トムとジェリー

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トムとジェリー(英語原題: Tom and Jerry)は、アメリカ合衆国映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー (MGM) に所属していた、ウィリアム・ハンナ (William Hanna) とジョセフ・バーベラ (Joseph Barbera) が1940年に創作した短編アニメーション映画シリーズ、カートゥーンギャグアニメ。略称は「トムジェリ」(ワーナー・ブラザースwebサイトより)「TJ」など。

目次

概要[編集]

体が大きく凶暴だが、おっちょこちょいでどこか憎めない部分のあるネコのトムと、体は小さいが頭脳明晰で、追い掛けてくるトムをことも無げにさらりとかわすネズミのジェリーのドタバタ劇を、ナンセンスとユーモアたっぷりに描いたアニメ作品で、アカデミー賞を幾度となく受賞。日本でも、1964年にTBSテレビTBS系列で地上波初公開されて以来、幾度も繰り返し再放送、VHSビデオとDVDも数多くリリースされ、現在に至るまで愛され続けている。

誕生の背景[編集]

1930年代後半、当時アメリカでアニメーション(カートゥーン)の分野では、ウォルト・ディズニー・プロダクションフライシャー・スタジオの2社がしのぎを削っており、他の映画会社が負けじとカートゥーンを手掛けはじめていた。MGMも例外ではなく、新しいカートゥーンを創るべく、ウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラの2人のアニメーターに制作を依頼した。

1940年に第1作目「上には上がある」("Puss Gets the Boot") をアメリカで公開。公開当時、TOM and JERRY というタイトルは付けられておらず、トムは「ジャスパー (Jasper)」、ジェリーは「ジンクス (Jinx)」という名前だった。製作も、お馴染みのハンナ=バーベラの2人の連名ではなく、ルドルフ・アイジング (Rudolf Ising) という、全く別の製作者の名前が冒頭で公開されていた。

当初はMGM製作の長編映画上映時のフィルムの架け替えの時間を埋める作品であった。1話の時間10分弱程度と短い(1カートン)のはそのためである。

登場キャラクター[編集]

トム[編集]

吹替 - 八代駿(TBS版)→ダン小路/肝付兼太(新吹き替え(ハンナ=バーベラ版、チャック・ジョーンズ版))→肝付兼太(新吹き替え(ジーン・ダイッチ版)、新作、ヘラルド・ポニー版)→佐藤せつじ(新作(『もっと!トムとジェリー ショー』以降))、高橋和枝おかしなおかしな トムとジェリー 大行進)、高木渉(新トムとジェリー(トムとジェリーキッズ シーズン1))、堀内賢雄/肝付兼太(『ポップコーン』枠)、チョー(コスミック出版)

ドタバタコンビの一方。ブルーグレーの鉢割れで品種は不明のイエネコ。正しくはThomas Cat(トーマス・キャット)だが、ほとんどの作品ではTom Cat(トム・キャット)と表記されていることが多い(注:もともとTom Catとは悪さをする猫、つまり「どら猫」を意味する)。ガールフレンドの白猫から「トミー」と呼ばれていたこともある。ハンナ=バーベラ第1期第1作目では「ジャスパー」という名だった。色は灰色または水色・紺色など、青系の色。口周り、手首足首から下、長い尻尾の先は白、お腹は周囲より薄い色。製作時期により顔の形、色が若干異なる。時に毛皮を刈り取られたとき、毛皮は着脱可能で、下着(?)としてランニングシャツと赤い猿股を着用する(ブッチはじめ他のネコは、猿股だけか下着そのものを着ないことが多い)。手足の白い部分も手袋と靴下。

二足歩行ができ、身長は人間の腰ほどもあって、子犬やハイハイをしている人間の赤ん坊を片手でつまみ上げられるくらい大柄である。親族は、容姿はトムと瓜二つだが、ネズミ恐怖症のいとこ・ジョージがいる。

作品によっては、世界猫連盟の事務総長や、ねずみ取り選手権のチャンピオンだったりするセレブな立場の場合もある。その逆に野良猫となって冬空で雪に凍える恵まれない立場の場合もある。いずれの立場でも、この場合には飼い主が出てこない事がある。

お手伝いさんにネズミを捕まえるよう頼まれ、ジェリーを捕まえようと何度も試みるがいつも失敗しており、その度にお手伝いさんからお仕置きを受けたり家から締め出されたりしている(居住家屋を何度か木っ端微塵に爆破しているが、そうした回にはお手伝いさんが登場しない)。

ジェリーのライバルにして親友。彼との追いかけっこ=喧嘩は大抵トムの負けで終わるが、稀に勝ったり引き分け・共闘するときもある。ジェリーを見つけるととにかくいじめようと追いかけるが、そこを反撃されて負けるパターンが多い。基本的にほとんどの作品で何らかの被害に遭うが、ごくわずかにトムが一切被害に遭わない作品も存在する[1]。初期作品では本気でジェリーを殺そうとしたり、ジェリーに助けられてもすぐに裏切るなど性格の悪さも目立ったが、後発作品ではだいぶ性格が丸くなっている。ネズミ捕りの世界チャンピオンに就いている時には、職務上の退治技術としての毒劇薬(猫いらず)を使用していたりする。

ジェリーを筆頭に、基本的に小動物は獲物とみなして追いかけ回す猫らしい性格をしているが、自らになついたアヒルの子のためにアヒル母になりきる、落雷の日に放り出した子犬を心配して連れ戻す、孤児に扮したブッチを可愛がる、飼い主の赤ん坊を(ジェリーと共に)死ぬ気で守り通すなど、お人よしかつ優しい面も持つ。なにより、ジェリーに関してはそのセンチメンタルな面が強くでるようで、ジェリーが苦しがるふりをした際、急いで「救急箱」を持ってくる、出て行ったときは寂しそうにする、さらにはジェリーが死んだと勘違いした際には泣き出したりしたこともあった。何かのアクシデントで追いかけっこがなあなあに終わった時など、わざと自分に攻撃させてから再戦開始させようとしたりするほど、彼にとって追いかけっこは大切なことらしい。凍死寸前のジェリーを助ける、クリスマスプレゼントをあげる、時には休戦して一緒に出かけたりする事もある。

雌猫(トゥードル他)に対しては非常に惚れっぽく、その場合は他の何事も目に入らなくなる。親友でもある野良猫のブッチとは恋の鞘当てを演じることもある。ミルク(缶詰類も含む)が大好物。かつてはジェリーの大好物であるチーズは匂いがダメらしく、苦手であったが『トムとジェリー ショー』ではジェリーのチーズを取り上げて食べるシーンがあることから克服している。また、ジェリーを追い回している最中にジェリーをほうきで叩こうとしたお手伝いさんに誤ってトムが叩かれ、ネズミの心を持ってしまい、チーズを食べたことがある。他にも屋敷の金庫に大量のチーズを隠し持っていたが、ジェリーに狙われ、結局金庫ごと強奪された。

非常に多芸多才な猫である。芸術面では音楽の才能に長けている。特にピアノの演奏は絶品で、足の指でリストを弾け、野良猫仲間とは見事なジャズセッションをする。指揮者としての才能はドタバタ劇の末にジェリーに負けてしまうが、当初は一楽団を丸々指揮している。また、オーケストラ楽器の大半をこなすことができるほど、楽器への順応性が高い。また後述の通り、足ギターや足コントラバス奏法ができ、上半身でジェリーを探し乍演奏を続けた事もある。歌声には自信が無かったと見え、レコードの口パクでごまかしていた。しかし、『オペラ騒動』では、人気絶頂のバリトン歌手として、大舞台でセビリアの理髪師・「町のなんでも屋」を熱唱する。別作品では足コントラバスでソロで歌った事もある。また、演奏技術どころかトム自身も一級楽器としての価値があり、特にひげを用いたギターの音はアンクル・ペコスのお気に入りだったりする。しかも、自身を弦とした場合も格別な音を奏でる。なお和訳によっては「三味線の皮にされる」と脅される話もある。

運動神経も異常に良く、テニスボウリングサーフィンビリヤードやり投などレパートリーも広い。特にビリヤードではプロ顔負けのドローショット(引き球)を披露する。またバンクショットの名手であり、イージーボールでも必ずクッションを使う。ただし、ゴルフはPAR4のホールで33打たたくなど、得意ではない。水泳も大の苦手で、川に落ちて溺れたところを、食べようとしていたアヒルに救われるほどだった(目茶苦茶ゴルフでは、水中に潜る描写がある)。新作などで普通に泳いでいることから、現在は克服しているようである。

このように非常に器用なため、軽業のような芸当にも秀でており、ジャグリングなどを披露することもしばしばだが、これはもっぱらジェリーに遊ばれている時に急場を凌ぐための芸当であることが多く、大抵は途中でジェリーに邪魔されて散々な結果に終わる。また、倒立の状態で、手の指だけで進むことができる。足の指でピアノを弾くことも出来る。他にもアニメ的演出として、ジェリーの家の穴やビリヤードのポケットなど、元来の位置から座標をずらしたり、また自身や他の物体に対して空間をねじ曲げることができる[2]。また身体はありえないほど柔らかく、時として蛇のように靭やかに動くが、それが災いして胴体を縛り上げられる事もある。

頭脳明晰で手先も起用、物を作るのには才能があるらしく、作品によってはネズミ捕り機(失敗)やレースカー、ロケットなどを作ったことがある。化学知識も豊富なので薬剤を調合するのもお手の物。毒劇薬どころか、物語に拠っては病気の特効薬を作ったり作ろうとしたりする。

マッチを擦るときは自分の尻で擦る[3]。なお1940年当時のマッチは黄リンを使用しているため、何に擦っても火が点いた。

ジェリーの仕掛けた罠によく尻尾や指を挟まれ(あるいは鋭い針や棘等で突き刺されて(特に尻))、すさまじいまでの断末魔のような叫び声をあげる。大きく分けて「ヴェアーハッ!」「アォアォアッヒャホホホゥ!」「アアアアーッ!!」の3種類がある。この叫び声が、トムの被った傷みの度合いを表現しているといえる。また、『海のバカンス』ではジェリーに指をサンドイッチに挟んだセロリと勘違いされ食べられたことがある。

