異世界食堂

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異世界食堂
ジャンル ファンタジー料理グルメ
小説
著者 犬塚惇平
イラスト エナミカツミ
出版社 主婦の友社
レーベル ヒーロー文庫
刊行期間 2013年 -
巻数 既刊4巻(2017年6月現在)
漫画
原作・原案など 犬塚惇平(原作)
作画 九月タカアキ
出版社 日本の旗 スクウェア・エニックス
掲載誌 ヤングガンガン
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表号 2016年23号 -
発表期間 2016年11月18日 -
巻数 既刊1巻(2017年6月現在)
アニメ
原作 犬塚惇平
監督 神保昌登
シリーズ構成 神保昌登
キャラクターデザイン 佐野隆雄、佐野恵一
音楽 辻林美穂、TOMISIRO
アニメーション制作 SILVER LINK.
製作 「異世界食堂」製作委員会
放送局 テレビ東京BSジャパンほか
放送期間 2017年7月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

異世界食堂』(いせかいしょくどう)は、犬塚惇平による日本ライトノベル2013年より『小説家になろう』で連載されている。2015年ヒーロー文庫主婦の友社)から書籍化された。なお『小説家になろう』版と文庫版では一部のキャラクターの設定が異なる。

ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)にて2016年23号(2016年11月18日発売)から漫画版の連載が始まり[1]、2017年7月よりテレビアニメが放送中[2]

あらすじ[編集]

とある街、オフィス街に近い商店街の一角にある洋食屋『ねこや』。普段は普通の食堂なのだが、土曜日だけは扉が異世界につながる不思議な店。土曜日になると、異世界のあちらこちらから様々な人々が食事を求めて来訪する。異世界の人々からはいつしか『異世界食堂』と呼ばれるようになった店の中での、時には店員と客、時には客同士の群像劇を描く。

基本的に一話完結の群像劇で、作品全体としての主役やヒロインは存在しない。話毎に主役となる人物はいるが、他の話で主役だった人物が脇役や関連人物として登場したり、その逆に以前の話で存在が仄めかされていた人物が主役となる話もある。また時系列は大きく現代と先代店主の頃の話とに分かれており、先代の頃からの常連本人やその関係者が現代の話に出てくる事も多い。

主な登場人物[編集]

店員・関係者[編集]

店主
- 諏訪部順一
洋食屋「ねこや」の店主。先代夫婦の孫に当たり、10年前に先代が死去したことにより店を受け継いだ[注釈 1]。店を継ぐ前は中華料理屋で修行をしていたこともあるため、洋食だけでなく和食・中華料理も作れる。土曜日は長年一人で店を切り盛りしていたが、来客数の増加や加齢による体力の低下の影響もあり、アレッタなどの偶然出会ったウェイトレスを雇い入れている。春子(後述)から「マコくん」と呼ばれている。面倒見と人柄がよく内外に自分を慕っている者が多い。
アレッタ
声 - 上坂すみれ
「ねこや」でウェイトレスをしている魔族の少女。頭の両脇に、小さな角が2本生えている。元はたまたま見つけた食堂の扉に飛び込み、店の中で寝込んでしまい食べ物を食べてしまったが[注釈 2]、本人の今までの境遇と「働き口を探している」という言葉に店主が反応し、ウェイトレスとして雇われることになる。読み書きが出来ないため、注文は全て聞いて頭に入れている。後にサラの屋敷でメイドとして雇われ(「ねこや」で面識があるのが決め手になった)、平日はそちらで働いている。漫画版・アニメ版では登場が前倒しされ、原作よりも出番が増えている。
『黒』(クロ)
声 - 大西沙織[2]
異世界にいる6柱の神のうちの1柱で『死を帯びた闇の力』を持つ。本来の姿は黒いドラゴンだが、姿は自由に変えることができる。普段は月に住んでおり、月面に現れた食堂の扉に関心を持ち食堂に来訪。そこで店主の新作・チキンカレーにはまり、以後店のウェイトレス姿でカウンターの隅でチキンカレーを食べ続けるのが定番となった。ちなみに食事代はWeb版では『赤の女王』が負担している設定だが、文庫版ではウェイトレス(兼店主達の護衛)として働くことで自ら食費を稼ぐ設定に変更されている。そのため、書籍版では出番が大幅に増えた。数千年単位で月面で思索に耽っていたため人間世界の知識や常識に疎いが、周囲を観察しそれに合わせる対応力は持っている。ただし言葉を発することや表情を動かすことは苦手としており、そうした通常の接客面はアレッタに任せている。
山方大樹(やまがた だいき)
声 - 井上和彦
先代の「ねこや」店主。大連市で洋食屋を営む夫婦の下に生まれ、家出した後太平洋戦争終戦まで上海市で洋食のシェフを務めていたという経歴を持つ。50年前に「ねこや」を開店し、ヨミと共に店を切り盛りしていたが、10年前に心臓発作で死去。酒に至っては下戸で、そのためか酒の種類にかけては疎いため、マスターが来るまでは簡易的な酒しか出せなかった。またデザート関係も専門外なためメニューには載せておらず、孫(店主)が居る時くらいしか簡単なデザートを出していなかった。
ヨミ / 山方暦(やまがた こよみ)
先代店主の妻。元々は異世界における勇者の一人で、山国最悪のオーガの精と闇の神殿の巫女の腹から生み出された存在だったが、邪神との最後の戦いにおいて時空の狭間を通って終戦直後の日本に飛ばされ、そこで大樹と知り合い数年後に結婚した(戸籍については「戦災で焼失した」としてごまかした)。高い魔術の腕を持っており、30年前にたまたま異世界と日本をつなぐ魔道具を骨董品として入手したことで、「ねこや」の扉に異世界とつながる魔法をかけた。大樹の死を契機に孫(店主の兄)のところに移り住み店の経営から離れたが、今でもたまに店に顔を出す[注釈 3]
異世界にいた頃は邪神を斃す事が自身の存在理由だと使命感を持つ殺伐とした性格の持ち主であり、邪神を斃した後の身の振り方にも苦悩していた模様で、異世界に飛ばされ、大樹と出会い、共に「ねこや」を切り盛りしている内に人を笑顔にさせる事に生き甲斐を見出した。
山方早希(やまがた さき)
店主の姪(兄の娘)。20歳。 今はウェイトレスとして働く、「ねこや」の後継ぎ候補。 アレッタと仲が良い。土曜日の特別営業を知っている数少ない人物。
店長
ねこやビルの1階にあるケーキショップ「フライングパピー」の店長。ねこや店主の幼馴染であり、両親が忙しく、よく「ねこや」に食事に来ていたため、土曜日の特別営業を自然と知る事となった。大学生のころに起こしたバイク事故で半身不随になりかけたが、先代店主が客から入手した異世界の薬で奇跡的に回復した。毎回パウンドケーキを食べてくれるセレスティーヌを御得意様として時々サービスとしてお土産を店主を通して渡す事もあり、またシアに頼まれて毎週クッキーアソートの大缶を買うアレッタもお得意様として、時々試作菓子の試食を頼んだりする。
マスター
ねこやビルの2階にあるバー「レオンハート」のマスター。元サラリーマンで生来の酒好きなのもあり酒類メーカーに勤め、世界各地を飛び回っていたが、様々な酒を呑み過ぎて肝機能障害になり、酒が呑めなくなってもその知識を活かした商売をしたいと早期希望退職後に「レオンハート」を開店、その時の伝手で色々な酒を調達してくる。土曜日の特別営業を知っている数少ない人物の一人。
春子(はるこ)
同じ商店街にある、店主の修行先の中華料理専門店『笑龍』の主人の妻。一人娘の夏華と店主が付き合っていた事があり、ゆくゆくは店を継いでもらいたいと思っていた時期があり、「ねこや」を継いだ事に関しては理解しているが、それでもたまには顔を合わせてくれと時折言う。
木村 将太(きむら しょうた)
同じ商店街にあるパン屋「ベーカリーキムラ」の一人息子。高校生。店の跡を継ごうと修行に励んでいる。毎朝「ねこや」にパンを卸し、アレッタに淡い恋心を抱いており、毎週土曜に顔を合わせる事を楽しみにしている。ちなみにアレッタを外国からの留学生だと思っていて、角も髪飾りだと思っている。

