人造人間キカイダー THE ANIMATION

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人造人間キカイダー THE ANIMATION
アニメ
原作 石ノ森章太郎
監督 岡村天斎
シリーズ構成 面出明美
キャラクターデザイン 紺野直幸
音楽 見岳章
アニメーション制作 ラディクスエースエンタテインメント
スタジオOX
製作 SPE・ビジュアルワークス
放送局 キッズステーション
放送期間 2000年10月 - 2001年1月
話数 全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

人造人間キカイダー THE ANIMATION』(じんぞうにんげんキカイダー ジ アニメーション)は、2000年10月から2001年1月までキッズステーションで放送されたテレビアニメ。2003年にWOWOWで、2006年10月からTOKYO MXで、2010年7月からNHK BS2で放送された。特撮版のリメイクではなく石ノ森章太郎の漫画『人造人間キカイダー』を原作としている。2001年には続編のOVAキカイダー01 THE ANIMATION』が製作されている。

原作のおよそ2/3にあたるダーク壊滅までを全12話に再構成している。

原作では、やや中途半端な扱いのままストーリーから退場した光明寺ミツ子と人造人間ジローのラブストーリーを軸に据え、2人の関係に1つの決着をつけている。それまで名称が不確定で「アイヌ」と呼ばれる事が多かったクマ型ロボットは「シルバーベアー」と呼称されるようになった。

ストーリー[編集]

ロボット工学の権威・光明寺伝の研究所が爆発。光明寺は生死不明となり、光明寺が残したロボット・キカイダーは、ジローという人間の姿で活動を始め、光明寺の子供たちである光明寺ミツ子と光明寺マサルと出会う。

そんな彼らを研究所爆破の犯人であるプロフェッサー・ギルが率いる軍団ダークが襲い掛かり、キカイダーはロボットの兄弟たちと戦いながら、自身のアイデンティティとも戦っていく。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

ジロー/キカイダー
光明寺博士が造り上げた人造人間。不完全な良心回路・ジェミニを持つ。
自身のアイデンティティに悩みながらもダークと戦っていき、ミツ子を初めとした人々との交流を通じ、良心回路を成長させていく。
ダーク壊滅後、人知れず、旅に出る。
光明寺ミツ子
光明寺博士の娘でマサルの姉。ロボットに現を抜かす父に愛憎を抱きながらも父と同じロボット工学の道も歩んでいる。
ジローの存在に戸惑いながらも彼に心を寄せていき、相思相愛の関係になっていく。
ゴールデンバットに連れ去られた際、兄・イチローの死から始まった光明寺家の闇を知るが、それに向き合っていった。
ダーク壊滅後、父の療養の為、家族全員で海外に旅立つことにしている。
光明寺マサル
光明寺博士の息子でミツ子の弟。明るい性格だが、母親の存在を知らないことや子供ゆえの無力感へのコンプレックスを抱く。ジローを兄のように慕う。
クウヤとカイトの兄弟、実母・千草との別れを経て、成長していく。
ダーク壊滅後、ジローが残したギターを直す。
光明寺伝
光明寺姉弟の父親でロボット工学の権威。
亡き前妻との間に生まれた息子イチローが事故死したことで生きる意欲をなくした矢先、イチローの恩師であるギルと助手の千草から、イチローの遺言を聞かされ、2人の支えを受けて、ロボット開発を再開。再婚した千草との間に、ミツ子とマサルも設けたが、全てはギルの計画であったことを知る。
キカイダー開発直後、不自然な死を遂げるが、実はダークに捕らわれており、脳髄をハカイダーに移植されてしまう。戦いの最中、ハカイダーの身体を自らのものとし、ケジメのためにもダーク壊滅に赴く。
戦い終えた後、ダーク基地に保存されていた元の身体に戻る。
服部半平
ミツ子がジローを探すために雇った探偵。ドジな性格だが、人情味がある。
猿飛悦子
服部の助手。原作では一度きりの登場だったが、アニメ版ではレギュラーに。

ダーク[編集]

