MUSICMAN (桑田佳祐のアルバム)

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桑田佳祐 > MUSICMAN
MUSICMAN
桑田佳祐スタジオ・アルバム
リリース
録音 2009年10月 - 2010年12月
VICTOR STUDIO 401st.
猫に小判スタジオ
ジャンル ロック
時間
レーベル タイシタレーベル
SPEEDSTAR RECORDS
プロデュース 桑田佳祐
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 2011年2月度月間1位(オリコン)
  • 2011年3月度月間7位(オリコン)
  • 2011年度上半期4位(オリコン)
  • 2011年度年間8位(オリコン)
  • ゴールドディスク
  • ダブル・プラチナ(日本レコード協会
  • 桑田佳祐 年表
    TOP OF THE POPS
    2002年
    MUSICMAN
    (2011年)
    I LOVE YOU -now & forever-
    2012年
    『MUSICMAN』収録のシングル
    ミュージックビデオ
    「銀河の星屑」 - YouTube
    「月光の聖者達 (ミスター・ムーンライト)」 - YouTube
    テンプレートを表示

    MUSICMAN』(ミュージックマン)は、桑田佳祐の4枚目のオリジナル・アルバム2011年2月23日発売。発売元はタイシタレーベル / SPEEDSTAR RECORDSキャッチコピーは「現代人諸君!! 新しい夜明けがやって来た。」。

    背景[編集]

    桑田のソロ活動でのオリジナルアルバムとしては2002年の『ROCK AND ROLL HERO』以来9年ぶり、サザンオールスターズを含めても2005年の『キラーストリート』以来6年ぶりのオリジナルアルバムとなった。

    録音[編集]

    順調にレコーディングは進んだものの桑田に食道がんが発覚したことから4曲の作詞を残して中断され、入院中は歌詞を書くために使うレポート用紙や趣味の本などを病室に持ち込み、制作途中の音源を何度も聞き、エンジニアの中山佳敬とメールでやり取りをしてオケのバランスの修正や新しいアイディアの追加をしていた。またこの際「この作りかけのアルバムを絶対最高のモノにしてやる」といった意識も沸いたという[1]

    退院・リハビリを経て同年10月8日に自宅スタジオ「猫に小判スタジオ」にてレコーディングを再開し、同年12月に完成、トラックダウン・楽曲のPV撮影が行われた[2]

    マスタリングはテッド・ジェンセンが担当している。

    音楽性[編集]

    楽曲に関しては一曲ごとに曲調などは違うものの「シンガーとして、自分が歌って楽しく心地よいもの」を目指したと述べており、これは自身が出演した「桑田佳祐の音楽寅さん」やAct Against AIDSのステージなどで幅広いジャンルの楽曲をカバーした事も影響している[1]

    桑田自身このアルバムはこれまでの集大成のような意識を持っていたとしており、「後から自分が聴いてイヤな汗が出るものには絶対にしたくなかった」と語っている[1]

    タイトルの意味に対しては「男でも女でもない目も鼻も付いてない生命体と言うか、一つの観念と言うか、そんな捉え方をしていただければと」という主旨の発言している[3]

    各マスコミのインタビューの中で「病気をする前と後で音楽に対する思いは変わったか」と聞かれ桑田は「その事で意識や作風がガラッと変わってしまうことはあり得ない」と答えている[1]

    後に桑田はこのアルバムとサザンのデビューアルバム『熱い胸さわぎ』に関してはほとんど後悔がないと述べている[4]

    アルバムタイトルに「THE」を付けることも考えたが「決意表明みたい」という理由で外した事を述べている[5]

    リリース[編集]

    2010年3月13日日本武道館で行われたイベント『桑田佳祐の音楽寅さんDVD発売記念~DVD未収録映像炎上!これぞ蔵出し"巨大上映会"@武道館~』にて同年10月20日発売予定として発表された。

    初回限定盤は「“MUSICMAN” Perfect Box」と称し、ミュージックビデオやドキュメント映像を収録したDVD、桑田自身によるライナーノーツ・インタビューを収録したブックレット「MUSICMAN'S NOTE」が同梱。アナログ版(LPレコード)も同時発売。

    アートワーク[編集]

