明日晴れるかな

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桑田佳祐 > 明日晴れるかな
明日晴れるかな
桑田佳祐シングル
初出アルバム『I LOVE YOU -now & forever-
B面 こんな僕で良かったら
男達の挽歌
こんな僕で良かったら (Trumpet & Jazz Piano Trio:CM Version)(CD初回限定盤・アナログ盤のみ)
リリース
規格 12cmCD
12インチレコード
デジタル・ダウンロード
録音 2006年12月 - 2007年3月
VICTOR STUDIO 401st
猫に小判スタジオ
ジャンル ロック
時間
レーベル タイシタレーベル
SPEEDSTAR RECORDS
作詞・作曲 桑田佳祐 (#1〜#4)
プロデュース 桑田佳祐
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[1]
  • 2007年5月度月間4位(オリコン)
  • 2007年6月度月間3位(オリコン)
  • 2007年度上半期10位(オリコン)[2]
  • 2007年度年間7位(オリコン)[3]
  • 桑田佳祐 シングル 年表
    東京
    2002年
    明日晴れるかな
    (2007年)
    風の詩を聴かせて
    (2007年)
    I LOVE YOU -now & forever- 収録曲
    可愛いミーナ
    (13)
    明日晴れるかな
    (14)
    風の詩を聴かせて
    (15)
    ミュージックビデオ
    「明日晴れるかな」 - YouTube
    テンプレートを表示

    明日晴れるかな」(あした はれるかな)は、桑田佳祐の9枚目のシングル2007年5月16日発売。発売元はタイシタレーベル / SPEEDSTAR RECORDS

    解説[編集]

    桑田のソロシングルとしては、2002年の「東京」以来約4年11か月ぶり、作品としても『TOP OF THE POPS』以来約4年半ぶりとなる、ソロ活動再開第1弾シングル。

    活動再開に至っては、正式発表となった2007年4月2日の前日、4月1日からYahoo! JAPANで大掛かりな宣伝が仕掛けられていた。エイプリルフールを理由にした嘘記事として、桑田がレコーディング中にスタジオの強制捜査、本人の失踪というニュースをWeb上で公開するといったものであり、4月1日の午後から同サイト内で重大告知発表として徐々に情報を公開していた。この騒動はYahoo!との連動で逃げ回るの“桑田佳祐容疑者”を巡るコメディチックな演出を用いるなどの複数の映像が製作された。

    この偽ニュースはYahoo!のトップページにも表示されていたが、ページ内で『今日は4月1日です』とエイプリルフールを元にした嘘であることを匂わせていた。この事はサザンオールスターズの公式サイトや、メールマガジンでも宣伝を兼ねた断りがされていた。また、この嘘ニュースでは桑田佳祐は「呪いか魔術か 新曲の影響で猿化した」となっており、同時に「嘘の」目撃情報を募るページも開設されていた。また、同じ被害にあった人物としてリア・ディゾンも取り上げられ、涙ながらに取材に応える演出もあったが、実際に出演していたのはリア・ディゾンとは似ても似つかない女装したエキストラの中年男性であった。

    桑田のソロ再開に合わせ2007年4月2日付で、サザンの公式サイトのトップページが、桑田の2007年の活動概要ページにジャンプする仕様にリニューアルされた。この特設ページではタイトル曲の試聴が可能である。また、収録曲3曲すべてにタイアップが付けられ、全てのタイアップにおいて桑田佳祐本人がどこかしらに登場している。

    初回プレスはシルバーケース仕様、オリジナル“Cherry”ステッカーを付属。また、初回限定盤にのみボーナストラックとして「こんな僕で良かったら」のアレンジ違いを収録。サザン名義及び桑田ソロの作品として、これまで初回盤にのみ特典を封入するなどの試みはされていたが、双方で収録内容が異なるのは初めての試みである。アナログ盤では2000年の「この青い空、みどり 〜BLUE IN GREEN〜」でのみ行われていた。また、収録内容が異なるために品番にも相違点があり、サザンや桑田名義の作品では初めての事である。

