毛利小五郎

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毛利 小五郎
名探偵コナン』のキャラクター
作者 青山剛昌
陣内孝則[注 1]
神谷明(1 - 548話)
小山力也(553話 - )
詳細情報
愛称 眠りの小五郎
性別 男性
職業 私立探偵
配偶者 妃英理
子供 毛利蘭
国籍 日本の旗 日本
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毛利 小五郎(もうり こごろう)は、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメなどのメディアミックス名探偵コナン』の作品に登場する架空の人物。米国版での名前はRichard Moore(リチャード・モア)。

アニメでの声優神谷明(1 - 548話、劇場版第1作 - 第13作)→小山力也(553話 - 、劇場版第14作 - )が担当する。ドラマでの俳優陣内孝則が担当[注 1]

人物[編集]

毛利蘭の父親。江戸川コナンの保護者でありアスペ[注 2]。「毛利探偵事務所」を経営する私立探偵。コナンの活躍により、現在は「眠りの小五郎」と評される有名な名探偵になっている。オールバックの髪型とちょび髭がトレードマーク[注 3]。年齢は38歳[1]。本人曰く先祖は「毛利元就」とのこと[2]であるが、真相は不明。若い頃の夢は俳優だった模様[3]

当初は「ヘボ探偵」「迷探偵」と紹介されていたり、どこか憎めないお笑い担当であったが、後に優秀な一面も見せるようになり、それまでの経験則に基づき、コナンも驚かせるような名推理を披露することもある。一人称は基本的に「オレ」だが、身内でない人や目上の人には「私」を使う。一方、『名探偵コナン特別編』の丸伝次郎阿部ゆたかが作画を手がけた作品では、「ワシ」という一人称を使っている[注 4]。周囲からの呼称は、コナンからは「(小五郎の)おじさん」(心の中では「おっちゃん」)、蘭からは「お父さん」、英理からは「あなた」[注 5]目暮警部阿笠博士からは「毛利君[注 6]」。他の警察関係者からは「毛利さん」(目暮以外の元上司はほぼ「毛利」)、横溝重悟からは「煙の小五郎」、有希子からは「小五郎君」、吉田歩美からは「おじさん」、小嶋元太からは「(毛利の)おっちゃん」、円谷光彦からは「毛利探偵」・「おじさん」、平次からは「おっちゃん」・「オッサン」、悪口を言うときは「ボケナス」、遠山和葉からは「おっちゃん」・「小五郎さん」、鈴木園子からは「(毛利の)おじさま」・「おじさん」、安室透からは「毛利先生」、大和からは「眠りの小五郎さん」、上原や諸伏からは「毛利探偵」、灰原哀からは「毛利探偵」・「おじさん」と呼ばれ、たまに「探偵」とコナンと話していた。新一は探偵として小五郎と会話する時は「毛利探偵」と呼んでいる。また、単純な推理で人を無理矢理「犯人だ」と断定すると、「ヘボ探偵」や「へっぽこ推理」と悪口を言われてしまうこともある。

短気な性格で粗暴な行動に出ることもあり、コナンが事件の捜査に介入したりすると、ゲンコツを食らわせたり[注 7]、依頼人に対して怒鳴ったりすることもある。また、服部平次が自分に予測できない推理を披露した[注 8]際には納得できないことを理由にいきなり殴るなど、横暴な面が目立つ。なお、アニメでは周囲から褒められたり自信満々に推理を披露したりすると調子に乗って舌を出し、「ナーッハッハッハ!」という高笑いを頻繁に見せる(原作でも後に見せだす)が、その内容は的外れなものであることが多い。テレビ局の企画を装った犯人によってコナンと平次が無人島に拉致監禁されて無理心中させられかけた事件では、結果的に殺人の共犯者になったとはいえ金で雇われていただけの漁師を拷問にかけ、コナンと平次の監禁場所を突きとめている[4][注 9]

「妃法律事務所」を経営している弁護士の妃英理を妻に持つが、現在は別居中。出身高校は新一や蘭と同じ帝丹高校(英理や工藤有希子とは同級生)で、大学は米花大学卒業。中学校の同級生に女優雨城 瑠璃(うじょう るり、声 - 島津冴子)がいる[5]。高校時代は硬派で通っていたが、中学時代を知る瑠璃曰く、その頃からスケベだったらしい。有希子と英理のミスコン対決の折、当時はミスコンの「ミス」を「ミステイク」の意味と勘違いしており、「ドジな女の方」として英理の名前を書いていたが、小五郎曰く「本当の意味が分かっていたら有希子の方に投票していた」とのこと。結局、馬鹿馬鹿しくなり投票はしなかった[注 10]が、開票の結果は両者が1万票で引き分けたため、小五郎の持っていた残り1票の行方を巡って大混乱になり、その後にミスコンは中止になったというエピソードがある。

英語は得意ではない模様で、ロンドンに行ったときにコナンや蘭がいなくなった際はかなり困っていた[6]。また、文学作品に関する知識としては、『三国志』や『シャーロック・ホームズ』については蘭に比べるとあまり詳しくないようだが、『南総里見八犬伝[7]武田信玄[8]については詳しい[注 11]。コナンとは対照的に、シャーロック・ホームズのことは好きではない。そのうえ、ホームズ愛好家たちの前で「紙の上の人間」と露骨に侮蔑した結果、睨まれて散々馬鹿にされている。また、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』をタイトル名を間違えたうえに『ホームズ』シリーズの作者であるアーサー・コナン・ドイルの作品と勘違いしていたほどで、シリーズの内容についてもろくに知らない模様から、推理小説そのものにあまり興味を持っていない様子。例外的に『オリエント急行殺人事件』は気に入っているようであり、ベルツリー急行(ミステリートレイン)に乗った際には、エルキュール・ポアロにちなみ「毛利ポア郎」と上機嫌で自己紹介をしていた[9]

