サイヤ人

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サイヤ人(サイヤじん)は、鳥山明漫画ドラゴンボール』、『ネコマジンZ』、『銀河パトロール ジャコ』および『ドラゴンボール』を原作とするアニメシリーズ、コンピュータゲームに登場する架空人種宇宙人

目次

特質[編集]

惑星ベジータ」(旧「惑星プラント」)に住んでいた宇宙最強クラスの戦闘種族。元々は「惑星サダラ」が母星だったが種族の内紛で崩壊し、放浪の末に惑星プラントを先住民族のツフル人から奪い取り新たな母星とした。フリーザ一味にはサイヤ人より強い戦士が数多く所属しているが、これは宇宙に住む様々な種族から戦闘に秀でた戦士を選りすぐった結果であり、サイヤ人のように種族全体の戦闘力が高い民族は少ない[注 1]。古来より多くの星を襲い財を成すという乱暴で非道な生活をしており、さらにそのサイヤ人をフリーザ一味が力により配下にしていた[1]。銀河パトロールでも子供の時以外は太刀打ちできず、人類だけを全滅させるウイルスをばら撒く「絶滅爆弾」も効かない[2]

彼らの文明や使用している戦闘ジャケットはフリーザ一味が開発したもの[3][注 2]で、軍に取り込まれる前のサイヤ人は異なる形状の戦闘服を着用していた。また、メディカルマシーンもフリーザ一味が開発したもの[3]。鳥山明がアニメオリジナルエピソードのために用意した設定では治療液はツフル人が開発したものであり、後にフリーザ軍に技術が渡ることになる。鳥山の説明ではスカウターを発明したのもツフル人で、これに目をつけたのが戦闘服や宇宙船も発明したフリーザ軍の優秀な技師ギチャムであり、改造を施して兵士たちの攻撃の運用に使い始めたという[4]。スカウターも戦闘服も宇宙船もコルド軍の支給品である[5]

純血のサイヤ人の名前は、全て野菜の名前から採られている。サイヤは野菜のアナグラムであり、鳥山いわく「戦闘民族なら肉だろというのを逆手に取ったもの」とのこと[6]。土地(星)の転売屋であるサイヤ人のモデルは「地上げ屋」であり、バブルの全盛期である連載当時に連日新聞をにぎわせていたために出たアイデアだとされる[7]

少数民族であり惑星ベジータ消滅前には全部で数千人あまりしかおらず、戦闘民族であるためにその数を大きく増やすことが難しいとされている[8]。2014年のインタビューで鳥山明は「サイヤ人はほとんどが下級戦士で、中級戦士はわずか10人ほど、上級戦士に至っては王族であるベジータとベジータ王のみ」と答えているが[9]、2017年のインタビューで鳥山明は「ラディッツは上級戦士」と答えている[5]。バーダックは下級戦士としては上位にいるが中級戦士にはなれていない。階級は持って生まれた潜在的な戦闘力で決められるが、その後に大きく戦闘力が上がれば昇級が可能[9]

性格と外見[編集]

サイヤ人は程度の差はあれど生まれた時から凶暴で残忍かつ冷酷な性格である。好戦的で本能的に戦闘そのものを好む。地球に送られた赤ん坊の孫悟空も当初は手が付けられないほどの暴れん坊だったが、頭を打って以降は激しい性情がおさまり、養父である孫悟飯や師匠となる亀仙人らの教育も受けて純粋で素直な少年へと成長した。ただし、凶暴な性質が消えた一方、好戦的な気質は残っており亀仙人いわく純粋な誇り高い武道家であるため、世の平和や正義より前に強者との戦闘を楽しみたいという動機で戦い、一方で仲間や地球を思う優しさを持っており何度も地球の危機を救った。

冷血で単純な思考なので、通常、恋愛や結婚という概念はあまりなく、繁殖目的以外でバーダック夫妻のように絆で結ばれることは珍しい[9]。家族という概念はあまりないので、王族以外は血の繋がりにこだわりはない[9]。鳥山もバーダックの家族や兄弟について質問されて「(バーダック、ギネ、ラディッツ、カカロットの家族)4人が揃ったことはありません。バーダック自身にも兄弟はいるかと思いますが、おそらくバーダック自身もよく解っていませんし興味もないでしょう」と答えている[9]。実際、作中でも人造人間17号が(人造人間としての)生みの親に当たるドクター・ゲロを容赦なく殺害するのを目の当たりにして困惑するクリリンに対して、ベジータが「べつにおかしなことじゃない。気にいらないヤツはだれであろうと殺すだけだ。サイヤ人といっしょさ。おかしいのは貴様ら地球人の方だ」と発言する場面がある。

サイヤ人には女性もいるが[注 3]、ラディッツが地球に来たエイジ761の時点で男性数名しか生存しておらず、純血のサイヤ人は途絶える運命である。隔世遺伝が起こることで、一世紀もの時を経て純血サイヤ人に匹敵する戦闘力を持つ個体が生ずることもあるらしい。

ヒューマノイドタイプの体形に黒髪と黒目を持ち、風貌は地球人における黄色人種に似ているが、猿のような茶色く短い毛の生えた長い尾がある[注 4]満月を見ることで大猿に変化する。これは月に照り返された太陽光に含まれる1700万ゼノを超えるブルーツ波が目を通じ、尻尾に反応することで起こるもので、大猿化後は戦闘力が通常の10倍にアップする。たとえ尻尾が切れてしまっても、一定期間を置けば基本的には自然に再生する[注 5]。尾を強く握られると力が抜けてしまうという弱点があるが、鍛えることで克服することができる。再生可能であるため、弱点と成り得る尻尾はその気になれば自分で切断できる。ベジータの切れた尻尾はメディカルマシーンでは再生できなかった。自身の意思で動かすことができ、それで物を持ったり体を支えることができる他、悟空やラディッツのように叩いて攻撃に使うことも可能。ベルトのように腰に巻きつけた状態でいる者も多い。尻尾の生えてこなかった子供は高い資質を持っている[10]。尻尾の弱点については『ドラゴンボール大全集』において、サイヤ人同士の闘いになった場合、種としては、いかに怪我をせず優越を決めるかが重要であるがゆえの、多くの動物が本能として持っている儀式的闘争のためと考えられると解説されている[11]

純粋なサイヤ人は全て黒髪。ベジータは「純粋なサイヤ人は頭髪が生後から不気味に変化したりはしない」と証言している。悟空やベジータが短髪なのに対し、ラディッツのように腰より下まで伸びる長髪を持つ長髪タイプのものもいる。[注 6]。悟空はムラサキ曹長や桃白白の刀によって髪が一部切れたことがあるが、その後元に戻っている。サイヤ人の髪事情も地球人と同じく禿げることがあり、髪型が変わらないというわけではなく髪質が少し違うだけである[1]。また、男は髭も生え、ナッパやベジータ王やパラガスやパンブーキンのように髭を蓄えている者もいる。『ドラゴンボール超』でも新たに作られた精神と時の部屋で、約3年の修業を終えて出てきた直後の悟空とベジータは髭が大量に伸びきっていた[12]。また『ドラゴンボールGT』でもベジータが髭を生やしていた。

鳥山明が考えていた原作では描かれていない裏設定では、サイヤ人は顔の種類が少ないというものがあり、それを聞いたアニメスタッフにより悟空と同じ顔のバーダックやターレスが作られ[13]、劇場版『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』では階級ごとに別々の育てられ方をするため、同じ階級の者は同じ顔になるという設定が登場している[14]

ドラゴンボール超』に登場するパラレルワールド的な関係にある第6宇宙のサイヤ人の性格は、戦闘民族だが礼儀正しく穏やかで、第7宇宙のサイヤ人とは性格が全く異なり、雇われて悪人を倒すことを仕事としている。そのことから第6宇宙の界王神からは「正義のヒーロー」と呼ばれている。拠点は惑星サダラ。『Vジャンプ』連載の漫画版では、尻尾が無いことを聞かれたキャベが「昔はあったようですが今のは私たちに尻尾はありません」と説明している[15]

身体の特質と能力[編集]

サイヤ人は地球のおよそ10倍近い重力を持つ惑星ベジータで生まれ育ち、屈強な体を持つ。また、非常に大食漢で地球人の数十倍もの量を食べる。アニメオリジナルキャラクターであるベジータの弟ターブルは非戦闘体質であり、ジャンプスーパーアニメツアー08『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』において、ターブルの妻であるグレが悟空やベジータ、孫悟飯の食べっぷりを見て非常に驚いていた。

身体の回復力が高く、地球人より遥かに短い時間で負傷や病床から復帰できる[注 7]。修行などによる戦闘力上昇のほか、瀕死状態から回復することにより戦闘力が大幅に上昇する[注 8]。そのため悟空やアニメにおける戦闘力10,000近くのバーダックのように、まれに下級戦士でも激しい戦闘や修行を繰り返すとエリート戦士の戦闘力を超える場合がある。この「戦えば戦うほど強さを増していく」という特性と優れた戦闘センスこそ前述の凶暴で好戦的な性格と併せてサイヤ人が戦闘民族たりえる所以であり、サイヤ人の平均戦闘レベルを上回っているはずのフリーザ一味の戦士の中にも、そのサイヤ人の特性を把握していて自分より戦闘力が下のサイヤ人を心の底で恐れている者がいるという描写が劇中で何度かあった[注 9]。漫画版『ドラゴンボール超』では、超サイヤ人ブルーのベジータが瀕死から回復してもパワーアップすることはなく、これについてトランクスは「極限まで鍛えられているため瀕死からの復活でのパワーアップはおそらくもうできない」と推測している[16]

寿命に関して鳥山は、戦闘民族であるために最も闘いに適した年齢に達すると老化が鈍り、長く強いパワーが保てるが、寿命は地球人と同程度であり、ある程度の年齢になると急速に衰えがくる[1]と答えたり、寿命そのものは地球人よりも長いが、戦闘民族であるサイヤ人の宿命ゆえ、寿命を迎える前に戦闘で命を落とす者がほとんどであり、平均寿命はそれほどでもないと答えたりしているが[9]、戦闘に向いた若い時代が長いことは共通している。また『ドラゴンボール超』の作中の会話で、80歳頃までは若者のままであることが判明した。原作でも悟空、ベジータは青年期と最終話までの間で外見がほとんど変わっておらず、サイヤ人たちの外見が変わらないその若さに、ブルマがひがむシーンが度々ある。『銀河パトロールジャコ』ではジャコが「子供時代が長く、青年になるまで幼児体形のままで相手を油断させる。その後、一気に戦闘に向いた体形に成長し、以後ほとんど老化しない」と説明している[2]。青年になるまで子供姿の期間が長いという特徴は、少年時代の孫悟空や『ドラゴンボール超』の頃の孫悟天やトランクスなどに、この特徴が顕著に表れている。

サイヤ人は生身の状態では宇宙空間で生存することができないとされている[注 10]。『ドラゴンボールZ 神と神』において、悟空が成層圏まで飛び出して戦ったことに対して鳥山明は「宇宙人なのでギリギリ息はできるのかな?」と語っている[17]。実際、ある程度の時間であればサイヤ人が宇宙空間で活動している例があり、子供の頃の悟空が月までウサギ団を連れて行ったり、アニメ版ではベジータとナッパが宇宙空間から星を攻撃、バーダックが宇宙空間で行動したりしている[注 11]。このほかベジータは悟空との初対決の際、地球を破壊しようとしていた[注 12]。また、多少趣が異なるが、劇場版オリジナルキャラクターのブロリーは新生児ながらも自分と父親を覆うほどのバリアを展開し、宇宙を放浪していた。

限られたサイヤ人はパワーボールと呼ばれるエネルギー球を空中に射出し酸素と混合させることで満月時と同じ波長の光線を発する人工満月を作ることができる。これにより衛星を持たない天体においても大猿に変身することが可能となる。原作ではベジータのみが使い、アニメでは劇場版において劇場版オリジナルキャラクターであるターレス、ゲーム版ではベジータ王も使用している。3人とも「はじけて混ざれ!」の言葉と共に人工満月を作り上げる。

地球人との関係と混血[編集]

地球の人間との交配が可能であり、それによって生まれた混血の子供は純血のサイヤ人よりも潜在的な戦闘力が高い。悟飯に関しては幼少期から青年期に至るまで主に怒りと自らに迫る危機によって潜在能力を爆発させることが度々あった。ベジータはラディッツ戦での孫悟飯の戦闘力を「他のサイヤ人の子供に比べ、戦闘力が異常に高い」と評していた。

地球人とのハーフであるトランクスとブラは母親のブルマと同様、紫色の髪、青い目をしており[注 13]、髪も伸びる。同じくハーフの悟飯や悟天、クォーターのパンは父親、母親ともに黒髪のため3人とも黒髪。幼少期の悟天は悟空と瓜二つで同じ髪型であったことから、成長とともに悟空に頻繁に間違えられるようになり、それが嫌で強引に髪型を変えた。

サイヤ人の特色である尻尾も遺伝するが、作中では悟飯以外に尻尾が生えている混血サイヤ人は登場しておらず、赤ん坊のトランクスについて、クリリンはブルマに尻尾を切ったのかと尋ねたが、回答は描かれていない。公式ガイドブックでは悟飯以外の尻尾については、生まれつき持たない混血サイヤ人は特に強大な戦闘力を秘めており、悟天やトランクスのように幼少の内から自然と超サイヤ人への変身も体得してしまうことが多いと解説されている場合と[10]、生まれてすぐに切られたと解説されている場合[18]がある。

サイヤ人の血統は地球移住後には悟空とベジータしか存在せず、子孫の多くは地球人の血が濃く、特性も地球人に近い。

その他サイヤ人の細胞・身体を持った者[編集]

サイヤ人の力を認めて、サイヤ人の身体を得ようとする者や、サイヤ人の力で世界征服を企む者やサイヤ人を滅ぼそうと企む者など、サイヤ人の力や細胞を悪用する者も少なからず存在しており、元々サイヤ人ではない者がサイヤ人に成り代わり、サイヤ人の力や身体を手にしている。

ギニューが両腕を広げて「チェーンジ!」と叫び、向かい合った相手と身体を入れ替える「ボディチェンジ」という必殺技で孫悟空と身体を入れ替えることに成功し、孫悟空の肉体を得たが、使い慣れていない肉体であったためその身体のスペックを充分に引き出すことはできなかったの『ドラゴンボール ゼノバース』では、歴史が変わりギニューがベジータとボディチェンジし、ベジータと身体を入れ替えたシーンが存在する。更に同ゲームでは、原作ではうまく使いこなせていなかった悟空の体でかめはめ波を放っている。そのほか、同ゲームのアバターともボディチェンジをしている。『ドラゴンボール ゼノバース2』では、トランクス(ゼノ)とボディチェンジをしている。パートナーシステムでギニューをパートナーにすると、ゴクウブラックとボディチェンジをした姿を見ることができる。ドラゴンボールシリーズのゲームではこの他多数のキャラクターともボディチェンジでき、『ゼノバース』のアバターもギニューからボディチェンジを習得して使用することができる。

