もう一度キスしたかった
「もう一度キスしたかった」 | |||||||
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B'zの楽曲 | |||||||
収録アルバム | 『IN THE LIFE』 | ||||||
リリース | 1991年11月27日 | ||||||
ジャンル | ロック | ||||||
時間 | 4分39秒 | ||||||
レーベル | BMGルームス | ||||||
作詞者 | 稲葉浩志 | ||||||
作曲者 | 松本孝弘 | ||||||
プロデュース | 松本孝弘 | ||||||
その他収録アルバム | |||||||
B'z The Best "Treasure" The Ballads 〜Love & B'z〜 B'z The Best "ULTRA Treasure" (DISC1) | |||||||
チャート順位 | |||||||
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「もう一度キスしたかった」(もういちどキスしたかった)は、日本の音楽ユニット、B'zの楽曲である。
概要[編集]
作詞は稲葉浩志、作曲は松本孝弘が手がけ、編曲は松本孝弘と明石昌夫の共作。
曲の初出は、1991年11月27日にリリースされたB'zの5thアルバム『IN THE LIFE』であり、ベスト・アルバム『B'z The Best "Treasure"』(ファン投票で4位)、『B'z The Best "ULTRA Treasure"』(ファン投票で13位[2])、バラード・ベスト・アルバム『The Ballads 〜Love & B'z〜』に収録されている。
シングルカットはされていないが、B'zの人気曲のひとつであり、2011年8月19日に着うたフルが日本レコード協会によってゴールド認定された[1]。
楽曲解説[編集]
歌詞[編集]
とある男女の夏の出会いから冬の別れまでが描かれており[3]、曲が進むごとに季節が変わっていき、二人の関係も変化していくという内容になっている[4]。
稲葉は、作曲した松本に「単純なメロディーの繰り返しなので、歌詞に展開がないと間延びするかもしれない」と言われ、このストーリー性のある歌詞に仕上げた[5]。
松本は「『もう一度キスしたかった』というフレーズが3回出てくるけど、「何でもう一度キスしたかったか」が違うんだよね。こういう稲葉の作詞のテクニックはすごいね」と絶賛した。
メロディ・アレンジ[編集]
イントロはサビのメロディで始まる。1回目のサビはキーボードの演奏のみで、2回目のサビからギターなどのバンド演奏が加わる。Aメロは穏やかなメロディだが、Bメロではギター演奏などが徐々に力強くなり、サビでヴィブラートを多用したソロが入り、エンディングはアコースティック・ギターの音色で終わる。
松本は当時のインタビューで「こういう曲調はすごく好き」、「"松本メロディー"の極みかもしれない」と語り、稲葉も「松本孝弘のメロディー」と評している。
また、松本はガットギターを用いたエンディングが気に入っていると語っている。
ライブで演奏される際、エンディングパートで「恋はみずいろ」のワンフレーズをギターで奏でることもある。
参加ミュージシャン[編集]
演奏披露[編集]
テレビ番組[編集]
テレビ番組での演奏は、以下の1回のみである。
ライブ[編集]
これまでにLIVE-GYMで演奏されたのは以下の通り。
- B'z LIVE-GYM '91〜'92 "IN THE LIFE"
- B'z LIVE-GYM Pleasure '92 "TIME"
- B'z LIVE-GYM '93 "RUN" (アリーナ公演、「ALONE」と日替わり)
- B'z LIVE-GYM Pleasure '95 "BUZZ!!"
- B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"
- B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-
- B'z LIVE-GYM 2012 -Into Free- (EXTRA公演含む)
- B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER- (ドーム公演、「TIME」「さよならなんかは言わせない」と日替わり)
- B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI- (「月光」と日替わり)
映像作品収録[編集]
映像作品では、以下の作品に収録されている。
- DVD版『"BUZZ!!" THE MOVIE』
- ベストアルバム『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』付属DVD (LIVE-GYM '93 "RUN"- 国立代々木競技場 第一体育館 / 1993年6月17日公演)
- DVD/Blu-ray『B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』 (LIVE-GYM Pleasure 2008 "GLORY DAYS" - 日産スタジアム / 2008年9月21日公演)
- 19th アルバム『EPIC DAY』付属DVD (LIVE-GYM 2012 -Into Free- EXTRA - 大阪城ホール / 2012年10月25日公演)
- DVD/Blu-ray『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』 (LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI- - 愛媛県武道館 / 2018年8月11日公演)
備考[編集]
- 松本はこの曲をシングル化したかったが、先にタイアップの決まっていた「ALONE」のシングル化を優先し断念した[7]。
- 稲葉によると「歌入れが難しかった」とのこと。「サビの歌詞が全部異なっているため、歌い方によってなかなか言葉が入っていかない部分があり、淡々と歌うべきか、感情移入して歌うべきか悩んだ。結果、最終的にはちょっと引いた感じで歌った。」と語っている。
- GARNET CROWが2009年に開催したファンクラブイベント「GARNET CROW filmscope 2009 〜サン9フェスタだ、全員集合!〜」にてカバーされた。
- 1995年に発売された『B'z TV STYLE II Songless Version』に、TV STYLE(いわゆるオフボーカル音源)で収録されている。アウトロには観客の声が入っている。
- 2013年3月に台湾の歌手、蕭玉芬が楽曲「紙風箏」を公開した際に、ネット上で本作と酷似していることが指摘された[8]。
脚注[編集]
- ^ a b “レコ協、7月度着うた等有料音楽配信認定を公表”. Musicman (エフ・ビー・コミュニケーションズ株式会社). (2011年8月19日) 2019年10月6日閲覧。
- ^ “B'z The Beat “ULTRA Treasure”リクエスト集計最終結果 TOP30”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2008年7月16日) 2019年12月1日閲覧。
- ^ “名曲揃いのB'z失恋ソングランキング、3位「You & I」、2位「いつかのメリークリスマス」、1位は切なすぎるあの曲” (日本語). music.jpニュース. 2018年8月16日閲覧。
- ^ “MUSIC FREAK MAGAZINE - B'z Dictionary(「もう一度キスしたかった」の項)”. エムアールエム. 2019年10月6日閲覧。
- ^ 『Treasure : B'z Chronicle 1988~1998 10th anniversary special issue』P24より
- ^ “出演者ラインナップ(2002.12.27.FRI)”. テレビ朝日. 2019年9月26日閲覧。
- ^ 佐伯明『B'z ウルトラクロニクル』P40 ソニー・マガジンズ 2003年 ISBN 4-7897-2101-9
- ^ “【パクリ疑惑】台湾歌手の新曲がB’zの名曲『もう一度キスしたかった』にソックリだと話題に / ネットの声「完全に一致」”. ロケットニュース24 (ソシオコーポレーションメディア事業部). (2013年4月17日) 2019年10月6日閲覧。