劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲
| 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 |
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|---|---|
| 監督 | 湯山邦彦 |
| 脚本 | 首藤剛志 |
| 製作 | 吉川兆二 五十嵐智之 盛武源 |
| 製作総指揮 | 久保雅一 川口孝司 |
| 出演者 | 松本梨香 大谷育江 飯塚雅弓 上田祐司 山寺宏一 市村正親 小林幸子 佐藤藍子 |
| 音楽 | 宮崎慎二 |
| 主題歌 | 「風といっしょに」小林幸子 |
| 撮影 | 白井久男 |
| 編集 | 辺見俊夫 伊藤裕 |
| 製作会社 | オー・エル・エム |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 劇場公開版:75分 完全版:85分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 製作費 | 3億5000万円 |
| 興行収入 | 76億円[1] |
| 配給収入 | 41億5000万円[2] |
| 次作 | 劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕 |
『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』(げきじょうばんポケットモンスター ミュウツーのぎゃくしゅう)は、1998年7月18日から公開されたテレビアニメ『ポケットモンスター』の劇場版第1作である。同時上映作品は『ピカチュウのなつやすみ』。
目次
概要[編集]
自分と言うものの存在意義・自分を生み出した人間への復讐という重い主題を抱えた作品である。
制作費は3億5000万円[3]。日本国内の観客動員数は650万人を記録し、国内興収は76億円、配給収入は41.5億円を記録した。
本作は全世界で公開されており、1999年11月12日にアメリカで『Pokémon: The First Movie』として全米約3000の映画館で公開、興行収入8000万ドルを記録し、「日本映画初の週間興行ランキング初登場第1位」[4]を成し遂げている。これは2010年現在も日本映画のアメリカでの興行記録である。また、アメリカでの初日の興行収入は1010万ドルで、アメリカにおける日本映画の興行収入記録であった『Shall we ダンス?』の950万ドルを初日のみで更新している[5]。
キャッチコピーは「最強のポケモンは誰だ!?」。当初予定では物語をテレビ放映とリンクさせ、映画公開に先立ってミュウツーのことを事前にテレビアニメで紹介することとなっていた[6]。しかしポケモンショックにより放映日程が大幅に狂ってしまったため本編とのリンクやミュウツーの紹介を行うことが出来ず[7]、やむを得ず映画本編の冒頭で簡単に触れることとなった[8]。映画公開の翌年には誕生して間もない頃の物語を描いたラジオドラマを収録したCD『ミュウツーの誕生』と、ラジオドラマのストーリーを追加し劇場公開版の所々をCGへ差し替えた特別編のビデオ『ミュウツーの逆襲 完全版』が発売された[9]。つまり、劇場公開版(初期版)、完全版の二種類に大別され、これに再放送などで使用されている現行版が存在する[10]。
本作の特報映像では、『ポケットにファンタジー』がBGMで流れ、少し大人になったカスミ(と思われる少女)と、本作に登場しているボイジャーと小さな少女(劇中未登場)が登場する。他にも映画本編には出てこないシーンもある。特報映像の最後には「劇場版ポケットモンスターは過激な映像表現はおさえて製作いたします」と、テロップが表示された。
舞台となったミュウツー城は、アントニ・ガウディのサグラダ・ファミリアがモデルになっている。時系列は第66話以降である[11]。
小学館は、『ドラえもん』における成功で会得したノウハウを利用してポケモン映画の製作に工夫を凝らした。その結果、日本映画歴代7位の配収を記録することとなり、この後ポケモン映画も人気映画の定番となってゆく[12]。ただし、ポケモン映画は2016年現在においても、興行収入が本作を上回ったものは一作品もない。
