白石冬美
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しらいし ふゆみ 白石 冬美 |
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プロフィール | |
本名 | 白石 芙美子 しらいし ふみこ |
愛称 | チャコ |
出生地 | ![]() |
生年月日 | 1941年10月14日(76歳) |
血液型 | A型 |
身長 | 155cm |
職業 | 女優、声優、ラジオパーソナリティ |
事務所 | 賢プロダクション |
活動 | |
活動期間 | 1964年 - |
デビュー作 | ニーナ・ベルトン(ビッグX) |
白石 冬美(しらいし ふゆみ、1941年10月14日 - )は、日本の女優、声優、ラジオパーソナリティ。本名、白石 芙美子(しらいし ふみこ)。賢プロダクション所属。静岡県出身。生まれは中華民国北京。
目次
人物[編集]
静岡雙葉学園、東宝芸能学校卒。在学中に東宝ミュージカルの初舞台を経験し、その後日劇ダンシングチームを経てデビュー。1960年代から活動する。後年は専門学校の声優科の講師を務め、後進の指導に専念しているため、現場から遠ざかっている。
TBSラジオの深夜放送番組『パックインミュージック』においては、1967年から野沢那智とのコンビでパーソナリティーを務め、『ナチ・チャコパック』または『ナッチャコパック』と呼ばれ、同番組最長の15年間のロングランを記録した。ちなみにナッチャコの由来は野沢のあだ名“ナッチャン”と白石のあだ名“チャコ”に由来している。『月刊愛川欽也・キンキンのパックインミュージック』ではキン・チャコパックという名で親しまれていた。
少女役より少年役の方が演じていて楽しいと語っている。思い出に残る作品として、真っ先に『怪物くん』と『パタリロ!』の名を挙げている。その理由は「暴れられるから」。
1980年に『怪物くん』がリメイクされたときは自分にやらせてほしいと作者の藤子不二雄(当時名義)に直訴の手紙を出したが、結局野沢雅子が怪物くん役に決定。野沢は白石に役を奪ったことを詫びたという[1]。
『Dr.スランプ アラレちゃん』の主人公則巻アラレ役も小山茉美と二人でオーディション最終選考まで残り、当初は白石でほぼ決定していたそうだが、最後の最後で小山にアラレ役が決まってしまったそうで「とてもやりたかった役なので、茉美ちゃんに決まってしまったと聞いた時には正直言うと悔しかった」とアニメージュ内のインタビュー等で語っている。ちなみに白石は『Dr.スランプ アラレちゃん』第53話「アン子ノン子のディスカバー・いなか」で、アラレそっくりのあん子役をやっている。
『あしたのジョー』で1作目からサチ役を務めており、あおい輝彦演じる矢吹丈同様、ほぼ全ての媒体でサチの声を務めている息の長い役となる[2]。
多くのベテラン同様に「声優は俳優の一部」という姿勢を持っており、「声だけで演じるのは難しいから、演技ができなければならない」という芝居の基本ができていないと意味がないという旨の見解を持っている。そのため肝付兼太に声優の専門学校の講師に誘われたときには「声優のいろはだけを教えるなんて私にはできない」と感じていたが、「自分の歩いてきた道を、そのまま生徒に教えてくれればいい」と言われ、その言葉を胸に声優になるための技能だけでなく、俳優としての技術も後進に指導を行っている[3]。
クリスチャンであり、洗礼も受けている。ちなみに洗礼名は「マリア・セシリア」という[4]。
出演作品[編集]
※太字はメインキャラクター。
テレビアニメ[編集]
1964年
1965年
- W3(ボッコ隊長)
1966年
- おそ松くん(トト子、松野カラ松〈代役〉)
- 魔法使いサリー(ポロン、カオル)
- レインボー戦隊ロビン(アンヌ〈2代目〉)
1967年
1968年
- 怪物くん(モノクロ版)(怪物太郎[10])
- 巨人の星(星明子[11])
- ゲゲゲの鬼太郎(第1作)(雪ん子)
- サイボーグ009(001 / イワン・ウィスキー[12]、ミッチィ、リタ)
1969年
- 巨人の星対鉄腕アトム(星明子)
- 紅三四郎(ジェーン)
- 忍風カムイ外伝(子供)
- ハクション大魔王(ケチオ)
- ひみつのアッコちゃん(第1作)(勇)
1970年
- あしたのジョー(サチ[13])
- 昆虫物語 みなしごハッチ(ミツバチのミツコ)
- 動物村ものがたり(ナレーション)
1971年
- 国松さまのお通りだい(サチ)
- 珍豪ムチャ兵衛
1972年
1973年
1974年
- 星の子チョビン(チョビン)
1975年
1976年
- アラビアンナイト シンドバットの冒険(九官鳥 / シェーラ[15])
- リトル・ルルとちっちゃい仲間
- ろぼっ子ビートン(ビートン〈2代目〉)
1977年
- 新・巨人の星(花形明子[16])
- ジェッターマルス(メルチ[17])
- 超合体魔術ロボ ギンガイザー(ヨシオ)
1978年
- 銀河鉄道999(スルー、クロサリス)
- ピンクレディー物語 栄光の天使たち(お話し)
- 無敵鋼人ダイターン3(戸田突太〈トッポ〉[12])
1979年
1980年
- あしたのジョー2(サチ)
- 釣りキチ三平(高山ユリ[20])
