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ルパン三世VS名探偵コナン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルパン三世VS名探偵コナン
アニメ
原作 モンキー・パンチ、青山剛昌
監督 亀垣一
脚本 前川淳
キャラクターデザイン 平山智、須藤昌朋
音楽 大野雄二、大野克夫
アニメーション制作 東京ムービー
製作 「ルパン三世VS名探偵コナン」製作委員会
放送局 日本テレビ系列・読売テレビ
放送枠 金曜ロードショー
放送期間 2009年3月27日 - (同日)
その他 2時間スペシャル番組
テンプレート - ノート

『ルパン三世VS名探偵コナン』(ルパンさんせい ヴァーサス めいたんていコナン)は、日本テレビ(日テレ)開局55周年と読売テレビ(ytv)開局50周年の開局記念スペシャル番組で、モンキー・パンチ原作の『ルパン三世』(以降、『ルパン』)と青山剛昌原作の『名探偵コナン』(以降、『コナン』)とのクロスオーバー作品。2009年3月27日の『金曜特別ロードショー』枠(21:00 - 23:09)で放送された。

本作から約4年半後の2013年12月7日には、続編となる劇場版『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』(ルパンさんせい ヴァーサス めいたんていコナン ザ・ムービー)が公開された[1]。

概要

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放送に至るまで

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日本テレビの誇る怪盗「ルパン三世」と、読売テレビの誇る名探偵「江戸川コナン」との共演作品[注 1]として、放送の約2年前から企画が動き出していた。

プロデューサーの諏訪道彦は後年、当初は『結界師』の後番組としてルパン三世の新しいTVシリーズを企画していたが、『ドラえもん』の声優陣が世代交代して間もないという時代背景(2005年交代)から「今はそのタイミングではない」と却下され、代替案として本作の企画が立ち上がったことを明かしている[2][3]。

放送に先駆けて多くのPRが行われ、放送週の『週刊少年サンデー』2009年17号では出版社の枠を超えてコナンとルパンが並んで描かれている表紙が掲載されたほか、両原作者の対談も掲載された。表紙の内容は、コナンとルパンが相手のトレードマークであるワルサーP38と眼鏡を持ち合うというものであった。

本作の宣伝で使われたイメージカットは、自動販売機を挟んでルパンとコナンが互いに視線を合わせるというものだった。また、自動販売機に展示された缶には本作の登場キャラクターたちのほか、本作に登場しなかった阿笠博士も描かれている。

「原作漫画の出版社と原作者が異なる作品のコラボレーションによるアニメは史上初」と、公式サイトなどでは謳われている[注 2][注 3]。

特徴

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本編内容

タイトルは「VS」と銘打っているが、実際にはルパンとコナン、もしくは双方の仲間や関係者が協力=共闘するシーンがほとんどで[注 4]、展開は架空の王国という『ルパン』でよくある舞台に、『コナン』の推理で犯人を追い詰めていくというもの。不二子のお色気シーンやルパンダイブ、コナンのスケボーによるカーチェイスなどの両者のお約束も取り入れられた。

ルパンシリーズとしては『ルパン三世 霧のエリューシヴ』以来2年ぶりに日本が物語前半の舞台となり、コナンにおいても劇場版『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』以来、テレビシリーズとしても『工藤新一NYの事件』以来、コナンの身体になってからは初となる海外が舞台となった[注 5]。

登場人物については『コナン』側の数が毛利探偵事務所の面々と一部の警察関係者、鈴木園子のみと絞られており、中盤以降は毛利探偵事務所の面々のみである。

コナンがあり得ない高さから無事に着地するシーンや蘭のお色気シーンなどに加え、彼女の過剰な妄想シーンをはじめかなりコミカルな描写もあるなど、本作放送当時の『コナン』TVシリーズを基準に比較すると珍しい演出が盛り込まれている。一方、『ルパン』側はカーチェイスや銃を使うシーンがほとんど存在しない[注 6]という、こちらもTVシリーズを基準に比較すると珍しい演出が盛り込まれていた。

本作は2007年放送の『霧のエリューシヴ』以来、『ルパン』のテレビ作品としては2作目のハイビジョン制作である[注 7]。『コナン』は2006年からハイビジョン制作に移行している。

アイキャッチ

アイキャッチも双方のものが使用された。『ルパン』側のアイキャッチはTV第2シリーズ仕様であるが、同作放送当時(以下、オリジナル)と同じ音楽が再使用された。一方で、アニメ部分はオリジナルと違い、本作用にデジタルかつハイビジョン映像として新規で描き下ろされた。内容はオリジナルと比較して変更点がある。

  • オリジナルはアルファロメオだったが、TV第1シリーズ前期に登場するベンツに変更され、さらに色が黄色のものと赤のものと、2つのバージョンがある。
  • アイキャッチ内のルパンの服装も本作に合わせ、赤ジャケットに黄ネクタイのものに変更されている。