ドクター・ゲロが造り出したバイオテクノロジーによる人造人間のセル。ドクター・ゲロは戦闘の達人たちの細胞を集めて合成させた人造人間の研究を始めたが、時間がかかりすぎるために断念、コンピュータだけがその作業をそのまま休むことなく続けていたことにより完成した。蜂のように小さい虫型のスパイロボットがコンピュータにデータを送るついでに戦闘の達人たちの細胞まで集めており、孫悟空、ベジータ、ピッコロ、フリーザ親子、そして数種の生物の細胞を組み合わせて造り出された。人造人間17号18号を吸収し、第2形態、完全体へと進化する。種族としての分類は地球人。サイヤ人の増強能力と、ピッコロの再生・復活能力を併せ持っている。更にサイヤ人の細胞により、死の淵から生還するごとにパワーアップする特性のおかげで自爆後奇跡的にコアだけは残っており体を再生させ、さらに強くなった状態で復活した。この復活後の形態をパーフェクトセルと呼称することもある。更に完全体となったセルが自分の分身であるセルジュニアを原作では7体、アニメでは9体産み出している。セルジュニアの性格は非常に凶暴で好戦的である。セル同様に多彩な技も使え、精神と時の部屋で修行したベジータやトランクス、ピッコロと互角の戦いができるほどに戦闘力は高い。まともな言葉を発声することは非常に少なく「キシャー」などという奇声を発することが多いが、ある程度であれば人語を話すことができる。悟空達を蹂躙するも、超サイヤ人2に覚醒した孫悟飯によって7体とも一瞬で倒された。一撃で即死したため再生能力の有無は不明。

『ドラゴンボールGT』ではあらゆる知的生物に寄生し、宿主の力や意識を奪い支配する能力を持つベビーがベジータに寄生し、肉体を乗っ取った。ベジータに寄生する前には悟天と悟飯にも寄生して肉体を乗っ取っている。更にベビーが幼年体の時にトランクスにも寄生して肉体を乗っ取ろうとしたが、失敗に終わっている。身体をゲル状に変化させ、主に宿主の外耳道・鼻腔・口腔、または傷口から体内へ侵入し寄生を行なうが、特に外傷を負っていて気を最大限に解放している状態は寄生されやすい。ベジータベビーは戦闘に秀でたサイヤ人と高度な知能を持つツフル人の両種族の王が融合した存在で、超サイヤ人3の悟空を軽く上回る程の力を持っており、ノーマルのベジータベビーの状態で超サイヤ人3の悟空を一方的に打ちのめした。更にベジータベビーはスーパーベビー1・スーパーベビー2へと変身することによってパワーアップする。超サイヤ人4に変身した悟空に追い詰められた際、ブルマが開発した「ブルーツ波増幅装置」によって大量のブルーツ波を照射され、スーパーベビー2から黄金の体毛を持つ大猿の姿にも変身した。強引な大猿化により理性を失ったかに見えたが、実際に大猿化したのはベジータの肉体に過ぎないため、寄生しているベビー自身の理性は健在であり、しばらくは凶暴化したフリをして悟空に不意打ちを仕掛けている。『ドラゴンボールヒーローズ』では、幼年体で失敗していたトランクスへの寄生・融合に成功した「スーパーベビー:トランクス」という形態も登場した。

『ドラゴンボール超』では原作の世界から分岐した並行世界のザマスが、時の指輪で並行世界の未来へと移動し、超ドラゴンボールを使ってザマスと孫悟空の心と体を入れ替え、孫悟空の肉体を得た。悟空の技であるかめはめ波や瞬間移動なども使いこなし、超サイヤ人の変異形態である超サイヤ人ロゼへと変身する。更に第64話ラストでトランクスに魔封波で封印されかかったことで人間の危険性を改めて認識したザマスが、本気で人間たちを倒すためにポタラを使ってゴクウブラックと合体し、合体ザマスとなった。他の合体戦士と違い、発する声はザマスの声のみになっている。ザマスの「不死身」とブラック(サイヤ人)の「戦いの中で無限に成長する」特性を併せ持ち、戦闘力そのものもポタラ合体の効果で格段に上昇。界王神さえも遙かに上回るレベルに達している。背中には後光を思わせる光輪が現出しており、ここから「神の光の力」と称するエネルギー波を放ち攻撃する。

アニメオリジナルでは、ポトフ星にて超人水(コメソン)に取り込まれたベジータのパワーを吸収したことで生まれたコピー(複製ベジータ)が登場した。赤紫色の姿をしており、能力や技、容姿などベジータそのもので超サイヤ人ブルーにも変身できる。悟空や界王も気を探った時、本物とまったく同じ気を感じ取っていた。さらには口調や性格もそっくりでプライドが高く他人に支配されることが何より嫌いだが、一方で息子のトランクスを吸収することにためらうなどポタージュいわく「精神もオリジナルと同じ」らしい。声はコピーされず、ベジータ本人とは別な声になっている。

社会・歴史[編集]

エイジ紀元前238頃、後に伝説としてサイヤ人の間で語られることになった超サイヤ人が出現して、殺戮と破壊を行い宇宙を震え上がらせた。2017年のインタビューで鳥山明は「かなり昔、サイヤ人の星が惑星べジータですらなかった頃、サイヤ人でありながら正しい心を持ち、仲間5人と共に反旗をひるがえしたヤモシという男が戦闘員たちに追い詰められ、はじめて超サイヤ人になったが、その変化と恐ろしいまでの戦いぶりに他のサイヤ人たちは驚愕。やがてヤモシは多勢に無勢で力尽きて倒されてしまうが、これが伝説の始まり」と答えている[5]

エイジは不明だが、惑星プラントに移住以前は惑星サダラに住んでおり、仲間割れで星が消滅したことが『ドラゴンボール超』で判明した。

エイジ550頃、謎の宇宙船で宇宙を漂流していた原始サイヤ人が、スカウターなどを生み出すほどの知的で高度な文明を持ち自分たちの半分の身長しかないツフル人が住む、プラント星に漂着。プレイディアの『ドラゴンボールZ真サイヤ人絶滅計画-宇宙編-』オープニングでは原始サイヤ人が乗ってきた謎の宇宙船が不時着した様子と、原始サイヤ人を受け入れる当時のツフル人が描かれている。原始サイヤ人は一般的に獰猛で野蛮な性格をしており、獣の皮を身にまとい発達した文明を持たない粗野で原始的な生活を送っていた。農耕文明を持った経験が無く、あくまでも欲しい物は敵から奪い取る純然たる狩猟民族で、サイヤ人の種族を代々の王が治めてきた。

720 - 730頃にかけ、プラント星において、ベジータの父親であるベジータ王の指揮の元でサイヤ人たちが団結し反乱を起こしたことにより、ツフル人[注 14]と全面戦争になる。惑星プラントの大半を占めていたツフル人は自ら作り出した高度な武器で迎え撃つも、非常に少数の民族でありつつ好戦的で強いサイヤ人が徐々にツフル人を制圧していく。惑星プラントにおいて8年に一度迎える満月により一斉に大猿化したサイヤ人たちの侵攻が大きな脅威となり、ツフル人は大きなダメージを受ける。ツフル人の文明を取り入れ装備や服装まで一新しながら少しずつ数を増やしていったサイヤ人がツフル人を圧倒した結果、ツフル人は滅亡。ツフル人を絶滅させた後は惑星プラントを乗っ取り、惑星ベジータと名を変えて支配。その際、ただ一人の王を頂点とする専制君主国家が打ち立てられた。

作中ではベジータは「惑星ベジータの名前をもらうほどの天才戦士」とナッパに評されているが、『ドラゴンボール大全集』ではサイヤ人の社会は、ベジータ王を頂点にした専制国家で王位は世襲制であり、代々の王は「ベジータ王」の名を受け継ぐ[19]とされる。王族以外の全国民が兵士で、国全体として国民たちは戦うことを主な仕事としている軍隊組織のような社会構成。生まれた直後の戦闘力で、身分が、王族、エリート、下級戦士とランク分けされる身分制度社会である。戦闘力が高いと、激戦区で戦うほか、王族に仕えられる場合もあるが、低くて下級戦士に分けられた子供はサイヤ人にとってたいした戦力を持たない辺境の星に送られる。『銀河パトロールジャコ』ではジャコが「地球のようにたいした戦力を持たない人間が支配している星には、たいてい子供を送り込みジワジワと人間を減らしていく」と言っている。『銀河パトロール ジャコ』のおまけストーリー『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』では、悟空は生まれてから3年近く保育機に入れられ、「飛ばし子」として宇宙ポッドで地球へ送られた。

エイジ731頃にサイヤ人は宇宙進出を開始。他の異星人に対する戦闘提供を思いつき、戦いを外宇宙に求めていったが、ツフル人を絶滅させてしまった弊害により文明の発達が遅れてしまい、今のままでは更に遠い外宇宙へは行くことができないことを悟る。フリーザと同業者として友好同盟を結び宇宙の地上げ屋を始めたサイヤ人は、高文明でリッチな異星人と手を結び、その異星人の別荘用、もしくは移住用の星として環境の良い星を探しては襲撃し、他の星に住む住民を絶滅させては、乗っ取った星を他の異星人に商品として高額な値段で売り渡すことで、文明や金銭を得ることを主な仕事とした。星の地上げ行為は好戦的なサイヤ人にとって一石二鳥であり、それがどんどんエスカレートしていった結果、ついには生まれてすぐの赤ん坊までもが戦闘レベルの低い惑星に送り込まれ、赤ん坊が成長してからその星の住民を絶滅させてしまうというような、遠大な作戦までをも生み出した。生まれた直後の戦闘力の数値が低い者は孫悟空のように赤ん坊の時から強敵のいない辺境の惑星に送り込まれる。アニメでは劇場版において、戦闘力数値があまりにも高い赤ん坊は成長後に地位を脅かす可能性があるとして、劇場版オリジナルキャラクターのブロリーのように処刑されるエピソードが描かれている。

エイジ731頃には妃を娶ったベジータ王を始めとするサイヤ人は、その高い戦闘能力と好戦性から全宇宙支配を目論むフリーザに重宝されており、フリーザ一味との契約の元、傭兵的役割もつとめたが、フリーザは実質、サイヤ人たちを支配下に置いたうえで星を攻めるときには傭兵のように使っていた[20]

宇宙の傭兵として、星々を侵略することで、その星の文明を吸収し発展し繁栄してきたため、メディカルマシーン、元々はツフル人のものだった戦闘服やスカウターなど、高度な文明はサイヤ人独自のものではなく、すべて略奪物や同盟を結んだ星から戦闘に特化した技術を抽出した結果である。宇宙船技術などは地球の科学者も目を見張るほどだが、これはツフル人や漂流宇宙船を造った何者かによるもので、サイヤ人そのものの技術ではない[21]

エイジ735頃、惑星ベジータにおいてサイヤ人同士の内乱が多発。ベジータ王も長年にわたり自分たちを奴隷のようにこき使うフリーザに対し疑念を持ちつつ、サイヤ人による全宇宙の支配を目論むようになり、ベジータ王たちサイヤ人はフリーザに反感を強め始めていく。エイジ737頃、原作ではフリーザが「サイヤ人の住む惑星ベジータに攻め込んだときに王とに戦った場合も、まったく変身する必要もなく勝ってしまった」と語っているが、アニメではベジータ王が部下数人と共に反乱を起こしフリーザを襲撃するも敗死するエピソードが挿入された。フリーザも、どんどん強くなり団結していくサイヤ人を危険視し、伝説の超サイヤ人が出現することを恐れていたこともあり、フリーザにとって使えそうなベジータや他の惑星に送り込まれたごく一部のサイヤ人を除き、惑星ベジータはフリーザの手によってサイヤ人ごと消滅させられた。『ドラゴンボールZ 神と神』では、破壊神ビルスがフリーザに惑星ベジータ消滅を指示したかのような発言をしている[22]。『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』では惑星ベジータ消滅の1ヶ月前が描かれており、超サイヤ人や超サイヤ人神の伝説に不安を覚えたフリーザが、星ごと滅ぼすためにサイヤ人たちに惑星ベジータへ戻るよう招集命令を下していた。エイジ730頃のサイヤ人による惑星征服からエイジ737における滅亡までの期間は短かった。

生き残ったのはわずかにベジータ、ナッパ、ラディッツ、そしてフリーザが把握していなかったカカロット(孫悟空)の4人だけだった[注 15]。ベジータたちにはこれからも手駒として使うには都合の悪い事実であるため、惑星ベジータの消滅は巨大隕石の衝突によるものと伝えられていた。

ラディッツが語ったサイヤ人が環境のよい星に乗り込んでそこの住民を絶滅させる行為を、クリリンはピッコロより極悪という趣旨のことを述べ[注 16]、悟空はフリーザとの戦いにおいて、罪のない者たちを数多く殺した点ではサイヤ人も同罪の筈という趣旨のことを言われるが、そのために滅びたという趣旨で答えている。

原作でフリーザが登場する前に放送されたアニメ『ドラゴンボールZ』20話「よみがえるサイヤ人伝説! 悟空のルーツ」では界王がサイヤ人の歴史を語るアニメオリジナルエピソードが挿入されているが、サイヤ人の悪行を止めるために惑星ベジータの神が天変地異を起こして惑星を破壊したと語られていた。

惑星ベジータ[編集]

エイジ550頃に原始サイヤ人が謎の宇宙船で漂着したサイヤ人の故郷である惑星。巨大隕石の衝突が原因で消滅したと伝えられていたが、フリーザによって破壊されたというのが真実。後に破壊神ビルスが「惑星ベジータを消滅させるように」とフリーザに命令したことが判明した。旧名は惑星プラント。惑星ベジータの重力は地球の10倍もあり、この星で体を鍛えていたことも、サイヤ人が強力な戦闘力を持つ要因の一つとなった。悟空は赤ん坊の頃から地球で育っているため、10倍の重力でも苦戦していた。

アニメのエピソード向けに鳥山明が用意した設定では、ベジータ王率いるサイヤ人が高度な科学力をもった先住民族のツフル人を滅ぼしたのちに惑星プラントを惑星ベジータに改名、自らの母星としたことになっており、これに準じてオリジナルエピソードが製作されている[注 17]。またこの星では、満月は8年に一度しか来ない[23]。それと、惑星ベジータには2つの月がある[24]

原作では惑星ベジータの様子が描かれていないが、ラディッツやフリーザの回想シーンに宇宙から見た惑星ベジータが描かれている。『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』では星の様子が描かれており、サイヤ人の生活や悟空の母ギネが働く肉の配給所も描写された。

アニメで放映された『Z』TVスペシャル『たった一人の最終決戦』では惑星ベジータの様子が描かれ、国土の様子は詳細に描かれていないものの、フリーザ一味の宇宙基地が多く設置されていた。『Z』17話では、神殿にある時の部屋から時間旅行に出た場所に過去のサイヤ人が登場しており、そこは国土が荒廃し、あちこちに尻尾がある白骨死体が群がっている状態だった。

宇宙には謎の宇宙船で原始サイヤ人が惑星ベジータ(惑星プラント)にたどり着く以前の、真の故郷が存在している可能性が示唆されている[21]

コミカライズ版『超』で本来サイヤ人は惑星サダラ[注 18]に住まう者であったことが判明した。作中でベジータが、惑星サダラが仲間割れで消滅したあと違う星を奪い、そこを惑星ベジータと名付けたが、結局その星も陰謀によって無くなったと語った。第6宇宙では惑星サダラが現存しており、サイヤ人はそこを拠点として活動している。第6宇宙のサイヤ人は略奪行為なども行っていない為、第6宇宙には惑星ベジータは存在しない。

サイヤ人の一覧[編集]

詳細が無いキャラクターについては、各リンク先の記事を参照。

原作[編集]

純血
地球人との混血
フュージョンによる合体
ポタラによる合体

番外編『TRUNKS THE STORY -たった一人の戦士-』[編集]

  • 孫悟飯(未来) - 未来から来たトランクスの世界の孫悟飯。

鳥山明のインタビュー[編集]

