ハッピーマンデー制度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ハッピーマンデー制度(ハッピーマンデーせいど)とは、日本国民の祝日の一部を、従来の日付から特定の月曜日に移動させた法改正である。

概説[編集]

週休2日制が、公務員や中規模以上の企業を中心に広まった今日、月曜日を休日とする事によって土曜日日曜日と合わせた3連休にし余暇を過ごしてもらおうという趣旨で制定された。「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」(平成10年法律第141号)によって成人の日及び体育の日が、「国民の祝日に関する法律及び老人福祉法の一部を改正する法律」(平成13年法律第59号)によって海の日及び敬老の日が、それぞれ月曜日に移動した。

なお移動方法については「従来の日付に近い方の月曜日」のような追従型でなく、「○月の第○月曜日」のように固定的なものとなっている。これらの祝日設定は米国にある同様の制度(Uniform Monday Holiday Act:月曜休日統一法)の設定にならったものである。


月曜日に移動する国民の祝日[編集]

祝日名 元の月日 移動した月日 施行年 備考
成人の日 1月15日 1月の第2月曜日 2000年 1月17日には絶対にならないように考えられている。これは同日が阪神大震災にちなむ「防災とボランティアの日」のため。
海の日 7月20日 7月の第3月曜日 2003年
敬老の日 9月15日 9月の第3月曜日 2003年
体育の日 10月10日 10月の第2月曜日 2000年

月曜日に移動しない国民の祝日[編集]

祝日名 月日 備考
元日 1月1日 四方節
建国記念の日 2月11日 紀元節
春分の日 春分
3月19日* - 3月22日*)
旧春季皇霊祭
* 次に3月19日となるのは2092年、3月22日となるのは2303年。
昭和の日 4月29日 旧天皇誕生日(昭和天皇。1927年 - 1988年)、みどりの日(1989年 - 2006年)
憲法記念日 5月3日 日本国憲法施行
みどりの日 5月4日 1988年から2006年までは日曜、月曜の場合を除き国民の休日扱い
こどもの日 5月5日 端午の節句
山の日 8月11日 2016年施行予定
秋分の日 秋分
9月22日 - 9月24日*)
旧秋季皇霊祭
* 次に9月24日となるのは2103年。
文化の日 11月3日 日本国憲法公布日および旧明治節
勤労感謝の日 11月23日 新嘗祭
天皇誕生日 12月23日 今上天皇誕生日(1989年 -)

このうち「勤労感謝の日」に関しては、「秋の大型連休」構想(シルバーウィーク)として「体育の日」と「勤労感謝の日」を「文化の日」前後へ移動させ、振替休日国民の休日と合わせて5連休以上にすることが2007年5月に当時の与党によって検討されたことがある。景気対策を狙ったものだったが与党内からも「祝日の本来の意味が失われる」と慎重論が多く、実現には至らなかった。もっとも、現行法でも暦の関係で偶発的に9月の大型連休(土日の週末連休+敬老の日+国民の休日+秋分の日の5連休)が発生することはある。

関連項目[編集]