使用音楽

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BGMについては双方のものを使用しているが、『コナン』側の方が多く使用されている。オープニングテーマとエンディングテーマは「ルパン三世のテーマ」だった[注 8]ほか、「名探偵コナン メイン・テーマ」も、コナン初登場時やカーチェイス、クライマックスなどのシーンで使用された[注 9]。劇中の音楽として、『ルパン』からは「二人の過去」[注 10]が、ゲストヒロイン・ミラの関係する場面で数回使用される[注 11]など、全体的に『ルパン三世 ワルサーP38』や『ルパン三世 炎の記憶〜TOKYO CRISIS〜』のBGMが多く使用されている。そのほかにも、五ェ門が初登場する場面では『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』のBGMが[注 12]、不二子が初登場する場面と不二子がミラに暗殺者が素人であることを説明する場面では、『ルパン三世 sweet lost night 〜魔法のランプは悪夢の予感〜』のBGMが[注 13]、そして「銭形マーチ」は、『ルパン三世 ルパン暗殺指令』、『ルパン三世 1$マネーウォーズ』、『ルパン三世 アルカトラズコネクション』のBGMが使用された。エピローグで流れた「ルパン三世のテーマ」は、『ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え』のBGM[注 14]である。

制作

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スタッフ

制作スタッフ面では、脚本は『ルパン三世 天使の策略 〜夢のカケラは殺しの香り〜』以来4年ぶり2度目となる前川淳が担当し、監督は双方の長編を担当した経験を持つ亀垣一が担当している。そのほか、総作画監督や音楽など、ルパン側・コナン側双方のスタッフが担当毎にそれぞれ2人体制で参加して担当している一方、作画監督や色彩設計などにはコナン側スタッフである山中純子と海鋒重信がそれぞれ単独で担当している。音響監督は『コナン』音響監督の浦上靖夫が担当し、BGMの選曲は浦上と『ルパン』音楽監督の鈴木清司が共同で担当している。

キャラクターデザインと総作画監督

ルパン側のキャラクターデザインは当時(2000年代中盤)のTVスペシャルに準じたものとなっており、ルパンのジャケットの色は赤[注 15]である。本作のみのサブキャラクターやモブキャラクターについては、『ルパン』と『コナン』の双方のキャラクターデザインに準じたものが混在している。

企画当初は、本作コナン側キャラクターデザイン・総作画監督であり、コナン劇場版の全てとコナンテレビシリーズのほとんどを担当し、過去に何度かルパン作品の担当経験もある須藤昌朋が作品全体のキャラクターデザイン・総作画監督に就く提案をされたが、コナン劇場版も抱えて多忙である事から、ルパン側とコナン側で担当者を分け、ルパン作品を前年まで数年に渡って連続して担当していた平山智を本作でも起用する事となった。また、この体制は続編でも維持された。 なお、過去に須藤が担当したルパン一味・銭形のデザインは『TV第1シリーズ』に酷似している[注 16][5]。

その後の展開

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関東地区での『金曜特別ロードショー』枠の本放送時には19.5%[6]、2度目の『金曜ロードショー』枠の放送時には15.2%[7]という高視聴率を記録した。これを受け、ルパンとコナンの再対決を企画していた製作側は第2弾として、日テレの開局60周年とytvの開局55周年を記念した特別企画『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』を2013年12月に劇場公開した[8]。

ストーリー

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ヴェスパニア王国のサクラ女王とジル王子が、猟銃事故で死亡した。そのニュースは世界的に報道され、ルパン三世や江戸川コナンの耳にも入る。

サクラ女王の遺児であるミラ王女が王位を継承することになったが、国内ではミラの即位に反対するデモが相次ぎ、ミラ自身も母と兄の突然の死を受け入れられずに次期女王への即位を拒絶していたが、キース伯爵の説得で母が企画していた東京のサクラサクホテルでのレセプションに仕方なく出席することにした。

ミラの護衛を担当するはずだった次元大介と合流したルパンは、ヴェスパニア王国に伝わる秘宝「クイーンクラウン」を狙い、王宮の宝物庫に潜入するかと思われたが、ここでの狙いは別であった。その狙いとは、世界的にも希少な鉱物「ヴェスパニア鉱石」を入手することであり、そのために鉱山へ潜入していた。

その頃、日本では母の代わりに来日したミラが会場で毒殺されかけたところを、鈴木園子に招待されていたコナンと現場に遭遇した毛利小五郎の活躍によって救われ、犯人も逮捕された。しかし、自分の命が狙われたことにショックを受けたミラは、警備の目を掻い潜ってホテルから逃げ出してしまう。

街で自分と瓜二つの少女・毛利蘭と出会ったミラは、蘭と服を交換して入れ替わることで、追跡から逃れようと目論む。その後、ミラは峰不二子に助けられながら、暗殺者たちの襲撃やミラを連れ戻そうとするコナンの追跡を振り切り、身分に縛られない自由を満喫するが、自分にしかできないことを一緒に見つけるべきだと不二子に諭され、帰国を決意する。一方、事情を説明しようとホテルへ戻った蘭は、ミラの身代わりとしてヴェスパニア王国へ連れ去られてしまい、蘭を追うコナンも同国への特別航空機に密航する。さらには、蘭を救おうと急ぐ小五郎も、ルパンを追うICPOの銭形警部の助手として、警視庁の目暮警部の手引で同国へ向かう。

蘭とコナン、そして王女の護衛として雇われていた次元に、キースはサクラ女王とジル王子の猟銃事故がジラード公爵による陰謀である可能性を語る。蘭の救出にやってきた小五郎も巻き込み、王位継承にも関係する捜査網が築かれ、その過程で「世紀の大泥棒」と称されるルパンと「迷宮なしの名探偵」と称されるコナンが、互いにそうとは知らないまま邂逅を果たす。

その後、ルパンは王宮へ潜入してクイーンクラウンを盗もうと画策するが、不二子によって盗まれた後であったうえ、必須アイテムであったヴェスパニア鉱石内蔵アイテムもすり替えられており、ルパンは危機に陥るが、石川五ェ門の手を借りて脱出に成功する。一方、その騒乱を奇貨としたジラード公爵はミラをはじめとする関係者たちを、王宮内にある東屋へ呼び出す。