- 伝説巨神イデオン(イムホフ・カーシャ)
- メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行(チレット)
- ふた子のモンチッチ(モンチッチくん)
1981年
- カバ園長の動物園日記(マサル)
- ハニーハニーのすてきな冒険(フローレル姫)
- めちゃっこドタコン(団チョビ子)
1982年
- あさりちゃん(カケス)
- Dr.スランプ アラレちゃん(アン子)
- 忍者ハットリくん(ツバメ)
- パタリロ!・ぼくパタリロ!(パタリロ・ド・マリネール8世[10])
1983年
- イーグルサム(グズラン)
- 吾輩は犬である ドン松五郎の生活(お銀)
1984年
- コアラボーイコッキィ(ルイス)
- とんがり帽子のメモル(グレイス)
1985年
1988年
- シティーハンター2(ナリオ)
1989年
1991年
- どろろんぱっ!(小野小町)
2003年
- 高橋留美子劇場(シマちゃん)
2008年
- おじゃる丸(花実)
2011年
- 日常(第11話予告ナレーション / 泥・鉄球)
2013年
- まおゆう魔王勇者(夢魔鶫)
2014年
OVA[編集]
1984年
- BIRTH(モンガー)
1989年
- 機動戦士SDガンダム(ミライ、フォウ)
1992年
- ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日(サニー・ザ・マジシャン)
劇場アニメ[編集]
1969年
1970年
- 巨人の星 大リーグボール(星明子[24])
- 巨人の星 宿命の対決(星明子[25])
- ちびっ子レミと名犬カピ(ベアトリーチェ)
1980年
- あしたのジョー(サチ)
- サイボーグ009 超銀河伝説(001 / イワン・ウイスキー)
1981年
- あしたのジョー2(サチ)
- 機動戦士ガンダム(ミライ・ヤシマ、カツ・ハウィン)
- 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編(ミライ・ヤシマ、カツ・ハウィン)
- 世界名作童話 白鳥の湖(マルガリータ)
1982年
- 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編(ミライ・ヤシマ、カツ・ハウィン)
- 巨人の星(星明子[26])
- セロ弾きのゴーシュ(ねこ)
- 伝説巨神イデオン 接触篇・発動篇(イムホフ・カーシャ)
- 浮浪雲(お花[27])
1983年
1984年
1985年
1986年
- オバケのQ太郎 とびだせ!バケバケ大作戦(ドロンパ)
1987年
- オバケのQ太郎 進め! 1/100大作戦(ドロンパ)
1988年
- 機動戦士SDガンダム(ミライ)
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(ミライ・ノア[29])
1999年
- ドラえもん のび太の宇宙漂流記(リアン)
2005年
2006年
- 機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-(ミライ・ノア)
ゲーム[編集]
1992年
- 天外魔境II 卍MARU(おミル)
1993年
1995年
- 機動戦士ガンダム(ミライ・ヤシマ、カツ・ハウィン)
1997年
- スーパーロボット大戦F(イムホフ・カーシャ)
1998年
- スーパーロボット大戦F完結編(戸田突太、イムホフ・カーシャ)
2000年
- SDガンダム GGENERATION-F(ミライ・ヤシマ)
- スーパーロボット大戦α(戸田突太)
2001年
- SDガンダム GGENERATION-F.I.F(ミライ・ヤシマ)
- スーパーロボット大戦α外伝(戸田突太)
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast(戸田突太)
2005年
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ(イムホフ・カーシャ)
2007年
- SDガンダム GGENERATION SPIRITS(ミライ・ヤシマ)
2009年
- SDガンダム GGENERATION WARS(ミライ・ヤシマ)
2011年
- リトルビッグプラネット2(ビクトリア・ヴォン・バシースフィア) ※日本語版
パチスロ[編集]
- パチスロ あしたのジョー2(サチ)
吹き替え[編集]
海外ドラマ[編集]
- 奥さまは魔女 #193(スージー人形)
- 激突!(ラジオのDJ) ※テレビ朝日版
- ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(ジュディ・ジャクソン)
- 虹をつかむネコ(フェリシア)
- すてきなサンディー(サンディ・ダンカン)
海外アニメ[編集]
特撮[編集]
- ウルトラマンレオ(わんぱく怪獣タイショーの声、第40話の人形の声)
- スーパーロボット レッドバロン(第17話のメカ少女あづさの声)
- チビラくん(ドナールのボスの声、ハレハレの声、シヘラの声)
- 飛べ!孫悟空(魔女の声)
ラジオ[編集]
- いう気リンリン 那智チャコワイド(文化放送)
