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LOVE PHANTOM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
B'z > 作品リスト > LOVE PHANTOM
「LOVE PHANTOM」
B'zシングル
初出アルバム『LOOSE
B面 FUSHIDARA 100%
リリース
規格 8cmシングル
ジャンル
時間
レーベル Rooms RECORDS
作詞 稲葉浩志
作曲 松本孝弘
プロデュース 松本孝弘
ゴールドディスク
後述を参照
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[1]
  • 週間51位(Billboard Japan Hot 100[2]
  • 1995年10月度月間1位(オリコン)
  • 1995年11月度月間5位(オリコン)
  • 1995年12月度月間17位(オリコン)
  • 1995年度年間10位(オリコン)
  • 1996年度年間109位(オリコン)
B'z シングル 年表
  • LOVE PHANTOM
  • (1995年)
LOOSE 収録曲
love me, I love you (with G Bass)
(7)
LOVE PHANTOM
(8)
敵がいなけりゃ
(9)
ミュージック・ビデオ(short ver.)
「LOVE PHANTOM」 - YouTube
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LOVE PHANTOM」(ラヴ・ファントム)は、日本音楽ユニットB'zの楽曲。1995年10月11日にRooms RECORDSから18作目のシングルとして発売された。

概要

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8thアルバム『LOOSE』の先行シングル。

当初は9月末発売予定であり、B'zのシングルで初めて発売延期となった作品。[要出典]

このシングルからB'zのロゴが現在でも使用されているデザインに変更された。本作とアルバム『LOOSE』、次シングル『ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜/MOVE』はロゴの下にメンバー名の英語表記「TAK MATSUMOTO」・「KOHSHI INABA」が記載されている[注釈 1]。その後、シングル『Real Thing Shakes』からメンバー名表記が無くなった。2000年発売の『B'z The "Mixture"』ではこのロゴが使用されたが、1999年発売のシングル『ギリギリchop』から2003年発売のシングル『野性のENERGY』まではオリジナルロゴ[注釈 2]が使用された。2004年発売のシングル『BANZAI』から再び使用開始され、一部例外[注釈 3]もあるが数あるB'zロゴの中でこのシングルのロゴが最も息が長い。

ジャケット写真は、アップで撮影された目の中にメンバーが映っているというデザイン。これは、『インタビュー・ウィズ・バンパイア』や『ドラキュラ』などの映画からインスピレーションを得たメンバーからの「ビジュアルの世界観からロゴも含めてイメージを膨らませてほしい」という意向を反映させたもの[4]。また『BE THERE』から続いていたタイアップの表記がなくなり、本作のジャケットからシールで保護フィルムに貼る方式に変更された。また、Rooms RECORDS(現在のVERMILLION RECORDS)より発売されたそれまでのシングルのジャケットにもタイアップ表示が消えた[注釈 4]

CDジャケットおよびCDラベルの「LOVE PHANTOM」の"T"の表記は、十字架(♰)となっている。

第10回日本ゴールドディスク大賞でベスト5シングル賞を受賞した[5]

記録

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発売を1か月後に控えたアルバムからの先行シングルにもかかわらず、初動売上は当時の歴代1位となる95.1万枚を記録し、発売から2週間でミリオンセラーとなった。1995年に年間シングルチャートで10位を獲得し、1991年から5年連続でトップ10入りを果たした(こちらも当時の歴代1位)。

オリコン調べでは、2006年5月時点で累計186.2万枚を売り上げ[6]、B'zのシングルでは『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』に次いで2番目に高い売上を記録しており、B'zの代表作の1つである。

本作でCHAGE and ASKAのシングル総売上最多枚数を抜き、総売上が1650万枚となった。

収録曲

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8cmCD
全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.「LOVE PHANTOM」稲葉浩志松本孝弘松本孝弘・池田大介
2.「FUSHIDARA 100%」稲葉浩志松本孝弘松本孝弘・稲葉浩志・池田大介
合計時間:

