桜井和寿
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桜井和寿 | |
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出生名 | 櫻井 和寿 |
別名 | 櫻井 和寿[1] |
生誕 | 1970年3月8日(48歳) |
出身地 |
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ジャンル |
ポップ・ロック プログレッシブ・ロック フォークロック J-POP |
職業 |
ミュージシャン シンガーソングライター |
担当楽器 |
ボーカル ギター ブルースハープ ハーモニカ ベース ドラムス ピアノ キーボード シンセサイザー シタール タンバリン ホイッスル |
活動期間 | 1987年 - |
レーベル | トイズファクトリー |
事務所 |
エンジン カズプロダクション |
共同作業者 |
Mr.Children 小林武史 Bank Band Reborn-Art Session ウカスカジー Salyu GAKU-MC |
公式サイト | Mr.Children official site |
桜井 和寿(さくらい かずとし、1970年3月8日 - )は、日本のミュージシャン、シンガーソングライター。ロックバンド・Mr.Childrenのボーカリスト兼ギタリスト。本名は櫻井 和寿(読みは同じ)。
東京都練馬区出身。アマチュア時代から一貫してMr.Childrenの楽曲のほぼ全ての作詞、作曲を手掛けている。 Bank Band(2017年からはコンセプトを変更した「Reborn-Art Session」名義としても活動。)のボーカル・ギター、ウカスカジーのボーカルとしても活動している。
来歴[編集]
- 1985年
- 4月、関東高校(現聖徳学園高校)に入学し田原健一、中川敬輔らと共に軽音楽部内にバンド「Beatnik」結成(後のMr.Childrenとなる)。
- 12月、初のオリジナル曲「クリスマスナイト」を製作[2]。
- 1987年
- バンド名をTHE WALLSに改名。
- 1989年
- 1月1日、バンド名を「Mr.Children」に改名。
- 1992年
- 5月10日、アルバム『EVERYTHING』で「Mr.Children」としてメジャーデビュー。
- 7月6日、『オールナイトニッポン』月曜2部(深夜3時 - 5時)のマンスリー・パーソナリティを務める。
- 1993年
- 4月2日、テレビ神奈川|tvk『Mutoma World Friday』のVJとして久保田洋司、加藤いづみと共にレギュラー出演(12月31日まで)。毎週金曜日16時45分から「横浜みなとみらい21スタジオ」より生放送。
- 10月2日、AIR-G'「FM ROCK KIDS」のレギュラー・パーソナリティを務める(12月25日まで)。毎週土曜日26:00 - 27:55放送。
- 1994年
- トイズファクトリーの元社員と結婚[3]。当時は必要がないと判断されて発表されていなかったが、数ヶ月後に公式に発表された。
- 4月、月刊カドカワ1994年4月号より連載「ささやかなる大発見」がスタート(1995年5月号まで)。
- 4月10日、FM802「MISIC GUMBO Sunday」のDJを担当(1995年12月10日まで)。隔週日曜夜10時、KANと交替で担当。
- 1997年
- 2000年
- 2001年
- 4月30日、TBSの開局50周年プロジェクトとして坂本龍一が呼びかけ、地雷撲滅を訴えかけるチャリティー企画ユニット・N.M.L.に参加。テーマ曲「ZERO LANDMINE」が発売され、CDの売り上げは地雷除去のために全額寄付された。
- 10月9日、さいたまスーパーアリーナで開催された『Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ』へ出演。田原健一・小林武史と共に一夜限りのユニット「Acid Test」として、ジョン・レノンの楽曲「Mother」をカバーした。
- 12月14日、10月にカバーしたMotherを改めてスタジオ録音し、セブン-イレブン設置のダウンロード端末「MUSIC DELI」にて500円で期間限定発売(期間は2002年1月31日まで)。その収益はアフガニスタン難民救援のために全額寄付された。
- 2002年
- 7月23日、小脳梗塞により入院加療中と報道され、約半年の間ライブツアーを含めた音楽活動を全て休止。
- 12月21日、病気療養から復帰、音楽活動を再開し、一夜限りのライブ「TOUR 2002 DEAR WONDERFUL WORLD IT'S A WONDERFUL WORLD ON DEC 21」を成功させる。