  • ヤモシ[5] - はじめて超サイヤ人になったサイヤ人。

鳥山明の他作品[編集]

アニメオリジナル[編集]

ベジータ王
- 銀河万丈(Z78話、ゲーム『Sparking!METEOR』)、岸野幸正(Z124話)、佐藤正治(映画『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、映画『神と神』、『』)
『Z』第78話でフリーザの回想シーンにて初登場。惑星ベジータの王であり、ベジータ(長男)とターブル(次男)の父親。性格は初期の長男と同様に短気で冷酷だが、従来のサイヤ人に見られない戦略家であり、統率が全く取れない蛮族に過ぎなかったサイヤ人をまとめ上げツフル人殲滅作戦を計画、指揮して攻め滅ぼしたり、後の脅威になるだろうと赤子のブロリーを抹殺しようとしたりしていた。そのためパラガスやベビーから恨まれており、彼らの復讐の発端ともなっている[注 20]。幼い頃の長男ベジータに帝王学を叩き込んでいた。一方次男ターブルは戦闘に向かない理由から辺境の地に放り出していた。
風貌はベジータに似ており、髭を生やしている。マントを付け、戦闘服にも特殊な模様が入っている。アニメ当初は純血サイヤ人は全員黒髪という設定がなかったため(ベジータの項を参照)、髪やひげが赤茶色となっている。顔の設定のみ鳥山明のデザインであり、設定画では髪は黒ベタで塗られている[25]
フリーザの支配下にあり、息子のベジータも配下となり彼のもとを離れていたが、息子のことはどうでもよく、自身がフリーザの道具であったことに猛烈な反感を抱き、さらに自身もフリーザを倒して全宇宙を支配する野心を抱くようになる。そしてエイジ737年頃、フリーザが王子ベジータを引き取りに惑星ベジータに来た時、サイヤ人エリート部隊を率いて反乱を起こし船内に突入したが、待ち構えていたフリーザには手も足も出ず、一撃で倒される。その後、率いたエリート部隊もフリーザに怯えながら仇討ちができず、フリーザの光線で全滅し、惑星ベジータも爆破されサイヤ人は事実上滅びた。
原作では其之二百九十六「フリーザ超変身!!」でフリーザとベジータのセリフで「王」と呼ばれるだけで劇中には登場しない。また、フリーザに逆らったのではなく、フリーザの方が攻め込んできてあっさり倒されたことになっている。
ファミリーコンピュータゲーム『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』および付属のビデオでベジータが語った歴史では、ツフル人はサイヤ人を奴隷として酷使しており、統一国家としての惑星ベジータを築き上げた指導者とされる。また、界王いわくツフル人に勝るとも劣らない頭脳を持っていた模様。
フリーザ編以降の登場としては、映画『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』ではパラガスの回想シーンに登場し、パラガス・ブロリー父子を謀殺しようとしたことが語られた。『ドラゴンボールGT』ではベビーの回想シーンにて登場し、『ドラゴンボールZ 神と神』にも破壊神ビルスにひれ伏している回想シーンが描かれ、ビルスから「ケチだった」と言われている。『ドラゴンボール超』では破壊神ビルスから宇宙で一番使い心地のいい枕を持ってくるように言われてどこかの星からそれを奪って献上するも、宇宙一の枕を自分用にして2番目を献上したのがビルスにバレたためビルスに足蹴にされて痛めつけられている回想シーンが描かれ、ビルスから「サイヤ人の中でも特にムカつく」と言われている。
PlayStation 2Wiiのゲーム『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』にはプレイヤーキャラクターとして登場している。ゲーム中のif編では、総司令官としてサイヤ人を団結させ、フリーザに総力戦を挑む。フリーザに続いてコルド大王も倒したかったが、フリーザに及ばず戦死する。その死は息子ベジータがひそかにフリーザの体力を削る当て馬としていたものだった。また、ベビーと戦わせると「いつぞや滅ぼしたツフル人か」とベビーがツフル人の生き残りであることを感知したようなセリフを言う。ベジータと戦わせるとベジータから「あんたの時代は終わった」と言われる。コルド大王とは面識があった模様(息子ベジータはコルドのことを知らなかった)。
技は、掌から相手を一瞬で蒸発させる処刑光線、掌から極太の気功波を放つオーガブラスター(いずれも名称はゲーム版より)。処刑光線は惑星占領がなかなか進まないサイヤ人兵士や、パラガスを処刑する際に使用。オーガブラスターはフリーザの宇宙船に乗り込んだ際、複数のフリーザ軍兵士を葬るのに使用している。また、息子ベジータの技・ギャリック砲も使用し、ゲームではゲームオリジナルの大猿形態のときに使用している。
幻のサイヤ人オニオンブロッコ
声 - 郷里大輔、岸野幸正
『Z』第17話に登場。サイヤ人来襲に備えて神様の下で修行した天津飯たちが幻覚の中で出会った2人組のサイヤ人。一人は背が高く長髪の男で、もう一人は顔に傷があり、禿げ上がった髪型が特徴の小男。半人前の下級戦士ながら天津飯たちを軽々と倒し、天津飯は己の未熟さを知った。劇中ではリング状のエネルギー波などを使用している。
アニメでは名前がつけられていないが、設定資料では顔に傷のある方がサイヤ人A、背の高い方がサイヤ人B[26]ファミリーコンピュータゲーム『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』ではオニオン、ブロッコと名前が付けられている。また、同作においてはオニオンの色違いのパンプキンも登場。後にプライズ景品である『ドラゴンボール改 コレクタブルフィギュア5〜サイヤ人の系譜〜』にも同名で採用されている。
未来の並行世界
  • トランクス(並行世界) - 現代の世界にやってきたセルが元いた世界のトランクス。
ポタラによる合体
  • 名称不明 - 悟空の想像の中で、悟空とデンデがポタラで合体した姿。

『たったひとりの最終決戦』[編集]

  • セリパ - バーダックの仲間。
  • トーマ - バーダックの仲間。
  • トテッポ - バーダックの仲間。
  • パンブーキン - バーダックの仲間。
  • 本作品に登場したサイヤ人たち - 名称なし。酒場の一場面に登場。

『絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』[編集]

  • 孫悟空(未来) - 未来から来たトランクスの世界の悟空。
  • ベジータ(未来) - 未来から来たトランクスの世界のベジータ。

『ドラゴンボールGT』[編集]

  • ベジータベビー - ベジータにベビーが寄生(サイヤ人とツフル人の融合体)。
  • 孫悟空Jr - 孫悟空の子孫。
  • ベジータJr - ベジータの子孫。
  • ベジータJr.の母 - 名称不明。

『ドラゴンボール超』[編集]

  • キャベ - 第6宇宙のサイヤ人。
  • 孫悟空(並行世界) - ゴクウブラックが誕生した世界の悟空。
  • 孫悟天(並行世界) - ゴクウブラックが誕生した世界の悟天。
  • ゴクウブラック - 原作とは別なもう1つの歴史「並行世界(パラレルワールド)」のザマスが時の指輪で未来へ移動し、超ドラゴンボールを使い孫悟空と心と体を入れ替えた。
  • レンソウ - 第6宇宙のサイヤ人、サダラ防衛隊の元隊長。
  • カリフラ - 第6宇宙のサイヤ人、レンソウの妹。力の大会に参加する。
  • ケール - 第6宇宙のサイヤ人。カリフラと同じく、力の大会に参加する。
ポタラによる合体
  • 合体ザマス - サイヤ人の身体を持つゴクウブラックと神のザマスがポタラで合体。
  • ケフラ - カリフラとケールがポタラで合体した姿。

映画・イベント用アニメオリジナル[編集]

フュージョンによる合体
  • ゴジータ - 孫悟空とベジータのフュージョン。
  • ベクウ - 孫悟空とベジータがフュージョンで合体した姿の失敗版。

ゲームオリジナル[編集]

  • ブロッコ[注 21]
  • オニオン[注 21]
  • パンプキン - オニオンの色違い。オニオンより浅黒い。
  • 原始サイヤ人 - 名称なし。プレイディアソフト『ドラゴンボールZ真サイヤ人絶滅計画』に複数の原始サイヤ人が登場する。
  • バーダック(未来・天使) - 未来から来たトランクスの世界のバーダック。この世界のバーダックは天国に行っている。PSP用ゲームソフト『ドラゴンボールZ 真武道会2』に登場。
  • ブロリー(未来) - 未来から来たトランクスの世界のブロリー。PSP用ゲームソフト『ドラゴンボールZ 真武道会2』に登場する。
  • 孫悟飯(未来) - 老界王神に潜在能力を解放され、原作の悟空と同じように老界王神に命をもらい現世に復活した未来悟飯。PSP用ゲームソフト『ドラゴンボールZ 真武道会2』に登場する。
  • トランクス(ゼノ) - 作品によって設定が異なる。『ドラゴンボールオンライン』および『ドラゴンボール ゼノバース』ではセル編後に未来に帰ったトランクスが時間移動の罪でタイムパトロール隊として働かされている姿だったが、『ドラゴンボールヒーローズ』では未来から過去を変えるためにタイムパトロールとして現代へやってきたセル編とは違う世界のトランクスとなっている。
  • 仮面のサイヤ人 - ミラに洗脳され、タイムパトロールメンバーと闘えるようパワーアップされたバーダック。イービルバーダック(Evil Bardock)とも呼ばれる。
  • バーダック(ゼノ) - 仮面が割れて洗脳が解けたバーダック。
  • 孫悟天(ゼノ) - トランクス(ゼノ)と同様に未来から過去を変えるためにタイムパトロールとして現代へやってきた違う世界の孫悟天。
  • スーパーベビートランクス - GTトランクスにベビーが寄生(サイヤ人とツフル人の融合体)。
  • 孫悟空(ゼノ) - どの時代の孫悟空かは不明で、原作とはまた違った世界の存在。道着は新しいものとなり、背中には如意棒を背負っている。魔人ドミグラに対抗するために新たなる姿で戦いに参戦。
  • 黒仮面のサイヤ人 - 洗脳され、パワーアップされたベジータ。仮面の力を利用してパワーアップを図ったが逆に洗脳されてしまった。
  • ベジータ(ゼノ) - 仮面が割れて洗脳が解けたベジータ。洗脳されたことを怒りドミグラに立ち向かう。
  • 孫悟飯(ゼノ) - どの時代の孫悟飯かは不明。未来から過去を変えるためにタイムパトロールとして現代へやってきた違う世界の孫悟飯。
  • 孫悟飯(未来・並行世界) - トランクス(ゼノ)が人造人間との戦いで本来死亡するはずの孫悟飯を生存させ、禁止されている歴史改変をしてしまった。その時点で歴史は分岐し、本来の歴史のほかに悟飯を助けた歴史が新たに生まれた。ps4用ゲームソフト「ドラゴンボールゼノバース2」に登場する。
  • ターレス(ゼノ) - 体に暗黒魔界製の暗黒ドラゴンボールが埋め込まれてパワーアップしている。
  • カカロット - 純粋なサイヤ人カカロット。地球には行かず、他の惑星で純粋なサイヤ人カカロットとして育った[注 22]。ニンテンドー3DS用ゲームソフト「 ドラゴンボールヒーローズ アルティメットミッションX」に登場する。
  • パラガス(ゼノ) - 魔神トワの配下に付き、左目にはトワの作った洗脳装置である眼帯を装着し、洗脳されている。
  • 暗黒仮面王 - 暗黒帝国軍の首領「メチカブラ」に仕える謎の戦士。フード付きの赤いコートを羽織り、顔は白い仮面で覆われている。仮面の正体は洗脳されたベジータ王。
  • べジータ王(ゼノ) - 暗黒に染まったべジータ王。
  • ブロリーダーク - 暗黒魔界の魔神トワに力を貸している父・パラガス:ゼノの手によって暗黒魔界の仮面を装着され、パワーアップされたブロリー。胸には暗黒魔界製の暗黒ドラゴンボールが張り付いている。
  • シャロット - 『ドラゴンボールレジェンズ』に登場するオリジナルキャラクターで主人公。遠い過去から現代に飛ばされてきた古代のサイヤ人。名前以外の記憶全てを失っている。失った記憶を取り戻すため、その時代で行われていた「超バトルロイヤル」に参加する。
  • 赤衣のサイヤ人 - 『ドラゴンボールレジェンズ』に登場するオリジナルキャラクター。各地で破壊活動を行っているサイヤ人。現時点での正体や名称は不明で、フードで隠した顔や服装はシャロットに似ている。
  • カンバー - 『ドラゴンボールスーパーヒーローズ』に登場するキャラクター。暗黒魔界の若き科学者フューが作り出した監獄惑星に捕らわれていた謎のサイヤ人戦士。邪悪な気の持ち主で、マスクや拘束具をつけいている。フューの手により解き放たれ拘束具を破り捨て、驚異的な力で暴れまわり悟空達に襲い掛かる。名前が判明するまで作中では「悪のサイヤ人」と通称されていた。

『ドラゴンボールフュージョンズ』[編集]

ニンテンドー3DSソフト『ドラゴンボールフュージョンズ』のオリジナルキャラクター。

  • ピニッジ
  • ブカー
  • ネンジョ
  • スクワッシュ
  • ルバーブ
  • ジャガーモ
  • シシト
  • ズキーニ
  • ビーナス
  • ビワラ
  • ソウガ
  • ゼンマ
  • ピピーマ
  • ガラッツ
  • ラクヨウ
  • ヘイヤ
  • ローメン
  • ラキョウ
  • ミーバッツ
  • ガウリー
  • タイバ
  • ゴーヤン
  • クレッソ
  • キウリン
  • フキ
  • セージ
  • ワビサ
  • プラウト
  • レガノン
  • ヤシモ - 鳥山明のインタビューで登場したヤモシとは別人。
  • ジバール
  • カリフ
  • シタバア
  • セサミ
  • ザイサ
  • ミント
  • シャロット - 『ドラゴンボールレジェンズ』のシャロットとは別人。
  • ニーラ
  • チョコリ
  • ナーミス
  • ナス
  • キキリー - 悟空に似ている女性のサイヤ人。悟空とは別人。
  • プリカ - ベジータに似ている女性のサイヤ人。ベジータとは別人。
  • ユネリ
  • リセ
  • ルッコラ

アバター[編集]

  • サイヤ人アバター - 『ドラゴンボールオンライン』ではメインビジュアル画やPVで登場したゲームの主人公らしきサイヤ人が存在し、『ドラゴンボール ゼノバース』でも『週刊少年ジャンプ』などの誌面上やPVで紹介されたサイヤ人のアバター設定画が存在する。『ドラゴンボール アルティメットブラスト』ではオリジナルの男性サイヤ人を『ドラゴンボール ゼノバース』、『ドラゴンボール ゼノバース2』、『ドラゴンボールフュージョンズ』ではオリジナルの男性と女性のサイヤ人を「アバターモード」で作成でき、『ドラゴンボールオンライン』では、サイヤ人の血を受け継いだ人間族として男性と女性のアバターを作成できる。

『ドラゴンボールヒーローズ』でもアバターとして男性と女性の「ヒーロータイプ」「エリートタイプ」「バーサーカータイプ」のサイヤ人が登場する。

『ドラゴンボールヒーローズ』のアバターにはデフォルト名が存在し、『Vジャンプ』に掲載されている「ビクトリーミッション」の漫画にも登場する。ヒーローアバターのデフォルト名は男性が「ビート」で女性が「ノート」。エリートタイプの男性が「エリト」、女性が「ヴィオラ」。バーサーカータイプの男性が「バーサク」、女性が「フォルテ」である。

