仙べえ

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仙べえ』(せんべえ)は藤子不二雄による日本漫画作品。

概要[編集]

1971年37号から1972年4+5号まで『週刊少年サンデー』に連載された。半人前の仙人・仙べえが100年後の現代に帰ってきて、弟のひ孫である峰野家に居候して騒動を巻き起こすギャグ漫画。

ストーリーと背景の作画を藤本弘(藤子・F・不二雄)が、キャラクターの作画を安孫子素雄(藤子不二雄)が担当した。二人の合作としては最後の作品である。

主人公の家は田舎の山林を住宅公団に買い上げられた資金による新築住宅であり、セントラルヒーティングで全室クーラー付でトイレも洋式で車庫付で、後半には50万円のビデオデッキまで出てくるなどかなり裕福な暮らしをしている。

登場人物[編集]

仙べえ
本編の主人公。100年前に仙人になるといって行方不明になってから帰ってきた108歳の仙人。弟の子孫である峰野家に居座る。
「センベラ!」と唱える事で、様々な仙術が使えるが、仙人としては半人前のため、いつもロクな結果とならない。
峯野モヤ夫
副主人公。新築の家に住む少年だったが、曽祖父の弟にあたる仙べえに家を居座られ、翻弄される。
峯野モヤ夫の母
モヤ夫の学校の学園祭の劇で登場した竜のぬいぐるみに仙べえから入魂の術で動き出した際には、峯野家の中で母にだけなついた。
峯野モヤ夫の父
カンが悪く、運転免許の試験を何度も落ちていたが、作中で運転免許を取った。
専務の接待のために猟銃をしたり、ゴルフの練習をしたりする場面がある。
峯野モヤ夫の姉
仙べえを利用して、友達から鑑賞料を取って金を仙べえの仙術を見る会を開くも、仙べえから「仙術は見せ物ではない」と拒否される。
竹子
モヤ夫のクラスの美人。
モヤ夫が家に招待するのに1ヶ月前から予約しておかなければならず、このチャンスを逃したら4年後くらいになるほど大変な人気者。
出羽口
モヤ夫のクラスのガキ大将。
久佐目仙人
仙べえの仙人仲間。
修行場所である住まいが切り開かれて分譲別荘地になって山を下りることになり、子孫をたよって大阪の家で屋根裏住まいをしている。

単行本[編集]

1976年に「スターコミックス」(大都社)より単行本化されたが廃版、2011年4月25日に「藤子・F・不二雄大全集」(小学館)より再び単行本化された。なお「大全集」版では、「仙薬を作ろう」(1972年45号)と「愛しの竹子さん」(1972年1号)が初めて単行本に収録された。