ひとつの特徴としてテレビ東京のアニメ版とオマージュリンクする演出が存在する(シーンのひとつから、コジロウが不思議そうに「だーれだ?」ムサシが「ニャース」という、テレビアニメ版でCM明けに当時演出として使用されていた「だーれだ?」→「○○○(ポケモンの名前)」に似せたもの)。
あらすじ[編集]
| この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権を侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2013年3月)(使い方) |
幻のポケモン・ミュウの体の一部の化石を元に、ロケット団により戦闘能力などを強化され人工的に作られたポケモン・ミュウツーは、その不純な生立ちから自身の存在意義を見出せずに答えなき自問自答に苦しんでいた。
やがてミュウツーは自分を造ったロケット団を裏切ったことをきっかけに、ポケモンを統制するシステムへの反発や自分を利用するためだけに作り出した人間たちへの憎しみから人類に対する「逆襲」を企てる。
一方、旅を続けるサトシ達の前に、一通の招待状を携えたカイリューが現れた。招待状は謎の女性の姿を映し出し、優秀なトレーナーたちをポケモン城へ招待したいと説明する。サトシはすぐさまポケモン城へ向かうことを決め、招待状のYESの欄にチェックを入れる。突然嵐で荒れた海を渡り、ポケモン城へたどり着いたサトシ達は、そこで同じく招待状によって招かれた三人のトレーナーと出会った。
だが、サトシ達が受け取った招待状は、ミュウツーが計画する罠「人間たちへの逆襲」の始まりでしかなかった。サトシを初めとするトレーナー達は強大な力を持つミュウツーや彼が作り出したコピーポケモンの前に歯が立たず、より強いコピーポケモンを作ろうとするミュウツーに手持ちのポケモンを奪われてしまう。一方その頃、サトシを追ってポケモン城にやってきたムサシ・コジロウ・ニャースは、城の地下に広がるコピーポケモンの製造所に迷い込み、そこでコピーポケモン達が作られる過程を目の当たりにし、幻のポケモン、ミュウの存在を知る。ミュウツーに捕まったポケモン達はサトシによって解放され、人間への復讐のために関係の無い者を巻き込むミュウツーに憤ったサトシ達は彼の元に向かう。
そんな中、ミュウツーの前に彼のオリジナルであるミュウが現れる。自分の「本物」であるミュウに敵意を露にし、「本物」であるミュウと「コピー」の自分のどちらが強いかを決めようと戦いを挑むミュウツーに、ミュウはある提案を持ちかける。それは、自分達だけでなくコピーポケモン達とそのオリジナルのポケモン達を戦わせることで「本物」と「コピー」のどちらが強いかを決めるというものだった。
登場人物・キャスト[編集]
レギュラーキャラクター[編集]
詳細は個別記事かアニメ版ポケットモンスターの登場人物を参照。
- サトシ
- 声 - 松本梨香
- 本作の主人公。後述の海賊風トレーナーに勝利したことで前途有望なポケモントレーナーと見込まれ、最強のポケモントレーナーと名乗る謎の人物から招待を受け、ポケモン城へと向かう。
- 当初は復讐のために罪のない者を巻き込むミュウツーに憤ったが、終盤でポケモンとコピーの戦いを止めようとミュウツーとミュウの攻撃を受け、石化してしまうが、ピカチュウや戦いをやめたポケモンたちの涙を注がれて復活した。ラストではミュウが飛び去るところを見た際、一度ミュウを見たことがあるような発言をした。
- カスミ
- 声 - 飯塚雅弓
- 本作のヒロイン。サトシと一緒に旅をしている少女。相変わらずサトシには厳しい態度を取るも海に落ちた際、ヒトデマンを出し、サトシ達を救出する。またコダックが奪われた際、動じるなど大切に想っている素振りも見せている。
- 予告編では少し成長した後の彼女と思われる少女が出ている。
- タケシ
- 声 - 上田祐司
- サトシと一緒に旅をしているポケモンブリーダーである少年。本作でもミュウツーの召使いの女性に惚れ込むも、そのおかげですぐに彼女が行方不明になったジョーイだと見抜いた。本作ではロコンしか出していない。
- ムサシ
- 声 - 林原めぐみ
- ロケット団の一員。本作でもピカチュウを奪うためにコジロウやニャースとともに船乗りを装うも嵐だった為に失敗し、その後もサトシ達の後を追い、ポケモン城に潜入する。最初にミュウの気配を感じた。予告編では戦艦に乗っているシーンがあった。
- コジロウ
- 声 - 三木眞一郎