    ジャケットのデザインは山口健司が担当し、日本庭園風のスタジオセットに赤いペインティングが施された女性がうずくまっている[2]。このタイトルとジャケットが決定したいきさつについてはアルバムタイトルを考える会議で「明日への夜明け」、「男と女」、「光と影」といったイメージを持っていた桑田に対し、山口がアルバムジャケットのデザイン案を提示し、その中にすでに「MUSICMAN」と書かれており、結果的に「面白い」という理由で採用され、ジャケットも桑田が2010年4月上旬に京都を訪れていたこと[2]が影響し山口の案が採用された[6]。このジャケットのイメージを桑田は「(庭園にうずくまった女性の)その姿は胎児にも見えるし、太陽にも見える」「それが庭にいる事で未知なる広大な宇宙みたいなイメージもちょっとしたんです」と述べている[3]。また、当初は石庭にオブジェを乗せる案もあり、リンゴのオブジェなどの候補が挙がったがしっくりこなかったため、「胎児や赤ちゃんをイメージした人間=生命力」という発想に転換し、現在の形になった事も語られている[7]

    プロモーション[編集]

    発売関連企画

    発売に先立ち2011年2月1日から2月19日まで『桑田佳祐ニューアルバムMUSICMAN 完成記念! プレミアムリスニングパーティ』を福岡(1日)・北海道(5日)・大阪(8日)・東京(10日)・宮城(14日)・愛知(16日)・茅ヶ崎(19日)の7ヶ所で開催した。会場は19日の茅ヶ崎市民文化会館以外は全て各地のZeppであった[8]

    このイベントを行った理由として音楽配信によりたやすく1曲ごと聴くことができる時代に、あえてライブハウスで収録曲を順番通りすべて聴いてもらうことで、アルバムという作品の在り方と価値観を高める意味合いがあるとされる[9]

    なお、初日の福岡と最終日の桑田の地元茅ヶ崎では試聴会終了後に桑田がサプライズゲストとして出演し「明日晴れるかな」「悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)」「本当は怖い愛とロマンス」を歌唱[10]。茅ヶ崎では「MY LITTLE HOMETOWN」も歌っている[11]。ちなみに、その間の5か所に関しては長旅の疲れや風邪を引いた事を理由に出演を控えている[注 1][12]

    当初はこのイベントは「全国同時多発アルバム試聴会」として2010年9月22日に行われる予定だったが、桑田の病気とアルバムの発売延期に伴い延期になった[9]

    テレビ放送

    2011年2月25日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日)では「銀河の星屑」「月光の聖者達ミスター・ムーンライト」を歌唱。オープニングでは桑田の復帰を歓迎する演出が行われ、ゆずaikoから花束が贈られ、さらにaikoと松本潤からは頬へのキスも添えられた[13]

    2011年2月26日には、NHK総合で『復活!桑田佳祐ドキュメント~55歳の夜明け~』が放送され[14]スタジオライブやインタビューのほか、楽曲制作・闘病・紅白歌合戦・試聴会の模様にもスポットを当てている[15]。ナレーションは松下奈緒が担当した[14]。また、5月29日(28日深夜) [注 2]には『復活!桑田佳祐ドキュメント~55歳の夜明け~完全版』を放送している[16]

    2011年3月5日にWOWOWでスペシャル番組「桑田佳祐『MUSICMAN』スペシャル」が放送され、このアルバムから11曲[注 3]を選曲したスタジオライブやインタビューが収録された[17]

    ツアー[編集]

    当初は本作を引っ提げて全国ツアー『桑田佳祐 LIVE TOUR 2010 全国への階段 〜Stairway to Nippon〜』(タイトルはレッド・ツェッペリンの「天国への階段」のもじりであり[9]、発表された際の広告では「本当にこのタイトルでいいのかっ!?」とネタ的に述べている[18])を2010年10月28日から12月31日まで開催する予定であったが、前述の通り桑田の病気が発覚したため中止になっている。

    2011年12月24日・25日・30日・31日にワールド記念ホール横浜アリーナで開催された『桑田佳祐 ライブ in 神戸&横浜 2011 〜年忘れ!! みんなで元気になろうぜ!!の会』ではこのアルバムの収録曲が全曲演奏された[19]

    受賞[編集]

    チャート成績[編集]

    2011年3月7日付のオリコン週間アルバムランキングで、初週27.3万枚を売り上げて初登場1位を獲得した。これにより1980年代から2010年代までの4つの十年代での首位獲得を達成した(1980年代:『Keisuke Kuwata』、1990年代:『孤独の太陽』、2000年代:『TOP OF THE POPS』)。これは松任谷由実(1970年代 - 2000年代)、徳永英明(1980年代 - 2010年代)に続く史上3組目、グループ出身の歌手としては史上初の記録である[21]