「首を切断させられる」・「車に轢かれる」・「高い場所から落ちる」・「大爆発に巻き込まれる」・「破裂させられる」・「全身が燃えて黒こげになる」・「頭に大きなものがめりこむ」などの行為によっても死なない不死身の猫[4]である。また、分断されたしっぽをきれいにつなげ、その部分を握りしめ息を吹き掛けることで傷跡が残ることなく修復する、銃で全身を撃たれても生命は無事であるが、穴は開くらしく、撃たれたところから飲んだ水が漏れる、というありえない生命力も持っている。しかし、ジェリーの隠れ家の前に多数の大型爆弾を仕組んだところ、ジェリーに逃げられ自分だけ爆死する、掃除機に吸い込まれそうになった際にトムの魂(?)が9つ現れる、階段から落ちたピアノの下敷きになり臨死体験をしたこと等、実際に死亡あるいは死亡寸前までに行った事がある。

寝ている間に蟻の軍団(アリの群れ)に巣穴まで持ち込まれそうになった際には家具(テーブル)端にぶつけられ落とされて事なきを得ている。蟻の軍団にはその他、ハンモックを共振で断ち切られ巻き込まれる憂き目を見るなど先ず真っ先に被害に遭う。

トムとジェリー テイルズ』では、鶏の振りをして無理やり卵を産むシーンもある。

作中で登場する他の動物が人語を話す場合があるのに対し、トムはセリフをめったにしゃべらないキャラクターとして設定されており、必要な場合は筆談を用いることもある。日本語版では、日本の視聴者に対しての説明のため、筆談のため英語でトムが書いた文章等を、日本語のセリフでしゃべる場合がある。

ジェリー[編集]

吹替 - 藤田淑子(TBS版)→チマ/堀絢子(新吹き替え(ハンナ=バーベラ版、チャック・ジョーンズ版))→堀絢子(新吹き替え(ジーン・ダイッチ版)、新作、ヘラルド・ポニー版)、太田淑子(おかしなおかしな トムとジェリー 大行進)、ならはしみき(新トムとジェリー(トムとジェリーキッズ シーズン1))、よこざわけい子(コスミック出版)

ドタバタコンビの一方。鼠(イエネズミ)。正しくは"Jerry Mouse (ジェリー・マウス)"。ハンナ=バーベラ第1期第1作目「上には上がある」では「ジンクス」、「ワルツの王様」では「ヨハン」という名だった。色は茶色。劇中、ハツカネズミに間違われることもある。親族としては従兄弟のニブルス&タフィーやマッスル、伯父など、トムと比べて多く存在する。

トムのライバルにして親友。彼との追いかけっこは、大抵ジェリーの勝利で終わる場合が多い。時に負けることもあるが、直接的な被害を受けることはあまりなく、話の中には引き分けや共闘もある。圧倒的な勝率を誇り、トムの攻撃を完封することもしばしばあるが、ほとんどの物語では、序盤または中盤では劣勢なものの、そのすぐれた頭脳を使い、トムの仕掛けてきた攻撃を逆手に取って反撃をし、最後に巻き返す作品が大半である。ジェリーが敗北する作品は実に10本に満たない。自身もトムに悪戯をすることが多く、わざわざ危険を冒してまで彼を怒らせているときもしばしば。ややちゃっかりしたところがあり、トムが単独で美味しい思いをしていると、便乗するためにやってくることも多い。

鼠以外の小動物とは、サイズゆえかすぐに仲良くなれる上、ライオンのような巨大な生き物にも懐かれることが多い。前者はトムに襲われているところを助けて共闘し、後者は窮地を助けて恩返しに来てくれるパターンが多い。鼠嫌いの人・猫以外の動物に対しては好かれる。蟻の軍団(アリの群れ)にはトム同様就寝中に一度巣穴まで持ち込まれそうになった事があるが途中で目が覚めて自ら降りた。

トム同様、実はトムがいないと非常に寂しがるセンチメンタルな面も持ち合わせている(そもそも追いかけっこ自体、彼の方から無理にでも仕掛けている時がある)。このため、トムが家から追い出されると彼が家に戻れるように画策する、トムが自分ではなく雌猫を追うようになると、恋路を妨害することもある。チーズが大好物だが、別段偏食はしない。

トムが雌猫に一目惚れして恋するように、ジェリー自身も可愛らしい雌鼠に一目惚れして恋に落ちることがあるが、話によってはトムが一目惚れした雌猫と仲良くすることもある。また、『カワイコ金魚ちゃん』では雌の金魚、『ジェリーと子猫』では可愛らしい子猫に一目惚れし、双方がトムに狙われた時は身を呈して金魚や子猫を守ろうとする凛々しい一面を見せる。

トムと同じく多芸多才で、やはり芸術面・体力面などで才能を発揮する。そしてその悪戯好きな性格で、トムが演奏会に出たり、大金を手に入れたりするとありとあらゆる方法で邪魔をし(時に同じ土俵の上で戦い、実力で負かしたりして)、最後は台無しにしてしまう。文筆の才能に秀で、常日頃から日記をつけている(『ジェリーの日記』)他、自ら手掛けた小説が大ヒットし、5万ドルの印税を手にしたこともある(トムと折半)。書籍類も数多く持ち合わせており、身の丈にあったミニサイズから巨大な辞典まで家からひっぱりだしてくる。田舎暮らしをしていた時に一度、都会に出たことがあったが、都会の喧噪に嫌気がさして一晩で戻ってきてしまったことがある。

体力面では、サイズゆえかトムに比べると息が切れやすいが、小回りが利き速い。体に似合わぬ怪力を持ち、部屋の隅に追いつめられると「窮鼠猫を噛む」よろしく猛反撃に出てトムを叩きのめすこともあるが、普段はトムより下らしい。だがニブルスをトムがいじめたときなど、激怒した時には脅威的な力を発揮することもある。空手柔道などの格闘技の素養もある。両利きである。剣の腕前はトムと互角だが、ニブルスが加わることにより、加勢というよりはジェリーの邪魔ばかりしているがトムに勝ってしまう。また、ダンスの腕も一流である。机の脚や壁の端から、片足だけを出してトム他を転ばせる技もある。トム同様に空間をねじ曲げたようなアニメ的演出の技で巧みにトムを翻弄する。

普段はマッチ箱や菓子の箱などを利用した家具、オイルサーディンの缶でできたベッドのある(両親らしき写真も飾ってある)壁の半楕円形の鼠穴に住んでいるが、その旺盛な食欲を満たすために冷蔵庫や食卓を蹂躙する。また、家中のありとあらゆる場所に非常口とその経路を張り巡らせており、金庫の中さえも進入することができる。これによって、トムの隠したミルクを強奪したこともあった。この巣穴にはトム撃退用の様々な仕掛けが施されていることもあり、扉がついていたりファスナーで閉じられるものや、コンセントの非常口や壁の隠し扉もある。

いかなる場所に閉じ込められても必ず脱出できるという特技を持つ。その脱出劇はイリュージョンさながらであり、トムをたびたび驚愕させる。またトム同様の空間歪曲能力的なものがあり(もちろんアニメ的演出である)、前述の通りトムの体内(頭蓋骨内)ででも自由に走り回ることが可能で、これもまたジェリー脱出の一助となっている。トムがジェリーを飲み込んだ話もあったが、その時はジェリーはトムの鼓膜を破って脱出している。

トム同様に「重たい物に押しつぶされる」・「高い場所から落ちる」、または、トムのいたずらで散々な目に遭うなどの行為によっても死なない不死身の鼠である。不死身振りが発揮されるのは、ジェリーの一族に共通しており、後述のようにニブルスも同様にトムの腹から脱出している事がある。しかしトムによって冬の屋外に放り出された時は、低体温症で氷菓のようになり凍死しかけことがあるが、その時トムは自分の行いを反省し、ジェリーを救出することで事無きを得た。

トム同様に人語をめったにしゃべらないキャラクターとして設定されているが、日本語版では同じく文章をセリフとしてしゃべる場合があるが、ヘラルド・ポニー版では同じく文章をセリフとしてしゃべっていない。また、一部のパブリックドメイン版DVDでは声に加工が施してある。

脇役[編集]

トムとジェリーを語る上で重要視されているものに、脇役の存在が挙げられる。事実、ハンナ=バーベラ第1期には、ニブルスやスパイク、ブッチなど、個性的な脇役たちによって、話を盛り上げていくこともしばしばあった。なお、トムとジェリーが人語をめったにしゃべらないキャラクターとして設定されているのに対し、脇役の動物の中にはセリフをしゃべる者もおり、中にはテレビ出演して歌を歌った者すらいる。

メイン[編集]

