川村元気

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
かわむら げんき
川村元気
生誕 1979年
横浜市[1]
職業 映画プロデューサー、小説家、絵本作家

川村 元気(かわむら げんき、1979年[2] - )は、日本映画プロデューサー小説家絵本作家[2]

略歴[編集]

上智大学文学部新聞学科卒業後[1]、2001年東宝入社。入社当初は大阪難波南街の劇場でチケットのモギリの仕事をしていたが、社内の企画募集に応募したことでプロデューサーになる[2]

2005年、26歳で映画『電車男』を企画・プロデュースし、37億円の興行収入を記録した[2]

2008年、『デトロイト・メタル・シティ』を企画・プロデュースし、23億円の興行収入を記録[2]

2010年、『告白』『悪人』を企画・プロデュース[2]。『告白』は38億円の興行収入を記録し、日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか、米アカデミー賞外国語映画賞日本代表に選出される。『悪人』は20億円の興行収入を記録し、キネマ旬報日本映画ベストテン第一位に選出されたほか、モントリオール世界映画祭にて最優秀女優賞を受賞した。

同年、ハリウッド・リポーター誌の「Next Generation Asia 2010」にプロデューサーとして選出された[2]

2011年、「藤本賞」を史上最年少で受賞[3]

同年、映画『モテキ』を企画・プロデュースして22億円の興行収入を記録。

2012年、初小説『世界から猫が消えたなら』で作家デビュー[3]

2013年、佐野研二郎との共著の絵本『ティニー ふうせんいぬのものがたり』を上梓。同作はNHKにて『ふうせんいぬティニー』としてテレビシリーズアニメ化される。

2014年、BRUTUS誌に連載された小説第2作『億男』、そして絵本第2作『ムーム』を上梓。同年、12人の著名人との対話集『仕事。』を発表。

2016年、初小説『世界から猫が消えたなら』が映画化され、130万部を突破。同年、絵本『ムーム』が、『Dam Keeper』にて米アカデミー賞にノミネートされたRobert Kondo&Dice Tsutsumi監督によりアニメ映画化され、32の国際映画賞を受賞。

同年、小説『億男』の中国での映画化が決定。そして、週刊文春にて連載された小説第3作『四月になれば彼女は』を上梓。

同年、『君の名は。』『怒り』『何者』を企画・プロデュース。『君の名は。』は観客動員1900万人、興行収入250億円を超える大ヒットになり、中国、韓国、台湾等でも歴代の日本映画の最高興行収入を記録。欧米においても、第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞 長編アニメーション賞、第49回シッチェス・カタロニア映画祭 アニメーション部門 最優秀長編作品賞などを受賞し高く評価された。

2017年、「藤本賞」「渡辺晋賞特別賞」を受賞。

同年、The Chainsmokers & Coldplay『Something Just Like This』のミュージック・ビデオを監督。『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を企画・プロデュース。絵本『ふうせんいぬティニー なんだかふしぎなきょうりゅうのくに!』が映画化。

2018年、38作目となる新劇場版「映画ドラえもん のび太の宝島」の脚本を担当。

表彰[編集]

  • ハリウッド・リポーター誌 -「Next Generation Asia 2010」(2010年
  • 第30回藤本賞 -『悪人』『告白』の製作- (2011年)
  • 第35回藤本賞・特別賞 -『バクマン。』の製作- (2016年)
  • 第12回渡辺晋賞・特別賞(2017年)
  • 第36回藤本賞 -『君の名は。』の製作- (2017年)

悪人 [2010年][編集]

  • 第34回モントリオール世界映画祭 -最優秀女優賞-
  • 第84回キネマ旬報 -作品賞、日本映画ベストテン第1位、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、助演男優賞-
  • 第34回日本アカデミー賞 -最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞、最優秀音楽賞-
  • 第23回日刊スポーツ -映画大賞、主演男優賞、主演女優賞-
  • 第35回報知映画賞 -作品賞、主演女優賞、助演男優賞-
  • 第65回毎日映画コンクール -日本映画大賞-
  • 第53回ブルーリボン賞 -主演男優賞-

