ハチミツ (アルバム)

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ハチミツ
スピッツスタジオ・アルバム
リリース 1993年9月20日
録音 1993年1月 - 7月
ジャンル ポップ、ロック
時間 43分22秒
レーベル ポリドール
プロデュース 笹路正徳スピッツ
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1995年度年間12位(オリコン)
  • 登場回数57回(オリコン)
ゴールド等認定
スピッツ 年表
空の飛び方
1992年
ハチミツ
1993年
インディゴ地平線
1996年
ハチミツ 収録の シングル
  1. ロビンソン
    リリース:1993年4月5日
  2. 涙がキラリ☆
    リリース:1993年7月7日
ミュージックビデオ
スピッツ / ハチミツ
スピッツ / 愛のことば
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ハチミツ』は、日本ロックバンドスピッツの通算6作目のオリジナルアルバム1993年9月20日ポリドールより発売。初回盤のみスリーブケース仕様。

概要[編集]

  • 先行シングルとしてリリースされ、大ヒットを記録した「ロビンソン」や「涙がキラリ☆」などが収録され、オリジナルアルバムではスピッツ最大の売り上げを記録した。また、シングル候補だった曲も多く収録されている。
  • カバーモデルは、当時、森永乳業サンキストゼリー」のCMに出演していた守屋綾子(CM出演時の役にちなんでミドルネームに“melon”とクレジットされている)。全ての写真において顔を隠しているが、初回盤のケース及び表題曲「ハチミツ」のPVで顔を確認できる。
  • 当初はベースの田村が作った曲が初めて収録される予定だった。田村の作品は次回作『インディゴ地平線』で初収録となったが、本作で作っていた曲は、それとはまた別の曲だった。
  • エンジニアは前作『空の飛び方』に引き続き、宮島哲博
  • 漫画『ハチミツとクローバー』のタイトルは、作者の羽海野チカがこのアルバムとスガシカオのアルバム『Clover』が並んであるのを見たことに由来する。2005年にフジテレビ系で放映された同作のアニメ版では、このアルバムから2曲が挿入歌として使用された。
  • 現在オリジナル盤は廃盤となり、LAのエンジニア、スティーヴン・マーカッセンによりリマスタリングを施して、2002年10月16日に再発。音楽評論家能地祐子によるライナーノーツが封入されている。

収録曲[編集]

  1. ハチミツ (3:05)
    作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳スピッツ
    表題曲。サビ以外が変拍子で構成されている。今までになかった曲ということで、仮タイトルは「珍曲」。アニメ『ハチミツとクローバー』第1期第1話挿入歌に使用された。
  2. 涙がキラリ☆ (3:58)
    作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
    12thシングル。
  3. 歩き出せ、クローバー (4:25)
    作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
    草野が映画『フォレスト・ガンプ』を見て作った曲。当時阪神・淡路大震災地下鉄サリン事件があったため、「生きること」をテーマにしている。歌詞中に登場する「クローバー」とは、幸せの象徴。このアルバムで唯一、レコーディングで草野がギターを弾いている。仮タイトルは「石神井への道」。
  4. ルナルナ (3:39)
    作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
    シングル「涙がキラリ☆」のカップリング曲。タイトルの「ルナルナ」とは、手塚治虫の漫画 『ブラック・ジャック』に出てくる白いライオンの子供、ルナルナから取ったもの。このタイトルに特に意味はないらしく、響きの良さから使ってみたという。当初シングル候補であった。仮タイトルは「恋のアルマジロ」。
  5. 愛のことば (4:21)
    作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
    当初はシングル候補でもあった曲で、PVも作られたが、スピッツらしくないという理由で除外されている。仮タイトルは「スウェード」。
  6. トンガリ'95 (3:04)
    作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
    スピッツドイツ語で「とがっている」という意味であり、この曲はメンバー曰く「スピッツのテーマソング」。サビの歌詞は「とがっている」の連呼である。始めはテンポも倍の速さであった。仮タイトルは「トンガリユース」。
  7. あじさい通り (5:12)
    作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
    片思いの気持ちを描いている。雨がテーマの曲。このアルバムのCMに使用された。仮タイトルは「ポトス」。
  8. ロビンソン (4:20)
    作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
    ミリオンヒットとなった11thシングル。仮タイトルの「ロビンソン」がそのまま採用された。
  9. Y (4:23)
    作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
    別れの歌でタイトルの「Y」とは、道が分かれるという記号的な意味であるが、メンバーの話によると他にも色々な意味があるという。曲自体は前作『空の飛び方』から存在していたが、うまくアレンジができずに本作にまわされた。途中で阪神・淡路大震災があったため、応援の意味をこめて前向きな歌詞となった。仮タイトルは「ハートブレイク食堂」。後にテレビドラマ白線流し』の挿入歌、また、アニメ『ハチミツとクローバー』第1期第14話の挿入歌としても使用された。
  10. グラスホッパー (3:28)
    作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
    「アルバムにアップテンポな曲がもう一曲ほしい」ということになり、最後に作られた曲。これにより田村の作品が除外されてしまった。なおタイトルのグラスホッパーは、2001年に分社化したスピッツのマネージメント事務所の名前にもなった。仮タイトルは「レモン」。
  11. 君と暮らせたら (3:16)
    作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
    歌詞の内容は夢オチのようなもの。この曲を最後にしたのは、ここから再びスタートする感じで終わりたかったからだという。

アナログ盤[編集]

  • Spitz Analog Disc Collection Vol.2として、アナログ盤が1997年2月2日にリリースされた。
  • グリーン・クリア・ビニール仕様。
  • やまだないとによるオリジナルコミックを収録。
  • 曲順、構成は以下の通り。
Side ONE
  1. トンガリ'93
  2. 歩き出せ、クローバー
  3. ロビンソン
  4. ルナルナ
  5. あじさい通り
Side TWO
  1. Y
  2. 愛のことば
  3. ハチミツ
  4. 涙がキラリ☆
  5. グラスホッパー
  6. 君と暮らせたら

関連項目[編集]