    サザン名義の作品や近年のソロ同様、アナログ盤が同時発売された。アナログ盤は従来同様初回限定生産であり、ボーナストラックとしてCD盤同様「こんな僕で良かったら」のアレンジ違いを収録。特典として、ネオンカラージャケット仕様、オリジナルミニポスターを封入している。

    また、サザン関連作品の発売元としては初めてタイシタレーベルとスピードスターレコーズ連名の発売となっている。

    チャート成績[編集]

    2007年5月28日付のオリコンチャートで初週16.8万枚を売り上げて、1位を獲得した。2001年発売の「波乗りジョニー」から4作連続・通算5作目の1位を獲得し[4]、累計36万枚(オリコン調べ)を記録した[5]

    また、本作の首位獲得によって連続首位獲得数がグループ出身の男性歌手としては史上初の記録となり、杉山清貴オメガトライブ)と稲葉浩志B'z)の3作連続を上回り、歴代単独1位となった[4]

    オリコンによる本作の登場回数は33回である[1]

    受賞[編集]

    収録曲[編集]

    共通[編集]

    • 初回限定盤・通常盤・アナログ盤共に収録。
    1. 明日晴れるかな (5'18)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐 / 弦・管編曲:島健
      フジテレビ月9ドラマプロポーズ大作戦』主題歌。
      月9ドラマの主題歌は、サザンオールスターズとしては、1995年の「あなただけを 〜Summer Heartbreak〜」、2003年の「涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜」の2度あるが、ソロとしては初であり、「祭りのあと」以来、実に13年ぶりのテレビドラマ主題歌となる。タイアップとなったドラマのタイトルバックにて、桑田出演の歌唱シーン(カメオ出演)がオンエアされている。エンドロールでは、オーケストラバックにギターを抱え、主演の山下智久長澤まさみの目の前で演奏している。また、月9ドラマ視聴者が放送されていた当時の30〜40代の男性・女性が多いため、この年層にこの曲の評価が高い[7]
      仮タイトルは「鎌倉」。
      桑田は著書で「Fキー(ヘ長調)で作るのはこれが初めて」と述べているが、それ以前にも2002年に「ありがとう」がFキーで制作されている。この曲をFキーで作曲することを決めた理由として、それまではE(ホ長調)などの開放弦で作曲することが多かったが、アクト・アゲインスト・エイズの企画でカーペンターズなどの洋楽をカヴァーした事が影響し、「Fっていいな」と思えたためであるといい、この曲を制作して以降はFキーで楽曲が制作される頻度が多くなっている[8]
      活動概要発表と同時に公式サイトで試聴が解禁され、同4月21日にラジオ解禁された。また、サザン及び桑田ソロの楽曲としては、初めて着うたフルで配信された楽曲となった。着うたフルは、過去にファンからの着うたフルの解禁のリクエストがあったが、タイアップドラマの視聴者から着うたフルの解禁の問い合わせが殺到したため、今回初の解禁となった[9]
      レコーディングには40人近いサポートメンバーが参加し、その中には「明日晴れるかな」という歌詞を子供たちが歌っているコーラスも収録されている。この部分の歌詞は、他にもいくつか候補があったものの、楽曲の持つテーマや子供たちが歌うという状況を踏まえた上でフレーズが選ばれた。また、テレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』には2週連続で出演し、コーラスの子供たちと共に2回ともこの曲を披露した。
      PVは公式サイトでも期間限定で配信された通常版のほか、テレビCM及び音楽番組用にラストのサビ部分が編集された2つのバージョンが存在している。PVの監督は山口保幸が務めた[10]
      宮城県牡鹿郡女川町臨時災害放送局女川さいがいFM2016年3月で閉局すると知った桑田が、東日本大震災の被災地復興の思いを込めて同年3月26日女川温泉ゆぽっぽJR女川駅併設)から自身のレギュラー番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』の生放送を行った際に披露されたこの曲が2016年発売のシングル「ヨシ子さん」の初回限定盤に収録されている[11]
    2. こんな僕で良かったら (3'44)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐 / 管編曲:山本拓夫
      自身出演アメリカン・エキスプレス「MORE THAN JUST A CARD」CMソング
      CMは同年3月から放送され、本作収録曲中最も早く公開された楽曲。CMでオンエアされたバージョンとはアレンジが異なり、CMバージョンより多くコーラスを重ねている。なお、CMに登場するギターはこの楽曲のレコーディングで使用されたものと同一のものである。
    3. 男達の挽歌エレジー (4'31)
      (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐)
      自身出演のダンディハウス「ニッポン ダンディ?」CMソング。
      CMには3枚目を演じる桑田のアイデアがふんだんに盛り込まれ、「キス篇」「篇」「ビリヤード篇」の3篇が作られた。他の2曲より1週間遅れてラジオ解禁されている。同CMの撮影のためにオーストラリアへ渡った際、その楽屋で原型を作り上げた楽曲である。
      歌詞にはCMであるダンディハウスのキャッチコピー等がちりばめられている。また一部には夏目漱石の「草枕」に記された一説がそのまま使われているが、桑田自身は「草枕」を読んだことは無いと冗談か本気かは不明だが発言している。歌詞カードのクレジットには、この「草枕」の詩が一部掲載されている。
      アルバム『孤独の太陽』で見られるようなボブ・ディランを意識したブルース調の歌い方を意識しており、録音時期は同じであるものの、1・2曲目と声質に違いがある。
      ミュージシャンとしてではないが、コーラスダビングのアドバイザーとして、原由子がクレジットされている。

