劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ポケットモンスター (アニメ) > ポケットモンスター (劇場版) > 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲
劇場版ポケットモンスター
ミュウツーの逆襲
Pokémon:Mewtwo Strikes Back!
監督 湯山邦彦
脚本 首藤剛志
製作 吉川兆二
五十嵐智之
盛武源
製作総指揮 久保雅一
川口孝司
ナレーター 石塚運昇
出演者 松本梨香
大谷育江
飯塚雅弓
上田祐司
山寺宏一
市村正親
小林幸子
佐藤藍子
音楽 宮崎慎二
主題歌風といっしょに小林幸子
撮影 白井久男
編集 辺見俊夫
伊藤裕
製作会社 オー・エル・エム
配給 日本の旗 東宝
アメリカ合衆国の旗 ワーナー・ブラザース
公開 日本の旗 1998年7月18日
アメリカ合衆国の旗カナダの旗 1999年11月10日
南米諸国連合の旗 1999年12月15日
オーストラリアの旗ニュージーランドの旗 1999年12月16日
ブラジルの旗 2000年1月7日
中華民国の旗香港の旗 2000年2月3日
ポルトガルの旗 2000年3月19日
フランスの旗 2000年4月5日
ドイツの旗 2000年4月13日
スペインの旗フィンランドの旗イギリスの旗アイルランドの旗 2000年4月14日
イタリアの旗 2000年4月20日
ギリシャの旗 2000年4月21日
アイスランドの旗 2000年7月21日
メキシコの旗 2000年8月4日
ハンガリーの旗 2000年11月9日
大韓民国の旗 2000年12月23日
ポーランドの旗 2001年2月9日
ロシアの旗 2001年10月24日
上映時間 劇場公開版:75分
完全版:85分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
製作費 3億5000万円
興行収入 76億円[1]
配給収入 41億5000万円[2]
次作 劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕
テンプレートを表示

劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』(げきじょうばんポケットモンスター ミュウツーのぎゃくしゅう)(英題:Pokémon:Mewtwo Strikes Back!)は、1998年7月18日から公開されたテレビアニメポケットモンスター』の劇場版第1作である。同時上映作品は『ピカチュウのなつやすみ』。

本項では2019年7月12日に公開予定の『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』についても記述する。

概要[編集]

自分と言うものの存在意義・自分を生み出した人間への復讐という重い主題を抱えた作品である。

キャッチコピーは「最強のポケモンは誰だ!?」。

制作費は3億5000万円[3]。日本国内の観客動員数は650万人を記録し、国内興収は76億円、配給収入は41.5億円を記録した。

当初の予定では物語をテレビ放映とリンクさせ、映画公開に先立ってミュウツーのことを事前にテレビアニメで紹介することとなっていた[4]。しかしポケモンショックにより放映日程が大幅に狂ってしまったため本編とのリンクやミュウツーの紹介を行うことが出来ず[5]、やむを得ず映画本編の冒頭で簡単に触れることとなった[6]

映画公開の翌年にあたる1999年11月10日には、ミュウツーが誕生して間もない頃の物語を描いたラジオドラマを元にした書下ろしストーリー『ミュウツーの誕生』を追加し、劇場公開版の所々をCGへ差し替えたものが製作され、アメリカで『Pokémon: The First Movie』として全米約3000の映画館で公開、興行収入8000万ドルを記録し、「日本映画初の週間興行ランキング初登場第1位」[7]を成し遂げている。これは2010年現在も日本映画のアメリカでの興行記録である。また、アメリカでの初日の興行収入は1010万ドルで、アメリカにおける日本映画の興行収入記録であった『Shall we ダンス?』の950万ドルを初日のみで更新している[8]

このバージョンは次作の『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』公開直前の特番として『ミュウツーの逆襲 完全版』の題で1999年7月に日本国内でテレビ放映され、その翌年には新たにサトシとピカチュウの出会いから旅立ちに至るまでの経緯を再構成した書下ろしストーリーを追加し、正規完全版として改めてテレビ放映された。したがって本作では劇場公開版を含めると3パターンが存在する[9]

舞台となったミュウツー城は、アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアがモデルになっている。時系列は第66話以降である[10]

小学館は、『ドラえもん』における成功で会得したノウハウを利用してポケモン映画の製作に工夫を凝らした。その結果、日本映画歴代7位の配収を記録することとなり、この後ポケモン映画も人気映画の定番となってゆく[11]。ポケモン映画は2018年現在においても、興行収入が本作を上回ったものは一作品もない。

