オー・エル・エム

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株式会社オー・エル・エム
OLM, Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
154-0023
東京都世田谷区若林一丁目18番10号
みかみビル7階
設立 1994年6月15日
業種 情報・通信業
事業内容 アニメーション・映画の企画・制作
代表者 代表取締役 奥野 敏聡
代表取締役副社長 大島 満
資本金 490,000,000円(2012年8月時点)
主要株主 株式会社イマジカ・ロボット ホールディングス 87.06%
主要子会社 株式会社オー・エル・エム・デジタル
株式会社オー・エル・エム・ミュージック
株式会社ビラコチャ
外部リンク http://www.olm.co.jp/
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株式会社オー・エル・エム: OLM, Inc.)は、日本アニメ制作会社日本動画協会正会員。

概要[編集]

代表は元オービー企画のプロデューサー奥野敏聡である。オービー企画はアニメスタジオ「パステル」を抱えており、パステルのプロデューサーだった神田修吉はOLMの取締役に就任。パステルからは他に神田の部下の太田昌二、パステルを拠点に演出をしていた湯山邦彦スタジオジャイアンツからは高橋ナオヒト千羽由利子、『タッチ』などを通じてオービー企画と関係があったぎゃろっぷからは小板橋司、和崎伸之とぎゃろっぷ中心で活動していたフリー演出家・水谷貴哉がOLMの設立に参加した。また湯山の1980年代の監督作でキーアニメーターを務めた作画スタジオアニメアール毛利和昭が後に参加した。

1995年にオー・エル・エム・デジタルを設立し、デジタルペイントやコンポジット撮影といったデジタル制作を比較的早い段階で導入している。当初デジタル制作は『ポケットモンスター』のエンディングアニメーション[1]など限られた部分で使用されていた。テレビシリーズでは『ああっ女神さまっ 小っちゃいって事は便利だねっ』が、全編デジタル制作による最初の作品である。Toon Boomを使用したデジタル作画の導入も始めており、『ポケットモンスター XY&Z』「サトシとセレナ! ダンスパーティでゲットだぜ!!」内のミニコーナー「パフォーマー通信」(2016年1月28日、テレビ東京系列放送回)においては、結成されたToon Boomデジタル作画チームによって初めて作画が行われた[2]

制作管理・演出・作画部門と作画以降のデジタルペイント・コンポジット撮影を行う2D部門を擁する。CG制作業務は関連会社の「オー・エル・エム・デジタル」(OLM Digital)が担う[3]。OLMでは、プロデューサー単位[4]のチーム制を導入しており、クレジットではOLMの社名ロゴに加え、「TEAM○○」と表記される。なお、OLMは「Oriental Light & Magic Inc.」(オリエンタル・ライト&マジック)の略である。過去に英語表記の際、O.L.Mとクレジットしていた時期もあった[5]

2005年10月には実写製作プロデュース専門チームのTEAM MIYAGAWAが新設され、三池崇史監督作品などを手掛けている。

過去には深夜アニメも多数制作しているが、制作プロデューサーだった岩佐岳が独立した後は子供向けアニメや実写映画、3DCG制作に方向転換している。2008年からレベルファイブ原作のゲーム作品のアニメ化を行っている。

OLMの制作システムは、準大手ながらも『ポケットモンスター』の関係者に認められたことが、ポケットモンスターのビジネスを取り扱った書籍「ポケモン・ストーリー」で触れられている。

2015年12月22日イマジカ・ロボット ホールディングスと基本合意書を締結し、同社の子会社化が発表される。2016年4月4日付けで、イマジカ・ロボット ホールディングスが奥野らの既存の株主から株式譲渡を受け、51.33%まで買い増す事に従って子会社となる[6]

OLMのチーム[編集]

チームごとに企画制作をするのではなく、チーム単位で制作を請け負うシステムである。

名称 制作プロデューサー
TEAM KOITABASHI 小板橋 司
TEAM WASAKI 和崎 伸之
TEAM KAMEI 亀井 康輝
TEAM KATO 加藤 浩幸
TEAM INOUE 井上 たかし
TEAM ABE 阿部 勇[7]
TEAM MIYAGAWA 三宅川 敬輔[8][9]
解散したチーム
名称 制作プロデューサー
TEAM OTA 太田 昌二[10]
TEAM IWASA 岩佐 岳[11]
TEAM IGUCHI 井口 憲明[12]

作品履歴[編集]

テレビアニメ[編集]

OVA[編集]

劇場アニメ[編集]

Webアニメ[編集]

ゲーム[編集]

テレビドラマ[編集]

実写映画[編集]

スペシャル[編集]

