神さまの言うとおり
神さまの言うとおり | |
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ジャンル | 少年漫画、ホラー漫画 サスペンスアクション |
漫画:神さまの言うとおり | |
原作・原案など | 金城宗幸 |
作画 | 藤村緋二 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 別冊少年マガジン |
レーベル | 講談社コミックスマガジン |
発表期間 | 2011年3月号 - 2012年11月号 |
巻数 | 全5巻 |
漫画:神さまの言うとおり弐 | |
原作・原案など | 金城宗幸 |
作画 | 藤村緋二 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊少年マガジン |
レーベル | 講談社コミックスマガジン |
発表期間 | 2013年7月号 - 2017年4・5合併号 |
巻数 | 全21巻 |
テンプレート - ノート |
『神さまの言うとおり』(かみさまのいうとおり)は、金城宗幸原作・藤村緋二作画による日本の漫画シリーズ。『別冊少年マガジン』(講談社)2011年3月号から2012年11月号まで第壱部となる『神さまの言うとおり』が連載された。『週刊少年マガジン』(講談社)2013年7号から第弐部となる『神さまの言うとおり弐』が2017年4・5合併号まで連載。
2014年11月に実写映画が公開。同月、ムービーコミック化された。また、2015年5月にDVDが発売された。
目次
概要[編集]
本シリーズは基本的には第壱部の『神さまの言うとおり』と第弐部の『神さまの言うとおり弐』の二つの漫画で構成されている。
『漂流教室』や『バトル・ロワイアル』、『リアル鬼ごっこ』など、死の因果に薄い一般人が突然に命を懸けた不条理に巻き込まれるサバイバル・シチュエーション・ホラーの流れを汲む作品。古来から知られている遊びや事物を基にした殺人ゲームの意外性と、滑稽なほどに単純明快なルールの下で生死を分かつ非情さのコントラストが特徴的で、その奇想天外な進行は仕掛けた首謀者も事態の全容も全く見当をつかせぬほどのスケールを出している。なお、単行本の次回予告はかなり特徴的。
- 神さまの言うとおり (第壱部)
- 第壱部とも言われる。単行本は全部で5巻。高畑瞬という少年を主人公として物語が展開され、未完のまま終了となる。
- 神さまの言うとおり弐
- 第弐部とも言われる。『第壱部』の終了後に連載を開始した。単行本は全21巻。
- 『弐』の物語の主となる時間軸の最初は『第壱部』で「だるま」が始まるよりも前である[注 1]。『第壱部』とは別の場所で起こっていた殺人ゲームを『第壱部』の登場キャラクターとは別の登場キャラクターで新たに描く。第1話・第2話では青山仙一と明石靖人の2人を主人公とし、第3話以降は明石靖人を単一主人公としている。連載開始時の紹介では、「第壱部を読んでいなくても独立して楽しめるが、読んでいればより楽しめる」作品としている。
- 最初は『第壱部』とは平行に近い形で描かれており、時々『第壱部』の登場キャラクターが断片的に描かれ、「影踏み」が行われている時期には明石達が高畑瞬をはじめとする『第壱部』の登場キャラクターと関わるシーンがある。しかし、第104話「物語は」の終盤で『第壱部』の続編でもある作品となり漫画シリーズで起こった事件の顛末が描かれる。
あらすじ[編集]
神さまの言うとおり (第壱部)[編集]
高畑瞬がこの世に生を授かって16年。ごく普通のありふれた高校生として粛々と、つつがなく平穏な日常を生き続けてきた。今日もいつもと同じような時間を過ごし、いつもと同じような退屈に気を倦ませていた。
そんなある日、瞬たちの教室に教師の頭部から一体の「だるま」が出現。それにより、教師は斬首される。さらに、教室が隔離され、クラスメイトが次々とだるまに射殺されていく。これが「だるまさんがころんだ」だと気づいた瞬はクラスメイトと共にゲームをクリアする。しかしクラスの中で生き残ったのは、だるまを止めた瞬ひとりだけだった。
同じようにだるまの試練をクリアした別のクラスの秋元いちかと共に、体育館で行われる次なる試験「まねきねこ」に挑む。ふたりの力によってこれをクリアするが、学校の問題児天谷武も生き残っていた。その直後、外部との隔絶が解けた体育館に警察が駆けつけ、病院へ強制連行される。
病院で目覚めた瞬は、同じように連れてこられた生き残りたちと試練の本質について調べ始める。しかし病院に巨大な立方体が衝突し、新たな試練「こけし」に挑むことになる。こけしの試練を経て新たな仲間たち、そして天谷と再び合流し、瞬たちは立方体の内部へ招待される。
立方体内では他の生き残りたちと「しょうべんこぞう」の試練に挑む。一方で、裏で一連の試練を取り仕切る謎の男・神小路かみまろの正体が明らかになり、この試練が全世界で行われていることが発覚する。 最後の試練「うらしまたろう」をクリアした瞬たちは日常を取り戻す。しかし立方体を脱出した者は「神の子」として崇められ、彼らの知る日常はそこにはなかった。すべての立方体での試練が終わった時、かみまろが瞬たちの前に登場し、瞬たちに試練の真相を明かす。
後日、「神の子」らが再び立方体に召集される。そこで更なる試練「うんどうかい」が行われることになる。瞬は天谷と協力してかみまろに報復を与えようとするも、かみまろの力により失敗。ふたりは立方体の外、上空から地上へと落とされてしまい、高畑瞬が左手を伸ばした所で『第壱部』は終了してしまう。
神さまの言うとおり弐[編集]
青山仙一と明石靖人はかつてある部に所属していた小学校以来の親友同士。大学進学を控えた冬のある朝、青山と明石は進学後もある部を続けるか否かで大喧嘩してしまう。2人はかつて地方大会の決勝戦で勝利を逃したという苦い過去を抱えていた。勇気を出して挑み敗北の原因となった青山、立ち向かうことに臆して勝負から逃げた明石。その過去を克服させるかのように試練は降りかかる。青山にはもう一度勝利のチャンスを与えるかのように、明石には一度は逃れた試練に立ち向かわせるかのように。
青山は教室に閉じ込められ、クラスメイトと共に「だるま」の試練に挑む。 しかし生き残ったのは、だるまを止めた青山ただひとりだった。絶望に暮れる青山、だが試練は次々と襲い掛かる。
一方、学校を欠席した明石の前には「二宮金次郎尊徳」の像が現れ、彼を「ごみ箱」へ連行する。道中で出会った持田涙とともに、ごみ箱学苑でセイン・カミが取り仕切るオーディションに挑むことになる。
カミが割ったくす玉の中から現れた鬼たち。鬼は容赦なく他の学生らを殺していく。試練の本質が「まめまき」であると気づいた明石は、新たに出会った丑三清志郎らと共にこれをクリアする。試練後、カミが見せた生中継の映像で青山の生存を確認、そして青山らにも別の試練が行われていることを知った明石は、「生きて謝りたい」と改めて意志を固める。
次なる試練「くりすますぷれぜんと」の「すなとり」「いすとり」「あやとり」の試練から、明石・涙・丑三が選んだのは「すなとり」の試練。しかしそれは「見猿」が進行を務める見えない砂山崩しだった。明石は同席となった夏川めぐの冷静な対処と、丑三の機転で必勝法を掴み、彼らを含む12人の仲間が生き残った。
その後校庭へ案内された彼らを待っていたのは、「といれのはなこ」さんによる「学校の七×七不思議」の試練だった。 3チーム対抗で行われる試練の中、明石はすべてのチーム全員が生き残れる方法を考える。しかし試練は容赦なく仲間を襲い、明石は恋心を抱いていた涙と共に九死に一生かと思われたが、お互いの気持ちを伝え合った直後、涙は明石をかばう為に負ってしまった怪我により死亡。怒りを乗り越えながら、明石は残った仲間たちと共に試練に挑む。しかし「七×七不思議」最終日、明石は敵チームの撃った銃弾を頭部に浴びてしまい、死亡。しかしカミ曰く「仮死ってただけ」であり、起床力という声を聞いて目覚める。最終的に22名のメンバーが生き残った。
カミの気まぐれで最終オーディションの予定が変更となり、今までのしりとり「にのみやそんとく」→「くすだま」→「まめまき」→「きゅうしょく」→「くりすますぷれぜんと」→「といれのはなこ」の次で最後の「こぶし(拳)」によるじゃんけんが行われることになる。生き残った22名のメンバーはそれぞれの思いを胸にカミとじゃんけんを行い、最後のオーディションに挑む。仲間達が次々と生き、または死んでいく中、遂に明石の番が来た。明石はルールを逆手にとり、カミを一発殴ることに成功する。結果、生き残ったのは明石、丑三、ナツメグを含む8人だけであり他原、まさみ、アキラ等含む14名は死亡した。
そしてカミーズjr.のレッスンが始まった。レッスン1は「帰宅」。48時間以内に一番大切なものをとってくるというものだった。明石は帰宅中に青山が生き残り神の子となっていること、しかしその経験で精神崩壊をおこしていることを知る。そのことにショックをおこすが、ナツメグに励まされなんとか立ち直った。
レッスン2は「鬼退治」。2チーム分かれて敵を倒すというものだった。凶悪な敵を倒すための鍵は「戯(あじゃら)」。それは大切なものを使った超能力であった。敵との戦いの中、明石達はそれぞれ戯を発動させて敵を倒すことに成功する。しかし、その中で3人が命を落とした。
レッスン3は「影踏み」。最初にかみまろの試練から生きて帰った5人の影をばれないように踏むというものだった。明石は自分の影踏みの相手である瞬と話し、瞬が自分達と同じ境遇であること、自分達の敵は神の子ではなくカミであることを悟りカミを殺す決意をする。しかし、影を踏んで戻った明石が見たもの、それはカミの姉、アシッド・マナに殺されるカミの姿であった。そして、マナによって明石は新たな試練に参加させられることになった。
そしてマナによる新たな選別が始まった。それは神の子100人と行う地上634mでの「空中ケンパ」であった。ルールの凶悪さ、丑三の乱入、仲間の裏切りなどがあったが、明石は何とか生き残ることができた。その頃丑三は試練に乱入したことでマナによって捕らわれていた。しかし、カミがあらかじめセットしておいた仕掛けにより、影を通ることで脱出。丑三が出た先、それはかみまろによって空中に捨てられた天谷の影であった。そして同じく落下中の瞬の手をとった。
神に抗う出席者と欠席者の物語は遂に交わり、1つとなった。
遂に始まった最後の選抜「地獄変」。それは世界中の人々を巻き込んだものであった。その中で明石は選抜に参加している青山を見つけた。青山に謝るために彼を追うが、生きるという本能に従ってのみ動いている青山は明石を気にせず進んでいく。青山を追っていった先にあったのはルールが逆の意味になる「天邪鬼迷宮」。青山と同じ選抜に参加した明石は必死に青山に声をかけ続ける。そして明石が命を投げ出した時、遂に青山に心が戻った。明石と青山は仲直りを果たし、共に試練のクリアを目指す。スタート地点がゴールであることに気づいた明石達はスタート地点に戻るがそこでは最後の試練が待っていた。明石と青山は生き残るために最後の試練に挑むが最後の最後に青山が大当たりを引いてしまった。青山は最後に明石に「世界を救うくらいのヒーロー」になれという約束をした後にこの世を去った。
地獄変第2ステージ、それは世界中の神の子と共に行う1200対1200対1200の「三国ドロケイ」だった。そして明石に与えられた役職は最も重要な「王」であった。明石は最も重要な王でありながら前線に立つことで仲間達を鼓舞していく。しかし、ルールを無視して殺しにかかってくる太陽の国に動揺してしまい、牢屋に転送されてしまった。後は明石の処刑を待てばゲームは終了となるはずであった。しかし、完全勝利を目指す太陽の国は星の国の王を狙い、星の国もまた、自分達の王であるファトマの予知絵に従い、月の国と同盟を結んだ。これにより一時は形勢を取り戻した月と星の国であったが、太陽の国を率いる六糞野郎の圧倒的な力に追い詰められてしまう。誰もが諦めかけたその時、ゲーム会場に三つの流星が落ちた。それは再び試練に参加するために現れた、瞬、天谷、丑三であった。明石は、無事牢屋から処刑される寸前に脱走に成功するも、出遅れた数人の仲間が犠牲になった。
瞬たちは星の国と月の国の同盟、星月(スタルナ)軍に仮所属することになる。 その後彼らの活躍により太陽の国を追い詰めるも、太陽の国の王であるリリィは捕まらないように全力で粘る。それは当たれば60秒間動きを止める銃の攻撃にも逆らうほど。 その頃ファトマとその兄である月の国のメルトは六糞野郎の一人であるオスメスの襲撃によりファトマが死亡する予知絵を再現させてしまう。 それによりオスメスにより捕らえられたファトマはナツメグと共に処刑される。 それと同時にゲームは終了し、星の国は全滅した。 次にマナが最終合格者を発表する。 生き残った者は全体59人。 合格者は13人。 (リリィ、オスメス、丑三清志郎、天谷武、高畑瞬、ハンナ、紫村影丸、秋元いちか、天馬遊、イバネマ、アルフ・E、メルト、明石靖人) なおこの13人はマナが面白かったと思う者。 その他の46人は『つまらない』ものとされ、頭部が破裂して死亡した。 この13人は最終選別、『神罰ババ抜き』へと挑む。
最終選抜「神罰ババ抜き」上記の13人に加えて「joker」神小路かみまろが参戦。 初ターンにいきなり紫村がカードを引いた瞬間死亡してしまう。紫村が引いたカードは「引いたら死」カード。その後もイパネマが「引かれたら死」カードをオスメスに引かれて死亡。
登場キャラクター[編集]
ゲーム参加者(『第壱部』) / ゲーム参加者(『弐』) / ゲーム関係者 / その他の登場キャラクター
ゲーム参加者(『第壱部』)[編集]
一部は『弐』にも登場するが、基本的には『第壱部』の内容を記述する。すべて「出席者」である。
演は実写映画、声はムービーコミックのもの。
主要登場キャラクター(ゲーム参加者・『第壱部』)[編集]
- 高畑 瞬(たかはた しゅん)
- 演 - 福士蒼汰 / 声 - 江口拓也
- 『第壱部』の主人公である少年。おとなしくマイペースな性格の平凡な高校生。母子家庭。都立みそら高校2年B組に所属。年齢は16歳。
- 10歳の頃に、回る自転車の車輪になんとなく手を出して右手人差し指が切断される事故にあったことがある(指には傷跡が残ったものの元通りにつながっている)。また、蜘蛛の巣に虫を引っ掛けて興奮するなど、精神にいささか問題を抱えていた。本人にとってはその出来事の他には特に心揺さぶられるほどの刺激もなかった人生に漠然とした退屈を感じていた折、突然の試練に巻き込まれる。
- 特に秀でた能力を持ってはいないが、かつての自転車の怪我の一件が無意識に反映されているようで、ここぞの局面では抜きん出た勇気と集中力を出し、機転の利いた行動を取っている。時には自らの命でさえも投げ打つような思考と判断には、天谷に「自分と同類」だと言わしめるほど。
- 仲間思いであり、当初は天谷の異常さを批判したり幾度もかみまろに対して怒りの矛先を向けたり「うんどうかい」の「ぜつぼうたおし」では誰一人死なない方法を思いついて実行をしているが「こけし」でのユウタらに対する発言・「しょうべんこぞう」に対する姿勢・『弐』での描写いから必ずしも仲間思い以上の良心・正義感を持った人物というわけではなくむしろ仲間思いな面を除けば善良さは標準以下であるような描写もある[1]。
- 突然の出来事に動揺しながらもゲームを乗り越えていき、数々の出逢いと別れを経験する。「神の子」として崇拝されるようになってからは全ての原因を突き止めなければ前へ進めないと結論し、ゲームを仕掛けた首謀者を突き止めて対決することを胸に誓う。
- 「ぜつぼうたおし」の最中、天谷と共にかみまろへの攻撃を決行するが失敗に終わり、瀕死の状態で会場の外へと捨てられる。本人は必死に左手を伸ばした所で『第壱部』は終了してしまう。
- 『弐』では、冒頭の1シーンに登場する。レッスン3「影踏み」の明石靖人にとっての影踏みの相手にされ、レッスン3「影踏み」が行われている時期にも登場して『弐』の主人公である明石靖人と出会い、戦いを仕組んだ人物をつきとめて殺すことを話し、去っていく。なお、彼がお明石と話をしていた時期は『第壱部』の第6ゲーム「うんどうかい」が行われる時期よりも前である。また、作中で怒りを露わにするシーンなども見られた。天谷とともに会場の外に捨てられたときセイン・カミがカミーズJrに渡していたカミーズフォンのタイマーが発動し一緒に捨てられた天谷の影からカミーズJrの一人の丑三清志郎がワープしてきた。瞬が左手を伸ばしたのは丑三の腕を掴んだためと判明した。その後、丑三の戯によって助けられ病院で治療を受けるが、かみまろを殺すため再び立方体へと向かう。これ以降の『弐』においての彼は復讐者としての印象が強く描かれている。「三国ドロケイ」ではピンチに陥るいちかの元に出現した。その後「神罰ババ抜き」でかつての宿敵かみまろを「神罰シンクロ」カードと「引かれたら死」カードの併用で道連れにしようとするも幾度となく失敗している。
- 選別の中で、様々な人との出逢いや別れを経験し、退屈だったのは世界じゃなく自分自身であったことに気づいたこと、そして自分は神ではなく人として生きることを宣言した。
- 選別終盤、いちかの死により4のペア(引かれたら死)と9のペアが揃ったが、明石の説得を振り切り、あえて9だけ捨て、手札に確実に道連れにできる「引かれたら死」2枚を残し、「人として生きる」ことより「かみまろと共に死ぬ」ことを選んだ。死に際に壱部のシーンが走馬灯のように流れた。「引かれたら死」カードによりかみまろ共々死亡。
- 秋元 いちか(あきもと いちか)
- 演 - 山崎紘菜 / 声 - 安済知佳
- 『第壱部』のヒロインである少女。都立みそら高校2年C組に所属する女子生徒。気丈な性格で、言いたいことははっきり言う性格。瞬とは幼い頃からの付き合いで、それなりに親近感と信頼は持っている。その後、純子からの指摘で瞬への愛情を自覚する。死に瀕すると性的に興奮するという性癖を隠し持ち、密かにゲームを楽しんでいた。
- 「神の子」と崇拝される中で生きる指針を見失わない瞬に共感し、共に進むことを決め、自らの意志で「うんどうかい」に参加する。『第壱部』では最後まで死亡する事はなかった。
- 『弐』では、冒頭の1シーンに登場する。レッスン3「影踏み」の夏川めぐにとっての影踏みの相手にされ、レッスン3「影踏み」が行われている時期にも登場して夏川めぐと出会う。夏川めぐがパンツをはいていない事を知り、興味を持っていた。その後天谷達と合流し、天谷に忠告をするシーンが見られた。「三国ドロケイ」にも登場し、月の国に所属しておりジョブはオペレーターである。「神罰ババ抜き」では瞬と原宿でデートしたいと告白する。幾度も自らの命と引換にかみまろを殺そうとする瞬に対して共に生きようと涙を流す。
- どうしてもかみまろと共に死亡しようとする瞬をなんとか上がらせるために、彼に「引かれたら死」のカードを引かせたために死亡した。後に、かみまろが引いた方はリリィの手に渡り、瞬が所持していた方は明石の手に渡り、JOKERを持つリリィの策で明石があがることとなった。
- 実写映画版では、原作の平井翔子の役割を担い、「まとりょーしか」においてはずれを引き、瞬に告白した直後に「まとりょーしか」にビームを撃たれて死亡する。
- 天谷 武(あまや たける)
- 演 - 神木隆之介 / 声 - 羽多野渉
- 都立みそら高校2年E組に所属する男子生徒。相手かまわず喧嘩に明け暮れる不良で、生徒たちから恐れられている。己の欲望のままに行動し、暴力で他者を破壊することにのみ喜悦と自己実現を感じるサイコパス気質で、殺人にも何ら躊躇を感じない危険人物。その体は筋肉質で、縄跳びを7000回飛び続けてなお余裕を保てるほど身体能力は極めて高い。幼い頃に実母の育児放棄と義父からの身体的虐待の狭間で狂気を芽生えさせ、両者への復讐と共に生まれ変わり現在に至った。
- 突然に始まった死のゲームにも全く臆せず、世界が自分を肯定したゆえの転換と解釈し、嬉々として他の生徒たちを殺そうとする。ゲームに臨む姿勢も型破りで、他者を利用して自分のリスクを軽減したり、ルールを無視して強引に突破しようとしたりするなど、優れた身体能力のみならず狡猾な知力も併せ持つ。ゲーム中に面識を得た秋元を気に入っている。瞬に対し「お前は俺と同じニオイがする」と言ったことから、少なからず瞬を認めている様子。皆を犠牲にしてでも神になりたいと考えている。
- 「ぜつぼうたおし」の中で瞬が提案したかみまろ抹殺に乗り、かみまろへ攻撃を仕掛けるが失敗。瞬と共に会場の外へと捨てられる。『第壱部』では会場の外へと捨てられた後の事は描かれる事はなかった。
- 『弐』では、レッスン3「影踏み」の丑三清志郎にとっての影踏みの相手にされ、レッスン3「影踏み」が行われている時期に登場して丑三清志郎と出会い戦いへ発展した。一度は丑三を殺そうとするものの、丑三のことを「面白いやつ」と言い殺すのをやめている。そのとき髪の毛を丑三に切ってもらっている(『第壱部』において天谷の髪型が変わっていたのはそのため)。その後はいちかなどと合流し、いちかから忠告を受けた。会場の外に捨てられたとき自分自身の影からワープしてきた丑三に瞬とともに救助されていたことが判明する。その後神となるために再び立方体へと向かう。丑三の「戯」によって乱入した「三国ドロケイ」では太陽の国の六糞野郎の1人ミケを圧倒するも、太陽の国の王であるリリィに歯がたたず、窓から落とされてしまう。その後丑三、ユキオ、ハンナとの共闘によりリリィを追い詰める。しかしその直前に別場所でオスメスがファトマを処刑したことにより選別終了。「神罰ババ抜き」では「全ての人を生き返らせて今より平和な世界を作りたい」と唱える『弐』の主人公・明石と対立。大理石のテーブルの破壊やアルフeを失神させるほどのデコピンによって強引にカードを揃え、選別合格する。「神罰ババ抜き」第一の合格者。その後アシッドマナから神の力を受け取った天谷は東京でビームを吐いて「破壊神」として破壊に勤しんでいた。その後外の世界に出ようとし、失敗する。その後、明石の中にあったナツメグの記憶を壊したことで自ら考案した「DICE‼︎」というゲームで1人の神を決めることを決意。一方的に明石の中にあった人の記憶を壊し、明石自身の記憶までも破壊するが、何度殴られても瞬の記憶が消えず苦しみだし、自分自身を殴りまくった結果、自分にとって瞬が一部になっていたことに気づき寂しさを抱えながらゲームを続ける。明石に殴られた後、肉体に限界がきて最後に自分を殴って記憶を破壊し10ターンが経過し死亡した。