- いちご列車(TBSラジオ)
- キンキンのサタデー歌謡ベストテン(文化放送)
- 月刊愛川欽也・キンキンのパックインミュージック(TBSラジオ)
- パックインミュージック(TBSラジオ)
- 伊東四朗のあっぱれ土曜ワイド(文化放送)
- ナッチャコのおじゃまな関係(ニッポン放送)
- 那智チャコ ハッピーフレンズ(文化放送)
- 野沢那智のYou Got a Friends(夕方フレンズ)(文化放送)
テレビドラマ[編集]
- おれは男だ!(ラジオのDJ)
- スターダッシュナンバー1(寮母)
CM[編集]
その他[編集]
- 明色お笑いゲーム合戦(毎日放送) - 司会
- TVジョッキー歌の星座(1970年、TBS) - 司会
- ペペとミミ(NHK教育) - 声の出演
- 郵便局 - ATMの音声
- BS 俳句王国(2004年、NHK衛星第2テレビジョン)
- 東映まんがまつり・予告編ナレーター(1970年代)
音楽[編集]
- 野沢那智とデュエット
- 青山レイニィ・ナイト
- おいらケムケム
- テレフォンラブ
- 青山レイニィ・ナイト(古川登志夫とデュエット)
- オー・チン・チン((ハニー・ナイツ、フール・サンズと共演) ※アストロミュージック盤
- おれは怪物くんだ
- 怪物くん音頭
- キラキラ輝く太陽(「イルカと少年」主題歌)
脚注[編集]
- ^ 野沢雅子「第6章『銀河鉄道999』発車!! 替わるつらさ、替わられるつらさ」『ボクは声優。』オプトコミュニケーションズ、1995年11月19日、ISBN 4-07-217886-1、107頁。
- ^ ただし、2003年に発売したPS2のゲーム「あしたのジョー 〜真っ白に燃え尽きろ!〜」では堀江ゆきが演じていた
- ^ “講師特別対談[白石冬美×増岡 弘]”. 東京アニメーター学院. 2015年10月2日閲覧。
- ^ 『パックインミュージック』[いつ?]での本人の発言。
- ^ “第九回声優アワード 授賞者先行発表”. 声優アワード. 2015年2月18日閲覧。
- ^ “ビッグX”. 手塚治虫公式サイト. 2016年6月12日閲覧。
- ^ “パーマン”. メディア芸術データベース. 2016年10月10日閲覧。
- ^ “ピュンピュン丸”. 東映アニメーション. 2016年6月11日閲覧。
- ^ “リボンの騎士(パイロット)”. 手塚治虫公式サイト. 2016年5月21日閲覧。
- ^ a b c d “「白石冬美の声優道」『声優グランプリWEB』”. 2013年8月31日閲覧。 “『all cinema』”. スティングレイ. 2013年8月31日閲覧。
- ^ “巨人の星”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月17日閲覧。
- ^ a b “『all cinema』”. スティングレイ. 2013年8月31日閲覧。
- ^ “あしたのジョー”. メディア芸術データベース. 2016年11月27日閲覧。
- ^ “イルカと少年”. エイケン オフィシャルサイト. 2016年6月19日閲覧。
- ^ “アラビアンナイト シンドバットの冒険”. 日本アニメーション. 2016年6月3日閲覧。
- ^ “新巨人の星”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月17日閲覧。
- ^ “ジェッターマルス”. 東映アニメーション. 2016年5月23日閲覧。
- ^ 日本サンライズ「機動戦士ガンダム記録全集」第2巻キャスト&声優リスト・180頁
- ^ “新巨人の星II”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月17日閲覧。
- ^ “釣りキチ三平”. 日本アニメーション. 2016年6月23日閲覧。
- ^ “EPISODE16”. 『スペース☆ダンディ』公式サイト. 2014年7月20日閲覧。
- ^ “巨人の星 血ぞめの決勝戦”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月17日閲覧。
- ^ “巨人の星 行け行け飛雄馬”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月17日閲覧。
- ^ “巨人の星 大リーグボール”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月17日閲覧。
- ^ “巨人の星 宿命の対決”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月17日閲覧。
- ^ “巨人の星(劇場版)”. トムス・エンタテインメント. 2016年6月17日閲覧。
- ^ “浮浪雲”. マッドハウス. 2016年5月20日閲覧。
- ^ “パタリロ! スターダスト計画”. メディア芸術データベース. 2016年9月28日閲覧。
- ^ “機動戦士ガンダム 逆襲のシャア”. メディア芸術データベース. 2016年11月17日閲覧。
外部リンク[編集]
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