憎悪

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憎悪(ぞうお)とは、(地球上からなくしてしまいたいほど)その存在を憎むこと[1]。 対義語は「愛情」や「友情」である。

概要[編集]

他人やその人の言動や態度が、自分にとって酷いだけのみならず、自分の人格や尊厳を害なうものとして許し難く、そうした行動が既に取り消し難いものであれば、その他人の存在自体に対しても激しく憤りや敵意を感じ、なんらかの報復を試みたいと考えること、あるいはそうした感情。場合によっては、違法であることを承知して、殺害や傷害と言われようとも復讐したいと思うような感情を抱く。

原理[編集]

憎悪が人の集団や人種、国家に対して向けられたとき、人種差別民族差別植民地支配テロリズム近親憎悪反体制といった行動として、その姿を表すこともある。それは信念・主義として常に表に表されていなくても、ささいな事件・衝突から一挙に爆発し、直接にはその衝突に無関係だったはずの人たちをも巻き込んで、憎悪が大衆暴動・蜂起に発展していくこともある。政治状況が不安定であったり、人種や支配階級とそれに抑圧された市民層の間での持てる者とそうでない者の間の社会的な軋轢が極度の緊張関係にある社会ではよくあることである。

関連語[編集]

愛憎[編集]

愛情が強過ぎる、自分の都合が悪かったり、嫉妬心から、その対象を憎悪する心理が生じる場合がある。このような、愛情と憎悪が折半する状態を「愛憎」と言う。

嫌悪と犬猿の仲[編集]

  • 敵意や復讐心は弱く、単に強く嫌っているだけの状態は「嫌悪(けんお)」や「厭悪(えんお)」と呼ぶ。
  • 特定の理由が無く、ただなんとなく許せない、気に入らないといった場合は「毛嫌い(けぎらい)」もしくはことわざの「犬猿の仲(けんえんのなか)」(海外[どこ?]では「犬猫の仲(いぬねこのなか)」)と称される。

脚注[編集]

  1. ^ 新明解国語辞典 第三版

関連項目[編集]