アミューズ

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株式会社アミューズ
AMUSE INC.
Shibuya Infoss Tower 2012 Tokyo.JPG
アミューズ本社が入居する渋谷インフォスタワー
種類 株式会社
市場情報
本社所在地 日本の旗 日本
150-8570
東京都渋谷区桜丘町20番1号
渋谷インフォスタワー11F
設立 1977年10月16日
業種 サービス業
法人番号 5011001029386 ウィキデータを編集
事業内容 芸能事務所 テレビ番組製作会社、他
代表者 中西正樹(代表取締役社長執行役員)
資本金 15億8,782万円
売上高 連結:506億4,777万円
単体:393億4,848万円
(2017年3月期)
純資産 連結:251億270万円
単体:221億5,158万円
(2017年3月31日現在)
総資産 連結:382億612万円
単体:323億2,024万円
(2017年3月31日現在)
従業員数 連結:385名、単体:264名
(2017年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 (株)オオサト 25.08%
日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 2.98%
GOLDMAN,SACHS& Co.REG 2.51%
大里洋吉 2.42%
大里久仁子 2.35%
アミューズアーティスト持株会 2.31%
(2017年3月31日現在)
主要子会社 (株)A-Sketch 66%
タイシタレーベルミュージック(株) 60%
関係する人物 大里洋吉(創業者、代表取締役会長)
外部リンク https://www.amuse.co.jp/
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株式会社アミューズ(AMUSE INC.)は、東証1部上場の大手芸能事務所テレビ番組/映画製作等へも多面展開している。グループ企業を通じてDVD/ビデオソフト販売なども行う。1977年設立。創業者は大里洋吉日本音楽制作者連盟(音制連)に加盟している。

沿革[編集]