常連客とその関係者[編集]

「ねこや」では、常連客は自らのお気に入りのメニューの名前で呼ばれるのが伝統になっている。

サラ・ゴールド(二代目メンチカツ
声 - 安野希世乃
トレジャーハンター。実家は大商家だが冒険者を輩出する一族でもあり、伝説のトレジャーハンターとして知られる曽祖父ウィリアム・ゴールド(初代メンチカツ)の日記を手がかりに「ねこや」を訪れ、以後常連となる。曽祖父と同じくお土産にメンチカツサンドを買って帰り、時には「ねこや」で出来立てのメンチカツサンドを食べて楽しむ他、「ねこや」で働くアレッタをこれ幸いにとメイドとして雇い入れており、時折アレッタが「ねこや」よりお土産として持ち帰ってくる菓子類を楽しんでいる。
シア・ゴールド
サラの妹。異世界食堂の存在は知らないが、アレッタが「ねこや」からお土産として持ち帰ったクッキーアソートを気に入り、「フライングパピー」のファンになる。その後は姉同様、毎週アレッタにお菓子を買ってきてもらい、お土産の菓子類を楽しんでおり、一度、木の実の砂糖煮(イチゴジャム)をめぐって姉と軽いケンカをしたこともある。
ウィリアム・ゴールドII世(アーモンドチョコレート)
サラの従兄で、本来なら彼がウィリアム商会を継ぐはずだったが、10年前に遺跡調査の旅に出て行方不明となり、死んだものと思われていたが、実際は遺跡内の転移装置により南大陸へ転移し、そこで現地の女性と結婚し子供をもうけ、妻の妹のマリベルと共に活動していた。妻の亡父が年に一度アーモンドチョコレートを買うために「ねこや」を訪れていた事を知り、調査の末に扉を発見し、「ねこや」でサラと再会し、両親に生存を知らせるべく自身の調査手帳をサラに託して妻のもとへ帰宅。彼が生存していた事が公表され、調査手帳を元に写本した書籍は異世界中のトレジャーハンターたちに南大陸への興味を抱かせる事となる。
アルトリウス(ロースカツ
声 - 清川元夢
異世界では「邪神殺しの英雄」と呼ばれる大魔導師で、ヨミは共に邪神を倒した仲間。その高い魔力により、食堂の扉を呼び寄せることのできる魔法陣を作成できる能力を持つ。食堂では通常メニューの翻訳を任されたことも[注釈 4]。ヴィクトリアを弟子に持つ。
ヴィクトリア・サマナーク(プリンアラモード
サマナーク公国第一王女であったが、両親とも人間であるにも関わらず、ハーフエルフとして生まれてしまったため、公族として生きることを諦め、魔術師の道を目指した。その後アルトリウスに弟子入りしたことで食堂の存在を知り、食堂ではデザートメニューの翻訳を担当し、その時に「ねこや」のデザートを全種類食べているので、デザートに関するアドバイスをする事もある。師同様に、魔法陣で食堂の扉を呼び寄せることができる。プリンの保存のためだけに魔法を使った宝石箱型の冷蔵庫を開発したほどで、必ず手土産にカスタードプリンを持ち帰る。ただし、2日に1回と決めているのに一度に2個食べたり、双子の甥と姪に食べられたりすることもある。
アルフレッドとマルガレーテ(お子様ランチ
ヴィクトリアの双子の甥と姪。母親がヴィクトリアを毛嫌いしているため、魔女の正体がヴィクトリアであることを知らなかった。ヴィクトリアに連れられ、異世界食堂入り[注釈 5]
アルフォンス・フリューゲル(カレーライス
声 - 立木文彦
とある公国の元海軍将軍。20年前にクラーケン相手の海戦で船を沈められ、たまたま漂着した孤島で食堂の扉を見つけ、以後は食堂の常連となる。漂着から20年後に島に偶然立ち寄った軍船により救助され母国に戻るが、食堂のカレーが忘れられず、伝手を頼って3ヶ月かけて扉を探し出した。
ライオネル(カツ丼
声 - 檜山修之
魔族の剣闘士。外見は頭部が獅子の獣人。生まれ持った魔力と剛力でかつて一大勢力を築いていたが、四英雄のアレクサンデルに敗れ、帝国領魔都の魔王アルティーナに売られて剣闘奴隷となり、個室内に現れた扉を潜り先代店主の大樹の願掛けでカツ丼(勝つ丼)を食べて異世界食堂入り。それまで不躾な性格だったが、大樹の影響で多少角が取れた性格になり、はじめて訪れた時に同席だったアルフォンスと仲良くなり、時にはライス系の料理を巡り論議するほどである。
以後は闘いの前に必ずカツ丼を食べ、1年で身請け金の金貨一万枚を稼いで自由の身になった後もカツ丼を食べたいために剣闘士を続け、20年以上も最強の座を守り、「獅子王」の伝説を作る事となる。
セレスティーヌ・フレグラン(パウンドケーキ
光の神の高司祭。とある尼僧院の院長を務めているが、先代院長から食堂の扉の存在を受け継ぎ、すっかりケーキ類の虜となってしまう。特にラムレーズンを「神の食べ物」と自負するほど目がなく、ラムレーズンが入ったお菓子も優先して食す。しまいには自らの配下にある尼僧たちを連れて食堂を訪れるようになり、ブランデー等のコピーを試させるまでになり、後の世において神殿に菓子技術の教え(学校)を取り入れ、菓子職人たちに厚く信仰される法王として語られる事となる。
