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Z-9 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Z-9

Z-9(Zhisheng-9, 直升-9)は、中国哈爾浜飛機製造公司(HAMC)が、フランスユーロコプター(元・アエロスパシアルAS 365N ドーファンIIライセンス生産した汎用ヘリコプターである。用途に応じて多くの派生型があり、主にヘリコプターとして中国人民解放軍にて運用されている。NATOコードネームは「ハイトゥン」(Haitun:海豚、ドーファンと同じくイルカの意)。

バリエーション

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Z-9
フランスAS 365N1 ドーファンIIライセンス生産型。
Z-9A
AS 365N2の改良型。
Z-9A-100
国内専用のWZ8A エンジン搭載のプロトタイプ。初飛行は1992年1月16日。同年12月30日、導入を承認された。
Z-9B
Z-9A-100を元にした汎用型。
Z-9C
Z-9C
AS 565 パンサーをライセンス生産し、改良を加えた対潜ヘリコプター中国人民解放軍海軍航空隊に配備。
機首にXバンドのKLC-1水上捜索レーダーを装備しており、これによって捕捉した目標情報を母艦に転送することで、YJ-83 サッケード艦対艦ミサイルのための観測任務を行うことができる。
また、対潜兵器としてYu-7短魚雷アメリカMk.46模倣版)を2発装備できる。
Z-9D
2008年に初めて存在が確認されたZ-9の派生型。

Z-9の型式の一つであるH-425ヘリコプターの機体をベースに制作されている。エンジンはアリエル2Cターボシャフトエンジンを搭載しており、Z-9Cよりも高い性能を有している。

レーダーはXバンドのKLC-3B空中捜索レーダーを搭載しており、排水量3,000t以上の艦船を最大180kmの距離で検出し、排水量50tの小型のボートなどを60km以上の距離から検出する事も可能となっている。

Z-9Dは武装としてスタブウィングパイロンにYu-7K短魚雷を最大2発やYJ-9空対艦ミサイルを最大4発搭載でき、Z-9D自体の長大な航続距離と合わさり敵のミサイル艇を撃沈または接近を抑止する事を目的としている。[1]

2021年2月にはZ-9Dが2桁の番号を与えられ、同年10月には075型強襲揚陸艦に搭載されていた事が確認されている。[2]

WZ-9/Z-9W
中国初の攻撃ヘリコプター。輸出型はZ-9G
Z-19
WZ-9を元に設計された攻撃ヘリコプター。
H410A
WZ8Cのターボシャフトエンジン搭載型。出力635kW。初飛行は2001年9月。
H425
H410Aの要人輸送型。
H450
開発を計画中。

仕様 (Z-9B)

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出典: SinoDefence.com[3]

諸元

性能

  • 最大速度: 170kt (315km/h, 195mph)
  • 巡航速度: 150kt (285km/h, 173mph)
  • 航続距離: 621mi (1,000km)
  • 実用上昇限度: 20,000ft (6,000m)

武装
攻撃型にはパイロンロケット弾ガンポッドYu-7魚雷を装備。

お知らせ。 使用されている単位の解説はウィキプロジェクト 航空/物理単位をご覧ください。

運用国

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中華人民共和国の旗 中国
陸軍 - 海軍 - 空軍 - 中国人民武装警察部隊 - 中国海警局
バングラデシュの旗 バングラデシュ
海軍 - Z-9C:3機
ボリビアの旗 ボリビア
陸軍:2024年時点で、5機のH425を保有[4]
カンボジアの旗 カンボジア
Z-9B:12機
カメルーンの旗 カメルーン
Z-9B:4機
カーボベルデの旗 カーボベルデ
沿岸警備隊 - Z-9B:2機
ジブチの旗 ジブチ
空軍:2024年時点で、1機のZ-9WEを保有[5]
ガーナの旗 ガーナ
ガーナ空軍:2024年時点で、4機のZ-9EHを保有[6]
赤道ギニアの旗 赤道ギニア
Z-9WE[7]
 ケニア
Z-9WA:4機
ラオスの旗 ラオス
Z-9A:6機
ナミビアの旗 ナミビア
Z-9B:1機
モーリタニアの旗 モーリタニア
Z-9B:1機
マリ共和国の旗 マリ
Z-9B:2機
パキスタンの旗 パキスタン
海軍 - Z-9C:24機
ザンビアの旗 ザンビア
Z-9B:7機

事故

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脚注

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  1. Z-9D helicopter fires YJ-9 ultra-low-altitude anti-ship missile”. China-Arms. 2024年4月21日閲覧。
  2. Z-9D/DF Dauphin”. Chinese Military Aviation. 2024年4月21日閲覧。
  3. “Z-9 Specifications”. SinoDefence.com. 2007年1月6日. 2008年3月26日閲覧. {{cite news}}: 不明な引数|coauthors=が空白で指定されています。 (説明)
  4. IISS 2024, pp. 414–415.
  5. IISS 2024, p. 488.
  6. IISS 2024, p. 495.
  7. Jeremy Binnie (2025年6月25日). Equatorial Guinea acquires Chinese UAVs”. janes.com. 2025年6月26日閲覧。
  8. ガーナ軍のヘリ墜落、閣僚2人を含む8人死亡”. CNN.co.jp. 2025年8月21日閲覧。
  9. ガーナで軍用ヘリ墜落 国防相、環境・科学技術相ら搭乗者8人死亡”. 朝日新聞 (2025年8月7日). 2025年8月21日閲覧。

参考文献

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  • The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2024) (英語). The Military Balance 2024. Routledge. ISBN 978-1-032-78004-7 

外部リンク

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