    オリコンによる本作の登場回数は38回である[22]

    収録曲[編集]

    CD[編集]

    • カッコ内は演奏時間である。
    1. 現代人諸君イマジン オール ザ ピープル!! (4'09)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
      題名はジョン・レノンイマジン』の歌詞からつけたもので、このフレーズを使用するに当たり桑田はオノ・ヨーコの承諾を得た[注 4]。仮タイトルは「源のロック」。
      当時の日本社会の現状と、生きるうえでの"希望"も歌詞に込められている[23]
      桑田自身、メロディーはほとんど悩まなかったものの、歌詞に関しては四苦八苦したといい、最終的な形に落ち着くまで数冊ものレポート用紙を潰した旨を述べている[23]
      作詞・歌入れは病気発覚後に行われており、検査の際のCTスキャンの中で歌詞の構想を練ったという[23]
      「現代人」を「イマジン」と読ませたことに関しては、作詞に悩んでいた際にこのような言葉遊びをしていたCMが昔にあった事を思い出した事を挙げている[24]
      BRUTUS」編集者の川勝正幸は「明日への渡来人」というフレーズをルビこそ振っていないものの「TRYする人」と受け取っている[24]
      桑田と親交がある3代目桂春蝶はこの曲を「この曲と歌詞をよくよくお読みいただきたいのです」「しかしこの曲ほどいま、この国を応援している歌は他にないと僕は思っています」と評価している[25]
    2. ベガ (3'37)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
      曲のテーマは「男女の悲恋」。
      題名は桑田がファンからもらった星座の本を見ながら決めたもの。仮タイトルは「千駄ヶ谷物語」。七夕にあたる2010年7月7日に作詞されているが、桑田によると全くの偶然で意識していたわけではないという。
    3. いいひと 〜Do you wanna be loved?〜 (4'09)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
      メロディ自体は2009年3月に「HONKY JILL 〜69(あいなめ)のブルース〜」を制作している際に出来ており、鎌倉での合宿の際にアレンジを膨らませていった。
      制作当時に鳩山由紀夫政権普天間基地移設問題に関するニュースが流れていたこともあり、歌詞の内容は当時の日本の政界や首相がテーマになり、この曲の歌詞に出てくるような"曖昧 中庸"で八方美人を繰り返す政治家を選んだ平和ボケをしている自分たちへの自戒も込めたとのこと[26]。当時日本は内閣総理大臣が何人も代わっており、必ずしも1人の政治家を対象に絞っている訳ではない事が示唆されている[27]。また、ライナーノートではこの曲の歌詞がこれ以降の日本の政治家の仕事ぶりに当てはまる可能性も述べている[26]。仮タイトルは「青春の砂鉄」。
      2011年から2012年にかけて行われた年越しライブ『〜年忘れ!!みんなで元気になろうぜ!!の会〜』では年越し曲として演奏された。
      学生時代にサザンを愛聴していたという産経新聞政治部編集委員の阿比留瑠比は、当時の日本政府関係者がこの曲と「現代人諸君!!」に動揺していた旨を語っており、二曲の歌詞の一部を引用した上で「名指ししてあるわけではないし、政府関係者がびびるほどの政府批判ではないと思います」といった見解も示している[28]
    4. SO WHAT? (3'31)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
      沖縄県を舞台にした曲。桑田曰く日米安保のメッセージでもただの色恋沙汰でもないので、どう取るかはリスナー次第とのこと。仮タイトルは「ヘビー歌謡」。食道がんの手術後に初めて歌入れが行われた曲。
    5. 古の風吹く杜 (4:29)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐 / 弦編曲:原由子
      鎌倉をモチーフにした曲。桑田曰く「詞を入れている際、サザンを思い浮かべた」という。本人は自信がなかったが、視聴会でのファンの反応やアンケートによる評価を見て安心したとラジオで語っている。仮タイトルは「江の電ポップ」。
      2011年9月3日から2012年12月29日まで桑田がパーソナリティーを務める『桑田佳祐のやさしい夜遊び』のエンディングとして流されていた。
    6. 恋の大泥棒 (4'42)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐 / 弦・管編曲:島健
