スワンボート
スワンボート(英: Swan boat)は、以下のいずれかのボートを指す名称である。
足漕式のスワンボート[編集]
日本において一般に「スワンボート」と呼ばれるボートは、ペダルによる足漕式のものを指す場合が多い。
これらのボートは、20世紀後半よりFRP製のものが一般に見られ、ペダルを漕ぐことで側面ないし後方に取り付けられた円筒状の推進器が回転、これによって前進する。また舵としてハンドルが取り付けられており、これによって方向転換、またペダルを逆回転させることで後進することができるものも見られる。
名称はその多くが白鳥を模した形状になっていることに由来する。しかし特に白鳥の形をしていないが構造的に同一のレジャーボートもみられる。これらは通例、公園や観光地の池・湖に配備され、専ら観光客や行楽客に有償で貸し出されている。屋根があるものと無いものがある。
なお人力外輪による推進器はあまり強力ではなく、このため流れの速い河川などでは利用することは難しく、また浅く広い船底のために波やうねりの海での利用も困難である。ただ足で漕ぎハンドルで操作するという様式から、櫂(オール)を使ったボートよりも操作し易く、また底面が広く波の無い水面では安定性が良いことから、初心者でも扱い易い。
日本国内で足漕式スワンボートに乗れる主な場所[編集]
- 支笏湖(北海道千歳市)
- 十和田湖(青森県十和田市)
- 中禅寺湖(栃木県日光市)
- 西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市)
- 柏の葉公園(千葉県柏市)
- 手賀沼(千葉県柏市・我孫子市)
- 上野恩賜公園・不忍池(東京都台東区)
- 洗足池(東京都大田区)
- 井の頭恩賜公園(東京都武蔵野市)
- ソレイユの丘(神奈川県横須賀市)
- 芦ノ湖(神奈川県足柄下郡箱根町)
- 山中湖(山梨県南都留郡山中湖村) チャンピオンズ〜達人のワザが世界を救う〜で制作された高速仕様の改造スワンボートに乗ることが出来る。年一回でレース大会が開催される予定。
- 河口湖(山梨県南都留郡富士河口湖町)
- 野尻湖(長野県上水内郡信濃町)
- アヒルボートの名だが、塗装が異なるだけでスワンボートと変わらない。湖に浮かぶ琵琶島へ渡れる。
- 尻無川(大阪市西区)
- 万博記念公園(大阪府吹田市)
- 赤穂海浜公園(兵庫県赤穂市)
- ドルフィンセンター(香川県さぬき市)
- 大濠公園(福岡市中央区)
- 岡山城周辺旭川(岡山県岡山市)
- 宇部ときわ公園(山口県宇部市)
手漕式のスワンボート[編集]
観光用レジャーボートとしてのスワンボート以外にも、スワンボートの名を冠する手漕式のボートがある。タイ王国・チャオプラヤ川では毎年9月に大規模な国際大会「タイ国国際スワンボートレース」が開催されている。
こちらは観光地の湖や池に浮かんでいるのどかなものではなく、細身の船体で複数の選手が乗って短いオールで水面を一斉にかいで進むもので、船首部分が水鳥を模している。競技や使用されるボート自体は長崎市のペーロンや沖縄県の爬竜(ハーリー)に似る、ドラゴンボート様の競争用ボートである(→英:Swan boat (racing))。
なおタイ国国際スワンボートレースでは、同国と観光協定にある仙台市・福島市・山形市がタイ王国との国交120年を記念する事業として選手を派遣、2007年9月9日に開催された第19回大会に参加した[1]。
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- ボストンのスワンボート(英語) - 多人数乗りの観光用モーターボート。
- タイ国政府観光庁 - タイのスワンボート動画あり。