Vジャンプ

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Vジャンプ
VJUMP
ジャンル 少年漫画雑誌
読者対象 少年
20代男性
刊行頻度 月刊(21日発売)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 集英社
編集部名 Vジャンプ編集部
刊行期間 1993年7月号(創刊号) -
発行部数 250,000部(2015年4月1日 - 6月30日日本雑誌協会調べ)
レーベル VジャンプCOMICS(旧:Vジャンプブックス コミックスシリーズ)
ウェブサイト Vジャンプ WEB (集英社) (日本語)

Vジャンプ』(ブイジャンプ)は、集英社が発行している日本月刊雑誌1992年11月22日号より発行された当初は『週刊少年ジャンプ』の増刊としての位置づけだったが、1993年7月号より独立した月刊誌として創刊された。略称は『VJ』。本誌の他、「Vジャンプブックス」と称したゲーム攻略本も発行されている。単行本レーベルは「VジャンプCOMICS」(刊行開始は2000年)。毎月21日発売。

概要[編集]

本誌では、主にコンピュータゲーム、特にドラゴンクエストシリーズファイナルファンタジーシリーズ、また『週刊少年ジャンプ』連載漫画関連のゲームの新着記事、攻略記事が中心となっている。特に『ドラゴンクエスト』、『ファイナルファンタジー』の両シリーズ作品については、他ゲーム雑誌よりも早く情報を掲載している。

1990年当初、小学館の『月刊コロコロコミック』、講談社の『コミックボンボン』と同傾向の少年向けコミック&ホビー誌として『ブイジャンプ』が週刊少年ジャンプ増刊として刊行された。第1号のキャッチは「ジャンプの弟雑誌ワイドに誕生!!」。鳥山明の『貯金戦士キャッシュマン』などが掲載されていた。この形態で不定期に3号発行されたが、目標部数に届かなかったことから、1992年に判型を変更しタイトルを『Vジャンプ』に改題、内容を準ゲーム誌的なコンセプトで仕切り直すことで成功し、1993年より月刊誌として定期刊行物となる。このため、雑誌コード上は『ブイジャンプ』と『Vジャンプ』は別の媒体である。本誌の「V(ブイ)」は「勝利のV」からつけられたが、改めて創刊された際に鳥嶋和彦によって「ヴァーチャル」の意味が付け加えられた[1]

ゲーム中心のコンセプトとなってからも漫画が連載されており、『週刊少年ジャンプ』からの独立以前より桂正和の『SHADOW LADY』が連載。創刊から数年間は鳥山明の漫画『Dr.スランプ』の後日談『ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP』がオールカラー作品として連載されていた。この辺りは創刊編集長である鳥嶋和彦の人脈をフルに活用したものである。

創刊当時はテレビ・ラジオのメディアを積極的に利用し、創刊号はオリジナルCMを作って放送するほど。定期的にイベントを開き、ゲームの新作発表やオリジナルアニメの上映、その後応募者全員サービスとしてイベントの内容を収録したビデオを制作していた。また、アニメ化を前提としたタイアップ作品も多く、『空想科学世界ガリバーボーイ』や『覇王大系リューナイト』などがある。

当時の目玉企画として、鳥山明によるキャラクターデザイン、堀井雄二坂口博信広井王子の3名が制作したものの全く売れず、ゲーム会社が倒産してしまったため情報が無いという設定の『ドラゴンファンタジー』という架空のファミコンゲームがあった。本企画はラジオ『Vジャンプ海賊ステーション』の初回放送で堀井・坂口・広井の3名が出演してその経緯について話したり、番組のイベントで映像を上映するなどかなり手の込んだものだった。後に『風雲ドラゴンファンタジー』として『ドラゴンクエスト』・『ファイナルファンタジー』・『天外魔境 風雲カブキ伝』のゲームキャラクターが登場するオリジナルゲームをゲームボーイで作ろうとしたが、担当者が失踪という理由で企画そのものが消滅している。

