化け猫顔で唸りながらコマの枠線に噛みついたりしている猫娘を見て、目玉おやじは鬼太郎の髪の中に避難し「将来は鬼嫁」と言っており、鬼太郎も苦笑しながら同意している。

終了翌年に田の中が死去したため、彼が演じる目玉おやじはこれが最後となった。

第6作[編集]

デザインと設定などはこれまでのシリーズと変わりはないが、田の中の後任として、かつて初代鬼太郎を演じた野沢雅子が担当することになった[14]

何かと鬼太郎の身を案じ、息子の不死性を信じながらも、時におろおろとして涙を流すなどの愛情深さは変わっていない。ドライで閉鎖的な性格の鬼太郎とは対照的に好奇心旺盛で、スマートフォンに興味を示すなど人間世界に興味を持っている。一方、窮地を救ってくれた犬山まなに対し、そっけない対応をする鬼太郎を叱りつけてきちんと礼を言わせる(2話)など、躾に厳しい父親でもある。19話では見上げ入道たちに騙された子供たちに長々と説教を始め、猫娘が切り上げさせた。

第14話では、まくら返しの「夢繰りの鈴」で大人たちを夢の世界に閉じ込めていた幽霊の少女(夢繰りの鈴の少女)の猛攻から鬼太郎を助けるべく、まくら返しの協力で生前の本来の姿に変身して鬼太郎を救出した。本体の姿は砂かけ婆曰く元々「男前」とのことで、実際に当時の姿は等身の高い銀髪の美男子であった。作中でこの姿を実際に目撃確認できたのは、対峙した「夢繰りの鈴の少女」と「僅かながら意識が遠のく鬼太郎」の2者[15]のみで、生まれた時に既に目玉だけだった父の本当の姿を見たことが無い鬼太郎は、一度会って見てみたいと同話の冒頭で述べていた[16]

なお、「溶ける病」罹患前の姿が描写されたのは、原作を含めた全シリーズを通して初めてとなる。

墓場[編集]

ミイラ男(声: 郷里大輔)の状態から登場。鬼太郎ともども原作初期のややアナーキーな性格を反映しているため、目玉になってからも、いわゆる年齢の高さを感じる言動が少ない。例として、目玉が血走ったり、鬼太郎に物凄い剣幕で怒ったり、ねずみ男に口汚く啖呵を切ったりする[17]。恋にうつつを抜かして大切なちゃんちゃんこを偽物にすり替えられるという、幽霊族としての自覚に欠ける鬼太郎の不甲斐なさを嘆いて自殺未遂を起こしたことがある(ただし、息子の目の前でヤカンのふたを開けて中へ飛び込むという方法だったため、驚いた鬼太郎により即座に救出された)。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 1話のみの代役。クレジットは「田の中勇」と表記されており、大竹の名前はゲストに表記されている。
  2. ^ ゲゲゲかわら版”. 『ゲゲゲの鬼太郎』のスタッフによる公式ブログ. 東映アニメーション. 2013年8月31日閲覧。
  3. ^ 『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』ジバニャン役に黒田崇矢さん、ねずみ男役に大塚明夫さん決定! 待望の本予告映像が解禁- アニメイトタイムズ(株式会社アニメイトラボ)” (2017年10月27日). 2017年10月27日閲覧。
  4. ^ 新作「ゲゲゲの鬼太郎」“二代目”目玉おやじ役に野沢雅子 アニメ化50周年記念,デイリースポーツ,2018年1月19日
  5. ^ 水木しげる『鬼太郎国盗り物語(1)』 角川書店角川文庫〉 2007年、119頁。ISBN 4-041-92920-2
  6. ^ 小学館『鬼太郎大百科』で水木しげるが描き下ろした体内図解イラストや鬼太郎茶屋にあるキャラクター紹介パネルより。
  7. ^ 水木しげる 『水木しげる 鬼太郎大百科』 小学館、2004年、58頁。ISBN 4-092-20322-5
  8. ^ 『水木しげる 鬼太郎大百科』 36頁。
  9. ^ ライブドアニュース、2005年5月27日0時4分「ファンキー通信」”. 2016年10月26日閲覧。
  10. ^ 水木しげる 『電子書籍番 鬼太郎大全集 14』 水木プロダクション、94頁。
  11. ^ 『電子書籍番 鬼太郎大全集 14』 247頁。
  12. ^ 原作初出時で次回に当たる『赤舌』終盤で現れ「わしが妖怪病院に行っている間に…」との台詞から、この時まで入院していた模様。
  13. ^ 『水木しげる 鬼太郎大百科』 39頁。
  14. ^ 野沢はこれについて「鬼太郎が長年経ってお父さんになった、家族ができた、といううれしい気持ち」と語っている(番組公式ページ「スペシャル」内イベントレポートより)。
  15. ^ 避難しつつ協力したまくら返しは自分の身を守ることに精一杯の状態であったため、その姿を確認したかは定かになっていない。
  16. ^ 鬼太郎の仲間妖怪は砂かけ婆をはじめ目玉おやじとは何百年もの旧知の仲なので当時の姿をほとんどの者が知っているが、本作では鬼太郎と同世代のねこ娘のみ単に見たことが無いだけでなく、目玉おやじに元々の体が存在していた事すら14話で聞かされるまで知らなかった。
  17. ^ それでも現代の放送倫理を考慮し、原作よりかなり抑えた表現になっている。貸本版「あいつは二回も脳まくえんやってんだから」→マガジン版「あいつぁ頭がおかしいんだ」→墓場アニメ版「あいつぁおつむがモケケのケだ」等。

外部リンク[編集]