カルロッタ
セレスティーヌの弟子の尼僧。平民の出であり、ドワーフ並みの酒好きで、セレスティーヌ達が帰った後も、夕刻からの「酒豪組」の呑み会に参加し、ギレムにブランデーの生成に成功したら尼僧院に卸す約束を取り付けた。
アンナ
セレスティーヌの弟子の尼僧。ヴィクトリア同様、両親が人間であるにもかかわらずハーフエルフとして生まれてしまったため、生まれてすぐに僧院に引き渡された過去を持つ。しかし「ねこや」の存在を知ってからはむしろ長命な事を活用して、長きに渡ってお菓子についての研究に尽力し、後の世の異世界での菓子技術に大きく貢献する事となる。
ジュリアンヌ
セレスティーヌの弟子の尼僧。王国のやんごとなき血を受け継いでおり、王都の贅沢を知り尽くしているが、異世界の菓子の存在はさすがに知らなかった模様。以後は菓子に使われる材料を調達すべく、あらゆる伝手を使ってロビー活動をするようになる。
『赤の女王』(ビーフシチュー
声 - 伊藤静
異世界の神の1柱。10万年以上も生きている赤い竜で、人間に変身することもできる[注釈 6][注釈 7]。先代店主との約束で、原則として店のほかの客が帰った後、最後に訪れることになっている[注釈 8]。店主が寸胴いっぱいに仕込んだビーフシチューをまるごと持ち帰って竜の姿で舌なめずりで楽しむのが定番。「ねこや」を自身の縄張りとして、時には店に迷惑をかけようとする輩を腕ずくで追い払い、「ねこや」に対し密かに『財宝を守るための呪い』をかけ(店員等も対象となり、外で眠るアレッタの健康を損なわないようにしていた)、自然と赤の女王を信仰する者にとっての聖地となってしまっている[注釈 9]
バルログ
声 - 加藤将之
『赤の女王』の執事であり、彼女の眷属である炎の悪魔。良くも悪くも人間に対する如何わしい感情は持っておらず、人間時の『赤の女王』の裸を見てもなんとも思わない。恐ろしい外見だが、執事らしい忠誠心を持っている。
ファルダニア
声 - 日笠陽子
旅のエルフ。種族の特性上、肉や魚、乳製品や卵などは受け付けないが、その条件下でも毎回新たなメニュー(豆腐ステーキ、焼きおにぎり等)を提供してくる店主に刺激され、自ら料理人として各地を旅し修行に励むようになり、彼女が発案した、豆を主体とした数々の「エルフ料理」はあらゆる種族に絶賛され、伝説の料理人として後の世に謳われる事となる。
アリス
ファルダニアに同行するエルフの少女で、ハーフエルフ同士の両親から『取り替え子』として生まれた。人間やハーフエルフに比べて成長が遅く、動物性のものが食べられないため、両親が病死したときに村を追い出され、森に置き去りにされた過去を持つ。後の世で、伝説の料理人と共に旅をしながら料理の研究をした一番弟子と謳われる事となる。
クリスティアン(納豆スパ)
エルフの国、「森都」で結界の管理を担当しているエルフの美食家。十年ほど前に「ねこや」で納豆スパを食べて以来、エルフ豆発酵を研究している。ファルダニアの父エドモンド(声 - 千葉進歩)とは友人同士で、彼の手紙からファルダニアも「ねこや」を訪れたことを悟り、彼女に納豆スパを勧める。
カルラ(フルーツゼリー)
帝国領の港町の郊外に長年住んでいる魔女。元々は海の底で『青の帝王』が統治する「永遠の大帝国」の大神官の人魚で、尾びれを人間の足に変える事で陸上でも生活する事ができる。
70年前に邪神『万色の混沌』の復活の兆しに『青の帝王』より監視の命を与えられ、血を分け与えられ不老長寿となるも、ヨミたちにより邪神が消滅したことで任務は達成され、そのまま港町で隠遁生活を送っていたが、ある時自宅下の洞窟内に扉が現れ、「ねこや」でフルーツゼリーを食べて異世界食堂入り。以後は楽しみができたと「ねこや」に通いながらも、独学でゼリーの研究をしてゼリーの材料が海藻類である事を突き止め簡易的なゼリーを再現、「ねこや」に通う資金を得るべく人間にゼリーの作り方を教えた上に海藻の粉を「魔法の粉」と称してゼリーの材料として販売し、町の活性化にも貢献した。後にゼリーを食べたファルダニアの訪問を受けて以来、「ねこや」で情報交換する仲になる。
ガガンポ(オムライス
声 - 保村真
リザードマンの部族『青き尻尾の一族』の若者。8歳[注釈 10]。3年前の祭りで、先代勇者ゲルパから勇者の座を手にした。オムライスの大盛り2個を食べた後、必ずパーティー用のオムレツを3つ持ち帰るのが定番[注釈 11]。異世界では流暢にしゃべれるが、「ねこや」では無口かつ片言になる。
ハインリヒ・ゼーレマン(エビフライ
声 - 杉田智和