- ロケット団の一員。サトシ達と共に海に投げ出された際、相棒のマタドガスの浮遊力を浮き輪代わりにした。ムサシと共にコピーと本物の戦いを目の当たりにした際、その虚しさに涙した。
- ニャース
- 声 - 犬山犬子
- ロケット団の一員。2足歩行をし、人間の言葉を喋るポケモン。本作でもポケモンの翻訳をしている。元々戦闘が苦手なため、戦いには参加しなかった。尻尾の毛から作られた自分のコピーとは戦わず、一緒に月を眺めた。
- サトシのポケモン
- 声 - 大谷育江
- サトシの最初のポケモン。モンスターボールが嫌いなため、必死に逃げるがミュウツーのモンスターボールに捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出し、その際、体を振るわせた。
- 終盤で最初から争うことに意味が無いと理解しており、自分のコピーと戦うことを頑なに拒否し、ミュウツーとミュウの攻撃を受けて石化したサトシを復活させる重要な役割を果たす。
- フシギダネ
- 声 - 林原めぐみ
- 草ポケモン。ゼニガメに次ぐ活躍をする。モンスターボールに戻されたときにミュウツーに捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出し、その際、複雑な様子を見せた。
- リザードン
- 声 - 三木眞一郎
- 炎ポケモン。ヒトカゲがリザードンに最終進化した形で直接登場する。戦闘力はサトシのポケモンの中でも群を抜いて高いが、当時はまだサトシ自身のレベルが低いため言うことを聞かなかった。しかしミュウツーやコピーのリザードンを格上と察した際にはサトシのスピード勝負だという命令を珍しく聞いた。しかしスピードとその高い戦闘力を持ってしてもコピーのリザードンには勝てず、「ちきゅうなげ」を受けて敗北してミュウツーに捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。
- 終盤では心はまだ開いていなかったが、サトシが石化した際には悲しみ、サトシが復活した際には喜ぶ描写があった。
- ゼニガメ
- 声 - 愛河里花子
- 水ポケモン。オープニングでのバトル、ポケモン城へ向かう時、ポケモン城内部とモンスターボールに入っているポケモンの中では1番活躍し、出番があった。モンスターボールに戻されたときにミュウツーに捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。なお、ピジョンは登場しなかった。
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- ピジョン
- 予告編のみの登場。ピカチュウを乗せて空を飛ぶシーンがあった。
- カスミのポケモン
- 声 - こおろぎさとみ
- カスミが所持するポケモン。カスミのリュックに隠れていたため唯一ミュウツーに捕まらずに済み、コピーされなかった。
- 1998年時点ではまだ発売前の『ポケットモンスター 金・銀』に出る新ポケモンの1体。
- タケシのポケモン
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- ロコン
- 声 - 愛河里花子
- タケシのお気に入りのポケモンとして出したもののタケシが油断している隙に捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出し、戦いに参加した。なお、イワークやイシツブテ、ズバットは未登場。
- ロケット団のポケモン
- ムサシのアーボックは未登場。
- ナレーション
- 声 - 石塚運昇
ゲストキャラクター[編集]
- ウミオ
- 声 - 高木渉
- ポケモン城に招待されたポケモントレーナーの少年。水ポケモンもしくは体色が水色のポケモンの使い手。ソラオ、スイートに比べると性格は熱血的。一度はミュウツーに手持ちのポケモンを奪われたが、サトシに手持ちのポケモンを救われた。招待されたトレーナーの中では出番が少ない。
- 手持ちポケモン
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- ギャラドス
- 声 - 石塚運昇
- 水中移動用に使用したポケモン。ミュウツーに「はかいこうせん」を仕掛けるが、弾き返されてしまう。その直後、巨体が原因でミュウツーに捕まったが、サトシのおかげでようやくミュウツーのモンスターボールから出た。ひこうタイプなので陸上でもバトルができる。
- ニドクイン