ニブルス/タフィー(ジェリーの従兄弟・甥っ子、または孤児)
吹替 - 藤田淑子(TBS版)→小桜エツコ(VHS・DVD版)→前田ゆきえ/小桜エツコ(トムとジェリー テイルズ)→小桜エツコ(新作)、丹下桜(コスミック出版)
ジェリーの従弟(作品・シリーズによっては甥っ子)として登場する灰色の幼い鼠。名前は基本的に「ニブルス」であるが、媒体によっては「タフィー」という名前で登場する場合もある。おむつを着用している点が特徴的。「我こそ勇者」では、トムのいびきでおむつが吸い込まれたシーンもある。ジェリーとともに、トムとフェンシング対決をすることが多い。
ニブルスの大食らいっぷりを見受けられるのは、アカデミー賞受賞作品の「台所戦争」がある。まずネズミ取りにかかったチーズを取ろうとした後、トムのミルクを一滴残さず飲み干そうとし(この時トムに見つかりそうになったが、寝ぼけていたためか気が付かなかった)、さらに感謝祭の食卓のロウソクにまでかじりついた。ローストチキンを一瞬で食べてしまったり、チーズやオレンジを一気飲みする事もある。
花火はすごいぞ」では、ジェリーの注意を無視して何度も花火をやろうとしたり、大量の花火を隠し持っているなど、腹黒い一面もある。
このキャラクターの登場する話は、数あるトムとジェリーの話でも特にドタバタの激しい点が挙げられる。アカデミー賞を獲得した「パーティ荒し (The Two Mouseketeers」などは、その最たる例と言える。「我こそ勇者」ではニブルスの方がリーダーシップを取っていると見受けられる描写がある(ただしこの時は泥酔して気が大きくなっていた)。
三銃士』パロディの4話ではフランス生まれの子役フランソワーズ・ブラン=コッタン(Françoise Brun-Cottan)が起用され、セリフに多くのフランス語が盛り込まれた。
「トムとジェリー ショー」ではジェリーの事を「叔父さん」と呼んでおり、他のシリーズに比べて腹黒い発言・行動が多くなっている。
ジェリーの従兄弟にはニブルス達の他にもう一匹腕力の強い「マッスル(Mr.ダイナマイト)」がいる(後述)。
スパイクとタイク(ブルおじさんと息子)
スパイクの吹替 - 北村弘一(TBS版)→宝亀克寿(VHS・DVD版)→島香裕(DVD版「パパは強いな」、新作)、滝口順平/緒方賢一/玄田哲章(ヘラルド・ポニー版)、渡部猛(トムとジェリー キッズ)、長嶝高士(コスミック出版)
ブルドッグの親子。スパイクはもともとは凶暴なキャラクターとして登場したが、登場回数を重ねていく毎に性格が次第に丸くなっていった。子供を授かったあとその傾向が強い。子供のタイクを授かっているが、彼の妻が登場した事は無い。また、スパイクは、形式主義的で融通の利かない性格でもある。命の恩人では、ジェリーがトムによってのり付きの風船ガムを与えられたことにより口笛が吹けなくっており、ジェリーがスパイク本人に向かって再三その旨を訴えているにも関わらず、スパイクはジェリーが口笛を吹いていないという理由だけで出動せずに無視しつづけたり、パパの教育では、スパイクのわが子、タイクに向かって、口を離すと落ちてしまう場面にも関わらず、訳を話せ、と命じたりした。また、スパイクは、骨を大好物にし、しばしばそれを舐めているが、この骨を巡るドタバタ劇もある。怪力で努力家であるが、割と間抜けな面も持ち合わせている。諸般の事情でトムをしばしば目の仇にするが、これを出し抜こうとするトムとのやり取り(更にこの試みを邪魔するジェリー)を軸に展開するストーリーも多い。ジェリーとは比較的友好関係にある場合が多いものの、そのジェリーによっても散々な目に遭うこともある(特に「トムとジェリー ショー」の方が多い上に容赦無くトムと共に殴る描写がある)。
登場する話によっては、スパイクという名前ではなく、キラーやブッチ(トムの悪友の名前)という名前で登場することもある。また、「天国と地獄」では、地獄の釜茹での悪魔役も務めている。(この話は結末で、全てはトムの夢であったことが明かされており、トムにとってスパイクが地獄の悪魔の存在になっている、ということなのである。)もっとも、毛皮は灰色であるが、服のように脱いだりすることができ、左腕をまくり上げた下には、船乗りのような碇のマークがある
ごくまれにだが、トムと共同戦線を張ることがある。
実力からして向かうところ敵なしのように思われるが、後述の「アリの群れ」には物語で唯一完敗している。また、斧を持ったトムには怯え、それ以降の攻撃をやめている。
初登場時の「共同作戦」ではかなり凶暴でトムはおろか、ジェリーにも吠え付いた。
後にスパイクとタイクは「スパイクとタイク (Spike and Tyke」という作品でスピンオフしている。
トムの悪友(ブッチ他)
ブッチの吹替 - 鹿島信哉(TBS版)、田中亮一西村朋紘(VHS・DVD版、新作)、青山穣(コスミック出版)
トムの悪友の代表格である野良猫のブッチ(黒猫、時に赤毛)はしばしばトムと恋人を巡って争う関係で、自信家で喧嘩も強い。どちらがジェリーを食べるかで揉めることもあるが、一緒に遊ぶこともある。テニスもうまい。ブッチが単独で登場する際は、最初に、「虹の彼方に」("Over the Rainbow")を口ずさんでいたり、BGMとして流れたりすることが多い。
野良猫の設定なのだが、「こわいお手伝いさん」においては、ブッチがトムと同じ家で飼われていて、トムと2匹でジェリーを捕まえられなかった方を追い出す、と宣告された。
その他にも、オレンジ色の猫(ブッチにそっくりな場合も)や茶色い猫、灰色の子猫など、複数の野良猫が登場する。ブッチ同様に敵として登場する回もあるが、仲間として登場する回もあり、彼らとのパーティーで行ったジャズセッションはかなりのものだった。また、大量の野良猫が所属する交響楽団ヨハン・シュトラウスの『こうもり』を上演した話(『星空の音楽会』)もある。オレンジ色の猫は「ジョー」、茶色い猫は、「フランキー」と呼ばれていたシーンが存在するが、これらのキャラクターは話や翻訳によって名前が変わることがあるので、正しい名前は定かではない。
主人(男性・女性)
吹替 - 小林清志荘司美代子(TBS版)→八代駿・滝沢ロコ(VHS・DVD版)→武田幸史加藤悦子(トムとジェリー ショー)
白人夫婦。「忍法ネコだまし」の回によれば、妻の名は「ジョニー(ただし、カードに書かれた綴りは「JOAN」)」。2人の間に赤ちゃんもいるようだが、あまり登場しない。夫婦でよく外出する。夫は無類のイヌ派でもあるようだが、妻は小さくか弱い生き物が好き。その点でなぜトムが飼われているのかが謎となるが、どちらもいたって動物好きのようではある。犬と猫・猫と小鳥や金魚やハツカネズミと仲良くするよう言い付けるなど少々無茶な要望をする、のんき家族である。
一方、「いそうろう」では、犬好きの夫に猫好きの妻が、飼っているトムとスパイクのどちらを追い出すかを巡って騒動になる。
「トムとジェリー ショー」ではレギュラーキャラに昇格。夫がイヌ好き・妻がネコ好きという設定を継承しているが、夫の名は「リック」、妻の名は「ジンジャー」とそれぞれ変更された。
お手伝いさん/ミセス・トゥー・シューズ
吹替 - 片岡富枝(VHS・DVD版)、加藤悦子(トムとジェリー テイルズ)、山田栄子(コスミック出版)
登場すると足や手しか見えない、全身が出たのは後姿とシルエットのみの、かなり大柄で気の強い黒人女性。普段は顔が出てくることはないが、「土曜の夜は」では、ジェリーからの通報で自宅でパーティーをしているトムとその悪友達を追い出すために自宅に走り帰った際に一瞬顔が見えている。服装はペチコートを何十枚も履いており、ジェリーが出ると恐れてイスに飛び乗り、その大量のペチコートを1枚ずつまくり上げ、避難する。トム(トーマスと呼ぶことが多い)の飼い主だが、イタズラしたトムには容赦がない(実際の犯人はジェリーだが)。腕力はお手伝いさんとは思えぬほどで、第一作の「上には上がある」以降再三トムに容赦なくお仕置きをしている。また外野手顔負けの遠投の名手でもあり、地平線の彼方へと逃げるトムに石炭を投げつけて見事に命中させたことがある。また、2階の階段から平然と飛び降りたこともある。ネズミが大嫌いなため悲鳴を挙げてしまうほどで、しばしばトムとジェリーの追い掛けっこに巻き込まれては散々な目にあっているほか、時々ジェリーにからかわれている。しかしそれでもジェリーを家から追いだしたことがある。トムをぞんざいに扱う事が多いが、トムがジェリーを捕まえてみせた(実際は二匹による芝居である場合が多いが)時や、自分を助けてくれた時には素直にトムに感謝する事もある。お手伝いさんというわりには家でパーティーの準備をするなど、まるで自分の家のように振舞うこともしばしばある。コントラクトブリッジに目が無いようで、その際にはお手伝いさんとはとても思えないような豪華な宝飾品を身につけている。寝室は家の二階。入れ歯をしているらしいが、いつでも元気いっぱいである。
人造ネコ」を最後に長らくトムとジェリーの作品には登場しなくなり、トムをお仕置きする役回りは先述の「主人」に明け渡される形になるが、「トムとジェリー テイルズ」において「ミセス・トゥー・シューズ(足だけおばさん)」として数十年ぶりの再登場を果たした。テイルズ版のミセス・トゥー・シューズは大柄で気は強いが、白人女性である。
魔女
吹替 - 滝沢ロコ(ビーディ、トムとジェリー ショー)・定岡小百合(ヒルディ、トムとジェリー ショー)
空飛ぶほうき」に登場。一緒に旅をする猫を探しているときにトムと出会う。トムが勝手にほうきを使ったことで制裁を加える。
ハンナ=バーベラ期では1人だけでゲストキャラクターとして登場していたが、「トムとジェリー ショー」では2人に増えたうえでレギュラーキャラに昇格し、同時に「ビーディ」と「ヒルディ」という名前がつけられ彼女たちが姉妹という設定が追加された。
後年の作品等では別の悪い/良い魔女も登場している。

その他[編集]