- 実写映画版では、瞬たちの味方となっていた原作とは異なり、敵役に近い形で描かれる。生き残った者が善で死んだ者が悪という考えを持つ。原作では生死を賭ける事時代を楽しんでいる描写すらあったが実写映画版では自分が死ぬと思わされた時に怒りを露わにした。
都立みそら高校の高校生[編集]
- 佐竹(さたけ)
- 演 - 染谷将太
- 瞬のクラスメイトである少年。眼鏡をかけている。アヤに恋心を抱く。「だるま」のゲーム中、アヤの死に錯乱してだるまが振り向いている時に動いてしまい死亡。
- 実写映画版では、「サタケ」となっている。常に冷静な性格の少年であり、瞬と共に大量のゲームソフトを万引きする等、かなり素行不良。「だるま」のゲームで瞬と共に終盤まで生き残り、自らを踏み台にして瞬を飛ばせ、クリアさせることに成功するも、裏ルールの「押した人間以外は死亡」によって死亡した。
- アヤ
- 瞬のクラスメイトである少女。「だるま」のゲームでタイマーを発見し、いち早く突入を決意するが、止まった時に佐竹のカバンが引っかかってしまい、耐え切れずに動いて死亡。実写映画では登場しない。
- 委員長 (『第壱部』)
- 瞬のクラスメイトである少年。瞬のクラスで突然起こったデスゲームの正体が「だるまさんがころんだ」に基づいた物である事に気付いた。アヤ・佐竹が死亡し、クラスメイトのほとんどが「だるま」によって死亡した後に彼と瞬だけが生き残り、時間が少ない事もあり、瞬の一度目でギリギリまで詰めて二度目でボタンを押す提案に対して二度目がある保障がどこにあると問い、結果的に一度目でボタンを押す事にし、瞬と共にだるまへ突っ込んだ。結果は瞬がボタンを押してゲームが終了したが、直後に裏ルールの「押した人間以外は死亡」によって死亡する。
- 実写映画版では、佐竹と立場が逆転し、「だるま」のゲームでかなり早い段階で死亡する。
- 委員長と話をした少年
- 瞬のクラスメイトである不良のような外見が特徴の少年。感情的になると言葉を選ばない一面があるが、アヤが動きそうな状態になった時に動くなと忠告するなど良心がないわけではない。
- 「だるま」のゲーム中で委員長と言い争いに発展した。アヤと佐竹の死亡後に彼は生きることを決意、ボタンを押すため瞬と委員長以外の生き残っている瞬のクラスメイト達も彼と一緒にだるまの方に走ったが、「だるま」のゲームによって一緒にだるまの方に走ったクラスメイト達と共に滅ぼされる。実写映画では登場しない。
- 吉川 晴彦(きっかわ はるひこ)
- 演 - 村上虹郎
- 「まねきねこ」に登場。瞬の同級生である少年。2年D組の「だるま」生還者。幼い頃に父親を亡くし、母親の再婚後は家庭内で孤立していた。孤独の中バスケットボールに惹かれ、背が低いにも関わらず卓越したセンスを磨く。しかし、名門校ではその実力も通用せず、バスケから離れて怠惰な人生を送っていた。もう1度勝利のチャンスを与えるかのように「まねきねこ」で鈴をつけるチャンスを得るが、まねきねこに鈴を取られてしまい、投げ返された鈴が直撃して死亡。
- 森川
- 「まねきねこ」に登場。都立みそら高校の3年生である少年。彼も「だるま」の生還者である。生徒会長をやっている。招き猫の落下とほぼ同時に潰される。実写映画ではまねきねこ登場と同時に喰われる。
- 松尾
- 「まねきねこ」に登場。瞬の同級生である少年。眼鏡をかけている。彼も「だるま」の生還者である。「まねきねこ」終了時あたりで天谷 武に刀で殺される。実写映画では登場しない。
- 花岡
- 「まねきねこ」に登場。都立みそら高校の3年生である少女。彼女も「だるま」の生還者である。招き猫に潰される。実写映画では登場しない。
「こけし」 - の登場キャラクター[編集]
- 城崎 優(しろさき ゆう)
- 有名進学校唯一の生き残りである少年。瞬と同じ病室になり、共に「こけし」のゲームに巻き込まれる。陰鬱とした性格で他人を見下す。突然の殺人ゲームを肯定し、世界が壊れることを望んでいる。こばやしに「かごめかごめ」を誘われた際、明確に承諾する返答をしなかったため、ビームを撃たれて死亡。
- 三神(みかみ)
- 巽高校3年である少年。瞬と同じ病室になり、共に「こけし」のゲームに巻き込まれる。誰もが状況を見極められない中でも平静に努め、殺人ゲームに対しても城崎同様肯定的で楽しんでいるような節がある。「かごめかごめ」で間違った答えを出し、だいごろうにビームを撃たれて死亡。実写映画では登場しない。
- こばやし
- 瞬の病室へ現れたこけし。瞬たちを「かごめかごめ」に誘った3体の内のひとりで、壱部単行本2巻のおまけ漫画では自分がリーダーだと主張している。瞬曰く「調子のいい甲高い声」で喋り、語尾に音符マークがつく。性別は不明。かごめかごめクリア後はどこかに去ったがその後は不明。
- 実写映画版では、名前は「たろう」に変更されている。
- だいごろう
- 瞬の病室へ現れたこけし。声質は瞬曰く「嫌味っぽいハスキー声」。瞬が「かごめかごめ」をクリアした後、どこかへと去っていった。その後の動向は不明。壱部単行本2巻のおまけ漫画にも登場する。
- 実写映画版では、名前は「けんいち」に変更されている。
- 平井 翔子(ひらい しょうこ)
- 声 - 福原香織
- 都立牛尾女子高校1年生である少女。「こけし」のゲーム中、瞬が出逢った少女。かなりの巨乳で瞬の夢で胸を揉まれた。「えんがちょ」によってこけしに変えられていたが、瞬が「かごめかごめ」をクリアしたことで元の姿に戻り、以後行動を共にする。こけしの時は、語尾に♡を付け、声の調子から瞬に「ほんわかバカ女」と評された。大人しい性格だが度胸は人一倍強い。瞬に救われたことがきっかけで信頼を寄せるようになり、互いに淡い恋心を抱いていた。「うらしまたろう」において×を引き死亡。×の意味に早く気付いたため、殺される直前に瞬に告白した。
- 『弐』では冒頭の1シーンに登場している。また、「神罰ババ抜き」の時の瞬の回想にも登場していた。
- 実写映画版では、名前は「高瀬翔子」であり、瞬やいちかの中学生時代の同級生という設定に変更されている。詳細は後述の通り。また彼女のこけしは登場するが別人で名前も「あけみ」に変更されている。
- 前田 小太郎(まえだ こたろう)
- 演 - 高橋直人
- 盤多院高校1年生である少年。小柄な体格にマッシュルームカットが特徴的な少年。「こけし」においてこけしへと変えられたが秋元に助けられた後、瞬たちと合流し行動を共にする。非力で気弱なところがあるが頭の回転は速い。「うらしまたろう」において×を引き死亡。
- 『弐』では「神罰ババ抜き」の時の瞬の回想にも登場していた。
- 実写映画版では「まとりょーしか」でハズレを引き、ビームによって死亡した。
- 奥 栄治(おく えいじ)
- 演 - 入江甚儀
- 都立大天道学園3年生である少年。ラウンド髭を生やし、筋肉質な身体を持つ大柄な少年。「こけし」においてこけしへと変えられたが瞬たちが縄跳びをクリアしたことで元の姿に戻り、その後行動を共にする。こけしの時は語尾に「~」をつける。悪くも直情傾向な性格の筋肉バカで、普段からクリスにフォローされることが多い。「うらしまたろう」において×を引き死亡。
- 『弐』では、冒頭の1シーンに登場しており、秋本クリストファー健人に流れ星を見たかどうか聞いていた。「神罰ババ抜き」の時の瞬の回想にも登場していた。
- 実写映画版では「まとりょーしか」でハズレを引き、ビームによって死亡した。
- 秋本クリストファー健人(あきもと クリストファー けんと)
- 都立大天道学園3年生である少年。通称クリス。大きく丸々と太った体の少年で、並外れた大食漢。空腹の状態で時間を推測できる「腹時計」の特技を持つ。アメリカ人の祖父を持つ生い立ちから英語を交えて話すのが特徴。性格は温厚だが、かなり呑気。「こけし」においてこけしへと変えられたが瞬たちが縄跳びをクリアしたことで元の姿に戻り、その後行動を共にする。こけしの時は無言で一言も喋っていなかった。栄治とは同じ高校の同級生同士。
- 立方体から生還してからは「神の子」の1人として名を馳せ、ダイエットした後イケメン歌手「クリスタルA」としてデビューする。最初は「うんどうかい」への参加を渋っていたが、スポンサーの宣伝のため結局参加する。
- 冠城敬宏の提案に対し食ってかかる、坂東純子に対し色目を使う、やむを得ないとは言え「どきょうそう」中に自分のファンを見捨てるなど、やや軽薄な面が目立つようになっていた。『第壱部』では最後まで死亡する事はなかった。
- 『弐』では、冒頭の1シーンに太った姿で登場し、レッスン3「影踏み」の蓬莱やえにとっての影踏みの相手にされ、レッスン3「影踏み」が行われている時期にダイエットした後の姿で登場。やえの手元にあった彼の写真はダイエット前の物だったので、あまりの変わりようにやえが戸惑う場面が見られた。「地獄変」の「天邪鬼迷宮」にも登場(時間的に『第壱部』のその後)し、明石と対面する。「天邪鬼迷宮」のルールを「あっちこっちハッチの部屋」で違反したため、呆気なく死亡してしまう。瞬達「第1の箱」のメンバーにおける最初の犠牲者となった。「神罰ババ抜き」の時の瞬の回想にも太った姿で登場している。
- 実写映画版では登場しない。
- ユウタ
- 「縄跳び」の時に登場した少年。マコとは恋人関係で、生きる原動力となっているほど愛していた様子である。
- マコ、生き残りの二人と共に「縄跳び」に挑戦するも、目の前でマコが惨死し悲嘆に暮れる。
- その後、瞬と翔子の助けが入り生き残ろうと前向きになるも、結局縄に引っ掛かってしまい生き残りの少女諸共死亡。
- マコ
- 「縄跳び」の時に登場した少女。ユウタとは恋人同士。
- ユウタ、生き残りの二人と共に「縄跳び」に挑戦するも、恐怖に怯え最後まで縄に入れずにいた。
- 意を決して飛び込むも、縄に引っ掛かってしまい両足が切断され、助けを求めるように手を伸ばしていた時に再び縄が当たり死亡した。
- ユウタ・マコと一緒にいる少年(仮称)
- 「縄跳び」の時に登場した少年で名前は不明。ユウタ・マコ・生き残りの少女と共に「縄跳び」に挑戦する。
- 先陣を切って縄に飛び込むも、生き残りの少女のミスでマコの次に縄に引っ掛かり死亡。
- ユウタ・マコと一緒にいる少女(仮称)
- 「縄跳び」の時に登場した少女で名前は不明。ユウタ・マコ・生き残りの少女と共に「縄跳び」に挑戦する。
- マコの死に悲嘆に暮れながら縄を飛ぶユウタを罵るなど気が強い一面も見られた。
- 瞬と翔子の助けに喜んぶがそれも束の間、結局縄に引っ掛かりユウタ共々死亡
- なお、彼ら四人は実写映画では縄跳びが無いため登場しない。
- たかまつ
- 「えんがちょ」によってこけしにされた「まねきねこ」までのゲーム生還者。
- 瞬に助けを求めるも、程無くこけしに変えられてしまい、「えんがちょ」に感謝した後にどこかへ去っていった。
- はまうら
- まさくん
- 天谷に対し「縄跳び」を仕掛けていたこけし二体。
- まさくんは事ある毎にはまうらの言に同意し彼の事を「兄さん」と呼んでいるが本当に兄弟かどうかは不明。
- はまうらは天谷に「一人で何回跳んでも意味が無い」と警告するも無視され、反抗的な態度に激怒し縄を振る速度を上げる。
- しかし天谷は引っ掛かる事は無く、速度についていけなくなったまさくんの縄となっていた右腕がちぎれてしまい
- 「縄跳び」は強制終了となり、直後に天谷によって二体とも破壊された。
「しょうべんこぞう」 - の登場キャラクター[編集]
- 真田 ユキオ(さなだ ユキオ)
- 演 - 大鶴佐助
- 「しょうべんこぞう」において瞬たちと敵対したチームのメンバーとして登場した、尋常ではない身体能力を誇る長躯の少年。
- まるで鯉のぼりのごとき生気のない眼をしており、瞬やクリス以上にマイペースな性格の持ち主。また、生への執着心が極端に薄く、命懸けのゲームの最中でも緊張感に欠ける。デスゲームとはいえ敵のチームを死に追いやったり、自分の嫌いな人が死んでも悲しくないなど非情な一面を持つ。ただし『弐』で助言をくれた明石の危機を救うなど純粋な悪というわけではない。
- 「兄ちゃん」と呼ぶ双子の兄と共に生き残り、「しょうべんこぞう」においては兄との絶妙なコンビネーションで2人だけで瞬たちの陣営のチームを圧倒した(理由は不明だが他のメンバーはこの双子に殺された模様)。ただし、当のユキオは内心兄を嫌っていたらしく、兄の死にもノーリアクションだった。「うらしまたろう」で兄を失いながらも、瞬たちと共に生還を果たし「うんどうかい」にも参加した。『第壱部』では最後まで死亡する事はなかった。
- 『弐』では、レッスン3「影踏み」の紫村影丸にとっての影踏みの相手にされ、動物園で直立不動で動物を見物していた結果、影が紫村の前まで伸びて来ていたため、あっさりクリアされた。「地獄変」の「天邪鬼迷宮」にも登場し、明石・青山と対面をする。明石に「天邪鬼迷宮」の「ルールが逆の意味になる」ことを教えてもらい、「釈迦蜘蛛」の部屋において心を失った青山に殺されそうになった明石を助けている。多くの神の子が「釈迦蜘蛛」の部屋で犠牲になっていくなかで、明石・青山とともに「釈迦蜘蛛」の部屋を突破した。
- 「三国ドロケイ」では「星の国」に所属している。太陽の国に攻め込まれ、劣勢の星の国に対して、放送によって鼓舞し、太陽の国の六糞野郎の1人ダンデライオンの斧攻撃を脇腹に受けつつも、ダンデライオンを捕獲。そしてその斧を持って柴村とファトマのピンチに駆けつける。
- 明石や丑三達と共にリリィを倒そうとするも、星の王であるファトマが処刑され、王が処刑された国は全滅というルールで自国の仲間と共に死亡した。
- 実写映画版では、最も設定が変更されているキャラクター。原作のような高い身体能力やマイペースな性格などの設定は軒並みオミットされたごく普通の少年であり、双子の兄も登場しない。「こけし」のゲーム中、「えんがちょ」に襲われた瞬や翔子と合流し、以降行動を共にするが、「しろくま」において嘘をついていると疑われ、最初に「しろくま」に捻り潰されて死亡。
- 真田 ムラオ(さなだ ムラオ)
- 「しょうべんこぞう」において瞬たちと敵対したチームのメンバーとして登場した少年で、真田ユキオの双子の兄。ユキオからは「兄ちゃん」と呼ばれている。弟同様、驚異的な身体能力を誇る。
- 「しょうべんこぞう」でユキオとの絶妙なコンビネーションにより、2人だけで瞬たちの陣営のチームを圧倒した。弟同様にデスゲームとはいえ敵のチームを死に追いやるなど冷酷な一面を持つが、「しょうべんこぞう」が終了した時近づいて来る天谷を制止するなど無駄な争いは避ける主義でもある。
- 「うらしまたろう」の「くじ引き」で×を引いたため死亡する。なお「しょうべんこぞう」時は彼が長髪で、ユキオは丸刈りであった。
瞬たちの「うらしまたろう」終了から3ヶ月後 - の登場キャラクター[編集]
ここで記述するキャラクターは瞬や瞬の関係者とは関係ない描写で初登場したキャラクターで全てのキャラクターが瞬たちと関わるわけではない。
- 板東 純子(ばんどう じゅんこ)
- 第34の箱の生還者。左側頭部の髪を刈り上げた、つり目の少女。
- クリスを助けるためとはいえ他のゲーム参加者を危険にさらす事もあり、仲間意識は強くないが義理に厚い性格。度胸のある男性には好意的で、瞬を認めている。作中で「濡れた」などの発言をしていた。
- 「うんどうかい」では1年生チームに所属。彼女の生還した箱では他に二名の生還者がいたが「うんどうかい」には出席していなかった。『第壱部』では最後まで死亡する事はなかった。
- 『弐』では「地獄変」の「天邪鬼迷宮」に登場し、明石と対面する。「天邪鬼迷宮」のルールを「あっちこっちハッチの部屋」で違反してしまい死亡した。
- 井村 無道(いむら むどう)
- 第107の箱の生還者である少年。破戒僧風の巨漢。佐田六村出身で「神の子」ブームに便乗した家族や村民に祭り上げられる中、期待を背負い「うんどうかい」に参加する。自分こそ神になるべき人間と信じ、他の参加者に対しても非常に攻撃的で殺人をも行おうとするなど冷酷な一面を見せた。
- 「うんどうかい」では5年生チームに所属。「どきょうそう」で開始直後にユキオに攻撃を加えユキオを最下位にしてクリアしようとするが、怒り狂ったユキオの反撃によって実行委員の餌食となる。
- 山田 元気(やまだ げんき)
- 第99の箱の生還者。大柄で肥満気味の少年。『第壱部』では幼い子供達(彼の兄弟なのかどうかは不明)の面倒を見ていた。『第壱部』では死亡した描写はない。
- 『弐』では「空中ケンパ」に登場し明石と対面する。「うんどうかい」には参加しないつもりだったらしい。ピカキンに無理にスタートさせようとする佑に、明石と天馬遊と共に抗議する場面も見られた。ゲーム開始後「空中ケンパ」のルールを理解する前にKの足場を両足で踏もうとした為ルール違反と見做され地上に落下、住宅地を歩いていた母子のすぐ近くの地面に激突し死亡した。
- 多田野 平太(ただの へいた)
- 大塚 真希(おおつか まき)
- 第6の箱の生還者二人。多田野は少年、大塚は少女。
- 二人共「うんどうかい」に不参加の意志を固め、一緒に暮らそうと話し合っていた。
- 志田 康平(しだ こうへい)
- 第11の箱の生還者。パソコンで電子掲示板と思しきサイトに書き込みをしていた。『第壱部』では死亡した描写はない。その後は不明だが三国ドロケイ合格者13名あるいは空中ケンパ合格者10名に選ばれていない。
- 徳田 拓人(とくた たくと)
- 第58の箱唯一の生還者。ピアノを弾いていた。『第壱部』では死亡した描写はない。
- 『弐』では「空中ケンパ」に参加していた事が判明する(アシッド・マナが神の子達から「空中ケンパ」の参加者を抽出する際の映像に、ピアノを弾いている最中に「空中ケンパ」フィールドへ連行されようとしている様子が映し出されている)が、ゲーム終了時の生き残りリストには載っていなかった。
「うんどうかい」の登場キャラクター[編集]
- 1年生チーム
- 第1の箱の生還者(瞬たち)・板東 純子も所属するチーム。「うんどうかい」開始時人数10人(「どきょうそう」終了時8人)。
- 冠城 敬宏(かぶらぎ たかひろ)
- 第13の箱の生還者。通称カブ。自らが生き残る事を優先し、仲間(しかも身体的な弱者)ですら犠牲にすることも厭わない性格。さらに平野を裏切って死なせておきながら、瞬たちの前では悲しむ素振りを見せていた(冠城の裏切り行為について瞬たちは気づいていない)。『第壱部』では最後まで死亡する事はなかった。第2部での動向は不明。
- 大熊 正史(おおくま まさし)
- 第13の箱の生還者。図体は大きいが気弱な性格。『第壱部』では最後まで死亡する事はなかった。第2部での動向は不明。
- 影裏 章太(かげうら しょうた)
- 第13の箱の生還者。片方の頬に×印のように二本の傷跡がある。
- どきょうそうで不正解のゴールへと走ってしまい、ゴールテープで体を切断され死亡した。
- 平野 道生(ひらの みちお)
- 第13の箱の生還者。知識が豊富で頭の回転も速い。生まれつき左足が悪く、肉体のハンデを頭脳で全面的にカバーしている。
- 冠城との連携で「どきょうそう」をクリアしようと作戦を立てるも、冠城の裏切りに遭い死亡。
- 4年生チーム
- 「ぜつぼうたおし」では1年生チームと敵対する。しかし、瞬は4年生チームを滅ぼそうとは考えておらずむしろ4年生チームも助けようとしていた。
- 平井 響子(ひらい きょうこ)
- 第32の箱の生還者。平井翔子の双子の妹。「うんどうかい」では4年生チームに所属し「どきょうそう」の時に瞬と対面する。
- 「ぜつぼうたおし」では守備を担当した。4年生チームのほとんどが1年生チームに倒された後に瞬と対峙する形となる。棒を渡すように説得され、戦って死ぬ覚悟はあると一度は拒否するも[注 2]、結局は瞬の説得を受ける形で棒を手渡した。瞬が棒を持ってかみまろに特攻を仕掛ける際、真田ユキオに抱えられ退避、1年生チームと共に瞬と天谷の特攻を見届ける。『第壱部』では最後まで死亡する事はなかった。
- 『弐』では「地獄変」の「天邪鬼迷宮」に登場し、明石と対面をする。他のメンバーが次々脱出していく中、涙を流しながら必死に脱出口を探していたのを見かねた明石に脱出口を譲られ飛び込む。しかし「天邪鬼迷宮」ではルールが逆になる為、ルール違反となり死亡してしまった。
- 白戸 一平(しらと いっぺい)
- 第48の箱の生還者。4年生チームのリーダー。眼鏡をかけている。責任感・勇気共に強く理詰めを得意とする。場の状況を将棋に例えることが多い。
- 「ぜつぼうたおし」で1年生チームに叩きのめされる。『第壱部』では死亡した描写はない。第2部での動向は不明。
- 2年生チーム
- 第80の箱の生還者の勝俣 亜土夢(かつまた あとむ)をリーダーとして、3年生チームとの「ぜつぼうたおし」に挑むが、時間切れにより死亡する。「うんどうかい」開始時人数41人(「どきょうそう」終了時26人/「ぜつぼうたおし」終了時0人)。
- 3年生チーム
- 第101の箱の生還者の世良 りょう(せら りょう)と第55の箱の生還者の水原 武蔵(みずはら むさし)をリーダーとするチーム。世良を攻撃の要(水原が守備の要)として、攻撃側が「ぜつぼうたおし」で自らを犠牲にして棒を倒そうと進撃するが、土壇場で臆して失敗。そのまま時間切れにより死亡する。「うんどうかい」開始時人数27人(「どきょうそう」終了時22人/「ぜつぼうたおし」終了時0人)。
- 5年生チーム
- 井村 無道も所属するチーム。「うんどうかい」開始時人数54人(「どきょうそう」終了時31人)。
- 『弐』では青山仙一も所属していた事が判明する。6学年中最も数が多い。
- 6年生チーム
- 「うんどうかい」開始時人数25人(「どきょうそう」終了時15人)。
ゲーム参加者(『弐』)[編集]
基本的には『弐』の内容を記述する。
主要登場キャラクター(ゲーム参加者・『弐』)[編集]
- 明石 靖人(あかし やすと)
- 『弐』の主人公(『弐』の第1話・第2話では主人公の一人。『弐』の第3話以降では単一主人公)。東京都播磨生高校の3年。青山とは親友同士でサッカー部のパサーだったため、サッカーで培った驚異的な動体視力を持つ。
- 1年前の地方大会の決勝戦で勝負のPKで臆して挑まず、それ以来心の重荷となっている。その一件が元で青山と喧嘩して学校を出ていったのが原因で試練を逃れ、その夜に欠席者が集められた「ごみ箱学苑」での試練に挑み、「まめまき」終了後に青山の生存を確認した事で生きて青山に謝る事を誓った。「欠席者」。
- 幼い頃に両親が離婚し、それ以来父と二人暮らし。母が家を出る時に言われた「サッカーをやりなさい」という言葉を信じてサッカーを続けてきたが、内心ではいつも孤独に苛まれていた。
- 仲間思いな性格であり優しい心と強い正義感の持ち主である。
