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三池崇史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
みいけ たかし
三池 崇史
三池 崇史
2024年 第2回横浜国際映画祭にて
生年月日 (1960-08-24) 1960年8月24日(65歳)
出生地 日本の旗 日本大阪府八尾市
職業 映画監督
ジャンル ホラー
コメディ
バイオレンス
活動期間 1991年 -
配偶者 あり
主な作品
映画
DEAD OR ALIVE』シリーズ
オーディション
殺し屋1
着信アリ
ゼブラーマン』シリーズ
妖怪大戦争
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
クローズZERO』シリーズ
ヤッターマン
十三人の刺客
悪の教典
藁の楯 わらのたて
土竜の唄』シリーズ
神さまの言うとおり
ラプラスの魔女
でっちあげ〜殺人教師と呼ばれた男
ドラマ
ケータイ捜査官7
ガールズ×戦士シリーズ
受賞
東京国際映画祭
アジア映画賞
1999年DEAD OR ALIVE 犯罪者
日本アカデミー賞
優秀監督賞
2011年十三人の刺客
その他の賞
日本映画プロフェッショナル大賞
作品賞
2001年殺し屋1
監督賞
1997年岸和田少年愚連隊 血煙純情篇
2001年『殺し屋1』
高崎映画祭
最優秀監督賞
1998年中国の鳥人
シッチェス・カタロニア国際映画祭
審査員特別賞
2003年極道恐怖大劇場 牛頭 GOZU
セントルイス映画批評家協会賞
外国語映画賞
2011年十三人の刺客
ラスベガス映画批評家協会賞
外国語映画賞
2011年『十三人の刺客』
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三池 崇史(みいけ たかし、1960年8月24日 - )は、日本の映画監督大阪府八尾市出身。「バイオレンスの巨匠」とも謳われている[1]既婚

来歴・人物

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幼少時代を大阪府八尾市で過ごし、大阪工業大学高等学校時代はラグビー部に所属していたが、入部した瞬間にレベルの違いを思い知って挫折[2]。ラグビーを断念してバイクサーキットライセンス取得に挑戦したが、ただでさえ自分自身も走りづらいシチュエーションにおいて、前を走る人間を追い抜く欲求が生まれなかったことからこれも断念[2]

大学へ内部進学できなくなっていた三池は横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)に進学し、大師匠である大庭秀雄の映画に対する心構えの講義を聞いた際に自分は場違いなんじゃないかと感じてしまう[2]。その後、専門学校に全く行かなくなり、授業をサボっている時間は横浜のディスコでアルバイトをしていた[2]

専門学校2年生の時に専門学校の先輩からテレビの仕事の手伝いを頼まれる[2]。その際、真面目に学校に行っている生徒は卒業制作と向き合っている時期であったため、学校側は先輩の依頼を一度断ったが、先輩が学校の先生に「まともに学校へ行っていない生徒でもいいから紹介してくれ」と頼んだところ、その筆頭として三池の名前が挙がったと先輩から説明された[2]。三池は先輩の仕事の手伝いを引き受け、卒業後もその先輩の仕事を手伝うようになる[2]。フリーの助監督として今村昌平恩地日出夫野田幸男西村潔井上梅次舛田利雄村川透らの現場に就いた後、1991年にビデオ映画『突風!ミニパト隊』で監督デビュー、1995年の『新宿黒社会』で初の劇場用オリジナル作品を手掛けた。以降、コメディからバイオレンスホラーなど多岐に渡るジャンルで制作活動を続ける。

1998年、『TIME』誌がこれから活躍が期待される非英語圏の監督として、三池とジョン・ウーを10位に選出。その後、クエンティン・タランティーノイーライ・ロスパク・チャヌクなど、海外の監督にも影響を与えたと評価されている(『殺し屋1』など)。また、オマー・ロドリゲス・ロペスフライング・ロータスなど、海外ミュージシャンにもファンが多いことでも知られる。『極道恐怖大劇場 牛頭』はVシネマというジャンルにおいて初めてカンヌ国際映画祭に出品された。旧名は三池モバ。

