グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突

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グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突
Great Collision[1]
監督 明比正行
脚本 藤川桂介
原作 永井豪石川賢とダイナミックプロ[2]
製作 今田智憲
有賀健、横山賢二(企画)
ナレーター 柴田秀勝(予告編)
出演者 野田圭一神谷明
音楽 渡辺宙明菊池俊輔
主題歌 「おれはグレートマジンガー」(水木一郎コロムビアゆりかご会
撮影 菅谷信行
編集 鳥羽亮一
製作会社 東映フジテレビ
配給 東映
公開 日本の旗1975年7月26日
上映時間 24分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 グレートマジンガー対ゲッターロボ
次作 UFOロボ グレンダイザー(映画)
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グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』(グレートマジンガーたいゲッターロボジー くうちゅうだいげきとつ)は、1975年東映まんがまつりで上映された日本のアニメーション映画作品。

概要[編集]

永井豪原作の『グレートマジンガー』と『ゲッターロボG』のクロスオーバー作品。本作では『ゲッターロボ』『ゲッターロボG』のテレビ版と異なるムサシの最期とゲッターロボの交替劇が描かれている(ゲッタードラゴンのみ登場し、ゲッターライガーとゲッターポセイドンは登場していない)。またグレートマジンガー側では、テレビ版に先駆けてグレートブースターが登場している。

グレート側の支援ロボットで登場するのはビューナスAのみで、『マジンガーZ対暗黒大将軍』以来[3]登場していたボスボロット(およびボスたち三人組)が初めて登場せず、またTV本編で既に登場していたロボットジュニアも登場しない[4]

なお英文タイトルは『Great Collision[1]で、直訳すると「大激突」となり、また「Great」はグレートマジンガーも意味しているので、珍しくゲッター側がタイトルに入っていない。

ゲストキャラクター[編集]

光波獣ピクドロン
謎の侵略者が満を持して最後に地球へ送り込んだ怪獣型ロボット。全身に光の膜を纏っており、敵のビーム攻撃を吸収して巨大化するという特異な性質を持つ。武器は口から放たれる光の矢と腕を伸ばしての電撃で、光の矢は体内に入ると爆発する仕掛けであり、グレートの装甲である「超合金ニューZ」も容易く破壊してしまう。グレートタイフーンで全身に纏っていた光が剥がれ落ちると、その下には機械獣や戦闘獣の様な怪獣型ロボットの正体を露にする。光の膜が剥がされ最大の武器である光の矢を失ってからは角からの電撃だけとなってしまう。その角もグレートブーメランで切断されて丸腰となったところへドラゴンのダブルトマホークで首を落とされ、すかさず新兵器グレートブースターを撃ち込まれて爆死した。
空魔獣グランゲン
謎の侵略者が最初に地球に送り込んだ宇宙怪獣。武器は両目から放つ怪光線と両肩に装備したブーメラン。いきなり空中でゲッター1に抱きついて地上へ墜落させようと狙うが、寸前でオープンゲットされ振りほどかれる(この際、左腕と右脚を千切り飛ばされているが、ベアー号と激突する時には再生している)。ゲットマシン各個に襲い掛かる中で光線に目が眩んだムサシのベアー号と激突して共倒れとなり爆死した。
結合獣ボング
謎の侵略者が2番目に地球に送り込んだ怪ロボット。戦闘機や戦車などを体に取り込んでいる。武器は両目から放つ怪光線と胸部の砲塔から放つ砲撃、両脚を分離して放つミサイル。バラバラにされても、各パーツが無事なら瞬時に元通りになる。ブースターの完成を待つグレートに代って出撃してきたビューナスAを圧倒するが、ジュンの危機に急ぎ駆けつけたグレートのサンダーブレークを食らい爆死した。だがこの直後、ピクドロンの放った光の矢によってグレートの右腕が破壊、全てはピクドロンのグレートおびき寄せの囮だった。
謎の侵略者
地球に3体の怪獣を送り込んだ異星人。円盤から指令を送り操っていることを鉄也に看破され、ドラゴンのゲッタービームを浴びて動けなくなったところへ新兵器グレートブースターを撃ち込まれて円盤もろとも爆死した。
劇中では特に関係性は語られていないが、前作『グレートマジンガー対ゲッターロボ』でギルギルガンを送り込んだ円盤の侵略者と同一の存在であることが当時の児童雑誌に語られている。
尚、漫画『ダイナミックヒーローズ』では、『UFOロボ グレンダイザー』の設定にありながら劇中には登場しなかったベガ星人の宿敵、「ダムドム星人」であるとの解釈が披露されている。

キャスト[編集]

  • 予告編
    • ナレーター:柴田秀勝

スタッフ[編集]

  • 製作:今田智憲
  • 企画:有賀健、横山賢二
  • 原作:永井豪石川賢とダイナミックプロ[2]
  • 脚本:藤川桂介
  • 音楽:渡辺宙明菊池俊輔
  • 原画:友永秀和、葛岡博、森利夫
  • 動画:長崎重信、後藤紀子、山内昇寿郎、束田久美子
  • 背景:阿部泰三郎、佐藤正行、沼井信朗、鳥本武
  • トレース:前田峰子
  • 仕上進行:高橋達雄
  • 仕上検査:前田剛弘
  • 特殊効果:岡田良明
  • 撮影:菅谷信行
  • 編集:鳥羽亮一
  • 録音:池上信照 (タバック)
  • 記録:的場節代
  • 効果:石田サウンドプロ
  • 選曲:宮下滋
  • 演出助手:松浦錠平
  • 製作進行:吉岡修
  • 現像:東映化学
  • 美術監督:福本智雄
  • 作画監督:小松原一男
  • 演出:明比正行