東屋では、捜査報告とジラード公爵の真意が語られた後、公爵が事前に仕掛けていた爆弾を使ってミラの抹殺を謀るが、侍女の1人に変装していた不二子や、小五郎に変装していたルパン、そして彼からバックアップを頼まれていた次元と五ェ門の活躍によって状況は急転し、猟銃事件に端を発する陰謀劇は落着する。

戴冠式の前、密航者であるコナンはヴェスパニア王国の日本大使館による強制送還に際し、実在しない人間であることを察知されてしまうと焦るが、ルパン一行による拉致を経て不二子の友人の潜水艦により、日本へ送還されることとなった。ルパンと別れる際、コナンは「今度泥棒したら捕まえるからね」と宣戦布告とも取れる言葉を放ち、ルパンも脅かして撮ったコナンの写真を保存して互いを宿敵と認め、ルパンとコナンによる世紀の対決は、ひとまず次回に持ち越す形で幕を下ろした。

その後、コナンは帰国までの間、永遠の若さを狙う不二子に潜水艦内で問い詰められる羽目になった[注 17]。

登場人物

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『ルパン三世』からの登場人物

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『名探偵コナン』からの登場人物

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本作オリジナルの登場人物

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ミラ・ジュリエッタ・ヴェスパランド(Mira Julietta Vespaland)
声 - 堀江由衣
本作のヒロイン。ヴェスパニア王国王女で、サクラの娘であり、ジルの妹でもある。19歳。
かつては心優しく涙もろいなど王女に相応しい性格だったが、母と兄の死後はわがままで、型破りな部分が目立つようになってしまう。しかし、蘭と入れ替わって身分に縛られない自由を偶然出会った不二子[注 18]のおかげで満喫することによって、徐々に心の傷を癒していく。
容姿は蘭にほぼ瓜二つである。しかし、わずかではあるものの年齢的な条件差もあり、蘭よりも胸が大きい点、肌が若干色白である点、目の色が薄めの青色である点、髪色が薄めの茶色である点のほか、前髪の分け方などから判別できる。また、寿司が好物である。王女でありながら喫煙もしているが、これはヴェスパニアの法律では飲酒や喫煙が18歳から許可されているためである。ルパンのアジトのバスルームでシャワー中のところを不二子がシャワー中と勘違いしたルパンに覗かれた際には彼に洗濯機を投げつけて撃退する[注 19]という、蘭をも凌ぐパワフルな一面も見せていた。
上記の通り、当初はルパンやコナンのことを快く思っていなかった。しかし2人の活躍によって一連の事件が解決した後は、ルパンから母サクラの過去を聞いてヴェスパニアの新たな女王に即位することを決意し、母にも劣らない立派な大人の女性に成長してルパンにも信頼を置くようになった。また、コナンのことは危うく毒入りワインで毒殺されかけたのを救われた恩から「ワイン少年君」とも呼んでいた。
次作『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』では直接の登場はないが、作中で「おてんば王女」としてコナンの口から存在が語られているほか、同作のBDおよびDVD豪華版特典のスリーブケースにも集合写真という体で描かれている。
キース・ダン・スティンガー(Keith Dan Stinger)
声 - 緑川光
ヴェスパニア王国伯爵で、王家に200年仕え続けたスティンガー家の青年当主。
物語の序盤で目暮たちに対して不遜な態度を取って小五郎や高木から怒りを買うが、その行為はすべて心を閉ざしたミラを助けたいという忠誠心からである。そのため、中盤ではジラードを女王と王子殺害の犯人として疑うも次元と小五郎に女王と王子の死の真相の調査を依頼している。
終盤では全ての真相を語ったジラードから「自分と手を組まないか」と誘われるが、「すべての人生を王家に仕える身に捧げる」と拒否する律儀さを見せた。また、コナンの行動力と判断力については「あの姿が真の姿に思えない」「まるで身体は子供、頭脳は大人」と評している[注 20]。
次作『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』でも登場する。
サクラ・アルディア・ヴェスパランド(Sakura Aludia Vespaland)
声 - 鈴木弘子、堀江由衣(王女期・ノンクレジット)
ヴェスパニア王国女王で、ジラードの姉であり、ジルとミラの母親でもある。
自然と動物を愛する優しい性格で、動物をスポーツと称して傷付ける狩猟を好まない。また、好きな花は自分と同じ名前の日本のサクラで、コナンたちとミラの出会いの場となった東京のサクラサクホテルのレセプションを自ら企画するほどの親日家としても知られている。ジルとジラードの狩猟に同行し、その途中で出会ったキツネを逃がそうとしたところをジルに誤射されて死亡したとされたが、実際はジラードによって射殺されていた。