ひとつの特徴としてテレビ東京のアニメ版とオマージュリンクする演出が存在する(シーンのひとつから、コジロウが不思議そうに「だーれだ?ムサシが「ニャース」という、テレビアニメ版でCM明けに当時演出として使用されていた「だーれだ?」→「○○○(ポケモンの名前)」に似せたもの)。

本作の特報映像では、『ポケットにファンタジー』がBGMで流れ、少し大人になったカスミ(と思われる少女)と、本作に登場しているボイジャーと小さな少女(劇中未登場)が登場する。他にも映画本編には出てこないシーンもある。特報映像の最後には「劇場版ポケットモンスターは過激な映像表現はおさえて製作いたします」と、テロップが表示された。

あらすじ[編集]

幻のポケモン・ミュウの体の一部の化石を元に、ロケット団により戦闘能力などを強化され人工的に作られたポケモンミュウツーは、その不純な生立ちから自身の存在意義を見出せずに答えなき自問自答に苦しんでいた。

やがてミュウツーは自分を造ったロケット団を裏切ったことをきっかけに、ポケモンを統制するシステムへの反発や自分を利用するためだけに作り出した人間たちへの憎しみから人類に対する「逆襲」を企てる。

一方、旅を続けるサトシ達の前に、一通の招待状を携えたカイリューが現れた。招待状は謎の女性の姿を映し出し、優秀なトレーナーたちをポケモン城へ招待したいと説明する。サトシはすぐさまポケモン城へ向かうことを決め、招待状のYESの欄にチェックを入れる。突然嵐で荒れた海を渡り、ポケモン城へたどり着いたサトシ達は、そこで同じく招待状によって招かれた三人のトレーナーと出会った。

だが、サトシ達が受け取った招待状は、ミュウツーが計画する罠「人間たちへの逆襲」の始まりでしかなかった。サトシを初めとするトレーナー達は強大な力を持つミュウツーや彼が作り出したコピーポケモンの前に歯が立たず、より強いコピーポケモンを作ろうとするミュウツーに手持ちのポケモンを奪われてしまう。一方その頃、サトシを追ってポケモン城にやってきたムサシ・コジロウ・ニャースは、城の地下に広がるコピーポケモンの製造所に迷い込み、そこでコピーポケモン達が作られる過程を目の当たりにし、幻のポケモン、ミュウの存在を知る。ミュウツーに捕まったポケモン達はサトシによって解放され、人間への復讐のために関係の無い者を巻き込むミュウツーに憤ったサトシ達は彼の元に向かう。

そんな中、ミュウツーの前に彼のオリジナルであるミュウが現れる。自分の「本物」であるミュウに敵意を露にし、「本物」であるミュウと「コピー」の自分のどちらが強いかを決めようと戦いを挑むミュウツーに、ミュウはある提案を持ちかける。それは、自分達だけでなくコピーポケモン達とそのオリジナルのポケモン達を戦わせることで「本物」と「コピー」のどちらが強いかを決めるというものだった。

登場人物・キャスト[編集]

レギュラーキャラクター[編集]

詳細は個別記事かアニメ版ポケットモンスターの登場人物を参照。後述の『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』でもキャストは1作目とほぼ同じだが、一部変更されている。