- 2003年
- 2004年
- 1月、ap bankの活動の一環として「Bank Band」を結成。
- 2005年
- 9月30日、Acid Test名義でジョン・レノンのトリビュートアルバム『HAPPY BIRTHDAY,JOHN』に参加。2001年末にMUSIC DELIで限定販売された「Mother」が初CD化。
- 2006年
- 5月31日、GAKU-MCとのコラボレーションシングル「手を出すな!」発売。
- 11月、RED RIBBON LIVE 2006スピリチュアルソング「生まれ来る子供たちのために」に参加。ライブに先駆けてラジオやYahoo! JAPANの特設サイトで楽曲が配信された。
- 2007年
- 2014年
- 2016年
- 2017年
- 「Reborn-Art Session」を結成。ファーストシングルの『What is Art?』をリリース配信。
ギター[編集]
アコースティックギター[編集]
- Gibson J-180
- Gibson J-200
- Gibson J-45
- Martin D-45
- Martin D-28
- YAMAHA LJ66 CUSTOM
- Fender kingman
- Larrivee L-10 MUSHA LADY
- Versoul Buxom 6 Jumbo "Gold Label" Blue Custom
エレキギター[編集]
- Fender Telecaster
- Fender Stratocaster Eric Claptonモデル
- Fender Japan Jazzmaster J.mascisモデル
- Fender Japan TL-69 ブルーフラワー
- G&L Asat special John Jorgensonモデル
- Freedom RED PEPPER
- Gibson ES-335 Diamond
- Gibson ES-330
- Gibson Les Paul jr DC
- Gibson Les Paul Standard 黒、赤
- Gibson Les Paul Custom タバコサンバースト
- Gibson Les Paul Deluxe レッドスパークル
- Gibson Les Paul Studio
- Gibson FirebirdⅤ Nonreverse inverness green
- Guitars・R・US Telecaster Type ブルーフラワー
- Guitars・R・US Telecaster オールローズ
- K&T Teagur
- Crews Maniac Sound VINTAGE LINE ST-63
- Crews Maniac Sound OSA-60Bg
- Gretsch White Falcon
- James Tyler
- Versoul HENRY MODEL
- Seymour Duncan Telecaster バタースコッチブロンド 50sタイプ
- Sugi DS496
アンプ[編集]
- Fender Twin Reverb
- Vox AC-30
- Bedrock bc-50
- PETERSON P100G
- Johnson JM150
- KOCH モデル不明
音楽観[編集]
自身にとって音楽は「宗教みたいなもの」であるといい、反戦などのメッセージ性を込めた楽曲も制作されているが[6]、自身がMCなどでそうしたメッセージを表明をする事には「信頼されているのは音楽であってそれを歌う歌手ではない」という理由で否定的である[7]。
影響を受けたミュージシャンは浜田省吾、甲斐バンド、サザンオールスターズ、岡村靖幸、ECHOES、ユニコーン、長渕剛、尾崎豊、玉置浩二など。2010年6月26日に放送された「佐野元春のザ・ソングライターズ」(NHK教育)へのゲスト出演時には、浜田省吾と甲斐バンドを挙げた。中でも浜田への憧れは相当なもので、子供の頃からコンサートに通って部屋にスポットライトを作って真似をしたエピソードを紹介したり、浜田との対談で「世界でいちばん浜田さんの物真似が上手いミュージシャン」を自称したり、ap bank fes '05でゲスト出演した浜田を"僕が中学の時から憧れてた人です"と紹介したりした[8]。サザンオールスターズ(桑田佳祐)に関しては、「サビへの盛り上げ方は桑田さんから」と、音楽性に多大な影響を受けたことを公言している[9]。ECHOESに関しては初期の曲をほとんどコピーし、THE WALLS時代の楽曲はその影響を色濃く受けている。ユニコーンはアマチュア時代に出たオーディションのゲストで観て「ユニコーンの"華"を自分なりに研究した」「アレンジ面で大きな影響を受けた」などと話している[10][11][12]。