公国の騎士。モスマン討伐の途中でたまたま扉を見つけたが、金を持っていなかった上に早足な性格なため、店主の説明も聞かないままドワーフの名剣を店主に渡し去っていった。その3年後に剣を渡しに砦にやってきたタツゴロウに連れられ、常連となる。時にはエビフライサンドを持ち帰る。Web版では季節限定のカキフライも大層気に入り、期間中はエビフライとカキフライを一皿ずつ注文する。
ソウエモンとドウシュン(お好み焼き
山国の近衛侍ソウエモンと、海国の宮廷陰陽師ドウシュン。価値観(尊ぶ物)の違いから仲が悪く、お互い来店時間をずらせば負けだと考えており、毎回かち合うのを苦々しく思っているが、互いの話が有益なのでいつも同席している。
カタリーナ(ティラミス
白の神の大神官。竜に変身する力を持つ。息子でもある『白の子』が出入り禁止を喰らったため、代わりに「ねこや」に赴いてティラミスを持ち帰っている[注釈 12]。セレスティーヌとはケーキに魅了されたもの同士仲が良く、同席することも多い。
『白の子』
カタリーナの息子であり、白の神の眷属。生まれてすぐに白の神から血を一滴与えられたことで、この世のものとは思えぬほどに白い肌と銀髪、黄金に輝く縦に瞳孔が入った竜の瞳を持つ。まだ10歳の子供であるためかわがままな性格で、「ねこや」で出されたティラミスの味に感動し、店主を連れ去ろうとしたが、危機を察して入ってきた『赤の女王』につまみ出されて以来、扉に拒絶されている[注釈 13]
アーデルハイド[注釈 14](チョコレートパフェ
声 - 上田麗奈
帝国の皇女。幼少期に亡き祖父である初代皇帝ヴィルヘイムコロッケ)(声 - 中博史)に連れられ、異世界食堂に来たことがある。16歳になって肺の病にかかり離宮で療養していたところ、寝室に扉が現れ、そこから常連となる。長音をはっきりと発音する癖がある(チョコレートパフェ→チョコレイトパフェ、シュークリーム→シュウクリイム)。後に心的影響もあってか病もほぼ完治しているが、「ねこや」を離れたくないあまりに離宮生活を続けている。
ハンナ
声 - 和久井優
離宮でアーデルハイドの身の回りの世話をするメイド。大地の神殿で数年間司祭の訓練を受けているため、癒しの術と不死者払いの術も使える。下級貴族の出身で、家族を養うために多額の給金を条件にメイドの任を引き受けた。アーデルハイドが身の回りの世話をしてくれるハンナのために毎週シュークリームをお土産に買ってくれ、以後は7日ごとの「シュークリームの日」を楽しみにしている。ある日、アーデルハイドが風邪をひき、代わりにブッシュドノエルの引き取りを頼まれはじめて「ねこや」の事を知り、そこでラナーとも知り合いになった。
タツゴロウ(テリヤキチキン
声 - 大塚芳忠
西大陸・山国出身の老侍にして、その武名を轟かせる伝説の傭兵。食事の際は、ライス、味噌汁、漬物を先に食べ、テリヤキチキンを肴に清酒を飲む。ハインリヒが異世界食堂においてきた剣を渡すために、彼がいる偏狭の砦へと赴き、異世界食堂へと誘う。傭兵として大陸中を渡り歩いているため、大陸各地に点在する扉の場所はおおよそ把握している。
ティアナ・シルバリオ16世(クレープ
異世界でも屈指の精霊魔法王国として知られる「花の国」に住む妖精の女王。半年前に突如現れた扉を通って異世界食堂入り。飲食後の対価はヴィクトリアが持っている[注釈 15]。それ以降は国民から抽選で選ばれた200名と異世界食堂を訪れているが、「扉対策会議」と証したメニュー選定会議ではいつも重臣たちと揉めている[注釈 16]
エレンとヘルマン
木こりの夫婦。息子のカイと娘のボナと一緒に訪れるが、貧乏であるため4週間に1回しか来られない。読み書きが出来ないのでいつも日替わり定食を頼んでおり、店主もそのことを知っているため、メニューを渡さない[注釈 17]
シャリーフ(コーヒーフロート
砂の国の王子。国で普及していたカッファ(ホットコーヒー)の新しい飲み方として、魔法で冷やしたカッファを普及させた。アーデルハイドに求婚するため、帝国との繋ぎを作ろうとし、結果として帝国との交易外交を樹立させた。
ラナー(クリームソーダ
シャリーフの異母妹。現国王が側室である宮廷魔術師に孕ませた子供。兄に対しては男っぽい言葉で歯に衣着せぬ言い方で接する。シャリーフとアーデルハイドの恋の成就を願っている。
トマス・アルフェイド(ミートソーススパゲティ
声 - 屋良有作
王都の大商会「アルフェイド商会」の元当主。先代店主との約束により、4週間に一度、客ではなく商人として訪問している。異世界食堂の料理の味を基にパスタソースをいくつも製作し、アルフェイド商会を王都一の大商会に成長させた。ソースの味を盗もうと数々のスパゲティを食べている内に、ソースの中の食材を感じ取れるほど味覚が鍛えられた[注釈 18]
シリウス・アルフェイド(ナポリタン
