聖☆おにいさん

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聖☆おにいさん
ジャンル ギャグ仏教聖書
漫画
作者 中村光
出版社 講談社
掲載誌 モーニング・ツー
レーベル モーニングKC
発表期間 2006年 -
巻数 既刊11巻(2015年2月現在)
OVA
原作 中村光
監督 高雄統子
キャラクターデザイン 浅野直之
アニメーション制作 A-1 Pictures
製作 SYM製作委員会
発売日 2012年12月3日(第8巻特装版)
2013年8月23日(第9巻特装版)
話数 2巻
映画
監督 高雄統子
制作 A-1 Pictures
封切日 2013年5月10日
上映時間 90分
その他 #映画参照
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

聖☆おにいさん』(セイントおにいさん)[注 1]は、中村光による日本漫画作品。

概要[編集]

2006年(平成18年)から講談社の漫画雑誌『モーニング・ツー』で連載中。宝島社このマンガがすごい! 2009」オトコ編1位作品。2009年(平成21年)、手塚治虫文化賞短編賞受賞。

ブッダイエスが、下界のバカンスを満喫しようと、日本の東京都立川の安アパート(風呂なし・ペット禁止)の一室で「聖」(せい)という名字で暮らすという設定で描かれる日常コメディ。立川は、作者・中村光の姉が学生時代を過ごした場所であり、中村本人は何度か遊びに訪れた程度であまり土地勘はない[1]

タイトルのモチーフは電気グルーヴ×スチャダラパーの曲「聖☆おじさん[2]

2012年9月にアニメ映画化が発表された[3]

世界観[編集]

本作ではキリスト教と仏教をはじめ、オリンポス神や神道、ヒンドゥー教などの民族宗教や、地域信仰をふくむ様々な神々が会話の中などで登場しており、古典宗教が全て実在していたという世界観となっているものと考えられる。ただし、現在までの所、世界三大宗教の一角を占めるイスラム教は言及すらされていない。

ブッダやイエスを代表に、各宗教の逸話や設定が、俗説や後世の創作物を含めて、ギャグとしてアレンジされつつ豊富に引用されているのが特徴。

例えば「裏切り者が行く地獄の最下層でユダがブルータスカシウスと出会った」[4]という描写があるが、これはダンテ神曲の創作である。そもそもブルータスもカシウスも信仰する所はローマの神々であった筈だが、本作ではユリウス・カエサル共々、キリスト教のテリトリー内で処理されてしまっているようだ。

劇中では、イエスが度々「父さんが世界を創った」という趣旨の発言を繰り返しており、作品世界はユダヤ・キリスト教系の天地創造神話を基礎として成り立っているものと考えられる。ただ、作品内において存在が確認されているゼウスらオリンポス神(ギリシア神話)は全く別系統の創世神話を有しているが、それとの折り合いがどのように付けられているのかは定かではない。

作品内ではヨハネによる福音書ユダの福音書使徒ヨハネ及び使徒イスカリオテのユダそれぞれの真筆として扱っている[5][注 2]

登場人物[編集]

主要人物[編集]

ブッダ
- 星野源
バカンスとして人間界に降り、イエスと共同生活を送る。
螺髪、額の白毫、長い耳たぶが特徴の青年。螺髪及び白毫は神通力で毛を1本ずつ丸めた物で、元に戻すと相当な長さになる。耳たぶは丸めて耳に詰めることで耳栓になる他、夏は冷たい手触り。小学生(天敵と言われている)や酔っ払いから白毫を「ボタン」として押されたり、イエスに耳たぶで涼を取られたりと、何かと身体的特徴をネタにされる。これらは天部衆による身体改造の結果で、ブッダ自身は「16本に増やされた親知らず」だけは消化の助けになると喜んでいる。
下界の生活では家事全般を担当。菜食主義者[注 3]のため肉料理は基本的に作らない。修行時代の苦行経験から倹約家となり、特売セールや広告などには敏感で数百円使うのにも厳格。無駄遣いしやすいイエスをたしなめることが多い。家電製品が大好きで、誕生日にイエスから石釜スチームオーブンを贈られた時はすごく喜んだ。
普段は大人しく温厚。徳のある言葉を言ったり、逆に怒っても頭が発光する(後光)。4度怒らせるととても危険なことになるらしい(「仏の顔も三度まで」)。喜びなどの感情が高まると奇跡を起こし、触れたものを凛々しいデザインに変えたり、芽が出たばかりの植物を花が咲くほど成長させたりする。六神通を始め様々な神通力に通じ、座禅を組んで浮遊したり、アンテナ無しでデジタル放送をテレビに映すことが出来る。
シルクスクリーンを趣味にしており、2人が普段着るプリントTシャツは、三割が彼のお手製である。このことはイエスには秘密にして「どのTシャツを一番気に入っているか」を「Tシャツ聖戦(バトル)」と呼び、チェックしている。どんなことも苦行にするところがあり、イエスに注意される(「苦行スイッチ」)他、他人にやたらと出家を勧める癖がある。悟りを開き解脱すれば幸せなのは当然だが、自身が修業のために現世の幸せ(家族)を放棄したことは気にしており、松田さんや静子さんの言葉にグサリと来ることも多い。
元々運動(乗馬など[6])が趣味だったこともあり、「ガンジス河ランブルフィッシュ」の異名をとるほど泳ぎが上手く関節も柔らかい。本人は痩せていたいらしいが、天部は「ブッダははんぺん系(太っている)がいい」と考えているらしく、毎回ブッダのダイエットVS天部による栄養補給(食べないなら毛穴から直接流し込む)と言う熾烈な争いが繰り広げられている。究極の三日坊主で大抵のことは三日もやれば極めてしまい、特に自身の肉体改造はお手の物。
漫画喫茶で手塚治虫が描いた自分の人生の物語(『ブッダ』)を読んで感動し、手塚ファンとなって全巻を買い揃えた。砂絵で漫画を描いたことがあるなど元々絵には関心があり、イエスにもらった漫画家入門セットを機に本格的に漫画を描き始めた。著作の「悟れ!アナンダ!」は単行本化を果たしており、この作品のギャラを生活の足しにしている。
写真を撮ったり撮られたりするのが苦手で、成仏したいと近づいてくる幽霊が写ってしまうので、それを避けるために変なアングルになったり、顔を撮ろうとすると、緊張して変顔になってしまう。
生まれながら動物に好かれる。油断すると動物達に囲まれたり、窮状を助けようと動物がどこからともなく現れる。そのため、一度で良いから動物達から嫌われたいと思っている。座禅を組んでいるとお年寄りなどから供え物をされることもある。
イエス
声 - 森山未來
バカンスとして人間界に降り、ブッダと2人暮らし。
ロン毛、髭面で、頭に茨の冠を着けた青年。ジョニー・デップに似ていると言われることがあり、本人も意識している。茨の冠にはGPSとブザーが内蔵されており、ブザーを鳴らすと5秒で天使が飛んでくる。濡れると茨に葉が生い茂る(シャンプーハット)。
ブッダとは対照的にやや子供っぽくてノリが良く、何事も形から入るタイプ。天然ボケのところもある。小学生からその道の人(勘違いされた結果ではあるが)まで様々な人と打ち解けている。基本はブッダを引っ張り回す役で、浪費家ゆえにしばしばブッダを怒らせる。
額の聖痕は極度のストレスや恐怖を感じると出血し、その際には迫害を危惧した天界の住人(天使)が迎えに来ることもある。ジャンプしたり高い所に上がった場合にも(天に帰りたがっていると勘違いした)天使が来ることがある。
嬉しいことがあったりお笑いでツボに入ったネタがあると奇跡を起こし、石や食器をパンに、水を葡萄酒に変えたり、病人を治療したりできる。逆に世界の貧困など悲しいことを考えると、パンが器や石になる(逆奇跡)。彼の血には万病を治療・予防する加護があり、彼の血に触れた器物は片っ端から聖遺物になり、その使用者も芝居がかったキャラになる。イエスが近づくだけで病人はほぼ勝手に治ってしまうため、まともな看病をしたことが無い(ただしブッダの風邪は治らなかった。イエス曰く「聖人相手だと難しい」とのこと)。
ブッダが師弟関係に厳格であるのと対照的に弟子に対してもかなりフランク。笑いの沸点がかなり低く、自分をネタにした弟子のジョークにすら大ウケし、自分を売ったユダとも良好な関係。あまりの無警戒さにむしろブッダや天界の住人に心配されるほど(復活前にラファエルのカウンセリングを3日間受けるなど、弟子の不信行為自体には傷ついている)。
普段は部屋でゴロゴロしていることが多く、かなりの暇人。乗り物に弱くすぐ酔う。水嫌いで、苦手なあまり洗礼の手法を変えてもらったり、波を起こす海に怒って波を止めさせてしまったり、やむを得ない時には水上を歩くなど反則行為に出る。「ベツレヘムの流れ星」を自称しているが、スポーツは得意ではなく、ブッダと一緒にランニングした際、すぐに息切れを起こしている。だが、唯一得意なスポーツとして卓球を挙げ、極楽サイドの伝統スポーツ「ショムジョ」においては、ブッダと組んで名を馳せたプレーヤーでもある。ボウリングに関しても超越した力を持っているが、イエス自身はスポーツと思っておらず、ボウリングの起源である悪魔祓いの儀式として行っている。このように、自分の好きなことや得意なことには素早い動きを見せ、ブッダからは「こんな時だけはベツレヘムの流れ星なんだから」と思われている。
パソコンやネットを嗜む。最新型のパソコン等には敏感で秋葉原を聖地と思っている。弟子と共にオンラインゲームに興じたり、「いえっさのドラマンダラ」というテレビドラマ感想ブログでランキング1位を取るほどの有力ブロガーとなっている。ハンドルネームは統一して「いえっさ」。
お笑い好きでネタ帳を作っており、ひょんなことからブッダとお笑いコンビ「パンチとロン毛」を結成。ゆくゆくはM-1グランプリ優勝を目標としているが出来は微妙で、ネタの見解の相違からブッダを怒らせかけることも。
「シュワッキマッセーリ」をロシア語か何かの歌だと勘違いしていた(後にカラオケで賛美歌として歌っている)。聖書に蛇がアダムに知恵の実(リンゴ)を食べるよう唆した描写があるため、蛇が全体的に苦手。そのためムチリンダや弁才天の蛇も敬遠しているが、ブッダが風邪をひいて発熱した際は普通に「ヘビ呼ぶ?」とも言っている。リンゴやリンゴの入った食べ物を食べると、リンゴが体外に出されるまで、宗教の開祖らしい性格(ブッダ曰く「絡み辛い」)に豹変する。他にも磔刑にされた経験から、スプラッタなども苦手。