雌猫(トゥードル他)
吹替 - 荘司美代子(TBS版)→津村まこと/岡村明美(VHS・DVD版)→山田みほ(新作)、川村万梨阿(コスミック出版)
優美な白猫で、主にトムとブッチを誘惑しては、彼等の友情と恋仲を天秤に掛けさせる存在。ちょっと太目で子供っぽいトゥーツなど複数が登場する。トムのガールフレンドとして登場する事もあるが、時々ジェリーとも仲が良かったりする。大概は口が悪い。「バラ色の人生」で初登場。
金魚
金魚鉢などに住んでいる。トムとジェリー第1話からいきなりチョイ役で一瞬現れる。ジェリーと親友であることが多いが、ブッチが狙っており、主人に怒られることを怖れたトムが守ることもある。トムがたまたま聞いていたラジオ番組に感化されて食べようとしたこともある。また、ジェリーと仲良くしていた雌の金魚は、自分の何倍の大きさのあるサメと相思相愛になり、自分の金魚鉢に住まわせていたこともある。
アヒル(クワッカー[5]
吹替 - 荘司美代子(TBS版)→南央美(VHS・DVD版)→坂本千夏(トムとジェリー ショー)、伊東みやこ(コスミック出版)
黄色い毛羽で、水鳥ながら全く泳げなかったり、トムを母親と思い込んだり、童話を読んでになり自殺願望からトムに食べられたがったり、アヒルは冬になると南へ飛ぶものだと思い込んだりするなど、登場する話によってキャラクターも様々な子供のアヒル。いずれの回でもジェリーを慌てさせる。ぐちっぽくて傍迷惑な泣き虫であることが多い。また、猫をも恐れぬ気の強い母親アヒルや猫の方が恐れる力の強い父親アヒルもいる。
カナリア
吹替 - 荘司美代子(TBS版)
勇敢な性格で、ジェリーの友達。ジェリーの危機にボウリングの球をつかんで飛ぶなど、力持ちである。物理が得意。
キツツキ
目にも留まらぬ速さで嘴を動かし、木製製品なら何でも粉々にしてしまうキツツキの子供。トムの持つ金属性のゴルフクラブを粉々にしたこともある。生まれたばかりの時にジェリーを見て、刷り込みで母親と思い込む。数学が得意。
子ガモ
吹替 - 大谷育江(VHS・DVD版)
非常にお喋りで落ち着きのないカモの子供。仲間と渡り中、トムに猟銃で羽を撃たれ墜落した所をジェリーに介抱される。
ブル公
逃げろや逃げろ」、「ロックンロール騒動」などチャック・ジョーンズ期の作品に多く登場するブルドッグ。トムに制裁を加える、ジェリーと友好関係を結ぶ等、前述のスパイクのような役回りを持つ。スパイクと違い、黒耳と身体が黄色なのが特徴。
忠犬ブル公」・「夢よもう一度」では、ジェリーよりも体が小さいブル公が登場する。トムの掌にも乗ってしまうが、その小ささからは想像もつかないパワーを誇り、幾度と無くトムの全身を丸かじりで丸裸にしたり、拳一つで地面に埋めたりしてしまう。飼い主であるジェリーにとって頼れるボディーガードでもある。何かと賢い。
クリント・クローバー(短気おやじ)
吹替 - 島香裕
自慢のバーベキュー」、「狩はこりごり」、「くたびれもうけの魚釣り」などジーン・ダイッチ期の作品に多く登場する中年男性。坊主頭の肥満体。ジェリーの仕業を何でもトムのせいだと思っていては、顔を真っ赤にして殴ったり虐待行為をしている。「西部のあばれもの」では、同じ性格のキャラクター(チーズ店店主)が出ているが、顔は異なる。
ジェニー(一部の話では「ジミー」、「ジニー」とも呼ばれている)
吹替 - 藤田淑子(TBS版)→大谷育江(VHS・DVD版)
ベビーシッター(「赤ちゃんは楽だね」では娘として登場)。金髪をポニーテールにしている少女。天然で、両親が出かけると、友達との電話のことでいっぱいになり、赤ちゃんのことを忘れてしまう上、赤ちゃんが体の上に乗っていることに気づかない。挙げ句の果てには「自分はほんの一瞬目を離しただけ」などと言い出す。
赤ちゃん
ジェニーがベビーシッターをする赤ちゃん。ジェニーの妹か弟かわかっていない。ジェニーが電話するたびに、ベビーベッドから出ていく。なぜか、ドアの隙間に入ることができる。マンションと思われる工事現場に入り込み、トムとジェリーを巻き込んで大騒動を繰り広げる。
ジョージ
吹替 - 八代駿(VHS・DVD版)
なにがなんだかわからない」に登場。トムのいとこ。容姿はトムに瓜二つだが大のネズミ恐怖症で、トムの元を訪れる前に「今日遊びに行くけれど、君の家にネズミはいないよね?」という手紙をトム宛に送っている。その後、自身をトムと勘違いしたジェリーに幾度と無く怖がらせられるが、トムと団結してジェリーを撃退し恐怖症を克服した。
マッスル(一部翻訳では「ミスターダイナマイト」、劇場公開時では「チュー太」)
吹替 - 真殿光昭(VHS・DVD版)→大川透(トムとジェリー魔法の指輪)、渕崎ゆり子(コスミック出版)
ごきげんないとこ」に登場。ホーガンズ・アレーという通りに住むジェリーのいとこで、容姿はジェリーと瓜二つ。深緑色の帽子と胸部に黒のラインが入った黄色い服を着ている。ネズミとは思えないほどの怪力の持ち主で、普段は近所の野良猫達を投げまわしている。ジェリーから「トムにいじめられている」という相談の手紙を受け、トムとジェリーの家へ向かう。こてんぱんにやられたトムはギャングの猫達に助けを求めるも、その猫達をも張り倒してちり取りで外に捨ててしまい、ついにトムは降参する。その後ジェリーに自分と同じ服をあげ、トムは勘違いしてジェリーに降参し続ける。
トムとジェリー魔法の指輪」では、ニブルスやジェリーをいじめる悪いネズミとして登場している。
アンクル・ペコス
吹替 - 鹿島信哉(TBS版)→辻村真人(VHS・DVD版)
ひげも使いよう」に登場。ジェリーのおじさんで、ギターを弾きながら歌う歌手。TV出演のためテキサスからやってきた。テキサス風の度胸と豪腕の持ち主で、演奏中によく弦を切るため、トムのヒゲを弦として欲しがり、嫌がるトムを追い回し、その反撃をものともせずに次々とヒゲを引き抜く。そしてTV出演中にも弦を切り、そのさまを観て大笑いしていたトムの最後のヒゲをブラウン管越しに抜いて演奏をしめくくった。テイルズ版では、スピナーという人間の妻がいる。
ライオン
吹替 - 北村弘一(TBS版)
逃げて来たライオン」に登場。サーカスから逃げてきた気の弱いライオン。肉は好きだが、サーカスの騒がしい音楽とポップコーンの弾ける音が嫌い。こうもり傘の中に隠れることができる。アフリカジャングルに帰りたがる。最後はジェリーの手引きでアフリカ行きの船に乗って、アフリカへと帰る事ができた。
イナズマ(TBS版では「イナズマ・ジョー」)
強敵あらわる」に登場。ジェリーを捕まえられないトムを見かねたお手伝いさんが新しくペットとして飼ったオレンジ色の毛のネコ。電光石火のごとく高スピードで移動する。その上紳士的であり、一見するとかなり良いネコのように見えるが、その実態は冷蔵庫の食糧を散々食い荒らし、挙げ句の果てにはその濡れ衣をトムに着せるなどして悪事を働くかなりあくどいネコであった。最後は共同戦線を張ったトムとジェリーによって醜態を晒すことになり、家から追い出されてしまった。トムよりずっと若い猫で、若さ故に思慮分別も浅い。
仔ゾウ(ジャンボ)
ジェリーとジャンボ」に登場。列車から転げ落ちてトムの家に入り込んだ子象。ジェリーと仲良くなる。全身にペイントを施して巨大ネズミに変装し、ジェリーと何度も入れ替わってトムを大いに混乱させた。後に探しにきた母象も同様のペイントを施して、ジェリーの兄弟を思わせる大中小のトリオとなり、猟銃まで持ち出してジェリーを虐めるトムを懲らしめるのに一役買った。
ワシ
吹替 - 鹿島信哉(TBS版)
可愛い花嫁さん」に登場。トムのサンドイッチを奪った。女装したトムにメロメロになる。
クマ
ダンスは楽し」に登場。サーカスから逃げてきた熊。人を襲う事はないが音楽を聴くと寄って来て二人で踊り出す癖があり、ジェリーはその癖を逆用して、トムに追い詰められるたびにラジオから音楽番組を流してクマを呼び寄せ、トムとダンスをさせた。
オットセイ
可愛い逃亡者」に登場。サーカスから逃げ出したオットセイ(一部翻訳では「アザラシ」とも)。ジェリーと友達になる。鼻の上でトムをくるくる回すことができる。魚が好物。
白いネズミ
恐怖の白ネズミ」に登場。研究所で飼われていた、新型爆弾を食べたネズミ。強い衝撃を受けると大爆発するらしい(実際にトムが蹴ったら、町が跡形もなく爆発したが、ネズミ自体がどうなったかは不明)。ジェリーがこれのマネをして、トムを恐怖に陥れる。
悪魔のジェリー
ジェリーの風体をした悪魔。「春はいたずらもの」では雌猫に夢中のトムを取り戻すようジェリーをけしかけた。「恋のとりこ」でもトムが雌猫に一目ぼれして駆け寄るやいなや登場し、同じようにジェリーをけしかけてトムを攻撃させようとするが、ジェリーは通りすがりの雌ネズミに一目ぼれしてしまい、その醜態を嘆く悪魔もまた、通りすがりの雌ネズミ形悪魔に。
アリの群れ
行進曲とともに現れる蟻。赤色の軍用ヘルメットを被っている為に頭の部分が赤い。ステーキ肉や果物・野菜・サンドイッチなど、ありとあらゆる食料品を強奪していく本作最強の掠奪部隊。その集団力・団結力は驚異的なもので、誰も阻むことができない上に、トムのような巨大な対象物ですら、隊列(フォーメーション)を組んで運搬してしまう。また、足音の効果音が軍靴の音であり、軍隊の行進の如く歩調がリズミカルで一糸乱れず、共振でトムが乗っているハンモックをも地震のように揺らすどころかハンモックの吊り紐を切るほどである。先頭のリーダーと思しき蟻はラッパを持ち、隊を統率する。
唯一、スパイクですら勝てなかった相手でもある。
魔術師ネズミ
魔術師ネズミ」に登場。ジェリーの家に客としてやってくる。名前の通り魔術を使うことができ、ジェリーを捕まえようとして来たトムを魔術で翻弄したり、トムに食べられた動物たちを復活させて、トムの口から出させたりした。
ドルーピー
吹替 - 玉川良一(TBS版)→滝口順平/緒方賢一トムとジェリー大行進)→中尾隆聖
常に少し眠そうな表情をした犬(バセットハウンド)。
元はテックス・アヴェリーによる短編作品のキャラクターだが、「トムとジェリー大行進」や「トムとジェリー テイルズ」、他トムとジェリーの長編映画作品で共演している。立ち位置が味方か敵かは作品によって異なり、「トムとジェリー オズの魔法使い」等のように(当初は)敵対する役柄の場合もある。

