ルパン三世 異世界の姫君

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルパン三世 異世界の姫君
ジャンル 異世界[1]
漫画
原作・原案など モンキー・パンチ(原作)
エム・ピー・ワークス(原作)
佐伯庸介(脚本)
白狼(オリジナルキャラクターデザイン)
作画 内々けやき
出版社 秋田書店
掲載誌 週刊少年チャンピオン
レーベル 少年チャンピオン・コミックス
発表号 2021年39号 -
発表期間 2021年8月26日[2] -
巻数 既刊5巻(2023年1月6日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

ルパン三世 異世界の姫君』(ルパンさんせい ネイバーワールドプリンセス)は、原作:モンキー・パンチ/エム・ピー・ワークス、漫画:内々けやき、脚本:佐伯庸介、オリジナルキャラクターデザイン:白狼による日本漫画[2]漫画『ルパン三世』のスピンオフ作品でもある。[要出典]2021年8月26日発売の『週刊少年チャンピオン』39号から連載を開始[2]

概要[編集]

ルパン三世シリーズに登場するお馴染みの主演5人組が、近年ライトノベル作品等で話題・人気となっている『異世界への召喚』をテーマとした冒険を繰り広げるのが特徴。[独自研究?]

しかし、ルパン達は典型的な異世界召喚物のストーリーに有りがちとなっている特別なアイテムや魔法といった特殊な能力の獲得はせず(強いて挙げるなら異世界の言語翻訳能力のみ)、元から備えている実力や技能のみで様々な困難に立ち向かっていく為、決して流行に迎合しただけのストーリーではないと言える。また、テレビスペシャルシリーズの一つである『ルパン三世 霧のエリューシヴ』の様に、不二子を除いたルパン達4人は、異世界では無いものの現実とは異なる世界(時代)における冒険は以前に経験している。[独自研究?]

ストーリーの時系列に関しては、ルパンのジャケットの色からもアニメ『PART4』から『PART6』までの間と思われ、作品内における所々でのルパン達の会話の中には、過去のルパンシリーズのストーリーに関する話題がいくつか出ている。[独自研究?]

ストーリー[編集]

かの有名な大怪盗・アルセーヌ・ルパンの三代目であるルパン三世は、今日も仲間の次元大介石川五ェ門峰不二子の三人と共にお宝を手に入れるべく行動を起こし、そんなルパンを逮捕すべく宿敵・銭形警部も執念を燃やす。

今回ルパン達4人の狙うお宝は、日本の旧家である「伊海家」にて先祖代々伝わるとされる「存在しない国の金貨」と呼ばれた500枚の貨幣であり、300年程前の中世時代に造られた以外について全く詳細の分からず刻まれている文字も未だ解読されていない代物。しかし、国家レベルの力が無ければ製造不可能なそれは総額で数千万ドルを超える価値であった為、ルパンは盗む事にしたのである。銭形より先回りする形で、得意の変装術で彼に変装し難無く伊海家に入ったルパン達は、セキュリティも容易に突破する形でお宝を入手。それを本物の銭形率いる警官隊が追走していつものイタチごっこを展開するが、逃げた先で奇妙な路地に入ったルパン達4人は、そこにある3つの不思議な扉の中へとそれぞれ入っていき、後を追う形で銭形も扉の一つにはいる。そして、その直後に3つの扉は消滅してしまった。

扉の一つへと入ったルパンは、まるで高所から落下するかの様な感覚に襲われ、やがてそれが無くなった直後、さっきまで夜であったはずなのに何故か昼間になっている山や森に囲まれた草原にルパンはいた。突然の理解不能な状況に困惑する中、有り得ない事に目の前に実在しないはずのドラゴンゴブリンオークキュクロプス等が現れ、どうにか逃げ切ったルパンは「ペトーラ村」という名の村へと辿り着く。そこでルパンは、入り口の立て札に描いてあった知らないはずの文字が読めたり、聞いた事の無いはずの言語で会話する村人達の言葉も理解するだけでなく喋る事まで出来たという奇妙な経験をし、更には「存在しない国の金貨」が普通に貨幣として使えた結果、半信半疑ながらも自分が異世界にいるのではないかと推測。地理や社会の情勢についても調べた結果、自分が本当に異世界へ来てしまった事を確信する。

