兼本新吾
かねもと しんご 兼本 新吾 | |
---|---|
プロフィール | |
本名 | 兼本 盛輝[1](かねもと もりてる)[2] |
性別 | 男性 |
出身地 |
![]() |
生年月日 | 1932年10月12日 |
没年月日 | 1991年2月24日(58歳没) |
血液型 | AB型[4] |
職業 | 声優、俳優 |
事務所 | 劇団河(最終所属)[1] |
公称サイズ(時期不明)[5] | |
身長 / 体重 | 166 cm / 77 kg |
声優活動 | |
活動期間 | 1960年代 - 1991年 |
ジャンル | アニメ、吹き替え |
俳優活動 | |
活動期間 | 1960年代 - 1991年 |
ジャンル | テレビドラマ、舞台 |
兼本 新吾(かねもと しんご、1932年10月12日[1][3] - 1991年2月24日[4])は、日本の声優、俳優。福岡県出身[1][3]。
来歴[編集]
新協劇団[1]、TBS放送劇団[1][6]、土の会を経て[6]、劇団河に所属していた[1]。
1991年2月24日、脳内出血のため死去[4][7]。58歳没。
人物[編集]
福岡出身であることを活かして、「質実剛健な九州男児」といった役どころに持ち味を発揮した(『巨人の星』の左門豊作、『赤胴鈴之助』の龍巻雷之進など)。
後任[編集]
兼本の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
後任・代役 | キャラクター名 | 概要作品 | 後任・代役の初担当作品 |
---|---|---|---|
中尾隆聖 | ドルーピー | 「ドルーピー」 | 『トムとジェリー ドルーピーといっしょ』 |
出口博文 | 龐統 | 『三国志』 | 『三国志 完結編・遥かなる大地』 |
渡部猛 | 神成さん | 『ドラえもん』(テレビ朝日版第1期) | 第451回Aパート |
左門豊作 | 『巨人の星』 | TBA | |
桜井敏治 | 『巨人の星 まんがビデオ』 | ||
川津泰彦 | 「キリンレモン」テレビCM | ||
増岡弘 | ポーキー・ピッグ | 『バッグス・バニーのぶっちぎりステージ』 | TBA |
エルマー・ファッド | TBA | ||
楠見尚己 | ドン・スラーゼン | 『機甲界ガリアン』 | 『サンライズ英雄譚』 |
富田耕生 | フランケン | 『怪物くん』(カラー版) | 『CR怪物くん』 |
茶風林 | タミー | 『ディズニー劇場 ガミー・ベアの冒険』 | 第22話 |
出演作品(俳優)[編集]
テレビドラマ[編集]
- 戦国群盗伝 第18話(1964年、CX / 東北新社) - 祈祷師
- 鬼平犯科帳 第44話「おみよは見た」(1970年、NET / 東宝) - 七蔵
- 太陽にほえろ!(NTV / 東宝)
- 第234話「おさな子」(1977年) - 善さん(情報屋)
- 第246話「赤ちゃん」(1977年) - 吉永康夫
- 第285話「母の香り」(1978年) - 哲
- 第424話「拳銃を追え!」(1980年) - 陳
- 第543話「すりへった靴」(1983年) - 宮島(京浜トーイ工場長)
- 土曜ワイド劇場 / 探偵・神津恭介の殺人推理 第7作「呪縛の家」(1987年12月26日、ANB / 松竹)
- ゴリラ・警視庁捜査第8班 第36話「スイートメモリー」(1990年、ANB / 石原プロ) - 山梨県警刑事
出演作品(声優)[編集]
※太字はメインキャラクター
テレビアニメ[編集]
- 1963年
-
- 鉄腕アトム (アニメ第1作)(田鷲警部)
- 1967年
- 1968年
-
- 怪物くん(TBS版)(オオカミ男[9])
- 巨人の星(1968年 - 1971年、左門豊作[10])
- ファイトだ!!ピュー太(テキーラ、重役)
- 1969年
- 1970年
- 1971年
-
- アニメンタリー 決断
- アパッチ野球軍
- 国松さまのお通りだい
- ゲゲゲの鬼太郎(第2作)(泥田坊、半魚人、傘ばけ 他)
- さるとびエッちゃん
- 天才バカボン
- 1972年
-
- 赤胴鈴之助(龍巻雷之進)
- アニメドキュメント ミュンヘンへの道[13]
- 海のトリトン(ゲルペス)
- 科学忍者隊ガッチャマン(1972年 - 1974年、みみずくの竜[14])
- ど根性ガエル
- ルパン三世 (TV第1シリーズ)(ゴードン[要出典])
- 1973年
- 1974年
- 1976年
-
- 恐竜探険隊ボーンフリー(権田明)
- 大空魔竜ガイキング(ウミボーズン)
- ドカベン(犬飼武蔵[15])
- 1977年
-
- 恐竜大戦争アイゼンボーグ(黒沢一平[16])
