コードギアス 亡国のアキト

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コードギアス 亡国のアキト
第1章 翼竜は舞い降りた
第2章 引き裂かれし翼竜
第3章 輝くもの天より堕つ
第4章 憎しみの記憶から
最終章 愛シキモノタチへ
監督 赤根和樹
脚本 赤根和樹
浅川美也
大野木寛
原作 サンライズ
大河内一楼
谷口悟朗
出演者 入野自由
坂本真綾
音楽 橋本一子
主題歌 坂本真綾「モアザンワーズ
制作会社 サンライズ
製作会社 コードギアス 亡国のアキト製作委員会
配給 ショウゲート
公開 第1章:2012年8月4日
第2章:2013年9月14日
第3章:2015年5月2日
第4章:2015年7月4日
最終章:2016年2月6日
上映時間 第1章:約50分
第2章:約60分
第3章:約60分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 第2章:1億5000万円[1]
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コードギアス 亡国のアキト』(コードギアス ぼうこくのアキト、CODE GEASS Akito the Exiled)は、日本アニメーション映画

概要[編集]

コードギアス 反逆のルルーシュ』と同じ世界を舞台としたスピンオフ作品。時系列は『反逆のルルーシュ』第1期と第2期『R2』の間に位置し、物語は『反逆のルルーシュ』であまり描かれなかったヨーロッパ方面の国家「E.U.」を舞台としている。

2009年12月5日に行われたイベントにおいてコードギアスシリーズの「新プロジェクト」の始動が告知され、その中の1つとして企画された。当初は『コードギアス GAIDEN 亡国のアキト』というタイトルだったが、2012年1月12日に行われた製作発表会において現在のタイトルに決定した。

2012年8月4日に第1章が公開された。2013年9月14日に第2章が公開され、興行通信社による観客動員ランキングでは初登場第10位となっている[2]

当初は全4章構成と発表されていたが、2015年5月2日には第3章が公開されると同時に、最終章(第5章)を追加制作することが発表された[3]

登場メカニックのうちナイトメアフレーム (KMF) は、『反逆のルルーシュ』『R2』ではそのほとんどがアニメーターによる手描きだったが、本作ではオレンジが参加していることもあり、同社によるCG描画となっている。

ニュータイプエース』Vol.18(2013年2月発売)より小説版が連載中。作者は小太刀右京、イラストはU.G.Eが担当している。

キャッチコピーは第1章が「壊れた世界で 僕らは夢を見る」、第2章が「姿を現す宿敵、呪われしギアスの運命。そして少年たちは新たな戦場へ…」。

ストーリー[編集]

皇歴2017年、日本が神聖ブリタニア帝国に占領されてから7年が経過した。日本がブリタニアの植民地「エリア11」としてブリタニアからの圧政を受ける日々を送る中、時を同じくしてE.U.(ユーロピア共和国連合)も、ブリタニアとの激しい攻防を繰り返す中で徐々にその力を弱めていた。そんな中、E.U.はイレヴンの少年少女達によって構成される特殊部隊「wZERO」(ダブルゼロ)を編成する。しかし、「wZERO」の少年達は市民の戦死を避けたいE.U.の意向により、使い捨てとして最前線に送り出される運命にあった。「wZERO」に所属する日向アキトは、守るべき国も居場所もない状況の中、生存率の低い戦いに身を投じていく。