そんな中、村に訪れていた兵士団の横柄な態度が気に入らなかったルパンは、彼等の移送しているという「重大な物」を盗んでやろうと画策し、停泊している塔へと侵入。そこで「姫」と呼ばれている少女・アイシュ・アイソプミアと出会ったルパンは、彼女から自分を連れ出して欲しいと頼まれ、女騎士団長のシウーリ・ローゼングラムの指揮する警備をかいくぐる形でアイシュの奪取に成功する。逃走に成功後、ルパンはアイシュから彼女の正体がルパンが飛ばされた異世界の国である「アイソプミア王国」の第一王女である事や、現在の王国が悪しき魔女・タイアットによって乗っ取られる危機にある事情を聞かされる。ルパンが異世界から来た存在である事を知ったアイシュは、彼が無闇に人を殺そうとしない面からも、異世界から召喚された「勇者」であると確信。力を貸して欲しいと懇願する彼女に困り果てるルパンであったが、読めない文字の刻まれていた「存在しない国の金貨」がこの世界の貨幣であった事実に気付いた事で、「数百年前にも自分達の世界の人間が来て、元の世界に帰った」という実例がある事を推測し、元の世界に戻る方法を探す為にもアイシュに力を貸して魔女を相手にした一世一代の「国盗り」に乗り出す決意をする。

一方、ルパンとは別の場所で異世界に転移していた次元や五ェ門は、それぞれドワーフの少女であるスムンナ、ハーフエルフの女性であるキシャラと出会い、最初に転移していた不二子はアイシュの兄でアイソプミア王国の王子であるシャルマ・アイソプミアに保護され、最後に転移された銭形はタイアットに見込まれてルパンからアイシュの奪還を依頼されていた。

果たして、アイソプミア王国で巻き起こっている動乱の真実とは?ルパン達の異世界を舞台とした大冒険が始まる。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

ルパン三世
ご存知アルセーヌ・ルパンの三代目である大泥棒。今回は「存在しない国の金貨」の金貨を狙って盗むのだが、なんと異世界に召喚されてしまい、元の世界に帰る為にもアイシュに協力して一世一代の国盗りに乗り出す事になる。
次元大介
ルパンと最も付き合いの長い相棒で凄腕のガンマン。煙草の普及していない異世界に飛ばされてしまうという危機的状況に陥ってしまうも、ドワーフの少女であるスムンナの力を借りる事になる。
石川五ェ門
ルパンの頼れる仲間の一人である凄腕の剣士。異世界に飛ばされて飢え死に寸前だった所をハーフエルフであるキシャラに救われ、その恩義から魔道具で暴走させられた彼女の親友の真相を突き止めるべく、行動を共にする。
峰不二子
ルパンの味方にも恋人にも敵にもなり得る美女。ルパン達よりも先に異世界に飛ばされ、アイソプミア王国の王子であるシャルマに保護されるが、そんな中で王国の内情についても色々と探っている。
銭形警部
世界を股にかけてルパンを追い続けるICPOの捜査官。ルパンを追う中で自身も異世界に飛ばされる事になり、タイアットからルパンもこの世界に来ている事実を聞かされた結果、騎士団長のシウーリやその部下達と共にルパンを逮捕すべく行動する。

本作のゲストキャラクター[編集]