- ウミオの手持ちポケモンの中で唯一水タイプではない。ミュウツーに捕まるが、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- ドククラゲ
- 水面にいた為、すぐ捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た時は、ロケット団に絡みついた。陸上でもバトルができる。
- シャワーズ
- 水タイプの中で一番足が速いが、ミュウツーに捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- ゴルダック
- パンチ攻撃が得意だが、油断した隙に捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- シードラ
- 水面にいた為、ミュウツーにすぐ捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。ギャラドスやドククラゲとは違い、陸上でのバトルや行動の描写がない(ただし、陸上に立っている描写や空を飛んでいる描写はある)。
- ソラオ
- 声 - 古谷徹
- ポケモン城に招待されたポケモントレーナーの少年。自然系のポケモンを使う。一度はミュウツーに手持ちのポケモンを奪われたが、サトシに手持ちのポケモンを救出された。
- 手持ちポケモン
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- フシギバナ
- 声 - 大友龍三郎
- ニックネームは「バーナード」。コピーのフシギバナに立ち向かうが「はっぱカッター」をすべて弾かれ「つるのムチ」で投げ飛ばされ敗北してミュウツーに捕まるも、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- ピジョット
- 飛行用に使ったポケモン。空を飛ぶスピードは速いが、ミュウツーのモンスターボールに捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- ストライク
- カマを使った戦法が得意だが、捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- サワムラー
- キックでミュウツーのモンスターボールを跳ね返す力があるが、捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- サンドパン
- 動きが鈍く、すぐ捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- サイホーン
- ミュウツーに体当たりするが、念力ですぐ弾き飛ばされる。ミュウツーに捕まるが、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- スイート
- 声 - 佐藤藍子
- ポケモン城に招待されたポケモントレーナーの少女。可愛らしいポケモンを多く使う。一度はミュウツーに手持ちのポケモンを奪われたが、サトシに手持ちのポケモンを救出された。招待されたトレーナーの中では台詞は多い。
- 手持ちポケモン
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- カメックス
- 声 - 玄田哲章
- ニックネームは「クスクス」。コピーのカメックスに立ち向かうが「ハイドロポンプ」を弾かれそのまま「こうそくスピン」を受けて敗北してミュウツーに捕まるも、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- ジュゴン
- スイートが海を渡るときに使用したポケモン。水面にいた為すぐミュウツーに捕まるが、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。陸上でもバトルができる。
- プクリン
- 油断している時にミュウツーに捕まってしまう。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- ギャロップ
- 足は速いがミュウツーに捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- キュウコン
- 声 - 愛河里花子
- 警戒心が強いが、ミュウツーに捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- ラフレシア