      1960年代のイギリスのブルー・アイド・ソウルをイメージした曲。仮タイトルは「尼層R&B」。
      歌詞にある「ダンチョね」とは「断腸の思い」という意味で、八代亜紀の「舟歌」をオマージュしてこの語が使われている。
    7. 銀河の星屑 (4'21)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
      フジテレビ系ドラマ『CONTROL〜犯罪心理捜査〜』主題歌。
      桑田曰く「死後の世界をイメージした、大人たちのためのエロティシズム漂う絵本のような物語」。なお、この曲の歌詞は桑田の病気が発覚する前に書かれ、2010年6月22日にはすでに歌入れも終わっていた。
      金原千恵子によるバイオリンを前面に押し出した楽曲となっている。
      2011年2月25日放送の『ミュージックステーション』でテレビ初披露となった。
      PVが製作されている。桑田が水面に浮かぶ蓮の花を見つめていると、現実とも来世ともわからない異世界の光景になり、バンドが演奏し、最後は導入部と同じ世界で、桑田が頷きつつどこかに去っていく。
      仮タイトルは「カワチョー[注 5]の生まれた日」。
    8. グッバイ・ワルツ (3'56)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐 / 弦・管編曲:斎藤ネコ
      桑田の病気発覚後に作詞が行われており、自分を含んだ世の中の人々に励ましと共感が送られている。仮タイトルは「鎌倉ワルツ」。
      2011年6月26日放送の「桑田佳祐のやさしい夜遊び 33回目のデビュー記念日に、勝手にひとりで生歌スペシャル」では歌詞を大幅に変更し、2011年平成23年)3月11日に発生した、東北地方太平洋沖地震東日本大震災)に伴う、東京電力福島第一原子力発電所で起きた福島第一原子力発電所事故をテーマにした内容へと改作された。
    9. 君にサヨナラを (4'52)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐 / 弦編曲:佐橋佳幸
      2009年に発売された12枚目シングル。音のバランスが一部変更されている。
    10. OSAKA LADY BLUES 〜大阪レディ・ブルース〜 (3'56)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
      曲名にある通り大阪のことを歌った曲である。仮タイトルは「お墓のニューオルリンズ」。
      この曲の作詞をするにあたり、関西出身のスタッフなどからも意見を募ったことをライナーノーツで述べている。
      "ミナミのLady"という歌詞は和田アキ子をイメージしたもので、歌詞の「エエのんか?」は笑福亭鶴光のお得意のフレーズである。
      間奏でプロ野球のアナウンス風の実況(実況しているのはアミューズのスタッフ、また金本知憲桑田真澄の名前が出ている)が挿入される[29]。2012年全国ツアーI LOVE YOU-now&forever-の大阪公演では、金本知憲本人が登場。桑田佳祐VS金本知憲の対決が実現。
      2011年9月10日、11日に開催された『宮城ライブ~明日へのマーチ!!~』では、歌詞を一部変えた『MIYAGI LADY BLUES〜宮城レディ・ブルース〜』が披露された。大崎八幡宮八木山ベニーランド気仙沼石巻といった地名や、萩の月牛タンはらこめしなどの名物が歌詞の中に登場している。間奏で登場する野球選手も、東北楽天ゴールデンイーグルス山崎武司に変更された。
    11. EARLY IN THE MORNING 〜旅立ちの朝〜 (5'00)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
      13枚目シングル「本当は怖い愛とロマンス」のカップリング曲で、アルバムに収録されるにあたり副題がつけられている。音のバランスが一部変更されている。
    12. 傷だらけの天使 (4'12)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐 / 弦編曲:片山敦夫 / 管編曲:山本拓夫
      曲名は萩原健一水谷豊が出演したドラマの題名から来ている。”男同士の愛情”をテーマに、横浜を舞台にした歌。仮タイトルは「御門のソウル」。
      病気発覚の翌日に歌入れがされた[30]
    13. 本当は怖い愛とロマンス (3'35)
      2010年に発売された13枚目シングル。