アイシュ・アイソプミア
本作のゲストヒロインその1。[要出典]アイソプミア王国の第一王女。16歳。
王女の身ながらも活発な性格をしたおてんば姫。年齢に不相応な自身の幼い体格を気にしている模様。
シウーリ率いる騎士団によって連行されていた所、自身の元に現れたルパンに連れ出してもらい、彼が異世界から来た人間であるのを知った事で、国を乗っ取ろうとしているタイアットの野望を阻止しようと、ルパンに協力を求める。
スムンナ
本作のゲストヒロインその2。[要出典]ドワーフの少女鍛冶師だが、実年齢はルパンや次元と同年代との事。かなりの爆乳の持ち主。
女性のドワーフながらも火事場と戦士団の双方に出入りしている事から変わり者扱いされる事が多いが、鍛冶師としての腕前は確かで、戦士としての実力も高い。見た目によらず怪力を備えており、大型のハンマーや戦斧を使いこなす。
界渡りによって自分達ドワーフの集落へとやって来た次元と出会い、彼や持っていた拳銃に興味を持った事もあって、人間の街への商品卸しも兼ねて次元と行動を共にする事になる。
キシャラ
本作のゲストヒロインその3。[要出典]ハーフエルフの女性で、エルフの血を引いているだけ美人ですらりとした体系の持ち主。年齢は52歳と高齢。
エルフの父親と人間の母親の間に生まれ、両親はエルフ側の反対を押し切る形で駆け落ちして夫婦となっている。母親の死後は人間の街とエルフの集落を行き来しているが、エルフ達の人間に対する偏見や差別意識に疑念を抱いている。
界渡りで自分達の世界に飛ばされ、野垂れ死に寸前となっていた五ェ門を救う中、魔道具によって操られた人間の親友であるエリザがエルフの集落を襲撃する事態が発生。五ェ門の活躍によってエリザが救われた後、真相を突き止める為に彼と行動を共にする。
シウーリ・ローゼングラム
本作のゲストヒロインその4。[要出典]アイソプミア王国の女性騎士。インテリ風の美人で眼鏡を掛けている。24歳。
貴族家系出身で、実家は王国宰相でもあるタイアットの派閥に所属している。基本的に真面目な性格をしている反面、それ故に融通の利かない人物でもあるのだが、騎士としての実力は一流で、レイピアでドアを切り裂いてしまう程の技量の持ち主。
異世界より突如現れた得体の知れない銭形と行動を共にする事に反感を抱いていたが、素手でガーゴイルを簡単に倒したり捕縛してしまったりするだけでなく、何度失敗してもめげずに前向きでいる姿勢から、次第に信頼を置く様になる。
タイアット
アイソプミア王国の宰相を務める魔女の女性。妖艶な雰囲気をまとわせ、女好きのルパンも「すんごい美女」と評する。
異世界から召喚された銭形に、ルパンの逮捕と彼によって連れ浚われたアイシュの保護を依頼する。第一王子のシャルマとは対立関係にあり、アイシュから王国を乗っ取ろうとしていると疑われる行動をとっているらしいのだが、その行動には真意の掴めない部分も目立つ。
シャルマ・アイソプミア
アイシュの兄で、アイソプミア王国の第一王子。
妹のアイシュによると聡明な人物とされており、宰相を務める魔女のタイアットとは対立関係となっているのだが、何やら思惑を隠している様子も見せる。

書誌情報[編集]

  • モンキー・パンチ/エム・ピー・ワークス(原作)・内々けやき(漫画)・佐伯庸介(脚本)・白狼(オリジナルキャラクターデザイン)『ルパン三世 異世界の姫君』秋田書店〈少年チャンピオンコミックス〉、既刊5巻(2023年1月6日現在)
    1. 2022年2月8日発売[1][3]ISBN 978-4-253-28151-5
    2. 2022年3月8日発売[4]ISBN 978-4-253-28152-2
    3. 2022年7月7日発売[5]ISBN 978-4-253-28153-9
    4. 2022年11月8日発売[6]ISBN 978-4-253-28154-6
    5. 2023年1月6日発売[7]ISBN 978-4-253-28155-3

脚注[編集]

  1. ^ a b “ルパン三世が異世界転移、今回盗み出すものとは…「ルパン三世 異世界の姫君」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年2月8日). https://natalie.mu/comic/news/464913 2022年11月9日閲覧。 
  2. ^ a b c “週チャンで「ルパン三世 異世界の姫君」開幕、銭形に追われたルパンが不思議な世界へ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月26日). https://natalie.mu/comic/news/442514 2022年11月9日閲覧。 
  3. ^ ルパン三世 異世界の姫君 第1巻”. 秋田書店. 2022年11月9日閲覧。
  4. ^ ルパン三世 異世界の姫君 第2巻”. 秋田書店. 2022年11月9日閲覧。
  5. ^ ルパン三世 異世界の姫君 第3巻”. 秋田書店. 2022年11月9日閲覧。
  6. ^ ルパン三世 異世界の姫君 第4巻”. 秋田書店. 2022年11月9日閲覧。
  7. ^ ルパン三世 異世界の姫君 第5巻”. 秋田書店. 2023年1月6日閲覧。