声 - 下野紘
トマスの孫で、アルフェイド商会の次期当主。トマスに連れられ、異世界食堂入り。トマトを用いた新たな商品を開発しており、夏にはミートソースを発売予定。そしてミートソース以外にも美味しい料理を開発できないかと専属料理人のジョナサンを「ねこや」に招待し、共にピザなどを食しながら模索している。
ジョナサン・ウィーンズバーグ(ピザ
アルフェイド商会の専属料理人。シリウスに連れられ、異世界食堂入り。シリウスと共に料理を食べながら、どうすれば料理の味を盗めるかと模索している[注釈 19]
フェイリー(カルビ丼)
海国の王女。東大陸出身の母親譲りの『傾国』と称される美貌を持つ。扉のある中庭は普段、宮廷陰陽師のドウシュンが道惑いの呪いをかけており、近づくことができないため、ドウシュンが都を離れているときしか「ねこや」に来られない。普段の食事は長時間の煮込みや焼きで肉や魚の『穢れ』が徹底的に排除されており、物足りないと感じている。カルビ丼を一気にかきこんだ後、ソフトクリームで締めるのが定番[注釈 20]
ガルドとギレム
ドワーフのコンビ。酒職人のギレムは、「ねこや」で飲んだウイスキーを気に入り、「新しい火酒」としてウイスキーを再現した。そしてガラス職人のガルドも装飾のないシンプルなビールジョッキやグラスの方が酒を美しく魅せると、シンプルかつ透明度の高い杯と、酒の種類ごとに見合ったボトルの研究をするようになる。シーフードフライやアサリの酒蒸しをつまみに、ビールや清酒を飲むのが定番。扉が現れる山岳部のボロ小屋を休憩所として建て直し、扉の出現する部屋は頑丈な鋼鉄製の扉で施錠している。
ヨハン
商人の青年。一人旅と酒が好きで、ギレムが再現したウイスキーを飲みたいと旅している途中で休憩所に立ち寄った時に、施錠し忘れていた部屋の中で「ねこや」の扉を発見し来店、数々の酒を飲んで満足し帰った所で、扉を先に使用されて来店できなくなり激怒したギレムとガルドに殺されそうになり、お土産として購入したウイスキーボトルで事無きを得、以後はドワーフの村に滞在する度にウイスキーを仕入れたり、「ねこや」で一見につき一本しか購入できない異世界産のウイスキーを購入したりして商売の手を広げ、ギレムとガルドと一緒に「ねこや」を訪れて共に酒を楽しむ仲になる。
メイファン
海国の火山島に住むドワーフの老女。ドヨウの日は人気のない湯治場で温泉に浸かり、近場に現れる「ねこや」で食事をしてから山小屋で一晩を過ごす事を楽しみとしている。
毎回食後の締めに梅酒を呑む事を楽しみとしており、異世界でも作りたいと研究を重ね、島で採れる果実とドワーフの火酒と黒砂糖を調合・熟成させる事により「ウメシュ」を発明、独特の風味と軽い口当たりから、火酒が呑みづらい女性や人間には好評で人気を得、製法を教えてほしいと尋ねる女性にも快く教えた結果、商人が取引に尋ねるほど異世界でも名の知れた島の名産品となり、「ウイスキーのギレム」同様、ウメシュの開祖として名が知られるようになる。
アントニオ(スイートポテトタルト
『金の神』の神官で、竜に変身する力を持つ。故郷で栽培されているクマーラは、水気が少なくボソボソするとのことで苦手だが、「ねこや」で食べるスイートポテトタルトは好物で、毎年時期になると必ず食べに来ている[注釈 21]
ユート(ポークジンジャー
山国の新米狩人。狩猟犬タロと共に、初めて猛獣「一角猪」を仕留めた日に扉を見つけ来店。金の持ち合わせがなかったため、仕留めたばかりの一角猪の肉を店主に渡し、それを使った料理を依頼する。
マシラ
ユートの師に当たる中年の狩人。「ねこや」の常連でもあり、好物も弟子と同じポークジンジャー。
ヒルダ(チーズケーキ
「夜駆け」の異名を持つ魔族の傭兵。猫の目と猫の耳を持ち、自身の目と耳と直感に絶対の信頼を置く。好物のチーズの味のするデザートの中から直感で選んだスフレチーズケーキがお気に入り。
タツジとオトラ(ローストチキン
人食いのおうが)の夫婦。鬼らしく肉と酒が大好物。『食材』として捕らえたネズミの命乞いで「ねこや」を知り来店。討伐者を何度も退けた歴戦の鬼ではあるが、店のほかの客には敵わないことと、何より騒ぎを起こせば二度と店に入れなくなることから店内では大人しくしている。焼酎を酒の華だと自負している。それまで討伐者を退ける事ばかりを繰り返していたが、「ねこや」の常連と接する内に考えが変わった模様で、人を襲う事なく山奥で暮らすようになり、「赤の女王」の話を聞いて、時々おでんを鍋一杯に作ってもらって家で食す。後に子供を授かった。
ネズミ
「ねこや」常連のハーフリング。自称吟遊詩人で、口先だけで数十年生き延びてきた。過去に食い逃げを起こしたため、店主に許してもらった現在でも扉に拒絶され1人では来店ができなくなっている。

