無限の住人

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無限の住人
ジャンル 時代劇
漫画
作者 沙村広明
出版社 講談社
掲載誌 月刊アフタヌーン
発表号 1993年8月号 - 2013年2月号
発表期間 1993年6月25日 - 2012年12月25日
巻数 全30巻
アニメ
監督 真下耕一
シリーズ構成 川崎ヒロユキ
脚本 川崎ヒロユキ、金巻兼一
キャラクターデザイン 山下喜光
音楽 大谷幸
アニメーション制作 ビィートレイン
製作 浅野道場復興会
放送局 放送局を参照
放送期間 2008年7月13日 - 12月28日
話数 全13話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

無限の住人』(むげんのじゅうにん)は、沙村広明による日本漫画作品である。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、1993年6月から2012年12月まで連載された。作者のデビュー作で、略称は「むげにん」である。1993年アフタヌーン四季賞にて四季大賞を受賞した同名の読切作品が、単行本第1巻に「序幕」として収録されている。江戸時代の日本を舞台としているが、奇抜な衣装を身にまとう人物や独創的な武器が多数登場する。また、本作品の特徴として、主人公が「血仙蟲(けっせんちゅう)」とよばれるものを体内に宿して不老不死の肉体を持つという設定がある。1997年に第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、英語版が2000年アイズナー賞最優秀国際作品部門を受賞している。

2008年にテレビアニメ化、2016年に舞台化され[1]、2017年に木村拓哉の主演で実写映画化される[2][3]

あらすじ[編集]

剣客集団・逸刀流(いっとうりゅう)に両親を殺され、実家の剣術道場を潰された少女・浅野凜(あさの りん)は仇討ちを遂げるため、不老不死の肉体を持つ男・万次(まんじ)に用心棒を依頼する。依頼を受けた万次は、凜と共に逸刀流との戦いに身を投じることになる。

登場人物[編集]

テレビアニメ[編集]

2008年7月13日より、AT-Xにて放送された。また、2009年3月5日からはテレ玉アニたま』枠にて放送された。ストーリーの時系列に一部変更がある。原作者の沙村が、第10話にて脇役の声優を務めた。

スタッフ[編集]

  • 監督 - 真下耕一
  • シリーズ構成 - 川崎ヒロユキ
  • キャラクターデザイン - 山下喜光
  • 得物デザイン - 肥塚正史
  • 色彩設計 - 小島真喜子
  • 特殊効果 - 加茂あゆみ
  • 美術監督 - 海野よしみ
  • 撮影監督 - 五十嵐慎一、斎藤仁
  • 音響監督 - なかのとおる
  • 音楽 - 大谷幸
  • エグゼクティブプロデューサー - 針生雅行、関澤新二、石川みちる
  • プロデューサー - 松下卓也、木下哲哉、森下勝司、山田昇
  • アニメーションプロデューサー - 村岡秀昭、丸亮二、清水孝泰、田中憲一朗
  • アニメーション制作協力 - Production I.G
  • アニメーション制作 - ビィートレイン
  • 製作 - 浅野道場復興会

主題歌[編集]

オープニングテーマ「赤いウサギ」
作詞 - 愛華 / 作曲 - 大谷幸 / 歌 - 枕草子
エンディングテーマ「wants
作詞 - 田中和将 / 作曲 - 亀井亨 / 編曲 - 長田進&GRAPEVINE / 歌 - GRAPEVINE 

キャスト[編集]

各話ごとのサブキャラクター[編集]

第1話『罪人』
第2話『征服』、第3話『恋詠』
第4話『天才』
第5話『執人』
第6話『蟲の唄』第七話『三途』
第8話『爪弾』第九話『夢弾』
第11話『羽根』
第13話『風』

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
第1話 罪人 川崎ヒロユキ 真下耕一 黒川智之 山下喜光
第2話 征服 澤井幸次 天崎まなむ
第3話 恋詠 有江勇樹 天崎まなむ
門智昭
第4話 天才 モリヲカヒロシ 津幡佳明
第5話 執人 黒川智之 佐々木睦美
第6話 蟲の唄 有江勇樹 天崎まなむ
第7話 三途 澤井幸次 山下喜光
第8話 爪弾 モリヲカヒロシ 落合瞳
第9話 夢弾 黒川智之 津幡佳明
第10話 變面 金巻兼一 澤井幸次
有江勇樹
澤井幸次 佐々木睦美
第11話 羽根 澤井幸次 天崎まなむ
第12話 斜凜 川崎ヒロユキ モリヲカヒロシ 落合瞳
第13話 澤井幸次 黒川智之 山下喜光

映画[編集]

無限の住人
Blade of the Immortal
監督 三池崇史
脚本 大石哲也
原作 沙村広明「無限の住人」
製作 坂美佐子
前田茂司
ジェレミー・トーマス
製作総指揮 小岩井宏悦
出演者 木村拓哉
杉咲花
福士蒼汰
市原隼人
戸田恵梨香
北村一輝
栗山千明
満島真之介
金子賢
山本陽子
市川海老蔵
田中泯
山崎努
音楽 遠藤浩二
主題歌 MIYAVI「Live to Die Another Day -存在証明-」
撮影 北信康J.S.C.
編集 山下健治
制作会社 OLM
製作会社 映画「無限の住人」製作委員会
配給 ワーナー・ブラザース映画
公開 2017年4月29日
上映時間 141分
製作国 日本の旗
言語 日本語
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2015年10月に実写映画化が発表され、作者の沙村にとっては初の実写映像化となった。監督は三池崇史。木村拓哉は『武士の一分』(2006年)以来、11年ぶりの時代劇映画主演となった。2015年11月から2016年1月中旬まで撮影され、2017年4月29日に公開された[2][3]PG12指定。キャッチコピーは「不死身って、死ぬほどめんどくせぇ。」「1人対300人(全員敵)“ぶった斬り”エンタテイメント」。 2017年5月17日から開催される第70回カンヌ国際映画祭のアウト オブ コンペティション部門として公式選出され[4]、北米、イギリス、オーストラリア、ドイツ、でも公開予定[5]