サトシ
- 松本梨香
本作の主人公。ポケモンマスターを目指し修行の旅を続ける10歳のポケモントレーナー。後述の海賊風トレーナーに勝利したことで前途有望なポケモントレーナーと見込まれ、最強のポケモントレーナーと名乗る謎の人物から招待を受け、ポケモン城へと向かう。
当初は復讐のために罪のない者を巻き込むミュウツーに憤ったが、終盤でポケモンとコピーの戦いを止めようとミュウツーとミュウの攻撃を受けて石化してしまう。しかし、ピカチュウや戦いをやめたポケモンたちの涙を注がれて復活した。ラストではミュウが飛び去るところを見た際、一度ミュウを見たことがあるような発言をした。
カスミ
声 - 飯塚雅弓
本作のヒロイン。世界一の水ポケモン使いを目指してサトシと一緒に旅をしている少女。相変わらずサトシには厳しい態度を取るも海に落ちた際、ヒトデマンを出し、サトシ達を救出する。普段はコダックに手を焼いているものの、ミュウツーに奪われた際に動じるなど大切に想っている素振りも見せている。
予告編では少し成長した後の彼女と思われる少女が出ている。
タケシ
声 - 上田祐司[12]
世界一のポケモンブリーダーを目指してサトシ達と共に旅をする元ニビジムリーダー。年上の美人女性好きで、本作でもミュウツーの召使いの女性に惚れ込むも、そのおかげですぐに彼女が行方不明になったジョーイだと見抜いた。本来はいわタイプ使いだが、本作では火タイプのロコンしか出していない。
ムサシ
声 - 林原めぐみ
ロケット団の一員。持っていたフライパンで飛び去ろうとしたカイリューを受け止めてサトシ宛ての招待状を見つけ、ピカチュウを狙ってコジロウやニャースと共に船乗りを装うも嵐だった為に失敗。その後もサトシ達の後を追ってポケモン城に潜入し、最初にミュウの気配を感じた。
予告編では戦艦に乗っているシーンがあった。
コジロウ
声 - 三木眞一郎
ロケット団の一員で、元は財閥の御曹司。サトシ達と共に海に投げ出された際、相棒のマタドガスの浮遊力を浮き輪代わりにした。ムサシと共にコピーと本物の戦いを目の当たりにした際はその虚しさに涙した。
ニャース
声 - 犬山犬子[13]
ロケット団の一員。2足歩行をし、人間の言葉を喋るポケモン。本作でもポケモンの翻訳をしており、彼の通訳が重要な役割を果たす。元々戦闘が苦手なため、戦いには参加しなかった。尻尾の毛から作られた自分のコピーとは戦わず、一緒に月を眺めた。
サトシのポケモン
ピカチュウ
声 - 大谷育江
サトシの最初のポケモン。モンスターボールが嫌いなため、ミュウツーのモンスターボールから逃げ回るも、最終的に捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出し、その際、体を振るわせた。
終盤で最初から争うことに意味が無いと理解しており、自分のコピーと戦うことを頑なに拒否。サトシとは固い絆で結ばれており、サトシがミュウツーとミュウの挟み撃ちに遭い石化した際にも自らが側にいることで争いを鎮める重要な役割を果たした。
フシギダネ
声 - 林原めぐみ
草ポケモン。ゼニガメに次ぐ活躍をする。モンスターボールに戻されたときにミュウツーに捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出し、その際、複雑な様子を見せた。
リザードン
声 - 三木眞一郎
炎ポケモン。ヒトカゲがリザードンに最終進化した形で直接登場する。
戦闘力はサトシのポケモンの中でも群を抜いて高い一方、サトシのトレーナーとしてのレベルが不足だったため、ボールから出て来て早々にミュウツーにかえんほうしゃを撃つ等、指示を聞かない場面が見受けられ、ミュウツーから「しつけの悪い」と返されている。しかしミュウツーやコピーのリザードンを格上と察した際にはサトシのスピード勝負だという命令を珍しく聞いたが、スピードとその高い戦闘力を持ってしてもコピーのリザードンには勝てず、「ちきゅうなげ」で敗北してミュウツーに捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
終盤では心はまだ開いていなかったが、サトシが石化した際には悲しみ、蘇った際には喜ぶ描写があった。
ゼニガメ
声 - 愛河里花子
水ポケモン。オープニングでのバトル、ポケモン城へ向かう時、ポケモン城内部とモンスターボールに入っているポケモンの中では1番活躍し、出番があった。モンスターボールに戻されたときにミュウツーに捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。なお、ピジョンは未登場。
ピジョン
予告編のみの登場。ピカチュウを乗せて空を飛ぶシーンがあった。
カスミのポケモン
トゲピー
声 - こおろぎさとみ
カスミが所持するポケモン。カスミのリュックに隠れていたため唯一ミュウツーに捕まらずに済み、コピーされなかった。
1998年時点ではまだ発売前の『ポケットモンスター 金・銀』に出る新ポケモンの1体。
ヒトデマン
声 - 三木眞一郎
ポケモン城に向かうときにサトシのゼニガメと共に活躍した。またモンスターボールから出なかったおかげでコピーされなかった。
コダック
声 - 愛河里花子
足が遅いため、捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。コピーとの戦いには参加し、サトシが石化された際、涙した。トサキントは未登場。
タケシのポケモン
ロコン
声 - 愛河里花子
本来はユキのポケモンで、タケシに授けたポケモン。タケシのお気に入りのポケモンとして、出したもののタケシが油断している隙に捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出し、戦いに参加し、サトシが石化された際、涙した。イワークやイシツブテ、ズバットは未登場。
ロケット団のポケモン
マタドガス
コジロウが所持するポケモン。ロケット団がポケモン城へ潜入する際、浮き輪代わりとしてモンスターボールから出されていた。ムサシのアーボックとベロリンガ、コジロウのウツボットは未登場。
ナレーション
声 - 石塚運昇、飯塚雅弓(無印版の予告編)、山寺宏一(EVOLUTIONの予告編)