MGM製作分[編集]

作品一覧は、トムとジェリーの短編作品一覧を参照。

ハンナ=バーベラ第1期(1940年 - 1958年)[編集]

全作品がテクニカラー製作。アカデミー賞受賞、ノミネート作品が多く並ぶ。今日フルアニメーションと呼ばれる動きのなめらかな作画が特徴。またディズニーの作品に対抗意識を持って作られた一種のディズニー短編へのパロディ作品がいくつも見うけられる。第二次世界大戦が行われた時代には、「勝利は我に」に代表される、戦時色(国威発揚)の濃い作品も見受けられ、ヒトラー等の枢軸国側を揶揄する表現も登場する。

1955年公開の「ひげも使いよう」までは、ハンナ=バーベラの2人は監督という立場で作品製作に携わり、製作はフレッド・クインビーが担当していた(しかし、第1作の「上には上がある」から、第9作「楽しいボーリング」まで、クインビーは、ルドルフ・アイジングと共同でプロデューサーを担当しているが、アイジングがクレジットされているのは、第1作「上には上がある」のみである。また、ハンナに関しては、第1作から「ひげも使いよう」まで共同プロデューサーとして製作に関わっている)。その次の「素敵なママ」以降は、製作・監督の両面でハンナ・バーベラがメインとして携わっている。

この時期の音楽を担当した作曲家スコット・ブラッドリーは、映像のあらゆる細かい動きにタイミングを合わせてふさわしい音楽を付けていくという、緻密な構成を備えたフルオーケストラ曲をそれぞれの作品のために書いている。同じ作品内でも場面によってジャズ風からクラシック風まで曲調がめまぐるしく変化する独特の伴奏音楽は、この時期の作品群の大きな魅力の一つである。

この時期のオープニングは実写映画と同様だが下に「CARTOON」のロゴが入るMGMのロゴ(動画)で始まり、タイトルカード、サブタイトルカード、クレジット1、クレジット2となる。著作権標記はクレジット1に入る。リニューされたかどうかは不明。また、「上には上がある」のみ、著作権標記が入らない。また、エンドカードは統一デザイン(基本は赤地に筆記体で「The End」の立体金文字)となっている。実写映画の著作権表記とエンドカードに入るMGMの社章は入らない。

1950年代後半、テレビの普及と撮影所システムの崩壊でMGMの経営は傾き始めた。しかし、トムとジェリーも予算は削られたものの人気は依然高かった。MGMは当初、アニメーションなどの短編映画もシネマスコープ化して対抗しようとしたが、やがて旧作の上映のほうが新作上映よりも儲かる事実に気付いた。その結論は、MGMのアニメーション部門の閉鎖だった。1957年スタジオは閉鎖され、1958年8月1日公開の作品が最後となった。ハンナとバーベラは独立し、ハンナ・バーベラ・プロダクションを設立する。

ジーン・ダイッチ期(1961年 - 1962年)[編集]

1960年、MGMはトムとジェリーの新作短編シリーズを再開することにし、プロデューサーのウィリアム・L・スナイダー(William L. Snyder)はチェコスロバキアプラハに拠点を置くジーン・ダイッチ(Gene Deitch)のスタジオ、レンブラント・フィルム(Rembrandt Films)に製作させた。ダイッチとスナイダーのコンビは、シュルレアリスティックな短編13編を作った。全作品カラーフィルム製作。

この時期のオープニングは実写映画と同じMGMのロゴ(動画)で始まり、タイトルカード、サブタイトルカード、クレジットとなる。BGMは、『ごきげんないとこ』で使われたものを流用。後にTBS版で使われる統一版となる(ただし新カルメン物語のみ、カルメン序曲となる)。

この期のトムとジェリーは、唯一ラストに「メイド・イン・ハリウッド、USA」が付いていない。しかもダイッチのスタジオは東側陣営のチェコにあり鉄のカーテンの反対側だった事情もあり、スタジオがどこの街にあるかはクレジットからは完全に省略された。通常版のDVDには未収録だが1コインDVDには一部収録。

この期間の作品にはサブタイトルカードに著作権標記が入るが、リニューされたかどうかは不明。

チャック・ジョーンズ期(1963年 - 1967年)[編集]

ダイッチ製作分の最後の一本が公開されたあと、MGMは『ルーニー・テューンズ』や『メリー・メロディーズ』など、バッグス・バニーダフィー・ダックを主人公にしたアニメーション短編シリーズで名高かったアメリカ人監督チャック・ジョーンズ(Chuck Jones)を起用することとした。ジョーンズは1933年から30年以上在籍したワーナーのアニメーションスタジオを辞し、新たに自らのスタジオである「シブ・タワー・12プロダクションズ(Sib Tower 12 Productions)」をパートナーのレス・ゴールドマン(Les Goldman)と立ち上げたところだった。

ジョーンズとゴールドマンは1963年から34本の短編を製作した。全作品メトロカラー製作。これらの作品はジョーンズの演出が特徴的である。同時期のサイケデリック・ムーブメントの影響も見られた。ジョーンズは、トムとジェリーのブランドに自分のスタイルを当てはめようとした。ストーリーラインやキャラクターの個性はあまり変わらないが、キャラクターデザインが大きく変わった。トムはボリス・カーロフのような太い眉毛になり、頬の毛もふさふさになった。ジェリーは目や耳が大きくなり、ポーキー・ピッグ(Porky Pig、ワーナーのルーニー・テューンズのキャラ)のような姿形になった。

この時期のオープニングは日本のテレビ放送でもおなじみの「ライオンの代わりにトムが吠える」MGMのロゴで、真ん中の丸が、そのまま、TOMのOになり、そのあと、JERRYのYの上にジェリーが降りてくる。この後、サブタイトルカード、クレジット1、クレジット2となる。著作権標記はクレジット1に入る(リニューされたかどうかは不明)。

シブ・タワー・12はMGMのアニメーション部門になり、MGMは1967年にはアニメーション短編の製作を停止した。ジョーンズはすでにテレビスペシャルや、ノートン・ジャスターの児童書『マイロのふしぎな冒険』の長編映画化・『The Phantom Tollbooth 』など他の仕事に取り掛かっていた。ここまでは劇場用に作られたため収録時間が6分から9分の間で一定しない。

この期にはBGM作曲家が3人いて、話の雰囲気や制作時期などに応じてユージン・ポダニー(en:Eugene Poddany)、ディーン・エリオット(en:Dean Elliott)、カール・ブラント(en:Carl Brandt)が楽曲を提供している。ポダニーは弦楽器や管楽器を中心とした明るめでメロウな曲調を、エリオットはブラスが幅を利かせた、時に軽快、時に激しい曲調の楽曲を、ブラントは金管や木管を基調としたジャズおよびロックンロール調の楽曲を得意としており、3人それぞれ強い個性を放っているが、いずれの作曲家もBGMと映像がシンクロした繊細かつ流麗な劇伴音楽を書くという意味では共通している。

テレビでの放送(1965年 - )[編集]

1965年以降、ハンナ=バーベラ第1期の作品がCBSで土曜の朝からテレビ放映され人気を博した。チャック・ジョーンズの製作班はテレビ放送や政治的正しさへの配慮のために黒人のお手伝いさんをマスク処理で取り除き、白人女性に入れ替える描き直し作業や声の差し替えも行っていた(近年の再放送では描き直し前の黒人のお手伝いさんが放映されているが、声はステレオタイプな黒人英語を和らげている)。また、テレビ向けには暴力的とされたアクションも編集で削られた。CBSは1967年から放送を日曜に移し、1972年9月まで放送した。

近年アメリカやイギリスのカートゥーン ネットワークBOOMERANGで放送を行っているが、トムが喫煙しているシーンで視聴者からの「教育上良くない」という意見が理由で削除されたケースが問題化している。

ハンナ=バーベラ第2期(1975年 - 1977年)[編集]

The New Tom & Jerry Show 』というタイトルでテレビシリーズとして製作。ABCで土曜の朝のカートゥーン枠に放送され、再びハンナとバーベラが製作にあたることになった。日本では『新トムとジェリー』のタイトルで放映された。テレビの厳格な暴力描写の規制のため、トムとジェリーが喧嘩をせず、一緒に冒険に出るなどストーリーは大きく変わった。またトム、ジェリーとも蝶ネクタイを着用している。これ以降の短編作品群はテレビでの放送を考慮して収録時間がきっちり7分となった(The KarateGuard(劇場用)のみ8分)。全作品カラーフィルム製作。現在、日本ではDVD未発売。

この時期の作品には著作権標記が入り、保護期間中。

トムとジェリー大行進(1980年 - 1982年)[編集]

The Tom and Jerry Comedy Show 』の名前で1980年にテレビ向けに制作された短編作品群。1983年までの間CBSで繰り返し放送された。日本では『トムとジェリー大行進』内で放送されたが、日米共にDVD発売予定が無い。MGM名義で制作された最後の作品群となった(フィルメーションと合同)。全作品カラーフィルム製作。

この時期の作品には著作権標記が入り、保護期間中。

ターナー/ワーナー・ブラザース製作分[編集]

1986年にCNN創業者テッド・ターナーがMGMを一時的に買収し、このとき「トムとジェリー」も含む古いMGM作品の権利(旧作、及び、新作製作権)がターナーの手に移ったため、以後シリーズはターナー系列の会社(1996年より、タイム・ワーナー)で製作されるようになった。

これらの作品は「エグゼクティブ・プロデューサー」としてハンナとバーベラの2人が関わっており、2001年のハンナが死去後の作品はバーベラが単独で担当した。

なお、2006年のバーベラが死去後の作品(『トムとジェリー シャーロック・ホームズ』以降の作品)には「キャラクター制作」としてハンナ=バーベラコンビがクレジットされている。