ポタラによる合体[編集]

  • ベジークス(ゼノ) - トランクス(ゼノ)とベジータ(ゼノ)がポタラで合体した姿。
  • ベジット(ゼノ) - 孫悟空(ゼノ)とベジータ(ゼノ)がポタラで合体した姿。

フュージョンによる合体[編集]

  • ゴテンクス(青年期) - 『GT』に登場するトランクスと孫悟天がフュージョンした姿。
  • ゴテンクス(ゼノ) - トランクス(ゼノ)と孫悟天(ゼノ)がフュージョンした姿。
  • ゴハンクス(未来) - 孫悟飯(未来)とトランクス(未来)のフュージョン。
  • ナッツ - ナッパとラディッツのフュージョン。
  • ゴジータ(ゼノ) - 孫悟空(ゼノ)とベジータ(ゼノ)がフュージョンした姿。
  • ゴハンクス(ゼノ) - 孫悟飯(ゼノ)とトランクス(ゼノ)のフュージョン。

EXフュージョンによる合体[編集]

ドラゴンボールシリーズに登場するキャラクターのEXフュージョン(ピニッジ以外のゲームオリジナルキャラクターは除く)[27]は全てドラゴンボールフュージョンズ公式超ガイドブックで確認できる。

  • クウハン - 孫悟空(少年期)と孫悟飯(少年期)のフュージョン。
  • EXゴハンクス - 孫悟飯(少年期)とトランクス(幼年期)のフュージョン。
  • カロリー - 孫悟空と超サイヤ人ブロリーのフュージョン。
  • クリゴハン - 孫悟飯(少年期)とクリリンのフュージョン。
  • ゴリリン - 孫悟空(少年期)とクリリンのフュージョン。
  • パンデル - パンとビーデルのフュージョン。
  • ブラパン - パンとブラのフュージョン。
  • ベジンクス - ベジータとトランクス(未来)のフュージョン。
  • ヤムータ - ベジータとヤムチャのフュージョン。
  • ギニューマン - グレートサイヤマン(孫悟飯)とギニューのフュージョン。
  • タッツ - ターレスとラディッツのフュージョン。
  • グレートサタンマン - ミスター・サタンとグレートサイヤマンのフュージョン。
  • グレートサイヤマン12号 - グレートサイヤマン1号と2号のフュージョン
  • グレートジャコ - グレートサイヤマンとジャコのフュージョン。
  • ゴルス - 孫悟空とビルスのフュージョン。
  • コロハン - ピッコロと孫悟飯のフュージョン。
  • タクス - トランクス(未来)とタピオンのフュージョン。
  • ピニータ - ベジータとピニッジのフュージョン。
  • ラッパ - ナッパとラディッツのEXフュージョン。
  • スーシンクウ - 孫悟空と四星龍のフュージョン。
  • EXゴテンクス - トランクス(幼年期)と孫悟天がEXフュージョンした姿。
  • EXゴジータ - 孫悟空 とベジータがEXフュージョンした姿。
  • バーロット - 孫悟空とバーダックのフュージョン。
  • ジャンクス - トランクス(未来)とジャコのフュージョン。
  • トワネ - トワとギネのフュージョン。
  • カロリーブラック - 超サイヤ人ロゼ ゴクウブラックと超サイヤ人ブロリーのフュージョン[28]
  • EXトランクス - トランクス(超)とトランクス(幼年期)のフュージョン[28]
種族サイヤ人のゲームオリジナルキャラクターとのEXフュージョン
  • 名称多数

『ドラゴンボールフュージョンズ』はゲームオリジナルキャラクター同士のEXフュージョンが色々な組み合わせでできる[27]ので、膨大な数のサイヤ人EXフュージョンキャラクターが存在する。

ドラゴンボールフュージョンズの主人公(アバター)とのEXフュージョン

主人公はすべてのキャラクターとEXフュージョンできる[30][31]ので、「主人公と孫悟空」「主人公(サイヤ人アバター)とクリリン」など、全ての既存のキャラクターとのEXフュージョンが可能。また主人公(サイヤ人アバター)とゲームオリジナルキャラクターとのEXフュージョンもできるので、膨大な数のサイヤ人EXアバターが存在することになる。

勝手にフュージョンによる合体[編集]

  • KFキャラクター

『ドラゴンボールフュージョンズ』で「すれちがい通信」を利用すると、外ですれちがったプレイヤーのキャラクターと「勝手にフュージョン」をして自分のアバターを強くできる。勝手にフュージョンでは、EXフュージョンで存在しない組み合わせでもフュージョンすることができる。既存のキャラクター同士でのフュージョンが可能なため、EXアバター同様膨大な数のKFキャラクターが存在する。

マキシフュージョンによる合体[編集]

  • 名称なし - 『ドラゴンボールフュージョンズ』の主人公と仲間の超戦士5人でのフュージョン。
  • マキシピニッジ - ピニッジ、ピピーマ、ワンタ、セル、フリーザの5人でのフュージョン。

容姿には様々なパターンがあるが、公式サイトでは、孫悟空(少年)、孫悟天(少年)、トランクス(少年)、パン(GT)、主人公(アバター)の5人で行っている。この時のキャラクターは、性別は男。キャラクターの性別・種族によって、容姿に多少の違いが生じる。女性キャラクターの場合は髪の毛を後ろでまとめ、サイヤ人の場合は(作中では地球人との混血の場合、地球人扱いになる)ベースとなるキャラクターが超サイヤ人に覚醒していなくても超サイヤ人に変身する。また、超サイヤ人と超サイヤ人ブルーが合わさった姿にも変身する。

備考[編集]

原作本編では、純血の女サイヤ人は登場しない。アニメ『ドラゴンボールZ』では界王によるサイヤ人の回想シーンで1カットだけ女性のサイヤ人が、フリーザの回想(ベジータ王反乱のシーン)で女性らしい青髪のエリートサイヤ人が登場する。テレビスペシャル『たったひとりの最終決戦』ではセリパ以外に酒場の一場面にも女性サイヤ人が登場している。『DRAGONBALL- 放たれた運命の子供』では孫悟空の母、ギネも登場している。『ドラゴンボール超』でベジータがブルマに対して「気が強い奴だが嫌いではない」と話した際、張り合うかのように悟空が「そんなこと言ったらオラだってチチのこと好きだぞ」と言った後、ベジータは「気の強い女しかいないサイヤ人[注 23]の血だ」と言われ、これには同じサイヤ人である悟空も驚き、その場にいたピッコロが激しく納得した。

ゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』では、テレビ番組『サキよみ ジャンBANG!』の進行役である3人、アメリカザリガニ (お笑いコンビ)のアメパイ(柳原)・ザリパイ(平井)、アッキーナ(南明奈)もサイヤ人の姿で登場している。

大猿化[編集]

サイヤ人は、満月、もしくはエネルギーを織り交ぜて作り出したパワーボールを見ると1700万ゼノ以上のブルーツ波により大猿に変身し、戦闘力が10倍に上がる。ラディッツは大猿の状態こそがサイヤ人の本領を発揮する時だと言っている。原作で大猿に変身したのは孫悟空、孫悟飯、ベジータの3人。

アニメでは例外として、『ドラゴンボールZ』において悟飯が宇宙ポッドから作られた月の幻影で変身している。また、『ドラゴンボールGT』においては悟空が究極ドラゴンボールによって誕生したツフル星から見た地球を満月と見立てたことにより、大猿化している。通常の大猿とは違い、体毛が本来の茶色でなく金色で覆われていることから、黄金の大猿と呼ばれることが多い。黄金の大猿に変身するには従来の大猿同様に1700万ゼノのブルーツ波を浴びる必要があり、悟空やベジータなどの鍛錬を積んだ超サイヤ人のみ変身することが可能。悟空、ベジータはこの形態を経て超サイヤ人4に変身している。また、悟空のみ一度超サイヤ人4に覚醒して以降は、黄金の大猿を経ることなく一瞬で変身が可能となっている。ベジータは再度ブルーツ波を浴びる必要があったらしいが、ブルーツ波発生装置を破壊されてしまったため再変身は叶わなかった。

尾を切断されると大猿に変身することはできなくなり[注 24]、大猿状態から元に戻る。

悟空は神殿での修行の際、その力を恐れ、月を元に戻したい神によって尻尾を切断され、何らかの処置をされたために尻尾は再生しなくなり、大猿化ができなくなった。また悟天やトランクス、パンらは作中で尻尾が確認されておらず、大猿になることはなかった。

大猿化すると悟空、悟飯は理性が保てずに無差別に周囲を攻撃する。変身時の記憶はなく悟空はベジータとの闘いを通じて初めて自身が満月の夜に大猿に変身することを自覚する[注 25]。クリリンは、実際は理性を失うのではなく、大猿化するとサイヤ人本来の凶暴な性格に戻るのだと推測した。地球人との混血である悟飯はわずかに地球人としての心が残っており、悟空とクリリンの声に反応し、ベジータのみに対して攻撃をした。『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』では親しくなったハイヤードラゴンを攻撃せず、逆にターレスに襲い掛かるシーンもある。

幼少期の悟空でさえ大猿化した際には凄まじい戦闘力を発揮しており、悟空の出自が判明するまでブルマ達は悟空の尻尾が生えた際や悟飯の尻尾を見た時には満月の夜での変身を何より恐れ、後に特性を知ったピッコロも悟飯の大猿化した時の破壊力に戦慄している。

エリート戦士であるベジータは理性を失わずに大猿化が可能。悟空との闘いにおいて自ら小型の月を作り出すことで変身し、パワーやスピードをコントロールした。会話やエネルギー砲を撃つこともできるため、ほとんど正常と変わらない状態と言える。ゲーム中ではラディッツ、バーダック、ターレス、セリパといった下級戦士は大猿化すると理性を失う。それに対し、ベジータ、ナッパ、ベジータ王などのエリート戦士は理性を保つことができる。サイヤ人は元々は大猿だったが、知性を得て人間になったという説もある[21]

『ドラゴンボール』の2代目担当編集である近藤裕によると、大猿が登場した話は原作・アニメ共に全く人気がなく、大きすぎるとリアリティがなく見ている側がピンとこないという理由で、敵キャラクターを作るときは大きくしないという大前提ができたという[32]

変身したキャラクター

  • 孫悟空
  • 孫悟飯
  • ベジータ
  • 大猿ベビー
  • バーダック[33]
  • セリパ[33]
  • パンブーキン[33]
  • トテッポ[33]
  • トーマ[33]

ゲーム作品のみで変身したキャラクター

超サイヤ人[編集]

超サイヤ人(スーパーサイヤじん)とは、サイヤ人が戦闘力上昇のために変身した姿。「スーパーサイヤ人」とも表記される。

変身に必要とされる条件は、一定以上の戦闘能力と穏やかで純粋な心、あるいは純粋な悪の心を兼ね備え、極端な危機感や強い怒り[注 26]、悲しみに苛まれていること[39]。エイジ762以降に孫悟空たちが超サイヤ人に次々と覚醒するまでは、一千年にひとりあらわれるという言い伝えの伝説がサイヤ人の間で浸透しており[40]、ベジータもそう口にしていた。どんな天才でも越えられない壁を越えてしまう、あらゆる種族の戦闘力を超越するサイヤ人、血と戦闘を好む全宇宙最強の戦士と呼ばれる。超サイヤ人が多発したのは、サイヤ人の個体数が少数化したことにより種そのものが絶滅の危機にあることも関係している[11][39]。『ドラゴンボール大全集 7巻』では「一定水準以上の高い戦闘力を持ったサイヤ人であれば誰でも超サイヤ人になれる」と解説されている[39]。2017年のインタビューで鳥山明は「超サイヤ人になることができる条件として体の中のS細胞というものが必要」「悟空やベジータの子供が比較的簡単に超サイヤ人になれたのは、あるていどまで多くのS細胞をすでに受け継いでいるため」と答えている[5]。第6宇宙のサイヤ人は特に絶滅の危機にも陥っていないが、キャベは通常状態のベジータと互角程度の力を持っていたため、ベジータに対する怒りで超サイヤ人に覚醒している。第6宇宙では超サイヤ人の存在は知られていないらしく、超サイヤ人に変身した悟空を見てシャンパやキャベが驚いていた。

変身といっても、満月を見て変身する時のように体格が極端に大きくなったり獣のようになったりするわけではなく、髪の毛が逆立って金髪と緑色の目、また眉も金色、そして黄金の気のオーラを纏うのが特徴である。変身時の戦闘力は通常時と比べて格段に上昇する。

原作で超サイヤ人になれるのは、孫悟空と孫悟飯、ベジータ、トランクス、トランクス(未来)、孫悟飯(未来)、孫悟天の5人。地球人との混血のサイヤ人は生まれながら高い才能を持っていることが多く、純血のサイヤ人で超サイヤ人になれるのは原作では悟空とベジータの2人(劇場版では、ブロリー、ゲームを含めるとバーダックなどもスーパーサイヤ人になれる)だけであり、純血の超サイヤ人は非常に希少な存在である。作品の後半、トランクスと悟天が簡単に超サイヤ人になったのを知って、ベジータが「超サイヤ人のバーゲンセール」と評した[41]。原作以外の登場人物としてはブロリー、『ドラゴンボールGT』に登場した孫悟空の子孫の孫悟空Jrやベジータの子孫、『ネコマジンZ』に登場するオニオが覚醒しているほか、スピンオフ作品ではバーダックも覚醒している。ブロリーは超サイヤ人になった時、コントロール装置が付けられた劇場版『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では髪の色が青色だったが、2回目の登場である劇場版『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』では金髪になっている。『超』で第6宇宙のサイヤ人であるキャベ、カリフラ、ケールも覚醒している。

超サイヤ人は一定の壁を超えることで、超サイヤ人2、超サイヤ人3へと段階的に発展するが、それに比例するように気の消費が激しくなっていくため、状況に応じて使い分けている。また、老界王神により、体に負担がかかりすぎて寿命を縮める要素も指摘されている。アニメでは『ドラゴンボールGT』で超サイヤ人4へ覚醒したことより、それらの弱点は全て解消された。

ドラゴンボール超』では、僧帽筋下部辺りに力を集中することで怒りの感情に関係なく覚醒できることが判明した。ただし、容易にできることではないらしく、キャベに教えられてすぐに超サイヤ人に覚醒できたカリフラは彼に天才と称された。

地球襲来前のナッパはサイヤ人と地球人との血が混じり合った、強力なパワーを持つ雑種のことを「スーパーサイヤ人…ってとこか」と表していた[注 27]。また、アニメ『ドラゴンボールZ』ではフリーザが「超(ちょう)サイヤ人」と呼んだこともある。

超サイヤ人のように、戦う時に変身するというアイデアは鳥山が当時子供と一緒に見ていた特撮テレビ番組からヒントを得たもの[42]

擬似超サイヤ人[編集]

超サイヤ人に完全に覚醒しきっておらず、悟空が無意識のうちに超サイヤ人の力を瞬間的に発揮した形態。悟空自身、それが超サイヤ人の力であるとは気付いていない[43]。劇場版『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』のスラッグとの戦いにおいて、悟空が変身している[39]。原作でも、ベジータやフリーザが「超サイヤ人」の存在を示唆しているような場面がある程度だった時期に公開された劇場版で登場した形態。この時に頭髪が逆立つというアイデアを出したのは、原作者である鳥山明。