ゲストキャラクター[編集]

ウミオ
声 - 高木渉
ポケモン城に招待されたポケモントレーナーの少年。水ポケモンもしくは体色が水色のポケモンの使い手。ソラオ、スイートに比べると性格は熱血的。一度はミュウツーに手持ちのポケモンを奪われてしまったが、サトシのおかげで手持ちのポケモンを救われた。招待されたトレーナーの中では出番が少ない。
手持ちポケモン
ギャラドス
声 - 石塚運昇
水中移動用に使用したポケモン。ミュウツーに「はかいこうせん」を仕掛けるが、バリアーで弾き返されてしまう。その直後、巨体が原因でミュウツーにすぐ捕まったが、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。ひこうタイプなので陸上でもバトルができる。
ニドクイン
ウミオの手持ちポケモンの中で唯一水タイプではない。ミュウツーに捕まるが、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
ドククラゲ
水面にいた為、すぐ捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した時は、ロケット団に絡みついた。陸上でもバトルができる。
シャワーズ
水タイプの中で一番足が速いが、ミュウツーに捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
ゴルダック
パンチ攻撃が得意だが、油断した隙に捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
シードラ
水面にいた為、ミュウツーにすぐ捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。ギャラドスやドククラゲとは違い、陸上でのバトルや行動の描写がない(ただし、陸上に立っている描写や空を飛んでいる描写はある)。
ソラオ
声 - 古谷徹
ポケモン城に招待されたポケモントレーナーの少年。自然系のポケモンを使う。一度はミュウツーに手持ちのポケモンを奪われてしまったが、サトシのおかげで手持ちのポケモンを救出された。
手持ちポケモン
フシギバナ
声 - 大友龍三郎
ニックネームは「バーナード」。コピーのフシギバナに立ち向かうが、「はっぱカッター」をすべて弾かれた上、「つるのムチ」で投げ飛ばされ敗北。ミュウツーに捕まるも、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
ピジョット
飛行用に使ったポケモン。空を飛ぶスピードは速いが、ミュウツーのモンスターボールに捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
ストライク
カマを使った戦法が得意だが、捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
サワムラー
キックでミュウツーのモンスターボールを跳ね返す力があるが、捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
サンドパン
動きが鈍く、すぐ捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
サイホーン
ミュウツーに体当たりするが、念力ですぐ弾き飛ばされる。ミュウツーにすぐ捕まるが、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
スイート
声 - 佐藤藍子(特別出演)
ポケモン城に招待されたポケモントレーナーの少女。可愛らしいポケモンを多く使う。一度はミュウツーに手持ちのポケモンを奪われたが、サトシのおかげで手持ちのポケモンを救出された。招待されたトレーナーの中では台詞は多い。
手持ちポケモン
カメックス
声 - 玄田哲章
ニックネームは「クスクス」。コピーのカメックスに立ち向かうが、「ハイドロポンプ」を弾かれそのまま「こうそくスピン」を受け、敗北。ミュウツーに捕まるも、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
ジュゴン
水中移動用に使用したポケモン。水面にいた為すぐミュウツーに捕まるが、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。陸上でもバトルができる。
プクリン
油断している時にミュウツーに捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
ギャロップ
足は速いがミュウツーに捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
キュウコン
声 - 愛河里花子
警戒心が強いが、ミュウツーに捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
ラフレシア
ミュウツーのモンスターボールが来た際は困り顔をしていて、捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
ボイジャー
声 - 小林幸子(特別出演)
港育ちのため海のことはよく知っており、波止場を仕切っている。
映画の特報映像では、成長したと思われる彼女が小さな少女(本編には未登場)と一緒に手をつないで歩いている。
海賊風トレーナー
声 - レイモンド・ジョンソン
序盤にサトシとポケモンバトルをするが、完敗する。
手持ちポケモン
ドンファン
フシギダネとバトル。「ころがる」で応戦するが、「ソーラービーム」で敗北する。トゲピー同様、1998年時点ではまだ発売前の『ポケットモンスター 金・銀』に出る新ポケモンの1体。
カイリキー
ゼニガメとバトル。「あわ」で敗北する。
ゴローニャ
なぜか効果がないはずのピカチュウの「10まんボルト」で敗北する。
カイロス
ピカチュウの「10まんボルト」で敗北する。
モルフォン
ピカチュウの「10まんボルト」で敗北する。