工藤新一のことは、有希子の一人息子であり蘭の幼馴染(おさななじみ)として幼少時からよく知っているが、新一が高校生探偵として活躍していた時は一時期、探偵の仕事を奪われたと思い込んでおり[注 12]、表面的な意識ではあまりいい印象を持っておらず、蘭との交際についても批判的な言動が多い[注 13]。「探偵坊主」などと嫌味を込めて呼ぶことも多いが、名前の呼び方は蘭と同様「新一」。また、新一の父親であり自身の刑事時代に目暮が捜査協力を依頼していた工藤優作のことも「所詮は小説家」と、目暮ほど信頼はしていなかった。ただし、新一や優作の推理力の高さは認めており、蘭が新一に想いを寄せていることにも気付いている模様で、「大事な娘をたぶらかしやがって」などと文句を言いつつ内心では蘭の新一に対する愛情を大切に見守ってもいる[注 14]。有希子個人とは高校生時代から妻の英理共々友人であり、「有希ちゃん」「小五郎くん」と呼び合うほど親しく、毛利家と工藤家は家族ぐるみの長いつき合いとなっている。なお、自分を陰から補佐するようなコナンの行動については何度か勘付いた[注 15]が、大抵は周囲の称賛を受けて忘れるか偶々見せたコナンの幼稚なミスに考え過ぎだと判断してしまい、現在もコナンのことを並の小学1年生とは比較にならない頭脳や知識、観察力の持ち主であるとは察しているものの、それを完全に日常の出来事として認識した状態が続いている。また服部平次の推理力も認めているが、自分の方が優れていると思い込んでいる。

第1回キャラクター人気投票での順位は10位(37票)。

父親像[編集]

娘の蘭に対して普段は憮然とした態度で接しているが、心の奥底は父親としての愛情にあふれており、蘭が窮地に陥った時には危険な状態へ身を挺してまで助けようとしたり、蘭が恥ずかしい思いをした時には怒りを露わにしたりしている。

劇場版
第1作『時計じかけの摩天楼
蘭が映画館に閉じ込められ、その映画館に爆弾が仕掛けられていると知ると、助けに向かうべく中に入ろうとした。
第6作『ベイカー街の亡霊
蘭の命が懸かっている状態のゲームで蘭がゲームオーバーになってしまい、コナンに「おいおい諦めるな!!なんとか生き残って蘭の命を取り戻してくれ!!」と祈った。結果的にはクリアして無事であったため、蘭の傍に駆け寄って号泣した。
第11作『紺碧の棺
蘭がトレジャーハンターたちに人質として捕まることを知ると「船を出してくれ」と叫び、出された船に乗った後は自身が海に潜って助けに行こうとした。
テレビアニメ
100話 - 101話「初恋の人想い出事件」(単行本18巻File.3「初恋の人…」 - File.5「心は開く!?」)
屋敷が火事になって蘭が中に入った時に自身も入ろうとした。
294話 - 295話「愛と決断のスマッシュ」(アニメオリジナル)
蘭が誘拐された時、彼女への心配から自ら志願して身代金を渡しに行った。
331話 - 332話「疑惑の辛口カレー」(単行本40巻File.4「思い出のテニスコート」 - File.6「声が出ない…!?」)
レンタカーでテニスコートまで向かっている途中、園子が「ミニスカでテニスをするとパンツが見える」と言っているのを聞くと、「娘が恥ずかしい思いをするなら俺は引き返すぞ」と言った。
471話「レンタカー制御不能!」(アニメオリジナル)
自身と蘭の乗っているレンタカーに、停車すると爆発する仕組みの爆弾が仕掛けられていることが分かると、この命の懸かった場面で自身のことよりも蘭のことを気遣い、蘭に対して「ジャケットを頭から被り(車の窓から)飛び出したら伏せろ」や「お前(蘭)が助かるのが先だ。親の言うことを聞きなさい。」などと父親らしい発言をし、犯行動機が自身に対する怨恨であることが分かると「父さんのせいで巻き込んで済まない」と謝罪した。
522話「新一の正体に蘭の涙」(単行本62巻File8「死羅神様」 - File10「正体」)
新一が蘭を負傷させてしまい手当てをした時に、蘭が新一に対して「パンツ見たでしょう!!」と言うと、自分は「後で一本背負いだ」と新一に対して心の中で怒りを表していた。
712話 - 715話「服部平次と吸血鬼館」(単行本79巻File.6「吸血鬼の館」 - 80巻File.1「殺人鬼の計画」)
群馬県警に行き、蘭が館に残っている時には平次に電話で「娘に何かあったらただじゃすまないからな」や「娘は大丈夫なんだろうな」などと怒鳴った。
775話 - 776話「あやつられた名探偵」(アニメオリジナル)
蘭の名前を出して脅されると犯人たちに協力し、蘭が殺されそうになった時も無事であることを確かめると、抱きしめて涙を流していた。
818話 - 819話「小五郎、怒りの大追跡」(アニメオリジナル)
蘭がアイドル歌手のリサ・パープル(声 - 明坂聡美)と間違われて誘拐された際には、蘭のことを誰よりも心配してニュース番組で目じりが腫れ上がるほど号泣し[注 16]、蘭を救出した際には涙を流しながら抱きしめていた。

探偵業[編集]

