BREAK THROUGH

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BREAK THROUGH
B'zスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
時間
レーベル BMGビクター
プロデュース 中島正雄
チャート最高順位
  • 週間3位(オリコン[1]
  • 1990年度年間49位(オリコン)
  • 1991年度年間58位(オリコン)
ゴールドディスク
  • ミリオン(日本レコード協会[2]
  • B'z アルバム 年表
    • BREAK THROUGH
    • (1990年)
    『BREAK THROUGH』収録のシングル
    1. LADY-GO-ROUND
      リリース: 1990年2月21日
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    BREAK THROUGH』(ブレイク・スルー)は、日本音楽ユニットB'zが1990年2月21日にBMGビクターからリリースした3作目のオリジナル・アルバムである。このアルバムは、BMGルームス(現:VERMILLION RECORDS)の設立後も、発売権はソニー・ミュージックダイレクトGT musicに残された。

    内容[編集]

    キャッチフレーズは「感性が誘惑された。創造力が突き抜けた。[3]

    初回盤のみCDケースを入れる紙製の箱が付属している。

    ジャケットのメンバーの格好は当時流行りのビジュアル系ファッションを意識したもの。

    また、本作からディスクレーベルがジャケットのロゴを使用した専用デザインになった[注 1]

    B'zのオリジナル・アルバムとしては初めて裏ジャケットに収録曲が表記されておらず、新品時に付属している帯に収録曲が表記されている。

    タイトル通り“突き抜ける”がテーマで、“BREAK THROUGH”と同じ意味の歌詞があちこちに登場するのが特徴。また、ラップヒップホップの要素を取り入れるなど現在では聴けないテイストの曲が多い。稲葉浩志は独自の作詞スタイルを確立するため、ロックでは敬遠されるような言葉や口調を積極的に取り入れるようになった[4]と述べている。松本孝弘は「3枚目までにブレイクしないとマズい」という危機感を持っており、勝負となる1枚だったとコメントしている。

    また、本作からB'z初のバンドスコア『BREAK THROUGH+BAD COMMUNICATION』が発行された。このバンドスコアは『BREAK THROUGH』の楽曲の他に「BAD COMMUNICATION」(楽曲)も収録されている。

    「シングルと同時発売」「1曲目がシングル表題曲」という形式は現時点で本作が最後となり、カップリング曲2nd beat)も15年後の『THE CIRCLE』まで収録されなくなる。

    実験的に発売したミニ・アルバム『BAD COMMUNICATION』がロングヒットしていたことも影響してB'zでは初のTOP10入りを果たし、最終的には72万枚以上を売り上げる大ヒットとなった[1]。メンバーは「ようやく何かをつかんだ」とコメントしている。

    2018年に結成30周年記念として『DINOSAUR』までのオリジナル・アルバムと共にアナログレコード化された[5][注 2]

    収録曲[編集]

