MAJOR 2nd

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MAJOR 2nd
ジャンル 野球学園少年漫画
漫画
作者 満田拓也
出版社 小学館
掲載誌 週刊少年サンデー
レーベル 少年サンデーコミックス
発表号 2015年15号 -
発表期間 2015年3月11日 -
巻数 既刊14巻(2018年6月現在)
アニメ:メジャーセカンド
原作 満田拓也
監督 渡辺歩
シリーズ構成 土屋理敬
脚本 土屋理敬、古怒田健志
末永光代山下憲一
キャラクターデザイン 大貫健一
音楽 中川幸太郎
アニメーション制作 オー・エル・エム
製作 NHK
小学館集英社プロダクション
放送局 NHK Eテレ
放送期間 2018年4月7日 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

MAJOR 2nd』(メジャーセカンド)は、満田拓也による日本漫画。『週刊少年サンデー』(小学館)にて2015年15号より連載されている[1]。作品の舞台は神奈川県。1994年から2010年まで同誌で連載された野球漫画MAJOR』の続編であり、前作の主人公・茂野吾郎の息子である茂野大吾の成長を描く。

制作背景[編集]

作者の満田にとっては『BUYUDEN』の完結以来、約1年ぶりの『週刊少年サンデー』での連載となる[1]

『MAJOR』の続編を始めた経緯について、満田によると元々物語の続きを描きたい気持ちがあったことと、投手と打者の「二刀流」である大谷翔平の存在が大きかったという[2]。 二刀流のアイデアは前作にもあったが、「現実味がない」として見送っていた[2]。しかし、二刀流に挑戦している大谷のような漫画の先を行く現実の“怪物”を見て触発されたとのこと[2]

タイトルの「2nd」には2世という意味が込められており、子供の頃から天才だった吾郎とは違い、凡人の大吾が偉大な父を持つがゆえの2世の苦悩や挫折などでどのように成長し、どんな野球選手になるかを描くという[2]

あらすじ[編集]

小学生編[編集]

(第1話〜第90話、単行本第1巻〜第10巻) 茂野大吾は、幼少時、現役復帰した父・吾郎の影響を受け、「おとさん(吾郎)みたいにプロ野球選手になる」という夢を抱いていた。小学4年生から本格的に野球をすべく三船リトルに入団したものの、父親の吾郎のように生まれ持ったセンスや才能には恵まれず、周囲からは期待はずれとして落胆され、常に父や2人の祖父と比較され続けたため父に対しての劣等感や後ろめたさを抱き、一度野球を辞めてしまう。小学校6年生まで母に振り回される形でサッカーや勉強に取り組むも、長続きせずゲームばかりしており、野球をやりたいという気持ちこそ完全には無くなってはいなかったものの物事に対して逃げ腰になっていた。

大吾は自分の抱えている劣等感や繊細で傷つきやすい一面等を優等生の姉や脳天気な母親に理解してもらえなかったこともあってか捻くれた性格となっており、友人である佐倉睦子佐藤光等の好意的な感情も素直に受け入れられずにいたが、光との出逢いを機に、心境に変化が現れ始め、紆余曲折ありながらも再び野球と向き合うことを決め、三船リトルに再入団する。

中学生編[編集]

(第91話〜、単行本第10巻〜) リトル引退から約2年後、光との再会を誓った大吾は姉・いずみも通った風林中に進学。2年生にして野球部のキャプテンを務めていたが、部員は定員割れの上、睦子をはじめとした女子ばかりとなっていた。仁科明椛島アニータらやや反抗的な新入生の入部によりやっとナインを揃え、風林中野球部は最初の大会に臨んでいく。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