- 上記の驚異的な動体視力に加え、命をかけられる覚悟も持っており、アシッド・マナからも神の力を持つにふさわしい人物に近い存在として注目されている。
- 「拳」では最後から二番目の挑戦者として挑むが、カミにナツメグの死を侮辱されたこと[注 3] とこれまで何人死んでいったかも覚えておらず、人の死をルール上の事故で済ませてしまう態度に激怒し、じゃんけんのルールを逆手に取り、カミの顔面に向け凄まじいグーを出す(殴りつける)。じゃんけんには勝っていたため「ルールはルール」として7番目にカミーズJr.に入る。
- レッスンで選んだ一番大切なものはサッカーボール。「戯」は、ファンタジスタジャラ。機械的な空間(フィールド)を自由に支配できる。
- 試練に挑戦している途中で『第壱部』の主人公である高畑瞬と出会い、その後は第1モード「空中ケンパ」に参加する。東浜 佑、天馬 遊、安 千夏ら神の子と協力して「空中ケンパ」に挑み、一度佑に裏切られ千夏が死んでしまったが、それでも祐を信じ協力して遊を救い出す。その後祐とともにクリアするつもりだったが、このゲームには24時間の時間制限がありそれに気づいた祐が自分自身を犠牲にしたことにより「空中ケンパ」最後の生還者となる。
- これまで自分が信じた人達が次々死んでいった事で一時的に他人を拒絶し、他人を危うく見捨てかけた事もあったが、かつての彼を取り戻していった。
- 三国ドロケイでは月の国に所属。彼に与えられた役職は、一国全ての運命を背負う“王”だった。明石は王としても一人の兵とし、ハンナやジェイクと共に前線へと進んでいく。ナツメグが自分の為に身代わりに牢屋に転送され、諦めることになるも、乱入してきた丑三の言葉により救出に行くことを選ぶ。三国ドロケイ終了時には今まで死んでいった仲間達を生き返らせることを胸に誓う。そのために、神になるための最終選別へと挑む。
- 「神罰ババ抜き」では、丑三とのコンビネーションにより、大戦争を起こし第2のキングを探そうとしていたオスメスを撃破。その後「全ての人を生き返らせて今より少しでも平和な世界を作る」ことを宣言。「全てのものを破壊する」ことを目論む天谷武と対立する。瞬がかみまろを道連れに神罰を受け死亡した後、JOKERを持つリリィの手によりあがることとなったが、その際、リリィに「生きる理由は未来にしかない」と諭し、上がった。「神罰ババ抜き」第2の合格者。神の力で天谷を止めようとするものの神の力は平等のため失敗する。まずナツメグを蘇生させるが、それはあくまで明石から見たナツメグ像でしかなく、死んだ人間を本当に生き返らせることはできないと悟り、ショックを受け、今生きている人たちのために「DICE‼︎」に挑み、今まで出会った仲間や丑三の記憶までも消えてしまう。だが、記憶は消えてももらった感情は忘れずに天谷に挑み天谷を倒した。それと同時に肉体的ダメージが限界を超えていたため、死亡。
- 青山 仙一(あおやま せんいち)
- 東京都播磨生高校3-Cに所属する少年で『弐』の第1話・第2話の主人公。「出席者」。
- 『第壱部』では名前のみ登場し、東浜佑と子門隼人と共に第41の箱から生還したことが判明していた。
- 明石とは小学校時代からの親友同士でサッカー部のストライカーを務める。1年前の地方大会にて決勝戦のPKに挑んだが敗れ、そのことで負い目を感じていた。明石と高校卒業後もサッカーを続けるか否かで喧嘩し、明石が学校を飛び出した後に始まった最初の出席者の試練「だるま」に巻き込まれ、明石と和解できないまま離れ離れとなる。
- 「ビーフ」が口癖。女性に対しては胸の方に関心がある。些か直情的ではあるが明るく勇敢な性格。明石曰く「馬鹿」。「ビーフ」という単語が「牛」を意味すると思っていたらしく、明石と喧嘩している際に彼から「牛」を意味するのは「カウ」であると指摘された。
- 小学校時代、転校生で友達が居らず孤立していた時、明石と出会い共にサッカーをしようと持ち掛けられたことがきっかけでサッカーを始めた。最初は「世界一になる」と豪語する明石を馬鹿にしていたが彼と交流していく内に考えを改め、共に「世界一になる」という夢を叶えようと志すようになり、二人は親友同士となっていった。サッカーに関しては人一倍練習に励んでいたらしく、蹴ったボールが曲がって落ちるシュート(マタドール・シュートと命名)を編み出し「だるま」をクリアする際に発揮される。
- 『弐』の序盤の「だるま」では、若林や角谷みれい含むクラスメイトが次々死んでいく中、たまたま彼の近くに転がってきた明石との思い出のサッカーボールを蹴ってだるまのボタンに見事命中させ、クリアに成功する。高橋ら生き残ったクラスメイトと生還を喜び合うが程無く「だるま」の裏ルールにより、ボタンを押した青山以外のクラスメイトは全員殺害されてしまう。大きなショックを受けながらも青山はだるまに促されるまま体育館へと向かい「まねきねこ」に挑戦、他二名の生徒と共に「まねきねこ」を突破する。その際重傷を負ったらしく担架に乗せられ搬送される途中に学校を飛び出た明石と再会した。朦朧とする意識の中明石に「サッカーをしよう」とうわ言のように語りかけ、状況が飲み込めず混乱する明石の目の前で病院へと搬送されていった。それ以降は「欠席者」である明石を軸に物語が展開され、それ以降の彼については主人公としては扱われなくなっていき、何らかの形で少しだけ登場する程度となっている。
- 欠席者の試練の「まめまき」終了後の「きゅうしょく」時に明石をはじめとした欠席者達に見せられた生中継映像で同じく「まねきねこ」を突破した三国と共に「こけし」の「縄跳び」に挑戦している様子が映し出された。この際、三国は縄に引っ掛かり死亡し、青山一人になったところで映像は中断される。その後の詳細な動向は不明だが縄跳び、しょうべんこぞう、うらしまたろうはクリアした模様。
- 明石がカミーズjrの一人となり、最初の試練(レッスン)である「帰宅」時に警察病院にいることが判明し、明石の父の協力もあって病院にて明石と再会するものの、生還時の精神的ショックから記憶喪失になり、幼児退行しけん玉で遊んだり明石が思い出のサッカーボールを見せた途端、数々のゲームの記憶がフラッシュバックし錯乱状態に陥るなど元の人格も破壊されてしまっていた。「空中ケンパ」時の東浜佑の回想で共に戦った仲間の多くが「うらしまたろう」で死亡し、そのことが原因で心に大きな傷を負ったことが明らかとなった。
- 「地獄変」にて髪型と眉毛の形が変わった姿で久方ぶりに登場する。この時の青山は心を失い生きようとする生物的本能のみで動く状態となっており、怪物に殺されそうになった明石を助け一度彼の名前を呼ぶも、すぐに階段へと向かいその後は明石の呼び掛けにも応じなかった。「天邪鬼迷宮」において、他のゲーム参加者を暴行して鍵を強奪し語り掛ける明石に対しても全く言葉に耳を貸さず殴りかかり鍵を奪うなど、生き残る為に手段を選ばなくなってしまっていた。
- 明石、真田ユキオと共に「釈迦蜘蛛の部屋」に挑戦し、なおも説得を試みる明石を一度は殺しかけるが、それでも青山を信じようとする明石の必死の呼び掛けに対し次第に大きく苦しむなど変化が生じていき、最終的には明石の自己犠牲的な行動によって心を取り戻す。「釈迦蜘蛛の部屋」終了後に明石とようやく和解することに成功し、その後部屋の外で待っていた紫村と天馬遊の二人と明石と共に合流した。なお、心を失っていた時は彼曰く「夢の中におり暗い霧の中を一人で彷徨っていたような感覚だったが思考はハッキリしていた」とのこと。
- 明石達と共に「天邪鬼迷宮」の本当のクリア条件(「突破」ではなく「逆走」)に気付き、紫村が残していた印を元に「天邪鬼迷宮」入口へと戻り、四人で扉を開け迷宮を脱出する。クリアかと思われたが実際のクリア条件には「カギあつめて」の逆の意味である「カギをあつめない」つまり鍵を一切持たないことが含まれており、青山達は鍵を所持していた為に追加遊戯である「狸鍵危機一髪」に挑戦させられる。鍵を全て自分が挿すと申し出た明石を引き止め「勇敢(ビーフ)なのはどっちか決着をつけよう」と言い、明石と共に鍵を次々と挿していった。そして鍵が残り2個となり、明石と同時に鍵をさした際に明石と同じ幻を見る。結果、青山が「大当たり」をとなり彼の死が決定してしまう。
- 最期の瞬間、明石に「世界を救うくらいのヒーローになる事」を約束させ、巨大な狸の像に潰され死亡した。
- 持田 涙(もちだ るい)
- 『弐』の序盤のヒロイン。「欠席者」。埼玉県の保世高校の2年。マイペースでどこか飄々とした性格の持ち主。「バカみたいな人」が好みのタイプで、「面白いから」という理由で「にの」を逆に乗ってきた明石を気に入り、行動を共にすることになるが、「七×七不思議」にて死亡(詳細は後述)。
- 幼少期からピアノの才能を持っており、両親に溺愛されていたが、交通事故で右手の小指に後遺症を負ってしまい、ピアノを引けなくなってしまった。以降、両親の愛情が「自分」ではなく「自分の才能」に向けられていたことに気づき、誰にも愛されない自分が生きている理由を求めるようになる。睡眠薬を使った自殺を図ろうとしたときに、「にの」が現れ参加する。死のゲームにも恐怖を感じるどころか、「いつ死んでもいい」と思っていた。明石と出会い、彼に好意を持ち、一緒に生き残りたいと思うようになった。
- 「七×七不思議」の3日目に、明石を庇うため艮の攻撃を背中に受ける。坤の転送先の体育館倉庫にて、明石に好意を打ち明け、感謝の言葉を遺して死亡した。涙の遺品のシュシュは、明石がリストバンドとして使用。その後、ナツメグのシュシュとして使用する。
- 丑三 清志郎(うしみつ きよしろう)
- 「神の力」を欲する自称「くだらない人間」。「欠席者」。どこか退廃的な性格で、「ごみ箱学苑」の試練にも積極的に挑む。
- かつては内気な性格のいじめられっ子で孤独な人生を送っていたが、同じクラスに転校してきた六手の破天荒な性格に惹かれて友人同士となり、充実した生活を送りだす。やがて六手が余命幾許もないことを本人から伝えられ、彼の生きる原動力が死を前にして普通の生活を送りたいという願望であったことを知る。六手の死後、彼の生き様を侮辱したクラスメイトに怒りを爆発させ、以後引きこもりとなり現在に至る。六手との出逢いから「生命は散り際が最も美しく輝く」と、死を前にした人間の行動に価値を見出すようになり、「まめまき」で明石のファインプレーを見て以降、彼に惹かれるようになる。
- 「拳」最終挑戦者としてカミにじゃんけんを挑み、勝つものの「生死の狭間」を体験し、それを新たな喜びとしたためもう一度じゃんけんをカミと行おうとするものの明石に止められ、思いとどまり最後のカミーズJr.のメンバーとなる。
- レッスンで選んだ一番大切なものは六手の遺品のスケートボード。「戯」はプラネタリウムを模した空間を生み出す能力。
- レッスン3「影踏み」では彼にとっての影踏みの相手は天谷武となり、彼は天谷武と出会って戦いへ発展した。その後は第1モード「空中ケンパ」に乱入をしたが、寸前でアシッド・マナの元へ転送されてしまう。かみまろのアパートに監禁されていたがセイン・カミから渡されたカミーズフォンのタイマーが発動し、「影踏み」において自分の対戦相手だった天谷の影にワープする。このとき会場の外に捨てられた天谷と瞬を救助する。この出来事は神に背く光と影が神を倒すために惹かれあって物語が終結に向かって加速すると解釈されている。
- 天谷と瞬を連れて「三国ドロケイ」の会場に乱入する。星の国の王ファトマを襲撃していたオスメスとCBの前に姿をあらわし、戯によって2人を撃破する。しかしその一撃によって、スケートボードは2つに割れてしまった。その後天谷と星月軍と協力し、リリィを倒そうとするも、その戦いの途中で負傷してしまい、目の前にいる明石にも無視され、ナツメグを見捨てると言った明石に対し、「お前は明石じゃない」と言う。しかし、明石の本心(ナツメグを助けたい)を知ったとき、これからも明石を愛し続けることを誓う。三国ドロケイ終了後の合格発表の時、『途中参加で勝手に運命変えた騎士』と評される。そして最終選別へと挑むことになる。
- 「神罰ババ抜き」では「キス」カードを引いたら自分に回すことを明石に幾度となく要求する。結果このことが強敵であったオスメスを倒すきっかけにもなった。瞬とかみまろが相打ちになったあと、明石、リリィと共に「正々堂々」ババ抜きをする。明石はリリィの償いにより合格したため、最後の神の座をかけてリリィと勝負した。直接的な描写はなかったが、天谷、明石のいる神の部屋に上がってきたため合格したことがわかった。「神罰ババ抜き」最後の合格者、天谷考案の「DICE‼︎」に明石とともに挑むが明石と天谷はこのゲームで死亡したため、結果として神になり、神の力で世界を元に戻した。明石が自分よりも神にふさわしいと考えているため、丑三をゲームマスターとするデスゲームで、また神の選別を行う。
- 夏川 めぐ(なつかわ めぐ) / ナツメグ
- 「すなとり」から登場。『弐』の涙死後、ヒロインとして描かれている。「欠席者」。パンツを穿いていない。
- 「すなとり」での南山チームの1人。登場当初は自分が生き残る確率を上げる為に「すなとり」のルールに誰よりも早く気付きつつ、明石を見殺しにしようとするなど協調性の無い場面があったが、明石がチームの為に死のうとした(実際は全員でクリアするための演技)際には強がりを言いながらも号泣する等、冷血な性格ではない。明石と出会い、行動を共にするにつれ、心を開くようになり、明石を気に掛けるようになった。
- 「完璧人間」を目指すがゆえに高慢な態度をとるが、高校1年の秋に行われた合唱大会の際、自分(指揮者)以外のクラスメイト全員が欠席したことがきっかけとなり、そのショックで学校へ行かなくなった。それ以降、自分の存在意義を見出せずにいた。
- レッスンで選んだ一番大切なものは涙の遺品のシュシュ。「戯」は、アニメ「魔法少女アミン☎︎マツワ」に登場する『ナゴリ』に変身する能力。呪文を唱えると、傷ついたものを癒すことが出来る。
- 物語が進むと、後に秋元いちかと出会い、彼女に興味を持たれる。
- 「三国ドロケイ」では「太陽の国」に所属。捕獲された明石を救出するために街を走っていた最中、ハンナと遭遇する。最終的に明石の救出に成功したが、すぐにリリィに見つかってしまった。再び彼の捕獲を試みようとするリリィから明石を逃がすために自らが身代わりとなり、牢屋に収容される。その後明石が助けにくるも、鍵使いがいなかったため救出不可能、自らの終わりを悟り、明石に告白し、涙のシュシュを託したあと、処刑時間により処刑される。後に明石の神の力によって最初に蘇生される。
東京都播磨生高校の生徒[編集]
すべて「出席者」である。
- 高橋(たかはし)
- 東京都播磨生高校の3年である少女。青山・明石のクラスメイトで青山・明石とは古くからの付き合い。サッカー部のマネージャーを務めていた。
- 青山の推測によると明石の事が好きであるらしい。だが、彼女自身は青山に好意を寄せている模様。「だるま」の裏ルールの「押した人間以外は死亡」によって死亡する。
- 若林(わかばやし)
- 東京都播磨生高校の3年である少年で、青山・明石のクラスメイト。高校卒業後は実家のねじ工場を継ぐ事になっていた。
- 「だるま」開始後、死亡したクラスメイトの死体を見て嘔吐してしまい、青山に気遣われる。
- その後、男子が一斉に動こうとしてだるまが振り向くタイミングをずらした時、不安定な格好で止まってしまい、結局動いて後ろにいた角谷みれいを巻き添えにする形で死亡。
- 角谷 みれい(すみたに-)
- 東京都播磨生高校の3年である少女で、青山・明石のクラスメイト。ブス顔。
- クラスメイトからフルネームで呼ばれている(その為青山・明石のクラスメイトでフルネームが明らかになっている唯一の人物)。
- だるまの裏にあるタイマーが制限時間である事を見抜き、クラスメイトに「時間が限られているのだから考えるより行動しろ」と叱咤した。
- 若林が動いてだるまに撃たれ吹き飛ばされた際後ろにいた為巻き添えとなってしまい死亡した。
- 委員長(『弐』)
- 東京都播磨生高校の3年である眼鏡を掛けた少年で、青山・明石のクラスの委員長を務めている。
- 「だるま」開始後、職員室に事態を報告しようとしてだるまが振り向いている時に動いた為撃たれて死亡した。
- 三国
- 東京都播磨生高校の生徒の一人。1-B所属。青山と木戸と共に「まねきねこ」をクリアする。
- その後青山と共に「こけし」で「縄跳び」に挑戦するが、縄に引っ掛かり死亡した様子が「きゅうしょく」時の生中継で流れた。
- 木戸
- 東京都播磨生高校の生徒の一人。2-B所属。青山と三国と共に「まねきねこ」をクリアする。
- その後の動向は不明。
- ター坊
- 武者小路(むしゃのこうじ)
- 夜叉岡(やしゃおか)
- 東京都播磨生高校の生徒で青山・明石のクラスメイト。
- 明石が「大切な物」を取りに自分の教室に戻った時、壁に貼られた写真を見る場面で高橋、若林、角谷みれいと共に名前が出てくる。
- 全員が「だるま」によって死亡した。
「まめまき」 - の登場キャラクター[編集]
すべて「欠席者」である。
- 星川 芽衣(ほしかわ めい)
- 静岡の白葉女学園2年。当初は女子高に通っていると言っていたが、「拳」の回想では共学高に通っていたようになっている。気分屋で惚れっぽい。将来の夢は絵本作家で、絵心がある。学校の教師に絵の才能を見出されて慕うものの、性行為を強要された挙句、芽衣から言い迫ったと濡れ衣を着せられて失望し、不登校になった。普段はぶりっ子だが怒らせるとかなり恐ろしく、容赦なく暴言を浴びせたりするなど、感情の起伏が激しいが、良くも悪くも単純な性格の持ち主。
- 人生をやり直す目的で「にの」の誘いに応じて試験に参加する。「まめまき」から明石・涙・丑三と共に試練を乗り越え、明石に対して積極的にアプローチをかけ続けている。「七×七不思議」で死んだ鳳、涙、凛平、末成大樹のために遺影代わりに似顔絵を描いたり、一度も会ったことのない福満の祖母が死んだことを知った際大泣きするなど心根が優しい性格でもある。「拳」で明石に告白した後、カミとのじゃんけんを挑み勝利し3番目のカミーズJr.のメンバーとなる。「鬼退治」3日目に巨大化した熊に喰われて死亡。
- レッスンで選んだ一番大切なものはスケッチブック。「戯」はモシャジャラ。スケッチブックに描いた「自分の好きなもの」を実体化できる。
- 拓馬 一生(たくま いっせい)
- 神奈川県の軽呂須高校の3年。タンクトップを着ていたため、明石にタンクマンと呼ばれる。「まめまき」の試練で理科室に逃れた明石たちのリーダーとして仕切っていた。明石達と共にクリアのため皆を纏めていたが、最後に残った「ちいさ〜い」鬼にガゼル死亡後に襲われ死亡。
- 網走 洋平(あばしり ようへい)
- 大阪出身の高校2年。ダジャレ好き。鬼の試練が「まめまき」だと分かった後、豆を独占して、自分が地位と女を手に入れようと目論む。しかし「つめた〜い」鬼に襲われた際、隠し持っていた豆カプセルが偽物(一口ハム)だったため、通用せずそのまま凍死。
- その後、悩む原海の精神内に幻影(ファントム)として現れるようになる。
- 原 海(はら かい) / ハラカイ
- 石川出身の高校3年。肥満体型で普段はおどおどとしているが、興奮しやすい性格をしている。興奮すると「ラァァイ!」と独特な叫び声を上げる。仲間内ではフルネームがそのままあだ名となっている。会社を経営している両親の下で幸福な暮らしを送っていたが、両親が交通事故で死亡した後、いじめや両親の部下の跡目争いが原因で人間不信となる。
- 手汗を利用して「ちいさ〜い」鬼を倒し、「豆まき」クリアに貢献した後「あやとり」の試練に参加するが、死の恐怖を前に暴走し、暴力で仲間を服従させて強引に突破してから性格が豹変。他者に対して攻撃的になり、神の力を得るため試練に対して肯定的になる。しかし、内心では止まれない自分自身に恐れを抱き、それを自覚させた明石を殺して完全に生まれ変わろうと暴走を重ねるが、その明石に命を救われ再び諭されることで元に戻った。
- 「拳」のじゃんけんで敗北するが、新たな仲間との幸せな思い出に浸りながら笑顔で死亡した。
- 新垣 明日菜(あらがき あすな)
- 沖縄出身の高校1年。日焼けした肌を持つ小柄な少女。怖がりで不安になると沖縄の方言が出る。試練の日は風邪で学校を休んでいた。校内の探索中に「つめた〜い」鬼に襲われ頭を砕かれ死亡。
- 伊集院 光明(いじゅういん こうめい)
- 大分県出身。中二病て目を髪で隠している。テンションが高くとぼけたような言動が多い。理科室に立て籠もっていた時に不用意に窓の錠を開けてしまい、そこにいた「くさ〜い」鬼に襲われ死亡。
- 柘植 まさみ(つげ まさみ)
- 「まめまき」で理科室に集まったメンバーの1人。山で育ったため目がいい。訛りがひどく、最初それを恥ずかしがり話さなかった。眼鏡を取るとなかなかの美少女。平和主義者で将来の夢は国連の職員になること。出席者の試練の当日、身体を痛めた近所の老人の畑仕事を手伝うために学校を欠席している。
- 「あやとり」の試練をハラカイの暴力に引きずられるような形でクリアし、それ以後ハラカイに逆らえないでいたが、持前の優しさから見捨てきれず、明石に助けられ改心したハラカイを許す。
- 「拳」でカミと戦うことを拒否して死亡。カミを真正面から詰り、初めてその顔を強張らせることに成功する。
- サラミ
- ミツバのグループのリーダー。原海の呼びかけで試練の内容が「まめまき」であることを知り、「あったか〜い」鬼と「まばゆ〜い」鬼を倒す作戦を立てる。捨て身で2匹の鬼を引き付け、「まばゆ〜い」鬼を倒すきっかけを作った。そのまま「あったか〜い」鬼の手により焼死したが、その行動はグループや明石たちの心に強く残った。
- ミツバ
- サラミのグループの1人。シニョンが特徴的な少女。仲間と協力して「まばゆ〜い」鬼を撃破する。「まばゆ〜い」鬼を倒した後で明石達と合流する。
- 「いすとり」の試練に参加し生き残った後、死んだ藤春が生き返るという話を信じて紫村に従うようになるが、命辛々坤から逃げ延びてから紫村の予言を疑うようになる。それが原因で紫村と愛甲に監禁されてしまい、「七×七不思議」6日目にリーダーに選出されたことを機に脱走する。
- 逃げた先で明石に会い、「明石が銃で撃たれて死ぬ」等といった坤の見せた未来を伝えた直後、「マルマルノミノミ」に喰われて死亡。
- 藤春(ふじはる)
- サラミのグループの1人。アフロが特徴的。男前の熱血漢。「まばゆ〜い」鬼を倒した後で明石達と合流する。
- 詳細は不明だが「いすとり」で死亡した。
- キング・ガゼル