第1章「翼竜は舞い降りた」(THE WYVERN ARRIVES)
ペテルブルク奪還のためにユーロ・ブリタニア軍との戦闘に入ったE.U.軍132連隊は、その作戦に失敗したためにナルヴァで包囲され、彼らの脱出路を確保すべく「wZERO」部隊が投入される。司令官アノウが兵士らに強要した自爆作戦により、彼らが次々と命を落とす中で戦局は悪化していくが、アノウのやり方に異議を唱えた参謀のレイラ・マルカルによる司令官権限奪取とアキトの獅子奮迅の戦いにより、132連隊の撤退は成功。しかし、生還した兵士はアキトのみであった。ナルヴァ撤退作戦後、アキトは少尉から中尉に、レイラは「wZERO」の司令官にそれぞれ昇進。そして、佐山リョウ率いる成瀬ユキヤ香坂アヤノらイレヴンの少年グループがマフィアとの抗争に勝利後、スマイラス将軍誘拐作戦を決行するもアキトの働きによって全員が拘束され、戦闘員が不足している「wZERO」に入隊することとなる。一方、ユーロ・ブリタニア軍では聖四騎士団の1つである聖ミカエル騎士団総帥・ミケーレ・マンフレディが、その側近・シン・ヒュウガ・シャイングのギアスによって自害させられていた。
第2章「引き裂かれし翼竜」(THE WYVERN DIVIDED)
マンフレディの「自害」から1か月後、ユーロ・ブリタニア軍ではシンが聖ミカエル騎士団の新団長へ選出される。一方、「wZERO」はリョウ、ユキヤ、アヤノにアキトを加えた4人による戦闘部隊「ワイヴァン隊」を結成するも、リョウ達の不信感は拭えないままであった。実際、「wZERO」にはロケットで成層圏からブリタニア軍背後に回り込み、E.U.のワルシャワ駐屯軍本隊を援護するという、またも無謀な作戦が強要されていた。その頃、リョウ達は脱走を試みるもレイラが自身も危険な戦場に立つことを宣言し、一旦は収束する。そしてロケットが発射され、「ワイヴァン隊」4機、レイラ機、レイラが展開する無人機15機による部隊は、目的地への着陸に成功する。しかし、リョウ達の再度の反乱や聖ミカエル騎士団のアシュレイ・アシュラ率いるアシュラ隊の急襲により、アキトらは敵地で窮地に陥る。そんな中、アキトが「ブレインレイド」を発動させ、アシュラ隊を単機で翻弄すると共に、「ワイヴァン隊」の3人を彼らに埋め込まれたニューロデバイスを通して精神的に従属させ、3人を操りながら戦況を優位に進めていく。しかし、アシュレイをあと一歩のところまで追い詰めたとき、シンの気配を感じ取ったアキトは動きを止めてしまう。同じくアキトの気配を感じ取ったシンはアキトのもとへ赴き、アキトの乗るアレクサンダの動きを四肢を切断することで無効化。それにより、ブレインレイドから解放されたリョウ達はその切り替えに対応できず、乗機を次々と撃破されてしまう。脱出したリョウや一人無事だったレイラはアキトとシンが邂逅している場面に遭遇し、彼らが幼少時に袂を分かった実の兄弟であることを知る。シンはアキトを自分の陣営に組み込もうとするが、レイラやリョウの妨害により失敗し、撤退していく。アキト達の働きにより、「ワイヴァン隊」はレイラの決意通りに死者を出さず任務を達成するが、その後に敵軍の反抗に遭い、奪ったはずの領地は取り戻されてしまった。その頃、ユーロ・ブリタニア軍にはブリタニア本国から護衛の枢木スザクと共に、ルルーシュに瓜二つである軍師のジュリアス・キングスレイが派遣されていた。
第3章「輝くもの天より堕つ」(THE BRIGHTNESS FALLS)
スロニム戦から一ヶ月が経過してもワイヴァン隊は帰還の目処が立たず、それどころかワルシャワの補給部隊に左遷されたアノウの嫌がらせによってIDを抹消されて駐屯地への帰還すらできなくなってしまう。そんな状況下、旅の老婆達と出くわしたアキト達はしばらくの間共同生活を送る事となり、戦いの場を離れた彼らは少しずつ距離を縮めていく。レイラはその中で料理や洗濯などがまともにできない自分を痛感し、アキトに実父が政治活動の最中に暗殺された過去を明かした。ある日、レイラは老婆達の中心である大婆の占いで、自分がかつて森の魔女と出会い呪いをかけられた過去を思い出す。それは両親が暗殺された直後の出来事であり、あれは夢では無かったと確信する。アキトもまたリョウ達と徐々に打ち解け、レイラに自分と兄以外の一族が全員死亡した過去を明かす。自分が死ぬべき事に拘るアキトをレイラは抱きしめて、出会えた事への感謝を告げる。
ユキヤの活躍でIDが復活したアキト達がヴァイスボルフ城に帰還して間もなく、「方舟の船団」を名乗るテロリストによる北海の洋上発電所爆破の犯行声明及びパリへの攻撃予告がE.U.全土に広がり、暴動が多発する。この事態に際してワルシャワに駐屯している東部方面軍はテロを口実に前線を放棄し、四十人委員会もパリを逃げ出している状況をスマイラスは現状を憂う若手将校からクーデターを持ちかけられ、決起を決める。しかし、彼の前にギアスに由来する時空の管理者が現れ、シンの命を差し出すよう依頼する。
「方舟の船団」の真相は「ユーロ・ブリタニア」に派遣されたジュリアスによる作戦であった。しかし作戦に異議を唱えたヴェランス大公オーガスタ・ヘンリ・ハイランドは幽閉される。シンは「方舟の船団」の策からジュリアスがゼロであることを見抜き、彼の変化で第11皇子ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアであることに気づいた。
その後シンはジュリアスがゼロであったことを大貴族達の前で公表し、聖ガブリエル騎士団のゴドフロア・ド・ヴィヨンと聖ウリエル騎士団のレーモンド・ド・サンジルの殺害とその証拠である彼らの首を公開して、「ユーロ・ブリタニア」が生き残るためにE.U.とブリタニア本国の双方を相手に戦争をせねばならぬと宣言した。一方、聖ラファエル騎士団総帥アンドレア・ファルネーゼは聖ミカエル騎士団の襲撃を辛くも逃れ、マンフレディがシンに殺され、ゴドフロアとレーモンドが既に殺されていることを確信した。
ヴァイスボルフ城では「方舟の船団」が「ユーロ・ブリタニア」の策であることを見抜いたレイラが方舟への強襲作戦を決断し、一人で行こうとするアキトとリョウが殴り合い、全員で出撃することをアキトも了承する。
第4章「憎しみの記憶から」(MEMORIES OF HATRED)
第5章「愛シキモノタチへ」(TO BELOVED ONE)