- まんが 花の係長
- 1978年
-
- 家なき子(アンディ船長)
- 科学忍者隊ガッチャマンII(1978年 - 1979年、みみずくの竜[17])
- キャプテン・フューチャー
- 女王陛下のプティアンジェ(バッキー)
- 宝島
- 野球狂の詩
- 1979年
-
- 科学忍者隊ガッチャマンF(1979年 - 1980年、みみずくの竜[18])
- こぐまのミーシャ(1979年 - 1980年、ゴリラ、バクスキー〈3代目〉 他)
- ザ☆ウルトラマン(マルメ敬隊員)
- ゼンダマン(西郷さん)
- 1980年
-
- 宇宙戦艦ヤマトIII(1980年 - 1981年、雷電五郎)
- 怪物くん(テレビ朝日版)(1980年 - 1982年、フランケン〈2代目[19][20]〉、アメーラ、干し首男、ガブロ 他)
- 釣りキチ三平(ジンの父)
- 伝説巨神イデオン(ギャムス・ラグ)
- トム・ソーヤーの冒険(ギル)
- フウムーン
- 無敵ロボ トライダーG7(勇三)
- 1981年
- 1982年
-
- おちゃめ神物語コロコロポロン(Dr.ナハハ)
- Dr.スランプ アラレちゃん(1982年 - 1986年、まくさ、ホイ・クエン、メロン)
- ドラえもん(テレビ朝日版第1期)(1982年 - 1991年、犬、神成〈初代〉 他)
- 野生のさけび
- 1983年
-
- 愛してナイト(ジュリアーノ〈2代目〉)
- 銀河疾風サスライガー(コルノ)
- パーマン(子分、やくざ、山上、ボス、犯人、操縦士)
- 1984年
-
- 機甲界ガリアン(1984年 - 1985年、ドン・スラーゼン)
- 1985年
- 1986年
-
- 青春アニメ全集(和尚さん)
- ハイスクール!奇面組(主人)
- 1987年
- 1988年
- 1991年
-
- 八百八町表裏 化粧師(一平)
劇場アニメ[編集]
- 1960年代
- 1970年代
-
- 巨人の星 大リーグボール(1970年、左門豊作[24])
- 巨人の星 宿命の対決(1970年、左門豊作)
- タイガーマスク ふく面リーグ戦(1970年、ジャイアント馬場)
- 新巨人の星(1977年、左門豊作)
- 科学忍者隊ガッチャマン(1978年、みみずくの竜)
- 新巨人の星2(1978年、左門豊作)
- 1980年代
-
- がんばれ!! タブチくん!! 初笑い第3弾 あゝツッパリ人生(1980年)
- 怪物くん 怪物ランドへの招待(1981年、侍従長)
- 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編(1981年、コズン)
- 怪物くん デーモンの剣(1982年、フランケン)
- 巨人の星(1982年、左門豊作[25])
- Dr.SLUMP ほよよ! 宇宙大冒険(1982年、ホイ・クエン)
- ゴルゴ13(1983年、F・ガービンFBI本部長)
- チョロQダグラム(1983年)
- ドキュメント 太陽の牙ダグラム(1983年、ラルターフ)
- Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!世界一周大レース(1983年)
- SF新世紀レンズマン(1984年、ズウィルク[26])
- 綿の国星(1984年、ルンペン猫A)
- 火の雨がふる(1988年、石井)
- 1990年代
-
- 三国志 第二部・長江燃ゆ!(1993年、龐統〈初代〉)
OVA[編集]
- 機甲界ガリアン 大地の章(1986年、ドン・スラーゼン)
- 機甲界ガリアン 天空の章(1986年、スラーゼン)
- 機甲界ガリアン 鉄の紋章(1986年、武将A)
- 機甲猟兵メロウリンク(1988年、ガルボネール・J・ボイル少佐)
- 敵は海賊〜猫たちの饗宴〜(1989年、ベスタ・シカゴ)
吹き替え[編集]
洋画[編集]
- アウター・リミッツ(フレッド)
- 合衆国最後の日(オージー・ガルバス〈バート・ヤング〉)
- 華麗なる賭け(アーウィン・ウィーバー〈ジャック・ウェストン〉)※フジテレビ版
- グレムリン2 新・種・誕・生(ポーキー・ピッグ)※ソフト版
- 荒野の用心棒(チコ〈マリオ・ブレガ〉)※TBS新録版
- ゴッドファーザー PART II(ドン・チッチオ)※日本テレビ版
- サブウェイ・パニック(フランク〈ディック・オニール〉)
- 史上最大の作戦(シーン中尉〈スチュアート・ホイットマン〉)※日本テレビ版
- 南北戦争物語 愛と自由への大地(ジョン・ブラウン〈ジョニー・キャッシュ〉)
- ベスト・キッド
- 名犬ウォン・トン・トン(マレー・フロンバーグ〈フィル・シルヴァース〉)
- 奴らを高く吊るせ!