髪を逆立て、黄金の気を纏い、戦闘力が大幅に上がるところこそ超サイヤ人と同じであるが、金髪にならず目も白目をむき、理性は失われる。また、この変身を長時間保つことはできない。劇中ではスラッグを一時圧倒したが、スラッグの正体が明かされた直後に状態が解かれてしまっている。

アニメ『ドラゴンボールZ』の「あの世一武道会編」においても、悟空が毛髪や瞳の色が変化しない黒髪黒目の状態のままで、超サイヤ人のような輪郭線のある鋭い目つきと逆立った頭髪に変身するシーンがある[注 28]。この形態の時は、オーラと共に発生する効果音が本来の超サイヤ人とは異なり、界王拳を発動した際の効果音と同じであった。また、次回予告の時点での該当シーンでは、従来の金色の超サイヤ人で描写されていた。

TVスペシャル『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』では、孫悟飯の指導の下で未来のトランクスが超サイヤ人へと変身する修業の際、擬似超サイヤ人に似た状態に変化している。だが修業では、その状態を維持することすらやっとで、超サイヤ人への変身には至らず全て途中で力尽きてしまっていた。

超サイヤ人(第1段階)[編集]

原作およびアニメ『ドラゴンボールZ』に登場する、超サイヤ人の最初かつ基本的な形態。軽い興奮状態になり、好戦的になる。髪が金髪に変わり瞳が緑色になる。目つきも鋭くなり、黄金色(黄色い)オーラをまとうようになる。

『ネコマジンZ』において変身したオニオ、ベジータ、悟空の3人は超サイヤ人2と同じくスパークが常時周囲に発生している。この時、悟空の毛は超サイヤ人2の状態ほど激しく逆立ってはいないが、作中では超サイヤ人1か2なのか説明は特にない。

元々好戦的であるベジータやバーダックは性格の変化が目立たないが、悟空の場合は普段は「オラ」である一人称が、超サイヤ人になると「オレ」に変わっていた(精神と時の部屋での修行後は変身後も「オラ」と言うようになる)。悟空やトランクスのように正しい心を持ったまま変身した者に関して、争いを好むかどうかはもともとの性格によるという解説もある[44]。後述の超サイヤ人第2段階よりは少ないものの体に負担がかかる模様で、悟空は心臓病が一気に進行している。

戦闘力は通常時の約50倍に跳ね上がり[45]、作中に登場する戦闘力測定装置スカウターでは、超サイヤ人悟空の戦闘能力は初期段階で1億5千万[45]であるとされている[注 29]。ただし、後に鳥山明は「当時50倍の強さとされていたがちょっと大袈裟で、作者の気持ちとしては今までの10倍ぐらいの変化という感じで描いていたと思う」と語っている[46]。原作内には50倍になるという説明は出てこない。後述の超サイヤ人第2段階および超サイヤ人第3段階との対比で「超サイヤ人第1段階」と呼ばれることや、超サイヤ人2および超サイヤ人3との対比で超サイヤ人フルパワー共々「超サイヤ人1」と呼ばれることもある。

サイヤ人ではないが、ミスター・サタンも超サイヤ人のような金髪の姿になるという妄想を何度かしており、この姿は『ICカードダス ドラゴンボール』で「スーパーミスター・サタン」と名付けられている。

変身したキャラクター

ゲーム作品のみで変身したキャラクター

  • 孫悟空(未来)[49]
  • ブロリー(未来)[49]
  • ドラゴンボールオンライン』の誌面上で紹介された主人公らしき人物(名前不明)
  • 『ドラゴンボールオンライン』アバター(人間族)
  • アバター男性超サイヤ人、アバター女性超サイヤ人「ヒーロータイプ」「エリートタイプ」「バーサーカータイプ」[36]
  • アバター[50]
  • ゴテンクス(青年期)[36]
  • トランクス(ゼノ)(ドラゴンボール ゼノバース[36]
  • 未来戦士(サイヤ人) - 『週刊少年ジャンプ』などの誌面上で紹介されたアバター設定画。(ドラゴンボール ゼノバース)
  • サイヤ人アバター(ドラゴンボール ゼノバース)
  • バーダック(ゼノ)[36]
  • ゴテンクス(ゼノ)[36]
  • ベジークス(ゼノ)[36]
  • ピニッジ[37]
  • カロリー[37]
  • 名称なし - 主人公とピニッジがEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公と孫悟空がEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公と孫悟空(GT)がEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公と孫悟飯(少年)がEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公と孫悟飯(青年)がEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公と孫悟天がEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公とベジータがEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公とトランクス(現代)がEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公とトランクス(未来)がEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公とバーダックがEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公とブロリーがEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • マキシフュージョンしたキャラクター[37]
  • マキシピニッジ[37]
  • 勝手にフュージョンしたキャラクター[37]
  • アバター(ドラゴンボール ゼノバース2)
  • 孫悟空(ゼノ)[38]
  • ゴジータ(ゼノ)[38]
  • ナッパ[51]
  • べジータ(ゼノ)[38]
  • カンバー[38]

超サイヤ人第2段階[編集]

超サイヤ人を超えるという観念の元に生み出された。超サイヤ人フルパワーとは異なり、第1段階から派生した別ベクトルの変身形態。筋肉が大きく膨れ上がり[注 30]、身体に纏うオーラがバーナーの炎のような激しいものへと変わる。パワーとスピードが第1段階よりも遥かに増す。第1段階よりエネルギーを消費し、体への負担も大きくなる。悟空は精神と時の部屋で実験的にこの形態になったが、それ以外で使うことはなかった。作中にて最初にこの形態に変身したのはベジータで、自らを「超(スーパー)ベジータ」と呼んだ。書籍などでは他の2人も超悟空、超トランクスと表記されていることがある。

鳥山明によるラフデザインでの段階では、「サイヤ人リミット」や「Zサイヤ人」などの仮名称がつけられている[52]

変身したキャラクター

  • ベジータ
  • トランクス(未来)
  • 孫悟空

超サイヤ人第3段階[編集]

トランクスがセルとの戦いで変身した姿。トランクスはベジータがセルに痛めつけられたことからこの形態に変身した。悟空も精神と時の部屋の修行中に悟飯の前で変身している。筋肉が第2段階よりも、さらに大きく膨れ上がり、髪の毛が第1段階や第2段階の超サイヤ人よりも、さらに広がる。トランクスが変身した際には完全体のセルから、「パワーだけは私を十分に超えている」と評され、通常の超サイヤ人を遙かに超えたパワーだったため、トランクスはこれが超サイヤ人を超えた姿と思いこんでいた。だが、あまりにも膨れ上がった筋肉のせいでスピードが殺されてしまっているためセルには一切攻撃が当たらず、エネルギーの消費が第2段階よりもさらに激しいためにすぐに息を切らしてしまい、逆に弱点を指摘されるだけの結果になった。悟空は精神と時の部屋の修行中に変身したときに「こんなにふくれあがった筋肉ではパワーは大きく上がってもスピードが殺されてしまう。でかいパワーも相手にあたらなければなんにもならない」と指摘し、この弱点を把握した後に修行の方針を変更している。セルから弱点を指摘されたトランクスは「父さんはだからあえてこの変身をしなかったんだ。こうなるのがわかっていて」と発言しており、ベジータがこの変身を作中披露するシーンはなかった。しかし、この形態の欠点を指摘していたセル自身も、超サイヤ人2の悟飯に追い込まれた際、逆上するあまりパワーに傾倒しすぎて動きを鈍らせてしまうという同様の失敗を犯している。アニメ版『超』ではトランクスがベジータとの修行であえてこの形態に変身し、油断と隙を作ると言う使い方がされた。このとき短髪だったトランクスはセル戦の時のように頭髪が長髪化していた。

変身したキャラクター

  • トランクス(未来)
  • 孫悟空
  • カリフラ

超サイヤ人フルパワー[編集]

名称はドラゴンボール大全集[53]の記述より。「超サイヤ人第4段階」とも呼ばれる[54]。この形態は第1段階の姿のまま、体や精神に大きな負担をかけずに超サイヤ人としての真の実力を発揮することができる。第2段階と第3段階はエネルギーを非常に激しく消費し、体の負担も大きくなることから総合的なバランスを考えた上では第1段階が一番安定していることを踏まえ、悟空と悟飯は精神と時の部屋での修行や、その後の日常で常に超サイヤ人の状態を維持することで普段から第1段階の状態に体を慣れさせることにより、超サイヤ人になったときの落ち着かない気分を消して興奮状態を克服した。同時に、パワーアップしても体への負担をごく小さくすることにも成功しており、気を高めることで高い戦闘力を発揮し、第1段階の姿のまま第2段階のベジータや第2段階と第3段階のトランクス(未来)をも上回る強さを見せている。落ち着かない気分を消し興奮状態を克服したため、変身後の悟空も一人称がそれまでの第1段階時の「オレ」から通常状態時と同じ「オラ」になっている。アニメで行われたあの世一武道会では、この状態で後述のブルー同様、一瞬だが界王拳の上乗せができる。悟空はブウ(純粋)との最終決戦にて、通常状態で元気玉を作って放ったが、ドラゴンボールによる体力全快後はこの形態に変身して元気玉を押し戻しブウ(純粋)にとどめを刺した。なお、この形態の時は通常時や驚いた時などにおいて、超サイヤ人の特徴である鋭い目が丸く描かれており、魔人ブウ編ではベジータや悟天とトランクス(現代)も同様の描写がなされている。

また、この状態はプレイディア版サイヤ人絶滅計画では「超サイヤ人の壁を越えた超サイヤ人」と呼ばれている。劇場版『極限バトル!!三大超サイヤ人』では、通常状態で元気玉をつくり超サイヤ人に変身した悟空に対しクリリンが「超サイヤ人(第1段階)じゃ元気玉はつくれない。邪悪な心では元気玉はつくれないぞ」と発言しており、変身後に崩壊した元気玉を吸収して合体13号に勝利した悟空について、クリリンは「悟空は超サイヤ人(第1段階)に変身したと同時に無意識の内に消えていく元気玉のエネルギーを自分の中に取り込んだんだよ、きっと」と解説していた。プレイディア版サイヤ人絶滅計画ではパワーアップしたハッチヒャックに対して、超サイヤ人(第4段階)の悟空が「今のオラは超サイヤ人の壁を越えた超サイヤ人だ。心までは悪に染まっていないつもりだ」と述べ、この状態のまま元気玉を作り放っている。

超サイヤ人2[編集]

当初は名称はなく、当時の書籍では「超サイヤ人第5段階最強形態[54]」とも呼ばれている。「超サイヤ人2」という呼称自体は悟空が魔人ブウ編にて、後述の超サイヤ人3の説明をするために便宜上のものとして付けた[55]

容姿は超サイヤ人に比べて、前髪などがさらに逆立ち、全身に常時稲妻状の火花が散るのが特徴(アニメではカットによりスパークの描写が省略され常時ではない)。

超サイヤ人第4段階の良好な身体バランスを保ったまま、全てにおいて超サイヤ人を超越する力を持てるが、体への負担も大きくなる。この状態は温厚な悟飯でさえも超サイヤ人第1段階以上に好戦的になるほどだが、これは精神力で抑えることが可能。強さは超サイヤ人の2倍[56]

セルゲームにて孫悟飯が超サイヤ人から変身する形で覚醒したのが初登場。登場当初は超サイヤ人を遥かに超えた戦闘力を持つ最強の形態として描かれた。セルゲーム終了後の厳しい修行により、悟空とベジータも魔人ブウ編までに変身を会得した[57]。亜種を除けば、初めて覚醒したのが悟空以外であった唯一の形態。原作にて超サイヤ人2に変身したのは、悟飯と悟空、ベジータの3人。

また『ドラゴンボール超』では未来の青年トランクスも、魔導師バビディ一味との闘いを経て、この形態に変身が可能になっている。漫画版『ドラゴンボール超』では、その戦闘力は超サイヤ人2のままで、悟空の超サイヤ人3に匹敵するほどの実力があると評価されている。他にも、超サイヤ人に変身したばかりのカリフラが、キャベがケールに殺されそうになった際に変身した他、力の大会では師匠として敬愛するベジータを貶されたキャベも変身している。ゲーム『ドッカンバトル』では暴走をコントロールしたケールの変身は超サイヤ人2に分類されている。

ドラゴンボール レイジングブラスト2』ではプラズマオーラを装着して、疑似的に超サイヤ人2の作成が可能。

連載終了後、原作者の鳥山は超サイヤ人2のことを忘れており、「自分で描いているのに、長髪になっている超サイヤ人3をずっと超サイヤ人2だと思っていた」と語っている[58]

変身したキャラクター

  • 孫悟飯
  • 孫悟空
  • ベジータ
  • ベジータ(魔人)
  • トランクス(未来)[59]
  • カリフラ[60]
  • キャベ
  • ケール
  • ケフラ

ゲーム作品のみで変身したキャラクター

  • 孫悟飯(未来)[49]
  • ブロリー[61][62]
  • アバター男性サイヤ人、アバター女性サイヤ人「ヒーロータイプ」「エリートタイプ」「バーサーカータイプ」[36]
  • バーダック[36]
  • ゴジータ[36]
  • ベジット[36]
  • サイヤ人アバター(ドラゴンボール ゼノバース)
  • ゴテンクス(青年期)[36]
  • 孫悟空(GT)(劇中では変身しておらず、オープニングで一瞬のみ)[36]
  • ベジータ(GT)[36]
  • バーダック(ゼノ)[36]

超サイヤ人3[編集]

原作と『ドラゴンボールZ』のテレビシリーズ(およびそのデジタルリマスター版『ドラゴンボール改』)における超サイヤ人の最強形態。悟空が魔人ブウ(無邪気)との戦いで初披露。悟空いわく、「時間のあるこの世では使うエネルギーが多すぎるため、あの世でしか使ってはいけない技」とのこと[63]。現代の少年トランクスはこの形態を「ウルトラ超サイヤ人」と呼称している。

身体的特徴は逆立った髪がそのまま腰の辺りまで長く伸びる他、それまでの超サイヤ人と異なり、眉毛が縮退し、眼窩上隆起(がんかじょうりゅうき)が起こる。変身を解くとこれらの身体的変化は元に戻る。超サイヤ人2同様、常時、体の周りをスパークが飛び交う。悟空においてのみ、前髪が一束垂れ、さらに瞳に瞳孔が黒く現れる。

初めて悟空が披露した時は変身に慣れていなかったため、変身を完了するまでにやや時間が掛かった。変身の際は周囲の建物が破壊されたり、雲の状態が変わるなど、驚異的なエネルギーの増大を示唆する何らかの影響が周囲に現れる。悟空の初変身の時に地球全体が揺れるなど、その凄まじさが強調され、原作では珍しくスクリーントーンも使われた。後の変身では比較的簡易な演出で変身していたが、アニメの変身では画面全体が揺れ動き、雷鳴や地鳴りが起こり、さらに大猿化のカットも入るなど変身描写が強調されている。なお、変身を解除すれば髪や眉は元に戻る。その強さは超サイヤ人2の4倍[56]。魔人ブウ(無邪気)と互角の戦いを見せ、その戦闘が悟飯、悟天、トランクスら新世代をさらなるレベルへの修行に鼓舞させることにもなった。ただ、この時の悟空は占いババの力によって一時的に現世へ戻っていた故人である自らの立場を踏まえ悟飯ら若い世代の力で魔人ブウを倒してほしいと願っていたため、全力で戦えばブウを倒せていたがあえてそうしなかったと後に語っている。

