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中鶴勝祥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なかつる かつよし
中鶴 勝祥
プロフィール
生年月日 (1962-05-22) 1962年5月22日(62歳)
出身地 日本の旗 日本大分県
職業 アニメーター
キャラクターデザイナー
活動期間 1981年 -
ジャンル アニメーション
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中鶴 勝祥(なかつる かつよし、1962年5月22日 - )は、日本アニメーター大分県出身。東映動画(現・東映アニメーション)出身で、現在はフリー。

来歴・人物

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高校卒業後、1981年東映動画に入社[1]。もっぱら海外との合作作品を担当していたが、「鳥山明の絵を描きたい」と自ら志願して、1986年に放映開始の『ドラゴンボール』では第4話より原画で参加して注目を受ける[2]。『ドラゴンボールZ』では作画監督も経験し、魔人ブウ編以降の『Z』や『ドラゴンボールGT』、『ドクタースランプ[注 1]や『ドラゴンボールDAIMA』ではキャラクターデザインを担当。

さらに、Vジャンプ連載の漫画『ちょっとだけかえってきた Dr.スランプ』、『貯金戦士キャッシュマン』のリメイク版では作画も担当。『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』のパッケージなどドラゴンクエストシリーズ関係のイラストも多い。

このほか、『週刊少年ジャンプ』関連の仕事として、『デジモンアドベンチャー』のキャラクターデザイン、『冒険王ビィト』のデザイン協力などがある。『デジモン』のキャラクターデザインは当初、鳥山明を起用する予定だったが実現せず、鳥山に近い絵が描けるという理由で中鶴が起用され、以降『デジモンフロンティア』までの4作を担当。

『ドラゴンボールGT』のデザインを担当したときは中鶴のイメージボードを鳥山が自身の絵と勘違いしている[3]。また、鳥山は「凄い腕前で僕の絵の癖を、あっという間に会得してしまい、時々自分でも、このキャラデザインを描いたのは僕か?中鶴くんか?と、わからなくなったりすることがあるくらい[4]」、「(初めて見た中鶴の絵が)本当に凄かった。今でも、こんなの描いたかなあ?」と見分けが付かないことがある、「中鶴くんの描く絵は僕が描くよりも僕らしい」、「僕がササーッと描いたネームを中鶴くんに作画してもらいたい。僕がマルチョンで描いたのを中鶴くんが仕上げてくれるというのが理想」と語っている[5]

作品リスト

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テレビアニメ

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パイロット版アニメ

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劇場アニメ

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その他アニメ

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ゲーム

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書籍・DVD

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  • ドラゴンクエストV 天空の花嫁 公式ガイドブック(上)(キャラクターイラスト)
  • ドラゴンクエストV 天空の花嫁 公式ガイドブック(下)(キャラクターイラスト)
  • ドラゴンクエストVI 幻の大地 公式ガイドブック(上)(キャラクターイラスト)
  • ドラゴンクエストVI 幻の大地 公式ガイドブック(下)(キャラクターイラスト)
  • スーパーファミコン ドラゴンクエストIII そして伝説へ… 公式ガイドブック(キャラクターイラスト)
  • ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 公式ガイドブック(上)(キャラクターイラスト)
  • ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 公式ガイドブック(下)(キャラクターイラスト)
  • ブルードラゴンDVDパッケージイラスト

漫画作品

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  • ちょっとだけかえってきた Dr.スランプ(原作・監修:鳥山明、脚本:小山高生、1993年2月21号-1996年9月号、Vジャンプ、集英社)- 中鶴作画による描き下ろしのオールカラー漫画作品としてVジャンプにて1993年2月から1996年9月まで連載され、全4巻が発売された。
  • 貯金戦士キャッシュマン(原作・監修:鳥山明、脚本:小山高生、1997年6月号-1998年12月号、Vジャンプ、集英社)- 鳥山による漫画のリメイク作品としてVジャンプで連載された。1998年7月には1巻のみ単行本化されたが、Vジャンプ誌面に掲載された最終回までは収録されていない。

脚注

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注釈

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  1. ^ 『ドクタースランプ』は山室直儀と共同。

出典

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  1. ^ ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP1巻
  2. ^ 「THE原画ファイル 「ドラゴンボール」中鶴勝祥編」『アニメージュ』1988年5月号、徳間書店、142頁。
  3. ^ 週刊少年ジャンプ編集部 編「GT超辞典」『ジャンプ・アニメコミックス・ジュニア ドラゴンボールGT パーフェクトファイル』集英社〈ジャンプ・コミックス セレクション〉、1997年5月24日、86頁。ISBN 4-8342-1524-5 
  4. ^ 「鳥山明からのコメント」『ドラゴンボールGT DVD-BOX特製ブックレットDragonbook』、1頁。
  5. ^ 鈴木晴彦編「鳥山明×中鶴勝祥対談」『テレビアニメ完全ガイド「DRAGON BALL Z」孫悟空伝説』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2003年10月8日、ISBN 4-08-873546-3、94頁。
  6. ^ ドラゴンボールDAIMA:6年ぶり新作テレビアニメ フジテレビで2024年秋スタート 日曜放送”. まんたんウェブ. MANTAN (2024年3月11日). 2024年3月11日閲覧。
  7. ^ 「世界名作童話 まんがシリーズ」リスト - 知られぬアニメーション:楽天ブログ”. 楽天ブログ. 2023年3月18日閲覧。

関連項目

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