登場人物[編集]

主要人物[編集]

日向 アキト(ひゅうが-)
声 - 入野自由(幼少時代:柚木涼香
本作の主人公。E.U.軍の特殊部隊「wZERO」に所属するパイロットで階級は中尉。感情をあまり表に出さずシニカルな表情を浮かべていることが多い。普段の振る舞いは冷静沈着で紳士的。指揮官であるレイラに対しては時折辛辣な発言をぶつけるものの、基本的には忠実に従い必要とあらば自らが楯となって守る。好物はジェリービーンズで、嫌いなものは魚。
レイラにジョークを言ったり戦死した仲間たちの墓を作るなど思いやりのようなものを見せる場面もある。現在E.U.に家族はおらず、戦う理由を「死ぬため」と語っている。
ナイトメアによる戦闘能力は非常に高く、可変型ナイトメア・アレクサンダによる自由度の高い多彩な攻撃でユーロブリタニア軍を翻弄する。さらに戦いの中で窮地に追い込まれると「死ね」と叫びながらシンにかけられたギアスを発動させ、通常では考えられない圧倒的機動力と変則的な戦術をもって敵を殲滅する。この際、ブレインレイドシステム(BRS)を利用して脳波の同調率の高い味方を操作しながら戦うことも可能。また、身体能力も非常に高い水準をもち、リョウが駆るグラスゴーとの戦闘ではガルドメアを囮かつ盾として利用し、直後に対物火器で片足の付け根を狙い撃ちして転倒させたあげく、頭部も破壊するという大胆な戦法を実行した。ワィヴァン隊に加わったリョウたちからは命を狙われることになる。
幼少期に生き別れた兄のシンから殺されそうになった過去を持つ。自分はそのときに一度「死んだ」と思っており、死ぬことに対する恐怖はない。戦場でシンと再会しギアスの呪いで一時硬直してしまうが、リョウとE.U.軍により救われる。
ワルシャワでリョウ達との触れ合いを避けていたが、それは過去に家族を含む一族が死に絶えたトラウマが原因であった。
レイラ・マルカル
声 - 坂本真綾(幼少時代:諸星すみれ
特殊部隊「wZERO」の参謀、後に「wZERO」の司令官に任命される少女。階級は少佐中佐(司令官任命に伴い昇進)。E.U.に亡命してきたブリタニア貴族を両親に持つが、12年前に死別し、貴族の血統を欲していたマルカル家の養女として育った。本名(旧名)はレイラ・フォン・ブライスガウ[4]。両親と死別した直後、凍った池に落ちるが、そこでC.C.と出会い契約を結びギアスを得ていた。しかし、幼かったために能力の発現までにC.C.から猶予を与えられており、レイラ自身もワルシャワで大婆に占ってもらうまではその出来事を夢だと思っていた。
他人をむやみに犠牲にする行為を嫌い、「イレヴンなら死んでも構わない」という国や軍の考えに反発する。普段は毅然とした表情を振舞っているが、マルカル家の義兄達(特に婚約者である三男のヨアン)と顔を合わせた際は露骨に苦い表情を見せた。合気道有段者で、白兵戦ならば武器を持った相手を素手でねじ伏せる実力を持つ。また、KMFパイロットとしての技量もあるが、アキトらには劣っている。また、料理や力仕事などの生活スキルも経験がないため低く、ワルシャワではリョウたちから足手纏いにされた。
テロリストとして自分やスマイラスを拉致しようとしたリョウたちをワイヴァン隊に迎え入れる。また彼らを従わせるため、ドローン部隊の前線指揮を口実に作戦に参加。そこでアキトたち4人の「ブレインレイド」による戦闘と、アキトとシンの再会を目撃する。
ワルシャワではアキトと互いの過去を明かし、自分が死ぬべきだったと自己否定に陥るアキトを抱きしめ、出会えた事への感謝を告げる。
本編ではアキトにひとかたならぬ関心を抱き、小説版ではそういった面が強調されている。