現在ではほぼ毎号に『遊☆戯☆王』、『BLEACH』、『ジョジョの奇妙な冒険』、『ドラゴンボール』、『NARUTO -ナルト-』など集英社関連作品、もしくは『ドラゴンクエスト』など集英社専属漫画家が参加しているトレーディングカードゲームのカードが付録として同梱されるか、限定パックなどの応募者全員プレゼントの企画が掲載されている。特に『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム』のカードが付録もしくは応募者全員サービスとして同梱されている号は売れ行きが顕著に伸びる。また、定期購読者への特典も同タイトルのカードである。

また、『遊☆戯☆王』が『Vジャンプ』で連載されるようになってからは同作品に力を入れており、3か月に1回のペースで表紙を飾っている。かつては、上述の『ちょっとだけかえってきたDr.スランプ』や『ドラゴンクエスト』、『ドラゴンボール』のゲーム化による鳥山明のキャラクターが表紙を飾ることが多かった。

『遊☆戯☆王』の特集を担当する編集者、通称カリスマデュエリストは、『遊☆戯☆王 タッグフォースシリーズ』にゲスト出演している。

2015年以降、ライダースナックの様に転売屋が『遊☆戯☆王』のカード目当てに大量に購入されてしまい、即日に完売されてしまうケースが問題視されている。

連載作品[編集]

以下、2017年2月21日(2017年4月号)現在連載中の作品。

作品名 作者(作画) 原作など 開始号 備考
いぬまゆけていこう犬マユゲでいこう いしつか つう ゆうこ石塚祐子→石塚2祐子 1994年8月号
ひくとりいうちたのしやちようへのみちビクトリー・ウチダの社長への道!! かさい ゆうし葛西雄治 2012年12月号
とらこんくえすとそうてんのそうらドラゴンクエスト 蒼天のソウラ なかしま ゆうき中島諭宇樹(漫画) ほりい ゆうし堀井雄二(監修)
すくえあえにつくすスクウェア・エニックス(協力)
2013年2月号
とらこんほおるすうはあドラゴンボール超 とよたろうとよたろう(漫画) 鳥山明(原作) 2015年8月号
ゆうきおうああくふあいふ遊☆戯☆王ARC-V みよし なおひと三好直人(漫画) たかはし かすき すたしお たいす高橋和希/スタジオ・ダイス(原案・監修)
よした しん吉田伸(ストーリー)
2015年8月号
すらいむどおんスライムドーン!! かねこ おさむかねこ統(漫画) 2016年2月号
きやくてんさいはんそのしんしついきあり逆転裁判 〜その「真実」、異議あり!〜 かげやまなおゆき影山なおゆき(漫画) カプコン(原作) 2016年5月号
てしもんゆにはあすあふりもんすたあすデジモンユニバース アプリモンスターズ あかみね なおき赤嶺直樹(漫画) 本郷あきよし(原案) 2016年11月号

Web連載作品[編集]

以下、2014年1月21日現在連載中の作品。

作品名 作者(作画) 原作など 開始 備考
てしもんわあるとりてしたいすえんこおとデジモンワールド リ:デジタイズ エンコード ふしの こうへい藤野耕平(漫画) ほんこう あきよし本郷あきよし(原案)
はんたいなむこけえむすバンダイナムコゲームス(監修)
2014年3月 現在休載中
しんめかみたいせんふおおてもにつくしいん真・女神転生IV DEMONIC GENE ふくた いくみフクダイクミ(漫画) かねこ かすま あとらす金子一馬ATLUS(シナリオ原案・シリーズ悪魔デザイン)
やまい かすゆき あとらす山井一千(ATLUS)(監修)
2013年6月 連載終了
しんめかみたいせんふおおふれいやあす真・女神転生IV -Prayers- みうら まさたか三浦征隆(漫画) かねこ かすま あとらす金子一馬(ATLUS)(シナリオ原案・シリーズ悪魔デザイン)
やまい かすゆき あとらす山井一千(ATLUS)(監修)
2014年3月 連載終了