天界の住人[編集]

ブッダの関係者[編集]

ヤショーダラー
ブッダの妻でラーフラの母。出家した身だが、毎年バレンタインデーには夫にチョコを贈っている。ポッチャリ体型を気にするブッダから必死で断られているが、天人を使ってかなり強引にチョコを渡す。
作品内でのホワイトデーには、ブッダからお返しとして愛別離苦と書かれたティラミスとダイエット成功の記録を贈られた。
スッドーダナ
ブッダの父。米どころ出身のためブッダが頼めばお米を送ってくれるが、その代わり天界への帰省を催促してくる。
マーヤー
ブッダの母。脇からブッタを出産したため、今でも脇汗パッドが落ちる度に何かが生まれたと勘違いする。宮殿を買うことでブッダの天界への帰省を促している。
仏・菩薩[編集]
十一面観音(じゅういちめんかんのん)
11面の顔達によるレビューは、ブッダが映画やドラマ等のDVDを観る際の参考にしている。
面には、王道好きから雰囲気重視の面、ラブ要素が無いとムリな面、何を見ても『エヴァのパクリ』としか言わない面などがある(ブッダ談)。実は本体は割りと無口でシャイらしく、ブッダと会っても会釈しかしない。
イエスが尊敬するブロガー『あー麺』の正体であり、そのことを知ったイエスは十一面観音に会うため、オフ会を決意している。
最近はネットラジオを始め、イエスも熱心なリスナーになっている。
薬師如来(やくしにょらい)
天界のカリスマ薬剤師。常に左手に薬壷を携えているが、中身は「NIVEA」のハンドクリームである。
地蔵菩薩(じぞうぼさつ)
立川競輪場に設置されているお地蔵さん。アナンダが女の子達に追いかけられ、競輪場まで逃げていた際に出会う。
アナンダが悩んだ時、適切なアドバイスをしてくれるため、アナンダは時折ここを訪れ悩みを打ち明けている。
千手観音(せんじゅかんのん)
アナンダと地蔵菩薩の会話の中に登場。天界最強のワーカホリックで、衆生をもれなく救うその姿勢はブッダも憧れている。
天部(てんぶ)[編集]
仏法の守護者として仏教に取り入れられたヒンドゥー教等の神々。基本的に押しが強い。
梵天(ぼんてん)
宇宙の原理が人の姿になった存在。ブッダが悟りを開いた時、人々へ教えを広めるよう説得した。人間界にはガチョウに乗ってやってくる。
太眉どんぐり眼の濃い顔にがっしりとした体格の男性で、強引な性格。ブッダの漫画家デビューやアナンダとヨハネのユニット結成を目論む等、根っからのプロデューサー気質。下界では常にスーツ姿で、天界のフリーペーパー「R2000」にブッダの漫画を連載させた。長い腕や舌等、プロデュース対象に人間の規格を逸脱した特徴を付けたがる。
当初ブッダを「シッダールタ」と本名で呼んでいたが、漫画家育成に目覚めて以降は「シッダールタ先生」と呼ぶ。
帝釈天(たいしゃくてん)
釣り目で細面な青年の姿。梵天同様プロデューサー気質で少しいい加減。彼も下界ではスーツ姿だが、甲冑と称してアルマーニを経費で落とすなど、かなり攻めている(梵天はコナカ)。アナンダとヨハネのユニット結成を目論んだ。梵天同様、プロデュース対象に人間の規格を逸脱した特徴を付けたがる。
弁才天(べんざいてん)
音楽神。天界でロックバンドを結成し、ベースギターを弾く(ミュージックマン・スティングレイ)。全裸で琵琶も弾くロックな女性で、天部らしく押しが強い。
彼女が下界からスカウトしてきたミュージシャン達が若くして亡くなった天才ばかりであったため、ブッダからわざと命を奪ったのではと疑いをかけられている。
常に大蛇を連れているため、蛇が苦手なイエスは話したことがなかった。
後に「悟れ!! アナンダ!!」単行本の装丁を担当し、打ち合わせのために松田ハイツを訪れ、その後、節分の日にブッダが言った「福は内」の掛け声を招待されたと勘違いし、他の七福神とともに松田ハイツを訪れている。
恵方巻のことは全く知らず、ブッダが由来と食べ方を実演した際、他の七福神たちと一緒に戸惑っている。
十大弟子[編集]

ブッダの弟子の中で特に重要な役目を果たした人達。全員生真面目で、ブッダからの携帯着信や、松田ハイツへの来訪時など、何かにつけて五体投地するためブッダからよく制止されている。心を無にすることでブッダ同様空中浮遊ができるが、無言になったり、会話が疎かになったりする。沖縄旅行の際は10人全員で同行した。漢字表記の自身の名前が入ったジャージ姿で下界を訪れることが多い。 ブッダ曰く、基本的に全員ボケ殺しらしく、天部のプロデュースで螺髪になったブッダの容姿もスルーしていた。 ブッダ自身やアナンダ、ラーフラなど、釈迦族の王家出身者は筋金入りの金持ちであるため、豪華な環境だと「実家と勘違いして」しまう。