本来の小五郎はお世辞にも優秀とはいえない探偵だったが、コナンが阿笠博士からもらった腕時計型麻酔銃と蝶ネクタイ型変声機を使い、小五郎に成り済まして事件を解決してきたため、「眠りの小五郎」と呼ばれて、一躍全国的に有名になった[注 17]。しかし、完全に浸透したわけではなく事情を知らない人からは「居眠り小五郎」「煙の小五郎」「踊りの小五郎」など呼び名を間違われたことも多々ある。自分が眠らされている間に勝手に事件が解決するというあまりにも不自然過ぎることに関しても、時に疑問は抱きつつ、「自分が無意識に本当に解決しているのだ」と得意気になっており、有名になってからは何かと「この名探偵・毛利小五郎が」と自称してはしゃぐ一方、エルキュール・ポアロにちなみ「毛利ポア郎」とまで自称する始末である。劇場版第17作『絶海の探偵』では、目立ってはいけない探偵にとっては不適な金ピカ(金メッキ)の名刺を大量に持ち歩き、その後のアニメオリジナルストーリーでも使用している。なお、「眠りの小五郎」については、睡眠薬CMの出演依頼が来ることがたびたびある[注 18]。原作では話を聞くなり憤慨して断っていたが、劇場版第10作『探偵たちの鎮魂歌』では1000万円のギャラを提示され、「ぜひ!やらせていただきます!」と快諾していた。作中世界の民放の日売テレビから番組出演の依頼が来ることも多々あるようになり[注 19]、探偵という仕事柄目立ってはいけないが、カメラの前で堂々とVサインをしたりとほかの出演者よりも目立っており、高校時代の同級生がそれを理由に小五郎には頼まず安室透に依頼したこともある[10]。しかし、尾行や偽名で調査対象の家に侵入する[注 20]などの探偵としての仕事は正体が気づかれないことも多くあり、本来の小五郎はとりわけ優秀ではないながら、探し物や素行調査などの業務は無難にこなし、その点では探偵として問題は無い。また、有名人の素行調査に関しては「探偵は自分の興味本位でそんな調査はしない」というポリシーを持っているようで、ヨーコと比護の間で熱愛疑惑が報じられた際には、大ファンであるヨーコの素行調査をすればいいと言う蘭に対しても前述のポリシーを理由に拒否し、比護ファンの灰原から依頼を受けてようやく調査に乗り出した[11]

事件に遭遇した時は、行き当たりばったりかつ見当違いな推理で頭ごなしに犯人を決め付けてしまうことが多い。また、犯人が意図的に残したミスリードを真に受けて普段よりも饒舌じょうぜつになり、刑事たちが立てた推理の可能性を消してしまう捜査妨害に等しい行為をすることもある。その性格が災いし、密室殺人などの不可能犯罪に遭遇した場合は大抵、自殺事故死と即断して捜査を打ち切るといった、ずさんな傾向もある。仮に周囲から不自然な点を指摘されても、「細かいことでいちいちうるさい」や「ただの偶然」などの理由で片付けてしまい、それでも言われると逆ギレして怒鳴り散らすなど、非常にたちの悪い振る舞いが多々ある。また、元刑事という経歴にもかかわらず、足を使った捜査を嫌うことをコナンに心の中で指摘されている。その一方、火災担当の刑事だった若手の頃には、現場に乗り込んで放火の可能性を執拗しつように捜査していたため、消防関係者から疎ましがられていた[12]。その一方、コナンに影から補佐されつつ小五郎が事件を解決することも少なくない。コナンが解けなかった謎や正しく推理できなかった部分までも完璧に解いている場合すらある[注 21]。そういった場合、解決する事件は旧友や妻など自身にとって重要な人物が関わる他人事ではない事件が多いことから、本人にやる気さえあれば、これまでコナンが解決した事件も自力で解決できた可能性があり、コナンもそれを指摘している[注 22]。また、「ポアロ」で朝食を食べながら競馬新聞を見ているにもかかわらず、コナンが近くの席の客の動きを気にしていることに気づいて指摘するなど[14][15]、洞察力で鋭い面もある。

コナンが探偵事務所に同居するようになってから、小五郎が行く場所では何かしらの事件がよく起こるため、目暮警部らからは「疫病神」「死神」呼ばわりされることが多くなる[注 23]青函トンネルで起きた殺人事件では、北海道警察の田村刑事に「行く先々で事件が起きる呪われた探偵」と呼ばれた[17]。また、コナンと違って自分とは無関係な事件に興味本位で首を突っ込んだりはせず、蘭に対してもそれを戒めている[注 24]

かつて警視庁捜査一課強行犯係[注 25]に勤めていた刑事時代には庁内でも有数の拳銃の腕前だったとの証言もあるが[19][注 26]、刑事時代も的外れな推理で捜査を混乱させることが多かったらしく、目暮警部からは「お前のおかげでほとんど迷宮入りになったがな」と呆れられている。ただし阿笠博士は、「あれでも昔は敏腕刑事じゃったんじゃから」と評価している。刑事時代の経験から捜査の基本は熟知しており、大体の死因や死亡推定時刻は鑑識・司法解剖を待たずに自力で特定できる。また、携帯電話盗聴の関連性について説明したこともあるほか、事件が起きたと見るや「全員その場を動くな!」と叫ぶなど[注 27]、刑事としての基本的な知識や業務遂行能力は備えている。

以上より、お調子者で的外れな推理を繰り返すことも多いが、所轄署の刑事から本庁の捜査一課にまで実力で上り詰めた点や、真面目に推理した時は、それなりの成果を見せることも多く、一概に「無能な探偵」とは決め付けられない優秀な面がある。

初登場時は、無精ひげを伸ばしてほぼ酒浸りの毎日だった[注 28]。無名だった頃は「毛利小五郎だ」と名乗っても誰だか解ってもらえなかったり、明智小五郎毛利衛と間違われたりすることもあった。また、知名度が上がっても依頼が来ない日が続くこともあり、コナンに「暇なんだなおっちゃん…」と突っ込まれることもある。有名になった割に収入面はさほど裕福ではなく、金遣いも荒い面があることも災いして、蘭から小遣いも管理されて「やりくりが大変」と言われ、沖野ヨーコの関連商品をこっそり買った時などは「わたしがどんな気持ちで生活費を切り詰めてると思ってるの?」と叱られることも少なくない[20]。別居している妻の英理から彼女の弁護士としての手腕と人脈にて金銭や収入面で助けられることもある。酒癖の悪さから泥酔したり寝ぼけていたりすること[注 29]が多いが、その状況下でも事件に遭遇すると一瞬で覚醒し、緊張した状態になる。

劇場版でも的外れな迷推理をすることが多く「眠りの小五郎」を披露しない作品も多いが、第1作『時計じかけの摩天楼』の冒頭、第2作『14番目の標的』、第17作『絶海の探偵』、第21作『から紅の恋歌』で披露している[注 30]。また、第9作『水平線上の陰謀』では途中で少し脱線してしまったが、普段の小五郎からは想像できない見事な名推理を披露している[注 31]