ユーロピア共和国連合(E.U.)[編集]

wZERO部隊[編集]

ワイヴァン隊[編集]
佐山 リョウ(さやま-)
声 - 日野聡
E.U.に住むイレヴンの青年。戦争により自分達を縛る世界を嫌って志を同じくする仲間達と共にゲットーを脱走、その途上で仲間の一部を失いながらも、自由に生きていくために殺人や強盗など非合法な手段を使いながらアンダーグラウンドで活動していた。その一環としてスマイラス将軍を誘拐しようとするが、アキトとレイラに阻止され捕縛、処罰との交換条件としてユキヤ、アヤノと共に准尉待遇で「wZERO」に加わる。
様々な手段でアンダーグラウンドを生き抜いてきた人間だが、純粋な一面も持っており、本質的には裏の無い性格。ユキヤとアヤノのことは特に大切に思っており、「自分たちの居場所」を探し求めている。戦場で捨て駒にされるためにレイラに拾われたと思っており反抗的でアキトとレイラの命を狙っていたが、アキトの「ブレインレイド」を受けた後、アキトにシンパシーのようなものを感じ、アキトをシンから救った。
ワルシャワでは老婆達にセクハラ染みたからかいを受けて煙たがりながらも別れの際には号泣し、帰還用の輸送機でも半泣きしていた。また、この時にカナヅチであることが判明した。
第1章のエンディングでは、多くの仲間に慕われている様子が描かれている。
2章では作戦中でありながらアキト達を後ろから撃ち反乱を起こしたが、小説版では「男のやることじゃない」とそのような行動はとらず、人物像に食い違いがある。
成瀬 ユキヤ(なるせ-)
声 - 松岡禎丞
リョウの仲間の少年。情報収集やハッキング、爆発物の扱いを得意とする。ナイトメア戦では狙撃手担当。
日本がブリタニアに占領されてからはアムステルダムのゲットーにいたが、他の旧日本人学生のいじめの対象となり、身体の至る所に傷を負っている。とりわけ目立つのが左手の傷。そのため人間不信となり、収容施設を爆破して逃走しアンダーグラウンドに身を落とした。そこでリョウ達と出会ったことで家族を得たように思い、信頼を寄せるようになる。
いつもどこか冷めたような態度をとっているように見えるが、それはその賢さ故に状況を常に客観的に見ているためであり、根は激情型。嫌いな人間を害することに躊躇が無い一方、リョウ達のような大切に思う人間を守るためならば、自分の命さえ投げ出すことを厭わない。アキトには「面白い」と強い関心を抱いており、時間稼ぎのためとはいえ自らの過去を明かすなどしている。
ワルシャワでは料理が得意な面を見せると共に老婆達の所有する古いCPUの処理能力を自分の所持する端末で底上げをしてアノウのハッキングを見破って自分達の軍籍の回復及びアノウへの仕返しを実行する。
香坂 アヤノ(こうさか-)
声 - 日笠陽子
リョウの仲間の少女。刃物の扱いに長けている。所持している小太刀は祖父から譲り受けたものであり、彼女が持つ唯一の家族の遺品である。ナイトメア戦では近接戦担当。
姉が娼婦をしてまで育ててくれたが、それ故に姉は売国奴としてゲットーの同胞になぶり殺しにされた過去が小説版で明かされた。
三人組の中では一番年下。意地っ張りで、苛立ちや怒りといった感情をぶつけることが多い直情的な性格だが、美しい景色に感じ入るなど、素直な一面も持っている。彼女もまた、リョウ達のことを家族のように思っている。
当初はE.U.の兵士になっているアキトに敵意を抱いていたが、ワルシャワで過ごす内にアキトに心を開き、日本へ行く事への憧れを告げ、祖父の小太刀もアキトに預けた。
第1章のエンディングでは、幼いアヤノと先述の小太刀を手にした祖父、そして姉の姿が描かれている。
司令部[編集]