アナンダ
天界の経理を務める青年。ブッダの4コマ漫画「悟れ!! アナンダ!!」の主人公のモデル。
純粋で明るく几帳面で、イエスのネタフリを素でスルーする。ブッダへの崇敬の念が高過ぎ、ブッダもしばしば扱いに困る。弟子の中で最後に悟ったため下っ端根性が抜けず、自分の都合を後回しにしてでも仕事に熱心になりすぎる一面がある。天界の経理の仕事をほぼ全て引き受けているため、過労から家出したこともある。
目が合っただけで女性を虜にする程の美形で、女性の弟子はほぼ彼がスカウトしたとのこと。だが大抵の女性は、彼のブッダへの過剰な献身ぶりにドン引きするらしい。本人は自分の顔を婦女子を惑わせる呪われた顔だと思っている。そのため、「モテない顔」=「祝福された顔」という謎の方程式が彼の中で出来上がっている。
お盆に使ったナスやキュウリまで経費で落とす手腕を持つ。ただし締めるところは締め、梵天が「大家さんの接待費」と称してWiiの購入費を経費で落とそうとした際は要求を撥ねつけた。
ブッダのニルヴァーナが未だにトラウマで、ブッダの側臥位に激しく動揺する。そのショックはブッダの死後、ほぼ一夜漬けで悟ってしまったほど。
イエスの弟子のヨハネとは末弟子同士で仲が良いが、最後に空中爆発で逝ったことに関しては「ドラゴンボールみたい」とうらやましがられた。また、ヨハネの仕事とプライベートをしっかり分ける姿にショックを受けている。
ラーフラ
ブッダの実子。かなり謙虚だが、行き過ぎて卑屈ともとられかねない性格をしている。生まれる前に母の胎内で6年間粘ったのは「主役は遅れて登場するもの」という自惚れがあったから、と自分を卑下している。暗くて狭い場所が好きで、目上の人の家に宿泊する時は主人に遠慮してトイレで寝る癖がある。イエスはブッダに教えてもらうまで、彼の名前の意味を「トイレ大好き」だと思っていた。トイレ修行には並ならぬこだわりを持っており、素人が下手に手を出すとしつこく絡んでくる。
下界を訪れた際は、喫茶店のトイレのあまりの快適空間ぶりに「居場所を失った」と絶望に駆られていたが、ブッダとイエスの部屋のトイレを見て持ち直した。
モッガラーナ
小柄で頭頂が尖っているのが特徴。作中では、餓鬼道に堕ちた母親を救出できた際の、彼の狂喜乱舞を制止する周囲の動き盆踊りの起源となっている。ブッダは盆踊り大会でモッガラーナ自身の踊りを真似てしまい、回りの人達からかなり敬遠された。
天耳通の神通力に優れ、遠くからでもブッダの説法を聞くことが出来たが、周囲からは一人でニヤニヤしてるようにしか見えないため不審がられていた。前述のように仏弟子の中でもかなり特徴的な外見をしており、弟子達の集合写真をPCが顔認識した際、全員をアナンダと誤認識するも彼だけは「アナンダですか?」の表示がない。
サーリプッタ
糸目の青年。アナンダやラーフラと共に年始の挨拶にアパートを訪れる。
生前はブッダから他の弟子と共に教団の運営を任せられ、イエスからも「しっかり者」と言われる頼りがいのある人物。
ブッダの回想など、登場回数は地味に多く、天部の指示でブッダを乗せるために自動車の免許を取得するが、運転で左側へ寄ることができずに、中道を走ろうとしたため、免許取得まで1年かけている。アニメ版の頭文字Dを見ることによって克服したが、その影響でスピード狂になってしまっている。
マハーカッサパ
生前にブッダから彼の衣服をもらったことを大変喜び、死ぬまで着続けた。アナンダによれば現在に至るまで一度も新調していないらしい。
その他の弟子[編集]
アングリマーラ

「人間の指を100本集めれば悟れる」と騙され人々を殺害して99本の指を集めていた青年。100本目を奪うべく襲撃したブッタに諭され弟子になった。ブッタ曰く、「暗い過去を背負った美形と言うFFの主人公の様な子」。

ブッダの関係者・その他[編集]
スジャータ
ブッダが断食明けで即座に完食した乳粥を「彼の好物」と勘違いし、乳粥のレトルトをお中元として贈り続けている。実の所、ブッダは乳粥の匂いが苦手で食べていないのだが、彼女の厚意を慮って今も断れずにいる。
ムチリンダ
巨大なコブラであるため、下界に現れると「機動隊を呼ばれる」とブッダは懸念していた。雨が降った際、アパートのベランダに干してあったブッダが刷ったばかりのシルクスクリーンTシャツを守り、彼を感動させた。台風などでブッダを雨から守り切れそうにない時は脱皮して進化し、その姿はポケットモンスターに登場するキャラに似ている。乾くと元に戻る。蛇が苦手なイエスには恐れられているが、脱皮して進化した状態のムチリンダは近くにいた小学生達と同じようにかっこいいと思っており、嬉しさのあまり興奮した表情をしていた。
カンタカ
ブッダが出家の際乗っていた白馬。ブッダの手助けをしたとして、天に迎えられ神馬となった。
ブッダが自転車を買った時には、わざわざ買い物カゴと7速切り替えスイッチを取り付けてブッダの前に現れた。その後も、ブッダが自転車に名前を付けようとした時に蹄の音を鳴らして自己アピールするなど、自転車に対してライバル心を見せ、サーリプッタが自動車を手に入れブッダを乗せてからは、自己アピールしながら併走するなど、自転車だけでなく自動車にもライバル心を見せている。海水浴の際はイルカに化身して現れた。
マーラ
作中ではナーガを模して下半身が蛇になった男性となっており、ツンデレ
あらゆる手を尽くしてもブッダが何の反応も示さなかったので、最終的に笑いを取りに来るようになり、それが原因でブッダは笑いの沸点が高くなった。現在はスパムメールを送り、Wiiを買ったことをEメールで自慢し、彼が漫画を始めたと知れば自分も漫画を描いてそれを送りつけたりしている。そこから実情を容易に察することが出来るので、逆にブッダとイエスに心配されている。
魔族サイドの魔人だが、どこの悪魔とも交流がなく、自宅に訪問する者もおらず、一応、ルシファーのフェイスブックではフレンドになっているが、ルシファーは自分に関係ない者でもフレンド申請を拒否しないので、実質的に友人と呼べる存在はブッダしかいない。機械類には強くスマートフォンも使いこなしているが、音声認識ソフトにそっぽを向かれたり、メーラーデーモンのメールを知り合いの魔族からのメールと勘違いしているなど、可哀想な印象が拭えない。
ブッダが禅定に入っていた際、入滅させようと資料を作成して懇切丁寧に説明するが、それにより逆にブッダは入滅しない決意を固め、結果的に悟りを開かせる原因を作っている。他にもスマホの新しいバージョンが出るたびに店頭に並んで買ったり、ドトールで自分だけケーキを買い込んだことを気にするなど、一人で空回りすることが多い。
なおブッダは、現代においても何がしかの誘惑に対し「マーラ」という呼称を使っている。
ディーバダッタ
ブッダの回想にしばしば登場。アナンダの兄で容姿、声とも弟に酷似しているらしく、変装されたらブッダにも見分けがつかないらしい。
ブッダに巨象をけしかけたり、毒を塗った爪で襲い掛かったり、最後は他の教団員達を引き抜いて独立しようとした。その違背行動から、極度のがっかり度を示す表現「ユダ級」の上に「ディーバダッタ級」が存在する。
空海(くうかい)
弘法大師の賜号で有名な日本仏教界の偉人。ショムジョの代表選手の一人。ブッダとイエスがショムジョを引退した後入滅したため、2人がショムジョをプレイしているところを見たことがなかった。
即身仏(そくしんぶつ)
56億7千万年後に弥勒菩薩を手伝うために、自らミイラになった上人で、ブッダの後輩。終末に死者が蘇る事になっているので、それに慣れるためにゾンビ映画を観たイエスが精神的なダメージを受けた事を心配したブッダが、ゾンビは怖くない事を説明するためにお願いして松田アパートに来てもらう。話しやすい良い人で、イエスがもし聖痕を治すのなら格好いい傷痕にして欲しいと話した際に、その気落ちはちょっとわかると意気投合している。
アーラーマ
ブッダがほんの数日入団して教団の教えを完全に悟りすぐ出ていった挙句、自分の教団を立ち上げた事を2000年経った今でも根に持っているらしく、自身を囲む会に出席したブッダに嫌味を言っている。
まだ輪廻が終わっていないらしく、現在は土ボタルに転生しているらしい。
ホルモン
アーラーマの弟子で、ブッダの弟子仲間の一人。「ホルモン」はあだ名。修行僧時代にハゲタカに身体をつつかれ、内臓が出てしまったことからこう呼ばれる。まだ輪廻が終わっておらず、カンガルーに転生後、モモイロペリカンに転生したが、その後、多摩動物公園のカンガルーに再び転生していたところをブッダに発見されている。

イエスの関係者[編集]

