BOLERO (Mr.Childrenのアルバム)

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BOLERO
Mr.Childrenスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル トイズファクトリー
プロデュース 小林武史
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1997年度年間2位(オリコン)
  • オリコン歴代アルバムランキング14位
ゴールドディスク
Mr.Children 年表
深海
1996年
BOLERO
1997年
DISCOVERY
1999年
『BOLERO』収録のシングル
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BOLERO』(ボレロ)は、Mr.Childrenの6枚目のアルバム1997年3月5日トイズファクトリーより発売。

概要[編集]

  • 前作『深海』から約8ヶ月ぶりのアルバム。
  • ジャケットは異国の少女が一人、一面に咲き広がる向日葵の中でボレロの代名詞でもあるスネアを叩いている写真で、メンバー以外の人物がジャケットに起用されたのは本作が初。
  • 前作に収録されたシングル曲が10thシングル「名もなき詩」、11thシングル「花 -Mémento-Mori-」の2曲のみで(ただし「マシンガンをぶっ放せ」は後に12thシングル「マシンガンをぶっ放せ -Mr.Children Bootleg-」としてシングルカットされた)、4thアルバム『Atomic Heart』以降に発売されたシングル曲はアルバム未収録となっていた。そのため、本作には6thシングル「Tomorrow never knows」、7thシングル「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」、8thシングル「【es】〜Theme of es〜」、9thシングル「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」と、最新曲「Everything (It's you)」の5曲が余さず収録された。
  • 本作は、12曲中8曲でPVが製作されており、これは自身のアルバムで最も多い数となっている。
  • 発売前に一部雑誌には「青盤(『深海』)」と「赤盤(『BOLERO』)」による2枚組という情報が流れた経緯もあり、『深海』と同時期に制作されていたが、同作のテーマにはそぐわないという理由で収録しなかった曲もあるため、対になっている面がある。当時の雑誌インタビューで桜井和寿は「(『深海』と『BOLERO』)は3Dメガネの青と赤のようなもの。両方揃って初めて立体に見える」と述べた。大ヒットしたシングル曲が多く、収録されたのは「ファンへの感謝の気持ち」とのこと。一方、小林武史は「(ベスト盤的な要素のある)このアルバムは、いいものなのかどうか解らない…」と評価を濁していた。

チャート成績[編集]

  • Mr.Childrenとしては、シングル・アルバム通じて自身最高の初動売上を記録した。累計売上は328.3万枚(オリコン調べ)で、4thアルバム『Atomic Heart』に次いで2番目に高く、オリコンの集計でアルバム2作品で300万枚を達成したのはMr.Childrenが初めてだった(後にglobeB'z宇多田ヒカルも達成)。

収録曲[編集]

  1. prologue [0:57]
    ボレロ調のインストゥルメンタル
    実際のボレロは3拍子であるが、4拍子にアレンジされている。
  2. Everything (It's you) [5:20]
    13thシングル。
    「prologue」とイントロがわずかに繋がっているため、表記が無いアルバムバージョンである。
  3. タイムマシーンに乗って [5:49]
    社会風刺のロックナンバー。
    前作『深海』に収録されている「Making Songs」にこの曲らしきデモ音源が聴こえるが、桜井は雑誌の対談で「偶然似ただけで別の曲」と述べた。
    PVが製作されており、ビデオ・クリップ集『music clips ALIVE』には、本楽曲のPVが収録されている。
    仮タイトルは「バカ・ロック」。
  4. Brandnew my lover [4:47]
    過激なフレーズが散りばめられた、攻撃的なロックナンバー。
    前曲と同様にPVが製作されており、ビデオ・クリップ集『music clips ALIVE』には、本楽曲のPVが収録されている。
  5. 【es】 〜Theme of es〜 [5:49]
    8thシングル。ここからはシングル曲が2曲続く。
  6. シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜 [4:30]
    9thシングル。
  7. 傘の下の君に告ぐ [3:21]
    アップテンポな曲だが、それとは対照的に歌詞の内容は強い社会批判となっている。
    「傘の下」とは「在日米軍の傘下」という意味。
    サビの部分で韻を踏んでいる。
  8. ALIVE [6:39]
    当時桜井はプライベートな問題で「精神的にかなり苦しんでいた」と語っており、この曲には厭世観無常観が色濃く反映されている。
    曲はシンプルなコード進行で、デジタルアナログを使い分けている。
    手塚治虫の『ブッダ』に影響されたとも語っている。
    本作のタイトル候補だったためか、発売時のCMにはこの曲が流された。
    「タイムマシーンに乗って」、「Brandnew my lover」と同様にPVが製作されており、ビデオ・クリップ集『music clips ALIVE』には、本楽曲のPVが収録されている。
    後にベストアルバム『Mr.Children 1996-2000』にも収録された。
  9. 幸せのカテゴリー [5:13]
    明るいメロディーとは対照的に、桜井自身はこの曲を「寒い詞」と語っている。
    後に開催されたファンクラブ限定ツアー「Mr.Children FATHER&MOTHER 21周年ファンクラブツアー」の直前に行われた「会員が最もライブで聴きたい曲」では15位に選ばれた[1][2]
    ドラムの音で終了すると間髪なく次のトラックに移る。
  10. everybody goes -秩序のない現代にドロップキック- [4:37]
    7thシングル。
  11. ボレロ [4:40]
    表記は異なるものの、アルバムのリード曲。
    タイトルや作風はモーリス・ラヴェルのボレロから来ている。
    「prologue」と同様に、実際のボレロは3拍子であるが、本楽曲も4拍子にアレンジされている。
    「タイムマシーンに乗って」、「Brandnew my lover」、「ALIVE」と同様にPVが製作されており、ビデオ・クリップ集『music clips ALIVE』には、本楽曲のPVが収録されている。
  12. Tomorrow never knows (remix) [5:08]
    6thシングル。
    タイトルに「remix」と表記されているのは、シングルでは打ち込みであった打楽器などを生で録り直しているため。
    ベストアルバム『Mr.Children 1992-1995』でもこのバージョンが収録されている。
  • 作詞:桜井和寿(インストを除く全曲)
  • 作曲:桜井和寿(#1 - 9・11・12)、桜井和寿 & 小林武史(#10)
  • 全楽曲編曲:小林武史 & Mr.Children
  • オーケストレーション:中西俊博(#1・11)

脚注[編集]

  1. ^ 映画「Mr.Children REFLECTION」 劇場公開パンフレット
  2. ^ 11thアルバム『シフクノオト』収録の「PADDLE」と同数