犯人と対峙たいじする探偵という立場上、何度か生命の危機に瀕している。2017年現在、一度だけ黒の組織に誤解されて命を狙われたことがあるが、小五郎本人にその自覚がないままFBI赤井秀一らによってその計画は阻止されたため、助かっている[21][注 32]。また、小五郎に恨みを持つ脱獄犯が雇った殺し屋にワイヤーで首を吊られて殺されかけたこともあるが、コナンにより間一髪で救出されている[22]。劇場版第3作『世紀末の魔術師』では、ラスプーチンの悪口を言ったことが原因で、犯人から狙撃されたが未遂に終わった。

英理との夫婦関係[編集]

妻の英理とは学生結婚という形で結婚した。アニメ版の設定では新婚当時は生活が苦しく、収入を得るために家庭教師アルバイトをしていた[23][注 33]。しかし、現在では家を出て行った英理から「グズで不潔で女たらしで飲んだくれでいいかげんな男」と完全に的確な評価を下されている上に夫婦だけあって普段から一変して冴え渡った推理を見せる「眠りの小五郎」に関しても、次第に疑いを強められている。

ある経緯[注 34]により10年前から別居中の身で、たまに会ってもお互いに悪口を言い合っている[注 35]

だが、英理が紛失した指輪をひそかに見つけ出したり、英理がファンだった野球選手のサインボールを渡そうとしたり、誕生日に5万円のネックレスを贈ったり[注 36]、英理が犯人の罠によって重体に陥った時や[19]、病気で入院した時には[24]、大慌てで病院に駆け付けたり[注 37]、英理が誘拐された際には、発見時にビルの4階まで雨樋を伝って駆け上がったり[25]するなど、憎まれ口を利いてはいても、内心では英理を想っている。英理に戻ってきて欲しいと願い出たこともあるが、彼女は聞いていないふりをして小五郎の発言をMDで録音していた。英理へのプロポーズの言葉は、「お前のことが好きなんだよ、この地球上の誰よりも」[26]である。

良識[編集]

コナンや少年探偵団のような子供が捜査に加わるべきではないという、常識的な感性の持ち主である[注 38]。そのあまり、事件の第一発見者であるコナンを目暮警部の許可も得ないまま、勝手に追い返したこともある[27]。 その一方、コナンが拳銃強盗に撃たれたり、爆弾事件に巻き込まれて負傷した際には彼の身を本気で心配し、病室で付きっきりで見守っている[注 39]。そして、自分の代わりを頼んだことになっている新一や命の危険にさらした犯人に激怒するなど、普段は厳しい態度を取ることも多いコナンに対する優しさをのぞかせている[28]。その反面、阿笠博士などから旅行やパーティを招待された際に、招待主がそばにいるのにもかかわらず平気で不満や文句を述べるなど、良識が有るのか無いのか判別できない疑わしい面もある(ただし、これは小五郎のみならず登場人物全体を通してあることで、コナンにしても、事件発生前にもかかわらず他人の行動を詮索するという非常識な面がある)。ある事件で容疑者を間違った推理で追い詰め、その件が一因で容疑者が自殺してしまった際には、探偵事務所の看板を下ろして責任を取ろうとするなど、責任感の強い一面もある[29]

「どんな理由があっても殺人者の気持ちなんて解りたくない」[注 40]という信念を持っており、被害者に落ち度があったりやむを得ない事情があったりしても、犯人を絶対悪と決め付けて非難するという態度を取る[注 41]。そのため、「犯人が被害者を殺害したことによって、結果的に良い結末となった」ことに対して蘭が擁護した際には、冷静に諭すこともあった[35]。無論、昔の依頼人や旧友など親しい人物や知人に対しても同様である[30]。また、犯人に対して一喝したり、説教したりすることもあるが[36]、コナン(新一)や平次と同様に、犯人を死なせることはしない[注 42]。本作ではコナンがほとんどの推理を披露し、小五郎自身もほとんどが探偵役として眠らされて推理内容を把握できていないこともあり、コナンの居候後に逮捕された犯人へのアフターフォローなどは一切行っていないが、刑事時代に逮捕した犯罪者に対しては、仮出所の際に出迎えるなどのアフターフォローを行っており[37]、自身の推理によって犯行を暴かれた犯人に改善の見込みがある場合はアフターフォローを行うつもりとも述べている[23][注 43]

親の権威を他人に振りかざす人間を嫌悪している描写もあり、蘭が探偵の真似事をした際には、親の名を出さなかったかについて普段より厳しく問い詰めた[18]ほか、新聞社の社長である父の権威と情報収集力を盾に役者仲間やスタッフに傍若無人な態度を取る俳優が殺された事件では、隠し子の情報隠滅という動機を掴んでいたにもかかわらず、共演者である息子への度重なる暴行に対する報復という加害者の言い分を追認し、被害者の非を公表すると同時に加害者の家族を守っている[5][38]

金の力に弱いことを思わせる描写も多いが[注 44]、汚いお金の稼ぎ方は嫌っており、金のために犯罪に走った知人に対しては「そこまでして金が欲しいのか」と軽蔑していた[39]。アニメ222話 - 224話「そして人魚はいなくなった」[40]では、通夜で事件について聞けると喜んでいる平次を諭している。人命を尊重しており、目の前で事故が起きた際にはその不審点をすぐ指摘したコナンに対し、「今はそんなことを言ってる場合じゃない」と叱っている。また、事件解決のヒントとなることでも遺族や被害者にとって辛いことや立ち入ったことなどは聞かないようにしており、この配慮が事件を解決から遠のかせる一因ともなっている。

コナン(新一)や平次同様、自分が犯した罪に対する責任能力が欠落している面もあり、立ち入り禁止の場所で釣りをしたり(「少年探偵団遭難事件」)、拾った万馬券を警察に届けず、寿司屋で豪遊したこともある(「奪われた万馬券」)。

特技[編集]