☆はカートゥーン ネットワークで現在放送している作品。 ★は過去にカートゥーン ネットワークで放送された実績のある作品。

トムとジェリーキッズ(1990年)[編集]

トムとジェリーキッズ』☆は、1980年代から1990年代にかけて続いた、「クラシックなトゥーンキャラを大人から子供に変えて再利用する」という風潮に伴い、トムとジェリーも子供バージョンが作られることになった。トムとジェリーの幼年期を描いたアニメ作品。原題は『Tom and Jerry Kids Show 』。ハンナ・バーベラ・プロダクションとターナー・エンタテインメントの製作、FOXでの放送。全作品カラーフィルム製作。VHSでは発売されたがDVDは未発売。

トムとジェリーの大冒険(1993年)[編集]

トムとジェリーの大冒険』☆は、初の劇場版長編作品。原題は『Tom and Jerry: The Movie 』。カラーフィルム・スタンダード・サイズ製作。ヘンリー・マンシーニの遺作となった。日本語吹き替え版では篠原涼子小林幸子がゲスト声優として参加している。VHS・DVDが発売中。

The Mansion Cat(2001年4月8日)[編集]

The Mansion Cat 』★は、2000年に60周年記念に製作されたTV向け短編作品。日本ではカートゥーン ネットワークの『カートゥーン カートゥーン ショー』で2001年4月20日に放送。デジタルビデオ製作。DVD未収録。

トムとジェリー魔法の指輪(2001年)[編集]

トムとジェリー魔法の指輪』☆は、初のOVA長編作品。原題は『Tom and Jerry: The Magic Ring 』。デジタルビデオ製作。ハンナの遺作となった。この作品以降ワーナー・ブラザース・アニメーションがアニメ制作を行っている。

トムとジェリー 火星へ行く(2004年)[編集]

トムとジェリー 火星へ行く』☆は、OVA長編作品2作目。原題は『Tom and Jerry: Blast Off to Mars 』。デジタルビデオハイビジョン製作。DVD版及び専門チャンネルであるカートゥーン ネットワーク放送では、画面左右両端をカットし、画面アスペクト比率が地上波アナログ放送と同じ4:3となっている。ひかりTVビデオ・サービスでは、字幕スーパー版がハイビジョン画質(画面アスペクト比率16:9)で登録・配信している。

トムとジェリー ワイルドスピード(2005年)[編集]

『トムとジェリー ワイルドスピード』☆は、OVA長編作品3作目。原題は『Tom and Jerry: The Fast and the Furry 』。デジタルビデオハイビジョン製作。

The Karate Guard(2005年10月11日)[編集]

The Karate Guard 』★は劇場版作品2作目にあたる短編作品(8分)。アニー賞ノミネート。劇場用の短編作としては現時点で最終作。日本ではカートゥーン ネットワークの『カートゥーン カートゥーン ショー』で2006年1月27日に放送(『カウ&チキン/I amウィーゼル』との併映)。デジタルビデオ製作。DVD未収録。

トムとジェリーの宝島(2006年)[編集]

『トムとジェリーの宝島』☆は、OVA長編作品4作目。原題は『Tom and Jerry: Shiver Me Whiskers 』。デジタルビデオハイビジョン製作。DVD版及びカートゥーン ネットワーク放送での画面アスペクト比率は4:3だが、2013年末に地上波(サンテレビ、TOKYO MX)で放送された際はオリジナルと同じ16:9サイズで放送された。

トムとジェリー テイルズ(2006年 - 2008年)[編集]

トムとジェリー テイルズ』☆は、30年振りに製作を再開した短編作品群。テレビアニメシリーズ。CWテレビジョンネットワークで放送。原題は『Tom and Jerry Tales 』。全作品デジタル製作。この作品ではバーベラがエグゼクティブ・プロデューサー及び一部作品の脚本を担当している。

トムとジェリーのくるみ割り人形(2007年)[編集]

トムとジェリーのくるみ割り人形』☆は、OVA長編作品5作目。原題は『Tom and Jerry: A Nutcracker Tale 』。デジタルビデオハイビジョン製作。バーベラの遺作となった。

トムとジェリー シャーロック・ホームズ(2010年)[編集]

トムとジェリー シャーロック・ホームズ』☆は、作者死後作品。OVA長編作品6作目。原題は『Tom and Jerry Meet Sherlock Holmes 』。デジタルビデオハイビジョン製作。この作品からカートゥーン ネットワークの放送では16:9での放送を実施している。

トムとジェリー オズの魔法使(2011年)[編集]

『トムとジェリー オズの魔法使』☆は、作者死後作品。OVA長編作品7作目。原題は『Tom and Jerry and the Wizard of Oz 』。デジタルビデオハイビジョン製作。

トムとジェリー ロビン・フッド(2012年)[編集]

『トムとジェリー ロビン・フッド』☆は、作者死後作品。OVA長編作品8作目。原題は『Tom and Jerry: Robin Hood and His Merry Mouse 』。デジタルビデオハイビジョン製作。

トムとジェリー ジャックと豆の木(2013年)[編集]

『トムとジェリー ジャックと豆の木』☆は、作者死後作品。OVA長編作品9作目。原題は『Tom and Jerry's Giant Adventure 』。デジタルビデオハイビジョン製作。

トムとジェリー ショー/もっと!トムとジェリー ショー(2014年・2016年)[編集]

トムとジェリー ショー』☆は、『トムとジェリー テイルズ』以来8年ぶり製作された短編作品群。テレビシリーズ。カートゥーン ネットワークで放送。原題は『The Tom and Jerry Show 』。2016年10月26日からシーズン2として『もっと!トムとジェリー ショー』というタイトルでDVDが発売されている[6]デジタルビデオハイビジョン製作。

トムとジェリーと迷子のドラゴン(2014年)[編集]

『トムとジェリーと迷子のドラゴン』☆は、作者死後作品。OVA長編作品10作目。原題は『Tom and Jerry: The Lost Dragon 』。デジタルビデオハイビジョン製作。

サンタの小さなお手伝いさん(2014年)[編集]

サンタの小さなお手伝いさん』☆は、作者死後作品。初のOVA短編作品。2014年発売のDVD『トムとジェリー サンタの小さなお手伝いさん』に収録。 原題は『Tom and Jerry: Santa's Little Helpers 』。デジタルビデオハイビジョン製作

トムとジェリー スパイ・クエスト(2015年)[編集]

『トムとジェリー スパイ・クエスト』☆は、作者死後作品。OVA長編作品11作目。原題は『Tom and Jerry: Spy Quest 』。デジタルビデオハイビジョン製作。同じハンナ・バーベラ作品のアニメ『J.Q』とのクロスオーバー作品。

トムとジェリー すくえ!魔法の国オズ(2016年)[編集]

『トムとジェリー すくえ!魔法の国オズ』は、作者死後作品。OVA長編作品12作目。原題は『Tom and Jerry: Back to Oz 』。デジタルビデオハイビジョン製作。2011年に製作された長編作品『トムとジェリー オズの魔法使』の続編。日本では2016年11月19日ローソンHMVにてDVD独占先行販売の他ユナイテッド・シネマ、シネプレックスにて劇場公開(独占記念上映)された[7]。興行収入は1320万円[8]

トムとジェリー 夢のチョコレート工場(2017年)[編集]

『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』は、作者死後作品。OVA長編作品13作目。 原題は『Tom and Jerry: Willy Wonka and the Chocolate Factory 』。デジタルビデオハイビジョン製作。日本では2017年11月17日にDVDで発売された。ゲスト声優として横山だいすけがウィリー・ウォンカ役で出演する[9]。当初は劇場で公開される予定だったが、諸事情により中止となった[10]

日本でのテレビ放送[編集]

トムとジェリー(TBS版)[編集]

1964年(昭和39年)5月13日から1966年(昭和41年)2月23日まで、毎週水曜日の19:30から20:00にTBS系列で放送された。開始当初はモノクロでの放送で、後にカラー放送へと移行した。2話目にテックス・アヴェリーなどの作品が挿入されたのは1971年(昭和46年)から(後述)。ナレーションは谷幹一

初回放送時の放送局[編集]

放送地域 放送局 備考
関東広域圏 東京放送 制作局
北海道 北海道放送
青森県 青森テレビ 1980年に月曜から木曜の17時台に放送[11]
岩手県 岩手放送
宮城県 東北放送
福島県 福島テレビ 当時はTBS系列主体のオープンネットだった。
長野県 信越放送
新潟県 新潟放送 新潟地震の影響による放送休止が行われた可能性あり。
静岡県 静岡放送
中京広域圏 中部日本放送
石川県 北陸放送
近畿広域圏 朝日放送 当時はJNNの準キー局だった。
岡山県 山陽放送 当時の免許エリアは岡山県のみ。
島根県 山陰放送 当時の免許エリアは島根県のみ。
広島県 中国放送 1967年まではラジオ中国。
福岡県 RKB毎日放送
長崎県 長崎放送
熊本県 熊本放送
大分県 大分放送
宮崎県 宮崎放送
鹿児島県 南日本放送
琉球政府 琉球放送 当時はまだアメリカ合衆国の統治下だった。

TBS版で挿入されたアニメ作品[編集]

TBS版『トムとジェリー』では、30分の番組内で『トムとジェリー』が2作品放送され、その間に他のキャラクターを主人公としたアニメーション(主にテックス・アヴェリー作品)が1作品挿入されて放送された。

挿入された作品一覧はこちらを参照。一部は『トムとジェリー』通常版DVDに特典として1作ずつ収録された。

新トムとジェリー[編集]

1970年代後半にNET系列で放送。『The New Tom and Jerry Show 』を日本で放送したもの。主題歌はアメリカ版のものを使用している。トムとジェリーは叫び声、笑い声などは発するもののセリフは入っていない。

なお、本作は再放送は度々民放にて行われたが日本ではビデオ化されていない。日本で1992年にビデオで発売された「新トムとジェリー」はシーズン1による「トムとジェリーキッズ」のビデオ化で、本作とは別物。

おかしなおかしな トムとジェリー 大行進/トムとジェリー大行進[編集]