ゲストポケモン[編集]

ミュウツー
声 - 市村正親(成体・特別出演)、瀧本富士子(ドラマCD・幼少時)、森久保祥太郎(完全版・幼少時)
技:ねんりき、シャドーボール、バリアー、かなしばり
本作のゲスト悪役。ミュウの遺伝子で作られた最強のポケモン。自らの存在意義に悩み、自問自答を繰り返し続けた果てに自分を生みだした人間への逆襲を画策しようと罠を仕掛ける。
強大な超能力を持ち、天候や人の心を操りテレパシーで会話する。更に知能も非常に高く、相手のポケモンをモンスターボールごと捕獲する「ミュウツーボール」やポケモンの細胞からコピーを生み出す装置などを開発し、自らトレーナーとしてコピーポケモンを使役する。
最後はサトシの優しさで考えを改め逆襲を辞めるとコピー達を連れてどこかへ去り、サトシ達の記憶を消した。
生まれた経緯などはゲーム中のものと近いが、性格はゲームのように凶暴ではなく、哀しい過去と高度な悩みを抱えるためかどこか虚無的で哀しげな雰囲気を持つ。
ミュウ
声 - 山寺宏一(『EVOLTION』のみ特別出演)
技:ねんりき、テレポート
世界で最も珍しいと言われている幻のポケモン。
自然の小川の底で泡に包まれて眠っていたが、ミュウツーの気配を感じて目ざめ、ポケモン城に向かう。ミュウツーと互角に戦える強さを持つ。
性格はマイペースで気まぐれだが知性が高く、「自分が本物だ」というミュウツーに対して、「本物は本物だ。技を使わず力で戦えば、本物はコピーに負けない。」(ニャースの通訳)と言い放つ。その事を切っ掛けに、オリジナル達とコピー達の肉弾戦が始まり、自身はミュウツーと激戦を繰り広げた。
カイリュー
声 - 小形満
サトシにニューアイランド島への招待状を渡したポケモン。サトシに招待状を渡して飛び去ろうとした際、ロケット団にフライパンで受け止められた。
ミュウツーが操った野生のポケモンかコピーポケモンかは不明。
コピーピカチュウ
声 - 林原めぐみ
サトシのピカチュウの遺伝子から作られたコピー。オリジナルより気性が荒いが、本質は泣き虫。オリジナルとの相違点は耳の先の模様が山形になっていること。
コピーニャース
声 - 芝原チヤコ
ニャースの尻尾の毛による遺伝子から作られたコピー。オリジナルと比べるとのんびりとした性格で、人語も話さず四足歩行。
オリジナルと戦おうとするも、「痛そう」という理由でそのまま戦いを放棄し、月を眺めた際、ニャースから「哲学しているニャ」と言われた。
コピーフシギバナ
フシギダネツーの遺伝子から作られたコピー。オリジナルとの相違点は体中に薄緑のまだら模様と花びらの模様。ソラオのフシギバナと戦い「つるのムチ」で投げ飛ばして勝利。
コピーカメックス
ゼニガメツーの遺伝子から作られたコピー。オリジナルとの相違点は甲羅に二重四角形の模様と顔の縞模様、キャノン砲の形状が違うこと。スイートのカメックスと戦い「こうそくスピン」で勝利。
コピーリザードン
ヒトカゲツーの遺伝子から作られたコピー。オリジナルとの相違点は体中に赤茶色の縞模様があること。サトシのリザードンと戦いオリジナルと上回るスピードで翻弄し「ちきゅうなげ」で勝利。
コピーサイホーン
サイホーンの遺伝子から作られたコピー。
コピーニドクイン
ニドクインの遺伝子から作られたコピー。
コピーピジョット
ピジョットの遺伝子から作られたコピー。
コピーラフレシア
ラフレシアの遺伝子から作られたコピー。
コピーストライク
ストライクの遺伝子から作られたコピー。
コピーシャワーズ
シャワーズの遺伝子から作られたコピー。