- ミュウツーのモンスターボールが来た際は困り顔をしていて、捕まる。しかし、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから出た。
- ボイジャー
- 声 - 小林幸子
- 港育ちのため海のことはよく知っており、波止場を仕切っている。
- 映画の特報映像では、成長したと思われる彼女が小さな少女(本編には未登場)と一緒に手をつないで歩いている。
- 海賊風トレーナー
- 声 - レイモンド・ジョンソン
- 序盤にサトシとポケモンバトルをするが、完敗する。
ゲストポケモン[編集]
- ミュウツー
- 声 - 市村正親(成体)、瀧本富士子(ドラマCD・幼少時)、森久保祥太郎(完全版・幼少時)
- ミュウの遺伝子で作られた最強のポケモン。自らの存在意義に悩み、自問自答を繰り返し続けた果てに自分を生みだした人間への復讐を画策しようと罠を仕掛ける。
- 強大な超能力を持ち、天候や人の心を操りテレパシーで会話する。更に知能も非常に高く、相手のポケモンをモンスターボールごと捕獲する「ミュウツーボール」やポケモンの細胞からコピーを生み出す装置などを開発し、自らトレーナーとしてコピーポケモンを使役する。
- 生まれた経緯などはゲーム中のものと近いが、性格はゲームのように凶暴ではなく、哀しい過去と高度な悩みを抱えるためかどこか虚無的で哀しげな雰囲気を持つ。
- ミュウ
- 声 - 山寺宏一
- 世界で最も珍しいと言われている幻のポケモン。性格はマイペースで気まぐれ。
- 自然の小川の底で泡に包まれて眠っていたが、ミュウツーの気配を感じて目ざめ、ポケモン城に向かう。ミュウツーと互角に戦える強さを持つ。
- 一見無邪気だが知性があり、「自分が本物だ」というミュウツーに対して、「本物は本物だ。技を使わず力で戦えば、本物はコピーに負けない。」と言い放つ。その事を切っ掛けに、オリジナル達とコピー達の肉弾戦が始まってしまった。
- カイリュー
- 声 - 小形満
- サトシにニューアイランド島への招待状を渡したポケモン。サトシに招待状を渡して飛び去ろうとした際、ロケット団にフライパンで受け止められた。
- ミュウツーが操った野生のポケモンかコピーポケモンかは不明。
- コピーピカチュウ
- 声 - 林原めぐみ
- サトシのピカチュウの遺伝子から作られたコピー。オリジナルより気性が荒いが、本質は泣き虫。オリジナルとの相違点は耳の先の模様が山形になっていること。
- コピーニャース
- ニャースの尻尾の毛による遺伝子から作られたコピー。オリジナルと比べるとのんびりとした性格で、人語も話さず四足歩行。
- オリジナルと戦おうとするも、「痛そう」という理由でそのまま戦いを放棄し、月を眺めた際、ニャースから「哲学しているニャ」と言われた。
- コピーフシギバナ
- フシギダネツーの遺伝子から作られたコピー。オリジナルとの相違点は体中に薄緑のまだら模様と花びらの模様。ソラオのフシギバナと戦い「つるのムチ」で投げ飛ばして勝利。
- コピーカメックス
- ゼニガメツーの遺伝子から作られたコピー。オリジナルとの相違点は甲羅に二重四角形の模様と顔の縞模様、キャノン砲の形状が違うこと。スイートのカメックスと戦い「こうそくスピン」で勝利。
- コピーリザードン
- ヒトカゲツーの遺伝子から作られたコピー。オリジナルとの相違点は体中に赤茶色の縞模様があること。サトシのリザードンと戦いオリジナルと上回るスピードで翻弄し「ちきゅうなげ」で勝利。
その他[編集]
- オーキド・シゲル
- サトシのライバル。後ろ姿のみだが、物語の冒頭で少しだけ登場する。
- 手持ちポケモン
- イワーク
- ミュウツーと初めて戦ったポケモン。念力で弾き飛ばされる。
- ケンタロス
- 大群でミュウツーを襲うが、念力で急に浮かび、ロケット団に捕まる。
- フーディン
- ミュウツーに念力で飛ばされた時は、スプーンが曲がっていた。
- レアコイル
- ミュウツーに電撃を仕掛けるが、すぐに弾き返される。
- サカキ
- 声 - 鈴置洋孝
- ロケット団のボス。ミュウツーを使って世界征服をしようとするが、彼が脱走したため失敗する。
- ペルシアン
- 常にサカキのそばについてまわり、ペットのように寵愛されている。
- ジュンサー
- 声 - 西村ちなみ
- 女性警察官。嵐のために渡し舟が欠航したことをトレーナー達に伝える。