- 本名は不明。専守防衛集団「チームガゼル」のリーダー。人任せかつ、捻くれたな性格で、鬼と戦わずして生き残ろうとし、それを非難した藤春たちに暴言を飛ばした。戦うことも豆を渡すことも拒否していたが、明石の策により豆を奪われてしまう。4匹鬼を倒したと聞いて喜んでいたが、5匹目の「ちいさ〜い」鬼に襲われ死亡。残りのメンバーも多くが彼と同じ末路を辿った。
- 木村 萌美(きむら もえみ)
- 「ごみ箱学苑」で女子3人で行動していたうちの1人。「あったか〜い」鬼と遭遇し危うく殺されかけるも、それを追ってきた明石達によって危機を脱し、そのまま他の2人と一緒に合流する。その後「いすとり」の試練に生き残り、紫村の信望者となる(他2人も同様)。
- 「拳」で洗脳が解けた紫村の情けない姿に失望した後、じゃんけんに負け死亡。
「すなとり」 - の登場キャラクター[編集]
すべて「欠席者」である。
- 戸呂井 アキラ(とろい あきら)
- 「すなとり」での南山チームの1人。大柄で強面の少年。芽衣に一目惚れしており、芽衣に暴力を振るわれたことがきっかけでマゾヒズムに目覚める。「すなとり」の試練ではチームの纏め役になるなど一見頼りになる人物に見えるが、実は怪談や暗い場所が酷く苦手という欠点がある。
- 「拳」の一番手となり、全員の前で芽衣に告白。じゃんけんに挑み、敗北して死亡。
- 鳳 哲也(おおとり てつや)
- 「すなとり」での南山チームの1人。日本一大きな病院である「鳳医院」の院長の息子。若干高慢な性格で、気に入った女性を手術(オペ)と称して危害を加えようとするサイコパス気質でもある。
- 「七×七不思議」開始後にナツメグに目をつけゲームに乗じて手術する機会を狙おうとするが、あやとりBOXの選んだ不思議である「人体模型」に首の骨を折られて死亡する。
- なお、後に丑三に救助された瞬と天谷が治療を受ける場所として鳳医院が登場した。
- 西野・スーザン・花(にしの・すーざん・はな) / スージー
- 「すなとり」での南山チームの1人。眼鏡をかけた出っ歯の少女。数字に滅法強く、国際数学オリンピックアジア7位の実績を持つ。
- 「拳」で確率に頼ってじゃんけんに勝利しようと考えるが、敢え無く死亡。
- 間 凛平(はざま りんぺい)
- 「すなとり」での南山チームの1人。「七×七不思議」以降はルビが「りんぺー」になる。アメフト部に所属しており俊足。またハラカイと同じ高校で同級生。
- 「七×七不思議」のルール変更を伝えに現れたカミを不意打ちで殺そうとして返り討ちに遭い死亡。
- 末成 浩樹(すえなり こうき)
- 「すなとり」での北山チームの1人。双子の兄。神社の跡取り。
- 「拳」のじゃんけんに敗北して死亡。
- 末成 大樹(すえなり だいき)
- 「すなとり」での北山チームの1人。双子の弟。
- 「七×七不思議」11日目にいすとりBOXの特攻作戦により屋上から転落して死亡。
- 小浜 来々留(こはま くくる)
- 「すなとり」での北山チームの1人。小麦色の肌の女の子。レズビアンであり、涙に好意を抱いていた。
- 「拳」のじゃんけんに敗北して死亡。
- 桐谷 甚平 (きりや じんべい)
- 「すなとり」での北山チームの1人。父が乾物屋をやっている。当初から100gの感覚を知っていたが、ギリギリを狙いすぎたあまり4回目の挑戦で1g足りず死亡。
- 樽菱 剛 (たるびし ごう)
- 「すなとり」での東山チームの1人。同じ高校の親友である玉寄を生き残らせる為、砂を取らずに死亡。
- 玉寄 信也 (たまよせ しんや)
- 「すなとり」での東山チームの1人。樽菱が繋いだ勝利の可能性に懸け最終戦に挑むが、結局自陣の旗を倒してしまい死亡。
- 100Years.After(ハンドレッドイヤーズアフター)
- 若手実力派大人気バンドで通称「100Y.A」(びゃくや)。リーダーのヤコブ、ノア、ジュード、モーセの4人で構成されている。
- 全員が西山チームに所属するが、モーセはゲーム開始前に見猿にちょっかいを出した為に殺される。ヤコブは早い段階で砂が足りず死亡。ノアとジュードは終盤まで生き残るが、0gと自分の命を引き換えに立候補したノアが死にたくない一心で砂を取ろうとした結果旗を倒してしまい、残っていたジュード達共々死亡。
「学校の七×七不思議」 - の登場キャラクター[編集]
すべて「欠席者」である。
- 紫村 影丸 (しむら かげまる)
- 「いすとり」チームの表向きのリーダーで宮崎県出身。自らを「光導者(シャイナー)」と名乗り、セイン・カミが欠席者に課した試練を唯一クリアして「神の力」を手に入れ、自分を信じるものを生き返らせることができるとして、「いすとり」チームの生き残りメンバーを支配していた。
- 実は愛甲の催眠術によって操られていただけで、元々は気弱な少年。「拳」のカミとのじゃんけんで何も出さないと宣言したが、結局怯えて出してしまい生存し、カミーズJr.5番目のメンバーとなる。
- レッスンで選んだ一番大切なものは自分の意志と力で砕いた石。「戯」はセキカジャラ。「いし」をキーワードに発動し巨大な岩に変身する。
- 「影踏み」のレッスンで真田ユキオを発見し、怯えながら対決に意気込むも、ユキオが直立不動でいた為時間経過で影が自分の所まで伸び、あっさりクリア。
- その後カミを殺害したマナによって拉致されてまい「空中ケンパ」に参加させられる。暴走した高梨金太に突き落とされそうになっていたところを明石に助けられ合流し、作戦に従って「空中ケンパ」5人目の生還者となった。
- 「地獄変」において明石、天馬遊と共に「天邪鬼迷宮」に挑戦するも、二人とはぐれ孤立してしまい、目印の為自分の指を切って壁に「紫村」の「し」を書きながら二人を捜していたが、血を見ている内気分が悪くなり倒れている所を明石と天馬遊に発見された[注 4]。
- 三国ドロケイでは月の国に所属。役職は“兵士”。同盟を組んだ星の国の王ファトマの護衛にあたり、彼女を太陽の国の侵略から守るも、選別終盤に月の国の兵士であり、かつファトマの兄であるメルトに窓から落とされてしまう。
- 三国ドロケイでは最後まで死亡することはなかったが最終試練の神罰ババ抜きで「引いたら死」カードを一番最初に引きあっさり死亡した。
- 愛甲 龍臣(あいこう たつおみ)
- 「いすとり」チームのメンバー。髪を立てた不良で紫村の右腕的存在だが、実際は影の支配者と呼べる存在。「防禦士(ボウギャー)」を名乗る。
- 「催眠暗殺」を生業とする一族の生まれで、背中に描かれた模様を見せることで相手に催眠術をかけることができる。「まめまき」で紫村に催眠術をかけ、使い勝手のいい操り人形「光導者」として仕立てあげた。
- 「七×七不思議」最終日に本性を表し、最後の不思議をクリアしようと拳銃を撃つが、身を張って防ごうとした明石に銃弾が命中した事で、「アイテムを他チームの人間に使ってはいけない」というルールに違反してしまい死亡。
- デコべえ
- 「あやとり」チームのメンバーで本名不明。「七×七不思議」二日目に原海から「明石か丑三に出会ったら殺せ」という命令を受け、刀で丑三を刺し殺そうとするが、「アイテムを他チームの人間に使ってはいけない」というルールに違反してしまい死亡。このことが愛甲を倒す遠因となった。
「こぶし」までの登場キャラクター[編集]
すべて「欠席者」である。
- 福満 重里(ふくみつ しげさと)
- 「いすとり」チームのメンバーで岐阜県出身。面長の太っちょ。元々は不良少年。幼い頃から甘え、自分を見捨てずにいてくれた祖母に再会したいと願っている。
- 「七×七不思議」11日目に紫村の提案した「一人一冊」の特攻作戦で明石や柘植を殺そうとするも、失敗して生き延びる。その後明石の説得で紫村の予言の矛盾に気づき疑いを持つが、愛甲の言葉に再び洗脳されてしまう。
- 「拳」で祖母への思いを胸に挑戦し、見事じゃんけんに勝利し、カミーズJr.に最初に入る。カミーズJr.最初の試練である「帰宅」で自分の家に帰るものの祖母は既に亡くなっていたことを知る。
- 目覚めた「戯」で「鬼退治」のクリアを目指し、金太郎を撃破するものの、巨大化した熊に殺された。
- レッスンで選んだ一番大切なものは祖母の位牌。「戯」はバッチャジャラ。福満自身が思い描く祖母の姿を複写し操る。
- 蓬莱やえ (ほうらい - )
- 「あやとり」のチームメンバーで京都府出身。ツインテールと八重歯が特徴の美少女。話し言葉は関西訛り(「拳」では関西訛りが無く標準語で喋っていた)。陸上部の三段跳びの名選手だったが、足の骨を病に侵され引退を余儀なくされた。カミとの心理戦に屈せず勝利し、カミーズJr.に2番目に入った。
- レッスンで選んだ一番大切なものは陸上部のユニフォーム。「戯」はジャンパジャラ。跳躍力が極限まで上昇する。
- レッスン3「影踏み」の関係で秋本クリストファー健人を見つける。
- 「三国ドロケイ」では「太陽の国」に所属。ナツメグと共に明石を救出しようとするが、国を裏切ったため、ミケによって身体を真っ二つに切断されて殺される。ハラカイ達「あやとり」チームのメンバーにおける最後の犠牲者となった。
- 巴 光圀(ともえ みつくに)
- 「いすとり」チームメンバーで埼玉県出身。ウェーブヘアとあごひげ特徴で、ラップ口調で話す。カミに勝利しカミーズJr.に4番目に入った。実家では犬を飼っている。好きな食べ物は小龍包。
- 「鬼退治」2日目に仲間とはぐれ、絶望感に苛まれながら1人帰還し、その際励まそうとした明石に八つ当たりしてしまい喧嘩に発展しかけるも、後に明石に自分の非を認めて謝罪し和解した。翌日単身で猿に挑み、「戯」で猿と相討ちになった後、爆発時の衝撃により、死亡した。
- レッスンで選んだ一番大切なものは愛用のマイク。「戯」はライマジャラ。韻を踏んで歌うと、その数だけ氷の弾丸を撃てる。
- 南方 沙奈(みなみかた さな)
- 「いすとり」チームメンバー。将来の夢はプリマドンナになること。 カミとのじゃんけんで負けて射殺された。
- 田中 正吉(たなか しょうきち)
- 「あやとり」チームメンバー。「こぶし」でカミとじゃんけんする際、心の準備が整っていなかったため変な手を出してしまい射殺された。
- 藤浪 波留(ふじなみ はる)
- 「あやとり」のチームメンバー。カミとのじゃんけんで負けて、射殺された。
- 韮崎 鐘(にらさき あつむ)
- 「いすとり」のチームメンバー。サングラスを掛けている。カミとのじゃんけんで負けて、射殺された。
- 茗荷 勇人(みょうが ゆうと)
- 「あやとり」のチームメンバー。坊主。カミとのじゃんけんで負けて、射殺された。
- 里見 ミカ(さとみ - )
- 「いすとり」チームメンバー。ブス。カミとのじゃんけんで負けて、射殺された。
- 石田 暁天(いしだ ぎょうてん)
- 「あやとり」チームメンバー。山梨県にある小さな眼鏡店の3人兄弟の末っ子。メガネを掛けている。カミとのじゃんけんで負けて、射殺された。
「空中ケンパ」 - の登場キャラクター[編集]
すべて「出席者(神の子)」である。
- 東浜 佑(ひがしはま たすく)
- 第41の箱の生還者。『第壱部』では名前のみ登場している。青山、子門隼人と共に第41の箱から生還した。IQ150を超える天才少年で「神に最も近い男」としてTVで取り上げられている。
- 何事も合理的かつ冷徹に思考するリアリストで、ゲームのクリアの為なら他人の命も平気で危険に晒すなど非情さが目立つ。また、事ある毎に他人を「馬鹿」と呼び見下すなど傲岸不遜でもあり、共に生き残った青山の事を馬鹿にして明石の怒りを買う場面も見られた。幼少期からその才覚を発揮していたが、成長するにつれ両親を含めた周囲の人間を「馬鹿」と切り捨て見下していくようになるなどかなり屈折した人格が形成されていった。
- 「空中ケンパ」で自分のゴールより他人の救助を優先させた明石を見て彼に興味を持っていく。仲間の為に自分を犠牲にすることも厭わない明石の思考が理解出来ず、彼の本性を暴こうと考えるようになる。明石の提案した「バイバイ6作戦」に乗り参謀的な役割を果たすもそれは前述の目的の為の芝居であり、「空中ケンパ」後半で明石達を裏切りその結果、千夏は死亡してしまう。
- 明石が千夏を救えず絶望する姿を見て一度は興味を無くすも、それでもなお自分を信じようとする明石に結局は心を動かされる形となり、見下していた明石に動揺させられている自分自身に葛藤しつつも、最後には自分の裏切りによって絶体絶命に陥っていた天馬遊を生還させる。
- その後、明石によって潰された11のスペルを探すが、見付かった物が佑にしか踏めない物であった為、明石に11のゴール足場を譲り、彼をクリアさせた時点で「24時間」の制限時間が過ぎタイムオーバーとなる。
- 自分に人間らしさを取り戻させてくれた明石に感謝しながら、崩壊していく案山子や足場と共に空に散っていった。
- 天馬 遊(てんま ゆう)
- 第83の箱の生還者。『第壱部』では名前のみ登場している。「空中ケンパ」で明石と共にスタートして、協力し合う。好きな言葉は「迷わず行けよ、行けばわかるさ」。明石の発案した「バイバイ6」作戦を実行し明石、佑、千夏らと協力してクリアを目指すが祐の裏切りにより千夏が死亡し、自分自身も絶命のピンチに陥るがもう一度佑を信じた明石と佑の協力により「空中ケンパ」7人目の生還者となる。少女かと思われていたが、「天邪鬼迷宮」にて実は女装した少年(つまり男の娘)であることが判明し明石を大いに驚かせた(佑ですら女性だと思い込んでいた)。
- 三国ドロケイでは月の国に所属。役職は“通信士”。
- 三国ドロケイでは最後まで死亡することはなかったが、最終選別の神罰ババ抜きで、「時限爆弾カード」を明石に渡したくないがために自らカードを持ち続け、明石のことが好きだったことを伝える。直後に時限爆弾カードにより死亡。
- 安 千夏(やす ちなつ)
- 第93の箱の生還者。『第壱部』では名前のみ登場している。パズルゲームが趣味の少女。携帯ゲームをプレイすることに余念がない。人の命に順位をつけている傾向がある。明石の発案した「バイバイ6」作戦を実行し明石、佑、遊らと協力しクリアを目指すが、佑の裏切りによって明石たちを見限り、他の神の子共々ゴールに向かうが別の神の子に踏まれ、他の参加者同様落下し死亡してしまう。
- ピカキン
- 本名不明。「神の子」としての知名度を利用してYouTuberとして活動している。試練の様子を実況しながら挑戦するが、勢いに任せて両足を交互に使ってKの足場を踏んでしまったため、ルール違反とみなされ落とされ死亡した。
- 元ネタはHIKAKIN。
- 時東ジョニー秀樹(ときとうジョニーひでき)
- 第68の箱の生還者。長身の黒人系の少年。2m半程の距離のある足場に助走なしでジャンプ出来るなどかなりの身体能力を持つ。
- 「空中ケンパ」では種類の増えたアルファベットの足場の安全を確かめる為、目の前にいたヘルメットを被った神の子を蹴って行かせ、なおかつそれで半笑いを浮かべるなど些か冷酷な面が見られた。
- 巨大案山子の根元のじゃがいもが置かれた足場に飛び移ればクリアと思い込み、他の神の子達が距離が離れている事に逡巡する中見事飛び移るも、じゃがいもをつついていたひよこもへじ達の怒りを買い、身体を八つ裂きにされ死亡した。
- 白川 馬皿(しらかわ ばさら)
- 第69の箱の生還者。DJのような格好をしている。「空中ケンパ」途中で同じ箱の生還者である宇治原と口論を起こし、結果的にそれが明石による「バイバイ6作戦」立案に繋がった。その後「バイバイ6作戦」において7の足場を踏み、作戦の1人目の成功者となる。その後の動向は不明。
- 宇治原 才(うじはら さい)
- 第69の箱の生還者。「バイバイ6作戦」で明石達とクリアを目指す。
- 二番目にクリアするはずだった明石が高梨金太に突き落とされそうになった紫村の救助を優先させたため、10の足場を踏みクリアしようとしたが、同じく10の足場に目を付けた金太に先に足場を踏まれてしまい、地上へ落下し死亡した。
- 高梨 金太(たかなし きんた)
- 第53の箱の生還者。ビリヤードのキューを所持しており、自分が生き残る為に他の「空中ケンパ」参加者を突き落としていた。
- 紫村を突き落とそうと襲いかかり明石に阻止される。しかし、明石がゴールするはずだった10の足場に目を付け明石に掴まれたキューを放棄し足場へ突進する。
- この時同じく10の足場に目を付けた宇治原と競争する形となり、結果宇治原才よりも早く10の足場を踏む事に成功した為空中ケンパをクリアした。
- なおビリヤードのキューは明石が「空中ケンパ」終了まで所持していたが「地獄変」開始時には無くなっている。
- 「地獄変」の「天邪鬼迷宮」にて明石、朽木豊と共に「ジグソードールの部屋」に挑戦する。この際に名前が明らかとなる。
- 人形とは言えいやらしい笑みを浮かべながら天馬遊の胸や尻を触る・揉むなどかなり悪辣な面が目立つようになっていた。
- 提示されたルールをそのままの意味で取り、明石からパズルのピースを強奪して完成させようとした為(この時明石に制止されるも取り合わなかった)、人形から飛び出した刃に身体を八つ裂きにされて死亡した。
- 子門 隼人(こかど はやと)
- 佑の回想で初登場した少年で「空中ケンパ」には参加していない。第41の箱で青山・佑と共にゲームに参加しており第41の箱の生還者となる。後に「地獄変」で本格的に登場し階段で明石靖人と出会う。『第壱部』では名前のみ登場している。
- 上記のように佑と並んで青山仙一の知り合いであり青山から明石靖人の事を聞いていたらしい。
- 常に目をつぶったような顔をしている。初登場時は丸刈りだったが「地獄変」で再登場した時は普通に髪を生やしていた。
- 彼は明石に青山がかつての彼の心を失っている事を話した。「天邪鬼迷宮」に生き「あっちこっちハッチの部屋」に参加したが「天邪鬼迷宮」のルールに違反したため殺害される。
- ヘルメットを被った少年(仮称)
- 「空中ケンパ」に参加した神の子の一人で、ヘルメットを被り「安全第一」と書かれた上着を着た少年。かなり訛りがきつい喋り方をする。
- その格好から「ヘルメット通学」と呼ばれており、本名は不明。
- アルファベットの種類が一気に増えた足場の前でプレイヤー達が立ち往生している時に誰か行くようにせがむが、後ろにいた時東ジョニー秀樹に蹴られ無理矢理進まされる。結果的に種類の増えたアルファベットの足場が踏める事が証明された。
- その後「空中ケンパ」のルールにいち早く気付いた佑が1の足場を出現させ、クリアするべく他大勢の神の子達と共に足場に突進するも、別の神の子の少年に先を越されてしまい、更に大勢で足場が踏み荒らされた為周囲に足場が無くなり孤立してしまう。
- 一縷の望みをかけて離れた足場に飛び移ろうとしたが、結局届かずに墜落していった。
「地獄変」 - の登場キャラクター[編集]
- 朽木 豊(くちき ゆたか)
- 第64の箱の生還者。『第壱部』では平井響子と共に「どきょうそう」で出走するメンバーとして名前のみ登場している。
- 「地獄変」の「天邪鬼迷宮」にて、明石、高梨金太と共に「ジグソードールの部屋」に挑戦するが、本物の天馬遊と髪型の違う人形に思慮無くピースをはめ、人形から飛び出した刃に体を八つ裂きにされ死亡した。なお、彼の台詞の一つが明石が「ジグソードールの部屋」を突破するヒントに繋がった。
- 太陽の国
-
- リリィ
- 「三国ドロケイ」から登場し「太陽の国」の王に任命された外国人の少年。筋骨隆々のボクサーのような出で立ちをしている。百合の花に似た大きな火傷跡がある。
- マナから与えられた二つ名は「ガチムチの絶対皇帝」。自分の国の1200人の中から5人を精鋭として指名し、自身とミケ、ダンデライオン、オスメス、CB、プゥを入れた6人で「六糞野郎(サノヴァ・シックス)」を結成する。根っからの悪人ではないが人を殺していくことを「どうしようもないこと」と称し、「何人殺してでも神に」なり「誰も何も殺さなくていい世界を創る」と語る。その身体能力は天谷を圧倒するほど。
- もともとリリィを含めた六糞野郎は紛争を続ける西アジアのヤブキ共和国リキイシ地区の少年兵であった。希望もない戦いの連続の中でミケなどの仲間とのふれあいにより少しずつ心を開く。しかしその紛争が終わったあとに、大人の裏切りにより少年兵が全員銃撃される。彼が世界に絶望した瞬間、突如現れたランプの魔神によって大人は全員殺害される。ランプの魔神は生き残った6人の少年兵(リリィ、オスメス、ミケ、CB、プゥ、ダンデライオン)に神になるかどうかを問いかける。リリィら6人は世界を変えるために、選別へと向かった。
- 選別終盤に丑三、天谷、ハンナ、ユキオと対決。自分と違い「希望」のために戦う丑三や天谷の姿を見て心が折れ、とうとう丑三と天谷に地面に押さえ込まれてしまう。ユキオが背中をタッチしようとした瞬間、仲間と過ごした情景が蘇り右手の指4本を引きちぎることによって生き延びる。そのことがきっかけで殺戮の心を入れ替え、オスメスと共にやり直す機会を与えようとする。結局、明石の策で死亡するまでオスメスがリリィの話を聞き入れることはなかったが、オスメスを止められなかったことを明石に謝罪し、この命で「償う」ことを宣言する。そして、アルフ・Eが天谷に殺害された後に「六糞野郎」唯一の生き残りとしてではなく平和な世界を目指すものとして宣戦布告する。瞬がかみまろを道連れに神罰を受け死亡した際、引かれたら死のカードを所持、「正々堂々(フェア)」な状態でゲーム再会した際、引かれたら死を明石に渡したことで一見裏切りともとれるが、実は明石をあがらせ自分が死ぬことでゲームを終わらせようと考えた策であるため、明石に非難されるのと同時に、「生きる理由は未来にしかない」と諭され、丑三との「正々堂々」の勝負に挑む。
- ミケ
- 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。素早い身のこなしで敵を圧倒して見せた。その身体能力を最大限に活かし、明石の救出に現れたやえを真っ二つにした後ナツメグとハンナをピンチに陥れるが、直後に現れた天谷によって倒される。リリィに六糞野郎の思いを託したあとに静かに死亡する。
- ダンデライオン
- 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。狂人のような風貌で斧を使い敵を切り殺す。ユキオによって捕縛され、その後処刑された。
- CB(カスタムボーイ)
- 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。左手と両足に装備した義手で敵を貫く。頭を丸め数珠を持ち歩くなど、僧侶のような風貌をしている。後述のオスメスと合体しロボットのような姿になる。丑三の戯により倒される。
- オスメス