      サビの「She's gone」の箇所にファルセットが足されている。
    14. それ行けベイビー!! (3'22)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
      活動復帰した2010年12月31日の『第61回NHK紅白歌合戦』で「本当は怖い愛とロマンス」と共に初披露された。発売前の楽曲が紅白歌合戦で演奏されるのは、2009年の『第60回NHK紅白歌合戦』で演奏された「あの子の夢」(aiko)以来3曲目であり、紅白歌合戦が初披露の場となるのは初めてのことである。
      アルバムの中でも最初にレコーディングが行われた楽曲で、歌詞の内容から病気などを意識していたという報道もあったが、2010年4月に制作が始まっており事実ではない。
      エレキギター1本での弾き語りスタイルとなっているが[注 6]、これは2007年の年越しライブでラストにギター一本で「希望の轍」を歌ったことがこのスタイルのヒントになったという。リズムをとる靴音やマイクコードに足を引っかけた際のポップノイズを意図的に制作・収録し、歌詞カードにも「※曲中のノイズ音は製作意図によるものです。臨場感溢れる楽曲演出をお楽しみ下さい」と書かれている。
      仮タイトルは「ディラン」。
      PVはシルエットで現れる少年少女と、桑田がギター一本でこの曲を歌う映像が組み合わされている。
      2011年に神戸横浜で行われたライブ『〜年忘れ!!みんなで元気になろうぜ!!の会〜』では、最初の曲として選曲され、3番の歌詞はそれぞれの会場の観客への感謝の気持ちへと変更された。
    15. 狂った女 (3'06)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐 / 管編曲:桑田佳祐、山本拓夫)
      歌詞に3Dアバターなどの言葉が使われている。曲の最後に挿入される音声は、サンプリング用のもの。
      タイトルの由来はマドンナの英語表記を二つに分けると「Mad」「onna」になることから。
    16. 悲しみよこんにちは (3'58)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
      失恋や傷心をテーマにした曲。
      タイトルはフランソワーズ・サガン原作、ジーン・セバーグ主演の同題映画から来ている。
    17. 月光の聖者達ミスター・ムーンライト (4'23)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
      三井住友フィナンシャルグループ CMソング。
      ビートルズが歌詞のテーマになっており、来日公演ルーフトップ・コンサートが歌詞中に描写されている。タイトルも同名の楽曲が由来。歌詞は桑田が愛読している雑誌「レコード・コレクターズ」の中の連載「ビートルズ来日学」に影響を受けつつ歌詞が制作された。歌詞の中の「この日本も変わったよ」に表れているように日本公演以後の時代の流れや価値観の変化も描写された。これについてはビートルズのメンバーや桑田の家族の他界などが影響している事が語られており、一方で日本公演の会場となった日本武道館[注 7]やその周辺の皇居[注 8]靖国神社[注 9]などに対しては「あの場所だけは変わってないような気もする」といった旨を述べている[35]
      2011年2月25日放送の『ミュージックステーション』でテレビ初披露となった。この回は多くの出演者に絶賛され、サザンファンである事を公言しているaikoは生放送中に号泣し[13]、共演したゆず北川悠仁2014年9月26日に放送された「アーティストが選んだBESTパフォーマンス50」にこの曲を選んだ。また、司会を務めた竹内由恵は「スタジオいっぱいに桑田さんの魂の歌声が響き、本番中何度も涙しました」と述べた[36]
      桑田と同じビクター所属の家入レオは、この曲に強い思い入れがあることを述べており、絶賛している[37]
      PVは満月の夜と枯山水を模したセットの上で桑田が一人この歌を歌っており、当アルバムのジャケットと同じシチュエーションとなっている。このPVは2018年に発売のミュージック・ビデオ集『MVP』に収録されている。
      宮城ライブ 〜明日へのマーチ!!〜」(2011年)と「I LOVE YOU -now & forever-」(2012年)で演奏された際にはアウトロで日章旗をバックモニターに投影させている。
      桑田と親交がある3代目桂春蝶は、この曲を知覧特攻隊をテーマにした自身の新作落語「明日ある君へ ~知覧特攻物語~[38]」のエンディングテーマとして桑田に許可を取ったうえで使用している[39]