告白 [2010年][編集]

  • 第34回日本アカデミー賞 -最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀編集賞-
  • 第34回報知映画賞 -監督賞-
  • 第53回ブルーリボン賞 -作品賞、助演女優賞-

君の名は。 [2016年][編集]

  • 第49回シッチェス・ カタロニア国際映画祭 -アニメーション部門 最優秀長編作品賞-
  • 第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞 -長編アニメーション賞-
  • 第18回プチョン国際アニメーション映画祭 -長編コンペティション部門 優秀賞/観客賞-
  • 第40回日本アカデミー賞 -最優秀脚本賞、最優秀音楽賞-
  • 第41回報知映画賞 -特別賞-
  • 第40回山路ふみ子映画賞  -山路ふみ子文化賞-

ムーム [2016年][編集]

  • ワールドフェスト -プラチナム賞-
  • カナダ国際映画祭 -ベストアニメーション賞-
  • ナッシュビル映画祭 -特別賞-
  • SENE映画祭 -ベスト短編アニメーション賞-
  • USA映画祭 -審査員特別賞-
  • トロントアニメーション・アート国際映画祭 -特別賞-
  • サンスクリーン映画祭 -ベストアニメーション賞-
  • メキシコ国際映画祭 -ベストアニメーション賞-
  • ポーリッシュ国際映画祭 -ベストアニメーション賞-
  • NYCピクチャースタート映画祭 -審査員特別賞-
  • 24th Curtas Vila do Conde -ベストフィルム賞-
  • アトランタショートフェス -ベストアニメーション賞-
  • ショートストップ国際映画祭 -ベストアニメーション賞-
  • フィルムマイアミフェス -ベストアニメーション賞-
  • リアルトゥーリール映画祭 -ベストアニメーション賞-
  • イリノイ国際映画祭 -ベストアニメーション賞-
  • プリックス・アルス・エレクトロニカ祭 -特別賞-

主な作品[編集]

映画[編集]

テレビアニメ[編集]

ミュージックビデオ[編集]

小説[編集]

絵本[編集]

著作[編集]

  • 仕事。集英社、2014年、山田洋次・沢木耕太郎・杉本博司・倉本聰・秋元康・宮崎駿・糸井重里・篠山紀信・谷川俊太郎・鈴木敏夫・横尾忠則・坂本龍一)
  • 理系に学ぶ。ダイヤモンド社、2016年、養老孟司、川上量生、佐藤雅彦、宮本茂、真鍋大度、松尾豊、出雲充、天野篤、高橋智隆、西内啓、舛田淳、中村勇吾、若田光一、村山斉、伊藤穰一)
  • 超企画会議KADOKAWA、2016年)

教養番組[編集]

広告・イベント[編集]

  • LOUIS VUITTON -BEYOND-LOUIS VUITTON 、2012年)- クリエイティブ・ディレクター
  • 明光義塾「おしえるしごと おそわるしごと」(2015年)- クリエイティブ・ディレクター
  • 明光義塾「ありがとう」(2016年)- クリエイティブ・ディレクター
  • LOUIS VUITTON -DANCE WITH AI-(LOUIS VUITTON 、2016年、森山未來・真鍋大度・MIKIKO)- クリエイティブ・ディレクター
  • 六本木アカデミーヒルズ(2017年)- シリーズディレクター

連載[編集]

  • 勝手にハリウッド(T.、2011年-)
  • ジタク映画祭(marie claire、2012年-)
  • ふうせんいぬティニー(Casa BRUTUS、2012年-)
  • 億男(BRUTUS、2014年)
  • 仕事の学校(UOMO、2012年-)
  • 理系の友達(UOMO、2014年-)
  • 四月になれば彼女は(週刊文春、2016年-)

脚注・出典[編集]

[ヘルプ]

外部リンク[編集]