それまで最強を誇った超サイヤ人2を更に超越したパワーを発揮できるものの、エネルギー消費が著しいため生きている状態では短時間しかこの形態を維持できない。一時期の悟空のように死者である場合はその制限がないが、上述のように死者の悟空がこの世に1日だけ帰ってきていた時にこの形態へ変身した際にはその異常な力から現世にいられる時間が大幅に減った。フュージョンにより基礎能力が大幅に向上したゴテンクスは、精神と時の部屋での修行により比較的短期間で習得した。変身時は、その驚異的な戦闘力で魔人ブウ(悪)を追い詰めたが、膨大なエネルギー消費という欠点ゆえ、変身時間が終了してしまい窮地に陥った。ゴテンクスが超サイヤ人3でいられる時間は5分。

魔人ブウ(純粋)との最終決戦において、悟空は老界王神の命を譲り受けて現世へと戻った状態で初めて超サイヤ人3のフルパワーを出して戦った。1分間気を溜め続けることに専念できれば魔人ブウを完全に消し去ることができる域にまで気を高められるはずと推測したが、生きている状態での気の膨大な消費量と、魔人ブウ(純粋)の戦闘力が想像以上でダメージも大きく、1分間以上気を溜め続けるも、実際はそこまで気を高めることができずに超サイヤ人そのものの変身時間も終了した。だが、以前の魔人ブウ(無邪気)戦もあの世で見ていたベジータが、この時の超サイヤ人3のフルパワーの戦闘を見て「魔人ブウ(純粋)と闘えるのはお前だけ[64]」「想像以上の強さ[65]」と発言し、初めて悟空を「お前がナンバー1だ[66]」と素直に認めさせるほどの強さを見せた。

魔人ブウ編と原作のエピローグの間を描いた劇場版『神と神』およびテレビシリーズ『』にて、この形態のフルパワーで破壊神ビルスに挑むも、全く歯が立たずビルスの2発の攻撃で敗れた。

GT』ではベジータに憑依したベビーとの初戦で変身するも身体が小さくなっていた為にただでさえ短い変身時間が更に短くなっていた。

原作にて超サイヤ人3に変身したのは、悟空とゴテンクス。

変身したキャラクター

  • 孫悟空
  • ゴテンクス
  • 孫悟空(GT)

ゲーム作品のみで変身したキャラクター

  • ブロリー[61][67]
  • ベジータ[67]
  • トランクス(未来)[36]
  • トランクス(GT)[36]
  • ゴジータ[36]
  • ベジータ(GT)[36]
  • 孫悟飯(未来)[36]
  • ベジータ(魔人)[36]
  • ブロリー(破壊王)[36]
  • ベジット[36]
  • アバター男性サイヤ人、アバター女性サイヤ人「ヒーロータイプ」「エリートタイプ」「バーサーカータイプ」[36]
  • ゴテンクス(青年期)[36]
  • バーダック(ゼノ)[36]
  • トランクス(ゼノ)[36]
  • 孫悟飯[36]
  • ゴテンクス(ゼノ)[36]
  • 主人公と孫悟空がEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公と孫悟空(GT)がEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公とベジータがEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公とブロリーがEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 勝手にフュージョンしたキャラクター[37]
  • アバター(ドラゴンボール ゼノバース2)
  • ラディッツ[38]
  • 孫悟空(ゼノ)[38]
  • ベジータ(ゼノ)[38]
  • ベジータ(初期)[38]
  • ナッパ[38]
  • ベジット(ゼノ)[38]
  • ゴハンクス(ゼノ)[38]

伝説の超サイヤ人[編集]

劇場版『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』他劇場版2作品において登場した劇場版オリジナルキャラクターであるブロリーが変身する形態。1000年に一人あらわれるというサイヤ人の伝説にあるように、破壊と殺戮を好むことから伝説の超サイヤ人と呼ばれている[68]。悟空たちが変身する超サイヤ人とは異なる進化を遂げた存在であり[68][注 31]、超サイヤ人の本来の姿である最も血と殺戮を好むサイヤ人そのものというコンセプトで生み出された。ブロリーは通常の超サイヤ人になることが可能だが、それからさらにこの形態へと変身することができる。変身すると、通常の超サイヤ人から更に髪は逆立ち、目は白目になって、身体は超サイヤ人第3段階のように筋肉が膨れあがる[注 32]。なお、変身時には全身から閃光を発する。

変身したキャラクター

  • ブロリー
  • バイオブロリー

ゲーム作品のみで変身したキャラクター

  • ブロリー(未来)[69]

超サイヤ人4[編集]

『ドラゴンボールGT』に登場する形態で、同作における超サイヤ人の最終形態。大猿に変身して理性を保てた超サイヤ人である悟空とベジータだけが変身できた、大猿の力がベースの最強の戦士[70]。黄金大猿の強大なパワーと、大猿にはない超スピードを併せ持つ。これまでの超サイヤ人とは違い黒髪で、後ろ髪が背中あたりまで伸び、両首筋から胸にかけて2束、伸びた頭髪が垂れる。全身が赤い体毛に覆われていること、大猿の面影を残した容貌、そして瞳の色や眼の周りが赤く縁取られている点が特徴。服装は変身前から上着のないものとなるが、変身を解くと服装も元に戻る(変身前に破損していたケースも含めて)。性格は冷静かつ好戦的になり[70]、悟空の一人称は「オラ」より「オレ」が多い。また、従来の超サイヤ人、特に超サイヤ人3の欠点であった激しいエネルギー消耗による体への負担とそれに伴う変身時間の減少は、超サイヤ人4への覚醒によって解消された。

各種書籍では、「最強を超えた存在[71]」、「究極の戦闘フォーム[72]」、「超サイヤ人の究極形態[73]」、「完全最強モード[73]」、「悟空とベジータだけが到達できた最強モード[70]」、「サイヤ人のパワーを極限まで引き出した姿[70]」、「サイヤ人の持っている戦闘力を極限まで引き出した姿[74]」、「最強の戦士[74]」と評されている。

回復については不明な点があり、劇中では第37話で老界王神がキビト界王神に「お前の力では超サイヤ人4の悟空を復活させられない」と発言しており、仙豆やデンデの回復は全話において触れられていない。『GT』オリジナルの設定として、サイヤ人の気は「サイヤパワー」と呼称される独特の性質を持ち、劇中で悟空を急速回復させる際は、悟飯ら仲間たちから「サイヤパワー」を譲渡してもらう手段のみが行われた。悟空は一星龍との戦いで、フルパワーに回復後も危険ながらサイヤパワーを悟飯ら仲間たちから限界以上に譲渡してもらうことで、超サイヤ人4の限界を超えることに成功。その際には「ちょうフルパワーサイヤ人4」と名乗り、一時的に戦闘力を大幅に向上させた。外観こそ大きな変化はないが、通常の超サイヤ人4ではまったく歯が立たなかった一星龍を圧倒してみせた。

究極ドラゴンボールによって子供の姿になった悟空は、超サイヤ人4に変身している間は大人の姿に戻ることができる。本来は尻尾が生えている状態で月を見るか、ブルーツ波を浴びないと変身できないが、悟空は自由に超サイヤ人4に変身できる特異体質らしく[70]、1度、黄金の大猿になった後の2回目以降の変身は、意識の中だけで、大猿に変身する過程を経過して飛ばすことが可能[75]。尻尾がないベジータが変身するには、ブルマが開発した超ブルーツ波発生装置により、満月状態のブルーツ波を千倍にして一点に集め照射されたブルーツ波を浴びる必要がある。

デザインはアニメーターの中鶴勝祥。『GT』中盤のストーリーを練っているうちに出てきた流れから考え出され[76]、サイヤとツフルのパワーが融合した敵であるベビーとの決戦には、超サイヤ人3を凌ぐ戦士が必要という考えや、敵の邪悪龍を通じてドラゴンボールの存在意義を考えるというテーマから、物語の幹であるドラゴンボールが敵なら悟空も究極の形になるべきという考えから、潜在能力を更に開放させる変身として4を登場させるしかないという結論に到り、超サイヤ人4こそが1000年に一度現れる伝説の超サイヤ人ではないかというコンセプトでデザインされ、物語への登場となった[77][78]

上半身が上着を着ていないのは、赤い体毛を目立たせることで野生を強調するという演出の狙いからであり、悟空が大猿になるという話を聞いた中鶴により野性をコンセプトにしてデザインされた[79]。悟空が変身後、大人の姿で描かれているのは、これまでのシリーズを通して最強の形態にあたるため、子供の姿のままでは説得力に欠けることから、強さを最優先で強調させるためビジュアル的なインパクトで勝負すべきという判断から[75]。中鶴が超サイヤ人4のラフを描いて鳥山にチェックしてもらうという流れだったが、少し修正が入っただけでアイデア自体の変更はなかった[80]

後に『ドラゴンボールGT DVD-BOX』のブックレットには、中鶴勝祥のデザイン画を見て鳥山明が描き下ろした超サイヤ人4孫悟空の似顔絵が掲載された[81]

変身したキャラクター

  • 孫悟空 (瞳の色:黄色)
  • ベジータ(瞳の色:緑)
  • ゴジータ(瞳の色:青、髪の色:赤)

ゲーム作品のみで変身したキャラクター

  • ブロリー[61][36]
  • 孫悟飯(瞳の色:黄色)[36]
  • 主人公と孫悟空がEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公とベジータがEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 勝手にフュージョンしたキャラクター[37]
  • バーダック[38]
  • 孫悟空(ゼノ)[38]
  • ブロリーダーク[38]
  • べジータ(ゼノ)[38]
  • ゴジータ(ゼノ)[38]
  • ベジット(ゼノ)[38]

超サイヤ人ゴッド[編集]

劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』およびテレビシリーズ『ドラゴンボール超』において悟空が変身した「伝説の救世主」と言われる最強のサイヤ人[82]。本作の前日談である『銀河パトロール ジャコ』のおまけストーリー『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』においてフリーザがその存在を語った際には、「超サイヤ人神ゴッド)」と表記されていた。破壊神ビルスと渡り合えるほどの戦闘力を誇る。神のような質の高いクリアな気[83]を持っており、その力は神の域に達していない者には感じ取ることすらできない。

正しい心を持った5人のサイヤ人が手を携え、その正しい心の光をもう1人に注ぎ込む、という超サイヤ人ゴッドへの変身条件を聞いた悟空は、孫悟飯、孫悟天、ベジータ、トランクス、そしてビーデルが身ごもっていた悟飯の子(のちのパン[84])ら5人の光をその身に受け、超サイヤ人ゴッドに覚醒する。これ以外の単純なエネルギー(気)の譲渡については、単なるパワーアップでしかなく、神の域の力に達することはできないと、作中ピッコロやビルス(『ドラゴンボール超』ではウイス)が指摘している。

その容姿は、全身を炎のようなオーラが包み、頭髪も炎のように赤色に変化。目は輪郭線があるものに変わり、瞳孔は黒・虹彩は赤の二色の瞳となる。体格は通常時より若干スリムになった。漫画版では従来の変身で発生したスパークに変わり、光の煌きに包まれる。

悟空は変身後、初めて体感するその驚異的な力に「こんな世界があったなんてよ」と感動するも、自分自身の力でその域に辿り着けたわけではないことに不満を見せる。基本的に闘いを試合としてしか考えていないので、5人の力を借りるというのはフェアではなく抵抗があったが、さらに先の世界への好奇心が勝っていた[85]。その力をもってしてもビルスを倒すには至らない上に効果時間が切れてしまうが、悟空はそのことに気付くことなく闘い続けた。超サイヤ人ゴッドの変身が解けて通常の超サイヤ人へと変化しても大幅には戦闘力が下がることがなかったが、これについてビルスは、天才的な格闘センスを持つ悟空が超サイヤ人ゴッドの世界を体験したことで、それを身体が吸収してしまったと考えている。

その後、悟空は追い詰められながらも、気まぐれに破壊を行おうとするビルスに激怒し、チチの祈りと、これまで共に戦ってきた仲間たちの声援を受け、無意識に一瞬だけ再度変身。ビルスが放った巨大な光球を相殺して地球と仲間たちを守り、彼を驚愕させた。再度変身したことについてビルスから一体何が起こったのかを尋ねられたが、無我夢中だった悟空は「知らねえよ」と答えている。また、ビルスと比較しての強さは「ビルスの強さが“10”だとしたら、超サイヤ人ゴッドの悟空の強さは“6”といったところでしょうか。ただ、サイヤ人は強い相手との闘いで強さをドンドン増しますので、長く戦うほどその差は縮まり、やがて逆転することも可能かもしれません[85]」と述べている。条件を満たしているならば他のサイヤ人も超サイヤ人ゴッドへ変身可能だが、変身するサイヤ人自身の戦闘力によって強さは変わってくる[85]

伝説の中の伝説の存在と言われており、神龍のみがその詳細を知っていた。過去にも一度だけ、悪しきサイヤ人を倒すため正しい心を持つ少数のサイヤ人の中から現れたが、反乱途中で変身が解け、力尽きたという。フリーザが恐れていた「伝説の超サイヤ人」について鳥山明は2017年のインタビューで、「超サイヤ人ゴッドとは、ある意味、同一人物。かなり昔、正しい心を持ち仲間5人と反旗をひるがえしたヤモシという男が、はじめて超サイヤ人になったが力尽きて倒されてしまう。以後、ヤモシの魂はさまよい、更なる救世主である超サイヤ人ゴッドを求めて、正しい心を持つサイヤ人6人を探し続けている」「それでゴッドになるには、あの儀式がいる」と答えている[5]

鳥山明は「超サイヤ人2、3は超サイヤ人のパワーアップしたバリエーションに過ぎず、ビルスとの闘いの後、平常時と超サイヤ人(1)を極めたほうがレベルを上げられて体力の消耗も少ないと悟った悟空は、おそらくもう2や3に変身することはない[86]」と語っている。超サイヤ人ゴッドの力を手に入れた悟空とベジータは、劇場版アニメ『復活のF』では通常状態のままか、後々に変身可能となった超サイヤ人ゴッドSS(ブルー)の状態で戦っていたが、『ドラゴンボール超』では、本形態へ覚醒して以降も、超サイヤ人1〜3いずれにも変身している。しかし、いずれの場合も全力で闘う場面ではなく、体力の温存や、敵の実力を探る時や、修行中の変身となる。『神と神』での破壊神ビルスとの闘い終盤の、外観は超サイヤ人1でも神の域に近しい戦闘力を保っていた時のように、神の域の力を手に入れた後に変身する超サイヤ人1〜3が、神の次元に近い戦闘力を持っているのか、それともそれ以前と同じ戦闘力のままなのかは言及されていない。

鳥山明は「悟空はもうゴッドの力を吸収して自分のものにしたので、ゴッドに変身する必要はない[85]」と語っているが、漫画版『超』にて悟空は、第6・第7宇宙破壊神選抜格闘試合でのヒットとの対戦で、5人の協力を必要とする手順を踏まずに独力でこの形態に変身しており、この際、悟天が「超サイヤ人レッドだ!」と発言しており、これ以降に何度も変身している。またベジータも漫画版ではゴクウブラック戦でこの形態に変身しており、ブルーと比べて消耗が少ないというメリットを利用して一瞬だけブルーに変身するという戦術で戦いを優位に進めた。アニメ『超』では宇宙サバイバル編のディスポ戦で悟空がこれと同じ戦い方をしている。ベジータはアニメ『超』ではこの形態に変身しなかったが、劇場版アニメ『ドラゴンボール超 ブロリー』で変身する[87]