- ジョーイ
- 声 - 白石文子
- 行方不明になっているポケモンセンターの女医。実はミュウツーにさらわれ、洗脳を施されて召使いにされていたが正気に戻り、事件後はポケモンセンターを開放した。
- フジ博士(ドクトル・フジ)
- 声 - 秋元羊介
- 事故で死んだ愛娘を生き返らせるために遺伝子の研究をしている科学者。その過程でミュウツーを生み出すが、ミュウツーの暴走で研究所を破壊される。その後は描かれていないが、研究所の壊滅に巻き込まれ、他の研究員共々死亡したと思われる。
- アイツー
- 声 - 氷上恭子
- 『ミュウツーの誕生』(ラジオドラマ版)と『ミュウツーの逆襲 完全版』に登場。事故死したフジ博士の娘アイのコピー。正確にはアイの意識のデータを集めたもので、人間の目には光の集まりに見える。
- 幼い頃のミュウツーとコンタクトを取り、コピーのゼニガメ・ヒトカゲ・フシギダネと共に彼と仲良くなってアイの記憶を使い世の中のことを教えるが、直後に寿命を迎えコピーポケモン達と共に消滅してしまった。
- ちなみにアイの名前の由来は、英語で言う自分を指す「I」という単語から来ている[13]。
- 妻
- 声 - 安達忍
- 完全版にのみ登場。フジ博士の妻でアイの母親。死んだ娘を復活させようと躍起になる夫に「娘が帰ってくるわけではない」と諭すが、それでも幻影ばかり追いかける彼についていけず、結婚指輪を置いて去った。
- 科学者
- 声 - 小西克幸、芝原チヤコ、小桜エツ子[14]、玄田哲章
- フジ博士と共に遺伝子工学でミュウツーを生み出すが、暴走したミュウツーに研究所を破壊された。その後の描写は無いが死亡したと思われる。
- ヒトカゲツー
- 声 - 上田祐司
- ゼニガメツー
- 声 - こおろぎさとみ
- フシギダネツー
- 声 - 小桜エツ子
- 調査員
- 声 - 辻親八、麻生智久
- 研究員
- 声 - 宇垣秀成、鈴木琢磨、陶山章央
- メノクラゲ
- 声 - 関智一[15]
- 旅立ち編に登場。
スタッフ[編集]
- 原案 - 田尻智
- スーパーバイザー - 石原恒和
- アニメーション監修 - 小田部羊一
- エグゼクティブプロデューサー - 久保雅一、川口孝司
- プロデューサー - 吉川兆二、五十嵐智之、盛武源
- キャラクター原案 - 杉森建、森本茂樹、藤原基史、西田敦子
- アソシエイトプロデューサー - 三浦卓嗣、石川博、山内克仁、香山哲、紀伊高明、吉田紀之
- アニメーションプロデューサー - 奥野敏聡、神田修吉
- 脚本 - 首藤剛志
- 絵コンテ - 湯山邦彦、横田和
- 演出 - 日高政光、井硲清高
- 演出補佐 - 村田和也
- 演出助手 - 矢野篤、斎藤徳明
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 一石小百合
- デザイン協力 - そうま竜也、ゴトウマサユキ
- 作画監督 - 松原徳弘、山田俊也、浅野文彰、柳田義明、藤森雅也、高橋英吉、福本勝、志村泉
- 動画チェック - 榎本富士香、斎藤徳明、原鐵夫
- 色彩設定 - 吉野記通
- 色指定 - 岡田初美、中島淑子、小川志保
- 検査 - 堀内由美、服部真依、水谷靖子、増田真由美、中島淑子、四俣理香
- 特殊効果 - 太田憲之、中島正之
- 美術監督 - 金村勝義
- 撮影監督 - 白井久男
- 編集 - ジェイフィルム、辺見俊夫、伊藤裕
- 現像 - イマジカ
- 音楽 - 宮崎慎二、たなかひろかず
- 原曲 - 増田順一
- 音楽プロデューサー - 斎藤裕二、吉田隆
- レコーディングミキサー - 中村充時
- 音響監督 - 三間雅文
- 音響プロデューサー - 南沢道義、中村明子
- 制作担当 - 太田昌二、小板橋司
- 制作デスク - 岩佐岳
- 制作進行 - 宮下徹、平本正志、都丸美由紀、北村直人、重野幸紀
- 設定進行 - 播間香織
- 制作協力 - 亜細亜堂
- 制作 - 小学館プロダクション
- アニメーション制作 - OLM
- 監督 - 湯山邦彦
- 製作 - 河井常吉、富山幹太郎、坂本健、宮川鑛一、福田年秀、河村秀文
- ピカチュウプロジェクト98 (小学館、テレビ東京、メディアファクトリー、任天堂、トミー、クリーチャーズ、ゲームフリーク、ジェイアール東日本企画、OLM、小学館プロダクション)
原画[編集]
- 加来哲郎 山久保緑 長森佳容 野崎恒仲 諏訪昌夫 窪敏
- 関口雅浩 渡部ユウコ 中村亜貴子 長岡みどり 武井智子 日野寧子