蘭が空手の達人であるのに対し、小五郎は柔道の達人である。本編では犯人を捕らえるときにその技の切れを見せており、特に決め技の一本背負いは大柄な男性すらあっさり投げ飛ばすほど。劇場版第2作『14番目の標的』、第9作『水平線上の陰謀』、第14作『天空の難破船』では犯人確保の決め手となったほか、劇場版第7作『迷宮の十字路』では相手を叩きつけた衝撃で地面がめり込むほどの威力を見せた。なお、妻の英理にもこの一本背負いを伝授しているが、彼女には「小五郎と出会って得たものは、娘の蘭と一本背負いくらい」とぼやかれている。

大学時代に所属していた柔道部では全国大会優勝経験者も在籍していたにもかかわらず、小五郎が一番の腕前だった。しかし、肝心の試合になると気合が空回りして調子が狂ってしまい、公式戦で勝ったことはほとんど無かったらしい[30]

アニメ545話 - 546話「霧にむせぶ魔女」[41]では、作中で魔女[注 45]と恐れられている白いRX-7(FD3S)に対し、ランサーエボリューションXで勝負している。その際、ハンドルを素早く回してドリフト走行している場面もあることから、車の運転技術は高いことが示唆されている。

嗜好[編集]

無類の好きだが、味にはほとんどこだわらず、高価なワインを味わう知識やマナーなどはほとんど知らない[19]うえ、だらしなく酔うなど酒癖の悪さを見せている場面が多い。酒の飲みすぎで医師からアルコール性肝機能障害と診断されたこともある[42]ヘビースモーカーでもあり、作中で吸っているのはセブンスター。趣味は競馬競輪などのギャンブル[注 46]麻雀で、依頼が来ない時は大抵事務所でテレビを見たり、競馬中継のラジオを聞いたりして過ごしている。野球好きな面もあり、小五郎が所属している町内野球チームでは、準優勝の経験もあるとのこと。美人[注 47][注 48]には目がなく、いつもすぐに鼻の下を伸ばしている[注 49]。特にアイドル・沖野ヨーコの熱狂的ファンであり、ドラマCDなど彼女が関わるものは逃さずに押さえているうえ、出演した作品に限って原典となる作品やモデルとなった史実について調べたりしている[注 50]など、自身にとって別格の存在である(それでも女性としては最終的に英理を選ぶ)。

有名になってからは多数のテレビ出演により、かなりの収入を得ていることもあって金遣いは荒くなっており、酒やギャンブル、遊興などへの浪費ぶりで家計がさほど潤わないのは蘭の悩みの種になっている。未だにマイカーを所有しておらず、遠出するときはいつもレンタカーを借りている[注 51]うえ、壊すことが多い[注 52]。高収入の依頼が来ると、後先考えずに前祝いとして近所の人たちと派手な飲み会を開催し、借金まみれになって蘭どころか英理にまで尻拭いをさせる体たらく振りを見せてもいる[注 53]。高級品に対しての認識も低く、資産価値の高い骨董品などをぞんざいに扱って持ち主などに価値を知らされると、すくみ上がったりしている。

高所恐怖症[編集]

アニメなど原作以外のメディアでは高所恐怖症というオリジナル設定が追加されており、高い場所が苦手とされている。

劇場版では当初こそ平気だったもののコナンの指摘で高所と気づくと、急に怖気おじけづく姿が描かれることがある。第18作『異次元の狙撃手』では訪れていたベルツリータワー内で恐怖のあまり、取り乱して煙[注 54]を出しながら逃走するが、その先はさらに上階へ昇るエレベーターだった。ただ、高い場所であればどこでも怖気づいたり取り乱すというわけではなく、ヘリコプターロープウェイ、飛行船で怖がる一方、飛行機(ジャンボジェット機)では平気な場合があり、第8作『銀翼の奇術師』や第14作『天空の難破船』では冷や汗をかく程度で済んでいる。また、アニメ162話「空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件」[43]での沖縄旅行や、『ルパン三世VS名探偵コナン』でヴェスパニア王国に行く際は平気だった[注 55]

アニメで設定が定着した後は、高所恐怖症を中心に据えたアニメオリジナルのエピソードも制作されている[44][注 56]

補足[編集]

  • 登場回数はコナンと毛利蘭に次いで多く、映画でもコナン・蘭・小五郎だけ大文字で掲載されている。
  • 小五郎が登場して蘭が登場しない話は稀に描かれるものの、それらの回でも蘭の未登場理由(買い物・部活・留守番など)は必ず作中で語られていたが、最近になって語られないエピソードが増えてきた[注 57]。また、小五郎が登場する時はコナンと蘭が共に行動するのが定番である。
  • OVA作品『10年後の異邦人』で描かれた10年後では、現在と変わらぬ容姿で登場している。ただし、これはコナンの夢オチであるため、実際にそうなるかは不明。
  • ルパン三世VS名探偵コナン』では、銭形警部の助手になったことがある。また、ルパン三世の存在をあまり信じておらず、「小説か漫画の人物かと思っていた」と銭形に語っている。
  • アニメクレジット順は、神谷明が担当していた時期はコナンに次いで2番目が多かった。小山力也に交代してからは3番目表記となり、2番目は蘭になった[注 58]。実写版では必ず最後にクレジットされる[注 59]。なお、『ルパン三世VS名探偵コナン』では井上真樹夫、『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』では浪川大輔と横並びで3番目にクレジットされている[注 60]
  • アニメ219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」[45]怪盗キッドに、『ルパン三世VS名探偵コナン』でルパン三世に変装されているため、高木刑事と並んで両者に変装された経験を持つ他に類を見ないキャラクターである[注 61]

声優交代[編集]

