ワルツの王様

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ワルツの王様
Johann Mouse
トムとジェリーシリーズ
監督 ウィリアム・ハンナ
ジョセフ・バーベラ
プロデューサー フレッド・クインビー
脚本 ウィリアム・ハンナ
ジョセフ・バーベラ
音楽 スコット・ブラッドリー
作画 レイ・パターソン
エド・バージ
ケネス・ミューズ
アーブン・スペンス
配給 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
公開日 1953年3月21日
色調 テクニカラー
上映時間 7分52秒
言語 英語
前作 パーティ荒し (1951年度)
次作 プカドン交響楽 (1953年度)

ワルツの王様』(ワルツのおうさま、1953年3月21日)はトムとジェリーの作品の一つ。アカデミー賞受賞作品。

原題は「ヨハン・マウス(英語: Johann Mouse)」で、ヨハン・シュトラウス2世の家に住み着いたネズミを示している。『ワルツの王様』という邦題は、ヨハン・シュトラウス2世のあだ名「ワルツ王」に由来する。

スタッフ[編集]

作品内容[編集]

ウィーン音楽家ヨハン・シュトラウスの家にはある一匹のネズミが住んでいた。その名はヨハン(この話の中でのジェリーの名)。この家のご主人は毎日ピアノでワルツを弾く。ヨハンはそのワルツにのって踊るのが大好きであった。

しかし、ヨハンが踊るところを狙うネコ(トム)がこの家にいた。いつもヨハンを狙うのに失敗していたが、トムはあきらめなかった。なぜならご主人が毎日ピアノを弾くため、それにつられてヨハンが踊りだすのを待てばよいからだ。それでもトムは毎日ヨハンを狙うのに失敗していた。

そんなある日、ご主人が旅行に出かけ、それにトムは大変困りはてた。ピアノを弾く人が誰もいない以上、ヨハンは踊って出て来ないからだ。しかしトムは、ピアノの前で「How To Play The Walts In Six Easy Lessons by Johann Strauss」(あなたも6つの簡単なレッスンでワルツが弾ける ヨハン・シュトラウス著)と書かれた楽譜を見つける。「自分にだって、練習すればワルツが弾けるかもしれない!」。そう考えたトムは、さっそく練習に励む。

そうしてトムは、いつもご主人が演奏しているピアノを弾いてみた。するといつものようにヨハンはワルツにのって踊りだした。かわいそうな事に、ヨハンはピアノを弾いている主がトムと解っていてもつい反応して踊ってしまうほど、音楽の虜になってしまっていたのだ。

しかしその時、トムの弾くピアノを聞きつけた屋敷の使用人たちが、「ご主人さまはいないのに誰が弾いているんだ?」と不思議に思い、部屋をのぞきに来ていた。するとネコがピアノを弾きネズミが踊る光景があった。それを見た使用人たちは、演奏が終わると拍手喝采。

メイドの一人が肉屋の小僧にそのことを話し、肉屋の小僧は広場の群集にそれを話した。噂はたちまち町中に広がり、お城の衛兵にも届く。衛兵は王様にもその事を伝えた。『ネコがワルツを弾くんだって? ネズミがワルツを踊るんだって?』王様はその話をにわかには信じられず、トムとヨハンをお城に招待し、演奏させるよう命令する。

お城に招かれた二匹。トムがピアノでワルツを披露する。それにあわせてヨハンが踊る。「ワンダフル!」「すばらしい!」と周りの人は惚れ惚れしていた。 しかし、演奏が終わるとトムはヨハンを狙い、再びいつもの追いかけっこが始まるのであった。

備考[編集]

作品の最後に、トムがピアノの音色に踊りだすヨハン(ジェリー)を狙うのに失敗し、ネズミの穴からジェリーが礼をした後に、トムがページをめくって、The Endの文字が表示される、という演出があった。

挿入曲[編集]

関連項目[編集]