かつて王女だった頃は「クイーンクラウン」を盗みにやってきたルパンと出会っており、後年に死亡現場となるサクラの木の下で再会を約束していた[注 21]。若い頃はスポーツが得意で、近代五種競技の大会で優勝した経験もあり、王宮の自室にはコナンと小五郎も感心するほど数多くのトロフィーや表彰状、射撃用のライフルを持った若い頃のサクラ本人の写真が飾られていた。ルパンとは彼がまだ駆け出しだった頃からの知り合いで、ミラと同様に即位を嫌がりクイーンクラウンと共に自分を盗んでほしいと頼むも、ルパンは彼女の身を案じ、成長したら「クイーンクラウン」を再び盗む形で再会しようと約束していた。
次作『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』では回想シーンで登場する。
ジル・カウル・ヴェスパランド(Gill Cowell Vespaland)
声 - 福山潤
ヴェスパニア王国王子で、ミラの兄。ジラードの証言によると、狩猟中に母のサクラをライフルの誤射で射殺してしまい、直後に自らもパニックに陥ってジラードの拳銃を奪って自殺したとされているが、実際はジラードに拳銃自殺に見せかけて射殺されていた。
サクラの部屋には子供の頃に野球をしている写真が飾られており、ミラの話では元々左だった利き腕を次期国王となる立場もあって母からの教育で右に変えたらしく[注 22]、これが今回の事件を解く重要な鍵となった。
ジラード・ムスカ・ヴェスパランド(Gerard Musca Vespaland)
声 - 屋良有作
ヴェスパニア王国公爵で、サクラの弟であり、ジルとミラの叔父でもある。
サクラとジルが死亡した一部始終を現場で目撃したが、実際は自らの手でサクラを猟銃事故、そしてジルを事故による自殺に見せかけて殺害し、さらにミラを抹殺して王位を奪おうと画策した本作の黒幕。サクラサクホテルで偽ソムリエを雇い、ミラを毒殺しようとした主犯も彼である。犯行の動機は国内で発見された「ヴェスパニア鉱石」[注 23]の採掘を巡ってサクラと対立したためで、彼はそれを軍事用の新兵器の開発に利用し、周辺国を支配して領土を拡大するだけに飽き足らず世界を征服しようと企んだ[注 24]が、鉱石の採掘によって国の自然が破壊されることを危惧するサクラの反対に遭って犯行を決意した。しかし、犯行後の偽装工作によってジルが本当は左利きであることを知らずに彼の右手にうっかり拳銃を握らせてしまったこと[注 25]やジルのライフルが空砲であること[注 26]を知らずに自分のライフルとすり替えたことをコナンと小五郎に変装したルパンの推理によって犯行を暴かれると本性を現し、狙撃手による狙撃と集合場所である池の東屋に仕掛けた爆弾の二段構えで関係者全員を口封じで殺害しようと目論んだが、ルパンからバックアップを頼まれた次元と五ェ門に狙撃手を全滅させられ、キースに自分と協力することを反故された上に女官に変装して潜り込んでいた不二子のメカによって、爆弾の起爆装置のリモコンが作動不能[注 27]になったところをルパンと銭形に取り押さえられ、メカの効果が切れたために自らが仕掛けた爆弾の爆発に巻き込まれて重傷を負い、手下の衛兵も3名が重傷、2名が軽傷を負う。その後、負傷の完治と同時に反逆罪で国家警察に逮捕されたことが報じられた。
カイル(Kyle)
声 - 楠大典
爵位などは不明だが、キースと同じくヴェスパニア王家に累代仕えた家柄の男性。ミラのSPのリーダーであり、キースからも非常に信頼されている。
その信頼に違わぬ信念と実力を持つが、事情を知らなかった蘭には空手で倒されてしまう呆気ない一幕もあった。その後、事情を知った蘭から謝罪された際や小五郎と捜査に当たった際にはそれぞれへ逆に謝罪するなど、律儀な一面も見せている。
次作『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』では名前こそ登場しないものの、「蘭が倒したボディーガード」として園子の口から彼の存在が語られている。
女官の2人組
声 - 本間ゆかり(女官A)、荒井静香(女官B)
王宮に仕えている女官たち。女官Aは奉職5年、Bは3年と、経歴は短いものの、キースから「先祖代々王家に仕える信頼できる人物」としてコナンらに紹介されている。献身的な性格で、人当たりも良く、ミラの世話を担当するほか替え玉として連れ去られてきた蘭には、ミラの過去を涙ながら打ち明けたりもした。
実は微妙ながら戦闘能力を持ち合わせており、襲いかかってきた衛兵を(2人がかりながら)数発の平手打ちで打ち倒している。
アナウンサー
声 - 岸まり
冒頭でサクラとジルの死亡を臨時ニュースで伝えた。
司会者
声 - 太田真一郎
サクラサクホテルでのパーティーや空港での記者会見の司会者。蘭が連れ去られたことで空港での会見が中止になったことを告げると、小五郎に詰め寄られた。
偽ソムリエ
声 - 古澤徹
本物のソムリエ(声 - 辻親八)を偽り、ミラのワインに毒を入れようと目論んだが、彼女がグラスを手に取ったところでコナンに正体を看破される。その後、その場で暴れて廊下へ逃走したが、そこで小五郎の一本背負いを食らい、呆気無く逮捕された。取り調べによると主犯のジラード公爵に金で雇われていたらしく、毒薬の中身は下剤と聞かされていた。
クローク女性
声 - 本多知恵子
ホテルでフロント内に預けられていたスケボーをコナンへ渡す。
SP
声 - 川津泰彦、柳沢栄治、川村拓央、海老原英人
キースに刃向かった小五郎たちを無理矢理エレベーターへ入れて帰させた。

