turn over?

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Mr.Children > Turn over?
turn over?
Mr.Children配信限定シングル
収録アルバムSOUNDTRACKS
リリース2020年9月16日
規格デジタル・ダウンロード
録音
ジャンル
時間3分25秒
レーベルトイズファクトリー
作詞者桜井和寿
作曲者桜井和寿
プロデュース
チャート順位
Mr.Children シングル 年表
Birthday/
君と重ねたモノローグ

(2020年)
turn over?
(2020年)
永遠
(2022年)
SOUNDTRACKS 収録曲
Brand new planet
(2)
turn over?
(3)
君と重ねたモノローグ
(4)
Official Audio
「turn over?」
- X(旧Twitter)

turn over?』(ターン・オーヴァー?)は、日本バンドMr.Childrenの8作目の配信限定シングル。2020年9月16日にトイズファクトリーより発売された[6]

制作・音楽性[編集]

本楽曲のレコーディングは、収録アルバムである『SOUNDTRACKS』の制作の一環として主にロサンゼルスSunset Soundで行なわれた。前作『Birthday/君と重ねたモノローグ』に引き続きスティーヴ・フィッツモーリスと共にレコーディングされ、マスタリングニューヨークにあるスタジオ・Sterling Soundのランディー・メリル英語版が担当[7]。アナログ・レコーディングで制作されている。

本楽曲について、田原健一は「個人的には久々の(エルヴィス・)コステロの影響を受けた桜井節だなって感じがある」と語っている[8]。また、曲中のパーカッションはフィッツモーリスのアイデアによるもので、中川敬輔はレコーディング前のプリプロダクションの段階と完成した音源とで大きく印象が変わった楽曲であると振り返っている[9]

リリース・プロモーション[編集]

前作『Birthday/君と重ねたモノローグ』より約半年ぶりのシングルで、配信限定シングルとしては『here comes my love』以来、約2年8か月ぶりとなる。

本作のアートディレクターPERIMETRONが担当[10]。ジャケットには空を飛ぶ2羽の鳥のイラストが使用されている[7]

本作発売時にはテレビ出演はなかったものの、本楽曲が収録されたアルバム『SOUNDTRACKS』発売のタイミングで披露された(後述)。

批評[編集]

ロッキング・オンの高橋智樹は、本作に関して、パーカッションオルガンの音色をフィーチャーしつつも、アコースティック・ギターの軽快なストロークとシンプルなバンドサウンドを基調としたアレンジは、3rdアルバム『Versus』辺りの楽曲を彷彿とさせると評価した。また、歌詞に関しては「文字面だけを追えばシニカルの極みの如き歌詞も、桜井独特の躍動感あふれる歌い回しとメロディワークによって、一歩また一歩と陽だまりへ導かれていくようなマジックを備えている」と述べている[11]

チャート成績[編集]

初週で約4.0万ダウンロードを計上し、2020年9月28日付のオリコン週間デジタルシングルチャート、およびBillboard JAPAN週間ダウンロードソングチャート「Billboard Japan Download Songs」で共に初登場2位を記録[1][3]

収録曲[編集]

#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「turn over?」桜井和寿Mr.Children, Steve Fitzmaurice, Ken Masui

楽曲解説[編集]

  1. turn over?
    • TBS火曜ドラマおカネの切れ目が恋のはじまり』主題歌[12]Mr.ChildrenがTBS系ドラマの主題歌を担当するのは2004年の「Sign」(日曜劇場オレンジデイズ』主題歌)以来16年ぶり。
    • ドラマプロデューサーの東仲恵吾は「まだ何もない段階で先走ってオファーし、快諾してもらいました。最初に曲を聞いた時、その尊さに心が震えました。爽やかで前向きな曲なのに、涙が出てくる。人と人との出会いの愛おしさ、人を想う気持ちを桜井さんが切なくも力強く歌い上げている、まさに“究極の愛の歌”でした。」とコメントしている[12]
    • Mr.Childrenのシングル曲の中では演奏時間が一番短く、それまで最短であった「優しい歌」(3分34秒)を下回った。また、曲名に記号の「?」が入っている楽曲はMr.Childrenでは初となる。

参加ミュージシャン[編集]

テレビ出演[編集]

番組名 日付 放送局 演奏曲
CDTVライブ! ライブ! クリスマススペシャル[13] 2020年12月21日 TBS turn over?
Documentary film

収録アルバム[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b オリコン週間 デジタルシングル(単曲)ランキング 2020年09月14日~2020年09月20日”. ORICON NEWS. オリコン. 2020年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月23日閲覧。
  2. ^ オリコン週間 合算シングルランキング 2020年09月14日~2020年09月20日 11~20位”. ORICON NEWS. オリコン. 2020年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月23日閲覧。
  3. ^ a b 【ビルボード】嵐「Whenever You Call」がDLソング堂々の首位、Mr.Children新曲が2位に続く”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2020年9月23日). 2022年3月23日閲覧。
  4. ^ 【ビルボード】Kis-My-Ft2 「ENDLESS SUMMER」が18万枚を売り上げ総合首位、嵐「Whenever You Call」はDLトップで総合6位に”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2020年9月23日). 2022年3月23日閲覧。
  5. ^ Billboard Japan Top Download Songs Year End | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2022年4月22日閲覧。
  6. ^ Mr.Children、松岡茉優×三浦春馬「カネ恋」主題歌を明日配信リリース”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2020年9月15日). 2020年9月16日閲覧。
  7. ^ a b Mr.Children新作ジャケは飛ぶ鳥の絵”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2020年9月16日). 2023年2月20日閲覧。
  8. ^ 鹿野淳 2021, p. 34.
  9. ^ 鹿野淳 2021, p. 33.
  10. ^ Mr.Children「 turn over?」Official Audio”. KITE inc.. 2020年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月11日閲覧。
  11. ^ 高橋智樹 2020, p. 24.
  12. ^ a b Mr.Childrenが16年ぶりTBSドラマ主題歌担当、松岡茉優×三浦春馬「カネ恋」に新曲提供”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2020年8月18日). 2020年9月16日閲覧。
  13. ^ 「CDTV」特番にミスチル、BTS、瑛人、セブチ、DISH//、TXT、LiSA、ベビメタ、櫻坂46”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2020年12月7日). 2020年12月26日閲覧。

参考文献[編集]

  • 鹿野淳「Track by Track Interview on 'SOUNDTRACKS' ーメンバー全員で語り合うアルバム全曲解説インタヴュー」『MUSICA』第15巻第1号、FACT、2021年1月15日、30 - 39頁。
  • 高橋智樹「SCENE SPECIAL! Mr.Children 光なき時代の日常賛歌=最新楽曲“turn over?”ロングレビュー」『ROCKIN'ON JAPAN』第34巻11号通巻525号、ロッキング・オン、2020年10月30日、22 - 25頁。

外部リンク[編集]