不思議のダンジョン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

不思議のダンジョン」(ふしぎのダンジョン)または「不思議なダンジョン」(ふしぎなダンジョン)は、スパイク・チュンソフトおよび同社の前身であるチュンソフトが開発もしくはタイトル使用許諾を実施したローグライクゲームのタイトルに使われるフレーズ。同社の登録商標(第3308150号他)。

『ポケモン不思議のダンジョン』以降におけるチュンソフト製作品の日本国外リリースの際は“Mystery Dungeon”という英訳が使われている。

概要[編集]

1990年頃、日本では「コンピュータRPG」というジャンルは『ドラゴンクエストシリーズ』のヒットにより有名となったが、ローグライクゲームはほとんどのタイトルがパソコンゲームであり日本語の対応もしていない為、認知度が低かった。そこでローグライクゲームの基本的なゲームシステムを踏襲しつつも、取っ付きにくさを家庭用ゲーム化やドラゴンクエストシリーズの世界観を用いることでカバーした[1]トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』を1993年にチュンソフトが発売した。これが『不思議のダンジョン』を冠した最初のゲーム作品となり、80万本のセールスを記録するほどのヒットとなったため、2年後の1995年には第2作として、新たな世界設定の『不思議のダンジョン2 風来のシレン』が登場。その後もさまざまな作品が発売されている。

他社タイトルのシリーズであっても、自社で開発・協力している場合がほとんどである。

ゲームシステム[編集]

シリーズによって細かなシステムは異なる。

ランダム生成ダンジョン
ダンジョンに入るたびに地形が変わる。プレイヤーは敵や罠、アイテムが設置されているダンジョンの最深部に到達するのが目標となる。
コンピュータRPG的な要素
HP・経験値・レベル・装備アイテムの存在や、アイテムリソース管理など。
ターン制の戦闘システム
プレイヤーや敵は交互に行動する。プレイヤーが行動しない限りゲーム内の時間は経過しない。
恒久的な死
死亡時に階層・アイテム・レベルがリセットされる。また、セーブ・ロードを使っての不正は禁じられている。(毎ターンセーブや中断のシステムによって)
満腹度ステータス
定期的に食事を取らないと、行動のたびにHPが減少する等のペナルティが生じる。
一画面構成
移動も戦闘も一つの画面で完結しており、画面変遷を伴わない。
マス目制
プレイヤーや敵などあらゆるオブジェクトは、マス目単位に存在し、移動することになる。
裏ダンジョン
アイテム持ち込み不可・アイテム未識別・ゴールが99F等の条件が付いた高難易度ダンジョンが存在する。クリア後に解放される場合が多い。1作目『トルネコの大冒険』からの名残で、元のダンジョン名に関わらず「もっと不思議のダンジョン」と通称されることがある[2]

作品一覧[編集]

特記以外は自社で開発している。各シリーズ内のガラパゴス携帯向けタイトルは省略。

機種

トルネコの大冒険シリーズ[編集]

ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクターを用いた作品。販売は2以降旧エニックスおよびスクウェア・エニックス

風来のシレンシリーズ[編集]

自社独自の『風来のシレン』シリーズ。

チョコボの不思議なダンジョンシリーズ[編集]

ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターであるチョコボを主役に据えたシリーズ。語感の関係上タイトルを「不思議ダンジョン」に変更しているうえ、チュンソフトはタイトル使用許諾のみで開発には関わっていない(ただし、1.と2.で中村光一の監修は受けている)。開発・販売は旧スクウェアおよびスクウェア・エニックス、またはハ・ン・ド

ポケモン不思議のダンジョンシリーズ[編集]

ポケットモンスター』シリーズのキャラクターであるポケモンたちを主役に据えたシリーズ。販売は任天堂および株式会社ポケモンが、世界観設定などの監修は株式会社ポケモンが担当している。

  1. ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』(2005年・DS、GBA)
  2. ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』(2007年・DS)
  3. ポケモン不思議のダンジョン すすめ!炎の冒険団・いくぞ!嵐の冒険団・めざせ!光の冒険団』(2009年・Wiiウェア
  4. ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮』(2012年・3DS)
  5. ポケモン超不思議のダンジョン』(2015年・3DS)

世界樹と不思議のダンジョンシリーズ[編集]

世界樹の迷宮』シリーズとのコラボ作品。販売はアトラスが行っている。

  1. 世界樹と不思議のダンジョン』(2015年・3DS)
  2. 世界樹と不思議のダンジョン2』(2017年・3DS)

その他の作品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「不思議のダンジョン」の絶妙なゲームバランスは、たった一枚のエクセルから生み出されている!? スパイク・チュンソフト中村光一氏と長畑成一郎氏が語るゲームの「編集」”. 電ファミニコゲーマー. 2020年12月3日閲覧。
  2. ^ 「今回は不思議のダンジョンでも難易度の高い「もっと不思議のダンジョン」の新しいタイプをご用意いたしました。」”. PS Vita「不思議のダンジョン 風来のシレン5 plus フォーチュンタワーと運命のダイス」第6弾追加ダンジョンが配信!ディスカウントセールも実施中 - ゲーム情報サイト Gamer. 2020年11月29日閲覧。