    DVD[編集]

    ※初回限定盤のみ収録。

    • MUSICMAN'S STORY(Document,Interviwe & Music Video)
    1. 君にサヨナラを
    2. それ行けベイビー!!
    3. 本当は怖い愛とロマンス
    4. 本当は怖い愛とロマンス(CG version)
    5. 銀河の星屑
    6. 月光の聖者達ミスター・ムーンライト

    参加ミュージシャン[編集]

    現代人諸君!!(イマジン オール ザ ピープル!!)
    ベガ
    いいひと 〜Do you wanna be loved?〜
    • 桑田佳祐:Vocal & Chorus
    • 斎藤誠:Acoustic & Electric Guitars
    • 角田俊介:Bass
    • 鎌田清:Drums
    • 片山敦夫:Electric Piano, Synthesizer & Wurlitzer
    • 原由子:Synthesizer
    • 角谷仁宣:Computer Programming
    SO WHAT!?
    • 桑田佳祐:Vocal & Chorus
    • 斎藤誠:Electric Guitar
    • 角田俊介:Bass
    • 河村“カースケ”智康:Drums
    • 片山敦夫:Synthesizer & Wurlitzer
    • 山本拓夫:Baritone Sax
    • 原由子:Chorus
    • 角谷仁宣:Computer Programming
    古の風吹く杜
    恋の大泥棒
    • 桑田佳祐:Vocal & Chorus
    • 斎藤誠:Acoustic & Electric Guitars
    • 角田俊介:Bass
    • 成田昭彦:Drums, Bongo & Castanet
    • 片山敦夫:Piano
    • 安奈陽子, 清水美恵:Chorus
    • 山本拓夫:Tenor Sax
    • 西村浩二, 菅坡雅彦:Trumpet
    • 村田陽一:Trombone
    • 藤田乙比古, 高橋臣宜:Horn
    • 小竹満里:Timpani & Xylophone
    • 金原千恵子ストリングス:Strings
    • 島健:Conduct
    • 角谷仁宣:Computer Programming
    銀河の星屑
    • 桑田佳祐:Vocal, Chorus & Hand Craps
    • 斎藤誠:Gut Guitar
    • 井上富雄:Bass
    • 河村“カースケ”智康:Drums
    • 片山敦夫:Celesta, Organ & Synthesizer
    • 金原千恵子:Violin
    • 成田昭彦:Castanet & Tambourine
    • 角谷仁宣:Computer Programming
    グッバイ・ワルツ
    • 桑田佳祐:Vocal, Chorus & Tambourine
    • 斎藤誠:Electric Guitar
    • 井上富雄:Wood Bass
    • 河村“カースケ”智康:Drums
    • 片山敦夫:Piano
    • 斎藤ネコ:Violin
    • 関島岳郎:Tuba
    • 佐藤芳明:Accordion
    • 角谷仁宣:Computer Programming

    君にサヨナラを
    • 桑田佳祐:Vocal, Chorus, Tambourine
    • 佐橋佳幸:Acoustic & Electric Guitars
    • 井上富雄:Bass
    • 鎌田清:Drums
    • 原由子:Electric Piano, Synthesizer & Chorus
    • 西村浩二:Trumpet
    • 金原千恵子ストリングス:Strings
    • 清水美恵, 安奈陽子:Chorus
    • 角谷仁宣:Computer Programming
    OSAKA LADY BLUES 〜大阪レディ・ブルース〜
    • 桑田佳祐:Vocal, Chorus & Synthesizer
    • 斎藤誠:Electric Guitar
    • 角田俊介:Bass
    • 鎌田清:Drums
    • 片山敦夫:Piano & Synthesizer
    • 成田昭彦:Conga & Cowbell
    • 山内学:実況アナ
    • 角谷仁宣:Computer Programming
    EARLY IN THE MORNING 〜旅立ちの朝〜
    • 桑田佳祐:Vocal, Chorus & Hand Craps
    • 斎藤誠:Electric Guitar
    • 片山敦夫:Synthesizer & Bass Programming
    • 山本拓夫:Baritone & Tenor Sax
    • 清水美恵:Chorus, Sexy Voice
    • 安奈陽子:Chorus
    • 角谷仁宣:Computer Programming
    傷だらけの天使
    • 桑田佳祐:Vocal & Chorus
    • 斎藤誠:Electric Guitar
    • 角田俊介:Bass
    • 鎌田清:Drums
    • 片山敦夫:Hammond Organ & Rhodes
    • 山本拓夫:Tenor Sax
    • 西村浩二:Trumpet
    • 村田陽一:Trombone
    • 金原千恵子, グレート栄田:Violin
    • 角谷仁宣:Computer Programming
    本当は怖い愛とロマンス
    • 桑田佳祐:Vocal, Chorus & Hand Craps
    • 斎藤誠:Electric Guitar & Hand Claps
    • 角田俊介:Bass & Hand Claps
    • 河村“カースケ”智康:Drums, Shaker, Tambourine
    • 片山敦夫:Piano & Synthesizer
    • 山本拓夫:Soprano Sax & Flute
    • 角谷仁宣:Computer Programming
    それ行けベイビー!!
    • 桑田佳祐:Vocal, Chorus, Electric Guitar & Harmonica
    • 斎藤誠, 原由子, AMUSE & VICTOR BABIES:Chorus
    狂った女
    • 桑田佳祐:Vocal & Chorus
    • 斎藤誠:Electric Guitar
    • 井上富雄:Bass
    • 河村“カースケ”智康:Drums
    • 片山敦夫:Electric Piano & Organ
    • 山本拓夫:Tenor Sax & Flute
    • 竹野昌邦:Alto Sax
    • 西村浩二:Trumpet
    • 村田陽一:Trombone
    • 角谷仁宣:Computer Programming
    悲しみよこんにちは
    • 桑田佳祐:Vocal, Chorus, Ukulele, Fingar Snaps & Hand Claps
    • 斎藤誠:Electric Guitar
    • 井上富雄:Bass
    • 鎌田清:Drums
    • 片山敦夫:Piano, Rhodes, Synthesizer & Bass Programming
    • 中西正樹、大場清史:Hand Claps
    • 角谷仁宣:Computer Programming
    月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)