三池の制作する映画は鮮烈な暴力描写を伴うため、しばしば論争を巻き起こすものの海外での評価は高い。2001年、トロント国際映画祭において『殺し屋1』を公開した際にはエチケット袋を観客に配り、暴力描写が自分の持ち味であることをアピールした。海外での受賞は『極道戦国志 不動』でポルト国際映画祭審査員特別賞。『オーディション』でロッテルダム国際映画祭で国際批評家連盟賞とオランダジャーナリズム連盟賞。『カタクリ家の幸福』でジェルミナーレ国際ファンタスティック映画祭審査員特別賞。『牛頭』で第36回シッチェス・カタロニア国際映画祭審査員特別ビジュアルエフェクト賞など多数。フランシス・コッポラやウェイ・ワンがアジア人監督作品をプロデュースする企画に日本から参加が発表されたことに加えて、ハリウッドからの引き合いもあったが、長期間携わるような仕事は性に合わないため断っている。

2004年、幕末時代の殺し屋・岡田以蔵をモチーフに、時間を超越した殺戮を繰り広げる様を描いた『IZO』(イゾウ)はヴェネチア国際映画祭に正式招待された。

2006年にはアメリカのケーブルテレビ局Showtimeが企画した、ホラー映画の巨匠13人によるオムニバステレビシリーズ『マスターズ・オブ・ホラー』の第1シーズンに、日本人唯一の参加を果たした。しかし、実際に三池が製作した『インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜』(原作・岩井志麻子)はアメリカのテレビで最も表現規制が緩いとされる有料チャンネルの放送コードにさえ引っ掛かってしまう内容のもので、北米での放映は見送られることとなり、話題となった。また、日本では角川ヘラルド・ピクチャーズ(現・KADOKAWA)配給で映画館公開も計画されていたが、映倫が審査を拒否したため、映倫の審査が必要ないイメージフォーラムで単館上映した。

2007年11月、米『TIME』誌の調査による「Top 25 Horror Movies(ホラー映画ベスト25)」に唯一の日本映画として『オーディション』が選出された。

2014年、第9回ローマ国際映画祭ガラ部門にて、監督作品『神さまの言うとおり』が、日本人初の「マーベリック賞」を授与されることが決定された[3]

2015年、第6回オアハカ映画祭に参加していた監督作品『極道大戦争』で最優秀監督賞を受賞[4]

好きな映画監督は黒澤明[5]五社英雄[6]デヴィッド・リンチ[7]ポール・バーホーベン[7]デヴィッド・クローネンバーグ[7]。好きな映画は『燃えよドラゴン[8]、『スターシップ・トゥルーパーズ[7]、『雲霧仁左衛門[5]、『闇の狩人[5]、『七人の侍[5]、『座頭市シリーズ(特に1962年の第1作目)』[5]など。

エピソード

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  • 押井守は気になる日本の映画監督に北野武と三池を挙げ「この2人のことは気になります。次は何をやらかすんだろうっていう面白さを感じさせる人たちです」とコメントしている[9]
  • 2017年3月、ミュージシャンのMIYAVIと対談した際にMIYAVIから「ボクの大好きな映画監督です」「人間って汚いものじゃないですか? いま綺麗な映画が多いと思うんですけど、その汚さを日本人映画監督として、ポップマイノリティーではなく第一線として『どう表現するか?』というところで闘っている監督だと思っています」と評されている。その評価を受けた三池は映画監督としての自身について「ボクには向上心がない。MIYAVIさんたちの世代って『ぬるい』っていう風に自覚せざるを得ない世代でしょ? 我々はそう思ってなかったから」「俺はぬるい状況であったからこそ生きてられた。それを30ぐらいで監督になった時に強く感じたんですよ」と話している[2]
  • 大学進学の見込みが無くなった際にラジオから「大学落ちたら横浜放送映画専門学院!」というCMが偶然聞こえてきたことがきっかけとなり、逃げ道として映画を学び始めた[2]
  • 現場では逃げ道がないため、俳優からの演技に関する質問には全部答えるなど熱心に仕事をこなすが、現場を離れると、資料としてプロデューサーから渡される映画に目を通さないなど、気の抜けた姿勢になる。ただし、娯楽としては映画を楽しんで観賞する性分である[2]
  • ひみつ×戦士 ファントミラージュ!』に出演していた役者陣は三池監督について「最初は怖い印象を持っていたけど、実際には優しく和ませてくれる人で、演技指導でも自ら実演してくれることもあった」と話している[10]
  • 映画『悪の教典』に出演していた役者の松岡茉優伊藤沙莉は2023年に2人で配信したポッドキャスト内で三池監督について「口調がぶっきらぼうなだけで、現場に参加している役者1人1人を気にかけている優しい監督」と話している[11]
  • ウッチャンナンチャン出川哲朗が在籍していた専門学校の先輩であり、日本テレビ系世界の果てまでイッテQ!の企画でカンヌの取材をしていた出川と共演をした際には出川から三池先輩と呼ばれている[12]