    曲の解説やタイアップ等はB'zで解説しているため一部簡潔に解説する。

    1. LADY-GO-ROUND (4:21)
      3rdシングルの表題曲。
    2. B・U・M (1:25)
      曲名の読み方は「ビー・ユー・エム」だが、稲葉は「そのまま"バム"と読んでもらってもいい」とコメントしている[6][7]
      全英詞ラップ調で1分25秒と短い曲。
      原曲は企画ライブ『B'z BAD CLUB GYM』用に作った曲[6]
      歌詞の「Here we are B'z & the Funky Crew」という部分はB'zの音楽制作集団「B+U+M」(B'z Unreal Music、94年に解散)のことを歌っている。
    3. BREAK THROUGH (4:25)
      表題曲。
      2ndアルバム『OFF THE LOCK』の頃に製作された[6][7]
      稲葉曰く「転調が多いから歌いにくい」。
    4. BOYS IN TOWN (4:39)
      稲葉によると歌詞に出てくる街は渋谷のことであり、「僕がB'zを始める1年前の世界」をイメージした曲とコメントしている[6][7]
    5. GUITARは泣いている (6:32)
      タイトルはビートルズの「While My Guitar Gently Weeps」から。
      松本は「ずっとやってみたかったタイプの曲」とコメントしている[6][7]
    6. LOVE & CHAIN (4:56)
      3rdシングルのカップリング曲。
    7. となりでねむらせて (4:12)
      歌詞は全て話し言葉で書かれ、歌詞の元は松本が考えた[6][7]
    8. HEY BROTHER (3:55)
      B'zでは異色のファンキーで跳ねたビートが前面に出ている曲。
      稲葉の歌い方も当時のヒップホップを意識したとコメントしている。
      歌詞にシボレー・コルベットが出てくる。
    9. 今では…今なら…今も… (5:18)
      後に『B'z The "Mixture"』でリメイクされた。
      松本が一曲を通してコーラスを担当したのはこの曲のみ。
    10. SAVE ME!? (3:27)
      最後に製作された曲[6][7]
      歌詞に「PURPLE HAZE」とあるように、ジミ・ヘンドリックスの「PURPLE HAZE」のリフを曲の一部で使っている[6][7]
      メンバー曰く、「HEY BROTHER」と今曲は「お遊びソング」。
      1994年に行われたツアー『B'z LIVE-GYM '94 "The 9th Blues"〈PART 2〉』でも披露され、ラップ部分を日本語詞に変更して演奏された。
    11. STARDUST TRAIN (5:03)
      歌詞の内容は不倫を歌ったものとなっている。
      イントロのキーボードは後に追加された[6][7]。『Flash Back -B'z Early Special Titles-』ではイントロのキーボードが省略されたものが収録されている。
      ファンからの人気も高く2008年のファンクラブ(B'z Party)の会報の人気投票では上位にランクインし、同会報のアンケートでは2014年「まだ自身は聴いたことがないけれど、いつかLIVE-GYMで聴きたいと夢見ている曲」のアンケートで6位、2017年の「LIVE-GYMで聞いてみたいB'zナンバー」のアンケートでは8位に選ばれた。
      アルバムツアー『B'z LIVE-GYM "BREAK THROUGH"』では唯一演奏されなかったが、翌年の『B'z LIVE-GYM "Pleasure '91"』で初披露され、限定ライブ『B'z PARTY Presents B'z Pleasure in Hawaii』で27年ぶりに演奏された。

    参加ミュージシャン[編集]

    脚注[編集]

    [脚注の使い方]

    注釈[編集]

    1. ^ 前作『OFF THE LOCK』までディスクレーベルは汎用タイプだった。
    2. ^ 発売元は原盤権を所有するアリオラジャパン

    出典[編集]

    1. ^ a b “B'z、さらなる記録更新へ!ニューアルバムリリース決定!”. ORICON NEWS (オリコン). (2006年5月10日). https://www.oricon.co.jp/news/21023/full/ 2020年3月15日閲覧。 
    2. ^ 日本レコード協会 ミリオン以上認定作品」『The Record』第442号、日本レコード協会、1996年9月1日、 4頁。
    3. ^ MUSIC FREAK MAGAZINE - B'z Dictionary(「キャッチコピー」「catch copy」の項)”. エムアールエム. 2019年9月28日閲覧。
    4. ^ 雑誌「音楽と人1998年1月号のインタビュー
    5. ^ “B'z、アルバム全20作品をアナログ化。大型エキシビションで販売”. rockin'on.com (ロッキング・オン). (2018年3月22日). https://rockinon.com/news/detail/174432 2018年11月10日閲覧。 
    6. ^ a b c d e f g h i 『be with!』第05巻、B'z Party、1990年6月。
    7. ^ a b c d e f g h 『be with!』第79巻、B'z Party、2008年10月。

    関連項目[編集]

    外部リンク[編集]