W-ZERO部隊の本部であるヴァイスボルフ城に所属している人物達。E.U.軍のほぼ全てがイレヴンを露骨に差別しているのに対して彼らは呼び方こそ同じであれど、特に差別意識は無く対等に接しており、方舟ごと戦死したと思われた時には本気で心配していた。当初E.U.市民の彼らに敵意を抱いていたリョウ達も心を開いていく。

クラウス・ウォリック
声 - 藤原啓治
「wZERO」の副司令を務める中年の男。執務室にグラビアモデルのポスターを貼って室内も散らかっており、よく酒を飲んでいるためだらしない印象を与えるが、レイラの指揮・業務のサポートは的確にこなしている。一方で理想論や正論が先走る傾向のあるレイラをたしなめもする。また、娘の買い物に付き合うなど子供想いな一面も持つ。
レイラ達がワルシャワで戻れなくなっていた時には捜索願を求めるハメルをあしらうなど現在のE.U.軍人の大半に見られるやる気のなさを感じさせるが、それはヴァイスボルフ城からでは何もできないことを理解しているためであり、良くも悪くも現実主義的な人物。また、ソフィの夫が城の中で眠っていることも知っており、彼女から寝酒を貰うこともある。
実はスマイラスの命令でユーロ・ブリタニアにヴァイスボルフ城の情報を送るスパイの任務を受けていたが、その裏には何らかの病を患っている娘の医療費という事情があったためである。スマイラスの思想には全く賛同しておらず、むしろレイラを利用して市民を煽り、戦意を向上させる彼を嫌っている。
シンとの交渉の折には亡命の可能性を提示されるが、シンの本来の目的を知りレイラからの投降を薦められるも拒否し、シンと決別する道を選ぶ。
ソフィ・ランドル
声 - 甲斐田裕子
脳科学者。レイラにスカウトされ「wZERO」に協力する。アレクサンダに搭載されているBRSは研究の一環で、スロニム市街戦においてついにその理論が実証される。夫も脳科学者だったが、数年前に当時未完成だったBRSの被験者となった結果、現在は植物状態となったいる。
クラウスとは酒飲み仲間でもあるらしく、寝酒を切らした彼に所持している酒を提供する事がある。
ジョウ・ワイズ
声 - 川田紳司
ソフィの助手。作戦中にさえアメを舐め続けるほどの甘党であり、レイラやソフィにお菓子を勧めることもあるが、大体において断られている。また、大量に仕入れたケーキなどを隊のメンバーに振る舞ってお茶会をしている。
ランドル夫妻とは長い付き合いであり、夫が植物状態になった事故の現場でも助手をしていた。
方舟への強襲作戦でアキト達がMIAとなった時、生存が確認された時にはショックと喜びで号泣していた。
アンナ・クレマン
声 - 茅野愛衣
アレクサンダの開発者でレイラの旧友。本職は昆虫学者。クロエとヒルダからは「ボス」と呼ばれ、本編、小説版の双方でレイラにとって砕けた姿勢で会話をできる相手として信頼されている。ドラマCD『パリ、第8区の午後』では母親から結婚相手を紹介されているが、いずれも金儲けしか頭にない人種である等の理由で断っている。
レイラ不在の間はエリザベートに餌を持ってきているが、懐かれていない。他にもマイナス思考に陥りやすく、レイラとの連絡が途絶えた際には泣いており、クロエ達に心配されていた。
ケイト・ノヴァク
声 - 小松未可子
ソフィの部下。ピクチャードラマではリョウ達にBRS関係の検査を行った際にフェリッリと共に日本の話をせがむが、リョウ達がE.U.出身であることを知って素直に謝罪している。
フェリッリ・バルトロウ
声 - 瀬戸麻沙美
ソフィの部下。ケイト同様に日本の話でリョウ達に謝罪した後、お茶会に誘うなどイレヴンへの偏見は無い。
クロエ・ウィンケル
声 - 東山奈央
アンナの助手。アンナと共にE.U.軍に入隊する。第2章では軍隊という職業が想像以上に大変であることを漏らしていたが、張り切っているアンナに感化されているためか他の軍人達と違い一定以上のモチベーションを保っている。
ヒルダ・フェイガン
声 - 早見沙織
アンナの助手。アンナと共にE.U.軍に入隊する。クロエ同様公務員である軍隊が想像以上に大変であることを漏らすが、アンナに感化されており、技術士官になれる夢を抱いている。
サラ・デインズ
声 - 高森奈津美