茂野 大吾(しげの だいご)
- 藤原夏海(テレビアニメ)[3] / 田村睦心(サンデーCM劇場)
捕手、外野手 右投右打。背番号13。
本作の主人公。野球選手・茂野吾郎の息子。少年期の吾郎と外見はよく似ているが、やや小柄な体格。
運動神経自体は悪くなく守備能力は並以上だが、遠投や打撃が不得意。ただし、これは基礎的な知識や練習が不十分だったためであり、再び野球を始めてからは寿也の指導を受け、徐々に練習の成果を見せ始めている。豪快な野球が持ち味であった父とは対象的に、三船リトル時代は犠打やプッシュバントで次の打者に繋げることを中心とした、小技主体のスタイルに取り組んでいる。
中学では私立風林学園に進学し、2年生になった際は主将を任される。
佐藤 光(さとう ひかる)
声 - 西山宏太朗(テレビアニメ)[3] 青山玲奈 (幼少期)/ 内田雄馬(サンデーCM劇場)
投手外野手。背番号15。
佐藤寿也の息子。小学6年生。ニューヨーク生まれの帰国子女。父に似て容姿端麗だが、近眼で眼鏡をかけており、時々英語を交えて会話をする。
常に前向きで物腰の落ち着いた性格だが、その言動は自信に満ちており、当初の大吾からは「激しくうざい」と思われていた。
野球は父とのキャッチボール程度しか経験がない程の初心者だったが、潜在能力は高く、少し教わっただけで打撃や守備のコツを掴んだほか、父親譲りの強い肩を持っている。大吾に挑発的な言動をとることもしばしばだが、そのほとんどが彼のやる気を引き出すためのものである。
佐倉 睦子(さくら むつこ)
声 - 花澤香菜[3]
外野手、投手(中学校)。右投右打。背番号16。
本作のヒロインであり、大吾のクラスメイトの女の子。幼少期、天才的な才能が無くてもリトルで必死に努力している大吾に惹かれ、密かな好意を寄せているが、全く気付いてもらえず、大吾の素っ気ない態度に腹を立て、以降は自分も大吾に素っ気なくなる。しかし、それでも大吾のことを気にかけている。
野球の知識は無いが、攻守におけるセンスがあり、光の剛速球を取れたり、トスバッティングもこなし、実践でも安打を放つなど高い打撃センスを持っている。
中学編では風林中野球部の副部長を務め、大吾の勧めもあって投手に転向してエースを務める。

大吾のライバルたち[編集]

卜部 隼人(うらべ はやと)
声 - 市川太一
投手。右投右打。
三船リトル時代の大吾のチームメイト。スタメンで、アンディとバッテリーを組んでいる。中学編では清和中学校のエースを務めている。
鈴木 アンディ(すずき アンディ)
声 - 大畑伸太郎
捕手。右投左打。
三船リトル時代の大吾のチームメイト。卜部とバッテリーを組んでいる。中学編では清和中学校のキャッチャーを務めている。
眉村 道塁(まゆむら みちる)
声 ‐ 堀江由衣
投手。左投左打。
元プロ野球選手・眉村健の次女で、大吾たちとは同い年。小学生時代は名門チームである東斗ボーイズに所属している。
眉村 渉(まゆむら わたる)
声 ‐ 福島潤
捕手。左投左打。
道塁の双子の弟。姉弟でバッテリーを組む。

選手の家族[編集]

  • 茂野家
茂野 吾郎(しげの ごろう)
声 - 森久保祥太郎くまいもとこ(幼少期)
大吾の父で、前作の主人公。40歳を過ぎた今も現役の野球選手。世界各国の野球リーグに挑戦するために家を空けている。旧姓は本田
茂野 薫(しげの かおる)
声 - 笹本優子
大吾の母。吾郎とは硬式三船ドルフィンズ時代のチームメイト。旧姓は清水
茂野 泉(しげの いずみ)
声 ‐ 高森奈津美
大吾の3歳上の姉。文武両道の優等生で、小学生の頃は三船ドルフィンズに所属していた。
茂野 英毅(しげの ひでき)
声 - 咲野俊介
大吾の祖父で元プロ野球投手。リトルでの大吾の試合を桃子と共に観戦している。
茂野 桃子(しげの ももこ)
声 - 野田順子
大吾の祖母で元保育園教諭。リトルでの大吾の試合を英毅と共に観戦している。旧姓は星野
  • 佐藤家
佐藤 寿也(さとう としや)
声 - 森田成一緒乃冬華(幼少期)
光の父で、吾郎とは幼なじみ。現役時代は捕手としてメジャーリーグでも活躍した。妻(声 - 新田早規)とは離婚し、現役を退き野球解説者になっている。
佐藤 善三(さとう ぜんぞう)
声 - 伊藤和晃
寿也の母方の祖父。寿也の回想に登場。
佐藤 千鶴(さとう ちづる)
声 - 前田敏子
寿也の母方の祖母。寿也の回想に登場
  • 眉村家
眉村 健 (まゆむら けん)
眉村渉、道塁の父。吾郎や寿也と凌ぎを削った名投手であったが、現在は現役を退いている。

指導者[編集]

田代(たしろ)
声 - 森訓久
三船リトル監督。吾郎の聖秀学院高校時代にバッテリーを組んだ。
藤井(ふじい)
声 - 草尾毅
三船リトルコーチ。吾郎の聖秀学院高校時代のチームメイト。
小森 大介 (こもり だいすけ)
ライバルチームの監督。吾郎の小中学校時代のバッテリー。比較的小柄で現在では眼鏡を掛けている。

書誌情報[編集]

テレビアニメ[編集]