    ミュージックビデオ[編集]

    既発曲のミュージックビデオに関しては、各収録作品のページを参照のこと。

    脚注[編集]

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    注釈[編集]

    1. ^ この件は一部報道では「風邪でダウン」と報じられたが[11]、後に原由子が当時朝日新聞夕刊で連載していたコラム「あじわい夕日新聞」で「ダウンしないための休養」であったと説明し、前述の表現を否定している[12]
    2. ^ なお、当初は3月18日(3月17日深夜)に放送される予定だったが、東日本大震災の影響で延期となっている[15]
    3. ^ 現代人諸君イマジン オール ザ ピープル!!」「悲しみよこんにちは」「SO WHAT ?」「本当は怖い愛とロマンス」「いいひと 〜Do you wanna be loved?〜」「傷だらけの天使」「銀河の星屑」「グッバイ・ワルツ」「恋の大泥棒」「OSAKA LADY BLUES 〜大阪レディ・ブルース〜」「それ行けベイビー!!」[17]
    4. ^ ジョンの作品を無断で使用するとオノから抗議が来るといったエピソードが世界的に知られている。
    5. ^ カワチョーとは、桑田やサザンの楽曲でコンピュータープログラミングを行っている角谷仁宣のあだ名である。
    6. ^ 過去に『孤独の太陽』等でアコースティックギターでの弾き語り曲を演奏したことはあるものの、エレキギターでは初めて。
    7. ^ 桑田はサザンオールスターズやソロ、アクト・アゲインスト・エイズ、ほかのアーティストのライブへのゲスト出演を含め何度か日本武道館で演奏した経験がある。
    8. ^ 桑田はこのアルバムの発売から3年後の2014年に紫綬褒章を受章した際に皇居を訪れ、天皇陛下に拝謁している[31]
    9. ^ 桑田は自身のラジオで桜の開花の話題になった際に「東京だと靖国神社の桜が綺麗なんですよね」といった発言をしている[32]。また、2015年8月17・18日にサザンオールスターズが日本武道館で全国ツアー『おいしい葡萄の旅』の追加公演をした際には、開演前に靖国神社に参拝したファンが多くいた事が語られており[33]、同ツアーでヘアメイクとして同行していた美容師も靖国神社に訪れた事をツイッターで報告している[34]

    出典[編集]