BUMP OF CHICKENとスガシカオは熱心に聴いたり歌ったりするほど好きで[13]、特に(レーベルメイトでもある)BUMP OF CHICKENに関しては「メンバーに入りたいくらい好き[14]」「人生で最も好きになったバンド」などと発言しているほか、2000年代の自らを最も象徴する曲として「ロストマン」を挙げ、「いっつも、ことあるごとに歌ってる」と告白している[15]。他方、桜井本人との共演も多いスガシカオとは異なり、自身が楽曲をカヴァーすることに関しては「彼ら自身が演奏しないと意味を持たないし、説得力がなくなる」と否定的[16]に語っていた(その後、2016年のステージで「ロストマン」をカバーしている)。スガシカオとは2002年にミュージックステーション出演時に出会ったことを機に、公私共に親しくなった[17]。「ファスナー」はスガの作風を意識して作曲されており、スガのアルバム内にも共演したものが収録されている。
人生で聴いた音楽の傑作の一つにthe pillowsの「ストレンジカメレオン」を挙げており、Mr.ChildrenやBank Bandで同曲をカバーしている。なお、the pillowsとの親交もバンドを通じて深い。
参加・提供作品[編集]
発売日 | タイトル | アーティスト名 | 備考 | 規格 |
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1994年4月1日 | 女神 (エロス) | 藤井フミヤ | 「女神 (エロス)」を作曲。 | CD |
1995年11月1日 | 12月のメリーゴーランド | 寺岡呼人 | 「12月のメリーゴーランド」を寺岡呼人と共に作曲。 | CD |
1996年2月21日 | これが僕の愉快なヒューマンライフ | 寺岡呼人 | 「これが僕の愉快なヒューマンライフ」を作詞。 | CD |
1998年3月5日 | TIGERSONGWRITER | KAN | 「Oxanne−愛しのオクサーヌ−」にキヌガサマサト名義でコーラスで参加。 | CD |
2001年4月25日 | ZERO LANDMINE | N.M.L. | 「ZERO LANDMINE」にボーカルで参加。 | CD |
2001年11月28日 | Bless you, Thank you | SUNNY | 「Bless you, Thank you」を作詞。 | CD |
2001年12月14日 | Mother | Acid Test | 田原健一・小林武史らとのユニットでジョン・レノンの「Mother」をカバー。 | MUSIC DELI |
2002年2月16日 | はじめの一歩 | SUNNY | 「はじめの一歩」をSUNNYと共に作詞。 | CD |
2003年11月17日 | 競走(はし)る為にだけ生まれてきた訳じゃねぇ | 寺岡呼人 | 「競走(はし)る為にだけ生まれてきた訳じゃねぇ」を作詞。 | CD |
2005年9月30日 | 「HAPPY BIRTHDAY,JOHN」ジョン・レノントリビュートアルバム | Various Artists | 前述の「Mother」の初CD化となる。 | CD |
2006年5月31日 | 手を出すな! | GAKU-MC / 桜井和寿 (Mr.Children) | GAKU-MCとのコラボレーション。 | CD |
2007年2月7日 | 10 Stories | 甲斐よしひろ | 「くるみ」にコーラスで参加。 | CD |
2007年7月11日 | ミュージック | Golden Circle featuring 寺岡呼人・松任谷由実・ゆず | 「ミュージック」を松任谷由実・寺岡呼人・ゆずと共に作詞。 | CD |
2007年9月12日 | つづく | 三宅伸治 | 「君が降りてきた夏」にボーカルで参加。 | CD |
2007年11月28日 | RED RIBBON Spiritual Song〜生まれ来る子供たちのために〜 | AIDS チャリティ Project | 「RED RIBBON Spiritual Song〜生まれ来る子供たちのために〜」を小田和正、RYO、若旦那と共に作詞。 | CD |
2010年10月20日 | Golden Circle | Golden Circle of Friends | 「フォーエバーヤング」を寺岡呼人と共に作詞、ボーカルで参加。 | CD |
2011年2月23日 | 「OK!!! C'MON CHABO!!!」仲井戸麗市トリビュートアルバム | Various Artists | 「月夜のハイウェイドライブ」にボーカルで参加。 | CD |