2009年9月18日、それまで小五郎の声を担当していた神谷明が「9月26日をもって『名探偵コナン』の毛利小五郎役を解任させられた」と、自身のブログで明かした。この際には具体的な理由が明かされなかったため、ファンの間ではさまざまな噂や憶測が飛び交った。神谷は詳細については触れず「契約上の問題と信・義・仁の問題」であるとし、原作者の青山剛昌・共演者・APUスタジオ読売テレビ小学館に対し、お詫びと長年の愛顧についての感謝の言葉を述べている[注 62]。これにより小五郎の声優は553話(2009年10月31日放送分)から、小山力也に変更となった。小山は2000年に放送されたアニメ199話・200話にゲストとして初出演しており、それ以後もゲストの担当を何度か経て、初出演から9年後に2代目小五郎を担当することとなった。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ a b 単発、連続ドラマを通じて全作に(同一人物で)出演しているのは彼だけである。
  2. ^ 最初は阿笠博士から一時的に世話を見てくれと頼まれただけだったが、のちに変装したコナンの両親(工藤優作工藤有希子)から養育費をもらって正式な保護者となった。
  3. ^ 10年前はまだ髭を生やしていなかった。また、原作では第1話の新一のイメージと本格的初登場となる第2話の前半のみ、前髪が後の蘭のように跳ねていた。
  4. ^ アニメでは神谷明のアドリブで一人称が「我輩」になることもあった。
  5. ^ ドラマ版では「小五郎」と呼ぶこともある。
  6. ^ ただし、目暮からは事件遭遇率が極めて高いことから、ひそかに「厄病神」・「死神」とも呼ばれている。
  7. ^ アニメでは、ゲンコツの代わりに別の方法で軽く痛めつけることもある。
  8. ^ 実際には、平次を麻酔銃で眠らせたコナンが推理を披露していた。
  9. ^ ただし、拷問前には親しい女優である沖野ヨーコの協力を得て、企画が偽物である証拠を掴んでおり、首謀者は結果的に無関係であった平次ばかりか、明らかに非が無く幼いコナンごと友人の仇を殺そうとしていたため、急を要する事態でもあった[4]
  10. ^ 洗濯時に投票用紙がボロボロになりできなかった。
  11. ^ 『八犬伝』はともかく、信玄に関しては武田を題材にしたテレビの時代劇スペシャルにヨーコが出演していたため、調べたのではないかとコナンが推理している。
  12. ^ 第1話「ジェットコースター殺人事件」のアニメオリジナルシーンでは、事件を解決したことで新聞に記事が載った新一に八つ当たりし、蘭に呆れられていた。
  13. ^ ドラマ版では新一の名声に便乗して自分も利を得ようとするちゃっかりした面も見られ、彼との関係はやや良好のようである。
  14. ^ 蘭がその場にいない新一のことで悩んだり泣いていることを知った時などは、「あの野郎、今頃どこで何やってんだ」と新一に怒りの感情を抱くこともある。
  15. ^ 正体が新一であると想定するまでには至っていないが、「待てよ。お前の顔、どっかで見たことあるぞ。」と幼少期の新一の顔を思い出しかけたことは原作初期に描かれた。
  16. ^ なお、この泣き落としは実は芝居であり、そのことをコナンが蘭にバラしたために小五郎本人は戸惑っていたが、少なくとも蘭を心配していたのは事実だった。
  17. ^ 初めて探偵役にされた時はまだ腕時計型麻酔銃がなかったため、灰皿による頭部への打撃で気絶させられていた。また、その後もアクシデントで気絶してしまい、麻酔銃を使わずに探偵役にされたこともある。
  18. ^ ただ寝ていればいいというもの。
  19. ^ 日売テレビ以外のメディアからの出演や取材の依頼も多くなった。
  20. ^ 偽名は「モリ ゴロウ」など苦し紛れなものが多い。
  21. ^ いくつかの事件ではほぼ自力で真相を解いたこともある[13][5]
  22. ^ 特に英理に関しては些細ささいな変化も見逃さない。トリックを見抜いた後、英理に非常に紛らわしい形ながら電話でヒントを与えたこともある。
  23. ^ コナンや平次たち他の探偵にも同様の傾向がある。目暮や高木に言わせれば「警察関係者以外で死神が増えつつある傾向」と見ていて、コナンを筆頭に蘭など探偵以外も対象に入り、千葉刑事と婦警の三池苗子幼馴染である家政婦・米原桜子などにも目暮は「死神となって殺人現場に出くわす確率も増やさないように」と忠告じみた発言をしている[16]
  24. ^ 蘭と園子に衝突しそうになった車を運転していた女性が、夫から保険金目的で命を狙われているのではないかと疑った蘭は、彼女の家へ行き調査に乗り出したものの真相は結局分からなかったため、小五郎は「これに懲りて二度と他人様のことに首突っ込むんじゃねーぞ!!」と蘭を叱ったが、後にこれが保険金目当ての殺人計画であったことが判明した[18]。蘭も殊更に首を突っ込んだりはしないが、事件に関わることが傾向として多い。
  25. ^ 一時、火災犯係に所属しており、劇場版第2作『14番目の標的』での白鳥によると退職直前は所轄署の刑事であった。
  26. ^ 目暮警部曰く、庁内でも1、2を争う腕前であったとのこと。ただし、後述の英理が絡んだ事件を機に小五郎が射撃することを不快に思うようになり、刑事を辞めている現在では拳銃を持たせることすらない[19]
  27. ^ これは警察が来るまで極力現場の状態を保存させることと、身近に犯人がいる可能性があると判断し、逃走や現場工作などを防ぐためである。
  28. ^ 「コナンドリル(ISBN 9784091794024)」によれば、ビルは親から相続した持ちビルで、1階で経営している喫茶店「ポアロ」のテナント料30万円の収入が入っていたため、生活苦にはならなかったという考察もある[要ページ番号]
  29. ^ それどころか、酒気帯び運転をしている場面も一部存在している[要出典]
  30. ^ 劇場版第8作『銀翼の奇術師』では誤って英理に麻酔針が当たってしまったため、コナンは英理の声で推理を披露している。
  31. ^ コナンも概ねの真相を見抜いたが、小五郎がコナンの気づかなかった一歩先まで行き、この時はコナンでも解決できなかったことをほぼ独力で成し遂げている。また、オープニングパーティーでは迷推理を披露して「トイレタイム」と言って逃げていたが、実際は犯人の部屋に忍び込み、証拠を探っていた。コナンが助けたのは小五郎には知ることができなかった事実の補完のみであり、その際には起きている彼がいるにもかかわらず、変声機を用いて補完している。