設定[編集]

ねこやビル
オフィス街に近い商店街の一角にある3階建ての自社ビル。地下が洋食屋「ねこや」、1階がケーキ屋「フライングパピー」、2階がバー「レオンハート」、3階がねこや店主の住居という構成。ケーキ屋のケーキをねこやで販売する・ねこやの料理をバーに出前する・バーの焼酎/ウイスキー類をねこやの客に提供するといったように、店同士相互にやり取りがある。立地上サラリーマンの利用客が多く、休日は閑散としているため、対外的に「ねこや」は「土日が定休日」となっている(なお1・2階は土曜日も営業しており、アレッタが出前を運ぶこともある)。
ねこやの扉
異世界と「ねこや」をつなぐ扉。異世界のあちこちにある日突然現れる。場所は街の中・砂漠・洞窟の中・孤島の山の上・月面など様々だが、一度扉が現れ始めるとその後は7日に1度定期的に出現するようになる。現れる場所が場所だけに、料理店とは思わず金を持たないまま店に入ってくる人物も多いため、初回に限りツケも可能。使用は1つの扉に付き1日1回限りで、扉を使うとその日はその扉は消滅する(つまり早い者勝ち)。ブラックリスト機能があり、過去に店で食い逃げなどのトラブルを起こした者については、たとえ店主が許していたとしても二度と自分では扉を開けることができない(手がすり抜けてしまう。ただしほかの人間が開けた扉を通ることは可能)。店を出ると、元々その客が店を入るときに通った扉の場所に戻される(店を経由して別の場所に移動することはできない)。[注釈 22]
異世界
7日に1度「ねこや」の扉が現れる世界。海を隔てて、ヨーロッパ風の「東大陸」、アジア風の「西大陸」、それらと交流のない「南大陸」に分けられている。1か月や1年[注釈 23]の概念はあるが1週間の概念がないため、常連客は「ねこや」の扉が現れる日を「ドヨウの日」と呼んでいる。「ねこや」では銅貨を百円、銀貨を千円、金貨を十万円で計算している。
東大陸
古い時代に、王国として統一された歴史を持つ。大国として王国帝国公国、小国として妖精の住む花の国、エルフの住む森都などがある。文化はヨーロッパ風、人種は白人系。主食はパンがメインだが、帝国の初代皇帝が「ねこや」から持ち帰ったダンシャクの実が急速に普及しており、パンと並ぶ主食となりつつある。
西大陸
東大陸とは逆に一度も統一されたことがなく、独自の言語と文化が複数存在する。日本風の文化を持ち、お互いに仲が悪い海国山国[注釈 24]、アラビア風の文化を持ち、国土の大半が砂に覆われた砂の国、そのほか小国がある。人種はアジア系で、米が主食。
南大陸
東大陸や西大陸とは季節が逆で、交流のない大陸。表れる扉の数も、北に比べると少ない模様。北の2つの大陸ではまともに言葉の通じない蛮族であるラミアやマーメイドといった亜人も、ここでは普通に信徒として暮らしている。人種はネイティブアメリカン系で、トウモロコシクマーラが主食。
四英雄
約70年前に異世界を滅ぼさんとしていた幾人の魔王と、魔王達が召喚した邪神を打ち斃して平和を取り戻した東大陸の4人の英雄。光の神殿の聖人レオナルドと、異世界一の賢者アルトリウス、ハーフエルフで生涯の大半を戦場で過ごし、剣一本で魔王達を打ち倒し、現在も傭兵として各地を旅している剣神アレクサンデル[注釈 25]、そしてアルトリウスに匹敵する魔術とレオナルドに相反する「闇の女神」の加護を受け、アレクサンデルと互角に渡り合えるサムライソードの使い手でもある英雄ヨミの4人で、邪神との戦いで消滅間際の邪神の呪いで、ヨミは異世界へ飛ばされたと語り継がれている。
七色の覇王
異世界の神々を指す言葉で、人間が信仰する『赤の女王』『青の帝王』『金』『緑』『白』『黒』の六柱の竜に、魔族が信仰する邪神『万色の混沌』を加えた総称。だが、これは古のエルフの使っていた呼び名であり、南大陸人にとっては、六柱の竜と『万色の混沌』を混同するのは、禁忌とされている。
六柱の竜の血を浴びた者は彼らの眷属となり、強い力を得るが、それと引き換えに生殖能力を失ってしまう。一方、『万色の混沌』の血を浴びた者は魔族となり、親のどちらかが人間かハーフエルフであっても、必ず体のどこかに加護を得て生まれてくる。
なお、南大陸では竜の姿で伝えられている神々は、北の二つの大陸では擬人化され呼び方も変わっているため、北の神官は竜に変身する魔法を使えない。
取り替え子(チェンジリング)
異世界では人間とエルフが交わった際、ごく稀に何世代後に先祖返りにより人間同士もしくはエルフ同士からハーフエルフが、ハーフエルフ同士から純血のエルフが誕生する事がある。誕生した子供は高い魔力とエルフの美しい容姿と長寿を生まれ持って得ているが、世論的な事情から大抵は神殿などに預けられ、生涯を神事に捧げる者が多く、ハーフエルフ同士から誕生したエルフも、成長の遅さから村を追われてしまうことが多い。反して森都などのエルフの居住地で生まれた者はエルフと何ら違いがないために普通に生活をしている者が多く、中には外の世界に憧れて冒険者になる者もいる[注釈 26]
ハーフリング
異世界の種族の一つ。好奇心旺盛で落ち着きが無いという種族特性から、定住せず常に旅を続けている。一方で非常に食い意地が張っており、種族間で「ねこやの扉の出現場所をまとめた地図」の情報を共有しており、絶対に他種族には公開しないこととされている。ねこやを訪れた際は「所持金があるだけ使って料理を食べる」ことから、ハーフリング一人で通常の一家族分の食材を消費するほどで、数人も訪れるとおかわり自由のパン・ライス・味噌汁が食い尽くされる。
肉の日
毎月29日に行われるサービスデー。元々「ねこや」では料理を頼むとライスまたはパンと味噌汁が食べ放題になるが、この日は味噌汁が豚汁にグレードアップする。ただ29日が土曜日に当たるのは年1、2回しかない[注釈 27]うえ、異世界と日本では暦が異なるため、常連客からは「突発的に行われる不定期イベント」として認識されている。ちなみに土曜日の豚汁は「異世界の客に不評」という理由から、平日と異なりゴボウが入っていない。
バーベキュー
年に一度、夏の盛りに提供される串焼き料理で、銀貨一枚で食べ放題という特別な日。元々は神社の夏祭りで毎年販売していたのを[注釈 28]まかない飯として出したのを見た客たちの強い要望で異世界食堂でも提供しだしたものであり、様々な具材を炭火焼きで調理しているため異世界の客たちにも大好評であり、最後に訪れる「赤の女王」もつまみ食いと称して残りの具材を全て平らげてしまうため、毎年完売する。
バレンタインフェア
フライングパピーで毎年バレンタインデーで販売するチョコレートの売れ残りを「ねこや」で販売するというもので、異世界ではカラオを使った貴重で美味しいお菓子を販売する日として毎年多くの常連客が訪れて完売する。
バースデー
異世界では子供の病没などによる死亡率が高く、9歳まで生きた子供はその年の新年に「子供達の祝福の宴」を行い、エレンがカイの誕生日の時に店主に「ねこや」でお祝いしたいと相談した時に発案した「祝福の日」。
要予約で、銀貨10枚で「ねこや」で出されるメニューの全てを飲み食べ放題である上に店主が腕によりをかけて作ったバースデーセットが食卓一杯に振る舞われ、最後にはフライングパピーの特注で作ったバースデーケーキが現れる[注釈 29]