  • Pac's Scary Halloween (2015年)
  • Santa Pac's Merry Berry Day (2015年)

その他の作品[編集]

関連人物[編集]

アニメーター・演出家[編集]


その他の人物[編集]

  • 奥野敏聡(代表取締役)
  • 神田修吉(取締役)
  • 岩佐岳(プロデューサー、WHITE FOX創業者)
  • 富田暁(プロデューサー)
  • 小板橋司(プロデューサー)
  • 和崎伸之(プロデューサー)
  • 亀井康輝(プロデューサー)
  • 加藤浩幸(プロデューサー)
  • 井上たかし(プロデューサー)
  • 阿部勇(プロデューサー)
  • 櫻井涼介(プロデューサー)
  • 三宅川敬輔(プロデューサー)
  • 増谷大輔(制作デスク)
  • 網中望(制作デスク)
  • 吉岡大輔(制作デスク)
  • 河北学(制作デスク)
  • 栗本知明(制作デスク)
  • 北原健太郎(制作デスク)
  • 久田学(制作デスク・設定制作)
  • 川越一生(設定制作)
  • 前川祐佳(設定制作)
  • 棚原唯(設定制作)
  • 北村翔太郎(設定制作)
  • 内田晴香(設定制作)
  • 鈴木良太(設定制作)
  • 榎本冨士香(動画検査)
  • 室岡辰一(動画検査)
  • 齋藤友希(動画検査)
  • 阿部由実(動画検査)
  • 奥隅雅予(動画検査)
  • 大関たつ枝(色彩設計)
  • 大槻浩司(色彩設計)
  • 佐藤直(色彩設計)
  • 水谷貴哉(撮影監督)
  • 柚木脇達己(撮影監督)
  • 鈴木大倫(撮影監督)
  • 山道奈保美(撮影監督)
  • 太田憲之(特殊効果)


オー・エル・エム・デジタル[編集]

株式会社オー・エル・エム・デジタル(OLM Digital, Inc.)は、CG制作業務を担う、オー・エル・エムの子会社。1995年6月設立。本社と同位置に存在する。

テレビアニメの他、実写映画の3DCGの制作を担当している。

元請制作作品[編集]

アニメーション作品
劇場作品

参加作品[編集]

アニメーション作品
劇場作品

関連人物[編集]

  • 坂美佐子
  • 佐藤誠
  • 伊藤良太
  • 小林雅士
  • 近藤潤
  • 佐藤浩一郎
  • 木村崇信(現・F9設立者)
  • 榊原幹典(Sprite Animation Studios代表取締役)


脚注[編集]

  1. ^ オープニングアニメーションも2代目より一部のパートで使用、3代目よりデジタルで制作される。
  2. ^ 先を見据えて挑む デジタル作画プロジェクト(事例『ポケットモンスターXY&Z』:オー・エル・エム)
  3. ^ 2D部門は、2007年頃までオー・エル・エム・デジタルの部門であった。
  4. ^ クレジット上は「制作担当」と表記され、「プロデューサー」としては代表取締役の奥野や神田がクレジットされる。
  5. ^ テレビシリーズ『ポケットモンスター』では、『ダイヤモンド&パール』第182話までOPクレジットではO.L.Mと表記。過去にはO・L・Mとも表記していた。
  6. ^ アニメ!アニメ!ビズ2015年12月22日 [イマジカ・ロボットHD 大手アニメ製作会社のOLMを子会社化]
  7. ^ 以前はスタジオ伽藍→SynergySPに在籍。
  8. ^ 以前はカノックスイーストに在籍。
  9. ^ 実写プロデュース
  10. ^ さぁイコー! たまごっち』の制作を最後にチームを解散。太田は暫くOLMを離れていたが『イナズマイレブンGO ギャラクシー』で同社に復帰。
  11. ^ 独立し、制作会社WHITE FOXを設立。
  12. ^ ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』の制作(第136話まで)を最後にチームを解散。
  13. ^ 画面上はケイエスエス名義であり、無表記。
  14. ^ 各回ごとに制作チームが違う。
  15. ^ a b c d e f 画面上ではチーム名無表記。
  16. ^ 放送中に倒産し、活動停止となったグループ・タックから制作業務を引き継いだ作品。

関連項目[編集]

同社スタッフが独立・起業した会社
  • WHITE FOX - プロデューサーを務めた岩佐岳が設立。
  • トリプル・ドメイン - プロデューサーを務めた芝原靖史が設立。
  • Be Loop - 制作デスクを務めた村田貢一が設立。
  • F9 - OLM Digitalのスタッフだった木村崇信が設立。
その他

外部リンク[編集]