1980年から1981年に日本テレビ系列、『木曜スペシャル』で『おかしなおかしな トムとジェリー 大行進』として単発で放送。ここでは当時未公開だったチャック・ジョーンズ期を放送。「お好みサンド」と「ジェリーの親友」の2話のみTBS版で放送されここでは放送されていない。

ナレーションは植木等が務めた。

その後、同じく日本テレビ系列で1981年から1982年まで『トムとジェリー大行進』をレギュラー番組として放送。こちらはフィルメーション作品を日本で放送したもの。

トムとジェリーとゆかいな仲間[編集]

2000年10月1日から2001年6月24日まで日曜日の7:00 - 7:30にテレビ東京系列で放映。

主題歌はTBS版で使われた「トムとジェリー」をそのまま使用している。 放送形態が特殊で、2話目に「トゥイーティー」が挿入されたり、1話目のみが『トムとジェリー』で、2話目が『チキチキマシン猛レース』で3話目が『偉大なるケンケン劇場』(The Magnificent Muttley )だったり、また3話総てが『トムとジェリー』だったこともある。

トムとジェリー(新日本語吹替版)[編集]

現在はワーナー・ブラザース・テレビジョンが配給し、各地方局などで放送。放送プログラムはどこで放送されても同じ。オープニングは「いそうろう」の音楽を使用、エンディングは「DVD全10巻のジャケット」画面で曲はTBS版を使用しクレジットになっている。映像ソースがLD版と同じ為、黒人差別を指摘される恐れのある部分があまりカットされず、そのまま放送されることがある。作品により、トムとジェリーの声優が異なる。話数の編成・順序は放送局によって異なっている、

2006年6月から7月にかけて同じ時間帯にKBS京都(金曜のみ、4月頃開始)とサンテレビ(月曜 - 金曜)で30分枠(3話総てが「トムとジェリー」)が放送された。

その他にも、TOKYO MXでも放送され、九州では九州朝日放送の自社製作の『アサデス。』内にて夏休みや祝日に毎日1話ずつ放送していた(オープニング・エンディングは基本的になし。※まれにエンディングの映像が数秒映ることがある)。2013年12月23日から2014年2月19日までテレビ大阪(朝のこども劇場)で8:00から放送されていた。千葉テレビ放送で2014年4月29日より、毎週火曜の17:30から放送された。KBS京都も再び2015年5月11日から7月1日まで放映。

トムとジェリー(カートゥーン ネットワーク版)[編集]

カートゥーン ネットワークでの放送では、DVD版や現在の地上波での放送の吹き替えとは違い、日本語吹き替え音声が入らない作品がまれにある。また、作品により、トムとジェリーの声優が異なる。放送プログラムはランダムで、DVD未収録作品も放送される。

シネマスコープのトリミングではDVD版のような中央のみしか映らないものではなく左右に動いたり、縦に引き伸ばされたりしている。

番組冒頭で「原作者のオリジナリティを尊重し…」の注釈を入れている為、DVD版ではカットされたシーンがそのまま放送されることがある。

2010年6月1日からは生誕70周年を記念してHDリマスター版が放送されている。これにより、シネマスコープ作品がハイビジョンで視聴可能になった。

トムとジェリー(BSプレミアム版)[編集]

3話ずつ火曜 18:30 - 18:55に放送。2013年4月2日から12月24日までハンナ&バーベラ、ダイッチ、ジョーンズ期の各作品がセレクションされ、2014年1月7日から2014年9月16日まで同じ順番の再放送となっている。よく知られた作品の邦題が変更された回がある[12]

スタンダード・サイズで制作された回は左右にサイドバーが付けられ、厳密には画面縦横比3:4より僅かに横長(約1:1.42)。スコープサイズにリメイクされた回は左右をカットしてハイビジョン画面に合わせている。エンディングにはTBS版主題歌「トムとジェリー」が使用されている。

台詞のある回の吹替音声はレーザーディスク版の流用で、エンディングでLD-BOX3巻に出演した声優ほぼ全員に加え演出・翻訳スタッフまでクレジットされる点はデータとしては貴重。それに伴い、日本語吹き替え音声が入らない作品のものが抑えられている。ただし表記は放送回に沿ったものではなく毎回同一である。

ポップコーン[編集]

2005年カートゥーン ネットワークの「ポップコーン(旧:カートゥーン シアター)」で放送された「トムとジェリーの大冒険」以降、不定期でトムとジェリーの長編作品が放送されるようになった。作品により、トムの声優が異なる。

特に『トムとジェリーのくるみ割り人形』は2008年以降クリスマスシーズンの12月限定に必ず放送されている。

トムとジェリー テイルズ (カートゥーン ネットワーク・地上波・BSプレミアム版)[編集]

2007年6月2日からカートゥーン ネットワークで放送されるのを皮切りに2010年以降は地上波各地方局で放送されている他、2012年4月4日からはBSプレミアムでも放送されていた(現在は放送終了)。

DVD版とは異なり、トムとジェリーの声のみ原語版の声が使われている。

声の出演

トムとジェリーの宝島[編集]

2008年8月1日BS2の「2008 BS夏休みアニメ特選」内で放送された。

トムとジェリーのくるみ割り人形[編集]

2011年12月25日BSプレミアムの『BSプレミアム 冬休みキッズスペシャル』内で放送された。

トムとジェリー ショー[編集]

2014年4月6日からカートゥーン ネットワークのプレミアムサンデー枠にて放送開始。毎月放送作品が変わる枠の関係上、1ヶ月4週分の放送を行う(その後放送されるNewエピソードも同様)。

また、前述のトムとジェリー(BSプレミアム版)の後番組(火曜 18:30 - 18:55)として2014年9月23日からBSプレミアムにて新トムとジェリー ショーという番組名で放送を開始した。地上波では、『トムとジェリー ショー』として、2015年12月15日よりTOKYO MX[13]で、2016年4月から2017年3月25日までは青森放送で、2016年9月4日よりテレビ愛知でそれぞれ放送されている。

TBS系列 水曜19:30 サンスターシオノギ一社提供
【当番組のみアニメ、当番組までTBS制作枠】
前番組 番組名 次番組
アラカザンの魔法
(The Magic Land of Allakazam)
※ここまでドラマ
トムとジェリー
てんてこ漫遊記
※再びドラマ、ここからABC制作
テレビ東京系列 日曜7:00枠
知ってる介!護
※7:00 - 7:25
TXN HOTテレビ
※7:25 -
トムとジェリーとゆかいな仲間
パワーパフガールズ(26話 - 49話)
※水曜18:30から移動

トムとジェリー シャーロック・ホームズ[編集]

トムとジェリー オズの魔法使い[編集]

トムとジェリー ロビン・フッド[編集]

  • 以上3作品は前述2作品と共に2016年〜2017年に掛けてNHK Eテレにて土曜/日曜の夕方や、水曜深夜(本来は番組休止時間)等に放送されている。これら計5作品には児童文学もしくはそれに準ずる作品が原点となっている共通点が存在する。

日本で発売されたビデオ・LD・DVD[編集]

現在正規版では、『新トムとジェリー』はバンダイビジュアル。『トムとジェリー キッズ』はアミューズビデオ(現:ショウゲート)と松竹。それ以外の旧作・新作はワーナー・ホーム・ビデオ(現:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント)から発売されている。それ以前は日本ビクター(現:JVCケンウッド)、パイオニアLDC(現:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)、ヘラルド・ポニーでも発売されていた。

新トムとジェリー/トムとジェリーキッズ(VHS版)[編集]

声の出演[編集]

『トムとジェリーキッズ』では、原語版の声が使われている。

トムとジェリー(LD版)[編集]

LD版は全3巻。「トムとジェリー スペシャルBOX(Cartoon Festival)」という商品名で発売された。新規収録された日本語吹き替え版は既成版を踏襲しない声優を据えた(「著作元の意向によりアメリカで製作されました」と記述があり米国内で配役・収録された模様)第1巻(1995年発売)に対し、第2巻以降はテレビシリーズや既成のビデオ・LDにより近いキャスティングが行われている[14]

「パパは強いな」、「赤ちゃんは楽だね」、「みーちゃったみーちゃった」、「必殺ネズミ取り」及び日本未公開リメイク作品は未収録。ジーン・ダイッチ期については「トムとジェリー ドルーピーといっしょ」(全2巻)に収録されている。

発売時期の関係からか、黒人差別を指摘される恐れのある部分があまりカットされていない。

映画評論家の森卓也が監修を務めており、彼による作品解説シートが同梱されている。

声の出演[編集]

作品により、トムとジェリーの声優が異なる(括弧内は担当巻)。

  • トム - ダン小路(1)/肝付兼太(2-3)
  • ジェリー - チマ(1)/堀絢子(2-3)

トムとジェリー(VHS版)[編集]

VHS版は全20巻。

「パパは強いな」、「赤ちゃんは楽だね」、「みーちゃったみーちゃった」、「必殺ネズミ取り」及び日本未公開リメイク作品は未収録。ジーン・ダイッチ期については「トムとジェリー ドルーピーといっしょ」(全4巻)に収録されている。

発売時期の関係と映像ソースがLD版と同じ為、黒人差別を指摘される恐れのある部分があまりカットされていない。

LD版同様、森卓也が監修を務めている。

声の出演[編集]

作品により、トムとジェリーの声優が異なる(括弧内は担当巻)。

  • トム - ダン小路(1-7)/肝付兼太(8-20)
  • ジェリー - チマ(1-7)/堀絢子(8-20)

トムとジェリー(DVD・UMD版)[編集]

通常版DVDは全10巻(ソフトシェル版もあり)、UMD版はそのうちの4巻までが発売されている。これとは別に、テーマに沿って4作品をセレクトした廉価版の1コインDVDおよび各巻32話ずつを収録した2枚組の「どどーんと32話 てんこもりパック」シリーズがある。

通常版では「パパは強いな」、「赤ちゃんは楽だね」、「みーちゃったみーちゃった」、「必殺ネズミ取り」及び日本未公開リメイク作品は未収録であった。いっぽう、ジーン・ダイッチ期については初回発売時に全10巻購入者特典として配布された「スペシャルDVD」に全13作が収録されている。