書誌情報[編集]

小説[編集]

  1. 『異世界食堂 1』2015年2月28日発売、ISBN 978-4-07-411329-3
  2. 『異世界食堂 2』2015年7月29日発売、ISBN 978-4-07-402158-1
  3. 『異世界食堂 3』2016年9月30日発売、ISBN 978-4-07-420009-2
  4. 『異世界食堂 4』2017年6月30日発売、ISBN 978-4-07-426242-7

漫画[編集]

テレビアニメ[編集]

2017年7月よりテレビ東京BSジャパンほかにて放送中[2]。ナレーションは桑島法子が務める。

スタッフ[編集]

  • 原作 - 犬塚惇平[4]
  • 原作イラスト - エナミカツミ[4]
  • 監督・シリーズ構成 - 神保昌登[4]
  • キャラクターデザイン - 佐野隆雄、佐野恵一[4]
  • プロップデザイン - 森木靖泰
  • 美術監督 - 片平真司
  • 色彩設計 - 水本志保
  • 撮影監督 - 佐藤敦
  • 編集 - 近藤勇二
  • 音響監督 - 土屋雅紀
  • 音楽 - 辻林美穂、TOMISIRO
  • 音楽制作 - フライングドッグ
  • 音楽プロデューサー - 福田正夫、佐藤正和
  • プロデューサー - 黒須信彦、伊平崇耶田中宏幸、加藤隆志、高原秀樹、山内未來、福田正夫、石橋諒一
  • アニメーション制作プロデューサー - 田部谷昌宏、鬼塚康介
  • アニメーション制作 - SILVER LINK.[4]
  • 製作 - 「異世界食堂」製作委員会

主題歌[編集]

オープニングテーマ「One In A Billion」
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 渡辺未来 / 編曲 - R・O・N / 歌 - Wake Up, May'n!(Wake Up, Girls!×May'n
エンディングテーマ「ちいさなひとつぶ
作詞 - 西直紀 / 作曲 - さかいゆう / 編曲 - 河野伸 / 歌 - 安野希世乃

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
第一話 menu 1 ビーフシチュー 神保昌登 島津裕行 高村雄太 本田辰雄、八代きみこ、木下ゆうき
橋本真希、重松佐和子、川添亜希子
大槻南雄、へばらぎ
佐野隆雄
大塚舞
menu 2 モーニング
第二話 menu 3 メンチカツ こでらかつゆき 小柴純弥 細山正樹、本田辰雄、八代きみこ
金澤龍、岡田雅人
佐野隆雄
大塚舞
井本由紀
menu 4 エビフライ
第三話 menu 5 ミートソース 島津裕行 和泉志郎 向川原憲、林隆洋、簾畑由実
船越麻友美、中重俊祐
佐野隆雄
大塚舞
menu 6 チョコレートパフェ
第四話 menu 7 オムライス 渡部高志 福多潤 本田辰雄、八代きみこ、木下ゆうき
丸山修二、松浦里美、金澤龍
崔美子、大平剛生、大槻南雄
佐野隆雄
大塚舞
井本由紀
menu 8 トーフステーキ

放送局[編集]

テレビ東京系列 / 放送期間および放送時間[5]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [6] 備考
2017年7月4日 - 火曜 1:35 - 2:05(月曜深夜) テレビ東京 関東広域圏 製作参加
2017年7月6日 - 木曜 20:00 - 20:30 AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり/製作参加
2017年7月9日 - 日曜 0:30 - 1:00(土曜深夜) BSジャパン 日本全域 BS放送/製作参加
日本国内 インターネット / 放送期間および放送時間
配信期間 配信時間 配信サイト
2017年7月5日 - 水曜 12:00 更新
2017年7月8日 - 土曜 12:00 更新
土曜 19:00 更新 TSUTAYA TV
2017年7月9日 - 日曜 0:00 更新

BD / DVD[編集]

発売日[7] 収録話 規格品番
BD DVD
1 2017年9月22日予定 第1話 - 第2話 EYXA-11496 EYBA-11495
2 2017年10月27日予定 第3話 - 第4話 EYXA-11498 EYBA-11497
3 2017年11月24日予定 第5話 - 第6話 EYXA-11500 EYBA-11499
4 2017年12月22日予定 第7話 - 第8話 EYXA-11502 EYBA-11501
5 2018年1月26日予定 第9話 - 第10話 EYXA-11504 EYBA-11503
6 2018年2月23日予定 第11話 - 第12話 EYXA-11506 EYBA-11505

Webラジオ[編集]