その他[編集]

オーキド・シゲル
サトシのライバル。後ろ姿のみだが、物語の冒頭で少しだけ登場する。
手持ちポケモン
ニドキング
ウインディと共にミュウツーと戦うが、念力で急に浮かぶ。
ウインディ
ニドキングと共にミュウツーと戦うが、念力ですぐに急に浮かぶ。
イワーク
ミュウツーと初めて戦ったポケモン。念力で弾き飛ばされる。
ケンタロス
大群でミュウツーを襲うが、念力で急に浮かび、ロケット団に捕まる。
フーディン
ミュウツーに念力で飛ばされた時は、スプーンが曲がっていた。
レアコイル
ミュウツーに電撃を仕掛けるが、念力ですぐに弾き返される。
サカキ
声 - 鈴置洋孝三宅健太(EVOLUTION)
ロケット団のボス。ミュウツーを使って世界征服をしようとするが、彼が脱走したため失敗する。
ペルシアン
常にサカキのそばについてまわり、ペットのように寵愛されている。
ジュンサー
声 - 西村ちなみ
女性警察官。嵐のためにニューアイランド島行きの渡し舟が欠航したことをトレーナー達に伝える。
ジョーイ
声 - 白石文子山口由里子(EVOLUTION)
行方不明になっているポケモンセンターの女医。実はミュウツーにさらわれ、洗脳を施されて召使いにされていたが正気に戻り、事件後はポケモンセンターを開放した。
フジ博士(ドクトル・フジ)
声 - 秋元羊介稲葉実(EVOLUTION)
事故で死んだ愛娘のアイを生き返らせるために遺伝子の研究をしている科学者。その過程でミュウツーを生み出すが、ミュウツーの暴走で研究所を破壊された上、研究所の壊滅に巻き込まれ、他の研究員共々生死不明となる。
アイツー
声 - 氷上恭子
ミュウツーの誕生』(ラジオドラマ版)と『ミュウツーの逆襲 完全版』に登場。事故死したフジ博士の娘であるアイのコピー。正確にはアイの意識のデータを集めたもので、人間の目には光の集まりに見える。
幼い頃のミュウツーとコンタクトを取り、コピーのゼニガメ・ヒトカゲ・フシギダネと共に彼と仲良くなってアイの記憶を使い世の中のことを教えるが、直後に寿命を迎えコピーポケモン達と共に消滅してしまった。
なお、アイの名前の由来は、英語で言う自分を指す「I」という単語から来ている[14]
声 - 安達忍
完全版にのみ登場。フジ博士の妻で、アイの母親。死んだ娘を復活させようと躍起になる夫に「娘が帰ってくるわけではない」と諭すが、それでも幻影ばかり追いかける彼についていけず、結婚指輪を置いて去った。
科学者
声 - 小西克幸芝原チヤコ小桜エツ子、玄田哲章
フジ博士と共に遺伝子工学でミュウツーを生み出すが、暴走したミュウツーに研究所を破壊され、その後は生死不明となる。
ヒトカゲツー
声 - 上田祐司
ゼニガメツー
声 - こおろぎさとみ
フシギダネツー
声 - 小桜エツ子
調査員
声 - 辻親八麻生智久
研究員
声 - 宇垣秀成鈴木琢磨陶山章央
メノクラゲ
声 - 関智一
旅立ち編に登場。

スタッフ[編集]

原画[編集]

岩根雅明 森悦人 中山勝一 宮田忠明 熊岡利治 牧野行洋
福本勝 真庭秀明 中西麻実子 北原里美 佐藤雄三 中田雅夫
入好さとる 新岡浩美 佐藤和巳 数井浩子 斎藤英子 丸山泰英
増尾昭一 向山祐二 たけだゆうさく 越崎鉄也 松本卓也 毛利和昭
今村麻美 国井香織 田村勝之 堀川直哉 深沢幸司 藤森雅也
木村文代 市来剛 川口博史 中村紀 大杉宣弘 千葉ゆみ
加来哲郎 山久保緑 長森佳容 野崎恒仲 諏訪昌夫 窪敏
関口雅浩 渡部ユウコ 中村亜貴子 長岡みどり 武井智子 日野寧子
竹渕正美 井坂純子
千羽由利子
動画工房 スタジオコクピット