オペレーター。小説版では書類上の戦死と扱われればイレヴンもE.U.市民も関係ないという空しさをクロエ達に漏らしていた。
オリビア・ロウエル
声 - 伊瀬茉莉也
金髪の三つ編みお下げで、顔にそばかすの特徴をもつ女性オペレーター。
クロエとヒルダと異なり彼女は元々軍に籍を置いていた。
その他[編集]
ジィーン・スマイラス
声 - 石塚運昇
E.U.軍の将軍。レイラの父親とは親友で、彼の娘であるレイラを高く評価している。ナルヴァ作戦後アノウを「wZERO」の司令から外し、レイラを新しい司令として任命した。その後も「wZERO」の活動をサポートしている。しかし、その裏ではユーロ・ブリタニアと取引を進めており、クラウスを通じてヴァイスボルフ城とアポロンの馬車に関する情報をシンに送っていた。また、ギアスとも何らかの関わりを持っている。
イレヴンを特に差別している人物ではないが、危機的状況の回避のためなら「wZERO」に危険な任務の遂行を命じたり、ゲットーにイレヴンが押し込められている現状を受容する、冷徹なリアリストの側面を持つ。
腐敗したE.U.政府打倒を密かに計画しており、ユーロ・ブリタニアとの裏取引もそのためであった。現状を憂う若手将校達のカリスマ的存在となり、レイラに対してジャンヌ・ダルクとしての役割を期待していたが、それはあくまでも象徴と生け贄としての意味合いが強かった。事実、ジャンヌ・ダルクの処刑によりフランス王国の戦意が向上し、100年戦争はフランスの勝利に終わっている。
レイラが市民への演説を行った直後にヴァイスボルフ城が攻撃を受けた報せを受けた彼は政権を掌握し、市民に「レイラの死」という虚偽を告げ、戦意高揚のための演説を行い事実上E.U.の皇帝となる。
オスカー・ハメル
声 - 森久保祥太郎
少佐。ヴァイスボルフ城の警備隊長。部隊内におけるセキュリティ管理やトラブル処理を担当する。基本的に冷静だが、ワイヴァン隊の生還の報せを受けた際には思わずガッツポーズをした。
方舟への強襲作戦の後はクラウスからヴァイスボルフ城の指揮官後任を託され、アンナと共にシンとの交渉に向かうレイラとクラウスを見送る。その後、帰還したレイラとアレクサンダを見た際にははしゃいでいた。
イレヴンを旧日本人と呼び直すなど、特に差別意識も見られない。小説版ではレイラやクラウスと同様にナルヴァ作戦後のアキトの帰還手段の提供を渋る軍に頭を抱えるなど、少数派に位置し、実績を上げて軍の改革を目指していることが判明した。
ピエル・アノウ
声 - 鳥海浩輔
レイラの前任の「wZERO」司令官。イレヴンを露骨に差別し、ナルヴァ作戦にてアレクサンダ全機に自爆装置を装着させた張本人。しかし作戦中、少数の敵しか道連れにできないパイロット達を罵倒したことでレイラの怒りを買い、彼女に銃を向けたところ逆に組み伏せられた挙句、オスカー率いる警備隊に拘束される。その後、ワルシャワの補給部隊に左遷された。
イレヴンへの露骨な差別や丸腰のレイラに銃を向けるといった暴言や凶行のあまりの酷さに、部隊内で権限はあれども人望は乏しかったことが、オスカーに拘束される様子や司令部要員の反応から見て取れる。
その後配属された補給部隊でも職権を乱用し気に入らない部隊への補給を断つなどパワーハラスメントを行っており、その先の兵士からも嫌われていた。スロニム戦後ワイヴァン隊がワルシャワで足止めを食らっていることを知り、レイラへの逆恨みから彼女らの軍籍をデータベースから消去し基地から追い出した。しかしその後、データ改竄に気づいたユキヤのハッキングによりワイバァン隊の軍籍データを復旧され、さらに「お仕置き」と称して今度は自分の軍籍を消され基地から締め出しを食らう羽目になった。
小説版では階級は中佐で、元々部隊内で好かれている人物ではなかったが、司令官交代に伴い事務仕事が大幅に増えた結果、本来これを担当していないオペレーターの女性陣も駆り出される羽目になったため、彼女たちから今まで以上に嫌われることとなった。また、E.U.軍が組織として硬直化している現状故に、アノウが丸腰のレイラに銃口を向けた様子を捉えた映像資料を提出しても、上層部がなかなか納得せずにいるとされている。

レイラの関係者[編集]