  32. ^ ただし、黒の組織のジンは小五郎に対する疑惑を捨てていないままであり、結果的には安室透に接触する機会を与えている。
  33. ^ 家庭教師の仕事は自分なりに誠実に勤めていたらしく、教え子を有名大学に合格させている。ただし、その教え子は後に殺人を犯してしまう[23]
  34. ^ 劇場版第2作『14番目の標的』において、ある事件で小五郎が逮捕した犯人が英理を人質にした際、とっさに英理の膝をかすめる程度に発砲し、彼女を助けている事が語られた。その晩、料理の不得意な英理は小五郎に感謝の気持ちを込めて傷の痛みをこらえながら手作りの夕飯を振る舞ったが、小五郎は英理の怪我を気遣って「こんなもん作るくらいならさっさと寝てろ!」などと言ったことから大喧嘩に発展し、英理は小五郎がトイレに入っている間に家を出て行った。また、この事件により人質に構わず発砲した事が問題視され、依願退職している[19]
  35. ^ その内容は36巻などで明らかにされた小学生時代からほぼ変わっておらず、子供の痴話喧嘩に近い。
  36. ^ ただし、英理の誕生日の10月10日を「体育の日」という覚え方をしていたため、ハッピーマンデー制度で移動した第2月曜の体育の日(10月12日)を誕生日だと勘違いし、ネックレスを当日に渡すことはできなかった。
  37. ^ 後者の場合、病院に駆け付けた時点では英理の病状を知らなかったが、英理の病名が盲腸だと判明すると安心していた[24]
  38. ^ 小学生であるコナンや探偵団に対し、「ガキはうろちょろするな!」と怒鳴るなどあまり意見を聞き入れることはない。また、高校生である蘭の証言すらも、「ガキは黙ってろ!」などと言うことがある。本来なら警察が追い出す行為を小五郎が主に担うことにより、「大人」として当然の行動が描かれている。
  39. ^ 爆弾事件では、その後、犯人から電話がかかってきたときにはコナンを危険から避けるため、犯人にコナンの代理を申し出たこともある。
  40. ^ 小五郎は、大学持代の同期生である犯人を一本背負いで取り押さえた際、この主旨の言葉を心の中でつぶやいている。この犯人は、殺人を正当化する発言をしていた[30]
  41. ^ そのため、勘違いから殺人を犯した犯人を哀れむ様子を見せず、事件解決直後には打ち上げを行おうとするなど、デリカシーに欠けた振る舞いをすることがある[31]。ただし、依頼者の頼みなどで犯人をとがめず見逃すケースがある[32][21]。また、アリバイ工作に利用されているのに気付かず、全力で犯人を庇い立てしたこともある[33]。更に、事件の発端が自分の不手際によるものだった場合には、「恨まれても仕方がない」と謝罪することもある[34]
  42. ^ 本人曰く「犯した罪の重さを解らせるため」であり、「罪は殺人犯の自殺などで償われるものではない、それ以外の方法で償うべきだ」という考え方の持ち主である。
  43. ^ 小五郎の家庭教師時代の教え子である女性が、夫の保険金目当ての交換殺人を利用して自分の妹を爆弾が仕掛けられている自動車に乗せて死に追いやったことを暴かれた際、小五郎は「罪を償った後、もう一度人生の勉強をし直すんだ」と彼女を優しく諭した[23]
  44. ^ コナンを預かるよう頼まれた際に養育費として1000万円を提示されるとすんなりと承諾する、気が乗らない依頼でも報酬が高額だと態度を変えて依頼を引き受けるなど。
  45. ^ 魔女の正体は佐藤美和子
  46. ^ 大穴を当てることもあるが、日頃は負けることが多く、大負けすることもあるため、蘭には渋い顔をされている(詳細は後述)。
  47. ^ ただし、英理や灰原のように理路整然と皮肉を言ったり喧嘩を売ってくるような強気な女性は苦手。その他にも、オカマや派手好きな中年女性は苦手。
  48. ^ アニメ162話「空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件」[43]では、蘭の寝言に大騒ぎになったときにスチュワーデスに八つ当たりするなど、他の女性に関心を示さなくなることもある。
  49. ^ ただし、事件が起きた時は下心を一切出さず、女性の全裸や半裸を見ても冷静に対処する。
  50. ^ 事件を解決した関係で、ヨーコの新作CDはいつも本人からもらっているらしいが、特典などは付いていない様子。また、サンデー特製DVDでは、2万円もするファンクラブ会員限定のヨーコの声が入っているフィギュア型目覚まし時計を内緒で購入したため、蘭に大目玉を食らって「タバコ禁止、お酒は1日1本」を厳命されていた。
  51. ^ 借りている車はほとんどの場合がトヨタ・クラウン(ないしそのパロディのような車、車のフロントには王冠のマークが付いていることが確認できる)である。劇場版第5作『天国へのカウントダウン』では、催し物フォード・マスタング コンバーチブルを入手するが、爆弾を仕掛けられたツインタワービルからコナンたちが脱出する際に用いたため、跳躍を経て隣の棟のプールに水没している。
  52. ^ 山奥の別荘などに招かれた場合、大抵はパンク、時には爆破されたり水没したりなどしている。
  53. ^ このときは前祝いで300万円の借金をしたあげく、競馬で稼ごうとして500万円スッており(合計800万円以上)、自棄酒で酔い潰れている。その際にコナンは「このオヤジ、いつかやると思ってた」と呆れかえっていた。
  54. ^ スピード感を表す演出。
  55. ^ ただし、アニメ162話の場合は原作ベースの話だったため、高所恐怖症についてはわざと描かなかったという可能性もある。
  56. ^ デジタル制作に移行して久しいこともあり、発症中の小五郎の視点では眼下の景色がひどく歪んで見えることを、モーフィングで描写している。
  57. ^ アニメオリジナル作品ではあるが、第800話「1億円を追いかけろ」などがある。
  58. ^ 劇場版は第7作以降2番目表記だが、第17作目では蘭が2番目・小五郎が3番目に戻っている。
  59. ^ アニメでは基本的に事件の犯人が最後にクレジットされる。
  60. ^ 正確には栗田貫一、高山、小林清志、山崎、井上(浪川)の順で6番手である。
  61. ^ 高木刑事はアニメ469話 - 470話「怪盗キッドと四名画」[46]怪盗キッドに、『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』でルパン三世に変装されている。
  62. ^ このブログ記事はまもなく削除されたために閲覧が不可能となったが、神谷はこの一件で特に蘭役の山崎和佳奈に迷惑をかけてしまったことを悔いて詫びている。