主題歌[編集]

オープニングテーマ「めざせポケモンマスター'98
作詞 - 戸田昭吾 / 作曲 - たなかひろかず / 編曲 - 渡部チェル / 歌 - 松本梨香
エンディングテーマ「風といっしょに
作詞 - 戸田昭吾 / 作編曲 - たなかひろかず / 編曲 - 沢田完 / 歌 - 小林幸子日本コロムビア

映像ソフト化[編集]

  • VHSビデオ1999年2月12日レーザーディスク(LD)は1999年7月17日DVD版は2000年6月23日発売[16]。ポケモンのレーザーディスクとしては唯一。また、ポケットモンスターシリーズのDVDは本作が初となる。
  • 映画10周年を記念して発売された「劇場版ポケットモンスター PIKACHU THE MOVIE BOX 1998-2002」には現行の再放送で使われた正規完全版が収録されている。
  • 映画15周年を記念して発売された「PIKACHU THE MOVIE PREMIUM BOX」ではHDリマスター化されて収録されている。また、収録内容は初期DVD版と同じ内容となっており、正規完全版で追加された冒頭のサトシとピカチュウのシーンは収録されていない。しかし、再放送としてHDリマスター版が地上波などで使われる際には正規完全版で追加されたシーンも含め放送されている。

ミュウツーの逆襲 EVOLUTION[編集]

ミュウツーの逆襲 EVOLUTION
Pokémon:
Mewtwo Strikes Back Evolution
監督 湯山邦彦
榊原幹典
脚本 首藤剛志
原案 田尻智
製作 下平聡士
關口彩香
長渕陽介
製作総指揮 岡本順哉
片上秀長
出演者 松本梨香
大谷育江
飯塚雅弓
うえだゆうじ
山寺宏一
市村正親
小林幸子
制作会社 OLM Digital
製作会社 ピカチュウプロジェクト(The Pokémon Companyほか)
配給 東宝
公開 日本の旗 2019年7月12日
製作国 JPN
言語 日本語
前作 劇場版ポケットモンスター みんなの物語
テンプレートを表示

ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』(ミュウツーのぎゃくしゅう エボリューション)(英題:Pokémon: Mewtwo Strikes Back Evolution)は、2019年7月12日公開予定の『ポケットモンスター』の劇場用映画第22作目の作品。シリーズ初のリメイク版で、ポケモン映画では初となる全編フル3DCGで描かれている。音声の収録にはこれもポケモン映画では初となるプレスコが採用された。2018年8月に逝去した石塚運昇もプレスコ手法を以て出演しており、石塚にとっては遺作の一つとなった。1作目と同じく市村正親がミュウツー役を務める[17]。監督はこちらも初となる2人体制で、前々作『キミにきめた!』以来に湯山邦彦が監督を務める。

キャッチコピーは「最強とは何か――」「原点にして最高峰」。

スタッフ(EVOLUTION)[編集]

  • 原案 - 田尻智
  • 監督 - 湯山邦彦、榊原幹典
  • エグゼクティブプロデューサー - 岡本順哉、片上秀長
  • プロデューサー - 下平聡士、關口彩香[18]、長渕陽介
  • CGIスーパーバイザー - 那須基仁
  • 脚本 - 首藤剛志
  • 音楽 - 宮崎慎二
  • 音響監督 - 三間雅文
  • アニメーションプロデューサー - 小林雅士
  • アニメーション制作 - OLM Digital
  • 製作 - ピカチュウプロジェクト
  • 配給 - 東宝

主題歌(EVOLUTION)[編集]

エンディングテーマ「風といっしょに」
作詞 - 戸田昭吾 / 作曲 - たなかひろかず / 編曲 - 亀田誠治 / 歌 - 小林幸子&中川翔子ソニー・ミュージックレコーズ[19]

関連作品[編集]