父さん
キリスト教における唯一神[7]。ブッダ曰く、イエスと似たところが多い。下界に降りる時は白いの姿で現われ、喋ると一発でバレる。ハロウィンに降臨した時には、鳩ではなくカラスになっていた。
「何か下の方(下界)が暗いから、光があればいいのに」と思い立ったことが世界を創るきっかけなど、何かと考え方のスケールが大きい。7日間で世界の全てを創り最終日には休むくらいの力を持つが、世界の大掃除としてノアに必要なものを方舟に詰めさせ洪水を起こし、「40日間雨を降らせるのは大変だったからもうしない」と言うなど面倒臭がりな面もある。天界大戦争の際久々に身体を動かしたが、その際の筋肉痛が未だに来なくて悩んでいるらしい。
携帯電話でメールを打つのが苦手で、虹に個人的なメッセージを乗せたりしている。息子に逐一ウケ狙いの行動を教えたり(ブッダ曰く「おじさんのカンペ」)、ハロウィンに鳩サブレーを所望したり、息子達を狼狽させるほど考え方が柔軟。
母さん
聖母マリア。見た目はイエスとさほど歳が変わらない(むしろイエスより若く見える)。「迷子になったイエスは超感じ悪いから放っておけ」と言ったり、下界の土産を所望したりと息子に対して厳しい。ご当地TシャツやライヴTシャツの収集をしていて、お気入りの歌手のライヴを観るために時折下界に降臨している。とても涙もろい性格で、彼女が涙をこらえるたびに下界でマリア像が涙を流すシステムになっている。
結婚前にイエスを処女受胎してからずっと聖女として崇められているため、恋愛経験のないことをかなり気にしており、下界に降臨した際乗り込んだ電車内で遭遇したカップル達にショックを受けている。この時のマリア像は血の涙を流している。
今はキャンパスライフに憧れ、ガブリエルに大学に入学してサークルとか入りたいと愚痴っている。
今まで、イエスが奇跡で作ったワインしか飲んだことがなかったが、ボジョレーヌーボーのワインが飲みたいとアポなしで松田ハイツを訪れ、イエスを慌てさせている。
父さん(ヨセフ
マリアの妻でイエスの「全知全能じゃない方の父さん」。職業は大工。献身的ないい人だが、息子が実の子ではなく「神の子」であり、その神の子としても30を過ぎるまで覚醒しない始末で、「わしの子でなく神の子でもないとしたら、わしはどうすれば…」と一時期ノイローゼ手前まで行った(7巻)。イエスが若い頃同僚として働いた大工仲間からは、「自分達の神はヨセフ」と涙を流すほど(酔っていたせいもあるが)尊敬されている。
四大天使[編集]
ミカエル
ウェーブのかかった長髪の青年。下界でジャニーズアイドルと間違えられるほどイケメン。猫派。
中二病の気があり、天界入りした人間達のためのプロモーションビデオを作成する際、ブッダ曰く「彼の中の中学2年生が大暴れしているだけ」のデザインをした衣装をイエス用に持ち込んでいた。「メサイア」(雑誌掲載時は「第九」)にアイドルっぽい振付けをつけて他の大天使達と踊ったり、賛美歌をデスメタル調で歌おうとしたりと現代的な感性の持ち主。イエスやブッダのフォローに回るも、詰めが甘いためフォローになっていないことがほとんど。
四六時中テンションが高く、歌の最中最高潮に達すると世界終末を迎える合図のラッパを吹いて締めようとするが、その度にウリエルに止められる。驚いたりした時は反応が外人っぽくなる。
堕天した兄のルシファーを今も慕っており、そのせいで時々天使としての立場を逸脱するため、イエスらに心配されている。
ウリエル
短髪の青年。「破壊天使」。イエスが迫害されたと感じた時に(主に茨の冠のブザーで)駆けつけ、持っている剣でイエスを迫害した(と判断した)対象を断罪する。正月にブッダとイエスの部屋を訪れた際に玄関に飾ってあった門松としめ飾りを罠と勘違いするなど、「福」相手にも容赦ない。ブッダからはセコム扱いされている。犬派。
断罪時を除けば基本的に真面目だが、真面目すぎる故に場の空気を読まない。
表情を変えることがほとんどないが、イエスのプロモーションビデオ撮影の際にはCGを使用して爆笑したりウインクする映像となった。しかもアルカイックスマイル動画(天界版ニコニコ動画)では彼の爆笑シーンが上位を占める結果となった(過熱しすぎたため動画は後に削除された)。
ラファエル
ストレートの長髪を持つ青年。「癒しの天使」。その膝枕は「遠足前夜の子供も3秒で寝かしつける」。復活の前のイエスに3日間カウンセリングをした。
優しく気遣いのできる性格だがやはりノリは良い。温泉宿にてマッサージチェアに自身が癒され、他の大天使達にネタにされた。電車内の網棚の上で雑誌を読むなどのはっちゃけぶりも見せる。ミカエル同様外人っぽい反応をすることがある。
旅人の守護天使でもあり、地上で旅行代理店員に扮し、生者対象の旅行プランの他に地縛霊を昇天させるための天界ツアーの売り込みもしているが、ツアーガイドブックがダンテの『神曲であるため、霊達から拒絶されている様子。ANAの株も持っている。
ガブリエル
外はねのショートヘアーで、4人の中で一番幼い外見を持つ。
ブッダに天界までの交通費(お年玉にかこつけた『お車代』)を渡すなど遠回しに帰省を働きかけたり、沖縄旅行に行こうとしたイエスに対し、苦手な蛇の情報をメールして沖縄行きを諦めさせようとしたり、ラファエルに泣きついてイエスとブッダに沖縄へ行く前にニライカナイを経由させ実質的に実家に帰らせようとした。さらに年末にもマリアと結託してお歳暮と一緒に車代を送って帰省を促すなど、通信事業の守護者としての仕事をし過ぎている(イエスから「悪魔のような天使」と評された)。
イエスの弟子(十二使徒)[編集]
ペトロ
漁師。アンデレの兄。弟と共に天国の門の前で受付をしており、天界に来た者を天国や地獄に振り分けている。弟と合わせ「漁師兄弟」と呼ばれている。
イエスの弟子達の中でもノリが良く、目上の相手にも「サーセン」「マジパねェッス」等くだけた若者言葉で話し、イエスとの出会いを怪談風のネタにしたり、「ペトロの否認」で有名な「知らない」を持ちネタにしているなど無礼講を地で行っている。一方で師であるイエスへの恭順も誰より深い。
昔は口より先に手が出るタイプで、布教するイエスにノリよく投網したり、イエスが捕らえられた際に激怒して兵士の耳を切り落とし(実際の逸話)たりしていたいたが、現在はだいぶ丸くなっているらしい。それ以外でも何かと沸点が低く、ジャック・オ・ランタンの話を間に受けて号泣したり、聖人認定されず落ち込むジャンヌ・ダルクの様子を見かね、初代法王として聖人認定しようとしたりしている。天国の門の受付の机は他の使徒たちと共用で使用しているが、机の上に私物のボトルキャップを大量に並べているので、雷兄弟から捨てるように言われている。
イエス同様ネットやパソコンを愛好し、オンラインゲーム「デーモンハンター」やmixiなどをしている。ネット上での名前は「ぺとろん」。携帯小説が大好き。
アンデレ
ペトロの弟。兄と合わせ「漁師兄弟」と呼ばれている。
ペトロと同じくノリの良い性格で口調もほぼ同じ。ペトロと行動を共にすることが多い。兄と同じく「デーモンハンター」をしている。兄よりはやや冷静な性格でキレる兄をたしなめることもあるが、基本は同じタイプであるらしく兄の暴走を本気で止める気配は一切ない。ソーシャルゲームのヘビーユーザーであり課金もしている。充電器が無い環境にいると不安で異常に落ち着きがなくなる。そのため、天国の門の受付の机の引き出しの中は自身の充電器であふれ、雷兄弟からは「ピカチュウ」とあだ名され、充電器を処分するよう兄を経由して言われている。ネット上での名前は「あんでれ」。
自分が殉教した時に使用された十字架から、回りから元気はつらつにポーズを取りながら昇天したと思われ、「イエーイ十字」と命名されていたことを最近になって知りショックを受けている。
ヨハネ
イエスを洗礼したヨハネとは別人。兄のヤコブ(大ヤコブ)と合わせて「雷(いかずち)兄弟」と呼ばれる。
弟子達の中で最後に亡くなったので、自身の福音書に「主(イエス)に愛された弟子」という一人称を用い、話す時も使っている。イエスは「アガペーだから誰が一番とかはない」と言っているが、本人は「言った者勝ち」と開き直っている。1人だけ殉教しなかったことを後悔しており、極楽サイドの伝統スポーツ「ショムジョ」のレギュラー選手となった際に知り合ったアナンダと、同じ大往生した者同士意気投合する。
ペトロとアンデレが天国の門の受付の机の整理をしないことに怒っていて、血糖値が下がるのを抑えるためにギャバチョコレートを頻繁に食べるため、漁師兄弟から「ギャバ」とこっそり呼ばれている。
ヤコブ(大ヤコブ)
