東通ecgシステム

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東通ecgシステム(とうつう・イーシージー・-)はテレビ製作会社・東通のかつての事業であり、ビデオ合成技術である。

概要[編集]

当システムが生まれる以前の特撮では主にマット合成が主流であった。ビデオ合成の登場によってそれまでマット合成では描けなかった立体的な合成シーンを生み出すことに成功している。 しかしフィルム作品においての多用はデメリットが多く、ビデオマスターによる作品では人間の演技が突然VTR並に滑らかになり、純フィルム作品ではキネコ処理の影響で背景の動きがコマ落ちする現象が起きることも多かった。

システム要項[編集]

そもそもecgシステムとは、ビデオ信号をレーザー光源にてフィルム映像へと変換するキネコ技術の一種であり、1970年代末から'90年代前半にかけての特撮技術としても多用されていた。日本国内では『宇宙からのメッセージ』での使用が最初であり、水平解像度が525本しかないNTSC規格のビデオ素材からの映像変換ゆえに、その画質は35mmフィルムには遠く及ばなかったが、合成イメージを現場で即座に確認できるなどのメリットもあった。

ecgシステム自体はアメリカ航空宇宙局で開発された技術でもあり、従来は日本国内で合成処理されたビデオ素材をロサンゼルスに空輸して、フィルム映像へと変換する手間が必要だったが、1985年に東通が専用機器を購入したことで、以降における国内での映像変換も容易となった。

終焉・世代交代[編集]

特撮番組もビデオ制作が一般化し、フィルム作品ではデジタル合成が主流となったため現在では使われていない。

劇場映画[編集]

テレビ作品[編集]

レーザーディスクゲーム[編集]