過去の連載作品[編集]

ブイジャンプ[編集]

Vジャンプ[編集]

読者コーナー[編集]

  • ドラゴンクエスト関連
    • DQ MASTERS(ドラクエマスターズ)創刊号 - 1994年1月号
    • DQ KIDS!!(ドラクエキッズ)1994年3月号 - 2000年8月号
    • DQ RUSH!!(ドラクエラッシュ)2000年9月号 - 2003年11月号
    • DQ JACK!!(ドラクエジャック)2003年12月号 -
  • ファイナルファンタジー関連
    • チョコボのFF研究室 創刊号 - 1994年?月号
    • FF闘技場(エフエフコロシアム)1994年8月号 - 2004年5月号
    • FF:(エフエフコロン)2004年6月号 - 2005年7月号
    • F.F.F(ファイナルファンタジーファンクラブ)2005年8月号 -
  • オリジナル読者コーナー
    • カイケツ長屋 ハガキ屋善兵衛
    • ハガキ屋善兵衛グロ〜バル
    • バッカチュ〜ン
    • X(ブイブイ)メ〜ン
    • V写ン!!(ブイシャン!!)
    • おたよりっ!V写ンZ!!(ブイシャンゼット!!)

その他のコーナー[編集]

  • DB部(ドラゴンボール部)
  • 遊☆戯☆王☆国
    • 遊☆戯☆王V
  • 月刊超人プロレス
  • 我輩はゲームである。

単行本[編集]

Vジャンプブックス[編集]

本誌で特集されたゲームの攻略記事がまとめられ、出版される。発売は他のゲーム攻略本より早いが、その分ネタバレなどもしないよう考慮されており、そのほとんどがゲーム中盤までの攻略記事で、発売からしばらく経ってから後半や隠し要素などのゲーム全体に渡る完全な攻略本が出版される。

Vジャンプコミックス(旧:Vジャンプブックス コミックス)[編集]

設置当初は「Vジャンプブックス コミックス」という名称で[2]、『ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP』より使用され始めた。ジャンプ・コミックスの一種ともいえるが、Vジャンプコミックスの特徴は形状が新書判より一回り大きくソフトカバーである。発売日は21日。内容は主に『Vジャンプ』の連載作品の収録作品であるため、アニメコミックや『犬マユゲでいこう』のようにエッセイ漫画なども取り扱っている。

過去の小説[編集]

発行部数[編集]

発行部数(2008年平成20年)4月以降)社団法人日本雑誌協会
1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
2008年(平成20年) 386,667 部 346,667 部 373,334 部
2009年(平成21年) 353,334 部 430,000 部 360,000 部 410,000 部
2010年(平成22年) 380,000 部 426,667 部 350,000 部 366,667 部
2011年(平成23年) 330,000 部 290,000 部 296,667 部 323,334 部
2012年(平成24年) 286,667 部 293,334 部 306,667 部 293,334 部
2013年(平成25年) 280,000 部 346,667 部 250,000 部 243,334 部
2014年(平成26年) 243,334 部 270,000 部 253,334 部 223,334 部
2015年(平成27年) 213,334 部 250,000 部

メディア[編集]

アニメ[編集]

テレビアニメ[編集]

オリジナルビデオアニメ・劇場アニメ[編集]

イベント用アニメ[編集]

  • GO!GO!ACKMAN(1994年)
  • スライム冒険記(1995年 1998年 - 1999年)
  • 時空冒険ヌウマモンジャー(『クロノ・トリガー』を原作にしたオリジナルアニメ)(1996年)
  • 貯金戦士キャッシュマン(1997年)

ビデオ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ビクトリー・ウチダの社長への道!!Super!! 第8回|VジャンプWEB
  2. ^ 「Vジャンプブックスのコミック部門」という位置づけだった。

外部リンク[編集]