- ラ・マンチャの男(サンチョ・パンザ〈ジェームズ・ココ〉)
ドラマ[編集]
海外人形劇[編集]
- 海底大戦争 スティングレイ(エル・ハムラー)
- ジョー90 戦慄の脱獄囚(ロビンズ)
- フラグルロック(ジョン)
- ロンドン指令X 人工衛星スパイ(クローマー)
海外アニメ[編集]
- ガミー・ベアの冒険(タミー〈初代〉)
- スパイダーマン(オブライアン警部)※テレビ東京版
- トムとジェリー(ドルーピー 、デカ吉チビ助 、オオカミ、ナレーション 他)(TBS系の一部作品)
- 新トムとジェリー(様々なキャラクター、ナレーション 他)
- おかしなおかしな トムとジェリー 大行進(クマのバーニー、ナレーション 他)
- トムとジェリー大行進(モグラ 他)
- バッグス・バニーのぶっちぎりステージ(エルマー・ファッド、ポーキー・ピッグ、ナレーション 他)
特撮[編集]
- アンドロメロス(モルドの声)
- ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団(シースリヤー)
- 恐竜戦隊コセイドン(ゴドメス帝王の声)
- チビラくん(学習鳥の声、ワルサー星人の声、ゴルバ家の御先祖様の声、テレビの男の声、電話の声、郵便屋の声、シャレコウベの妖怪の声、ガイ骨の声、アギラの声、盗賊ゴルバ)
- ロボット刑事(カミナリマンの声、タイホウマンの声)
CM[編集]
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d e f g h i j 『日本タレント名鑑'82』VIPタイムズ社、1981年、61頁。
- ^ 『TVアニメ大全科part2』秋田書店、1979年、250頁。
- ^ a b c 『声優名鑑』、412頁、成美堂出版、1999年、ISBN 978-4415008783
- ^ a b c “兼本新吾(かねもとしんご)の解説”. goo人名事典. 2020年1月25日閲覧。
- ^ 『日本タレント名鑑(1991年版)』VIPタイムズ社、1991年、77頁。
- ^ a b 『タレント名鑑NO1改訂版』芸能春秋社、1963年、20頁。
- ^ (1995年) "ST AGE EXPLANATION", p. 44 [LDブックレット]. 『機甲猟兵メロウリンク コンプリート・ステージ・ファイル』のアルバム・ノーツ バップ.
- ^ 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、77頁。
- ^ “怪物くん”. メディア芸術データベース. 2023年5月28日閲覧。
- ^ “巨人の星”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月17日閲覧。
- ^ “ウメ星デンカ”. トムス・エンタテインメント. 2016年7月3日閲覧。
- ^ “タイガーマスク”. 東映アニメーション. 2016年6月2日閲覧。
- ^ “ミュンヘンへの道”. メディア芸術データベース. 2016年8月8日閲覧。
- ^ “作品データベース 科学忍者隊ガッチャマン”. タツノコプロ. 2022年12月8日閲覧。
- ^ “ドカベン”. 日本アニメーション. 2016年8月2日閲覧。
- ^ “恐竜大戦争アイゼンボーグ”. メディア芸術データベース. 2016年12月3日閲覧。
- ^ “作品データベース 科学忍者隊ガッチャマンII”. タツノコプロ. 2022年12月8日閲覧。
- ^ “作品データベース 科学忍者隊ガッチャマンF”. タツノコプロ. 2022年12月8日閲覧。
- ^ 1981年4月放送分以降。
- ^ “怪物くん(新)”. メディア芸術データベース. 2023年5月28日閲覧。
- ^ “スタッフ&キャスト”. 太陽の牙ダグラム公式サイト. 2016年6月7日閲覧。
- ^ “ヘーい! ブンブー”. 日本アニメーションOFFICIAL SITE. 日本アニメーション. 2023年3月9日閲覧。
- ^ “いきなりダゴン”. 日本アニメーションOFFICIAL SITE. 日本アニメーション. 2023年6月6日閲覧。
- ^ “巨人の星 大リーグボール”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月17日閲覧。
- ^ “巨人の星(劇場版)”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月17日閲覧。
- ^ “SF新世紀 レンズマン”. マッドハウス. 2016年6月8日閲覧。