企画当初、山室直儀の案ではマントを付けているゴツいデザインだったが、鳥山明によってデザインし直された[88]。そのデザインについて鳥山明は「超サイヤ人が(進化するにつれ)どんどん派手になっていき、超サイヤ人3では髪も伸びていた。なのでできるだけ削ぎ落とし、サイヤ人の神様ということで、逆に限界までシンプルにした[89]」「どんどんマッチョになりはじめた悟空、ハデに変身する悟空に抵抗があったので、軌道修正をしたかった[85]」「キャラクターが変身を重ねるごとにマッチョになっていったので、今回の変身はスリムにしたいという思いがあった[90]」と語っている。髪色が赤いのは、鳥山によると「単に強そうだから。金色は使ったし、青だとあまり強そうではないし、ビジュアル的に赤がわかりやすい」という理由から[91]

変身したキャラクター

  • 孫悟空
  • ベジータ

ゲーム作品のみで変身したキャラクター

  • アバター男性サイヤ人、アバター女性サイヤ人「ヒーロータイプ」「エリートタイプ」「バーサーカータイプ」[36]
  • 主人公と孫悟空がEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 勝手にフュージョンしたキャラクター[37]

超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(超サイヤ人ブルー)[編集]

劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』およびテレビシリーズ『ドラゴンボール超』に登場する“超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人[92]。どういった形態なのかは前述のように悟空が劇中で説明していたが、初登場時に作中では正式な名称についての言及は無く、原作者の鳥山明による設定画[93]や関連書籍や各種ゲームなどでは「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(スーパーサイヤじんゴッドスーパーサイヤじん)」と呼称されている。ゲームやフィギュアなどの関連商品では「超サイヤ人ゴッドSS」、「SSGSS」と省略表記が用いられることもある。ゴールデンフリーザ戦後に当たる漫画版『超』第5話では、悟空とベジータが修行中に「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」の呼称を用いていたが、名称が長くて言い辛く舌を噛んでしまっていたため、それを見ていたウイスが「超サイヤ人ブルー」という略称の使用を提案していた。この会話はアニメ版『超』では存在しないが、アニメ版でもその後の破壊神選抜格闘試合以降、悟空らがこの略称を使用するようになっている。この略称の登場後も、関連商品やゲーム中での形態名の表記には「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」の方を引き続き使用している事が多い。ベジータはこの形態にゴールデンフリーザ戦で変身した際、劇場版『復活の「F」』では「伝説の超サイヤ人」、『超』第27話では「伝説の超サイヤ人を超える存在」と発言していた。

超サイヤ人ゴッドのパワーをその身に取り込んだ状態のサイヤ人が、更に超サイヤ人に変身した姿。超サイヤ人ゴッドと同じく、炎のようなオーラで全身を包むが、そのオーラの色は赤色から水色に変化している。頭髪や目つきは超サイヤ人ゴッドと異なり、超サイヤ人1時のような逆立った頭髪と鋭い目つきとなり、色もオーラと同じく水色となる。また『超』において、神の域の力に達していない者には、超サイヤ人ゴッド同様その気を感知できない。漫画版では不定形の気泡のようなオーラが混じる。

悟空は『神と神』での破壊神ビルスとの闘いの中、神の域の力を無意識にその身に取り込み、超サイヤ人ゴッドの変身が解けて通常の超サイヤ人に戻っても大幅にパワーダウンすることはなかったが、この形態は他のサイヤ人の協力なしで神の次元の力を引き出せる上、超サイヤ人ゴッドを超える戦闘能力を持つ[94]。依然として破壊神ビルスには敵わないものの、この姿に変身した悟空とベジータが2人で協力すれば、ウイスによると「なんとか互角に闘えそう」な域に達している。

悟空と共にウイスの下で修行したベジータも、この形態に変身が可能。ウイスには修行の際、悟空に遅れを取っているという発言をされているが、戦闘力の話なのかこの形態になった順番かは不明。映画、テレビ、漫画ともに、基本的にこの形態では悟空と同格の実力を持つ。ベジータが神の域の力をその身に取り込んだ経緯は描かれていないが、『神と神』の最後に、後で超サイヤ人ゴッドへの変身を協力するよう悟空に確約させていた。しかし『超』では悟空から協力を提案されるも、ベジータは自分の力だけで強くなって、破壊神も超サイヤ人ゴッドも悟空も倒すと、その提案を断った。また、ベジータは他のサイヤ人の力を借りずに自分1人の力で神の力を得たと、『超』第27話で悟空が発言している。

鳥山明は、頭髪やオーラを水色に変化させたことで「ある限界を超え、強く、そして穏やかになり、冷静に闘えるようになった」ことを表現した、と語っている[93]。作中でも、悟空はゴールデンフリーザ相手に劣勢にありながら、体力の消耗が激しいというフリーザ自身も気付いていなかった弱点を見抜き、それまで闘いをほぼ見ているだけだったベジータもその弱点に気付いている。原作では新たな力を得ると自惚れがちだったベジータも、冷静かつ確実にフリーザを倒そうとするなど、落ち着いた精神状態が特徴。

また悟空は、第6・第7宇宙破壊神選抜格闘試合でのヒットとの対戦中に、超サイヤ人ブルーの「強さと穏やかな心を併せ持ち、気のコントロールを極めた」状態という特性から、これまで封印していた界王拳を発動させて更なる戦闘力の上乗せを実現した。しかし、発動に失敗すると死ぬ危険もあり、ただでさえ体への負担が激しい超サイヤ人ブルーに界王拳を重ねがけしているため、その負担は尋常ではなく、長時間の発動は不可能。この無理の影響で試合の後日、気を上手くコントロールできなくなる「遅発性乱気症」をしばらくの間、発症している。北の界王からは二度と戦えなくなる危険性を指摘されている。

なお、漫画版『超』では界王拳を使用するシーンは無く、体力の消耗が激しいため短期間での2回目の変身では約10分の1以下ほどまでに力が落ちるといったデメリットが語られており、キャベ戦で一度変身したベジータが次の試合でヒットに負ける原因となった。ただしその後、精神と時の部屋で修行を重ねたことでベジータはこの弱点を克服しており、ゴクウブラックとの再戦時には、あえて超サイヤ人ゴッドをベースにして闘い、攻撃の瞬間だけ超サイヤ人ブルーになるという戦術を用いて体力の消耗を軽減させた。また、悟空は別アプローチとして溢れ出すブルーのオーラを体内に封じることで正面から弱点を克服し、常にブルーのパワーを100%発揮できる「超サイヤ人ブルーの完成」に到達した。しかし莫大なパワーを体内に納める行為は常に自滅してしまうリスクを背負うことを意味し、悟空自身まだ習熟していないのもあって体への負担は大きく、限界が近づくとオーラが放出されてしまう。悟空は敢えて右腕のみブルーのパワーを解放させ、破壊神共通の技である「破壊」を使用している。宇宙サバイバル編ではベジータも遅れてこの領域に達したが、通常のブルーでは歯が立たないビルスに善戦こそできたものの、本気を見せたビルスにあっさりと敗れている。

変身したキャラクター

  • 孫悟空
  • ベジータ
  • ベジット

ゲーム作品のみで変身したキャラクター

  • 主人公と孫悟空がEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • 主人公とベジータがEXフュージョンしたキャラクター[37]
  • マキシフュージョンしたキャラクター[37]
  • 勝手にフュージョンしたキャラクター[37]
  • アバター男性サイヤ人、アバター女性サイヤ人[38]
  • アバター(ドラゴンボール ゼノバース2)

超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・進化[編集]

力の大会での破壊神トッポ戦にて、全てを捨てないままキャベとの約束も果たそうと誇り高く戦う覚悟によって、悟空の身勝手の極意とは別のパワーアップを目指したベジータが超サイヤ人ブルーを進化させた形態[95]。姿は超サイヤ人ブルーだが、瞳の虹彩は青色で、オーラと髪の色が若干濃くなり、光の粒子を纏うオーラを発する。この状態のベジータは界王拳を使用した超サイヤ人ブルー悟空にも匹敵するパワーとスピードを発揮し、超サイヤ人2の時は命を落とした自爆技にも耐えるほどの防御力を誇る。

変身したキャラクター

  • ベジータ

超サイヤ人ロゼ[編集]

テレビシリーズ『ドラゴンボール超』においてゴクウブラックが変身した形態。名称の「ロゼ」はフランス語で「バラ色」の意味。

その名が示す通り、毛髪は淡いピンク色に変化し、全身からは紫がかったピンク色(マゼンダ)のオーラを発する。瞳の色は薄灰色に変化し、気を解放し高めると、瞳は薄灰色からピンク色へと更なる変化を示す。

アニメ版ではこの形態の詳細は明かされなかったが、「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人と同等」という解説がある[96]。また、漫画版でも変身の際に悟空でいう所の超サイヤ人ブルーに相当する変身であることが明かされた。サイヤ人が超サイヤ人ゴッドを超えた場合は青、神が超サイヤ人ゴッドを超えた場合は薄紅色になるとされる。

超サイヤ人ブルーになった悟空やベジータを圧倒する強さを見せ、最終決戦では精神と時の部屋で修行し実力を上げたベジータの猛攻の前に一時劣勢となるが、自身も怒りを糧に戦闘力を向上させ、新能力にも覚醒した。

超サイヤ人ロゼのゴクウブラックと、未来世界のザマスが、界王神に伝わる神具「ポタラ」の力で合体すると、髪の色が白色の超サイヤ人のような姿の「合体ザマス」へとパワーアップした。この白髪の形態が、厳密に超サイヤ人に該当するのかは不明。この姿になって以降も、全身からは超サイヤ人ロゼと同じくマゼンダ色のオーラを発する。

変身したキャラクター

ゲーム作品のみで変身したキャラクター

  • カロリーブラック[37]
  • ギニュー(ドラゴンボールゼノバース2)

その他[編集]

  • 老界王神の潜在能力解放の儀式を受けた孫悟飯は、超サイヤ人へ変身する要領で気合いをこめることで、「ドラゴンボール大全集[97][68]」などの関連書籍や関連商品や各種ゲームなどでは、主に「アルティメット孫悟飯」や「アルティメット悟飯」などと呼称される形態に覚醒する。覚醒する要領こそ超サイヤ人と同じだが、こちらは厳密には変身ではなく力の解放であり、老界王神はこの形態と超サイヤ人を比較して、超サイヤ人は「邪道」と評している。超サイヤ人3ゴテンクス以上の戦闘力を誇りながらも、この形態でいられる制限時間などもない。戦闘時には性格的な甘さが消え、一人称が「ボク」から「オレ」に変わる。外見は、毛髪や瞳の色は変わらずに黒目黒髪のままで、超サイヤ人2の時のような逆立った頭髪で前髪が額中央に一束垂れ、目の全体に輪郭線のある鋭い目つきの姿に変化する。これまで平常時の悟飯の目は、悟空や悟天の平常時と同じく目の内側には輪郭線のない形状に描かれていたが、老界王神の潜在能力解放後の原作や『GT』では、以前と異なり目の全体に輪郭線が描かれるようになるも、戦闘時と異なり鋭さのない穏やかな丸い形状の目に描かれている。この丸い形状の目の全体に輪郭線がある状態が、通常状態なのか、いわゆる「アルティメット悟飯」なのか作中でも関連書籍でも明言されていないが、ゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』の孫悟飯(GT)では「通常」状態として扱われている。また、原作の其之五百十二の扉絵やフルカラーコミックス最終巻の表紙に使用されているイラストでの、魔人ブウ(純粋)により地球ごと消滅させられた後の頭上に天使の輪が浮いた悟飯や、劇場版『神と神』の公開記念に鳥山明が描き下ろしたポスター用イラストでの悟飯、鳥山明が脚本を務めた劇場版『復活の「F」』での平常時の悟飯は、悟空や悟天の平常時と同じ(目の内側には輪郭線のない)形状の目で描かれている。鳥山明がストーリー原案を務めるテレビシリーズ『ドラゴンボール超』では、各話ごとで(場合によっては同話内でも場面によって)目の形状が異なり、描き分けが統一されていない。一方、同じく潜在能力解放後の悟飯が出ている劇場版『龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』では、通常時が目の内側には輪郭線のない目で頭髪も普段通り、潜在能力解放時が輪郭線のある鋭い目つきと逆立った頭髪に変化と描き分けが明確になされていた。
原作では潜在能力解放後は超サイヤ人に変身しないが、鳥山明がストーリーを手掛けた劇場版『神と神』やテレビアニメ『ドラゴンボール超』では、破壊神ビルスとの戦闘では老界王神の潜在能力解放状態で挑み、悟空を超サイヤ人ゴッドへ覚醒させる協力の際には超サイヤ人に変身しており、2つの形態を状況に応じて使い分けている。各種ゲームなどでも両形態を任意で切り替えられることがある。『ドラゴンボール超』の「フリーザ復活編」では、学者となったことで武術から遠のき、超サイヤ人に変身するのがやっとの状態で潜在能力解放状態を引き出せずにいた。だがその後、戦闘力を取り戻すべく学者業の合間にピッコロから再修行の手解きを受け、「宇宙サバイバル編」での力の大会開催直前のピッコロによる特訓にて、再びこの潜在能力解放状態への覚醒を成功させた。ピッコロとの特訓を終え、その力を試すべく悟空と対戦した際にも、悟飯はこの潜在能力解放状態で戦闘。この時、悟空に超サイヤ人には変身しないのかと問われた際には「僕が目指すのはまだ誰も見たことのない究極の姿。父さんとは違うやり方でそこを目指します」と答えた。この闘いでは悟空の超サイヤ人ブルーにすら押し負けない猛攻を仕掛け、悟空に超サイヤ人ブルー界王拳で応戦させるほどの戦闘力を発揮した。PSP用ゲームソフト『ドラゴンボールZ 真武道会2』では、未来の孫悟飯も老界王神の潜在能力解放の儀式を受け、この形態に覚醒している。
  • 劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』およびテレビシリーズ『ドラゴンボール超』では、ブルマがビルスのビンタにより倒れた際に激怒したベジータが一時的に変身した超サイヤ人は、見た目は超サイヤ人1とほぼ変わらないが、超サイヤ人3の孫悟空や潜在能力を解放した孫悟飯ですら、まともに攻撃を加えることすらできなかった破壊神ビルスに、ダメージこそなかったものの攻撃を加えることには成功した。これを見ていた亀仙人は、この時のベジータは悟空を超えていたのではと推察した。アニメでは、この時に放つ気の色は赤みがかった金色で、放つ気功波の色は紫色で彩色されている。また『超』では、超サイヤ人2のように全身に稲妻状の放電も散っていて、この戦闘力の飛躍を後に悟空は「すげぇ超サイヤ人」(『超』では「すんげぇ超サイヤ人」)と表現していた。
  • 『ドラゴンボール超』の「“未来”トランクス編」にて、未来のトランクスがゴクウブラックへの激しい怒りで超サイヤ人へと変身した際には、全身の筋肉が隆起するような描写の後、その全身を青色の光が包み、さらにその外側に金色のオーラを発するという、特異な姿の超サイヤ人へと変身した。毛髪の色は変身直後、一瞬だけ青く光るも金色に戻った。変身直後の瞳は白目で無意識のような状態で戦っていたが、戦闘中に意識を取り戻すと通常の超サイヤ人と同じ緑色の瞳に戻った。超サイヤ人ロゼのゴクウブラックにまでは及ばないものの、圧倒されないだけの高い戦闘力をみせた。初変身中に意識を取り戻して以降、トランクスはこの力を自身のものとした様子で、超サイヤ人への再変身の際には、意識を保ったまま任意でこの姿に変身できるようになっている。超サイヤ人ブルーのベジットの気の高まりを察知できるなど、神の次元の気を認識できるようにもなった。漫画版『ドラゴンボール超』では登場していない。ゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』では白目の状態で登場し、「超サイヤ人 怒り」として通常の超サイヤ人と区別されている。
  • 『ドラゴンボール超』において第6宇宙のケールが、姉貴分のカリフラを奪ったキャベや悟空に対する怒りで超サイヤ人に覚醒した際は、前述の伝説の超サイヤ人に似た、白目に黄緑の髪で身長が伸び筋肉も膨れ上がった特徴の形態に変身した。このケールを見たベジータは「もしかしたらあれは本来のサイヤ人そのものかもしれんのだぞ」と悟空に警告した。ゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』や『スーパードラゴンボールヒーローズ』では「暴走」と表記されている。その後、カリフラの助けになれない自分への怒りで、伝説の超サイヤ人に似た暴走状態と通常の超サイヤ人の中間のような、やや背が伸びやや筋肉質な体型で黄緑がかった金髪が特徴の形態に変身。悟空との戦いでは、もっと強くなりたいという思いから再び暴走状態の超サイヤ人に変身してしまうもカリフラの言葉に触発され、伝説の超サイヤ人に似た暴走状態と通常の超サイヤ人の中間のような形態のまま、暴走状態のときの力を発揮できるようになり、その力も完全にコントロールできるようになった。関連性は不明だが、第114話の予告では「伝説の超サイヤ人となったケール」とナレーションしている[98]
  • 2017年度のユニバーサル・スタジオ・ジャパン内のアトラクションで公開された『ドラゴンボールZ・ザ・リアル4-D at超天下一武道会』では、ブロリーの新たな形態である「ブロリーゴッド」が登場。外見は髪のボリュームが全体的に増して超サイヤ人3並みの長さとなり、そのパワーは超サイヤ人ブルーの悟空とベジータを寄せ付けない。悟空に対する異常なまでの執念が極限に達して変異し、ドラゴンボールによる復活を行わずに自力で死を覆して現世に蘇った常識外れな存在として描かれた。