監督作品

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映画

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テレビドラマ

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オリジナルビデオ

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Webドラマ

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MV

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舞台

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アニメ

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PV

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出演作品

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映画
オリジナルビデオ
テレビドラマ
テレビ番組
OVA
コンピュータゲーム
テレビアニメ

その他の参加作品

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映画

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テレビドラマ

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オリジナルビデオ

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歌舞伎

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  • 地球投五郎宇宙荒事 (2015年2月、EXシアター六本木) 演出[22]

出典

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  1. ^ 「土竜の唄 FINAL」ほか3本”. 産経ニュース (2021年11月20日). 2021年11月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j 東邦出版『KAMINOGE』vol.65 p74-85
  3. ^ 三池崇史監督にローマ国際映画祭特別賞 日本人初 : 芸能 : スポーツ報知”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2014年9月21日). 2014年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月2日閲覧。
  4. ^ 三池崇史、メキシコの映画祭にて「極道大戦争」で最優秀監督賞を受賞”. 映画ナタリー (2015年10月19日). 2015年10月19日閲覧。
  5. ^ a b c d e Takashi Miike: Why I am bringing Japanese classics back to life - The Guardian
  6. ^ 『私と東映』 x 三池 崇史監督 第1回 - 東映株式会社
  7. ^ a b c d SuicideGirls Interviews Takashi Miike Director Of Gozu
  8. ^ ヤッターマン インタビュー: 三池崇史監督が語る「ヤッターマン」 - 映画.com
  9. ^ hat (2016年5月15日). “押井守「気になるのは北野武と三池崇史」 » Lmaga.jp”. Lmaga.jp. 2025年4月16日閲覧。
  10. ^ 「[座談会]菱田未渚美×山口綺羅×原田都愛×石井蘭」『宇宙船』vol.168(SPRING 2020.春)、ホビージャパン、2020年4月1日、86-87頁、ISBN 978-4-7986-2182-1 
  11. ^ 第7回「自己紹介に面白さは必要?」「俳優になりたい」』(YouTube)、2023年12月27日。2026年1月6日閲覧
  12. ^ 木村拓哉、カンヌで神対応 出川哲朗らへのサプライズに称賛の声”. モデルプレス. 2026年1月15日閲覧。
  13. ^ 公式ホームページ”. 2022年8月19日閲覧。
  14. ^ 初恋 : 作品情報”. 映画.com. 2020年2月5日閲覧。
  15. ^ 亀梨和也×菜々緒×吉岡里帆で「怪物の木こり」実写化、サイコパスと猟奇殺人犯が対決”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年6月7日). 2023年6月7日閲覧。
  16. ^ 監督・三池崇史で「仮面の忍者 赤影」がよみがえる、主演はFANTASTICS佐藤大樹”. ナタリー. 2025年9月7日閲覧。
  17. ^ 手塚治虫「ミッドナイト」を全編iPhone撮影で実写化 監督は三池崇史、賀来賢人が出演”. コミックナタリー (2024年3月6日). 2024年3月7日閲覧。
  18. ^ “六本木歌舞伎、新作は海老蔵&寺島しのぶ!三池崇史×リリー・フランキー版座頭市”. ステージナタリー. (2016年10月23日). https://natalie.mu/stage/news/206523 2016年10月24日閲覧。 
  19. ^ “三池崇史が監督したコマ撮りアニメ「ころがし屋のプン」、明日Eテレで放送”. 映画ナタリー. (2016年3月20日). https://natalie.mu/eiga/news/177980 2016年3月22日閲覧。 
  20. ^ “ゲーム「鬼武者」初アニメ化!主人公・宮本武蔵のモデルは三船敏郎、総監督に三池崇史”. 映画ナタリー. (2022年9月25日). https://natalie.mu/comic/news/495018 2022年9月25日閲覧。 
  21. ^ アニメ『鬼武者』11月2日配信開始 宮本武蔵役大塚明夫主演 佐々木小次郎は関俊彦”. YAHOO!ニュースJAPAN. 2023年9月20日閲覧。
  22. ^ 六本木歌舞伎 地球投五郎宇宙荒事”. 歌舞伎美人 (2015年2月). 2015年2月16日閲覧。

外部リンク

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