2017年10月18日発売の『週刊少年サンデー』47号にてテレビアニメ化が発表され[5]、『メジャーセカンド』のタイトルで2018年4月7日よりNHK Eテレにて毎週土曜17時35分に放送中[3]。放送時は字幕放送[注 1]連動データ放送を実施。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
「越えていけ」[7](第1話 - 第13話)
作詞 - ヤマサキセイヤ / 作曲・編曲・歌 - キュウソネコカミ
「ドリームキャッチャー」[8](第14話 - )
歌 - ベリーグッドマン
エンディングテーマ
「プライド」[9](第1話 - 第13話)
作詞・作曲・歌 - 高橋優 / 編曲 - 池窪浩一、高橋優
「SAIREN」(第14話 - )
歌 - Reol

原作との相違点[編集]

  • 原作に準じた展開だが、所々アニメオリジナルシーンが挿入されている。
  • 第1話冒頭では原作で描かれなかった吾郎の台湾への渡航直前のやり取りや大吾のドルフィンズに入団直後の様子が描かれており、英毅と桃子が既に登場している(原作では虹ヶ丘戦で登場している)
  • 吾郎が寿也に大吾のコーチを依頼するシーンは原作では寿也側しか描かれていないが、アニメでは吾郎との会話が描かれている。
  • 第7話では原作には登場しなかった吾郎の回想シーン、吾郎の旧姓を名乗るシーン等が描かれている
  • 第9話では光の群馬(幼少時代を含む)での様子といずみの風林中学野球部時代の様子が描かれている。
  • 道塁、丹波が原作よりも早く登場している。

※丹波広夢の声は杉田智和

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 放送日
第1話 大吾の夢 土屋理敬 渡辺歩 石田暢
西村広 2018年
4月7日
第2話 二世でなければ 古怒田健志 三浦陽 下平佑一
ヤマダシンヤ 4月14日
第3話 ふたりのジュニア 末永光代 外山草
西村広 4月21日
第4話 野球を好きな才能 山下憲一 三浦陽 山田卓
  • キム・ジンヨン
  • シン・ミンソプ
4月28日
第5話 特訓開始! 古怒田健志 長友孝和 徐恵眞
  • バク・ガヨン
  • アン・チョンミ
田中穣 5月5日
第6話 キャッチボール 土屋理敬 木下ゆうき 浅見松雄
  • 飯飼一幸
  • 森田実
ヤマダシンヤ 5月12日
第7話 いつか必ず 末永光代 入好さとる 石田暢
西村広 5月19日
第8話 寿也の個人レッスン 山下憲一 増田敏彦 鈴木裕輔
  • 萩原省智
  • 辻浩樹
田中穣 5月26日
第9話 光の思い 土屋理敬 もりたけし 尋田耕輔
  • 小菅和久
  • ジョン・チョルキュ
西村広 6月2日
第10話 夏の大会スタート! 古怒田健志 外山草
  • 佐藤和巳
  • 丸山大勝
ヤマダシンヤ 6月9日
第11話 やっちまった! 末永光代 長友孝和 津田義三
  • 浦島美紀
  • 古徳真美
西村広 6月16日
NHK Eテレ 土曜17:35 - 18:00枠
前番組 番組名 次番組
クラシカロイド(第2期)
(2017年10月7日 - 2018年3月24日)
メジャーセカンド
(2018年4月7日 - )
-

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 字幕放送での台詞は、大吾は黄色、光は水色、睦子は、その他の人物はで表示される。

出典[編集]

  1. ^ a b 満田拓也「MAJOR」続編がサンデーで始動、吾郎の息子が歩む野球道とは”. コミックナタリー. ナターシャ (2015年3月11日). 2018年2月6日閲覧。
  2. ^ a b c d MAJOR:続編誕生の裏に怪物・大谷”. MANTANWEB. MANTAN (2015年4月5日). 2018年2月6日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k 「メジャーセカンド」ヒロインの睦子役は花澤香菜、高森奈津美と笹本優子も出演(コメントあり)”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年2月6日). 2018年2月6日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n MAJOR 2nd(メジャーセカンド)”. 小学館. 2018年6月18日閲覧。
  5. ^ MAJOR:続編「MAJOR 2nd」がテレビアニメ化 NHKで18年4月スタート 吾郎の息子が活躍”. MANTANWEB. MANTAN (2017年10月18日). 2018年2月6日閲覧。
  6. ^ アニメ「メジャーセカンド」光役・西山宏太朗が藤原夏海の大吾ぶりを賞賛”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年3月13日). 2018年3月14日閲覧。
  7. ^ キュウソが「メジャーセカンド」OPテーマ担当「何か凄く重なるものを感じました」(コメントあり)”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2018年2月20日). 2018年2月20日閲覧。
  8. ^ ベリーグッドマン、新曲はアニメ「メジャーセカンド」OPテーマ”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2018年6月5日). 2018年6月5日閲覧。
  9. ^ 「メジャーセカンド」EDテーマは 高橋優さん!”. NHKアニメワールド. NHK (2018年2月27日). 2018年2月27日閲覧。

外部リンク[編集]