弟のヨハネと合わせて「雷(いかずち)兄弟」と呼ばれる。弟のヨハネと同じく「ショムジョ」のレギュラー選手となっている。弟や他の弟子と比べ常識人的な言動が見られる。
弟が、漁師兄弟から「ギャバ」と影で呼ばれていることは知っているが、あえて黙っている。
ユダ
イエスを売った裏切り者の代名詞的な人物。裏切りの罪はイエスが発行した免罪符5枚で許されており、現在は他の弟子達とも仲が良い。免罪符で許されるまでは地獄の最下層にいたため、何かと地獄ネタを引きずることがある。
ノリは軽いが裏切ったことを気にしており、イエスに気を遣わせている。イエスらと共に「デーモンハンター」をプレイしていたが、ネトゲ廃人から脱出するために辞めた。
マグダラのマリアの油の逸話から油の浪費にはかなり神経質であり、油の量をデナリ単位で瞬時に目算する能力を持つ。一見自虐の多いキャラだが、twitterでペトロ、アンデレと一緒にモーセ割るネタをふったりとノリのいい一面も持つ。
トマス
本人確認のため、復活したイエスの聖痕に指を入れた人物。紐を見れば引っ張り、ボタンがあれば押す性格。ブッダとの初対面の時も彼の耳たぶを引っ張った。
かなり用心深い性格で、イエスの聖痕に指を入れ傷の位置と感触を確認しないとイエスだと認めない。そのため、イエスからは「一番めんどくさい弟子」と思われている。さらに正直すぎる上遠慮がなく、ブッダが携帯をスマホに機種変更しようとした際、魔界からマーラを呼び出し、ブッダにマーラのスマホを譲らせようとし、その際も言っていることに間違いはないが正直過ぎてマーラを傷つける言動をしている。
イエスの関係者・その他[編集]
マルコ
名前が一番日本人っぽいということで、イエス達がアパートを借りる際の保証人となっている。
ヨハネ
泳げないイエスに川に入るよう促したが、どうしてもイエスが嫌がるため、頭からやかんで水をかけて洗礼とした。
イエスが、サロメの「おねだり」によってヨハネが殺された話をしたため、竜二の誤解に拍車がかかった。
ルシファー
ミカエルの兄で元大天使。ミカエルと壮絶な兄弟喧嘩(天界大戦争)を行い敗北、堕天使となった。突っ張っているが、松田ハイツ訪問時には手土産持参、弟が自分を心配していることを知って涙ぐむなどの一面もある。面倒見が良く、商店街のイベントでドラキュラフランケンシュタインの怪物に扮したイエスとブッダを堕天したと勘違いした際、地獄で困ったことがあったら自分を頼るようにアドバイスしたり、天国にも地獄にも入れないジャック・オ・ランタンをイエスに紹介してペトロとの仲介を頼み、それが上手くいかないと自身が組む悪魔達のフットサルチームに彼を入れたり、節分の日に追い出された鬼たちを集めカップ麺を振舞い、フットサルで汗を流させ体を温めるなどしている。ブッダからは「健康優良不良天使」と評される。
パソコンはおろかケータイも持っておらず興味もないらしく、メル友になろうと期待したマーラに心無い言動をしたり、商店街のくじで最新のパソコンが当たっても全く喜ばずイエスを激昂させたりしたが、最近Facebookを始めたらしく、大勢のフレンドがいる(パソコンやケータイの類を買ったのかどうかは不明)。
サタン
イエスが荒野で修行していた際彼を誘惑した悪魔。「世界をやる」と誘ったが興味の無いイエスにはかなり困った人扱いをされた人物。イエスは障害を「サタン」と呼称することもあり、また恐怖の象徴として一応認識している(「マーラと友達になったらいいのに」と言われる)。
ジャック・オ・ランタン
カボチャを被った男。素顔は短髪で顔にそばかすがある青年。カボチャを被る前に名前を呼ばれると激しく取り乱す。曰く「面を被っていないと100%出していけない」。
元は極悪人で地獄行きが決定していたが、ペトロに「悲しいラブストーリーを等身大に捏造」して話したところ号泣され、生き返らせてもらった。しかし2度目の人生でも更生しなかったため、天国にも地獄にもいけない身となってしまった。ペトロにはかなり嫌われつつもmixiのアカウントに出入りすることだけは許されていたが、ペトロのオンライン牧場に気遣いのつもりで行っていた水やりが仇となり、mixiすらも出入り禁止にされてしまった。
ベルゼブブ
ルシファーの友人で、ルシファーからもフェイスブックで写真入りで友人として紹介される等仲が良いが、きのこの山好きなので、ルシファーがたけのこの里派なところだけは相容れない。
に変化し松田ハイツを訪れ、蠅を使って嫌がらせしようとしたが、ブッダがめんつゆで作った蠅取りトラップに蠅たちが捕まってしまったことや、他にも様々な蠅取り道具が存在していることにショックを受けている。
マリア(マグダラのマリア)
イエスが磔刑から復活した直後、弟子達が誰も信じてくれなかった思い出(復活祭)をする際に名前のみが登場。「庭師と間違えられた」と回想していること、呼び捨てにしていることから母さんではないと分かる。
ヴァレンティヌス
バレンタインデーの由来となった聖人。超辛党[注 4]で「キムチの守護聖人」を自称する。ブッダとは鍋パーティーで面識がある。バレンタインにチョコを渡す話を聞かされた時は、恵方巻のことを聞いた七福神たちと同様に困惑したらしい。
天草四郎(あまくさ しろう)
初めてイエスに会った際、信仰の証として自分が踏むことを拒んだ踏み絵をイエスに渡すが、踏み絵の意味を知らずに勘違いしたイエスに踏み絵を玄関マットにされて号泣する。(現在ではイエスも正しく理解しており、立川で消防団に協力した際は泣きながら踏み絵を拒まないよう訴えた)
レオナルド・ダビンチ
ブッダが漫画『悟れアナンダ!』の執筆スケジュールに3日徹夜で挑んでいた際、イエスがアシスタントとして手伝ってもらおうとラファエロさんと共に電話しようかと提案したが、「一度渡したら納得がいくまで作ろうとして何年も原稿を渡してくれなさそう」という理由でブッダから却下される。イエス曰く「パースも取れるが、マンガ内に勝手に暗号を仕込んで来るかもしれない」とのこと。
アブラハム
父なる神のもとにお中元でよくハムを贈っているらしい。息子のイサクを生贄にしようとした時には、さすがの父なる神も言葉を噛みながら止めたという。それを聞いたブッダは「そのハム大丈夫なの?」と本気で疑った。
モーセ
紅海を渡ろうとした際に海を割る奇跡が原因で、イエスの弟子達や天使達から『割る』というキーワードをネタに振られまくり、ノイローゼ気味になっている。
最近はヤケクソ気味で、ツイッターのフォロワーからの無茶振りに開き直って、何でも割ろうとしている。
ノア
ノアの方舟で漂流していた際、暇つぶしで動物達をもふもふしていたことが忘れられず、家族に内緒で週末に下界に下りてきて、多摩動物公園の飼育員のアルバイトをしていたが、奥さんからは浮気を心配され、相談されたイエスたちが様子を知るために尾行したことにより、アルバイトが発覚する。
泥酔して裸で眠ってしまった際、末息子が兄達に報告したことを未だに根に持っているため、アルバイトのことが家族に知られると同じような目に遭うかもしれないと思い、イエスたちにアルバイトのことは内緒にして欲しいと頼み込んでいる。
ルター
ボウリングを下界で広めて天界にも持ち込んだ。「デーモンハンター」のヘビーユーザーでもあり、日常でもマウスクリックをしてしまうネット中毒者である。
サムソン
怪力の持ち主だが、髪の毛が長くないとフェイスラインが見えてしまうのが気になってしまうため、力が出せなくなる。
アダム
最初の人間。天地創造の際に全ての生き物に名前をつけたことから、天界ではベテランコピーライターとして知られている(代表作は『』)。『悟れアナンダ!』単行本化に際しアオリ文を考えてもらおうとした。
ジャンヌ・ダルク
500年間下界の教会から聖人認定されるのを待っていたが中々認定されず、自己採点を繰り返し落ち込んでいた時、見かねたペトロが慰め励ましている。
ラジエル
座天使の長で、この世の全てを記した「ラジエルの書」を携えている。家電やゲームの取扱説明書を全部とっておくとかさばるという理由から、イエスから頼まれ「ラジエルの書」を貸し出している。
サンダルフォン
大天使の一人。身長が世界1個分ある天使で、普段は足元しか見ることが出来ず、その足元は天界の人気NO.1観光スポットとなっている。
普段はイエスの世話を四大天使に任せているが、ミカエルからの頼みで、イエスたちの部屋の周囲の騒音を解消するべく降臨する。騒音調査員に扮して人間サイズに変化し松田ハイツを訪れ、イエスやブッダにアンケートをするが、部屋に上がった際、普段見慣れている足元の巻爪からイエスに正体を見破られる。