栽培マン[編集]

声 - 古川登志夫鈴置洋孝古谷徹(Z[99]、ゲーム『ドラゴンボールZ』)→沼田祐介(ゲーム『ドラゴンボールZ2』以降)他

『ドラゴンボール大全集 7巻』では「鳥山明のアニメ用メモにはサイヤ人の科学者がバイオテクノロジーで作ったと言う裏設定がある」と解説されているが[100]、2017年のインタビューで鳥山明は「栽培マンはサイヤ人の発明というわけではなく、ある星でみつけた生物です」と答えている[5]種子と成長液がセット内容。種子を土に埋め込み、成長液を垂らして数秒待つだけで、誕生する。土地の栄養状態によって戦闘力が変化するという特性を持つ[101]

言葉を発することはできないが、命令を理解する能力は持っている。戦闘では頭部から溶解液を発射し、いざとなれば自爆する捨て身の攻撃も使う。

ベジータたちが地球へ来襲した際に6体生み出され、地球の戦士たちと闘った。この土ならいいサイバイマンが育つ、戦闘力は1200、パワーだけならばラディッツに匹敵する[102]、とナッパは発言している。

1体目は天津飯と闘うが圧倒され、やる気を見せなかったという理由でベジータの衝撃波で粉々にされる。2体目はヤムチャと闘うものの実力では負け、かめはめ波で倒されたかに見えたが、死亡しておらず、油断したヤムチャに組み付き自爆し相討ちとなる[注 33]。これに逆上したクリリンが拡散エネルギー波を発動して3体をまとめて消滅させ、エネルギー波をかわした残る1体は悟飯を襲おうとするも、ピッコロに防がれ、口から放ったエネルギー波によって倒される。

TVSP『たったひとりの最終決戦』では強化型が登場。当時5歳であったベジータに難なく倒された。『GT』では地獄から大量発生し、悟天とトランクスを大いに気味悪がらせるが、ウーブにより退治される。

アニメでは特定の担当声優はおらず、他のキャラクター役としてその場に居合わせた声優たちが複数で担当している。ゲームでは『Z2』以降の作品では、沼田祐介が基本的に声を担当している。

ゲームやアニメのサブタイトルではカタカナで「サイバイマン」と表記されることもある。

ゲームでの栽培マン[編集]

雑魚敵として様々なバージョンのものが登場している。

カイワレマン
ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』にて初登場。このときの体色は青と水色。
ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』、『Let's! TV プレイ バトル体感かめはめ波2[注 34]、『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』、『ドラゴンボール ゼノバース』、『ドラゴンボール ゼノバース2』、『ドラゴンボールレジェンズ』にも登場。
キュウコンマン
『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』にて初登場。このときの体色は黄色と橙色。
ファミコンジャンプII 最強の7人』、『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』、『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』、『ドラゴンボール ゼノバース』、『ドラゴンボール ゼノバース2』、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル[注 35]、『ドラゴンボールレジェンズ』にも登場。
コピーマン
『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』にて初登場。このときの体色は黒色。
『Let's! TV プレイ スカウターバトル体感かめはめ波[注 34]、『ドラゴンボール ゼノバース』、『ドラゴンボール ゼノバース2』、『ドラゴンボールレジェンズ』にも登場。
テンネンマン
『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』にて初登場。このときの体色は薄紫色と濃い水色。
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』、『ドラゴンボール ゼノバース』、『ドラゴンボール ゼノバース2』、『ドラゴンボールレジェンズ』にも登場。
ジンコウマン
『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』にて初登場。このときの体色は銀色と黒色。
『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』、『ドラゴンボール ゼノバース』、『ドラゴンボール ゼノバース2』、『ドラゴンボールレジェンズ』にも登場。
シードマン[注 36]
『ファミコンジャンプII 最強の7人』に登場。体色は緑色。
栽培レンジャー
ドラゴンボールZ2』に登場。体色は黄緑色、水色、赤色、黄色、紫色の5体。
赤い栽培マン[注 37]
ドラゴンボールZ3』にて初登場。体色は赤色。
Let's! TV プレイ ドラゴンボールZ』シリーズ、『ドラゴンボールヒーローズ』にも登場。
サイバイキング
『ドラゴンボールフュージョンズ』に登場。体色は濃い黄緑色、マントは朱色。
キンカンマン[103]
『ドラゴンボール レジェンズ』にて初登場。色は金色。
ギンナンマン[103]
『ドラゴンボール レジェンズ』にて初登場。色は銀色。

このほか『ドラゴンボールモバイル』[104]内で配信されていた『ドラゴンボール RPG[104]、『超ドラゴンボール RPG[105]には「レッドピーマン」、「サイバーV」等といった栽培マンの色違いキャラクターが多数登場している。

また『ドラゴンボールオンライン』では、原作でベジータとナッパが地球に持ち込んだ栽培マンが、250年の年月を経て野生化したものも登場している[106]が、特に名称は付けられていない。

テーマソング[編集]

修羅色の戦士
歌:茅弘二 / 作詞:岩室先子 / 作曲・編曲:山本健司

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 地球人やナメック星人にもサイヤ人の平均戦闘レベルを凌駕した者が少数だが出現している。
  2. ^ ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』において、この戦闘服がサイヤ人の正装だとベジータが述べている。
  3. ^ 鳥山明は「女性だとやっつけにくいから描かなかったんだと思う」と当時を振り返っている[6]
  4. ^ 『銀河パトロールジャコ』で「シッポがあること以外は地球人にそっくり」とジャコも言っている。
  5. ^ 危機的状況下に陥ると突如として生えることもある。ただし、地球の神によって処置を施された悟空や地球での戦いで尾を失ったベジータ、悟飯は以後再生することはなかった。
  6. ^ ベジータはアニメ版の初登場時は茶髪だったが、これは原作での登場時色が不明だったため。
  7. ^ 初代ピッコロ大魔王に敗戦後、悟空は自力で心停止状態から蘇生している。ベジータもナメック星でザーボンに敗れてフリーザの宇宙船のメディカルマシーンで治療を受けた際、監視していたフリーザの部下のアプールの予想以上に早く回復し、「このオレの回復力をみくびっていたようだな」と発言しており、自身の回復力の高さを自覚しているようである。
  8. ^ 作中ベジータが自分で自分を瀕死にしても効果がないと発言しているが、悟空がナメック星に向かう道中に、自分で自分を痛めつけ仙豆で復活するという修行を行っている。
  9. ^ ベジータと戦って敗れたザーボンとドドリア、そしてフリーザもサイヤ人の特性を把握していたらしい描写が劇中であった。また、アニメ『Z』TVSP『たったひとりの最終決戦』では、ドドリアの部下2人が仲間2人を瞬殺したバーダックと交戦する際、「(バーダックは最下級戦士ではあるが)レベルはどうあれ、サイヤ人に違いはない。油断するな」と発言している。
  10. ^ 宇宙空間に出たら死ぬとサイヤ人自身により断言されたことはない。元となっているフリーザの台詞は「(自分は宇宙空間でも生きられるが)お前はどうかな?」というもの。
  11. ^ 前者に関してはウサギ団員と兎人参化も月面上で生きており、後者はこのシーンが大気圏内と大気圏外、どちらでの出来事であるかは不明。
  12. ^ ただし、攻撃直後に地球消滅をさせる意思での攻撃だったのか、星の消滅までの間に脱出する意思での攻撃だったのかは不明。宇宙空間に出た場合の生死の可不可いかんにかかわらず、星の爆発・消滅までに脱出することは可能。
  13. ^ アニメでは、ブラはブルマ同様、水色の髪。トランクスは灰色。
  14. ^ ベジータはサイヤ人を労働力や奴隷として扱ったと言っていた。
  15. ^ 原作以外の作品を含めるとターレス、ブロリー、パラガス、ターブルを入れた8人となるが、原作最終回まで生き残ったのは悟空とベジータ、アニメまで入れるとターブルのみ。また、ターブル以外は少なくとも1度死亡した描写がある。
  16. ^ ピッコロ大魔王は人間を一気に皆殺しにする気はなく、正義を否定し悪を増長する支配者だった。
  17. ^ 鳥山明が東映動画に提供した一色イラストおよび設定メモには、スカウターはツフル人が発明したものである旨が記されている。
  18. ^ 名前が初登場した『Vジャンプ』掲載時のみ「惑星サラダ」という名称になっていたが、単行本で「惑星サダラ」に修正されている。
  19. ^ 原作ではキャラクター名は出てこない。ゲーム『ドラゴンボールZ2 (プレイステーション2)』で名称が付けられた。
  20. ^ 復讐当時、ベジータ王はすでに死亡しており、怒りの矛先はいずれも息子のベジータに向かっている。
  21. ^ a b アニメオリジナルキャラクターだが、アニメではキャラクター名は出てこない。ゲーム『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』で名称が付けられた。
  22. ^ 地球には行かなかったカカロットだが、何故か一人称が「オラ」で、尻尾も生えておらず、必殺技に「かめはめ波」を使う。
  23. ^ ただし、悟空の母親のギネは比較的に温和な性格である。
  24. ^ アニメ『ドラゴンボールGT』では、ベジータがブルーツ波発生装置を使い尻尾が無い状態で変身している。
  25. ^ 一部の仲間たちは悟空の大猿化を目撃したためにこの体質を知っていたが、養父である孫悟飯を殺害した犯人が悟空自身であるという事実を本人が知ってしまうことを危惧し、あえて伏せていた。
  26. ^ 自分自身に対するものでも可。
  27. ^ 自分たちで混血の子孫を増やしサイヤ人の天下を目指すことも提案していた。
  28. ^ セルゲーム後の逸話であり、すでに本来の超サイヤ人に変身可能な状況にあった。
  29. ^ 実際に計測する場面はなくドラゴンボール大全集で判明した情報。また、アニメではフリーザのフルパワーの戦闘力を計測できた軍の基地に内蔵されている高性能なスカウターが大爆発している。この時も数値は「すごい戦闘力」としか言われていない。
  30. ^ 原作ではベタの部分にはハイライトが入る。
  31. ^ バンダイから発売された食玩である『ドラゴンボールZ リアルワークス 人造人間編』のブロリーのパッケージには「突然変異の超サイヤ人」と記されていた。
  32. ^ 変身における体への負担や、筋肉膨張によるスピードの犠牲については不明。
  33. ^ ナッパはこの個体を「情けないやつ」と評するが、ベジータは「それでいいんだ」と評価している。
  34. ^ a b Let's! TV プレイシリーズの色違いキャラクターには名称が付いていないため、色で判断して記載。
  35. ^ 『ドッカンバトル』ではサイバイマンの色違いキャラクターに名称が付いていないため、色で判断して記載。
  36. ^ 『ファミコンジャンプII 最強の7人』に登場しているサイバイマン、キュウコンマンとゲーム上では同じ形(色違い)をしている。
  37. ^ 『ドラゴンボールZ3』ではロード中にスティックを回すとサイバイマンが画面全体に生えてくる。そのまま増殖させまくると赤色のサイバイマン(本作では名称なし)が登場する。また『ドラゴンボールヒーローズ』では2010年12月18日 - 12月27日に開催されたミッション「栽培マンを100万匹とうばつせよ!」で稀に赤いサイバイマンが出てきた。公式HPの表記は「赤い栽培マン(サイバイマン)」だった。

出典[編集]

  1. ^ a b c ジャンプ・コミック出版編集部編「マンガ「DRAGON BALL」の真実〜トリヤマはこう考えていたよスペシャル〜part2」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社ジャンプ・コミックス〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874803-0、94頁。
  2. ^ a b 鳥山明「+1話:銀河パトロール任務完了!」『銀河パトロールジャコ』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2014年4月9日、ISBN 978-4-08-870892-8、209頁。
  3. ^ a b 鳥山明「巻末企画 DRAGON BALL 科学館 PART1」『DRAGON BALL フルカラー フリーザ編1』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2013年4月9日、ISBN 978-4-08-870712-9、245頁。
  4. ^ 「鳥山明先生が語るスカウターの秘密!!」『最強ジャンプ』2014年7月号、集英社、28-29頁。
  5. ^ a b c d e f g h 「鳥山明先生に聞いてみた! SS Q&A」最強ジャンプ2018年1月号ふろく『ドラゴンボールS サイヤ人超最強COMICS』集英社、2017年12月1日、116 - 119頁。
  6. ^ a b 鈴木晴彦編「天下一座談会 鳥山明×小山高生×野沢雅子」『テレビアニメ完全ガイド「DRAGON BALL」天下一伝説』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2004年7月7日、ISBN 4-08-873705-9、82・84頁。
  7. ^ 鳥山明○作劇場『改』 其之壱』188頁。
  8. ^ 鳥山明「スペシャル おまけストーリー DRAGON BALL- 放たれた運命の子供」『銀河パトロール ジャコ』239頁。
  9. ^ a b c d e f 「鳥山明先生超一問一答!!」最強ジャンプ2014年3月号第1ふろく『ドラゴンボール エピソードオブバーダック』集英社〈最強ジャンプ・コミックス〉、2014年2月4日、79 - 80頁。
  10. ^ a b 渡辺彰則編 「種族の章 六種族を完全考察 サイヤ人」『ドラゴンボール大全集 4巻』集英社、1995年10月9日、ISBN 4-08-782754-2、42-44頁。
  11. ^ a b 渡辺彰則編「DBの世界 種族」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、43頁。
  12. ^ 『ドラゴンボール超』第32話「試合開始だ!みんなで「名前の無い星」へ!」
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