出典[編集]

  1. ^ 単行本78巻File.1 - File.7「ミステリートレイン」(アニメ701話 - 704話「漆黒の特急」)。
  2. ^ アニメオリジナル299話 - 300話「友情と殺意の関門海峡」より。
  3. ^ アニメオリジナル818話 - 819話「小五郎、怒りの大追跡」より。
  4. ^ a b 単行本54巻File.6「人を飲む部屋」 - 55巻File.2「熱血探偵」(アニメ479話「服部平次との三日間」)。
  5. ^ a b c 単行本37巻File.2 - File.4「小五郎の選択」(アニメ305話 - 306話「見えない容疑者」)。
  6. ^ 単行本71巻File.3「名探偵の弟子」 - 72巻File.1「厄介な難事件」(アニメ616話 - 621話「ホームズの黙示録」)。
  7. ^ 単行本70巻File.7「犬伏家」 - File.11「仁義八行」(アニメ611話 - 613話「犬伏城 炎の魔犬」)。
  8. ^ 単行本86巻File.9「啄木鳥」 - 87巻File.2「鞭声粛々夜河を渡る」(アニメ810話 - 812話「県警の黒い闇」)。
  9. ^ 単行本78巻File.1 - File.7「ミステリートレイン」(アニメ701話 - 704話「漆黒の特急」)。
  10. ^ 単行本75巻File.9「プライベートアイ」 - File.11「炎へと回帰する運命」(アニメ667話 - 668話「ウェディングイブ」)。
  11. ^ 単行本87巻File.10「ビッグカップル誕生!?」 - 88巻File.1「バックヤードの虚像」(アニメ822話 - 823話「容疑者は熱愛カップル」)。
  12. ^ 単行本39巻File.1「誘う赤馬」 - File.5「愚かなる模倣」(アニメ325話 - 327話「炎の中に赤い馬」)。
  13. ^ 劇場版第9作『水平線上の陰謀』より。
  14. ^ アニメオリジナル813話「安室に忍びよる影」より。
  15. ^ "安室に忍びよる影". 名探偵コナン. 日本テレビ系列. 読売テレビ. 2016年4月16日放送. 2016年4月17日閲覧。
  16. ^ 単行本87巻File.3「BLOG」 - File.5「SELFIE」(アニメ814話 - 815話「ブログ女優の密室事件」)。
  17. ^ 単行本22巻File.4「北斗星」 - File.7「終着駅」(アニメ144話 - 145話「上野発北斗星3号」)。
  18. ^ a b アニメオリジナル196話「見えない凶器 蘭の初推理」より。
  19. ^ a b c d e 劇場版第2作『14番目の標的』より。
  20. ^ OVA『名探偵コナン 消えたダイヤを追え! コナン・平次vsキッド!』より。
  21. ^ a b 単行本48巻File.9「ピンポンダッシュ」 - 49巻File.5「新しい先生」(アニメ425話「ブラックインパクト! 組織の手が届く瞬間」)。
  22. ^ アニメオリジナル24話「謎の美女記憶喪失事件」より。
  23. ^ a b c d アニメオリジナル150話 - 151話「自動車爆発事件の真相」より。
  24. ^ a b 単行本84巻File.6「ギスギスしたお茶会」 - File.8「高速の飛沫血痕」(アニメ770話 - 771話「ギスギスしたお茶会」)。
  25. ^ 単行本93巻File.3「英理、増殖す」 - File.5「英理、SOS」(アニメ未放送)。
  26. ^ 劇場版第4作『瞳の中の暗殺者』より。
  27. ^ アニメオリジナル126話 - 127話「旅芝居一座殺人事件」より。
  28. ^ 劇場版第1作『時計じかけの摩天楼』より。
  29. ^ アニメオリジナル540話 - 541話「毛利小五郎探偵廃業の日」より。
  30. ^ a b c 単行本9巻File.4「小五郎の同窓会」 - File.6「弁慶の仁王立ち」(アニメ27話 - 28話「小五郎の同窓会殺人事件」)。
  31. ^ 単行本69巻File.1「沼底からの依頼」 - File.3「河童の正体」(アニメ600話 - 601話「河童が見た夢」)。
  32. ^ 単行本3巻File.7「奇妙な贈り物」 - File.10「眼前セーフ」(アニメ7話「月いちプレゼント脅迫事件」)。
  33. ^ アニメオリジナル264話 - 265話「法廷の対決 妃VS小五郎」より。
  34. ^ 劇場版第16作『11人目のストライカー』より。
  35. ^ アニメオリジナル419話 - 420話「八岐大蛇の剣」より。
  36. ^ 劇場版第2作『14番目の標的』、第8作『銀翼の奇術師』など。
  37. ^ アニメオリジナル553話「ザ・取調室」より。
  38. ^ 単行本37巻File.5 - File.7「暗黒の足跡」(アニメ307話 - 308話「残された声なき証言」)。
  39. ^ 劇場版第10作『探偵たちの鎮魂歌』より。
  40. ^ 単行本28巻File.6「人魚の呪い?」 - File.10「報われぬ心」。
  41. ^ 単行本63巻File.9「銀白の魔女」 - File.11「魔女の正体」。
  42. ^ 単行本24巻File.3「あと半年…」
  43. ^ a b 単行本21巻File.4「最初の挨拶」- File.7「胸に秘めて…」。
  44. ^ アニメオリジナル833話「名探偵に弱点あり」より。
  45. ^ 単行本30巻File.4「糾合」 - File.7「誑欺」。
  46. ^ 単行本53巻File.1「紅蓮」 - File.4「純白」。

外部リンク[編集]