- 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。顔の♂と♀のペイントが特徴で2m以上はある大男。明石に対し「これは戦争ですよ」と語ったのち捕獲する。その後CBと共に丑三の戯によって倒されるもかろうじて生存。選別終盤でファトマを捕獲し、処刑する。
- 最終選抜「神罰ババ抜き」ではリリィを神にするため、リリィ以外の他参加者を全滅させるために奔走。少年兵時代に会得した捕虜から情報を引き出す尋問「人間看破」や、「持っている間死亡しない」JOKERのカードを駆使して紫村、イパネマ、メルトを死に追いやる。それらの行為をリリィに激怒され、リリィから共に心を入れ替えることを提案されるも本人はこれを聞き入れず、自らが描いていたリリィとは性格が変わってしまったとリリィをも見限り、自らが神になり、世界に大戦争を起こし、リリィに続く第2のキングを探すことを決意。JOKERのカードや、「引いたら死」カードの位置がわかる「7見えるカード」などをもち躍動するも、アルフ・EにJokerを引かれた後自分のやり方に憤慨した明石と、明石を溺愛する丑三の策に嵌り時限爆弾の神罰カードを引き自業自得な最期を遂げた[注 5]。
- プゥ
- 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少女で「太陽の国」に所属する。役職は不明。「六糞野郎」のメンバー。瞬の登場時の強い衝撃波によって死亡。
- アルフ・E
- 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「太陽の国」に所属する。役職は不明だが、明石を監視するための門番3人衆の1人。「三国ドロケイ」の決着後は他の2人を失うも合格者として「神罰ババ抜き」に挑む。
- メルトの死後、オスメスからJOKERのカードを引いたことで、オスメスの撃破に貢献した。その後「神になったら人類平等な平和な世界を作る」ことを宣言。しかし「神になって全てのものを破壊する」ことを目標とする天谷の、大理石をも破壊するデコピンにより失神。持っていた「ハイテンションでなければ死亡」カードの神罰により死亡した。
- THE ALFEEの高見沢俊彦を髣髴とさせる風貌をしている。
- スパイ
- 星の国と月の国が同盟を組んで星月軍となり、ファトマの予言に基づいて独離腐寺(ドリフじ)に向かう際、味方の振りをして情報を流していた太陽の国のスパイ。スパイ(詐欺師)は三国ドロケイの役職の一つで、容姿・情報ともに相手の国に変装することができる。太陽の国に情報を流して先回りをさせた後、最後尾から星月軍を襲撃した。うち数人は劇中で捕縛される様子が確認される。
- 星の国
-
- ファトマ・カルカヴァン
- 「三国ドロケイ」から登場し「星の国」の王に任命された外国人の少女。
- マナから与えられた二つ名は「スピリチュアル天然娘」。美術室らしき部屋で巨大なキャンパスに「予知絵」を描く。その絵は従うと死をもたらす死の予知絵であることが判明。オスメスとCBを倒した丑三の前で「明石と丑三が協力して太陽を倒す」絵を描く。この絵は実現しそうになるも、リリィ撃破を横取りされそうになった天谷が明石の顔面を蹴ったことによって阻止された。
- ゲーム終盤でメルトの前で「自分とメルトが手をつなぐ」絵を描く。直後に乱入してきたオスメスから逃げようとメルトの手をつかんでしまう。オスメスに腹を貫かれたあと牢屋へ捕らえられ処刑された。
- 月の国
-
- ハンナ・フェリックス
- 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少女で「月の国」に所属する。役職は鍵使い。サーカス団「ミルク・ドゥ・サーカス」にて主役(ヒロイン)を務めている。明石を担いだまま軽々と空中を舞い、10mほど上に投げ飛ばすなど、見た目に似合わぬ怪力の持ち主。
- 「太陽の国」のプゥ率いる部隊が仕掛けた罠に嵌り追いつめられるが、その身体能力により逃げ出したところでナツメグと出会い、二人で協力して明石を救出することを決意する。ミケにより牢屋直前で追い詰められるも、天谷の乱入により明石の救出に成功する。その後自分だけで全てをこなそうとする明石を叱咤し、明石の気持ちを確認。そして改めて「王」である明石についていくことを宣言。選別終盤、丑三、天谷、ユキオとの共闘により太陽の国の王リリィを追い詰める。
- 「神罰ババ抜き」では「喋ったら死亡」カードを持っているため選別中盤まで一言もしゃべっていなかったが、喋ったら死亡カードを持っているにもかかわらず、かみまろから「引いたら夢を語れ」カードを引いてしまう。残っていた明石、丑三、瞬、リリィ、いちかに対して「バカね。自分の生きたいように生きればいいのよ。」と言い残し喋ったら死カードの神罰によって死亡する。
- ジェイク
- 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「月の国」に所属する。役職は狙撃手。ハンナの友人であり彼女と同じサーカス団にて曲芸ピエロを務めている。常に小枝らしきものを口に咥えている。太陽の国の襲撃からハンナを守るため、彼女らを逃がして1人で立ち向かうが、オスメスによって殺される。
- ヨハン
- 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年。「月の国」に所属。長髪に、メガネを掛けている。役職は鍵使い。姿を消した明石を仲間と共に捜索するが、その途中で太陽の国・プゥによって殺害された。容貌はジョン・レノンに似る。
- イパネマ
- 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少女。「月の国」に所属。インド人のような出で立ちをしている。役職は詐欺師。軍略を担当していた。
- 神罰ババ抜きにおいて、唐突にしゃくれていることを明石らに指摘される(後にこれは「しゃくれていないと死亡」カードを所持していたためと判明)。オスメスの「尋問」を受けたのち、「引かれたら死」カードを引かれてしまったため死亡した。
- メルト・カルカヴァン
- 「三国ドロケイ」から登場する外国人の少年で「月の国」に所属する。役職は狙撃手。運動能力は高く、実験で味方を狙撃するなど非情な一面を持っている。太陽の国に囚われた明石を救うため本拠地に単身乗り込むが、ミケに敗れ捕獲される。牢屋では明石に対して自らを星の国の王ファトマの兄であると明かす。優秀なファトマとは別に除け者扱いをされる自分に対して強いコンプレックスを持っていた。
- 三国ドロケイ終盤に、ファトマという呪縛から逃れるために彼女を殺そうとするも、彼女の無邪気な笑顔を見て結局殺せずに思いとどまる。しかし、直後に乱入してきたオスメスによって妹ファトマは処刑されてしまう。
- 最終選別・神罰ババ抜きでは、ファトマの仇であるオスメスから「引かれたら死」カードを引くことで彼を倒そうとするも、オスメスがJOKERを持っていたために失敗。その後、リバースカードの効果で引く順番が逆回りになった際に、オスメスに自身が引いた「引かれたら死」カードを引かれてしまったため死亡した。しかし死亡によって出た彼の血が明石の策に用いられて、間接的ではあるがオスメス撃破に貢献することとなった。
ゲーム関係者[編集]
主要登場キャラクター(ゲーム関係者)[編集]
- 神小路 かみまろ(かみのこうじ かみまろ) / 天神橋マサル(てんじんばし-)
- 全ての事件の黒幕。痩身長髪で全裸。「今世紀の神」を名乗り、生き残った子供たちを「新世紀の神」と呼んでいる。やる気のない口調が特徴的。
- 超常現象を操り、スーパーファミコンのコントローラーに似た機械でゲームを管理している描写がある。電波ジャックで立方体でのゲーム状況を中継して、生還者を崇拝する社会風潮に拍車をかける。また、殺人ゲームを行うことで新世紀の神の選別を行っている。
- 元は幼少時に両親を亡くしたごく普通の人間だった。事件を起こす前、あるイベントでタクミと対面したことがある。住んでいた自宅はゴミ屋敷となっている。
- 神罰ババ抜きの最中に語ったところによると、親の死後叔父(奥平忠勝)に引き取られて小学校に入学。叔父とともにCD発売などもするが自分には必要ないと感じ、叔父の仕送りで独り暮らしをはじめた。生きたくない生命があってもいいという考えのもと、16歳で社会生活をやめ、死んだように過ごした。独りきりになって7年がたったころマナとカミの姉弟が現れて「力を与える」と言われるが面倒だと辞退、代わりに神となる人材を探そうと過去に描いた漫画を基にはじめたゲームが一連の事件である。
- 最終選抜「神罰ババ抜き」で14人目のジョーカー、プレイヤーとして参戦。かみまろを殺そうと執念を燃やす高畑瞬が自身の「引かれたら死」のカードを引かせ、「神罰連動」の神罰により死亡。
- 名前の由来は綾小路きみまろ。
- セイン・カミ
- 『弐』に登場。「ごみ箱学苑」の理事長を名乗る少年。外国人めいた風貌ながら流暢な日本語を話す。欠席者たちを「ごみ箱」へ集めゲームを主宰する。陽気な性格で見た目通りに子供染みている。「歌〜唱〜力〜!」という大声で叫び人を殺すこともできる。かみまろの描いた同人誌を所持している。
- 明石達が「影踏み」のレッスンを受けているときに、クラスハウスにて、自分も選別をしたいからという理由で、姉のアシッド・マナに体を滅多刺しにされ死亡した。
- 名前の由来はセイン・カミュ。
- アシッド・マナ
- セイン・カミの姉。『影踏み』のレッスンの最中、カミとの口論の末、カミを滅多刺しにして殺した。『空中ケンパ』の試練の主催者。一巻の最初のページにも名前だけだが登場している。
- マナの作ったゲームカセット「選ばれの子」に収録されている試練の中には『空中ケンパ』の他にも、『逆さかくれんぼ』『人生かるた』『ローリングたけうま』『USO神経衰弱』『正直おはじき』『ファッキンベーゴマ』『足軽デスレース』の7つの試練が収録されている。
- セイン・カミを殺害した際や、丑三を拘束した際には巨大な文房具のようなものを使用している。
- 名前の由来は芦田愛菜。
その他のキャラクター(ゲーム関係者)[編集]
- 育子(いくこ)
- 『第壱部』に登場。『うんどうかい』における実行委員長。フィギュアらしく、顔は何とも言えない表情で固定されており、関節部も人形然としている。亀甲縛りをしたり、チアガールの恰好をしたりしている。 : かみまろが過去に描いた同人誌に登場するキャラクターと、外見が酷似している。
- 「にの」
- 『弐』に登場。欠席者たちを迎えにきた二宮金次郎の像。薪の代わりに「決断」と書かれたごみ箱を背負っている。独自の意思を持って行動するのか、個体ごとに微妙に性格が違う。頭部から人を一瞬で黒い液体と化すビームや、記憶を消す波動を出したりできる。
その他の登場キャラクター[編集]
主要登場キャラクター(その他)[編集]
基本的には『第壱部』の内容を記述する。全て瞬達とは直接関わらない。
- 榎田 拓海(えのきだ たくみ) / タクミ
- 演 - 大森南朋
- 引きこもりの男。元は暴走族のリーダーを務め、放火と殺し以外なら何でもやった筋金入りの不良だったが、虚無的な現実の世界に絶望していたところに二次元の世界(の萌え)と出逢い、そのままオタクとしてのめり込んでいった。過去にかみまろと面識があり、彼が描いた同人誌を所持している。
- 引きこもりのため留年し年齢的には高校生ではなかったが、学校に籍があったため、学校を欠席したことでゲームを逃れる。
- 上記のように萌えに傾倒しており、食べ物を食べたりネットを見たりしていた。自分の母親をぞんざいに扱っているが、『弐』の描写を見るかぎり彼なりに母を大事にしているようである。
- 立方体のゲームが全て終了した後、殺人ゲームの報道でかみまろが黒幕であることを知った後、かみまろの同人誌が殺人ゲームに由来している事実に気づき、独自に事件の真相を突き止めようと奔走する。
- 奥平と共にかみまろの自宅アパートを訪れ、捜索中にアシッド・マナと遭遇。直後にアパートの爆発に巻き込まれる。その後、火傷で重症の奥平を連れ、明石純一郎を含む生き延びていた者と合流。共に生きるため協力することとなる。
- 『弐』では「にの」に訪問される。しかし、家族を理由に言い逃れゲームには参加せず、記憶を消された[注 6]。
- 実写映画版では殺人ゲームについて知った後、終盤になって「世界を救いに行く」と母親に告げて外へ出て行く。
- 奥平 忠勝(おくひら ただかつ)
- 東等大学人間環境学部教授で報道番組のコメンテーターである男。瞬はテレビで彼を見ている。
- 相当な金持ちで、殺人ゲームが起きたことを契機に立ち除きを強要する嫌がらせを受けていた。過去に姉夫婦が死に身寄りを無くした甥のマサル(かみまろ)を引き取り、その境遇をテーマにした曲を出したことがある。
- 殺人ゲームが「謎の高校生大量殺傷事件」として社会を震撼させ、生還者が一部で「神の子」として崇められる状況を分析する。出演を重ねるごとに「神の子」の盲信に乗る方向に転じ、過激な言動を見せ、それが原因でプロデューサーから見限られ、アナウンサーから、悪口を言われ干されることになった。タクミからかみまろの同人誌を見せられ、彼と共に事件の真相を追う。
- タクミと共にかみまろの自宅アパートを訪れ、捜索中にアシッド・マナと遭遇。直後にアパートの爆発に巻き込まれる。なんとか死なずにはすんだが、火傷を負い重症。鳳の父に手当てされる。
- 『弐』では第1話に登場し、自身の名前を書いた旗を掲げて商売をしており明石と対面をして明石に何かを売ろうとしていた。
『第壱部』に登場[編集]
基本的には『第壱部』の内容を記述する。
- 瞬の母(仮称)
- 瞬の母親である女性。瞬の父である夫を早くに亡くし、女手一つで瞬を育てた。殺人ゲームから生還した瞬を失いたくない一心で「うんどうかい」の参加に反対するが、葛藤の末に彼の強い意志を認め、「神の子」ではなく「息子」として帰ってくることを約束した。
- クリスの母(仮称)
- クリスの母親である女性。肥満体。ゲームに参加させられているクリスを心配していた。「弐」では明石純一郎率いるトラックに乗っていた。
- 先生(仮称)
- 都立みそら高校の教師である男性。眼鏡をかけている。瞬のクラスで授業をしている時に彼の顔と喋っている事がおかしくなり、その後に彼の頭が破裂した(死亡)。実は彼の頭あたりからだるまが登場していた。
- タクミの母(仮称)
- タクミの母親である女性。タクミの言いなりになっている。
- 内藤(ないとう)
- 「まねきねこ」をクリアした瞬達の事情聴取を担当した警察関係者。
- 瞬達を一連の高校生大量死事件の犯人呼ばわりして部下に窘められるなどかなり態度が悪い。
- 「こけし」スタート後、胴体を切断され惨殺されているのを瞬と平井翔子に発見された。
- 『第壱部』二巻の巻末おまけ漫画にて、瞬達のいる病室に入る前のこけしの「だいごろう」「しょうこ」に殺害されていた事が判明する(つまりしょうこ=平井翔子が殺害に関与した事になるが、翔子が内藤を殺害した事を覚えていたかどうかは不明)。
- 天谷武の実母・天谷武の義父(仮称)
- 天谷武の実母である女性と天谷武の義父である男性。どちらも武の回想でのみ登場し現在では故人である。
- 実母は武に対して育児放棄、義父は武に身体的虐待を行っていた。実母が「産まなきゃよかった」と吐き捨てたことをきっかけに、両者とも武に殺される。
『弐』に登場[編集]
- 小森 靖子(こもり やすこ)
- 明石靖人の母で、直感系フリージャーナリスト。明石が幼い頃に、当時の夫で明石の父である明石純一郎と離婚し、彼らと離別していた[注 7]。
- 同郷であり先輩である奥平の協力者となり彼にかみまろに関する情報を提供する。彼と話す時は津軽弁で喋る。
- 「空中ケンパ」が始まる直前あたりにナツメグとやえを発見し、一時彼女達を自宅に招き入れ情報を聞き出していた。その後化け物が徘徊する日本で明石純一郎率いるトラックの運転をしていた。
- 『第壱部』では名前のみ登場し、『弐』において唯一ゲームを逃れた「欠席者」であるタクミの元へ取材に来ていた事、容姿とフルネーム、そして明石の母である事が判明した。
- 明石純一郎(あかし じゅんいちろう)
- 明石靖人の父。警視庁テロ対策本部に在籍する警察官で、階級は警部。息子の靖人を溺愛しており、かなり過保護。その一方で、仕事とプライベートとの切り替えは非常に速く、警視庁でも「スイッチの明石」として有名。 その後マナの放った化け物により神の子、カミーズJr以外の人間も襲われるようになった日本で、たまたま会ったもの同士力を合わせて生きようと、トラックに乗って現れ化け物に追われていたタクミと奥平を救った。
- 六手 進一(ろくて しんいち)
- 丑三の初めての友達である少年(故人)。高校一年生の冬に転校し、いじめられっ子であった丑三と出会い友達になる。
- 丑三とは色々な事をやっていた。しかし、実は不治の病に侵されており、途中で鼻血を出すなどの現象が起き、半年後に丑三を残して逝ってしまった。
- 田沼(たぬま)
- 東京都播磨生高等学校の教師。眼鏡を掛けた肥満体型の中年男性。
- スカートが短い女子生徒に対し指導していたが「田沼セン」と呼ばれからかわれるなど舐められていた。
- 彼の頭部から「だるま」が出現し(死亡)、青山・明石のクラス3-Cでの「だるま」がスタートした。
- 澤登(さわのぼり)
- 明石が「にの」に乗って「ごみ箱学苑」へ向かうのを目撃した中年女性二人の内一人。
- 「にの」によって口封じの為にもう一人と共に血溜りにされ殺害された。
- はしもっちゃん
- じんぐうじ
- 「まねきねこ」をクリアした青山と三国に「縄跳び」を仕掛けていたこけし二体。「きゅうしょく」時の生中継でゲームの様子が映されていた。
試練[編集]
世界中の15歳 - 18歳の子供たちが巻き込まれた理不尽な死のゲーム。ゲームの特徴としては『場を問わず何の前触れもなく始まる』ことと『クリア条件のみが提示される』こと、『ゲーム会場となった場所は脱出不可能な閉鎖空間と化す』の3つが挙げられる。さらに、表向きのルールに加えて多くのゲームに裏ルールと言えるものが存在する。また、ゲームのモチーフとなる物の名前がしりとりで繋がっているが、これはかみまろがタクミに売った同人誌に由来しており、「だるま」 - 「うん」と「うんどうかい」のゲーム内容に対応した同人誌がそれぞれ存在する。行われるゲームは国ごとに違っており[注 8]、ここでは日本で行われたゲーム・日本人のゲーム参加者が参加したゲームについて記述する。
出席者の試練[編集]
基本的には『第壱部』の内容を記述する。
- 第1ゲーム「だるま」
- 終了条件:おしたならおわり
- ゲーム内容:だるまさんがころんだ
- 『第壱部』で最初に登場したゲーム。各クラス単位で行われるゲーム。胴に「勇気」と書かれた謎のダルマと「だるまさんがころんだ」で勝負する。このだるまは、教師の頭部から突如出現した。ルールは通常の「だるまさんがころんだ」と同じだが、動いて負けとみなされた者はビームで身体を吹き飛ばされ排除される(光線が視認できないので、一瞬で身体の一部が吹き飛んだかのように描かれている)。本体の後ろにはタイマーとボタンがついており、タイマーが0になる前にボタンを押して停止させた者が勝者となる。なお『弐』を見れば分かるがボタンは直接押す必要は無く、青山はサッカーボールをボタンに命中させている。裏ルールは「押した人間以外は死亡」。生存者がいないという可能性も存在するが、瞬の学校は全学年・全クラスで成功者が出ていた。独自の意思を持つのかは不明だが、話し方は関西訛りである。変則的な「だるまさんが転んだ」のテンポにも臆さず踏み出すことができる「勇気」を必要とする。
- 次に参加させられるゲームは「まねきねこ」。
- 『弐』でも最初に登場したゲームであり、『弐』で行われた出席者だけのゲームの中では珍しく詳しく描かれたゲームでもある。『弐』の場合は殺害される時は体部分を貫かれて殺害される。
- 実写映画版
- 実写映画版では原作のルールに加え殺されたゲーム参加者から赤いビー玉が複数出るようになっており、ゲーム参加者が死亡すれば死亡するほど地面に多くのビー玉が転がることになるため微妙だが難易度が上がる(実際にビー玉を踏んで体勢を崩し、死亡する参加者もいた)。
- また、だるまが原作と比較して喜怒哀楽などが顕著である。
- 第2ゲーム「まねきねこ」
- 終了条件:ネコに鈴つけたならおわり
- ゲーム内容:バスケットボール
- 「だるま」の次に参加させられるゲームで各クラス毎の「だるま」の生還者全員がチームとなって参加するゲーム。「変化」と書かれた小判を抱えた巨大な招き猫を相手としたバスケットボール。学校の体育館の天井を破壊して現れたが、どこから落下してきたのかは不明。タイマーの付いたボール状の鈴を、制限時間10分以内に首輪にあるバスケットボールのゴールに入れることでクリアとなる。最初は招き猫のポーズを崩さず黙って動き、生還者たちを前足で踏み潰していったが、ボールを入れられそうになってからは小判を投げ飛ばすなど、本物の猫のごとく機敏に動き出した。ボールが入りそうになると容赦なくキャッチし、入れようとした者は容赦なく殺すため、何らかの方法で動きを止めない限りボールを入れることはできない。また、ゲーム参加者には全身タイツ状の「ネズミ着」が支給され、これを着た者は優先的にネコから狙われるが、着た者だけがネコの言葉を聞くことができ、クリアのための重要なヒントを得られる。一度ボールを入れようとしない限り喋らないため、ほぼ1人犠牲にしなければいけない。なお、ネコもダルマ同様話し方は関西訛りである。ネズミ着によって発生する「変化」に気づかなければ突破は不可能。
- 次に参加させられるゲームは「こけし」。
- 『弐』では少しだけ描写されており、青山はネズミ着を着ていた。巨大な招き猫も登場し、明石の前に巨大な招き猫が学校を突き破る形で登場している。
- 実写映画版
- 原作漫画と異なり、体育館の床から巨大なハッチが開いて出現する。生存者の殺し方は捕食だが胃があるのかは不明。招き猫の首はスプリング状で伸縮できこれを捕食に使用している。原作にもあった誰がシュートをするかでもみあいになる展開は実写映画版でも描かれたが実写映画版ではそのことで明確に絶好の機会を逃す展開を見せた。実写映画版では鈴をゴールに入れた時にゴールの部分を中心に電気らしきものが発生する。
- 第3ゲーム「こけし」
- 終了条件:カギで扉開けたならおわり
- ゲーム内容:かごめかごめ、縄跳び