CD「ポケモン サウンドピクチャーボックス ミュウツーの誕生
CD2枚組のサウンドトラック。誕生して間もない頃の物語を描いたラジオドラマを収録。1999年2月12日発売。
漫画「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」
映画公開に先駆け月刊コロコロコミックにて「電撃!ピカチュウ」の作者おのとしひろが執筆した漫画版。ミュウツーに関するエピソードがメインとなっていてサトシ達がミュウツーの招待した島に向かうまでが綴られている。また、劇場版と違い、フジ博士がロケット団の命令に逆らいきれなくなったため、ミュウツーに自分ごと研究所を破壊させたことになっている。上記のようにこの話は途中でストーリーが中断され、「続きは劇場で」と言った終わり方となっており、現在でも単行本化されていない。
ポケットモンスター ミュウツー! 我ハココニ在リ
『ミュウツーの逆襲』の続編にあたる物語。2000年12月30日にテレビで放送され、2001年8月29日にDVDで発売された。
リアル脱出ゲーム×劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 EVOLUTION『ミュウツーの城からの脱出』
SCRAP主催の体験型ゲームイベントとして2019年7月から9月にかけて、東京歌舞伎町にある常設アミューズメントスポット東京ミステリーサーカスと大阪心斎橋にある常設スタジオ大阪ヒミツキチオブスクラップにて約2ヶ月、札幌大通にある常設店舗アジトオブスクラップ札幌と横浜駅前にある常設スタジオ横浜ヒミツキチオブスクラップと名古屋矢場町にある常設スタジオ名古屋ヒミツキチオブスクラップにて約1ヶ月のロングランで開催され、5都市開催期間中(札幌・東京・横浜・名古屋・大阪)に全国12都市を巡回することが決定した。参加者は謎の招待状を受け取ったポケモントレーナーとなって、様々な謎を駆使して1時間以内にミュウツーのバトルに勝利し、ミュウツーの城から脱出することがクリア条件。コースは通常卓と家族卓が選べ、家族卓のみ若干難易度が引き下がっている。キャッチコピーは『キミの前に立ちはだかるのは史上最強の逆襲(ナゾ)』である。前売り券は通常版のほかにモンスターボールを模した謎箱付の限定版を選択することができる[20]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ [1]
  2. ^ 1998年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
  3. ^ [2]ZAKZAK、1997年11月。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
  4. ^ シナリオえーだば創作術 第167回 - 首藤剛志
  5. ^ WEBアニメスタイルCOLUMN 首藤剛志『シナリオえーだば創作術 第181回 『ミュウツーの逆襲』前夜』
  6. ^ この映画の序盤で、ミュウツーがシゲルのポケモンとジム戦を行っているシーンがあるが、テレビアニメ版の第63話でも同じシーンが使われている。また、ロケット団の施設を破壊し逃走するシーンもアニメで使われているため、テレビアニメとは話がリンクしていることが伺える。
  7. ^ 【ポケモン映画全米制覇】、Fuji News.com、1999年11月18日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
  8. ^ スポニチメール 1999年11月14日(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
  9. ^ 主な相違点は以下の通り。
    • 初期版:エンディングテロップにおいて、アニメーション製作:OLMの下に「TEAM OTA」の表記あり。
    • 完全版(初期DVD版):「ミュウツーの誕生」の追加とCG処理を施した全米公開用バージョン。
    • 正規完全版(再放送でも使用中、HDリマスター版を含む):エンディングテロップのフォントが、影つきの太いゴシック体
  10. ^ 第66話でミュウツーがサカキの下から離れる場面があるため。
  11. ^ 別冊太陽 ヒーロー、ヒロインの昭和史(平凡社、2000年)ISBN 4-582-94335-7 175ページ
  12. ^ EVOLUTIONでは「うえだゆうじ」名義。
  13. ^ EVOLUTIONでは「犬山イヌコ」名義。
  14. ^ 「シナリオえーだば創作術」第181回「『ミュウツーの逆襲』前夜」の記述より。また、プロットの段階では「ミー(me=「I」同様英語で「私」を指す単語)」という名前だったらしい。
  15. ^ 後年の再放送で追加されるがクレジット表記は一貫してノンクレジット。
  16. ^ LD及びDVD版は、完全版が収録されている。
  17. ^ 伝説のポケモン・ミュウツー役に市村正親さんが決定!、ポケモン映画公式サイト、2019年3月1日。
  18. ^ スタッフ発表当初は「細谷伸之」と記載されていたが、2019年4月に關口に変更されている。なお、テレビアニメ『サン&ムーン』でも同時期にプロデューサーを交代している。
  19. ^ 小林幸子×中川翔子×亀田誠治、ポケモン新作映画のED主題歌で「風といっしょに」をリメイク(コメントあり),音楽ナタリー,2019年4月6日
  20. ^ 新潟公演のみ新潟港開港150周年記念事業及び新潟ディスティネーションキャンペーンの一環として開催。

外部リンク[編集]