桑田佳祐&Mr.Children
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桑田佳祐&Mr.Children | |
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ジャンル | ロック |
活動期間 | 1995年 |
レーベル | |
共同作業者 | 小林武史 |
公式サイト | |
メンバー |
桑田佳祐&Mr.Children(くわた けいすけ アンド ミスターチルドレン)は、サザンオールスターズの桑田佳祐と、Mr.Childrenによるコラボレーション企画として結成した期間限定バンドである。プロデュースは小林武史。
メンバー[編集]
名前 | よみ | 生年月日と年齢 | 担当 |
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桑田佳祐 | くわた けいすけ | 1956年2月26日(65歳) | ボーカル |
桜井和寿 | さくらい かずとし | 1970年3月8日(50歳) | |
田原健一 | たはら けんいち | 1969年9月24日(51歳) | ギター |
中川敬輔 | なかがわ けいすけ | 1969年8月26日(51歳) | ベース |
鈴木英哉 | すずき ひでや | 1969年11月14日(51歳) | ドラムス |
概要[編集]
サザンオールスターズとしての活動を休止し、1993年から1994年にかけてアルバム『孤独の太陽』発売に向け本格的なソロ活動を送っていた桑田佳祐と、シングル「CROSS ROAD」以降前年発売のシングルを全て120万枚以上を売り上げて、急激に知名度と人気を上げたMr.Childrenが合体して生まれた人気アーティスト同士のコラボレーションである。
本プロジェクトはAct Against AIDS(AAA)に参加していた桑田と、1987年ころから桑田ソロやサザンオールスターズのプロデュース、編曲やサポートメンバーとして関わっていた小林武史の交友から、小林がプロデュースするMr.Childrenとのコラボレーションが実現し、その中で生まれた曲が「奇跡の
この企画は両雄に接点のある小林が発起しすすめた企画で「桜井が(音楽界の大御所である)桑田さんと共演することで、桜井にもっと成長してほしい」という意図があった。また、小林としては既に桑田サイド(ソロ、サザン含め)の長年のプロデュースから離れた時期でもあり、これが桑田作曲の最後のプロデュースとなっている。
AAAは当時流れていたエイズに対する誤解と偏見をなくし正しい知識を広めることを目的に設立されたエイズ患者救済基金を集めるためのプロジェクト[注 1]であり[2]、本作の発売はその一環である。ここではプロジェクトとしての概要を説明し、作品としての説明や売り上げの記録は「奇跡の地球」を参照のこと。
シングル「奇跡の地球」発売とそれによるテレビ出演などで活動を終え、「奇跡の地球」自体も1995年6月までの限定生産となっている。その後作品発表などで両者の共演はないが、桑田は「桜井君には勝てない」、桜井和寿も桑田をアーティストとして尊敬するコメントを雑誌などのインタビューなどでいくつか残しており、お互い同士を尊敬や讃え合うなど良好な関係が続いている。
ちなみに、この「奇跡の地球」のレコーディングの前日に、桜井は尊敬する浜田省吾と初めて仙台で対面したが、桜井はあまりの緊張から酒を飲みすぎてしまい、急性アルコール中毒になり病院に担ぎ込まれた。このため翌日に行われた「奇跡の地球」のレコーディングを欠席したが、その理由は桑田には今でも内緒にされている。レコーディング風景自体はMr.Childrenの記録映画『【es】 Mr.Children in FILM』で一部確認することができ、桑田の姿も確認できる(そのために映画クレジットにもKEISUKE KUWATAの文字が記載されている)。
その後、桑田はサザンオールスターズとして「マンピーのG★SPOT」で活動を再開、Mr.Childrenもシングルを続けて発売しヒットを飛ばすなど、共にヒットメーカーとして現在でもトップアーティストとして第一線でのセールスと活躍を続けている。桑田のソロ活動は前年の「祭りのあと」と本作で一旦終了し、その後2001年に7年ぶりに「波乗りジョニー」でソロ活動を再開した。
Mr.Childrenは同年8月発売のシングル「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」の売上金額、アーティスト印税の全てを全額阪神淡路大震災の義援金として寄付している。桑田もこの後もAAA活動では単一のテーマに沿ったコンサートを行ったほか、AAA活動と関係のない通常のコンサートにおいてもエイズに関する啓発パンフレットを配布したり、エイズ啓発をテーマにしたグッズの制作・販売及びそこから得た利益を啓発パンフレット・ポスターの制作・教育機関や保健所への発送に充てるなど、役割を果たし終えるまでAAA活動への貢献を続けた[3]。また、自身のベストアルバム『TOP OF THE POPS』の初回出荷分の売り上げ収入や「奇跡の
2001年には桜井(サポートとしてドラムスの鈴木英哉)が桑田のレギュラー番組『桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜』にゲスト出演し、カラオケPRIDE対決と題して共演した。それぞれがお互いの持ち歌や他アーティストの楽曲をカラオケで歌い最後には2人で「奇跡の地球」を披露したが、カラオケ機の採点した得点はまさかの39点であった(対決自体は桜井の圧勝に終わっている)。
更に2006年には小林と桜井を中心に主催されている『ap bank fes '06』には桑田がソロでの出演し、11年ぶりに「奇跡の地球」をデュエットし話題となった。ちなみにこの時は「いとしのエリー」「希望の轍」「波乗りジョニー」「innocent world」もセッションされている。また、その1ヵ月後の『THE 夢人島 Fes.』でも共演を果たし、桑田と桜井の弾き語りによる「奇跡の地球」が披露された。
作品[編集]
1st | 1995年1月23日 | 奇跡の |
8cmCD |
関連項目[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b 朝日新聞 1995年10月17日号
- ^ <岸谷五朗・寺脇康文インタビュー>岸谷「やってきたことは無駄ではなかった。だから今年も開催出来る、開催する、しなきゃいけない、って繋がっていく感じかな。」岸谷五朗と寺脇康文が考えるAct Against AIDS(アクト・アゲインスト・エイズ)「THE VARIETY」(ザ・バラエティー)JARA 2018年11月18日
- ^ 桑田佳祐、今年はグッズ制作&販売で「Act Against AIDS 2014」に参加 2016年3月31日閲覧
- ^ STANDOOH! AREEENA!! C'MOOOON!!!
外部リンク[編集]
- SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE(サザンオールスターズ公式サイト)
- Mr.Children(Mr.Children公式サイト)
- Victor Entertainment(ビクターエンタテインメント公式サイト)
- TOY'S FACTORY(トイズファクトリー公式サイト)
- AMUSE(アミューズ公式サイト)
- OORONG-SHA(烏龍舎公式サイト)