楽曲解説

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  1. LOVE PHANTOM
    • シングルA面曲では初めてタイトルがボーカルの歌詞に登場しない曲である[注釈 5]
    • 仮タイトルは「LOVE ALIEN」。稲葉が2024年に作詞ノートを公開した際に判明している[7]
    • ストリングスによる約1分20秒のイントロから始まる。ストリングスやオペラヴォーカルが使用されている一方で、打ち込み色も強い[8]。なお、一部の歌詞は宇徳敬子が歌っている。
    • ライブ初披露は、1995年に行われた『B'z LIVE-GYM Pleasure '95 BUZZ!!』。同ツアーにおいて、稲葉がバンパイアの扮装をし、高さ数十メートルのセットの高台からダイブするという演出用に制作された楽曲。当初は「VAMPIRE WOMAN」にこの演出が割り当てられていたが、新しく曲を制作しようということで本曲の制作に至った経緯がある[9][10]
    • 歌詞の世界観も、フランケンシュタインドラキュラ伯爵など日常的でない主人公の恋をイメージして作詞したという[9]
    • アメリカテレビドラマX-ファイル』のテレビ朝日放映版第1シーズン主題歌として使用された。
    • PVは会場で流された「イタリアバージョン」、ライブの模様を収めた「ライブバージョン」、そして両方を組み合わせたものの3種類が存在している。現在基本的に使用されるのは両方を組み合わせたバージョンであり、ベスト・アルバム『B'z The Best XXV 1988-1998』初回限定盤および公式YouTubeチャンネルでもこのバージョンを使用している。
    • 発売前にテレビ朝日系『ミュージックステーション』でこの曲が披露された。
    • NHKの『スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜』では62位にランクインした。2024年12月31日放送のNHK『第75回NHK紅白歌合戦』の生放送中にサプライズでNHKホールに登場し「ultra soul」ともに披露した[11]
    • 使用ギターはYAMAHA MG-M CUSTOM Black Burst。これは長年使用され数タイプあったヤマハ松本モデルの最終形とも言えるギターであり、ヤマハMG-Mとしてシングルでメイン・フィーチャリングされた最後の曲になる。
    • 2018年に行われた『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』において、間奏に新曲「HINOTORI」を挿入する形で演奏された。「HINOTORI」は松本が本曲の続編として構想していたものである[12]。また、初演時のダイブ演出も行われた[注釈 6]
    • 2020年に行われた無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay5内で行われた「B'z LIVE演奏回数ランキング」では、2020年時点で第6位を記録した[13][14]
    • 2025年12月時点のBillboard JAPANの集計でストリーミング累計再生数が1億回を突破している[15]
  2. FUSHIDARA 100%
    • 女性目線で歌詞が書かれている[16]
    • 曲の最後に聴こえる「Ah」という女性の声は飯島直子によるもの。
    • 20thシングル『Real Thing Shakes』のレコーディングの際に英語バージョンが製作されたが、そちらは未発表のままである。
    • マスト・アルバム『B'z The "Mixture"』で原曲収録され、アルバム初収録となった。
    • 『ミュージックステーション』で表題曲と一緒に披露された[17]

参加ミュージシャン

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タイアップ

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収録アルバム

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LOVE PHANTOM
FUSHIDARA 100%

ライブ映像作品

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LOVE PHANTOM

カバー

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認定

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国/地域 認定 認定/売上数
日本 (RIAJ)[21]
CD
4× Platinum 1,600,000^
日本 (RIAJ)[22]
音楽配信
Platinum 250,000*

* 認定のみに基づく売上数
^ 認定のみに基づく出荷枚数

脚注

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注釈

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  1. ^ 稲葉の英語表記は1999年発売のシングル『ギリギリchop』から「KOSHI INABA」に変更された。
  2. ^ 一部例外もあるがシングル『ギリギリchop』とアルバム『Brotherhood』、シングル『今夜月の見える丘に』から『熱き鼓動の果て』まで、アルバム『GREEN』から『BIG MACHINE』までに分けられる。
  3. ^ OCEAN』は、オリジナルロゴを使用[3]
  4. ^ ただし、『BE THERE』から『裸足の女神』までが12cm化で再発売された際、発売当時ノンタイアップだった『ZERO』を除き、曲名が表記されたシールにタイアップの表記が復活した。
  5. ^ ただしイントロのセリフで曲名が登場する。
  6. ^ ダイブ演出は15周年ライブ『B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』の渚園公演でも行われている。