プロフェッサー・ギル
秘密結社ダークを率いて世界制覇を狙う悪の科学者。人間であろうと人造人間であろうと、自分の命令に服従しないものは生かしておけない狭量な性格で、キカイダーを執拗に狙う。
サブロウ/ハカイダー
光明寺博士が造り上げた人造人間。その頭部には光明寺博士の脳が収められている。口笛を吹くことでキカイダーを苦しめ、暴走させることができる。キカイダーの説得にも耳を貸さず、逆に光明寺の脳を破壊しようとするが、その直後、光明寺に意識を入れ替えられてしまう。最終決戦の最中、再び表に出てくるが、ギルから用済みと見なされ、量産型ハカイダーのハカイダーショットで喉元を撃たれて首を切断されてしまう。だが、サブロウの執念はハカイダーの首から下の身体を動かし、ギルを道連れにした。
坂本千草
光明寺博士の後妻でミツ子とマサルの母親。その正体は、ダークのスパイ。
「真っ赤に燃える太陽が夜に支配される瞬間を誰かを愛する瞬間に似ている」と考えている。
マサルが生まれた直後、姿を晦ますが、雪降る故郷の町でミツ子とマサルと再会。その再会は「ミツ子たちを殺し、その死に様をジローに見せろ」というギルの非情な命令を受けてのことだったが、ギルへの愛とミツ子への愛情の間に揺れ動き、光明寺の居場所を記したメモとマサルのために買った靴を渡した後、拳銃で自殺する。
原作では光明寺博士の手記の中に登場するのみで、光明寺家を出た後の消息は不明のまま。
ゴールデンバット
「光明寺博士が、単なる実験のために作った」人造人間。キカイダーのものよりさらに不完全ではあるが一応良心回路を持ち、拉致したミツ子相手に、「人間でも機械にもなりきれないキカイダーの辛さ、この私にはよくわかる」とうそぶく。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

声優の井上和彦は、本作品以降音響演出としても活動している[1]

テーマ曲[編集]

オープニングテーマ「Theme of Gemini」
作曲 - 見岳章
キカイダー01 THE ANIMATION』の完結編『ギターを持った少年 -キカイダーVSイナズマン-』ではエンディングに使用。
エンディングテーマ「Destiny」
作詞 - 谷亜ヒロコ / 作曲 - 見岳章 / 唄 - 堀江由衣
シングルは発売されておらず、サウンドトラックCDが初出。

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
(メカ作画監督)
放送日 登場怪人
1 孤独な人形 面出明美 岡村天斎 元永慶太郎 斉藤久 2000年
10月16日
グレイサイキング
グリーンマンティス
ギンカメ
2 狂った機械 大西信介 安藤真裕 田中穣 10月23日 グリーンマンティス
3 ストレイ・シープ 十川誠志 坂田純一 はばらのぶよし 谷口守泰 10月30日 カーマインスパイダー
4 大西信介 吉原正行 服部憲知 11月6日 オレンジアント
5 雨の街 面出明美 神戸守 木村隆一 初見浩一
(丹羽孝利)
11月13日
6 負の断片 十川誠志 岡村天斎 元永慶太郎 向山佑治
依田正亮
11月20日
7 悲の残照 大西信介 安田賢司 田中穣 11月27日
- 青い月、赤い夢 (総集編) 12月4日
8 ともだち 面出明美 坂田純一 はばらのぶよし 下坂英男 12月11日
9 凍る絆 十川誠志 安藤真裕 向山佑治 12月18日
10 破壊魔 大西信介 神戸守 木村隆一 初見浩一
(丹羽孝利)
12月25日
11 夢みる機械 面出明美 吉原正行 田中穣 2001年
1月1日
12 夢の末路 岡村天斎 大森英敏 1月8日

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時
日本全域 キッズステーション 2000年10月16日 - 2001年1月8日
東京都 TOKYO MX 2006年10月7日 - 12月30日 土曜 22時30分 - 23時00分
日本全域 NHK BS2 2010年7月11日 - 9月26日 日曜 23時25分 - 23時50分

脚注[編集]

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  1. ^ 「[インタビュー]井上和彦」『宇宙船』vol.154(AUTUMN 2016.秋)、ホビージャパン、2016年10月1日、 pp.70-71、 ISBN 978-4-7986-1312-3

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

NHK BS2 衛星アニメ劇場 日曜23:25 - 23:50枠
前番組 番組名 次番組
ツバサ・クロニクル
(第2シリーズ)
人造人間キカイダー
THE ANIMATION