他宗教の関係者[編集]

ゼウス
天部プロデュースのプロモーションビデオのみ登場。そのプロモーションビデオは多忙のため顔のみの出演となっているばかりか、なんの脈絡もなく様々な風景に爆発とともにゼウスの顔が字幕と「ジャーン」という効果音と共に現れるという意味不明なもので、完成品を見た本人は目を丸くしたという。
キューピッド
天界行きのチケット売り場に勤務。天使のように見えるが、オリュンポス十二神の眷属であるためイエスの威光が通用しない。ゆえにイエスに対する態度もかなりぞんざいで言う事も相当フランク。身内のナルシスは厚遇していた。イエス曰くギリシア神話の神々は相当下界臭いらしい。
八百万の神々
日本の神道の神々。トイレの神[注 5]、畳の神などが時折松田ハイツの設備点検にやってくる。ブッダとイエスがバカンスに来ていることを知っており、邪魔にならないようあえて素知らぬふりをする。下界の一般の業者にしか見えず、ブッダから教えられるまでイエスは全く気付かなかった(日本にたくさんいるはずなのに、これまで全く出会ったことがないと不思議がっていた)。
地元の神様
地元の神社の神様。本人は登場しなかったが、ブッダとイエスが祭りで大はしゃぎして神社でおみくじを引いた時、その結果は「もっと落ち着きましょう」という、二人の狂態を的確に言い当ててたしなめたものであった。そしてそれを読んだ二人は「ちゃんと見ていらっしゃる」と反省した。

その他の天界の住人[編集]

知恵の実社の創業者
コンピュータ企業の創業者。最近天国に来たが、早々に各部署のシステム化を進めている。おかげで受付業務が効率化され、昼食の時間を取れるようになった。
ハチ
あの世では神犬となり、主人が輪廻転生から解脱するのを待っている。主人一筋なのでブッダにはドライな態度だが、ブッダ本人は「そこがいい」と称賛していた。

下界の住人[編集]

松田さん(まつださん:松田幸代 / まつださちよ)
- 鈴木れい子
ブッダとイエスのアパートの大家。パーマをかけ、カバンの中にお菓子を入れ、思った事を遠慮無く口に出すステレオタイプのオバちゃん。自分の名前は「まちゅだ」と呼ぶ。少なくとも2人の孫(中学生と小学生)がいる。
当初は外見が日本人で無い2人の入居に難色を示していたが、2人が部屋を綺麗に使ってくれる事に感心し、車が必要になったら貸すとまで言ってのけ、1度引越しを決意した2人を思いとどまらせた。
クリスマスに押しかけたミカエル達を追い出しており、彼らのポケットがパンパンになるまで菓子を詰めて恐れられている。その後四大天使と遭遇した際「目が悪くなるから」とパッチン留めと台所用ゴムでミカエルとラファエルの髪を留めて涙目にさせた。
家出出家は違うと主張するブッダに対し、どこが違うのか質問し、目覚めた(悟った)ブッダの心に一点の曇りを発生させている。
高齢だが初対面の梵天と一緒にマリオカートで対戦する、ブッダの携帯電話のボタンを速く打つなど機械には強く、普通自動車の運転免許も所持している。
竜二(りゅうじ)
声 - 立木文彦
背中にお釈迦様の刺青を入れたヤクザ(極道さん)。市民プールのサウナでイエス達と知り合う。
網走刑務所に7年間収監されていた。イエスの勘違い及び彼の話への勘違いにより、イエスを極道(大きな組の二代目)だと思い込んで「二代目」「3日柵越えの聖の兄貴」と呼び慕うようになる。ブッダの事はイエスの舎弟と勘違いしている。その後も出会う度に勘違いが進み、イエス達への尊敬の念を深めている。
妻子持ち。松田さんの孫や娘の愛子が通う小学校での運動会がきっかけで、イエス達とは家族ぐるみで付き合うようになる。イエスから聞いたサロメの話が原因で、妻共々「娘には一般的な社会人になって欲しい」と考えている。愛子のことは溺愛しており、嫁入りなどはもってのほかと考えている。
後に妻子のために足を洗う覚悟を決めたが、ブッダとイエスの勘違いや、持参したお土産へのお返しとしてブッタの私服を渡されたことから「ブッダの影武者を任ぜられた」と思い込み、髪形をパンチパーマに変更することになったが、イエスとブッダを娘のひな祭りに招待した時には再び元の髪型に戻している。
なお、登場してからしばらく「極道のお兄さん」と紹介されていたが、40話目で名前が明かされた。
静子(しずこ)
竜二の妻。極道の妻らしい気丈な女性。家庭的な一面もあり、ブッダとは仲良しだが家庭の問題には辛辣でブッダの過去をえぐる発言が多い。イエスの発言にはたびたび肝を冷やしている。
娘には女子力を磨いて、将来は玉の輿な結婚をして欲しいと思っている。
愛子(あいこ)
竜二と静子の娘。小学生。おてんばで好奇心旺盛。父親からは溺愛されている。イエスとは仲が良く、ブッダには「将来お嫁さんになる」と約束している。
おもちゃ屋の店長
声 - 高乃麗
イエスのバイト先のおもちゃ屋「ことりや」の店長。やや年配の女性。イエスの事を「イエスちゃん」と呼び親しく接する。イエスがブッダの誕生日にバースデーカードに書いた「天上天下唯我独尊」を見て、ブッダの事を暴走族と勘違いした。
相沢実(あいざわ みのる)
大学デビュー前の学生。19歳。デビューに備え服を選びに来たが、ブッダとイエスのセンスに脱帽して撤退した。
吉川先生(よしかわせんせい)
イエスとブッダが松田さんから頼まれ、松田さんの孫の運動会に参加した時に出会った小学校の女教師。借り物競争で、「相沢先生」を連れてくることになったイエスが、相沢先生を見つけられずに、偶然その場にいた彼女を改宗させ「相沢」という洗礼名をつけて連れていこうと話しかけるが、それがプロポーズしているようにしか聞こえずに、勘違いされてしまう。
その時は、イエスの「来るものは拒まず」を誰にでも口説く軽い男と勘違いして嫌いになったと思われたが、イエスのことを気に入っていたらしく、松田さんが仲人としてイエスとくっつけようと画策した際には吉川先生自身もかなり乗り気になった。だが、イエスは改宗するのだと勘違いしていて、父さんの話を振ったところ、結婚したら親と同居すると勘違いし、イエスのことを諦めている。
緒方さん(おがたさん)
立川の商工会の会長さんで松田さんの幼なじみ。H・Rグランプリを主催しており、ブッダとイエスに急遽参加を要請した。2人を消防団に誘ったこともある。また、H・Rグランプリでの活躍から、ブッダとイエスに商店街のコミュニティ局のラジオ番組に出演を依頼している。
DJたっちぃ
ハッスル商店街のコミュニティラジオ局の番組「ハスラジ」でDJを行っている。放送自体はあまり人気が無く、商店街以外では聴かれていないが、ブッダが商店街で買い物をしている時、夕食のメニューや買い物のアドバイスを放送で聴いているため、ブッダは「導師」「主婦の守護神」「生き神様」と崇め、頻繁にメッセージを投稿している。
神父
ハッスル商店街近くの教会の外国人神父。クリスマスの日にイエスに声をかけ布教しようとし、ブッダを慌てさせる。翌年、イエスが下界でもクリスマスが自分の生誕を祝う日だと知ったが、自分よりもサンタクロースの方が存在感が大きいことにショックを受け、妬んでしまい、いたたまれなくなり、教会へ足を運んだ際にイエスから告解を受ける。
目の前の人物がイエスだとは知らないため、イエスのことを「自分がイエス・キリストだと思い込んでいる迷える子羊」と思っている。他にも、教会にはミカエルやルシファーやユダが告解に来ているが、すべて「自称○○な迷走している子羊」と思い込み、自分の目前で物凄い奇跡が起きていることに気付いていない。
保地丁夫(ぽじ ていぶ)
ポジティブに生きる事を提唱する評論家で、それに関連する本を多数出版している。ユダがネトゲ廃人から脱出しようとした際、偶然著書を手に入れはまってしまい、講演会に行くために下界に来るようになり、その影響で一時期妙にテンションの高いキャラに変貌した。その姿を見たペトロやアンデレからは改宗ラインギリギリになってしまっているのではないかと心配されている。
安藤勇(あんどう いさみ)
ブッダが買った「安心きのこ」を作っているおじさん。パッケージに写真付きで名前が載っている。セールなのに300円で売っていた。
ブッダ曰く、キノコで食中毒を起こして死んでからキノコがトラウマになったため、産地のしっかりしてる高い物しか買えなくなったらしい。
きよし
イエスの母さん、マリアのお気に入りの歌手でフルネームは不明。イエス曰く、孫みたいで可愛いというのがお気に入りの理由らしい。ライヴを見るために頻繁に下界へ降臨し、ライヴで知り合ったきよしファンの婦人たちと仲良くなり、流行のスイーツ等の情報を教えてもらっている。
山風(やまかぜ)
ミカエルたち四大天使が目標にしている3人組のアイドルグループで、イエスの母さん、マリアもお気に入り。ミカエルはコンサートに行くためにかなりの大金を使いネットオークションでコンサートチケットを落札したが、急な仕事が入り泣く泣くイエスとブッダに無料で譲り渡す。
コンサートに行ったことのないイエスとブッダは、朝8時から5時間待ちでコンサートグッズを手に入れる事を苦行だと認識し、派手なコンサートの演出をミサと思い込み、山風を自分たちと同じ同業者(神)と勘違いしている。
小学生
仮称。ブッダの額にある白毫を「ボタン」扱いし、彼を見るとそれを押そうと襲い掛かる。同一人物とは限らないが、基本的に顔は一緒で集団で襲ってくることもある。ブッダのことを「ボタン星人」と呼ぶ。飛び道具(オモチャ)も使ってくる。夏休みの観察日記用の朝顔がブッダの手違いで満開になったことがある。
幽霊たち
成仏せずに下界をさまよってる魂たち。天界の住人から見れば真面目に天界に行こうとしない不良扱いされており、ブッダやイエスたちと出くわすと怒られるのを恐れ、逃げ出す。
成仏した霊たちは霊たちで天界の門で公開されているPVを観て、ペトロたちの「笑ってもいいです宣言」を聞くまでは複雑な顔をしている。