登場する武器・乗り物・独自設定

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乗り物

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スバル360
ルパンがいつも使っている愛車2台(後述)が破壊されたため代わりに使用されるが、あまり使わずろくに整備してなかったせいか大したスピードも出すことができない。『ルパン』TVスペシャル第12弾『ルパン三世 1$マネーウォーズ』にもルパンの愛車として登場した。
フィアット500
ルパンがいつも使っている愛車その1。ヴェスパニア王国軍のミサイルに破壊された。不二子曰く「いつもの車」
メルセデスベンツ SSK
ルパンがいつも使っている愛車その2。ヴェスパニア王国軍のミサイルに破壊された。不二子曰く「いつもの車」
ハーレーダビッドソン FLHT
不二子の愛車。不二子がミラ王女を乗せて暗殺者たちとコナンから逃れる。後ろのサイドケースから防弾シールドを展開することができるが、その分だけ逆に重りにもなっているため、これを外すとスピードを上げることができる。
トヨタ・クラウン
警視庁のパトカー
トヨタ・ランドクルーザープラド(2代目モデル)
不二子とミラ王女の乗るハーレーを追う暗殺者が使用。不二子の銃撃により河川に落下する。
アウディ・TT(初代モデル)
先述のランドクルーザープラドに追突され大破する一般車両。
シボレー・サバーバン
ヴェスパニア王国車。
リムジンのリンカーン・タウンカー
ヴェスパニア王国専用車。
パトカー(フィアット・マレア)
ヴェスパニア王国警察のパトカー。
ジープ
ヴェスパニア王国陸軍で採用されているフォード製M151。ルパンと次元を追跡する兵士たちがM60機関銃と4連装ロケットランチャー付きのものを使用。
F/A-18 ホーネット
不二子がミラ王女と共にヴェスパニア王国に向かうため、アメリカ海軍の知り合いから複座型の機体を借りた。ミラ王女は「F-18」と呼称していた。
F-117 ナイトホーク
次元の脳裏に浮かんだイメージに登場。ヴェスパニア鉱石の特性を説明するルパンが言った「レーダーに映らない戦闘機」という言葉から連想した。
ハリアーII
ヴェスパニア王国空軍が使用。空対地ミサイル と機銃弾の雨をヴェスパニア鉱石を採取していたルパンと次元に浴びせた。終盤では次元がこれを操縦していたが、五ェ門は機体が複座ではなく単座仕様なこともあってコックピットに入れなかったため、飛行中の機上であぐらをかいて尾翼にもたれかかりながら登場した。
航空母艦
同型のものが実在していない架空の空母。艦長が不二子の知り合いのようで、艦載機のF/A-18を喜んで貸してくれた。
ボーイング2707
アメリカのボーイング社が計画していた超音速旅客機(SST)。アメリカ初のSSTとなるべく計画されていた機体であるが、環境保護論者グループによる激しい抗議や私企業の計画に対する政府助成を快く思わない左派政治家によるネガティブ・キャンペーンによってアメリカ政府による資金援助が打ち切られたため、試作機完成前に計画が中止となり、モックアップ以外存在しない幻の機体となった。
本作ではヴェスパニア王国が政府専用機として使用しており、機体色は胴体上半分・垂直尾翼が白で胴体下半分・主翼・水平尾翼がピンク(桜色)となっている。コナンは離陸前に首脚に飛び移って機内に侵入することに成功するが、機体が高高度まで上昇したことにより首脚格納庫の気温が下がり、軽い凍傷を負ってしまう。
なお、本作では当初案の可変翼機として描かれているが、現実では重量増加問題のためにデルタ翼機に変更されている。
Z-9 ヘリコプター
潜水艦
国籍不明の潜水艦。艦長もしくは乗組員が不二子の知り合いのようで、パスポートを取り扱う正規の移動ルートを使えないコナンを日本まで送り届ける。次作『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』でも登場する。

武器

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斬鉄剣
石川五ェ門が使用。閉じ込められたルパンを救出する際に使用。
ナイフ
偽ソムリエが護身用に使用。小五郎に向けたが、逆に払いのけられた。
剣
ヴェスパニア王国衛兵が使用。
槍
ヴェスパニア王国衛兵が使用。
S&W M10
ジラードが所持していたとされる拳銃。ジル王子がサクラ女王を誤射させてしまったショックでジラードからこの銃を奪って自殺したとされていた。
H&K MP5
ヴェスパニア王国兵士が使用。
H&K G3
ミラ王女を狙う暗殺者が使用する。形状は東京マルイ製電動ガンG3 SASにストックを付けたもので架空仕様。
イングラム MAC-11
不二子が使用。この銃でミラ王女を狙う暗殺者たちが乗った車を銃撃した。
ウィンチェスターM70
ジル王子とジラード公爵が狩猟をするために使用した銃。サクラ女王はジル王子の銃に誤射されたと言われていた。
M60機関銃
ヴェスパニア王国陸軍兵士たちが乗るジープに搭載されていた。
GAU-12U イコライザー 25mm機関砲ポッド
ハリアーIIに搭載され、ルパンと次元に対して対地射撃を行った。
トマホーク巡航ミサイル
次元の脳裏に浮かんだイメージに登場。ホワイトハウスに真上から着弾する。

設定

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ヴェスパニア鉱石
ヴェスパニア王国の鉱山から偶然発見された、モホロビチッチ不連続面で生成されるとされる希少鉱石。電波にまったく反応しないという性質から、極めて強力な電波吸収材としての特性を有しており、軍事利用すれば「完璧なステルス性能」を齎すことができるという[注 28]。ただし、その特性ゆえに通常の方法では発見できず、ルパンも捜索時にはダウジングを使っていた。
本作終盤では、不二子がこの鉱石を組み込んだボール型の機械を用い、ジラード公爵が持っていた起爆装置を短時間無効化している。また、次作『THE MOVIE』では、特定電圧を流すことによって周囲の電子機器を無効化できるという設定が明かされている。