このジーン・ダイッチ期作品については、1コインDVDに「猫はワンワン犬はニャーオ」、「友達はいいな」を除く11作が含まれている。

「どどーんと32話 てんこもりパック」シリーズには、上記未収録作品のうち、「パパは強いな」と「必殺ネズミ取り」が初収録されている。また、国内では特典盤でのみリリースされていた「猫はワンワン犬はニャーオ」と「友達はいいな」も初収録された。

以上のシリーズでは、黒人差別を指摘される恐れのある部分のカットが含まれている。

アカデミー賞受賞&ノミネート作品を集めた「アカデミー・コレクション」もDVD・UMDにて発売されている。

声の出演[編集]

作品により、トムとジェリーの声優が異なる(括弧内は担当巻)。

  • トム - ダン小路(1-4)/肝付兼太(4-10)
  • ジェリー - チマ(1-4)/堀絢子(4-10)

トムとジェリー テイルズ(DVD版)[編集]

全6巻。

Vol.1-3までは「第1シーズン」放映分、Vol.4-6までは「第2シーズン」放映分がそれぞれ収録されている。

なお、Vol.1-3収録分は1コインDVDにも収録。

パブリックドメインDVD[編集]

1940年から1953年までの作品は日本で著作権の保護期間が終了したものと考えられており、主に以下のDVDが発売されている。

  • トムとジェリー DVD BOX (宝島社)
  • トムとジェリー DVD BOX vol.2 (宝島社)
  • トムとジェリー プレミアム DVD BOX (宝島社)
  • トムとジェリー たのしい仲間たち (コスミック出版)
  • トムとジェリー ワクワク大冒険 (コスミック出版)

また、上記各シリーズとは別に、一枚あたり8話収録でリリースされている廉価版DVDシリーズもあるが、日本語吹き替え音声が出るたびにBGMが消えたり、トムやジェリーの声が加工されていたりと、吹き替えの出来は良くない。また、このシリーズではスタッフクレジット画面にあるはずの権利者表記が削除されている。また1940年から1953年までの作品は日本で著作権の保護期間が終了しているためYouTubeに(主にトランスグローバル版)多数投稿されていたが、権利者がその多くを削除するなど著作権ラインが曖昧である。

声の出演[編集]

トムとジェリーの声優はコスミック出版でのキャスト。

  • トム - チョー
  • ジェリー - よこざわけい子

米国発売のLD・DVD・BD[編集]

本国では、1993年から1994年にかけて"The Art of Tom and Jerry"という全3巻のLDボックスが発売され、ハンナ=バーベラ第1期114話に加え「スパイクとタイク」2話、チャック・ジョーンズ期34話の全話が、ノーカットで収録された。これらの時期の作品の市販商品としては最も完全なものとされている。

DVDでは、"Spotlight Collection"全3巻が、ハンナ=バーベラ第1期から112話を収録している。ここでは人種偏見要素が特に著しく認められる「お掃除はこうするの Mouse Cleaning」と「計算ちがい Casanova Cat」が収められていない一方、第3巻の特典映像として2005年制作の"The Karate Guard"が含まれる。このうち第1巻と第2巻とは、当初検閲によるカットが施されたエピソードが含まれていたが、その後それは企画意図に反する誤りであったことが判明し、ノーカット版のディスクへの交換が行われた。ただし、人種偏見を象徴する訛りを強調した音声部分は、標準的な英語の新録音に差し替えられている。 また、併せて"Gene Deitch Collection"と"Chuck Jones Collection"とがそれぞれの時期の全エピソードを収録してリリースされている。 なお、"Spotlight Collection"非収録の2話も、欧州版DVD(PAL方式)の"Classic Collection"には収録されている。

2011年以降、"Golden Collection"と銘打ちHD修復・リマスターを行ったBlu-Rayディスク並びにDVDでのリリースプロジェクトが進行中で、ハンナ=バーベラ第1期から37話を収録した第1巻が2011年10月末に発売された。続く42話を収録した第2巻は2013年12月発売と予告されたが、そこには"Spotlight Collection"同様「お掃除はこうするの Mouse Cleaning」と「計算ちがい Casanova Cat」が収録されないことが判明した。その後、この第2巻は発売延期となり、2016年2月現在そのリリース時期は、後続巻も含め未定のままである。

関連作品[編集]

  • 1931年から1933年までヴァン・ビューレン・スタジオが制作したヴァン・ビューレンのトムとジェリーというトムとジェリーとは別物の作品があるがバーベラもこの作品において、アニメーターと脚本家を務めるなど、あながち無関係とは言えない。
  • 1945年にジェリーがジーン・ケリーと映画『錨を上げて』で共演した(わずか数秒だがトムも登場している)。この映像は後に「アカデミー・コレクション」の特典映像として収録されている。
  • 1953年に製作された映画『濡れたらダメよ』で主演のエスター・ウィリアムスが夢の中の場面でトムとジェリーと一緒に泳ぐシーンがある。
  • アメリカのテレビアニメーションザ・シンプソンズの劇中アニメ「イッチー&スクラッチー」はトムとジェリーのパロディになっている。
  • カートゥーンと実写の合成によって撮影された『ロジャー・ラビット』(1988年公開)では様々なカートゥーンキャラクターが登場した。同作品には当初、MGMの人気カートゥーンとしてトムとジェリーも作中に登場させることも検討されたが、米国では「トムとジェリー」が明確なセリフを持たないアドリブ・カートゥーンのため、作中「私生活もある俳優として出演させる」ことが断念されたという。また、当時MGMは「トムとジェリー」初の長編映画作品を製作中だったため、キャラクターの貸し出しを断られたともいう。代わってドルーピーが出演した。

その他[編集]

  • ハンナ=バーベラコンビはトムとジェリーで声優をやっていた経歴がある。ハンナはトムとジェリーの声とトムのすさまじい悲鳴や笑い声を、バーベラは短編作品『The Mansion Cat』でトムの主人を担当した。
  • スタッフクレジットでハンナが先に名前が来るのはハンナ=バーベラコンビがコイントスの賭けをした時にハンナが勝ったからといわれている。
  • トムとジェリーの第1作目「上には上がある」を製作する際、当初「犬と狐」という設定で登場させるつもりだった。
  • 前述の通り、日本ではトムとジェリーをイメージキャラクターとして使用する企業が多いが、中でも1978年頃の日立製作所の冷蔵庫では女優の黒柳徹子とトムとジェリーを起用。テレビCMでは合成共演する形で放送された。トムとジェリーの声はTBS版で吹き替えを務めた八代と藤田がそれぞれ担当した。
  • ルパン三世』の銭形警部はトム、ルパン三世はジェリーと本作を参考にしたものである[15]
  • 1969年から放送中の『サザエさん』の放送開始当初は本作を参考にしたドタバタ調のギャグアニメ路線だった。
  • 佐賀県の大手地方銀行佐賀銀行テレビCMにも、トム、ジェリーが出ている。
  • 上原ひろみ2003年に発表したアルバム『アナザー・マインド』の日本盤ボーナス・トラックとして収録したオリジナル(自作自演)曲「トムとジェリー(The Tom and Jerry Show)」は、カートゥーンの「トムとジェリー」のイメージを盛り込んで作曲された。

参考文献[編集]

  • 森卓也『定本 アニメーションのギャグ世界』アスペクト、2009年、ISBN 4-7572-1537-1
  • DVD『トムとジェリー 魔法の指輪 特別版』ワーナー・ホーム・ビデオ、2002年

脚注[編集]

  1. ^ 「ジェリーの日記」など。この話は過去のエピソードを軸に構成されているため回想シーンでトムが痛めつけられるシーンがあるものの、トムが直接被害に遭う事はない。
  2. ^ いつの間にかありえないものを持ち込んだりよそに移動したり、場合によっては自らの被害の回復に利用している。一度ジェリーが左耳から飛び込んで右耳に移動した際には眼窩から中のジェリーが見えていたりしている。
  3. ^ これはトム特有ではなく、ジェリーも同様に自分の尻を使うことがある。更に後述の通り、登場する動物はほとんど自らの尻を点火時に使用している。
  4. ^ パーティ荒らし』の最後では、トムはギロチンの露と消えている。また後述の例も参照。
  5. ^ BSプレミアムの番組案内に書かれている他『トムとジェリー ショー』でもこの名前で登場している。
  6. ^ 【ワーナー公式】映画(ブルーレイ,DVD & 4K UHD-デジタル配信)|もっと!トムとジェリー ショー. 2016年8月20日閲覧。
  7. ^ 仲良く喧嘩!しない『トムとジェリー すくえ!魔法の国オズ』上映決定! 映画情報どっとこむ. 2016年8月10日閲覧。
  8. ^ キネマ旬報 2017年3月下旬号』p.75
  9. ^ トムとジェリー 夢のチョコレート工場|トムとジェリー【公式サイト】|ワーナー・ブラザース. 2017年6月1日閲覧。
  10. ^ トムとジェリー 夢のチョコレート工場|トムとジェリー【公式サイト】|ワーナー・ブラザース. 2017年9月6日閲覧。
  11. ^ 出典:「ATV30年のあゆみ」に記載の1975年4月と10月の基本番組表から。なお、青森テレビでは、後述のNET系「新・トムとジェリー」も放送していた。
  12. ^ 「インディアンごっこ」が「二匹のネズミ」と改められた。放送は13年9月3日。
  13. ^ 2016年8月11日から9月29日まで放送休止。10月6日より再開予定。
  14. ^ 第1巻では既出のトム、ジェリー役のほかに渡米した作曲家の三沢郷(スパイク)、"Toshi Toda"名義で『パール・ハーバー』などにも出演している俳優・戸田年治(ナレーター)の記載もあるが、この2名は同一音源によるBSプレミアムの放送でもクレジットされていない。第2巻解説書に記載のある日本語版スタッフは以下の通り。プロデュース:今村敬三(ワーナー・ホーム・ビデオ)翻訳:杉田朋子、桜井裕子、小寺陽子、演出:木村絵理子、編集:オムニバス・ジャパン、調整:阿部佳代子
  15. ^ 2012年ルパン三世40周年記念イベントで作者のモンキーパンチが語ったところによる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]