用語解説[編集]

最聖コンビ
ブッダとイエスの呼称。作中でこう呼ばれている訳ではなく、専らあらすじ紹介や宣伝の中での呼称。
Jr.(ジュニア)
商店街の福引きでブッダが当てた金ピカの仏像。邪魔にならないように部屋の隅に置かれている。物干し竿を固定するのに用いられたり、夏場に涼を得るためにイエスが抱きついたりと、結構重宝されている。生活費が火の車になった時、その身を犠牲にしようとするかのように、売り物用ダンボールに倒れ込んだ。
ブッダは手に入れた当初は偶像崇拝を禁止すべきだったと嘆き、仏像を置くことで変な宗教団体か強烈なナルシストに思われたりしないかと心配していたが、暫くして愛着が湧き自分の弟のように感じている。「Jr.」という名前もブッダの命名。なお、実際に仏像が作られるようになるのは、ブッダの死から数世紀を経てから。
パンチとロン毛
ブッダとイエスのお笑いコンビ名。H・Rグランプリに急遽参加することになった時に使った。
カンダタ
秋葉原のゲームセンターにて、ブッダがクレーンゲームで獲得した人形。命名はブッダ。
クレーンに捕まった際他の人形達の糸が絡み付き、クレーンに引っかかった糸が重さに耐えきれずに切れた。糸が切れたため獲得となり、2人の家に来た。大掃除の際、イエスに排除されそうになったゴキブリを救うかの如く落下して守った。
実は本人が憑依しており、夜な夜なJr・ベロニカTシャツと会話を楽しんでいる。本来はバリトンボイスの中年男性なのだが、ブッダのマスコットキャラとしてのプロデュースを裏切らないために、ムリして裏声で話し、マスコット的ポーズを取ろうとするので、たびたび破けて綿が飛び出る。
元ネタは芥川龍之介の『蜘蛛の糸』。
ベロニカTシャツ
ブッダお手製プリントTシャツの一つ。イエスがランニング中、体力が少ない時に着ていたTシャツで汗を拭いたところ、イエスそっくりな顔が表面に浮かび上がった。
思ったことをそのまま正直に喋る。洗えば落ちるらしいが、洗おうとすると涙を流しながら助命を乞うため、結局そのままになっている。冬は冬眠している。
アークエンジェルズ
ミカエル達が自分達のことを名乗る時に使う名称。アイドルグループとして下界デビューのために曲作りに精を出しているが、最近はアイドル路線からヴィジュアル系に変遷しつつあるらしい。
奇跡
ブッダとイエスが起こす超自然的な現象。主に感情が高ぶったときや慈悲深い言動、徳の高い言動をしたときに起きる。基本的に当人達の意思とは無関係に起こってしまうため、人前で奇跡を起こしてしまった時は誤魔化しに奔走することになる。
リンゴ
旧約聖書において知恵の実とされる果実。イエスはその伝承のため口にしたことがなかったが、一度食べた際に知恵(?)を付けてしまい、ブッダ曰く「絡みづらい」人柄へ変わる騒ぎとなった(ジャムならOK)。これに懲りて、ブッダは以降イエスに食べさせないようにしている。
また、リンゴを直接口にしただけでなく、リンゴに関係する物に触れても同じような状態になるらしく、リサイクルショップリンゴのマークのついたパソコンを操作した際にも「絡みづらい」人柄へ変わり、ブッダを慌てさせている。後にリンゴのマークのついたスマートフォンに触れた時も同じ状態になったが、トマスによりロゴの欠けた部分を埋めれば(口にしてはいないことになるためか)大丈夫ということが明らかになった。
なお、聖書の中に出てくる「知恵の実」自体はリンゴとは指定されておらず、近年の宗教学者の間では「葡萄だったのではないか」と指摘されている。
ヤコブの梯子
旧約聖書においてヤコブが夢に見た、天使が上り下りしている、天から地まで至る梯子、あるいは階段。今はエレベーター化されて天使の通勤に使われており[注 6]、昇降口には天部が発行しているフリーペーパー「R2000」が配布されている。イエスが帰省しやすいように立川直通のものがつくられ、天界から立川まで1時間で来ることができるようになった。
苦行スイッチ
ブッダが苦行モードに入る時のスイッチ。スイッチが入ると断食や精神的苦痛が伴うものを耐え続けるので、一緒にいるイエスは困惑する。梵天はこれを逆に利用する術を知っており、言葉巧みにブッダに仕事を引き受けさせた。
いえっさのドラマンダラ!!
イエスのブログ。全てのテレビ局の全ての時間帯の全てのドラマの感想を、その日の内にアップする。ブログのコメントに3秒で返信するなどの超人的な内容により「神降臨」とコメントされたため、「名前や職業は伏せてあるのに(なぜバレたんだろう?)」と2人が首を傾げた。現在では一日1万ヒットを誇る人気ブログ。
デーモンハンター
イエスやペトロらがプレイしているオンラインゲーム。「デモハン」と略される。通常は夜中の1時くらいからが盛り上がるらしい。初心者はヴィラスーラ平原という場所でレベルアップするのが望ましい。
小さくて弱いが、口の悪い小悪魔のようなマスコットキャラクターがいる。
ネトゲ聖人
ゲーム内でイエスが弟子たちと共に組んでいるチーム。目的は「珍しいキノコを探すこと」。
ラジエルの書
天使ラジエルの所有物で、この世の全てを記した本。イエスが取扱説明書の代わりに借りていて、デーモンハンターに関しては、パーフェクトを謳う公式のガイドブックよりも内容が充実している。ただし、蛍光ペン等でチェックしたり勝手に書き込んだりしてはいけないらしい。
悟れ!! アナンダ!!
ブッダが描いた4コマ漫画。略称は「悟アナ」。ブッダの弟子アナンダがモデル。天界のあるあるネタが描かれ、イエスを始め天界の住人には大好評で二次創作も出回っている。ブッダ本人に掲載するつもりはなかったが、梵天の働きかけによって天界のフリーペーパー「R2000」に連載することとなる。6巻のエピソードで単行本化され、1巻のおまけマンガ「さんだるふぉんとめたとろん」をイエスが描く(実際には単行本の半分近くが描き下ろしであり、ブッダが「早すぎる」と言うのも当然)。由来とネタはアナンダが弟子の内で最も悟るのが遅かったため。
総合あの世連合
天界の住人達の組織をまとめた総称。略称は「総世連」。より厳密にはイエス達の「天国サイド」とブッダ達の「極楽サイド」に分かれる。相応に交流はあるが、互いに知らないことも多い。副業は禁止されていないが、事前に許可申請を行う決まりになっている。
お焚き上げ入稿
梵天が使用する入稿方法。原稿をそのまま燃やすことで、一瞬で天界に原稿を送れる。
ショムジョ
極楽サイドの伝統と言われるスポーツ。錫杖のようなスプーンを使ってゴールを狙うというもの。そのルールは諸行無常のごとくゆらゆらしていてはっきりしない。ルールの理不尽さに心が折れた者が負けとなるゲームである。極楽サイドのスポーツではあるが、過去にイエスがレギュラー選手として伝説的な活躍をし、最近ではヤコブとヨハネの兄弟もレギュラー選手として認められている等、僅かではあるが天国サイドで行う者もいる。
松田ハイツ
松田さんが営むアパート。家賃は4万円。お風呂なし。ペット禁止。梵天はイエスとブッダがここで暮らしているのでこのアパートを聖地と呼んでおり、松田さんを聖地の管理人と考えている。
ワケあり物件
イエスが見つけた1DKの好物件。家賃は三万円。お風呂あり。ペット応相談。外国人もOK。隣にコンビニがある。実は部屋の一つに霊道があり幽霊達の天界への通り道になっている。
H・Rグランプリ(ハッスルリンググランプリ)
緒方さんが主宰しているお笑い大会。優勝者にはお米券が与えられる。審査員が全員老人であるため、ウケを狙うことは難しい。
つくもん
イエスの使っているノートPCの愛称。元のOSはWindows 98だったが、九十九神が憑いたためWindows 99になっている。スペックはかなり高いのだが、イエスを守ろうとするばかりにウイルスチェックソフトを数多くインストールしてデータ処理に影響が出ている。
復活祭
天界における復活祭は死んだイエスが復活して弟子達を驚かせたことに対する逆ドッキリを仕掛ける日となっている。作中ではペトロとアンデレが仏門に下るというネタでブッダを激しく動揺させるが、最初から警戒していたイエスは冷静に見破り不発に終わる。
クリスマス
天界でもイエスの誕生日を祝う日になっており、イエス本人も天界で行われるサプライズパーティーを毎年楽しみにしている。その反面下界のクリスマスに関する知識が薄く、「サンタクロースがトナカイでの飛行に成功した日」と誤解し、自分の生誕祭とは別のイベントだと思っていた。最近になって下界でも自分の生誕を祝う日だと知ったが、日本では自分よりもサンタクロースの方が存在感が大きい事にショックを受けている。
カンタカ2号
ブッダとイエスが購入したカゴ付の自転車。蹄の音が聞こえてきたので即座に名前が『カンタカ2号』に決定した。二人の共有物なので盗まれたりした場合、犯人は「ウリエルと阿修羅のタッグ制裁」を受けることになる。
試練カタログ
天部が毎年中元としてブッダに送ってくるカタログ。掲載されている試練を選び、付随しているハガキに書いて送ると、その試練に自動的に遭遇する。試練には『重傷系』『疎外系』『死別系』等があり、ハガキを出さないと期限切れの後人気が無く余った地味に嫌な試練が自動的にやってくるシステムになっている。ブッダはとても心を豊かにしてくれるプレゼントとして喜んでいるが、イエスからは呪いの書扱いされている。
ぽむぽむ地蔵
慈悲深いことを考えながら自転車を乗っていたために、愛の力(アガペー)で空を飛ぶ奇跡を起こしてしまったイエスが、その奇跡を打ち消すために言ったブッダへの悪口。ブッダ自身には悪口とは受け取られず「ハスラジ」投稿時のラジオネームに使われている。