出典

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  1. ^ LOVE PHANTOM | B'z」『ORICON NEWS』oricon ME。2025年1月8日閲覧
  2. ^ Billboard Japan Hot 100」『Billboard JAPAN阪神コンテンツリンク、2025年1月15日。2025年1月15日閲覧
  3. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories II』エムアールエム、2013年、137頁。 
  4. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories II』エムアールエム、2013年、136頁。 
  5. ^ 第10回日本ゴールドディスク大賞|THE GOLD DISC日本レコード協会、1996年。2020年4月14日閲覧
  6. ^ B'z、歴代No.1アーティストまでの軌跡!」『ORICON NEWS』オリコン、2006年5月25日。2020年6月26日閲覧
  7. ^ 大ヒット曲は実は別タイトルだった…⁉ B’z稲葉浩志の直筆歌詞ノートを大量展示、プライベートスタジオ「志庵」を再現したゾーンも『稲葉浩志作品展 シアン』レポート」『レタスクラブ』KADOKAWA LifeDesign、2023年4月20日。2025年12月4日閲覧
  8. ^ B’z『LOOSE』はなぜ重要作か? 〈2人〉への原点回帰と制作体制の変化から音楽性を掘り下げる」『Mikiki by TOWER RECORDS』株式会社タワーレコード、2025年11月25日。2025年11月26日閲覧
  9. ^ a b 佐伯明『B'z ウルトラクロニクル』ソニー・マガジンズ、2003年、151-152頁。 
  10. ^ 『Treasure : B'z Chronicle 1988〜1998 10th anniversary special issue』ROOMS RECORDS、1998年9月20日、76頁。 
  11. ^ 【紅白】初出場のB'z トレンド席巻「ウルトラソウル」「LOVE PHANTOM」「稲葉さん」続々」『スポニチ Sponichi Anex』株式会社スポーツニッポン新聞社、2024年12月31日。2025年1月8日閲覧
  12. ^ B'z、30周年のベスト選曲ツアー「HINOTORI」完全収録の映像作品リリース」『rockin'on.com』ロッキング・オン、2019年1月30日。2019年11月24日閲覧
  13. ^ 「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day5」ライブレポートが到着!」株式会社Zeppホールネットワーク、2020年12月9日。2021年2月2日閲覧
  14. ^ B'z無観客配信ライブ「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day5」レポート」『ローソンチケット』株式会社ローソンエンタテインメント。2021年2月2日閲覧
  15. ^ B'z/back number/尾崎豊/さユりら、新たに24曲がマイルストーン突破:ストリーミングまとめ」『Billboard JAPAN阪神コンテンツリンク、2025年12月9日。2025年12月9日閲覧
  16. ^ 『Treasure : B'z Chronicle 1988〜1998 10th anniversary special issue』ROOMS RECORDS、1998年9月20日、77頁。 
  17. ^ 出演者ラインナップ|ミュージックステーションテレビ朝日、1995年10月6日。2020年2月19日閲覧
  18. ^ ハラミちゃん、初のカバーアルバム発売決定」『BARKS』ジャパンミュージックネットワーク株式会社、2020年6月12日。2020年6月20日閲覧
  19. ^ 水樹奈々、B'zの「LOVE PHANTOM」をカバー」『MusicVoice』株式会社アイ・シー・アイ、2016年7月7日。2021年1月25日閲覧
  20. ^ 【紅白歌合戦】B’zサプライズの裏でX「南波アナ」トレンド入りの怪「毒されてる」「脳内で」」『日刊スポーツ』2024年12月31日。2024年12月31日閲覧
  21. ^ 11月度「ゴールド・アルバム」他認定作品」『The Record』第434巻平成8年1月号、日本レコード協会、1996年1月1日、6頁。 
  22. ^ 田口幸太郎(編)「GOLD DISC 2014年3月度」『The Record』第654巻2014年5月号、日本レコード協会、2014年5月10日、14頁。