スタッフ

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ルパンとコナンの「共演」

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本作以前でもルパン三世と江戸川コナンがわずかながら「共演」するシーンは何度か登場している(アニメ製作は同じ トムス・エンタテインメント)。これとは別にコナン原作単行本64巻では「日本一有名な警察官」として銭形警部が巻末で紹介されている。

「みてミル?」

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キャスト面の備考

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キッズステーションで再放送された際の「みてミル?」の特集によると、『コナン』側のメンバーと本作オリジナルのキャラクターは、「主要キャラクター」と「かつて『ルパン』に参加した声優が担当するキャラクター」を中心に活躍ができるように選出され、脚本化されたことが明かされている。また、声優面でもクロスオーバーならではの演出があり、栗田貫一が神谷明の代表作である『北斗の拳』のケンシロウ(飲み物がまったく出てこない自動販売機に「経絡秘孔を突く」設定)を、神谷明がルパンを演じる一幕(ルパンが小五郎に変装しているという設定)もあった。

モデルキャラクター

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青山剛昌自身、以前から『ルパン三世』の大ファンで、キッズステーションで再放送された際の「みてミル?」の特集では、青山剛昌により『ルパン』から影響を受けたキャラクターが明かされた。なお、『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』からの影響が多い。

  • 沖田総司 - TV第2シリーズ第71話『ルパン対新選組』の登場人物。沖田総司の孫となる人物。『コナン』にも青山が原作をした『YAIBA』からのゲストとして同名のキャラクターが登場する。ただし、『コナン』や『YAIBA』に登場する方の沖田総司は、初代沖田総司から数えて6代目である。
  • ルパン三世 - 『ルパン』の主人公。番組内では、『コナン』の外伝作品に当たる『まじっく快斗』内での怪盗キッドの異名「平成のルパン」などのモデルとされた。また、怪盗キッドの服装は白い燕尾服にシルクハット、片眼鏡とルパン三世の先祖に当たるアルセーヌ・ルパンのカリカチュアデザインを踏襲している。次作『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』の公開に際しては、クレーンゲームの景品として怪盗キッドの衣装を着たルパン三世のフィギュアが製品化されているほか、次作の本編冒頭でルパン三世が怪盗キッドに変装するという一幕も見られた。また、青山は江戸川コナン(工藤新一)の父・優作の声優に当初ルパンの初代声優を務めた山田康雄を希望していた(『コナン』アニメ版放送開始前に山田が逝去し、実現しなかった)。
  • 峰不二子 - 『ルパン』のヒロイン。江戸川コナン(工藤新一)の実の母親、工藤有希子の「有希子」は『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』で不二子の初代声優を務めた二階堂有希子から取ったもの。なお、有希子の旧姓は「藤峰」であり、不二子に由来している。さらに有希子を演じる島本須美は、かつて『ルパン三世 カリオストロの城』でヒロインのクラリスを演じたことでも知られており、加えて、テレビアニメ第2シリーズの最終回「さらば愛しきルパンよ」にも小山田マキ役としてゲスト出演している。
  • モーリス・ルブラン - 『コナン』のヒロイン毛利蘭の由来は怪盗ルパンの原作者であるモーリス・ルブランにちなむ。なお、『ルパン』TV第2シリーズの第40話・第43話では、脚本を手がけた高屋敷英夫のペンネームとして同名がクレジットされている。

テレビ放送

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回数 放送局 番組名(放送枠名) 放送日 放送時間 放送分数 平均世帯
視聴率
備考
1 日本テレビ金曜ロードショー2009年3月27日21:00 - 23:09129分19.5%金曜特別ロードショーとしての放送。
22012年3月23日15.2%放送枠は同じであるものの、冒頭での日テレとytvの開局記念テロップがカットされた。また、『ルパン』のTVスペシャルとしては『金曜ロードショー』枠で初の再放送となったが、再放送自体は1995年に「山田康雄追悼企画」と題して『土曜スーパースペシャル』にて放送された『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』が初である。
3金曜ロードSHOW!2013年12月6日21:00 - 22:54 114分12.4%放送枠が通常の2時間枠だったため、ノーカットではなく、一部シーンがカットされた。また、石丸博也の副音声による解説放送も行われた。
4 テレビ神奈川     - 2023年8月11日 19:00 - 20:55 115分   -
5 BSトゥエルビ 日曜アニメ劇場 2024年3月31日 19:00 - 21:00 120分   - ノーカットではなく、一部シーンがカットされた。
6 2024年12月22日[9] 19:00 - 21:00 120分   -
7 TOKYO MX     - 2025年6月15日 19:00 - 20:50 110分   -

関連商品

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2012年9月18日には、アニメコミックが少年サンデーコミックススペシャルより発売された。

2013年10月から同年12月まで、次作の劇場公開に合わせて本作のコミカライズ版が週刊少年サンデーSにて連載された(作画:阿部ゆたか・丸伝次郎)。

Blu-ray/DVD

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「ルパン三世VS名探偵コナン」製作委員会よりBlu-ray DiscとDVDが発売。バップが販売。