    1. ^ a b c d 桑田佳祐『やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』P231 – P239 新潮社、2012年。
    2. ^ a b c 「BRUTUS」2011年3月1日号より。
    3. ^ a b 『MUSICMAN』初回限定盤付録『MUSIC MANS NOTE』p25より。
    4. ^ SWITCH Vol.33 No.4 Southern All Stars [我が名はサザン] p19より。
    5. ^ 「別冊カドカワ 総力特集 桑田佳祐 」P23 - 24より。 角川書店 2011年
    6. ^ 【エンタがビタミン♪】桑田佳祐が復帰第一弾アルバム『MUSICMAN(ミュージックマン)』に込めた思いとは? Techinsight
    7. ^ 桑田佳祐 ソロ30周年記念ベスト・ミュージックビデオ集『MVP』 - 特設サイト
    8. ^ 病床から復活遂げた桑田佳祐が9年ぶりソロアルバム、全国で先行試聴会2011年1月4日CINRA.NET
    9. ^ a b c 本人登場も?桑田佳祐が新アルバム試聴会 2010年6月23日 スポニチアネックス
    10. ^ 桑田佳祐、試聴会サプライズ登場で3曲熱唱2011年2月2日 ORICON NEWS
    11. ^ a b 風邪も全快! 桑田佳祐、10年ぶり地元・茅ヶ崎で復活熱唱 「生きて故郷の土を踏めた」”. オリコン (2011年2月20日). 2013年6月25日閲覧。
    12. ^ a b 原由子『あじわい夕日新聞~夢をアリガトウ~』P96 - 97、朝日新聞出版、2013年
    13. ^ a b 【エンタがビタミン♪】「カップ麺買って怒られた」。桑田佳祐、復帰後初Mステ出演。闘病生活を語る。2011年2月26日 テックインサイト
    14. ^ a b NHK編成センター @nhk_hensei 2011年2月26日午後2時のツイート
    15. ^ a b 桑田佳祐、NHK特番の“完全版”がオンエア決定!
    16. ^ NHK編成センター @nhk_hensei 2011年5月28日午後7時のツイート
    17. ^ a b 桑田佳祐「MUSICMAN」スペシャルWOWOW
    18. ^ ロッキング・オン
    19. ^ 桑田佳祐、横浜カウントダウンで「MUSICMAN」全曲披露2012年1月1日 音楽ナタリー
    20. ^ ミュージック・ジャケット大賞、大賞は桑田佳祐「MUSICMAN」 ミュージックマンネット 2017年3月18日閲覧
    21. ^ 桑田佳祐、完全復活! ソロ新作が16年半ぶり首位” (日本語). オリコン (2011年3月1日). 2011年3月1日閲覧。
    22. ^ MUSICMAN(初回生産限定盤) オリコン 2017年9月1日閲覧
    23. ^ a b c 『MUSICMAN』初回限定盤付録『MUSIC MANS NOTE』p30 - p31より。
    24. ^ a b 「BRUTUS」2011年3月1日号 p.35
    25. ^ 桂春蝶オフィシャルブログ 感謝です!2012年08月16日ライブドアブログ
    26. ^ a b 『MUSICMAN』初回限定盤付録『MUSIC MANS NOTE』p38より。
    27. ^ 【エンタがビタミン♪】『世相斬りの名曲…』。桑田佳祐復活第一弾アルバムで日本の首相に喝! - Techinsight 2011年1月
    28. ^ 国を憂い、われとわが身を甘やかすの記 政府がびびっていた桑田佳祐の新曲とは 2011年03月05日ライブドアブログ
    29. ^ 野球レコード大賞『週刊ベースボール』2012年1月9.16日号、ベースボール・マガジン社、2012年、雑誌20443-1/9.16, 115頁。
    30. ^ 『MUSICMAN』初回限定盤付録『MUSIC MANS NOTE』p74より。
    31. ^ サザン桑田さん、女優高畑さんら、秋の褒章受け取る(14/11/14)youtube
    32. ^ TOKYO FM桑田佳祐のやさしい夜遊び」2014年3月22日放送分より。
    33. ^ TOKYO FM桑田佳祐のやさしい夜遊び」2015年8月22日放送分より。
    34. ^ 近藤澄代 @sumiyoo 2015年8月17日のツイート
    35. ^ 「別冊カドカワ 総力特集 桑田佳祐 」P26より 角川書店 2011年
    36. ^ 『Mステ』卒業の竹内由恵アナ、タモリの隣で「毎回お腹が痛くなっていた」 オリコンスタイル 2015年10月22日閲覧
    37. ^ 「Pen」 2017年 09月01日号 No.435 p88より
    38. ^ “エンタメノート 桂春蝶、特攻をテーマにした創作落語を口演 父の死が影響”. 毎日新聞. (2015年6月2日). https://mainichi.jp/articles/20150602/mog/00m/040/003000c 2018年3月15日閲覧。 
    39. ^ 桂春蝶オフィシャルブログ シンクロニシティー 2013年07月12日ライブドアブログ

    文献[編集]

    • 桑田佳祐『MUSIC MANS NOTE』
    • 別冊カドカワ「総力特集 桑田佳祐」 2011年
    • BRUTUS 2011年3月1日号
    • TOKYO FM桑田佳祐のやさしい夜遊び」2011年1月22日・2月19日放送
    • 桑田佳祐『やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』P231 – P239 新潮社、2012年
    • SWITCH Vol.31 No.8 Southern All Stars [僕らのサザン、みんなのサザン] p53より。
    • SWITCH Vol.33 No.4 Southern All Stars [我が名はサザン] p19より。

    関連項目[編集]

    外部リンク[編集]