CLIP STUDIO PAINT

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CLIP STUDIO PAINT
開発元 セルシス
最新版 1.6.3 / 2016年10月27日
対応OS Windows macOS
プラットフォーム x86 x64
種別 ペイントソフト
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト clipstudio.net
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CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)は、ComicStudioIllustStudioなどで知られるセルシスによって開発されたプロプライエタリペイントソフト漫画原稿制作ソフト。CLIP STUDIOファミリーの一つ。略称は公式は最初"CSP"と呼んでいたが途中から"クリスタ"と呼ぶようになった。しかしCLIP STUDIO及びACTION/COORDINATE/MODELERと区別するためユーザー間では"クリペ"と呼ばれることも少なくない。

概要[編集]

2011年5月19日に実験的なペイントソフトであるCLIP PAINT Labが無償公開されそれを元に、2012年5月31日よりCLIP STUDIO PAINT PROとして発売された。

ダウンロード版とパッケージ版、月額500円/1000円のバリュー版が販売されている。上位バージョンとして、漫画向けの機能を強化したCLIP STUDIO PAINT EXは2013年2月1日に発売した。

ComicStudioIllustStudioの事実上の後継ソフト。

北米およびヨーロッパではCLIP STUDIO PAINT PROをManga Studio 5.0の名で発売している。

特徴[編集]

新開発の描画エンジン[1]を搭載しておりペンタブレットでの滑らかな描き心地を実現している。Windowsに加え、macOSにも対応している。3DCGのキャラクターや背景を配置し作画の参考にすることができる。ComicStudioやIllustStudioは32ビットだったためメモリに2GBの制限があり、高解像度画像や多レイヤー画像などの作業に難があったが、CLIP STUDIO PAINTは64ビットOSにネイティブ対応したため、メモリ制限を気にせず作業ができる[2]。またマルチコアCPUにも対応している。

製品の種類[編集]

  • CLIP STUDIO PAINT EX
    PROに搭載した機能を含む全ての機能を使えるモデル。PROと比べ複数ページ管理機能やレイヤーのLT変換(3DLT・2DLT)、複数人での作業時に使用できる連携機能が使用できる。
    またVer.1.3.4よりストーリーエディターが搭載され、より漫画原稿制作が快適になった。
  • CLIP STUDIO PAINT PRO
    イラスト向けのモデル。しかし漫画向けの機能も搭載しており、単ページ漫画なら製作可能である。
    Wacomペンタブレットに2年間のダウンロード版ライセンスが同梱されるケースが多い。
    2015年9月comicoとのコラボレーションパッケージである『CLIP STUDIO PAINT comico[3]』が発売される。
  • CLIP STUDIO PAINT DEBUT
    これ単体では販売されないモデル。Pixivのプレミアム会員に無料で提供されている[4]
    また、イベント・キャンペーンなどで中高生に無料配布されたり、ペンタブレット付属版の使用期限が切れるとこちらのエディションに変更して継続使用することになる。2014年7月から発売された新Tab-Mate Controllerにも付属している。なお旧モデルのTab-Mate Controllerには付属していないので購入時には注意が必要である。

対応ファイル形式[編集]

入力のみ対応形式[編集]

入出力対応形式[編集]

  • CLIP STUDIO FORMAT形式 (.clip)
  • CLIP STUDIO PAINT形式(.lip) Ver.1.4.3までの標準ファイル形式。Ver.1.5.0以降は入力のみ対応。
  • Adobe Photoshop形式(.psd)
  • Adobe Photoshopビックドキュメント形式(.psb)
  • Windows bitmap形式(.bmp)
  • JPEG形式(.jpg)
  • TIFF形式(.tif)
  • TGA形式(.tga)
  • PNG形式(.png)
  • PDF形式(.pdf) 別売のプラグインを導入することで利用可能になる。EX版のみの対応。
  • AVI形式(.avi)

PSD形式の入力と出力に対応しているためAdobe Photoshopとの連携も可能。

出力のみ対応形式[編集]

3D入力対応形式[編集]

  • Autodesk FBX(.fbx)
  • LightWave Object(.lwo)
  • LightWave 3D Scene File(.lws)
  • Wavefront OBJ(.obj)
  • CELSYS CHARACTER形式(.c2fr/.c2fc)
  • 六角大王Super形式(.6kt/.6KH)
  • POSE STUDIO形式(.pep)

リリース履歴[編集]

2012年 Ver.1.0シリーズ[5][編集]

リリース日時 バージョン番号 内容
2012年6月14日 Ver.1.0.1
2012年7月26日 Ver.1.0.3
2012年9月28日 Ver.1.1.0
2012年10月12日 Ver.1.1.1
2012年12月20日 Ver.1.2.0
2013年4月13日 Ver.1.2.3
2013年8月7日 Ver.1.2.7 3Dレイヤーにマンガ的なパースを簡単に表現できる「マンガパース」機能搭載。
2013年10月17日 Ver.1.2.8
2013年12月4日 Ver.1.3.0 レイヤーのLT変換搭載。
2013年12月20日 Ver.1.3.1
2014年2月27日 Ver.1.3.2 グラデーションマップ搭載。
2014年4月10日 Ver.1.3.3
2014年6月19日 Ver.1.3.4 ストーリーエディタ搭載。
2014年6月26日 Ver.1.3.5
2014年7月30日 Ver.1.3.6
2014年9月11日 Ver.1.3.9 Kindleフォーマット出力機能の搭載。
2014年11月20日 Ver.1.4.0 電子書籍用フォーマット、EPUB形式での出力対応。

「CLIP STUDIO PAINT用PDF入出力プラグイン」によるPDFの読み込み、書き出しに対応。

2015年2月26日 Ver.1.4.1 コンビニプリント対応
2015年6月30日 Ver.1.4.2 3DLT変換のレンダリング品質向上。

テキスト描画品質の向上。 クラウドバックアップ搭載。

2015年10月27日 Ver.1.5.0 アニメーション制作が可能となった。
2015年11月12日 Ver.1.5.1
2015年12月16日 Ver.1.5.2
2016年1月20日 Ver.1.5.3
2016年2月17日 Ver.1.5.4
2016年4月20日 Ver.1.5.5 合成モードが従来の17種から29種へ増加。

Windows XP、Vista、Mac OS X 10.6、10.7、10.8の動作保証が終了。[6]

2016年5月25日 Ver.1.5.6 Retinaディスプレイ対応(Mac OS X版)
2016年7月28日 Ver.1.6.0 3Dレイヤーの改善。
2016年7月29日 Ver.1.6.1 Mac版のみのリリース
2016年8月18日 Ver.1.6.2
2016年10月27日 Ver.1.6.3 ページファイル名の自動付け直し機能搭載【EX】

「アニメーション書き出し」でAPNG形式の出力対応

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]