- 「まねきねこ」の次に参加させられるゲームで全国108の地区毎に行われるゲーム。端的に言えば脱出ゲーム。廊下の天井に出現した「連帯」と書かれた巨大な扉を開けるためのカギを探す。このゲームのみ、ゲームマスターである物ではなく扉に文字が描かれている。7人揃わないとクリアできないというルール上、生存者同士の「連帯」が必須となる。8人以上の生存者が会ってしまった場合は必然的に席の奪い合いになるが、幸い瞬はそういう事態を回避できた。この中ではこけしがゲームマスターを務めるいくつかのミニゲームが展開され、失敗した者は死が課せられる。ゲームに参加していない部外者は容赦なく殺される。7人8組の56名が突破した。
- 次に参加させられるゲームは「しょうべんこぞう」。
- 『弐』では「縄跳び」が少しだけ描写された。
- えんがちょ
- 舞台となる病院内を徘徊する強面のこけし「えんがちょ」を回避する。単独行動をとっている生存者は襲われて腕から延びる糸で全身を巻かれてこけしに変えられてしまうが、複数で行動している場合には手を繋いでいれば「えんがちょ」から逃れることができる。なお、この「えんがちょ」はやたら陰湿な性格をしている。こけしにされた生存者は「えんがちょ」の支配下に置かれやや子供っぽい性格となり、他の生存者にゲームを仕掛けるようになる。なお、こけしは宙に浮いたり、妙に長い腕をはやしたりすることができ扉の開け閉めや物を持つことが可能である。こけしになった人間は自身が仕掛けたゲームに敗れれば元に戻ることができる。
- かごめかごめ
- 複数のこけしから遊びに誘われ、受けると発生するゲーム。なお、遊びを受けるような意志を示さない場合、「ノリが悪い」と殺される。「後ろの正面誰?」の言葉に対して、外すもしくは時間内で当てられなければ敗北となり殺される。タイマーがないため時間切れと言い終わらないうちに答えれば成功となり、運だけではなく駆け引きや戦略で突破することができる。当てられた人間が当てる側に回る、という本来のルールの性質のためか、敗北者として人間に戻れるのは当てられたこけしのみ。
- 縄跳び
- 2体のこけしによって行われるゲーム。縄は極めて鋭利で、引っかかると即座に切断される。こけしに接触した際の人数で100回飛べば鍵を入手することができるが、1人で参加した場合や途中で死者が出て人数が不足した時はカウントされない。実は、ルールを強制する能力を持ち合わせていないため、問答無用でこけしを殺してしまえば鍵を入手することができる(あくまで天谷のようなこけしを殺せるほどの能力があればだが)。
- 『弐』では欠席者でも見られるテレビに生放送という形で青山達が縄を飛んでいる光景が映された。実写映画では登場しない。
- 実写映画版
- 脱出ゲームという点は原作と同じで原作での「かごめかごめ」と「えんがちょ」も登場する。原作では病院で展開する(瞬達の場合)ゲームだが実写映画版では巨大立方体の中で展開する。「かごめかごめ」はこけしの数が4体となっており、原作のように人間が変異しているわけではなく攻略するとうち1体がこけし型の脱出用の鍵へ変化し、残り3体は消滅する。また、原作と違い「ノリが悪い」意味で殺されたゲーム参加者はいなかった(殺される一歩手前の展開はあった)。こけしの失敗したゲーム参加者の殺し方は、こけしの赤く光る眼光のレーザーを脳天に受けると肉体の主導権をこけしに奪われ、「何度も土下座のように頭を床に叩きつけられて即死する」、「人間の可動範囲を超えるほど開脚されて股を裂かれる」など童心のようなノリで行われるサディスティックなものである。また、出口となる扉は普通の扉の配置にある。
- 次に参加させられるゲームは「しろくま」。
- 第4ゲーム「しょうべんこぞう」
- 終了条件:ひいて全滅せしめたらおわり
- ゲーム内容:綱引き
- 「こけし」の次に参加させられるゲームで全地区の巨大立方体の内部で行われたゲーム。ゲームマスターの小便小僧は「Oh Yes」をはじめとした英語交じりの喋り方をする。「こけし」をクリアした7人1組のグループ8つが4対4に分かれて、胸に「忍耐」と書かれた小便小僧の股間から伸びたロープで綱引きを行う。まず、各グループは用意された8軒の建物の中に1組ずつ入り生活を共にする。食糧などもあり、少なくとも生活するのに何の苦もない。なお、この食料は様々な味のボールで、「ばかうま」と評されるほどだが正体不明。不定期に小便小僧から両チーム1組ずつに招集がかかり、それらのグループが綱引きを行う。不定期なため、思うように休息をとることができず、必然的に「忍耐」を必要とする持久戦・消耗戦となる。招集時以外の外出は不可だが、他チームの競技観戦はできる。ロープの両端は小便小僧の股間に接続されており、相手チームの小便小僧を中央にある「立入禁止(KEEP OUT)」の線を越えて引き寄せれば勝利。敗北したチームのメンバーは全員小便小僧にトゲを撃ちこまれて殺される。また、綱引きの最中に「立入禁止」の線を越えた参加者も、小便小僧に撃たれる。この流れをチームが全滅するまで繰り返す。1対1になった時点で終了した。
- 次に参加させられるイベントは「うらしまたろう」。
- 第5ゲーム「うらしまたろう」
- 終了条件:○を引いたら終わり
- ゲーム内容:くじ引き
- 「しょうべんこぞう」の次に参加させられるイベント。突如綱引きのフィールドから現れた海亀が小便小僧たちに苛められ、それを助けにやってきた浦島太郎のからくり人形によって竜宮城に招かれる。浦島太郎はかなり馴れ馴れしい性格。最初の一連のゲームの中で、このゲームのみ二字熟語が存在しない。それまでのゲームによる疲弊をねぎらうための宴会を行う。その後行われたゲームはくじ引き。様々な能力を駆使して生き残った者の「運」を試す。ルールは至極単純で、〇を引けば生き残り、×を引けば浦島太郎にビームを撃たれ死亡する。成功率はおよそ半分のようで、瞬たちのグループでは4人が死亡し、5人が生存した。
- クリアした者は立方体から脱出することができる。また、クリアした者は「神の子」と崇められる。
- 次に参加させられるゲームは「うんどうかい」・『弐』の「空中ケンパ」のどちらかである。
- 『弐』では、「くじ引き」が東浜佑の回想で少しだけ登場した。
- 第6ゲーム「うんどうかい」
- 終了条件:描かれていないため不明
- ゲーム内容:運動会
- 「うらしまたろう」の次に参加させられるゲームの一つ。神小路直接観覧のもと、全108個の箱の生還者311名の全員が参加する競技。生存者全員がそれぞれの立方体の元へ招集されるが、参加を拒否した人物は「お仕置き」と書かれただるまによって殺害される。311名中参加者は195人、欠席者は116人(『弐』で判明するが欠席者のうち100名はアシッド・マナによって選別されて参加できなかった者達であり、明確な意思を以って欠席したのは実質16名)。参加者たちは立方体(サイコロ)が転がって出た目に応じて1 - 6年に分けられる。そして各学年をチームとして、最後の1学年になるまで競技を続ける。
- 実行委員長は育子が、実行委員はくるみ割り人形が務める。
- 「ぜつぼうたおし」の時に瞬と天谷がかみまろに攻撃を仕掛けて返り討ちにされ、瞬と天谷が会場の外に捨てられたため、『第壱部』では「うんどうかい」の終了まで描かれなかった。
- 『弐』では「ぜつぼうたおし」が少しだけ描写されている。また、最終的にアシッド・マナによって「うんどうかい」は滅茶苦茶になった。次に参加させられるゲームは「地獄変」。
- どきょうそう
- 走者は育子が出題した○×問題を解き、○のゴールと×のゴールのいずれかに向かって走る。背後からはくるみ割り人形が追いかけてきて、追いつかれた者は捕食される。誤答側に入った走者はゴールテープで切断され死亡し、最下位の走者もくるみ割り人形に捕食される。
- ぜつぼうたおし
- 『第壱部』で最後に描かれたゲーム。学年対抗競技。サイコロで選ばれた2つの学年が棒倒しで勝負する。基本的なルールは通常の棒倒しと同様だが、暴力含めて何をしても許される。制限時間2分以内に相手学年の棒を倒せば勝利。しかし、棒は倒れると爆発し倒した者は確実に死ぬため、誰かが犠牲にならなければならない。敗北した学年の選手は爆死、または実行委員に処理され全滅する。制限時間内に決着がつかなかった場合は、両学年の棒が爆発し両学年共に全滅となる。
- 『弐』では瞬と天谷がかみまろに攻撃を仕掛けて返り討ちにされ、会場の外に捨てられる描写がある。かみまろへの攻撃に関してはテレビでは「神殺し」と称されていた。
欠席者の試練[編集]
『弐』に登場。
「ごみ箱学苑」編[編集]
- 学校を欠席して「試練」から逃れた生徒たちを109番目の立方体に集めて行われたゲーム。「カミーズJr.」を選抜するための「試験」(オーディション)と称される。
- 一次試験「まめまき」
- 終了条件:鬼をすべて倒したらおわり
- ゲーム内容:豆まき
- 欠席者が「にのみやきんじろうそんとく」の像に集められたごみ箱学苑で課せられた最初の試練。「くすだま」の中から出現した鬼たちに「豆」と書かれたカプセルに入っている豆を当てて倒す。鬼たちにはそれぞれ個性や違った能力があり、鬼に捕まった者はその能力で死亡する(光を発して視力を奪う鬼も存在し、その鬼だけは直接殺害はしない)。なお、カプセルの中には「豆腐(腐の字が見えにくく書いてある)」や「一口ハム(縦書きで豆に見えるように書いてある)」などの偽物も存在し、それらは鬼に効果はない。豆を腕などの四肢に当てても鬼を倒すことは出来ない(破壊できるがその部分のみ)ので、頭部などの急所に当てなければならない。一方で豆は原形を留めずに粉末状にしても鬼への効果は残留している。
- 次に参加させられるゲームは「くりすますぷれぜんと」。
- 鬼
-
- あったか〜い
- 赤い鬼で、能力は「触れたものを燃やす」。チャラ男風な言動が特徴。頭部は3秒間だけ外すことができる。明石と丑三の連携によって4番目に倒される。
- つめた〜い
- 青い鬼で、能力は「触れたものを凍らせる」。しゃくれたアゴと飛び出た目玉、野武士風の話し方が特徴。丑三によって動きを封じられ、2番目に倒される。
- まばゆ〜い
- 桃色の鬼で、能力は「体の前面から強烈な光を発する」。大柄でパンチパーマかつ大仏のような姿勢で、言動も僧侶風。この鬼はあくまで他の鬼のサポート役で殺しはしない。サラミが囮となり、その隙をつく作戦によって3番目に倒される。
- くさ〜い
- 黄色の小柄な鬼で、能力は「強烈な屁をかます」。この屁は直に吸うと窒息死してしまうほどの悪臭。ネットスラングの影響を受けた言動(例「○○笑」)をする。明石によって最初に倒される。
- ちいさ〜い
- 白色で蜂のような外見や大きさ、動きをする鬼。能力は「人間を発達したアゴで食い破り貫通する」。ただし骨を砕く力はない為、基本的に首や腹などの柔らかい所から食い破る。明石の立てた「真・きなこ作戦」の下、原によって最後に倒される。実はセイン・カミがPSP(のようなもの)で動かしていた。
- 二次試験「くりすますぷれぜんと」
- 終了条件:すなとりは1チーム棒を倒したらおわり。あやとりはほうきを完成させたならおわり。いすとりは不明。
- ゲーム内容:椅子取りゲーム、山崩し、あやとり
- 「まめまき」をクリアした98人が「きゅうしょく」の後で外からやってきた阿修羅のように3つの顔を持つ「三択ロース」のプレゼントの中身である「いすとり」「すなとり」「あやとり」の中から先着順で好きなゲームを選択する。各ゲームごとに最大参加人数と最大で生き残ることのできる人数が変わる。各ゲームは三猿が担当。命令に従わない場合は手刀によって体を真っ二つにされ死亡する。三猿は常に気が立っている状態で、横暴な言動をする(ただし「言わ猿」は口を塞いでいるため言葉を発しない)。
- なお、このゲーム終了時点で「出席者」である瞬たち第1の箱のグループは「うらしまたろう」をクリアし、立方体を脱出したことが後に判明した。
- 次に参加させられるゲームは「といれのはなこ」。
- 「すなとり」
- 明石が選んだ試練。3-Bで行われ、「見猿(みざる)」が進行を務める。4つの山で同時進行で行う山崩し。「東山」「西山」「南山」「北山」各8人が参加。参加者が椅子に座ると腰を拘束される。1回につきチームの中で立候補した代表者のみが椅子から立ち上がることができ挑戦することができる。ただし、チャレンジが始まると小さい見猿によって視界を隠されるため必然的に仲間の誘導が必要となる。時間内に砂を取ることができれば終了となるが、チャレンジ後に各チームが取った砂の量が発表され、取った砂が99g以下であった場合、その挑戦者は小さい見ざるによって頭部を潰され死亡する。そのため、「100g以上かつ出来る限り100gに近い量の砂を取る」事が求められる。ただし必ずしも砂を取る必要は無く、0gで次の挑戦者に繋げる事も可能(その挑戦者は死亡するが、残り僅かな砂を無理に取りにいって旗を倒してしまう、仮に取れたとしても次で確実に旗を倒してしまう=結果全滅を防ぐ為 実際樽菱が親友を救うためこの方法を使った)。なお、黒板には「白イカはぺっしゃんこ」とのみ書かれており、それも前述のルールの1つとして書かれていた(百 - 一=白(99)と捉えると、「99以下はぺっしゃんこ」と読むことができる)。棒を倒してしまった1チーム全員が死亡。残る3チーム(最大24人)がクリアとなる。棒を倒す前にチーム全員が99g以下で全滅というケースも考えられるが、その場合どうなるかは不明。なお、1チーム棒を倒してしまってもその時点で終了とはならず、そのターンだけは全チーム砂を取るまで続行する。また、「見猿」によれば「見えざるものは咎めざる」との事で、実は密かな不正で勝利したことが露呈してもペナルティもない。最終的に、明石のいる「南山」が8人全員、丑三のいる「北山」が4人、計12人生き残った。なお、「東山」「西山」は全員死亡(最初に棒を倒したのは「東山」だが、そのターンで「西山」の挑戦者がミスを犯し棒を倒してしまったため「西山」で生き残っていた2人共々死亡)。
- 「いすとり」
- 詳しくは描かれていないが、音楽室を会場とし、「聞か猿」が進行を務めて、小さい聞か猿によって音が聞こえない状態での椅子取りゲームとされている。参加36人のうち最大18人がクリアとなる。このゲームのみチーム戦ではなく個人戦のようである。黒板には「椅子とらざるもの生きるべからず」と書いてある。結果、紫村、愛甲、福満、ミツバ、萌美、光圀を含む18人が生き残った。
- 「あやとり」
- 詳しくは描かれていないが、体育館を会場とし、「言わ猿」が進行を務めて、10人一組の3チームに分かれて小さい言わ猿によって会話ができない状態での人間あやとりを行っているとされる。お題は「ほうき」。参加30人のうち最大10人がクリアとなる。結果、原と柘植、やえを含む10人が生き残った。
- 三次試験「といれのはなこ」
- 終了条件:16日経過したらおわり
- ゲーム内容:陣取り、リバーシ、お化け退治
- 「くりすますぷれぜんと」をクリアした者が、花子さんの説明により、学苑内で出没する「七×七不思議」の計49個の不思議を1つずつ解決していく。花子さんもだるまやまねきねこ同様、話し方は関西訛りである。いすとり、すなとり、あやとりのグループに別れて、それぞれ別のカラオケBOX風の建物に移動する。建物内ではまずチームごとに異なる制服に着替え、普段は個室で過ごす。22時近くになったら、49のマスの中から取りたいマスの番号を選び、番号に応じた不思議の詳細を知る(解決の難易度は左下の凶と描かれた『お札』の数によって示される)。その後、3人のメンバーで不思議の解決に向かう。この際リーダーが一人強制的に選ばれる。参加者は七つ道具(効果は道具により異なる)の中から一人1つを選ぶことができ、不思議に対して使うことができる。この道具は1度使用すると効果がなくなり(翌日に補充される)、不思議の解決以外(他チームへの攻撃など)の目的で使用すると失格・即死となる。なお、不思議を解決すべくBOXを出た者は、それを解決するか翌朝5時になるまで帰還不可能である。不思議の原因に捕まった者はそれにより死亡する。不思議の原因を倒すことができればクリアとなり、そのチームがマスを取得できる(4日目までは解決したチームに関係なく、選んだチームが取得する。5日目以降は解決したチームが取得する)。
- また、オセロゲームのように、マスを挟めばその間にあるマスは全て挟んだチームのものになる。なお、タイムリミットである5時までに不思議を解決できなかった場合「マスとり失敗」となり、選択していたマスは選択できない「死マス」となる。最終的に16日経過してマスの数が一番多いチームが勝利となる。もし同点引き分けとなった場合は、残る1マスを残った全員でセイン・カミ相手に挑むことになる。
- 次に参加させられるゲームは「こぶし」。
- 七つ道具
-
- 日本刀
- 不思議の原因を斬り裂く。不思議を倒した時点で刀身が消滅する。丑三や愛甲がよく使用する。
- 拳銃
- 不思議の原因を撃ち抜く。退治成功・失敗に関わらず弾は一発のみ。
- ハンマー
- 不思議の原因を叩き潰す。鈍重ではあるが、一撃の威力は抜群。
- ろうそく
- 火を灯す芯の部分が、不思議の原因のいる方向を指すコンパスのようなもの。
- お札
- 不思議の原因に貼ることで動きを7分間停止させる。ただし不思議の難易度の高さによって効果に差がある(難易度10の「艮」はわずかながら動くことができた)。
- マント
- マントを羽織ってボタンを押すと透明になれる。使用制限は7分。
- 手榴弾
- 不思議の原因を爆撃する。広範囲を巻き込むため、扱いが難しい。
- 各不思議は以下の通り。実在する曲名・アーティストをもじったタイトルが多い[注 9]。
実在する曲名・アーティストをもじったタイトルが多い[注 9]。
番号 | 対戦者 | 出没する敵 | 選択したチーム | 退治した | 選択した日 | 難易度 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
チーム | 人間 | ||||||
01番 | 乾(いぬい)(北西[注 9]) | 凶神[注 9] | いすとりBOX | 紫村 | 15日目 | 恐らく10 | |
02番 | 人喰いねェ! (スシ食いねェ!) |
頭だけの巨大な妖怪 | あやとりBOX | 不明[注 10] | 4日目 | 不明 | |
03番 | 港の妖狐イカスカ・コロスカ (港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ) |
チンピラ風の男 | あやとりBOX | 原 | 16日目 | 不明 | |
04番 | LOVE ME TENGU(ラブミーテングー) (LOVE ME TENDER(ラブミーテンダー)) |
巨大な天狗の顔 | 不明 | 13日目 | 不明 | ||
05番 | ぼうやはとまらない (どうにもとまらない) |
飛び出し坊や | すなとりBOX | 凛平 明石 |
4日目 | 5 | |
06番 | 鏡内(ミラーイン)予想図 (未来予想図) |
鏡の中の幽霊 | 不明 | 14日目 | 不明 | ||
07番 | 艮(うしとら)(東北[注 9]) | 凶神[注 9] | すなとりBOX | 明石 | 3日目 | 10 | |
08番 | レディー蛾蛾 (レディー・ガガ) |
人面蛾 | すなとりBOX | 丑三 | 15日目 | 不明 | |
09番 | ろくろくショッキング (ウキウキWATCHING) |
ろくろ首 | あやとりBOX | 原[2] | 11日目 | 不明 | |
10番 | あ痛くてあ痛くて (会いたくて会いたくて) |
電気を発する球状の怪物 | すなとりBOX | 退治失敗 | 16日目 | 5 | |
11番 | 残酷な男子の包帯(ガーゼ) (残酷な天使のテーゼ) |
ファラオマスクを被ったミイラ | あやとりBOX | すなとりBOX | 丑三 | 2日目 | 不明 |
12番 | 不明 | 不明 | あやとりBOX | 不明 | 12日目 | 不明 | |
13番 | 不明 | 不明 | いすとりBOX | 不明 | 10日目 | 不明 | |
14番 | 天井(うえ)を向いて歩こう (上を向いて歩こう) |
巨大な目 | あやとりBOX | 不明 | 14日目 | 不明 | |
15番 | 青春ハミーゴ (青春アミーゴ) |
不明 | いすとりBOX | 愛甲 | 1日目 | 不明 | |
16番 | 竹馬んラプソディ (ボヘミアン・ラプソディ) |
竹馬に乗った老婆 | すなとりBOX | 不明 | 9日目 | 不明 | |
17番 | ホッピングゲット (フライングゲット) |
ホッピングに乗った男 | いすとりBOX | すなとりBOX | 明石 | 9日目 | 不明 |
18番 | また君にチョキしてる (また君に恋してる) |
ハサミを持った男 | いすとりBOX | 不明 | 8日目 | 不明 | |
19番 | GOGO70-88(70のババア) (GO!GO!7188) |
高速で走る老婆 | あやとりBOX | 原 | 9日目 | 不明 | |
20番 | 骨釈迦骨(ボーンシャカボーン) (ミツバチ) |
巨大な骸骨 | すなとりBOX | 丑三 | 10日目 | 不明 | |
21番 | 不明 | 不明 | あやとりBOX | 不明 | 10日目 | 不明 | |
22番 | テケテケEVERY☆騎士(ナイト) (アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士) |
テケテケ(のようなお化け) | すなとりBOX | ナツメグ | 1日目 | 1 | |
23番 | 紫々しくて (女々しくて) |
紫ばばあ | すなとりBOX | 丑三 | 2日目 | 2 | |
24番 | スリダー (スリラー) |
ひったくり風の男 | すなとりBOX | 明石 | 13日目 | 不明 | |
25番 | 不明 | 不明 | 不明 | あやとりBOX | 不明 | 5日目 | 不明 |
26番 | 踊るヘンテコリン (踊るポンポコリン) |
木偶人形 | いすとりBOX | 不明 | 7日目 | 不明 | |
27番 | キョンシービンビン物語 (教師びんびん物語) |
キョンシー | あやとりBOX | 不明 | 7日目 | 不明 | |
28番 | もしもピアノをきいたなら (もしもピアノが弾けたなら) |
自動的に鳴るピアノ | いすとりBOX | 退治失敗 | 14日目 | 不明 | |
29番 | ロープ上々↑↑ (気分上々↑↑) |
ロープウィンチのお化け | いすとりBOX | 愛甲[3] | 2日目 | 不明 | |
30番 | A.M.4:44 (AM11:00) |
不明 | すなとりBOX | 不明 | 11日目 | 不明 | |
31番 | うばいます (うらみ・ます) |