    初回限定盤・アナログ盤のみ収録[編集]

    1. こんな僕で良かったら (Trumpet & Jazz Piano Trio:CM Version)
      (作曲:桑田佳祐 / 編曲:桑田佳祐, 片山敦夫
      初回限定盤とアナログ盤のみ収録されている別バージョンでオリジナルバージョンが使用されたアメリカン・エキスプレス「MORE THAN JUST A CARD」キャンペーンの"「ただいま」篇"のため製作されたインストバージョン。ボーナストラックとしてボーカルが収録されていないため、演奏時間は1分16秒のショートバージョンになっている。

    参加ミュージシャン[編集]

    収録アルバム[編集]

    ミュージック・ビデオ収録作品[編集]

    参考資料[編集]

    脚注[編集]

    [ヘルプ]
    1. ^ a b 明日晴れるかな オリコン 2015年12月2日閲覧
    2. ^ オリコン2007年度上半期CDランキング オリコン 2015年12月2日閲覧
    3. ^ オリコン 2007年度年間CDランキング オリコン 2015年12月2日閲覧
    4. ^ a b 【オリコン】桑田佳祐、5年ぶりソロ作が1位!“連続1位”歴代トップに!2015年6月23日閲覧。
    5. ^ 桑田佳祐 オリコンスタイル 2015年11月25日閲覧
    6. ^ 第22回日本ゴールドディスク大賞 日本ゴールドディスク大賞 2017年3月18日閲覧
    7. ^ 5/16発売の注目シングルは、5年ぶりの桑田佳祐! オリコン 2016年10月8日閲覧
    8. ^ 『桑田佳祐 言の葉大全集 やっぱり、ただの歌詞じゃねえか、こんなもん』p182、新潮社、2012年
    9. ^ 桑田佳祐、ドラマ主題歌を自身初の着うたフルで配信 オリコン 2016年10月8日閲覧
    10. ^ 高橋優、新曲「光の破片」MVは万華鏡の世界を再現 Billboard JAPAN 2016年8月26日閲覧
    11. ^ 桑田佳祐「ヨシ子さん」初回盤に女川さいがいFM生放送のライブ音源 音楽ナタリー 2016年6月4日配信・閲覧。

    関連項目[編集]

    外部リンク[編集]