2011年7月13日 | 青空/magic | Salyu | 「青空」を作詞・作曲。 | CD |
2011年8月10日 | SugarlessII | スガシカオ | 「ファスナー〈with 桜井和寿(Mr.Children)〉」にボーカル・ギターで参加。 | CD |
2012年3月7日 | All You Need is Love | JAPAN UNITED with MUSIC | ボーカルで参加。MVにも出演している。 | CD |
2014年4月9日 | バトン | 寺岡呼人 | 「バトン」を寺岡呼人と共に作詞。 | CD |
2014年7月15日 | 忘れられぬミュージック | ゆず/ももいろクローバーZ/back number/大原櫻子 & 松任谷由実 | 「忘れられぬミュージック」を松任谷由実・寺岡呼人・ゆずと共に作詞。 | 配信 |
2014年12月10日 | SONGS FOR THE STARLIGHT | TRICERATOPS | TRICERATOPSとのユニットQuattro Formaggiによる楽曲「STAND BY ME」を収録。 | CD |
2016年2月3日 | 6×9=53 | KAN | 「安息」を作詞。 | CD |
2016年8月3日 | COLOR | 寺岡呼人 | 「バトン feat. 桜井和寿」にボーカルで参加。 | CD |
2017年1月18日 | トリトメナシ | チャラン・ポ・ランタン | 「かなしみ」にギター・コーラスで参加。 | CD |
2017年12月20日 | 「ソングライター」三宅伸治トリビュートアルバム | Various Artists | 「ソングライター」をカバー。 | CD |
2018年2月7日 | LOVE=UNLIMITED | 寺岡呼人 | 「秘密戦隊☆ゴジュウレンジャー feat. 桜井和寿」にボーカルで参加。 | CD |
2018年12月12日 | 「7」 | ナオト・インティライミ | 「Amor y sol with 桜井和寿」をナオトと共に作詞、ボーカルで参加。読み方は「アモール・イ・ソル」。MVにも出演している。 | CD |
関連項目[編集]
出典・参考文献[編集]
- ^ “<ap bank fes>2018年はつま恋で開催。第一弾にBank Band、Mr.Children”. BARKS (2018年4月13日). 2018年4月19日閲覧。
- ^ 『LIVE TOMATO』TVK、1993年2月25日
- ^ a b c d 古賀サチ子/清談社 (2016年2月19日). “なぜミュージシャンは売れると妻をポイ捨て&不倫?ゲス極、ミスチル、GLAY…”. business journal 2016年6月9日閲覧。
- ^ a b c messy (2016年5月13日). “ベッキー&ゲス極は最悪の結果も…GLAY・TERU&PUFFY・亜美、略奪愛から理想の夫婦に?”. excite ニュース 2016年6月9日閲覧。
- ^ つづく [CD+DVD]/三宅伸治 | 三宅伸治 公式WEBサイト
- ^ Mr.Childrenの桜井和寿が政治的発言をしない理由 excite.ニュース
- ^ Mr.Childrenの桜井和寿が政治的発言をしない理由 excite.ニュース
- ^ 田家秀樹『J-POP列伝 音楽の中に君がいる』、シンコーミュージック、2009年、107-108頁
- ^ 『WHAT's IN?』ソニー・マガジンズ、2004年2月号
- ^ 奥田民生『FISH OR DIE』角川書店、1999年5月、89-91頁
- ^ 音楽サイト・バークス Mr.Childrenインタビュー
- ^ 別冊カドカワ 総力特集 奥田民生、角川書店、2004年10月、119頁
- ^ papyrus 2007年11号
- ^ 2008年9月19日放送のフジテレビ系『僕らの音楽』より
- ^ musica さらば00年代 10年総括インタビュー、FACT、2009年12月、19頁
- ^ 「沿志奏逢 3」Release Special 櫻井和寿Interview(前編) - FEATURE - エコレゾ ウェブ
- ^ 『ミュージックステーション』2014年9月26日放送
外部リンク[編集]
- Mr.Children official site
- ap bank 公式ホームページ
- ap bank fes '05
- ap bank fes '06
- ap bank fes '07
- ap bank fes '08
- ap bank fes '09
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