催眠術を使う蛇女 | いすとりBOX | 紫村 | 12日目 | 不明 | |
32番 | マルマルノミノミ (マル・マル・モリ・モリ!) |
人食い花 | すなとりBOX | あやとりBOX | 原 | 6日目 | 不明 |
33番 | ムンクスパイダー (ピンクスパイダー) |
クモ男 | いすとりBOX | あやとりBOX | 柘植[4] | 11日目 | 不明 |
34番 | 人体芸術(ヒュームアート) (不明) |
芸術家気取りの人体模型 | あやとりBOX | すなとりBOX | 明石 ナツメグ |
1日目 | 不明 |
35番 | チューチュードレイン (Choo Choo TRAIN) |
巨大な蚊 | いすとりBOX | 不明 | 13日目 | 不明 | |
36番 | 人面歌 (純恋歌) |
人面犬 | いすとりBOX | 愛甲 | 4日目 | 不明 | |
37番 | バッハハッハ夏だぜ! (おっととっと夏だぜ!) |
バッハ風の顔の男 | あやとりBOX | 不明 | 15日目 | 不明 | |
38番 | 不明 | 不明 | すなとりBOX | 不明 | 6日目 | 不明 | |
39番 | Hey Bar YO!(ヘイバーヨウ) (Hey! Say! JUMP) |
多数の兵馬俑 | すなとりBOX | 不明 | 7日目 | 不明 | |
40番 | 猫背寝取りの念次郎 (箱根八里の半次郎) |
強姦魔のオヤジ | あやとりBOX | 原 | 16日目 | 不明 | |
41番 | 不明 | 不明 | 不明 | いすとりBOX | 不明 | 5日目 | 不明 |
42番 | 魂のルフランケン (魂のルフラン) |
顔に傷のあるサイボーグ | あやとりBOX | 原 | 6日目 | 不明 | |
43番 | 坤(ひつじさる)(西南[注 9]) | 凶神[注 9] | いすとりBOX | 退治失敗 | 3日目 | 恐らく10 | |
44番 | 雷神サン (Rising Sun) |
マイクを持った大男 | 不明 | すなとりBOX | 明石 | 5日目 | 不明 |
45番 | 運命の人 (運命の人) |
巨大な「運命」の人の首 | あやとりBOX | すなとりBOX | 明石 | 3日目 | 不明 |
46番 | 亜力伯(アルプス)越え (天城越え) |
馬に乗った人形 | あやとりBOX | すなとりBOX | 明石 | 8日目 | 不明 |
47番 | バクバクハートの子守唄 (ギザギザハートの子守唄) |
時限爆弾型の怪物 | 不明 | すなとりBOX | 明石 | 12日目 | 不明 |
48番 | ひじとかかかととか傘々 (肘とか踵とかカサカサ) |
からかさおばけ | すなとりBOX | スージー | 8日目 | 不明 | |
49番 | 不明[注 9] | 不明[注 9] | 選択せず | 不明 |
- 最終試験「こぶし」
- 終了条件:カミに勝ったならおわり
- ゲーム内容:ジャンケン
- 「といれのはなこ」をクリアした者が、セイン・カミの予想以上だったため、当初の予定を変更して行われた試練。生き残った生徒全員がカミ・ブリック(カミに容姿が似たベアブリック風の機械人形)の立会いのもと、呼ばれた順番にセイン・カミとジャンケンで勝負する。勝った者は天にある合格室へいざなわれるが、負けた者はカミ・ブリックの打つビームにより血だまりと化して死亡する。手を出さなかったり、意味不明なものを出した場合も負けとみなされ死亡する。
- 次に参加させられるイベントは「帰宅」。
順番 | 対戦者 | 対戦者の勝敗 | 所属していたチーム名 | |
01番 | 土呂井 アキラ | パー(あいこ) | チョキ(負け) | すなとり |
02番 | 福満 重里 | グー(勝ち) | いすとり | |
03番 | 南方 沙奈 | チョキ(負け) | いすとり | |
04番 | 田中 正吉 | ちゃんと出さなかった(負け) | あやとり | |
05番 | 原 海 | チョキ(負け) | あやとり | |
06番 | 蓬莱 やえ | パー(勝ち) | あやとり | |
07番 | 藤浪 波留 | パー(負け) | あやとり | |
08番 | 末成 浩樹 | チョキ(負け) | すなとり | |
09番 | 韮崎 鐘 | 不明(負け) | いすとり | |
10番 | 小浜来々留 | パー(負け) | すなとり | |
11番 | 星川 芽衣 | グー(勝ち) | すなとり | |
12番 | 茗荷 勇人 | チョキ(負け) | あやとり | |
13番 | 巴 光圀 | グー(勝ち) | いすとり | |
14番 | 西野・スーザン・花 | グー(負け) | すなとり | |
15番 | 里見 ミカ | チョキ(負け) | いすとり | |
16番 | 柘植 まさみ | 出さない(不戦敗) | あやとり | |
17番 | 紫村 影丸 | チョキ(勝ち) | いすとり | |
18番 | 木村 萌美 | 不明(負け) | いすとり | |
19番 | 石田 暁天 | グー(負け) | あやとり | |
20番 | 夏川 めぐ | 不明(勝ち) | すなとり | |
21番 | 明石 靖人 | グー(勝ち) | すなとり | |
22番 | 丑三 清志郎 | パー(勝ち) | すなとり |
「クラスハウス」編[編集]
- 「カミーズJr.」に選ばれたメンバーが、カミに与えられた「戯」の能力を駆使して挑む「レッスン」と称されるゲーム。
- レッスン1「帰宅」
- 「こぶし」の次に参加させられるイベント。各自自宅へ帰され「一番大切なもの」を1つ選び持ち帰る(生物除く)。制限時間は48時間。現在置かれた状況を無関係の人間に話した場合は、ルール違反と見なされ処分される。
- 次に参加させられるゲームは「鬼退治」。
- それぞれ持ち帰った大切な物。
- 明石:約束のサッカーボール。丑三:亡き友のスケボー。夏川:涙のシュシュ。福満:祖母の位牌。 : 星川:スケッチブック。蓬莱:陸上部のユニフォーム。巴:マイカフォン。柴村:強い石。
- レッスン2「鬼退治」
- 「帰宅」の次に参加させられるゲーム。「カミーズJr.」のメンバーが「桃太郎チーム」と「金太郎チーム」が分かれてそれぞれ鬼ヶ島と大江山へ向かい、桃太郎と金太郎の一味と戦う。開始前にメンバー各自の「戯」が覚醒しており、「戯」を用いた戦いを強いられる。制限時間は1日2時間で、敵を倒すまでは何日でも続く。
- 次に参加させられるゲームは「影踏み」。
- 桃太郎(メンバー:丑三、夏川、巴、紫村)
-
- 桃太郎
- 桃太郎チーム一行が鬼が島に着き、敵がいないかを探していたところにお供の雉、猿、犬とともに襲ってくる。吉備団子ならぬ、着備団子を雉に食べさせる事で桃獣合体し、どんな攻撃でも無力にする『桃合金鎧(ドンブラコ・アーマー)』モードになる。だが、その後隕石(紫村)の衝突により倒された。
- 犬
- 桃太郎のお供の一匹。顔は犬、体は人間になっており、人面犬を反転させたような犬。三頭分犬(ケルベロス)になることができる。丑三により倒される。
- 猿
- 桃太郎のお供の一匹。桃太郎の投げる吉備団子ならぬ、奇火団子を食べる事で、炎の体になり、炎の弾丸を飛ばすことができる。
- その力で2日目ではメンバーを圧倒して四散させるも、3日目開始直後に巴と相討ちになる形で倒された。
- 雉
- 桃太郎のお供の一匹。桃太郎の投げる吉備団子ならぬ、機美団子を食べる事で、ロボットに変形し、ミサイル攻撃をしてくる。丑三により、桃太郎と一緒に倒された。
- 金太郎(メンバー:明石、福満、星川、蓬莱)
-
- 金太郎
- 腹掛けに大童、まさかりといった昔話そのままの出で立ちで、「うー、あー、」と言動も幼児そのものだが、俊敏な動きでまさかりを振り回して襲い掛かる。2日目に福満と星川の連携プレーで倒される。
- 熊
- 金太郎の相棒的存在である小さな熊。話し言葉は関西訛りで、自分から星川のスカートに頭を突っ込むなど変態的な行動も見せる。一見非力な存在かと思われたが、金太郎を倒された際に金太郎を失ったショックのあまり、泣きながら「坊」と言い続け、だんだん巨大化し、遂には全身筋骨隆々の巨大な熊になった。その後、あっさり福満を殺し、3日目には更に巨大かつ凶暴化した姿で星川を喰らうも、明石の「戯」によって翻弄され、倒される。
- レッスン3「影踏み」
- 「鬼退治」の次に参加させられるゲーム。宿敵神の子と戦うための準備をするため、一人一人、神の子の影を踏む。この試練では、『帰宅』のように決して殺し合うわけではない。カミーズJr.だと知られる。また、影を踏む所を目撃されたら死んでしまう。なお、「影踏み」のターゲットとなる神の子は全員第1の箱の生還者である。
- 影踏みの相手:明石…高畑 夏川…秋元 丑三…天谷 紫村…真田 蓬莱…クリス
- 最終的に夏川、丑三、蓬莱、柴村、明石の順で成功するも、明石以外はセイン・カミとアシッド・マナの殺し合いに巻き込まれてしまい、丑三、夏川、蓬莱の3人はセイン・カミによってどこかの河川敷に飛ばされるが、柴村と明石(セイン・カミが殺される直前に到着)はアシッド・マナによってランダムに選ばれた「神の子」と共に、「空中ケンパ」に強制参加させられる事となる。夏川・蓬莱は次は「地獄変」に参加させられる。
空中ケンパ[編集]
- 『弐』に登場。アシッド・マナ考案の新ゲームの一つ。欠席者の一部が「影踏み」の次に参加させられるゲーム。
- マナはカミーズJr.の生き残りを挑戦させようとしたが、生き残りの人数が5人と少ない上、セイン・カミの妨害で明石と紫村の2人しか確保出来なかったため、
- かみまろに無断で神の子から100人ほど集めてゲームをスタートする事にした。そのため神の子にとってはもう一つの「うらしまたろう」の次に参加させられるゲームである。ゲーム内容はケンケンパ。
- 最初に泥沼のような場所から数人でスタートし、案山子のいる場所まで小さい足場に書かれているK(ケン)とP(パ)の足場を「ケンケンパ」をしながら進んで行く。Kを両足で踏む、Pを片足で踏む、K→K→...と続いている足場で2歩目に1歩目と違う足で踏むとルール違反とみなされ落下、地上に落ち死亡する。なお足場は一度踏むと消滅する。そのため無計画に進むと行く所が無くなり絶体絶命に陥る危険性がある。
- 1人だけでも構わないので案山子のいる足場に辿りくと、風景が一変し、地上634mにあるいくつもの小さい足場が東京スカイハイタワーをぐるりと囲み、スカイハイタワー天辺、つまり足場の中央に巨大案山子が鎮座した状態に変わり、本格的に「空中ケンパ」がスタートする。プレートの数、アルファベットの種類が一気に増え、片足両足などのルールは一緒だがクリア方法が異なる。
- 足場は実は時計盤になっており、中央にいる巨大案山子が手で時刻を示している。長い方の手(長針)が一周する3分間の間に短い方の手(短針)が示す時刻のスペル(アルファベットのプレート)を踏むとその時刻に応じた場所にゴールプレートが出現し、それを踏めばクリアとなる。 : 【例】現在2時の場合、アルファベットプレートでT→W→Oと順に踏めばゴールが出現。
- ただしゴールプレートは定員1名であり、つまりこのゲームで生き残れるのはおよそ100人の内、最大でも12人のみとなる。また、ゴールプレートはその数字の時刻を経過しても消える事はないが、その数字の時刻以外にゴールプレートを踏もうとした場合、プレートから鋭利な触手が現れ串刺しにされ殺されてしまう。
- このゲームには「24時間」の制限時間が設けられている。ただし、リアルタイムでは無く「案山子の手の24時間」であり、つまり案山子の短い手=短針が二周するまで、長い手=長針が一周=一時間におよそ3分かかる為、実質的な制限時間はおよそ72分=一時間と12分となる。それに気付いていたのは作中で描写されている限りでは東浜佑のみで、明石や千夏などはリアルタイムでの24時間だと思い込んでいた[注 11]。
- 明石、紫村、天馬遊、白川馬皿、高梨金太含む8人が突破した。
- 次に参加させられるゲームは「地獄変」。
- 敵など
-
- 案山子
- 最初の泥沼のような場所からの最初の目標地点までの案内役をしている。その後全貌が明らかになると、「24時間」以内にゴールするよう参加者にアドバイスする。話し方は京都訛りである。
- 巨大案山子
- 空中足場の中央に立っている巨大な案山子。手を時計の長針と短針を表しており、クリアへのヒントや答えを教えている。
- 途中からヒントとして足下で芋を餌にしているひよこもへじに「掘った芋いじんな」と言い始めるが、実はこれは空耳で本当は「What time is it now(いま何時?):と発言している。これが空中ケンパのクリアへと繋がる。
- ひよこもへじ
- ゲーム途中、突如空中に数匹現れ、案山子の足下にあるジャガイモを餌として食べる。食事の邪魔をされると、邪魔をした者をはじめ周辺にいる者も皆殺しにするほど激怒する。また、丑三が明石を助けに来たヘリコプターに脱出しようとした神の子が入り込んだために、ヘリコプターに突進して撃墜した(丑三はマナによりワープしたため、爆発には巻き込まれなかった)。また、誰かがクリアした場合、その人の周りに行き「クリア」を言うこともある。
- にわとりもへじ
- 普段は巨大案山子の頭上に隠れているが、案山子が示している時刻に数字のプレートを踏むと出現し、「にわとりもへじが○時をお知らせします」と宣言し、ゴールプレートを出現させる。また、時刻を過ぎていてゴールプレートを踏んだ場合も、その警告をする。「24時間」の制限時間が過ぎるとタイムオーバーを知らせた。
地獄変[編集]
- 『弐』に登場。マナ考案の新ゲームの一つ。「うんどうかい」・「影踏み」・「空中ケンパ」のいずれかの次に参加させられるゲームで最後の選別とも言われている。マナがかみまろやカミの予定を勝手に変更して始めた選別。かみまろが同人誌に予告だけしたものをマナが勝手に考えて作った。
- 選別中、世界中の人々が怪物に襲われており、いくつかのステージをクリアし、最初にマナの指にとまった者が神になり、世界を救うことができる。神罰ババ抜きで終了となる。
- 怪物は「ひょっとこ」「獅子舞」「てるてる坊主」「奴江戸兵衛」などの様々な種類がおり、中には映画版にしか登場していなかった「まとりょーしか」の姿も見られる。
- 第1ステージ 闇ルート『天邪鬼迷宮』
- 終了条件:カギをあつめて突破したならおわり
- うんどうかい会場から左の道を進んだ者が受ける選抜。広大な迷路の中に複数の扉があり、扉に入ると選抜が始まり、生き残るとカギが手に入る。実は天邪鬼という名のとおりすべてのルールが逆であり、ルールと逆のことをすることで生き残ることができる。
- 「あっちこっちハッチの部屋」
- 終了条件:通路口を開いて脱出せよ。
- 明石靖人、秋本クリストファー健人、坂東純子、平井響子、子門隼人の5人が挑戦。クリス、坂東、平井は第壱部にも登場している。
- 5人が揃うと、部屋の天井や壁が開き、ハッチだらけの部屋となり、1分間のカウントが始まる。ハッチにははずれと当たりの2種類がある。
- 正しいルールは「時間切れまで脱出するな」であり、当たりのハッチに入ると串刺しとなり死亡。当たりの通路口は定員1名。
- 「ジグソーパズルの部屋」
- 終了条件:パズルを完成させて魂を肉体に戻せ
- 明石靖人、高梨金太、朽木豊の3人が挑戦。朽木は『第壱部』で名前のみ登場している。
- 参加者のうちの誰かの魂が身体からジグソーパズルの形で抜かれ、裸でパズルの孔があいた複数の人形が現れる。間違った人形にピースをはめた者は人形に仕込まれている刃物で死亡。
- 正しいルールは「パズルを完成させずに魂を肉体に戻すな」であり、パズルの穴がない人形を選択すればクリアとなる。
- 「釈迦蜘蛛の部屋」
- 終了条件:制限時間以内に蜘蛛の糸を昇れ
- 明石靖人、青山仙一、真田ユキオ他多数の神の子が挑戦
- 針の山が並んだ部屋にたらされたロープにつかまった状態で始まる。中央にいる釈迦蜘蛛から黄金の糸が垂らされる。制限時間は10分
- 正しいルールは「時間切れまで糸を昇るべからず」であり、黄金の糸は頂上までいくと切られ、新しい糸が垂らされる。残り5分をきるとロープが下の方から燃える、上から小さな蜘蛛が降りてくる、ロープが揺らされるなど参加者を落とす仕掛けが増える。
- 天邪鬼迷宮はすべてが逆のルールであり、それは最初の「カギをあつめて突破したならおわり」というのも同様である。正しくは「カギを集めず逆走したならおわり」、つまりカギを持たない状態でスタート地点に戻ればクリアとなる。カギを持ったままスタート地点に戻ると追加遊戯が待っている。
- 「狸鍵危機一髪」
- 終了条件:大当たりは生きる
- ゲーム内容:黒ひげ危機一髪
- 明石靖人、青山仙一、紫村影丸、天馬遊が挑戦
- カギを持ったままスタート地点に戻った者に待っている追加遊戯。持っているカギ+1の数の鍵穴があり、一つだけある大当たりを引くと死亡。すべてのカギを使い切るか大当たりが出たら終了。
- 第2ステージ 『三国ドロケイ』
- ゲーム内容:ドロケイ
- 世界中の高校生を集めて行う選別。40人×30クラスの1つの学校が1つの国となる。太陽、月、星の3つの国に別れいずれかの国の王が死んだ時点でゲーム終了となる。捕まった場合は学校の牢屋に転送され、6時間ごとに天井が落下、処刑が行われる。ゲームフィールドは山手線の内側で、それぞれの国の本拠地は太陽は池袋、月は新宿、星は秋葉原にある。
- アイテム
-
- グローブ
- これをつけた状態で敵にタッチすることで捕まえることができる。
- ライフジャケット
- タッチされても捕まるのを無効化できる。ただし背中にあるマークをタッチされると捕まってしまう。身体にフィットするようになっている。
- マナ・フォン
- 仲間や敵の居場所が分かったり、仲間と連絡を取れるアイテム。
- IDカード
- タッチすることで自分の役職が表示されるアイテム。もう一度タッチするとそれぞれの役職のアイテムに変化する。牢屋の中では使えない。
- 役職(ジョブ)
-
- 兵士(ソルジャー)
- 攻防に優れた役職。IDカードにタッチすると背中のマークに3という数字が追加される。3回まで相手のタッチを防ぐもの。
- 狙撃手(スナイパー)
- 遠距離からアシストする役職。専用アイテムは狙撃銃。当たった相手は1分間動けなくなる。弾数に制限はないが一発撃つと次弾装填まで約6秒かかる。
- 通信士(オペレーター)
- 情報を操作する役職。エリア内にある奇妙な形の塔の中にある機械によってゲームを有利に進めることができる。
- 鍵使い(キーマスター)
- 捕まった仲間を牢屋から脱出させる役職。専用アイテムは鍵。自国の牢屋を開けることはできない。
- 詐欺師(スパイ)
- 敵を欺く役職。マナフォンと連動させることで、三国どの国の姿にも変装できる。ただし、変装中は敵をタッチしても捕まえることはできない。
- 王(キング)
- 一番重要な役職。各国に1人ずつしかおらず、王が死んだ国は全員道連れで死亡。それぞれの王は、マナが独断と偏見で選んだ今最も神に近い人間で、太陽の国「ガチムチの絶対皇帝リリィ」、月の国「ぼくらの救世主明石」、星の国「スピリチュアル天然娘ファトマ」。
- 黒い塔
-
- エリア内にそびえ立つ黒色の塔。塔頂には栗のイガのような装飾がある。
- 内部には3国の本拠地がかかれたMAPとオペレーターが使える「オペレーションシステム」が存在する。
- オペレーションシステム
-
- 役職「オペレーター」のみが使える機械。
- 味方のレーダー範囲が100mになる「レーダー強化」全プレイヤー同士がどこにいても通話・メッセージできる「マナ・フォン強化」敵のキングの位置が常に表示される「キング表示」の3つの機能がある。
- 第3ステージ 『神罰(ジャッジメント)ババ抜き』
- ゲーム内容:ババ抜き
- 漫画シリーズの本来の最後のゲーム。神罰とババ抜きを掛け合わせたゲーム。ペアで揃ったカードを捨てることができるのは「配られた時」と「引いた時」のみ。また、自分の手札を教えるのも神罰の対象となる。通常のババ抜き同様、手札がなくなったら「あがり」となり、最後に「JOKER」を持っている人が負け。明らかとなった神罰は以下の通り。
- 『弐』で「神罰ババ抜き」が終了したと分かる描写はあるが明石が途中でクリアしてしまったので『弐』で「神罰ババ抜き」の最後の部分は詳しく描かれなかった。
- 引いたら死
- カードを引いた人物が神罰により死亡する。カテゴリーは7で全てのスートが神罰カードとなっている。4枚ともリリィの手でペアが揃い捨てられており、1度目は柴村死亡時の再分配でリリィの手に渡った時。2度目はイパネマ死亡時の再分配により再び所持し、丑三が所持していることを知ったうえでJOKERのカードを活用して揃った。
- 持ってる間声出したら死
- カードを持っている間、声を出したらいけない。声を出したら神罰により死亡する。カテゴリーは2でスートはダイヤ。ハンナ死亡時の再分配により所持した明石の手でペアが揃った事により捨てられた。
- 引いたらくすぐり地獄30秒
- カードを引いたらくすぐり地獄を30秒受けなきゃならない。カテゴリーは3でスートはクラブ。ハンナ死亡時の再分配により丑三の手に渡り、瞬・かみまろ両者の死亡時の再分配により通常の3カードを所持した丑三の手でペアが揃った事により捨てられた。
- 引かれたらその相手にキス
- カードを引かれたら、引いた相手とキスしなければならない。カテゴリーはQでスートはハート。瞬・かみまろ両者の死亡時の再分配で通常のQが明石の手に渡り、ペアが揃ったため捨てられた。
- 持ってる間ハイテンションでなければ死
- カードを持っている間、ハイテンションでいなければならない。ハイテンションじゃないと神罰により死亡する。カテゴリーは5でスートはハート。アルフ・E死亡時の再分配により所持した天谷の手でペアが揃った事により捨てられた。
- 引いたらその相手にデコピン
- カードを引いたら、引かれた相手にデコピンしなければならない。カテゴリーはKでスートはスペード。ハンナ死亡時の再分配により通常のKカードがいちかの手に渡りペアが揃ったため捨てられた。
- 引かれたら死
- カードを引かれた人物が神罰により死亡する。カテゴリーは4ですべてのスートが神罰カードとなっている。2枚はオスメスの手で捨てられ、1枚は明石が所持し、1枚所持していたリリィの策で明石の手に渡り、彼があがるきっかけを作った。
- 持ってる間しゃくれてないと死
- カードを持っている間、しゃくれてないといけない。カテゴリーは9でスートはクラブ。いちか死亡時の再分配により通常の9カードが瞬の手に渡りペアが揃ったため捨てられた。