  • 1977年渡辺プロダクションキャンディーズ梓みちよのマネジャーだった大里洋吉が、路線の対立などを理由に同社から独立し、新人シンガーソングライター原田真二を売り出すために設立[1][2]。アミューズという社名は大里が命名。1978年6月、サザンオールスターズがデビュー[1][3]1980年には三宅裕司のマネジメントを行なうことになり、同社の二枚看板となる。渡辺プロからののれん分けではなく、出資も受けていないが、当初は大里個人が引き続きキャンディーズのマネジメントも請け負うなど、一定の協力関係にはあった。続いて売り出した富田靖子は唄やバラエティもこなしたものの映画女優が活動の中心であり、同社は音楽、演劇&バラエティ、映画&ドラマと3つの方向を見据えた三枚看板体制となった。この三人(組)は四十年前後を経た現在も揃って同社に所属し続けている。
  • 1989年、三宅が司会を務めたバラエティ番組の「三宅裕司のいかすバンド天国」をサポートしたことをきっかけとして、以後、制作プロダクション機能がアミューズに設けられることとなり、番組制作へ進出。テレビ制作室、メディア事業部と制作部門の名称は変遷した。
  • 1990年アミューズビデオ、後のアミューズピクチャーズを設立。さらに、1995年バンダイと共同出資でアニメ会社エアーズを設立(2015年清算結了)。翌年には映画事業部を設けて、映像事業に積極的な意欲を見せた。2003年に、アミューズピクチャーズを東芝に売却[4]後は、アミューズソフト販売(後のアミューズソフトエンタテインメント、2015年に吸収合併)が映像事業の中核を担い、またエアーズ消滅後はトライネットエンタテインメントがアニメ関連事業を手掛けた。
  • 2004年北海道の芸能プロダクション、CREATIVE OFFICE CUEと業務提携し、同社社長兼タレントである鈴井貴之をはじめとして演劇ユニットTEAM NACS大泉洋安田顕森崎博之戸次重幸音尾琢真)など、同社所属タレントの全国展開マネジメントを開始。
    • 同年、ウィルコーポレーションを吸収合併することにより、現在のアミューズWILL事業部を設立。この部門は、主にローティーンからティーンエイジャーのタレントの発掘、教育、マネジメントを行う。ウィルコーポレーション時代からアミューズへの所属になったタレントは、上野樹里吉高由里子などがいる。
  • 2005年、月刊「De-View」とコラボレーションし、男性部門・女性部門のオーディション「第1回アミューズ王子様お姫様オーディション」を開催。応募者約5000人の中から、男性部門のグランプリには水田航生、準グランプリには戸谷公人、女性部門のグランプリには田中美晴、準グランプリには山本ひかるを選んだ。
    • 同年、アーティストのオフィシャルグッズを販売するインターネットショップ「AMBRA」(後のアスマート)開設[5]
  • 2006年
  • 2007年
    • 畠中達郎が代表取締役社長に就任。社長だった松崎は、取締役副会長となる。
    • 俳優、女優、モデル、タレント希望者を対象とした「アミューズ30周年記念オーディション」を開催。このオーディションのグランプリには、2008年公開映画への出演権、準グランプリにはTOYOTAインターネット広告出演権、au賞には「EZチャンネル」の「TODAY'Sウォッチ」配信のドラマでの主演権が約束されていた。9月17日に行われた最終審査で、グランプリが清水くるみ、準グランプリが松島庄汰、au賞が萬歳恵子に決定。なお、同オーディションは混戦であったため、急遽設けた審査員特別賞に伊藤直人、菊野智矢、大村沙亜子の3名を選んだ。また、最終審査に残ったものの、受賞は至らなかった吉村卓也中村絢香藤沢奈奈、本多利佳、中山京も所属者となった。
  • 2008年
  • 2009年
  • 2010年、「龍馬伝」の主演に福山雅治2011年江〜姫たちの戦国〜」の主演に上野樹里が起用され、NHK大河ドラマ主演を所属俳優が2年連続で務めることとなった。
  • 2011年
    • 3月16日東北地方太平洋沖地震被災地へ義援金とマスク240万枚を寄贈する方針を発表。同日には、ファンからの義援金を受け付ける口座「アミューズ募金」を開設[7]
    • 大里洋吉が代表取締役会長となり、畠中達郎が代表取締役社長となる。
  • 2013年4月、「欧米から舞台を持ってくるより、安く早く(俳優の)層も厚い」という大里の意向で、六本木にて韓流のミュージカルやコンサートをするための専用劇場「アミューズミュージカルシアター」をオープン[8]。(翌2014年3月に同劇場は閉館され、同年4月に「六本木ブルーシアター」となる。)
  • 2014年、「アミューズ新人発掘イベント「オーディションフェス2014」」を開催。グランプリおよびポイント賞には清原果耶、バラエティー・タレント・キャスター部門賞には大松絵美、俳優・モデル部門賞には金子大地、歌うま・声優部門賞には小泉萌香、WOWOWドラマ賞には堀田真由、WOWOWキャスター賞には三浦優奈を選んだ。また、受賞はならなかったが、ファイナリストである結城りおなの所属が決定。
  • 2015年インドネシアジャカルタに駐在員事務所を設立[9]
  • 2016年
  • 2017年
  • 2019年
    • 2月13日、代表取締役社長執行役員の畠中達郎が病気療養のため、取締役副会長執行役員柴洋二郎が社長業務を代行。[14]
    • 4月1日、柴洋二郎が代表取締役社長執行役員に、畠中達郎が代表権のない取締役に就任。[15]
    • 6月23日、代表取締役社長執行役員に中西正樹、取締役副会長執行役員に柴洋二郎、取締役副会長執行役員に畠中達郎が就任。[16]

特徴・社風[編集]

  • サザンオールスターズ爆風スランプ福山雅治ポルノグラフィティエレファントカシマシBEGINFLOWPerfumeflumpoolONE OK ROCKBABYMETAL星野源等多くの有名ミュージシャンが所属する。アパートの一室から始まった弱小プロダクションだったがサザンオールスターズの貢献で現在のような大手芸能事務所に発展した。
  • 1980年代辺りまではミュージシャンやアイドル等を主に手掛けていたが、1990年代に入り、俳優・女優部門にも力を注ぐようになった。各民放局の主要時間帯のドラマにおいて、主演クラスの占有率が非常に高くなるまでに成長した。多い時では、同じ作品に所属者が4~5名、参加している。音楽部門でも、ミュージックステーション紅白歌合戦のような大型番組に所属者が多く出場しており、近年、各テレビ局とのブッキングが強くなった。平成13年3月期の決算では、主要所属アーティスト3組(サザンオールスターズ福山雅治ポルノグラフィティ)による営業収入が総営業収入(連結)の約半分を占めていた。
  • KDDIと共に着うたフル等の携帯電話向けの楽曲配信を主に、音楽CDおよびDVD製作、楽曲管理等の音楽レーベル事業を行うことを目的とするメディアエンターテインメント企業「株式会社A-Sketch」 を設立し、自社レーベルでのミュージシャン育成に力を入れている。音楽アーティスト発掘や現地への著作権の提供などを手掛ける法人を中国韓国に、映像コンテンツの作成会社をアメリカに持つなど、海外にも盛んに展開している。
  • 所属者を全てアーティストと呼び、音楽アーティストを指す場合はミュージシャンと呼称される。
  • 毎年6月に国技館での株主総会で所属アーティストによるライブ、イベントを実施している。
  • ミュージシャン、俳優、女優、アイドル、文化人、タレント等の幅広いジャンルの所属者のマネジメントを行っている。
  • ジャンルを超えた所属者同士の親交が深い、アットホームな社風である。
  • アクト・アゲインスト・エイズといった大掛かりなライブを定期的に主催している。
  • ミュージシャン部門と男性俳優部門に力を入れている。