ラジオ「異世界食堂」』は、2017年7月8日より音泉にて隔週土曜に配信されている番組[8]。パーソナリティはアレッタ役の上坂すみれとサラ役の安野希世乃

テレビ東京 火曜1:35(月曜深夜)枠
前番組 番組名 次番組
異世界食堂
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脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 両親は子供の頃に事故死して先代夫婦に引き取られ、異世界食堂の事もその時に知った。
  2. ^ 店にくるまでに様々な苦労があったことから極度の疲労で意識が薄れており、夢だと思って開き直って食べてしまった。
  3. ^ 来店する時は表の扉から入るが、店を出る時に表から出ると故郷の異世界と繋がる可能性があり、夫と一緒に居た世界で死にたいと決意しているため裏口から出るようにしている。
  4. ^ ヨミがはじめて招いた客として、異世界食堂としての「ねこや」の第一号の客であり、異世界で余生を送る彼女の心情を汲み、仲間のアレクサンデルとレオナルド以外に彼女の生存を教えていない。
  5. ^ ヴィクトリアも同行する際は子供たちの手前、プリンアラモードではなくカルボナーラなどを食す。
  6. ^ ただし、頭に生えている角と縦に瞳孔が入った目だけはそのまま。
  7. ^ 本来の姿でないこともあってか、人間の姿で裸でいても羞恥心はない(ただし外出時は服を着る)。
  8. ^ それまで自身の気の赴くままに生きていたが、先代店長との約束を境に様々な事に関心を抱くようになる。
  9. ^ 他の宗派の者も赤の女王が「ねこや」を訪れる事を知っているが、ルールさえ守れば一切の危険はないと遠慮なく訪れている。
  10. ^ リザードマンの平均寿命は約20歳であり、人間でいう2.30歳に相当する。
  11. ^ 扉が現れた当初はワニ皮や乾燥肉などで支払っていたが、先代店主との取り決めで貨幣で支払う事となり、行商と取引して貨幣を得ている。
  12. ^ 「白の子」が扉を独占したいがために扉付近に幻影と雷撃の結界を施しており、やりすぎだと毎回解除している。
  13. ^ 『赤の女王』曰く、『白』に玩具として魅入られ力を与えられた存在との事。ちなみにバレンタインフェアが近付いた時は、チョコレートを激しく所望する。
  14. ^ 帝母アーデルハイドから取った名であり、正しくはアーデルハイドII世。ちなみに当時の彼女を知るハーフエルフ曰く、容姿も生き写しとの事。
  15. ^ 感謝と盟友の証として頂いた花の国の種は、桁違いな魔力を秘めている事から異世界では秘宝として知られており、換金しても莫大な額になるため、その気持ちに報いるために代金を代わりに支払っている。
  16. ^ ティアナは民を先導する立場という建前で毎回参加している。
  17. ^ 二人とも結婚前から「ねこや」の常連客であり、プロポーズも「ねこや」でエレンの方からしている。
  18. ^ 王国を代表する「騎士のソース」もトマスが「ねこや」で食べたホワイトソースを再現したものであり、20年前にこれを食した当時の王太子(現国王)が感動のあまりにソースに騎士の称号を与え、アルフェイド商会が王家との商談の足掛かりになった経緯がある。
  19. ^ 店内には唯一、角度的に厨房が覗ける席があり、フォルダニアをはじめとする料理人が調理法を盗もうとその席に座る(もちろん店主はその事は承知している模様)。
  20. ^ 実はドウシュンが「ねこや」に通いたいために呪いを施したものであり、式神のカラスなどを介してフェイリーがお忍びで「ねこや」に赴いている事を知っており、自身が「ねこや」に来れない日くらいは息抜きも必要だと承知している。
  21. ^ 南大陸は北の二つの大陸とは季節が逆であるため、アントニオはスイートポテトタルトを春の名物と認識している。
  22. ^ 元々は千年前にエルフが異世界に侵略する際に創った魔道具だったが、逆に異世界よりもたらされた未知のウイルスによる「大病役」によりエルフの数も激減し、侵略は破棄となり、扉はそのまま放置され、骨董品として長い間世界中を巡りに巡った末にヨミが入手した経緯がある。尚、マスターキーが扉の核であり、キーを破壊すると扉の魔法も消滅するとの事。
  23. ^ 異世界の暦は月の満ち欠けを基本としているため、1か月は30日、1年は360日になる。
  24. ^ 海国は学問を尊び、山国は武勇を尊ぶ国柄であるため。
  25. ^ 初代皇帝ヴィルヘイムの実父であり、種族や身分の違いから身を引いたが、それでも母を悲しませたと絶縁を言い渡されており、それでも皇都に立ち寄る際には妻と息子の墓に献花している。
  26. ^ かつてハーフエルフの王の数百年の統治により繁栄した国「古王国」があったが、晩年、人間であり、血縁的に赤の他人となった子孫(初代王国王)に国を譲るくらいならと古エルフの「禁忌の魔法」で生きながらえようとした結果、不死の王「リッチ」となり、国民も道連れにして「亡者の王国」にした教訓から、人間の政治にハーフエルフが関わってはならないと厳重視されている。
  27. ^ グレゴリオ暦では、29日が土曜になるのは400年に600回である。
  28. ^ 先代店主が余分に食材を発注し、全て売りさばくために考えたのがはじまりであり、あまりにも好評だったため毎年恒例となった。
  29. ^ メニューの翻訳の際に市販のデザート全種を食べたヴィクトリアですら特注のバースデーケーキの事は知らなかった。後に誕生日であれば持ち帰りができると知った常連客が、親族や知人の誕生日に買っていくようになる(嘘をついたら扉に拒絶されて、出入り禁止になる恐れがあるため)。

出典[編集]

  1. ^ アニメ化企画も進行中、異世界グルメファンタジー「異世界食堂」マンガ版がYGで - コミックナタリー・2016年11月18日
  2. ^ a b c 異世界食堂:テレビアニメが7月スタート 追加キャストに大西沙織”. MANTANWEB. MANTAN (2017年5月29日). 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ 異世界食堂 1巻 公式サイト: 犬塚惇平: 九月タカアキ: エナミカツミ: ヤングガンガンコミックス”. スクウェア・エニックス. 2017年6月25日閲覧。
  4. ^ a b c d e 『異世界食堂』が2017年夏にTVアニメ化”. アニメイトタイムズ (2017年4月18日). 2017年4月18日閲覧。
  5. ^ TVアニメ「異世界食堂」公式サイト”. 2017年5月29日閲覧。
  6. ^ テレビ放送対象地域の出典: 放送分野の動向及び規制・制度(資料2)”. 政府規制等と競争政策に関する研究会通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2 (2009年10月9日). 2016年8月12日閲覧。 基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号 (1988年10月1日). 2016年8月12日閲覧。 地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2016年8月12日閲覧。
  7. ^ ディスコグラフィ”. TVアニメ「異世界食堂」公式サイト. 2017年7月4日閲覧。
  8. ^ ラジオ「異世界食堂」”. 音泉. 2017年6月30日閲覧。

外部リンク[編集]