書誌情報[編集]

OVA[編集]

第8巻特装版に付属するOVA。収録内容は『聖☆松田さん』、『聖☆おにいさん』。収録時間26分

第9巻特装版に付属するOVA。収録内容は『イエスのお正月』、『ブッダのお正月』。収録時間15分

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

劇場アニメ[編集]

聖☆おにいさん
監督 高雄統子
脚本 根津理香
原作 中村光
出演者 森山未來
星野源
音楽 鈴木慶一
白井良明
主題歌 星野源ギャグ
制作会社 A-1 Pictures
製作会社 SYM製作委員会
配給 東宝映像事業部
公開 日本の旗 2013年5月10日
上映時間 90分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 3億円(推定)
テンプレートを表示

2013年5月10日公開。キャッチコピーは「神も仏も、ここにいる。」。入場者特典は単行本未収録エピソードも掲載されているスペシャルブックレット『聖☆おにいさん ネ申話 〜降臨前夜〜』[8]

映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第9位となっている[9]。最終興収は推定3億円[10]

また、舞台となる立川市で運行する立川バスでは上水営業所所属のJ770号車を「聖☆おにいさんバス」として運行。LED部分にイエスが表示され、登録番号は「兄さん」の語呂合わせで「・・23」の希望ナンバーを取得している。

スタッフ(映画)[編集]

  • 監督 - 高雄統子
  • 脚本 - 根津理香
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 浅野直之
  • 美術監督 - 薄井久代
  • 色彩設計 - 中尾聡子
  • 撮影監督 - 佐久間悠也
  • 編集 - 三嶋章紀
  • 音楽 - 鈴木慶一、白井良明
  • 音響監督 - 長崎行男
  • 音響効果 - 今野康之
  • 美術デザイン - 植村淳
  • チーフ演出 - 神戸守
  • レイアウト監修 - 植村淳
  • アニメーション制作 - A-1 Pictures
  • 製作 - SYM製作委員会(アニプレックス講談社東宝
  • 配給 - 東宝映像事業部

主題歌(映画)[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 「聖☆お兄さん」は誤記。
  2. ^ なお、後者は後世の別人の作である事が確実視されており、前者も高等批評の立場からはヨハネの名を騙ったに過ぎないもの、と断定されている。
  3. ^ 乳粥や卵を食している描写はあるため、いわゆるラクト・オボ・ベジタリアンである。
  4. ^ 本来『辛党』は『酒好き』を意味する言葉だが、「辛いもの好き」という意味の誤用がそのまま単行本にも使用された
  5. ^ 雑誌掲載時はブッダが紹介するシーンに当時ヒットしていた『トイレの神様』の歌詞が載っていたが、単行本では修正されている。
  6. ^ ただし描かれているのはエスカレーターである

出典[編集]

  1. ^ 宝島社「このマンガがすごい! 2009」インタビュー
  2. ^ rockin'on2008年(平成20年)11月号作者インタビューより
  3. ^ 【緊急速報】 『聖☆おにいさん』アニメ映画化が決定! 最新(8)巻は12月発売で特装版も出ます!”. モーニング公式サイト. 2012年9月27日閲覧。
  4. ^ コミックス6巻収録の「その39」を参照
  5. ^ コミックス6巻収録の「その41」及び「その42」を参照
  6. ^ 説によっては格闘技(カラリパヤット)を修めていた話もある。
  7. ^ キリスト教の伝統的解釈では「父なる神」と「子なるイエス」は同一神格と考えるのが通説である(いわゆる三位一体説)が、本作では別神格として描かれている。
  8. ^ 映画「聖☆おにいさん」 入場者特典に単行本未収録マンガもアニメ!アニメ! 2013年5月4日
  9. ^ 『名探偵コナン』V4!有川浩原作が2作品ベスト5入りの大人気!【映画週末興行成績】シネマトゥデイ 2013年5月14日
  10. ^ 「2013年 日本映画・外国映画業界総決算」、『キネマ旬報(2月下旬決算特別号)』第1656号、キネマ旬報社2014年、 198頁。

外部リンク[編集]