ヨアン・マルカル
声 - 小西克幸
マルカル家の三男で、レイラの義兄にして婚約者。傲岸不遜な性格で、パーティーの席でレイラと対面した際には酒が入っていたとはいえ婚約者である彼女の前で堂々と女性を侍らせ、辛辣な言葉をぶつけるがそれに気分を害したアキトにあっさりと一蹴され、不機嫌な様子でアキトやレイラの前から去っていった。
しかし、レイラのことを完全に嫌っているわけではなく、所持しているロケットにはレイラと共に写った写真が入っていた。北海の発電所が爆破されておらず、E.U.内の混乱がブリタニアによる策である事に気づいた際にはヴァイスボルフ城にまで電話を掛け、すぐに戻ってくるように促すが、拒否されてしまう。
ダニエル・マルカル
声 - 樫井笙人
ステファン・マルカル
声 - 松本忍
ヨアンの実兄にしてレイラの義兄達。パーティーの席で不遜な態度のヨアンを咎めるのを見る限り、悪い人間ではないのだが2人がかりでもヨアンを制止できない、気弱で頼りない小心者である。
ブラドー・フォン・ブライスガウ
声 - 三木眞一郎
レイラの父。神聖ブリタニア帝国の貴族だったが貴族主義に反対しE.U.に亡命した。政治活動を続けE.U.市民から支持を得たが、12年前爆弾テロにより死亡。
クラウディア・ブライスガウ
声 - 進藤尚美
レイラの母。ブラドーが殺された爆弾テロからの逃亡中に、乗っていた自動車が爆破され死亡。

神聖ブリタニア帝国[編集]

ユーロ・ブリタニア[編集]

