南へ行こう

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南へ行こう(Southbound Duckling、1955年3月12日)は、トムとジェリーの短編作品。

スタッフ[編集]

作品内容[編集]

ある冬の晴れた日、アヒルがジェリーに「僕は南に行くから」と挨拶をしにきた。南へ渡るカモを見て自分が渡り鳥だと勘違いしてしまったのである。ジェリーは図鑑を持ってきてこう説明した。「野生のカモは冬に備えて南へ渡る。アヒルは農場に居て、冬になっても南には行かない」。

しかし、アヒルはまったく聞き入れようとせず、意地でも南へ行こうとするが、アヒルはカモのようには飛べなかった。ジェリーが止めても聞かず、諦めようとしないアヒルはパチンコで南へ行こうとするが、勢い余ってご飯を食べようとしていたトムの口の中へ。なんとかトムの口から逃げ出せたアヒル。トムはアヒルを捕まえて料理しようと考えた。

トムに追われたアヒルを匿ったジェリーは、仕方なく南へ行くための手伝いをすることになった。まず、シーソーを作り、錘を落としてその勢いで飛ぼうとするが、結局落ちてしまい、トムのフライパンの上に落下。アヒルは料理を作ろうとするトムにきょとんとしていたが、その隙にジェリーに助けられた。次にアヒルはロケットで飛ぼうとするが、大口を開けたトムがロケットを飲み込んでしまい、そのまま池にぽちゃんと落ちてしまった。

どの作戦も失敗に終わりジェリーはふてくされてしまうが、尚も諦めきれないアヒル。最後の手段として気球に空気を入れて、そのまま飛ばすことにした。今度こそ成功…と思いきや、トムが藁の山から猟銃を放ち、気球は破裂して、アヒルはそのまま落ちていく。下で待ち構えたトムは網で捕まえようとするが、ジェリーが網を切って穴をあけ、アヒルをキャッチし、そのまま飛行場へ逃げ込む。

そして南国行きの飛行機にジェリーとアヒルは乗りこみ、トムは車輪につかまり南国へと向かった。ついにハワイにやってきた二人はすっかりバカンスを満喫していた。しかし、すでにトムは先回りしており、二人をバケツに閉じ込めてしまった。

補足[編集]

本作はトムが勝利した数少ない話である。

本作では、ラストシーンでトムがアヒルとジェリーをバケツに閉じ込めでその光景を隠した際に、「The End」の文字が浮かび上がる独自の演出が用いられている。

日本でのテレビ放映[編集]

TBS系および他系列で1964年1990年頃まで時折放映された。DVDにも収録。

関連項目[編集]