- 前の席の人と神罰シンクロ
- カードを持っている間、前の席の人の神罰をしなければならない。カテゴリーはJでスートはハート。本編での直接の描写はないが、単行本にて通常のJを引いた丑三により捨てられた事が判明。
- 引いたら夢を語れ
- カードを引いたら、夢を語らなければならない。単独では条件に従ってさえいれば神罰による死を間逃れるが、上記の「持ってる間声出したら死」のカードと同時に手札に収まってしまうと必然的に死亡してしまう(このカードに従えば声を出して喋ることになり、「声出したら死」のカードに従って沈黙すればこちらのカードに違反しているため。ただしこちらは厳密には「語らなければ死」とは明記されていない)。カテゴリーはAでスートはスペード。ハンナ死亡時の再分配により所持したリリィの手でペアが揃ったことにより捨てられた。
- 時限爆弾あと(ターン数)で死
- 残りターン数が0の時点で持っている人が神罰により死亡する。残りターン数が30の時点でスタートし、神罰を実施するたびにリセットされる。メルトが引かれたら死のカードで死亡した際、ジョーカーを失ったオスメスを倒すためと丑三がキスカードを狙っていたこともあってか、人の目を盗んで「キスカードとしてふるまえ」と記し、オスメスを倒した。カテゴリーは10でスートはダイヤ。オスメス死亡時の再分配により所持したアルフ・Eの手でペアが揃った事により捨てられた。
- 引いたら順番リバース
- カードを引いたら引いた人から順番が逆回りになる全体神罰(フィールド・ジャッジメント)カード。カテゴリーは6でスートはスペード。丑三から通常の6を引いたリリィにより捨てられる。
- 7見える
- カードを持っている間、引いたら死の神罰カードを透視できる。カテゴリーは8でスートはダイヤ。オスメス死亡時の再分配により所持した天谷の手でペアが揃った事により捨てられた。
- 持ってる間死の神罰を受けない
- カードを持っている間、死の効果を持つ神罰カードの効果を受け付けなくなる。オスメスがメルトに引かれたら死のカードを引かれた際に死ななかったのはこの神罰カードによるもの。カテゴリーはJOKERであるため、ゲーム終了時にカードを持っている人が負けとなり死亡する。
延長戦[編集]
『弐』に登場。本来、「神罰ババ抜き」で終了するはずの試練を天谷の破壊衝動による記憶の破壊が理由で天谷が考案したゲームで延長することとなった。
- DICE(ダイス)
- 天谷が考案したゲーム。サイコロを振り、出た出目の数だけ殴る。殴られるほうは回避不能で殴られた数と同じ人数の記憶を失う。10カウント以内に立ち上がらないと死亡となる。
実写映画版オリジナルの試練[編集]
- 「しろくま」
- 終了条件:本当のこと、言ったならおわり
- 実写映画版において、「こけし」に続く形で行われたゲーム。フィールドは雪国のように氷結した温泉。巨大な木彫りの熊を白くした外見の「しろくま」が出現し、「しろくま」の質問に参加者が正直に答える。全員が正直に回答すればゲームクリアとされるが、その中で嘘つきがいた場合、2分以内に嘘をついていると思われる人物を生贄として「しろくま」に捧げなければ全員が喰い殺される。
- 実は嘘をついているのは「しろくま」そのもの(「全員が正直に質問に答えればクリアできる」「この人間たちの中に嘘つきがいる」という嘘」)であるため、それを見抜けなければ参加者が互いに疑心暗鬼となり、余計に犠牲者を増やす結果となる。なおクリア条件に当たる「本当のこと」とは、上記の「しろくま」の質問に回答することではなく、その「しろくま」の正体が偽物であることを断言すること(瞬曰く「純白なしろくまではなく、腹のドス黒い悪魔」)。また「しろくま」は実は黒い木彫りの熊の表面を白くコーティングしただけであり、瞬が正解を言う間際に暴れて襲うという往生際の悪さを見せた。
- 「まとりょーしか」
- 終了条件:カンケリしたならおわり
- 実写映画版において、「しろくま」に続く形で行われたゲーム。表向きは終了条件通り「缶けり」だが、実際は原作における「うらしまたろう」に相当する。
- くじびきで鬼を決め、日が落ちるまで(およそ一時間)を制限時間として缶けりを行う。時間内に3人以上見つける事が出来れば鬼の勝ち。見つける事が出来なければ鬼の負け。鬼に捕まる前に缶を蹴る事が出来れば捕まった人達を解放する事が出来るが、缶は蹴ると爆発する仕組みになって誰かが犠牲になる必要がある模様。
- 実は缶を蹴れば爆発するというのは嘘。そしてこのゲームは別に敗者が死亡する事も無い完全な「お遊び」である[注 12]。ただし、ゲーム終了後にご褒美として渡されるアイスキャンディーの棒に「あなた 生きる」「あなた 死ぬ」と書かれており、後者はマトリョーシカのビームにより殺される。
- なお、実写版では途中から原作の流れと一変して異なる試練が登場しているが、実はそれらも「しりとり」の流れを組んでおり、「だるま」→「まねきねこ」→「こけし」→「しろくま」→「マトリョーシカ」→「神」と順に追っていたことが物語ラストのマトリョーシカの解説で判明する。
用語・設定[編集]
- 試練
- 本作の特徴でもあるデスゲーム。詳しくは#試練を参照。
- 出席者
- 名称自体は『弐』に登場。出席者の試練に参加させられる日本の15歳 - 18歳の子供。『第壱部』の主人公である高畑瞬をはじめとした『第壱部』に登場したゲーム参加者全般や『弐』の序盤の主人公である青山仙一などは出席者である。
- 神の子
- 一部の出席者の別名。当初は一部の人間達が「だるま」「まねきねこ」をクリアした出席者に対して言う言葉だったが、後に「うらしまたろう」までクリアした出席者の事を指す言葉として描かれた。世間は「神の子」を特別扱いしているが、実際は必ずしも世間が思っているほど特別な存在とは限らず瞬もただ生き残りたかっただけだと思っている。
- 『弐』ではセイン・カミはカミーズjr.が影なら神の子は光と言っており、セイン・カミはカミーズjr.の宿敵であると言っていた。
- 欠席者
- 『弐』に登場。欠席者の試練に参加させられる日本の15歳 - 18歳の子供。『弐』の主人公である明石靖人などは欠席者である。
- カミーズjr.
- 一部の欠席者の名。『弐』の主人公である明石靖人も後にカミーズjr.と呼ばれる。
- 都立みそら高校
- 瞬たちが通っている高等学校。
- 立方体
- 世界中に出現した試練と関連性のある巨大な立方体の形をした物体。日本では108個確認されている。瞬達の「うらしまたろう」が終了してから3ヶ月後の時には巨大なサイコロにもなった。
- 『弐』では日本に109個目の立方体が存在する事が判明した。
- 神の子ブーム
- 瞬たちの「うらしまたろう」が終了した頃から発生していったブーム。世間が神の子(「うらしまたろう」までクリアした出席者)を特別扱いするといった事。クリスなど神の子ブームに乗っている神の子もいるが、一部のゲーム参加者は神の子ブームを快く思っておらず、秋本いちかは仲間以外とはまともに話ができないと言っており、瞬は「世界がおかしくなった」と言っており、『弐』では明石は神の子ブームで盛り上がっている人達を「おかしい」「何人死んだと思っている」と批判をしていた。
- ビーフ・オア・チキン
- 『弐』に登場。第1話で青山が明石に対して放った言葉。「ビーフ」には勇敢な牛という意味がこめられており、「チキン」には腰抜けという意味が含まれている。
書誌情報[編集]
- 原作:金城宗幸・作画:藤村緋二 『神さまの言うとおり』 講談社〈講談社コミックスマガジン〉、全5巻
- 2011年7月8日初版発行 ISBN 978-4-06-384515-0
- 2011年11月9日初版発行 ISBN 978-4-06-384575-4
- 2012年4月9日初版発行 ISBN 978-4-06-384639-3
- 2012年8月9日初版発行 ISBN 978-4-06-384714-7
- 2012年12月7日初版発行 ISBN 978-4-06-384792-5
- 神さまの言うとおり弐 : 金城宗幸原作・藤村緋二作画 講談社〈講談社コミックスマガジン〉、全21巻
- 2013年4月17日初版発行 ISBN 978-4-06-384853-3
- 2013年6月17日初版発行 ISBN 978-4-06-384885-4
- 2013年8月16日初版発行 ISBN 978-4-06-394919-3
- 2013年10月17日初版発行 ISBN 978-4-06-394949-0
- 2014年1月17日初版発行 ISBN 978-4-06-394997-1
- 2014年3月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395032-8
- 2014年6月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395108-0
- 2014年9月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395163-9
- 2014年11月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395246-9
- 2015年1月16日初版発行 ISBN 978-4-06-395292-6
- 2015年3月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395350-3
- 2015年6月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395419-7
- 2015年8月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395464-7
- 2015年10月16日初版発行 ISBN 978-4-06-395518-7
- 2015年12月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395562-0
- 2016年2月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395601-6
- 2016年5月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395673-3
- 2016年8月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395731-0
- 2016年10月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395781-5
- 2016年12月16日初版発行 ISBN 978-4-06-395827-0
- 2017年2月17日初版発行 ISBN 978-4-06-395871-3
映画[編集]
神さまの言うとおり | |
---|---|
監督 | 三池崇史 |
脚本 | 八津弘幸 |
原作 | 金城宗幸、藤村緋二 |
製作 | 市川南 |
出演者 |
福士蒼汰 山崎紘菜 神木隆之介 染谷将太 優希美青 入江甚儀 山本涼介 萩原みのり 高橋直人 村上虹郎 桜田通 菊田大輔 高橋里央 坂本優太 碓井将大 トミーズ雅 ダチョウ倶楽部 高島礼子 |
音楽 | 遠藤浩二 |
撮影 | 北信康 |
編集 | 山下健治 |
配給 | 東宝 |
公開 |
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上映時間 | 117分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
興行収入 | 12.2億円 |
2014年11月15日より全国東宝系にて公開[5][6]。R15+指定。『第壱部』をベースとしている。また、第9回ローマ国際映画祭のガラ部門に出品されることが決定し、監督の三池崇史に日本人初となる現代の映画界で最も独創的で多数の作品を生み出す監督に贈られる特別賞“マーベリック賞”が授与されることが発表された[7]。 2015年1月時点での興行収入は12.2億円[8]。
映画オリジナルキャラクター[編集]
- 高瀬翔子
- 映画版の高畑瞬の中学時代の同級生である少女。実写映画版の主要登場キャラクターの一人で原作の平井翔子に近いキャラクター。
- 中学時代はいじめを受けた事があり、自殺を考えるまで追い詰められたが、映画版の高畑瞬に心を救われた。その後は転校をした。
- 現在は映画版の高畑瞬の高校とは別の高校に通っており、彼女もまた、死の遊戯に巻き込まれる事となり、後に映画版の高畑瞬と再会をはたす。
- 「しろくま」で嘘をついていると疑われ、「しろくま」に捻り潰されて死亡。しかし、彼女の死によって瞬はゲームの本質を悟ることになる。
- 長髪のホームレス
- 東京の街を徘徊するホームレスの男。男としては髪が長い方で口ひげやあごひげを生やしている。
- ラストで彼の正体が「神」であることが判明するが、彼が原作のかみまろのように殺人ゲームを仕掛けた張本人であるのかは定かではない。
- 平良幹則
- 映画版の「こけし」で登場したゲーム参加者の少年。
- 原作の城崎優に近いキャラクターであるが城崎優と違いこけしに「ノリが悪い」と判断される言動は行わない。パソコンで計算らしきものをやっていた。
- 「かごめかごめ」で失敗してこけし達にタイムをかけるが、こけしに操られ頭を何度も床に叩きつけられて死亡した。
- 田岡由美
- 映画版の「こけし」で登場したゲーム参加者の少女。「かごめかごめ」で最初は、殺されるのが怖くゲーム参加を拒否しようとしたが、逆に殺されそうになり仕方なく参加したが時間切れで失敗し、こけしに操られ人間の可動範囲を超えるほど開脚され、股を裂かれて死亡した。だが彼女の死が瞬のクリアに繋がった。
キャスト[編集]
- 高畑瞬 - 福士蒼汰
- 秋元いちか - 山崎紘菜
- サタケ - 染谷将太
- 高瀬翔子 - 優希美青
- 奥栄治 - 入江甚儀
- 平良幹則 - 山本涼介
- 田岡由実 - 萩原みのり
- 真田ユキオ - 大鶴佐助
- 前田小太郎 - 高橋直人
- 吉川晴彦 - 村上虹郎
- 桜田通
- 菊田大輔
- 高橋里央
- 坂本優太
- 碓井将大
- 西川喜一
- 戸井智恵美
- 瀬戸沙織
- 喜多陽子
- 濱頭優
- 川村亮介
- 中川可菜
- 東亜優
- 柳喬之
- 石川大樹
- 大久保祥太郎
- 永井響
- YAE
- 志村玲那
- 清水彩絵
- Kaito
- 土屋シオン
- 山﨑じゅり
- 寺田伽藍
- 小川あつし
- 森啓一郎
- 木村トモアキ
- 中島亜梨沙
- 藤原季節
- 安井順平
- 水野透(リットン調査団)
- 田村健太郎
- 原田裕章
- 星名利華
- 奥平忠勝 - 佐藤佐吉
- タクミの母 - 池谷のぶえ
- 瞬の母 - 高島礼子
- タクミ - 大森南朋
- 長髪のホームレス - リリー・フランキー
- 天谷武 - 神木隆之介
声の出演[編集]
- ダルマ - トミーズ雅
- 招き猫 - 前田敦子
- コケシ タロウ - 肥後克広(ダチョウ倶楽部)
- コケシ ケンイチ - 上島竜兵(ダチョウ倶楽部)
- 鬼コケシ - 寺門ジモン(ダチョウ倶楽部)
- コケシ ハナコ - 達依久子
- コケシ アケミ - 柳沢三千代
- シャケ - 渡辺哲
- 白熊 - 山崎努
- 大・極小マトリョーシカ - 水田わさび
- 中・小マトリョーシカ - 小桜エツコ
スタッフ[編集]
- 原作 - 金城宗幸・藤村緋二『神さまの言うとおり』(講談社)
- 監督 - 三池崇史
- 脚本 - 八津弘幸
- 制作 - 市川南
- エグゼクティブ・プロデューサー - 山内章弘
- 企画・プロデュース - 臼井央
- プロデューサー - 石黒裕亮、坂美佐子、前田茂司
- 音楽 - 遠藤浩二
- 撮影 - 北信康
- 照明 - 渡部嘉
- 美術 - 橋本創
- 録音 - 中村淳
- 編集 - 山下健治
- 助監督 - 倉橋龍介
- VFXスーパーバイザー - 太田垣香織
- 音響効果 - 柴崎憲治
- 特殊造形 - 松井祐一、三好史洋
- 製作プロダクション - 東宝映画、OLM
- 制作協力 - 楽映舎
- 配給 - 東宝
- 製作 - 「神さまの言うとおり」製作委員会(東宝、電通、講談社、OLM、ジェイアール東日本企画、日本出版販売、GyaO!)
撮影地[編集]
受賞[編集]
- 第38回日本アカデミー賞新人俳優賞(福士蒼汰、『好きっていいなよ。』、『イン・ザ・ヒーロー』と合わせて)[9]
Blu-ray / DVD[編集]
2015年5月20日発売。発売元は講談社、販売元は東宝。
- 神さまの言うとおり 通常版(1枚組)
- 映像特典
- 特報・劇場予告編・TVスポット集
- 映像特典
- 神さまの言うとおり スペシャル・エディション(2枚組)
- ディスク1:本編ディスク(通常版と共通)
- ディスク2:特典ディスク(Blu-ray版はBlu-ray、DVD版はDVDで収録)
- メイキング
- ローマ国際映画祭
- ジャパンプレミア
- 初日舞台挨拶
- ギネス世界記録に挑戦
- 前田敦子アフレコメイキング
- 封入特典
- フォトブックレット(32P)
- 特製アウターケース付き
ムービーコミック[編集]
『第壱部』をベースとしている。2014年11月1日より配信開始。
出演声優[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 冒頭に学生服・マフラー姿の高畑瞬が載っている。
- ^ しかし、瞬に決意を述べた際に涙目になり震えていたり、『弐』の天邪鬼迷宮での様子を見るに実際は覚悟しきれていなかった様子である
- ^ 実際にはナツメグは生きており、明石はカミにからかわれていた。
- ^ 印は明石が紫村を見付ける前に見掛けていたが気味悪がっていた上に「紫村」の「し」である事自体気付いていなかった。
- ^ 丑三の手元には「時限爆弾」と「引いたら死」のカードしか無かった為、どちらを選んでもオスメスの死は避けられなかったが彼が「時限爆弾」の存在に気付いていれば、自分が「引いたら死」を引いて死ぬ代わりに、丑三を「時限爆弾」で道連れにする可能性もあった
- ^ タクミ以外に「にの」のゲームの誘いを断った欠席者は全員殺された模様。
- ^ 携帯電話には明石純一郎の番号が登録されている。
- ^ 作中にて、「エジプトでは、スフィンクスのなぞなぞが行われた」などが明かされている。
- ^ a b c d e f g h i j 角は全て、下記の通り方角を由来としている。
不思議 タイトルの由来 出没する敵 備考 乾(いぬい) 北西/戌と亥 戌(犬)と亥(猪)を合わせた凶神。 艮(うしとら) 東北/丑と寅 丑(牛)と寅(虎)を合わせた凶神。
背中に「艮」と書かれている。手に陰陽の模様があり、それを見た者を肉体だけ別の場所に転送し、過去の最も悲しい思い出を追体験させる。また、吐き気と悪寒を引き起こす。 坤(ひつじさる) 西南/未と申 未(羊)と申(猿)を合わせた凶神。
背中に「坤」と書かれている。口の中に陰陽の模様があり、それを見た者を別の場所に転送し、未来の出来事を見せる。また、激しい頭痛を引き起こす。 以上のようになっているため、巽(たつみ)という辰(竜)と巳(蛇)を合わせた凶神が予想されるが、選択されなかったため、詳細は不明。
- ^ 状況から、あやとりBOXやすなとりBOXのメンバーのどちらかが倒したと推測されるが、描写がないため不明。また、ルール改訂前のためどちらのチームが倒したかも不明。
- ^ つまりプレイヤーが佑と明石のみになった時点で、クリアする道は11の足場しか残されていなかった
- ^ マトリョーシカは缶についての嘘は言ったが、「負けたら死ぬ」などとは一言も言っていない。しかしゲーム参加者は終了まで全員が「敗者=死亡」と思い込んでいた。
出典[編集]
- ^ 「こけし」の「縄跳び」でユウタらに手をかしたのはあくまでもゲームクリアのためであり「しょうべんこぞう」においては瞬側が勝利すれば敵側が死ぬと分かっていても負ければ瞬側が死亡すとはいえ特に葛藤もなくゲームに取り組んでおり上記の「ぜつぼうたおし」での行動も敵側に自身が恋をしていた相手である翔子の面影がある響子がおり響子を翔子と同じように死なせたくなかった事もあった。『弐』では「神罰ババ抜き」の選別の時に選ばれたメンバー以外が虐殺されてもこれといったリアクションはしておらず「神罰ババ抜き」で天谷や殺人を行う時に明石が天谷に何をするのかと言った時に天谷の衝動は神さまでも止められないと明石や天谷に冷静に話しており明石が天谷を止めようと話した時も明石の正義感を批判はしなかったものの良くも悪くも天谷の擁護を示唆するような発言をしており瞬自身には死んだ人達を生き返らせたいという考えはなくかみまろを殺そうとする事についてもただかみまろを殺す事が目的になっていた事が明らかとなった。
- ^ すなとりBOXの明石なども協力しているが、マスの獲得はあやとりBOX。
- ^ すなとりBOXのトロイが動きを止めるが、とどめをさしたのは愛甲。
- ^ すなとりBOXのナツメグなども協力しているが、マスの獲得はあやとりBOX。
- ^ “漫画『神さまの言うとおり』を三池崇史監督が実写映画化、主演は福士蒼汰”. CINRA.NET (2013年11月22日). 2014年1月22日閲覧。
- ^ “三池崇史×福士蒼汰で漫画「神さまの言うとおり」を映画化!”. シネマトゥデイ (2013年11月22日). 2014年1月22日閲覧。
- ^ “三池崇史×福士蒼汰「神さまの言うとおり」ローマ国際映画祭へ、いざ!”. 映画.com (2014年9月19日). 2014年9月21日閲覧。
- ^ “2015年記者発表資料(2014年度統計) (PDF)”. 日本映画製作者連盟 (2014年1月27日). 2014年1月27日閲覧。
- ^ 第38回日本アカデミー賞最優秀賞発表!、日本アカデミー賞公式サイト、2015年1月15日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 講談社コミックプラス - 「神さまの言うとおり」紹介ページ
- 講談社コミックプラス - 「神さまの言うとおり弐」紹介ページ
- マガラボ - 「神さまの言うとおり 〜EASY MODE〜」全話公開中
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