  • Blu-ray
    • ルパン三世 VS 名探偵コナン 品番:VPXY-71003 発売日:2009年7月24日
    • ルパン三世 VS 名探偵コナン(劇場公開記念限定スペシャルプライス版)【期間限定】 品番:VPXY-71285 発売日:2013年11月20日
  • DVD
    • ルパン三世 VS 名探偵コナン 品番:VPBY-13355 発売日:2009年7月24日
    • ルパン三世 VS 名探偵コナン(劇場公開記念限定スペシャルプライス版)【期間限定】 品番:VPBY-13854 発売日:2013年11月20日

脚注

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注釈

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  1. ↑ なお、『ルパン』のTV第2シリーズ(ルパン三世PART2)とテレビスペシャル、後年制作される峰不二子という女、TV第4シリーズ(ルパン三世PART4)、TV第5シリーズ(ルパン三世PART5)は日本テレビが制作しているが、TV第1シリーズ(ルパン三世PART1)・TV第3シリーズ(ルパン三世(PARTIII)は読売テレビの制作である。
  2. ↑ 実際には1969年9月6日に日本テレビで放送された、『前田武彦の天下のライバル 巨人の星対鉄腕アトム』という梶原一騎と川崎のぼる原作の講談社『巨人の星』と手塚治虫原作の光文社『鉄腕アトム』の競演作が先例として存在する[4]ほか、『ルパン』内でも1979年9月17日放送の第2期第101話「ベルサイユは愛に燃えた」で池田理代子作の集英社『ベルサイユのばら』のオスカルがゲスト出演しているなど、先例は多い。本作はあくまでも、「長編アニメとして原作者が異なる作品のコラボレーションが異色である」ということである。
  3. ↑ 後年、出版社・アニメ製作会社・放送局が全く異なる『名探偵コナン』(小学館、東京ムービー、読売テレビ)と『名探偵プリキュア!』(講談社、東映アニメーション、朝日放送テレビ)でもコラボレーションが行われる。
  4. ↑ もっとも、日本のクロスオーバー作品では本作に限らず、明確な対決シーンが無いにもかかわらず「VS」をタイトルにつけた例が数多い。
  5. ↑ 『ベイカー街の亡霊』は、現実世界ではなく仮想世界を舞台にしているため。
  6. ↑ 不二子はバイクチェイスがあるが、ルパンはフィアット・500とメルセデス・ベンツ・SSKを早々にヴェスパニア王国軍のミサイルに破壊され主にスバル・360を運転したが、普段ではあり得ないような遅さのスピードしか出ず不二子に文句を言われていた。銃撃戦は、不二子がバイクでのカーチェイス中にサブマシンガンを追手の車へ発砲したほか、物語終盤で小五郎に変装したルパンが事件の証拠品である空砲のライフルを見せしめとして犯人に発砲しただけで、ルパン側による銃での死傷者はいない。また、ルパン・次元愛用のワルサーP38とコンバットマグナムも一切描かれていない。
  7. ↑ ただし、『霧のエリューシヴ』も実際は4:3サイズのサイドパネル付での放送だったため、毎年恒例のテレビスペシャルおよび単独作品としての純粋なハイビジョン制作は、2011年12月2日放送の『ルパン三世 血の刻印 〜永遠のMermaid〜』まで待つことになる。なお、シリーズ初の完全ハイビジョン制作は本作放送の前年にOVAとして発売された『ルパン三世 GREEN vs RED』である。
  8. ↑ オープニングが'78の2002Ver、エンディングが'89。オープニング・エンディングともに「ルパン三世のテーマ」が使用されるのは『ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト』以来だが、同作とオープニング・エンディングが逆転している。
  9. ↑ コナン初登場時は「名探偵コナン メイン・テーマ(戦慄ヴァージョン)」、カーチェイスやクライマックスでは「名探偵コナン メイン・テーマ(紺碧ヴァージョン)」。
  10. ↑ 『ルパン三世 ワルサーP38』の主題歌「瞳を忘れないで」(篠原恵美)のインストゥルメンタル版。
  11. ↑ ミラ初登場の場面、日本での毒入りワイン騒動後に脱走を決意する場面、母・サクラと兄・ジルが死亡した桜の木の下で1人泣き崩れる場面、事件解決後にルパンがミラにサクラと会った時のことを話す場面など。
  12. ↑ 冒頭のシーンにて、五ェ門が敵の忍者集団から満月をバックに逃げる場面で使用された。
  13. ↑ テレビ第2シリーズ3代目エンディングテーマ「ラヴ・スコール」のアレンジ版。不二子とミラが暗殺者から逃げる場面のBGMは、同作品でルパンとドリューが貨物列車に乗って敵のヘリから逃げる場面で使用された。
  14. ↑ ルパンが休憩中にニューヨーク近代美術館から盗み出したパッカードの整備をする場面で使用された。
  15. ↑ 終盤には若い頃の回想シーンで緑色のジャケットを着用したルパンが描かれている。
  16. ↑ 須藤は本作放送の3年後に放送された『ルパン三世 東方見聞録 〜アナザーページ〜』でキャラクターデザイン・総作画監督にルパン作品として17年ぶりに起用されており、デジタルハイビジョン制作で描かれた『TV第1シリーズ』風の作画を見る事が出来る。
  17. ↑ 潜水艦内での出来事は、コナンにとって軽いトラウマのような経験になっており、次作『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』の中盤で灰原の電話に不二子が割り込んできた際には即座に電話を切り、終盤で潜水艦と共に海中から浮上してきた不二子を見たコナンは、苦い表情を浮かべることとなる。
  18. ↑ 不二子はミラに国選弁護士の「不二峰子(ふじ みねこ)」の偽名を名乗った。
  19. ↑ さらに「つまるものを見た」と発言して再び覗いてきたルパンに洋式便器を投げつけたり、翌朝には部屋のインターホンを鳴らしまくって無理やり起こしに来たルパンにソファーを投げつけたりしている。
  20. ↑ キースは、ヴェスパニア王国へ連れていくために蘭に睡眠薬入りの紅茶を飲ませるが、効くまで時間を要したため「さすがカイルを空手で蹴飛ばしただけのことはある」と評した。その後の蘭が、目覚めても悲鳴すらあげずに冷静なのを見て、「一体、君たちは何者なんだ」と、蘭が眠っている間に見せたコナンの能力も含めて驚いている。
  21. ↑ しかし、ルパン自身は死去のニュースを聞くまでその約束を忘れていたことをコナンとミラに話していた。
  22. ↑ 先述の写真に写っていたジル本人は左利き用のグローブを嵌めていた。
  23. ↑ ルパンが盗掘時に次元に話した説明によると、その鉱石は発見場所の鉱山で事件の半年前に起きた地殻変動によって出現したモホロビチッチ不連続面の中から偶然発見された。電波にまったく反応しない性質を持った鉱石であり、従来の物質では不可能だった完璧なステルス性を実現できるため、軍事転用すれば(その鉱石をミサイルに搭載するだけで、レーダー探知不可能なミサイルが開発できることをルパンが次元に話している)ヴェスパニア王国に莫大な富をもたらすことになるが、以後はルパンがダウジングを用いての盗掘に成功するまで発見はできなかったことが採掘現場の状況からうかがえる。また、ルパンと次元が盗掘を終えて引き揚げる時に軍に襲撃されたことから、鉱山では鉱石を狙う盗掘者の不法侵入が相次いでいるようである。次作『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』とのつながりとして、作品に登場する宝石・チェリーサファイアはルパンがこの鉱石を宝石として加工して作ったものである。
  24. ↑ 領土拡大と世界征服の野望を抱いていることは、終盤でキースに対して「この国を一緒に大きくしてみないか」と「世界を相手にひと暴れもふた暴れもしてやろうじゃないか」と語っていたところからも明らかである一方、「今この国は世界が欲しがる無限の新たなるエネルギーを手に入れようとしている」と語っていたことから、この鉱石を新たなエネルギー資源として利用することも考えていたようである。
  25. ↑ ジルを右利きと勘違いした理由は、犯行当日に所持していたボルトアクションライフルの構造によるものであり、特注品でない限りボルトハンドルが右側にしか付いていないという構造上の理由から左利きの人間でも右手で構えなければならなかったためである。
  26. ↑ ジルが動物を殺傷しないようにサクラが弾頭を空砲に加工しており、その証拠にサクラの自室の机には薬莢から漏れ出した微量の火薬が付着していたほか、机の下には薬莢を抜かれたライフルの弾丸が落ちていた。また、本来は狩猟を好まないサクラがわざわざ同行したのはジルに空砲を直接渡すためで、ジルもそれが空砲であることを最初から知っており、その証拠にジルは事件直前、森で獲物を探しているキツネに対してライフルを発砲した際はその銃声に驚いて逃げるキツネの姿に笑みを浮かべていた。
  27. ↑ この時に不二子が使用したボール型のメカはルパンが「クイーンクラウン」が保管されている宝物庫に設置されている重量センサー、赤外線センサー、サーモセンサーを無力化させるため、ヴェスパニア鉱石を組み込んで製作した妨害電波の発生装置である。
  28. ↑ 例えば、ヴェスパニア鉱石を使用したミサイルを敵に対して撃ち込んだ場合、相手はそのミサイルがどこから撃ち込まれたものかどころか、ミサイルを撃ち込まれたことすら分からないという。