- 竹渕正美 井坂純子
主題歌[編集]
- オープニングテーマ「めざせポケモンマスター'98」
- 作詞 - 戸田昭吾 / 作曲 - たなかひろかず / 編曲 - 渡部チェル / 歌 - 松本梨香
- エンディングテーマ「風といっしょに」
- 作詞 - 戸田昭吾 / 作編曲 - たなかひろかず / 編曲 - 沢田完 / 歌 - 小林幸子(日本コロムビア)
映像ソフト化[編集]
- ビデオは1999年2月12日、レーザーディスク(LD)は1999年7月17日、DVD版は2000年6月23日発売。ちなみにポケモンのレーザーディスクはこれが最初で最後、すなわち唯一これのみである。
- 映画10周年を記念して発売された「劇場版ポケットモンスター PIKACHU THE MOVIE BOX 1998-2002」にも収録されている。
関連作品[編集]
- CD「ポケモン サウンドピクチャーボックス ミュウツーの誕生」
- CD2枚組のサウンドトラック。1999年2月12日発売。
- 漫画「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」
- 映画公開に先駆け月刊コロコロコミックにて「電撃!ピカチュウ」の作者おのとしひろが執筆した漫画版。ミュウツーに関するエピソードがメインとなっていてサトシ達がミュウツーの招待した島に向かうまでが綴られている。また、劇場版と違い、フジ博士がロケット団の命令に逆らいきれなくなったため、ミュウツーに自分ごと研究所を破壊させたことになっている。上記のようにこの話は途中でストーリーが中断され、「続きは劇場で」と言った終わり方となっており、現在でも単行本化されていない。
- 『ポケットモンスター ミュウツー! 我ハココニ在リ』
- 『ミュウツーの逆襲』の続編にあたる物語。2000年12月30日にテレビで放送され、2001年8月29日にDVDで発売された。
脚注[編集]
- ^ [1]
- ^ 1998年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- ^ [2]、ZAKZAK、1997年11月。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
- ^ 【ポケモン映画全米制覇】、Fuji News.com、1999年11月18日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
- ^ スポニチメール 1999年11月14日(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
- ^ シナリオえーだば創作術 第167回 - 首藤剛志
- ^ WEBアニメスタイルCOLUMN 首藤剛志『シナリオえーだば創作術 第181回 『ミュウツーの逆襲』前夜』)
- ^ この映画の序盤で、ミュウツーがシゲルのポケモンとジム戦を行っているシーンがあるが、テレビアニメ版の第63話でも同じシーンが使われている。また、ロケット団の施設を破壊し逃走するシーンもアニメで使われているため、テレビアニメとは話がリンクしていることが伺える。
- ^ LD及びDVD版は、この完全版が収録されている。
- ^ 主な相違点は以下の通り。
- ^ 第66話でミュウツーがサカキの下から離れる場面があるため。
- ^ 別冊太陽 ヒーロー、ヒロインの昭和史(平凡社、2000年)ISBN 4-582-94335-7 175ページ
- ^ 「シナリオえーだば創作術」第181回「『ミュウツーの逆襲』前夜」の記述より。また、プロットの段階では「ミー(me=「I」同様英語で「私」を指す単語)」という名前だったらしい。
- ^ 小桜エツ子は後年の『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』においてヒカリのポッチャマ役でレギュラー出演していた。
- ^ 関智一は後のオレンジ諸島編においてケンジ役でレギュラー出演していた。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 映画紹介ページ(ポケモン公式)
- シナリオえーだば創作術 - この映画について第166回 - 第184回に記載。
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