主題歌・挿入歌[編集]

主題歌「おれはグレートマジンガー」

  • 作詞 - 小池一雄 / 作編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎コロムビアゆりかご会
  • シリーズ前作『グレートマジンガー対ゲッターロボ』ではバックコーラス(コロムビアゆりかご会)の無いバージョンを使用したが、本作ではTV版オープニングと同じバックコーラス入りバージョンを使用している。
  • 挿入歌としてもバックコーラス入りバージョンが、グレート出撃シーンに使用されている。

挿入歌「ゲッターロボ!」

  • 作詞 - 永井豪 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお
  • TVシリーズ『ゲッターロボ』『ゲッターロボG』オープニング主題歌。
  • 物語冒頭、謎の円盤迎撃のためゲッター1にチェンジするシーンに使用された。

挿入歌「われらのゲッターロボ」

  • 作詞 - 和泉高志 / 作編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ささきいさお
  • 新ゲットマシン初出動からゲッタードラゴンへの初合体シーンに使用。
  • TVアニメ『ゲッターロボG』のエンディングテーマ「不滅のマシン ゲッターロボ」とともに、「テレビまんがアクションシリーズ」EPレコードのA面に、SE・セリフ無しの素の状態で収録された挿入歌[5]。ほかに本作の劇場公開に合わせて『2大マシンダーの激突!!グレートマジンガーVSゲッターロボG』のタイトルで発売された混成盤(30cmLP)[6]にも収録されている。[7]

挿入歌「勇者はマジンガー」

  • 作詞 - 小池一雄 / 作曲・編曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 水木一郎、コロムビアゆりかご会
  • グレートブースターによる円盤撃破シーンに使用。

同時上映[編集]

作品名 原作 (声の)出演 備考
ちびっ子レミと名犬カピより 家なき子 エクトール・アンリ・マロ 朝井ゆかりフランキー堺市原悦子 [8]
宇宙円盤大戦争 永井豪 ささきいさお小原乃梨子内海賢二松島みのり久松保夫 劇場用新作
野生のエルザ ジョイ・アダムソン ヴァージニア・マッケンブビル・トラバース [9]
秘密戦隊ゴレンジャー 石ノ森章太郎 誠直也宮内洋畠山麦小牧りさ伊藤幸雄
がんばれ!!ロボコン ゆかいな仲間 山本圭子、野田圭一、島田歌穂大野しげひさ加藤みどり
仮面ライダーストロンガー 荒木茂岡田京子小林昭二

映像ソフト[編集]

コミカライズ[編集]

石川賢による執筆で講談社テレビマガジン1975年8月号増刊「人気まんが7大ヒーロー大行進ジャンボ号」に「グレート・マジンガー対ゲッターロボG 空中大激突!」[12]のタイトルで掲載、当時は秋田書店刊サンデーコミックス『ゲッターロボG』第2巻[13]に「グレートマジンガー対ゲッターロボ」のタイトル(中黒なし」)で収録された。後に大都社刊St COMICS『ゲッターロボ大決戦』[14]に「グレート対ゲッターG・空中大撃突(“撃”の誤字は原文ママ[15])」のタイトルで復刻・再録されている。

脚注[編集]

  1. ^ a b 「東映動画 長編アニメ大全集 下巻」(徳間書店)244頁 1978年
  2. ^ a b オープニング・クレジットに基づく。
  3. ^ 厳密にはその前の『マジンガーZ対ドクターヘル』(TVブローアップ版)以来。
  4. ^ この後『決戦! 大海獣』でビューナスとボロットが再登場するが、シローは本作を以て映画から退くため、ジュニアは登場せずじまいに終わった。
  5. ^ B面は前作の主題歌・副主題歌である『ゲッターロボ!』『合体ゲッターロボ』のSE入り版。TVアニメ『ゲッターロボG』は通常の主題歌レコードのスタイルでのシングルは発売されていない。
  6. ^ 収録曲は以下の通り。A面-1.「おれはグレートマジンガー」2.「鉄也のテーマ」3.「ボロット音頭」4.「悪の勇者たち」5.「ぼくらの星 剣鉄也」6.「勇者はマジンガー」B面-1.「ゲッターロボ!」2.「ミチルのテーマ」3.「ぼくらのゲッターロボ」4.「われらのゲッターロボ」5.「不滅のマシンゲッターロボ」
  7. ^ 『ゲッターロボG DVD-BOX』 東映ビデオ株式会社 DSTD02235 2003年11月21日 ブックレットP39
  8. ^ 1970年3月17日に公開された『ちびっ子レミと名犬カピ』の改題短縮リバイバル版。
  9. ^ 1966年公開のイギリス映画のダイジェスト。
  10. ^ 「DVD & VIDEO Selection」『宇宙船』Vol.100(2002年5月号)、朝日ソノラマ、2002年5月1日、 102頁、 雑誌コード:01843-05。
  11. ^ <東映まんがまつり>公開の「マジンガーZ」関連劇場版を収めた単巻Blu-ray2タイトルが同日発売
  12. ^ 漫画のタイトルには、映画と違って中黒(・)と(!)が付く。
  13. ^ 原作・永井豪/石川賢、絵・石川賢、秋田書店刊サンデーコミックス『ゲッターロボG』第2巻、ISBNコードなし、1976年2月15日発行。
  14. ^ 永井豪/石川賢/桜多吾作・著、大都社刊St COMICS『ゲッターロボ大決戦』ISBN4-88653-102-4、1998年2月5日発行。
  15. ^ 扉頁における解説文内における原作映画のタイトルも“大撃突”と表記されているので、意図的な当て字ではなく誤りだと思われる。

関連項目[編集]