出典

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  1. ↑ 福田麗 (2013年4月20日). “劇場版『ルパン三世VS名探偵コナン』が12月に公開!4年ぶり2度目の共演!”. シネマ・トゥデイ. 2013年4月20日閲覧.
  2. ↑ “ルパン三世と名探偵コナンのコラボ映画実現までにどんな苦労があったのか諏訪道彦プロデューサーが語る”. Gigazine (2014年2月13日). 2025年5月20日閲覧。
  3. ↑ “みんながルパンに夢を見る(小原篤のアニマゲ丼)”. 朝日新聞 (2014年2月24日). 2025年5月20日閲覧。
  4. ↑ アニメージュ編集部(編)『TVアニメ25年史』、徳間書店、1988年、28頁。
  5. ↑ “ルパン三世VS名探偵コナン” (X). 須藤昌朋 (2026年3月12日). 2026年3月13日閲覧。
  6. ↑ “テレビ視聴率:「ルパン対コナン」、サッカー代表戦並み 劇場版「相棒」も”. MANTANWEB. 毎日新聞社. 2009年3月30日. 2010年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2015年9月9日閲覧.
  7. ↑ “バックナンバー2012年度(Vol.13)”. 週間高世帯視聴率番組10 バックナンバー. ビデオリサーチ. 2012年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月8日閲覧。
  8. ↑ “「ルパン三世VS名探偵コナン」夢の対決がスクリーンで実現”. 映画ニュース. 映画.com. 2013年4月20日. 2013年4月20日閲覧.
  9. ↑ “ルパン三世VS名探偵コナン | 日曜アニメ劇場 | 無料アニメ番組 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ)”. BS12トゥエルビ. 2025年5月4日閲覧。

外部リンク

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