キャスト(映画)[編集]

スタッフ(映画)[編集]

評価[編集]

ガーディアンのジョーダン・ホフマンは5つ星中4つ星を与えた。「巨大な二重の剣、鋭いアンビルのようなに取り付けられた刃、あらゆる機会に登場する手裏剣など、映画が奇妙な武器に耽るとき本当に楽しく輝く」「もしあなたが今年一風変わった、そして時に吐き気を伴う血塗れの侍映画を見に行くなら、これはその1つだ」[9]ハリウッド・リポーターのハリー・ウィンザーは、この映画は「十三人の刺客」よりも「思い出に残るもの」ではないが、「それでも長く、専門的に振り付けられた定期的な剣の戦いと血と切断が好きな人にとっては、まだ楽しめる」とコメントした[10]

米批評家サイト"Rotten Tomatoes"での批評家の評価は80%、世界最大のオンラインデータベース"IMDb"での評価ポイントは「☆8.2」。スイス、ニュージーランドでも公開されることが決定した[11]

舞台[編集]

2016年2月11日から2月17日に全労済ホール/スペースゼロにて公演された。

キャスト(舞台)[編集]

音楽(舞台)[編集]

関連商品[編集]

無限の住人ポストカードブック 三十二幻唱(1996年、講談社
作中のイラストを使用したポストカードブック。
無限の住人 イメージアルバム(1996年、ポニーキャニオン
人間椅子によるアルバムCD。
(2002年、プレイステーション2用ゲームソフト、スパイク
隠しキャラとして万次が登場する。
無限の住人 武器屋(えものや)24時間 武器コレクションフィギュア(2006年、ボーフォードジャパン)
作中に登場する武器のフィギュア。沙村広明が監修を務める。全11種。
艶浪 「無限の住人」画集(2008年、講談社)
カラーイラストおよび鉛筆画を収録している。
無限の住人 刃獣異聞(2008年、講談社)
大迫純一によるノベライズ作品。内容は小説オリジナル。2013年2月に講談社ラノベ文庫からも刊行されている。
無限の住人 凛と卍の切り捨て御免(2008年、講談社)
モバイルゲームサイトの会員向けコンテンツのゲーム。

脚注[編集]

  1. ^ 第32回公演「無限の住人」最新情報!!”. へロQニュース. 劇団ヘロヘロQカムパニー (2015年9月10日). 2015年11月2日閲覧。
  2. ^ a b “三池監督 キムタクの起用理由を語る”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2015年10月5日). http://www.daily.co.jp/gossip/2015/10/05/0008457278.shtml 2015年11月12日閲覧。 
  3. ^ a b 木村拓哉、『無限の住人』で10年ぶり時代劇主演! 三池監督と初タッグに興奮”. マイナビニュース (2015年10月5日). 2015年10月5日閲覧。
  4. ^ 木村拓哉主演『無限の住人』がカンヌで公式上映!三池監督「最高です」RBBTODAY(2017年4月14日), 2017年4月14日閲覧。
  5. ^ 木村拓哉主演「無限の住人」北米、豪、独でも公開へ日刊スポーツ(2017年4月30日), 2017年4月30日閲覧。
  6. ^ “木村拓哉×三池崇史「無限の住人」、杉咲花がヒロイン浅野凜役に”. 映画ナタリー. (2016-10-11-01). http://natalie.mu/eiga/news/207559 2016年11月1日閲覧。 
  7. ^ a b c d e f g h i “木村拓哉「無限の住人」に福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、市川海老蔵ら出演”. 映画ナタリー. (2016年11月7日). http://natalie.mu/eiga/news/208149 2016年11月7日閲覧。 
  8. ^ 映画『無限の住人』公式Twitter
  9. ^ Hoffman, Jordan (2017年5月18日). “Blade of the Immortal review – Takashi Miike's samurai bloodbath shows signs of life”. The Guardian. 2017年5月25日閲覧。
  10. ^ Windsor, Harry (2017年5月18日). “‘Blade of the Immortal’ (‘Mugen no jûnin’): Film Review | Cannes 2017”. Hollywood Reporter. 2017年5月25日閲覧。
  11. ^ 木村拓哉『無限の住人』上映国拡大中! 海外メディア、絶賛レビュー続々マイナビニュース(2017年6月1日), 2017年6月2日閲覧。
  12. ^ a b c d ヘロQ公式twitter【情報解禁!③】
  13. ^ 【キャスト発表&ビジュアル解禁②】
  14. ^ 【キャスト発表&ビジュアル解禁!】
  15. ^ 【キャスト発表&ビジュアル解禁その2】
  16. ^ 【キャスト発表&ビジュアル解禁その2】
  17. ^ 大谷秀一郎のツイート
  18. ^ 【キャスト発表&ビジュアル解禁その3】
  19. ^ 【キャスト発表&ビジュアル解禁その3】
  20. ^ 【キャスト発表&ビジュアル解禁】
  21. ^ 白石涼子のツイート
  22. ^ 加藤杏奈のツイート
  23. ^ 白石涼子のツイート

参考文献[編集]

  • 劇場パンフレット
    • 『無限の住人』パンフレット 2017年4月29日発行 / 編集:宮部さくや、奥野多絵 / 発行所:松竹株式会社事業部

外部リンク[編集]