所属タレント・アーティスト[編集]

あ行[編集]

か行[編集]

さ行[編集]

た・な行[編集]

は行[編集]

ま行[編集]

や・ら・わ行[編集]

かつて所属していたタレント・アーティスト[編集]

主な制作協力番組[編集]

NHK[編集]

MBS[編集]

過去の担当番組[編集]

日本テレビ系列[編集]

テレビ朝日系列[編集]

TBS系列[編集]

  • PURE ROCK

テレビ東京系列[編集]

フジテレビ系列[編集]

GyaO[編集]

ラジオ局[編集]

劇場アニメ[編集]

不祥事[編集]

労働基準法違反[編集]

2019年4月、上限を超える時間外労働を従業員にさせた等として、労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが分かった[24]2013年8月には労使協定三六協定)を届け出ずに従業員に残業させたとして、2018年10月には月に一日も休むことなく働いていた従業員がいた等と認定され、それぞれ是正勧告を受けていた[25]

関連会社[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 第25回 大里洋吉 氏 | Musicman-NET
  2. ^ 福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ』、ニッポン放送、2008年3月22日放送、ゲスト・大里洋吉の言及。
  3. ^ 第11回 高垣 健 氏 | Musicman-NET
  4. ^ その後、東芝エンタテインメント・ショウゲートを経て、現在の博報堂DYミュージック&ピクチャーズ博報堂DYメディアパートナーズ傘下)。
  5. ^ 沿革 アミューズ
  6. ^ 原由子『あじわい夕日新聞~夢をアリガトウ~』P48 - 49、朝日新聞出版、2013年
  7. ^ [1][リンク切れ]
  8. ^ “六本木に韓流ミュージカル専門劇場 「第4の波」なるか”. 産経ニュース. (2013年5月11日). http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130511/ent13051109150000-n1.htm 2013年10月28日閲覧。 
  9. ^ アミューズ、インドネシアに駐在員事務所設立”. 映画.com (2015年9月24日). 2015年9月24日閲覧。
  10. ^ 新日本プロレスとアミューズが業務提携 レスラーの活躍拡大目指す”. ORICON STYLE (2016年1月5日). 2016年1月6日閲覧。
  11. ^ アミューズとランティス、仏に合弁会社設立”. 映画.com (2016年2月10日). 2016年2月10日閲覧。
  12. ^ “株式会社横浜アリーナの株式一部取得のお知らせ” (日本語) (PDF) (プレスリリース), アミューズ, (2017年3月3日), http://ir.amuse.co.jp/20170303_%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E5%8F%96%E5%BE%97%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9_%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E7%A8%BF.pdf 2017年3月3日閲覧。 
  13. ^ “福山雅治・仲里依紗ら所属のアミューズ“全県全員面接”オーディションを開催”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2017年6月29日). https://mdpr.jp/news/detail/1697074 2017年6月29日閲覧。 
  14. ^ 社長業務の代行に関するお知らせ
  15. ^ 代表取締役異動のお知らせ
  16. ^ 代表取締役・取締役の異動のお知らせ
  17. ^ CREATIVE OFFICE CUEとの業務提携。
  18. ^ TBSテレビ入社前に在籍。
  19. ^ 日本テレビ入社前に在籍。
  20. ^ フーロンとの業務提携。
  21. ^ 島ゆいか中元すず香は現在もアミューズ所属。
  22. ^ ただし、植木豪のソロ活動に関してはアミューズがマネージメント中。
  23. ^ 村川絵梨田野アサミは現在もアミューズ所属。
  24. ^ “大手芸能事務所に労働是正勧告 アミューズ、吉本興業、LDH”. 共同通信. (2019年4月14日). https://this.kiji.is/489842900289586273?c=110564226228225532 2019年4月14日閲覧。 
  25. ^ “芸能大手、月500時間勤務も 違法残業、3社に是正勧告”. 中日新聞. (2019年4月14日). https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019041402000067.html 2019年4月14日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]