シン・ヒュウガ・シャイング
声 - 松風雅也(少年時代:皆川純子
聖ミカエル騎士団の騎士。マンフレディ曰く「東洋の武士(もののふ)の血を引き継ぎし者」。マリアの義理の息子で、アリスとは義兄妹で許婚の関係。マンフレディを始め彼を評価している人間は多いが、大貴族議院の議員達はシャイング家の養子である彼を疎んじている。
実はアキトの異父兄であり、他者を操作する系統のギアスの持ち主。ギアスを行使する際には左目に紋章が浮かぶ。10年以上前に両親やアキトを含め一族の者達をその力で死に至らしめたが、何故かアキトだけは殺せなかった。
振る舞いは紳士的であるが、目的の為ならば平然と卑劣な行いをする鬼畜であり、マンフレディをギアスの効果で自害させ、聖ミカエル騎士団総帥の座を乗っ取る。その後、戦場にて再会したアキトを自分側に取り込もうとしたが、レイラやリョウの妨害により失敗。「いつか必ず迎えに行く」と言い残し撤退していった。
その後、ジュリアスの「箱舟の船団」の作戦から彼がゼロである事を見抜くと共にスザクの中にある歪みも指摘する。ジャンとスザクの戦闘後に行動を起こし、手始めにファルネーゼら四大騎士団の排除を開始する。ジュリアスの正体を大貴族議員に公表すると共にゴドフロアとレーモンドの首を大貴族達に公開して大公の執政権と全軍の指揮権を大貴族議員に要求する。
大貴族会議後、婚約者であるアリスと母・マリアの二人にギアスを掛け、互いに刺し合わせる形で殺害。フロートシステムを搭載させたヴェルキンゲトリクスに搭乗し、W-ZEROの本部に強襲を仕掛ける。
レイラとの交渉条件でアポロンの馬車の譲渡を要求していたが、その真意は帝都ペンドラゴンへの攻撃とそれによる皇帝の殺害。皇帝の殺害にって混乱する世界に大戦を引き起こして世界を屍で埋め尽くすのが望みであった。
自身とアキトの母に対する情は皆無だが、ギアスで自害させたマンフレディ、アリス、マリアへの愛が本物であることを示唆するそぶりも見せ、ヴァイスボルフ城近郊の森で彼らの幻影と邂逅した際には会いたいが故に自害までしようとした。
ジャン・ロウ
声 - 伊瀬茉莉也
シンの参謀。同じくシンの片腕とも言うべきアシュレイと対照的に運よりも技量を重んじる傾向があり、アシュレイとは確執が見られる。シンに絶大な忠誠心を抱き、地獄であっても着いて行く決意を告げている。
大貴族会議後、シンと共にW-ZEROの本部に強襲を仕掛ける。
オーガスタ・ヘンリ・ハイランド
声 - 菅生隆之
ヴェランス大公。ユーロ・ブリタニア宗主。
E.U.の市民を戦いに巻き込むことを良しとせず、皇帝から全権を与えられたジュリアスを前にしても食い下がるが、既に叛意を見抜いていたジュリアスによって幽閉されてしまう。
ミヒャエル・アウグストゥス
声 - 立木文彦
オーガスタの部下。本国への対抗意識を持ち、スザクやジュリアスに対しても敵意を抱く。
ミケーレ・マンフレディ
声 - 三宅健太
聖ミカエル騎士団長。ファルネーゼの親友。シンを兄弟のように思っていたが、兄弟について何らかのトラウマを持つシンの逆鱗に触れてしまい、ギアスにより自分の剣で自害させられ、騎士団長の座を奪われた。その死に様は、目の前のシンに血飛沫が飛び、床を血の海に変える壮絶なものであった。
元々は「ナイトオブラウンズ」の序列2位・ナイトオブツーだったが、自ら辞退しユーロ・ブリタニアに転籍した過去を持つ人物[5]
第4章ではシンの前に彼の幻影が現れ、シン本人も内心では彼を兄と思っていた節が見られる。
アンドレア・ファルネーゼ
声 - 子安武人
聖ラファエル騎士団長。マンフレディの親友。ナルヴァでの戦いでG-1ベースから指揮を執っていたが、アノウ指揮下の「wZERO」によるアレクサンダの自爆攻撃と、レイラによって自爆の制約を解かれたアキトの猛攻によって「ヴェルヘルム隊」を全滅させられるなどかなりの被害を被り、参謀達と共に戦場から離脱した。
その後、親友であるが故にマンフレディをよく知り、その自害に疑念を抱いていた。
市民を恐怖に陥れるジュリアスを外道と非難し、「箱舟の船団」の作戦の後に聖ミカエル騎士団の襲撃を受け、辛くも逃れると共にマンフレディがシンに殺されたことを確信する。
第3章EDではマンフレディと共にシンと出会った場面があり、当時は髪が長かった。
ゴドフロア・ド・ヴィヨン
声 - 武虎
聖ガブリエル騎士団長。少々短気な部分があり、不遜な態度のジュリアスに対して憤慨し、掴みかかるがスザクにあしらわれる。「箱舟の船団」の作戦の後、本性を現したシンが指揮する聖ミカエル騎士団の襲撃を受けて殺され、その首は大貴族達に晒される。
レーモンド・ド・サン・ジル
声 - 宮田光
聖ウリエル騎士団長。短気なゴドフロアを窘めることがある。「方舟の船団」の作戦後にゴドフロアと共に殺され、その首を大貴族達に晒される。
アシュレイ・アシュラ
声 - 寺島拓篤
シンの部下。直属の部隊「アシュラ隊」を率いる好戦的な青年。
戦場で必要なものは運であると信じており、それを証明すべく部下達の前でロシアン・ルーレットを行い、更にジャンに銃を向けるといった凶行を行う。ただし部下思いであり、自分をかばい死亡したヨハネの敵討ちのため単身ガリア・グランデに搭乗、新型機アフラマズダとドローン化したサザーランドでワイバァン隊を迎え撃つ。しかし、ギアスにより暴走したアキトには敵わず、生身で現れたアキトを撃とうとするが、弾切れによりヨハネの敵討ちはならなかった。
直後にガリア・グランデが爆破され、脱出のためにアキト達と協力。ヴァイスボルフ城にいたシンに文句を言おうとするも裏切り者としてジャンに銃を向けられる羽目になり、そのままクラウスと共にヴァイスボルフ城へと向かうこととなり、実質的にユーロ・ブリタニアを離反する。
アシュラ隊
アシュレイ・アシュラ配下の兵士達。7名が在籍している。
アラン・ネッケル
声 - 室元気
髪で片目が隠れている。
クザン・モントバン
声 - 花江夏樹
禿頭と刺青が特徴。
シモン・メリクール
声 - 井口祐一
中性的な顔立ちをしている。
フランツ・ヴァッロ
声 - 小野友樹
豪傑風な顔立ちをしている。
ヤン・マーネス
声 - 石川界人
サングラスをかけている。
ヨハネ・ファビウス
声 - 島崎信長
金髪の騎士然とした男性。暴走するアキトの猛攻にさらされたアシュレイを庇って攻撃を受け戦死する。
ルネ・ロラン
声 - 逢坂良太
民族風な赤い髪が特徴。
アリス・シャイング
声 - 石原夏織
シンの義妹で許嫁。シンを許婚として慕っている。しかし、当のシンにとっては、利用する為だけの存在に過ぎず、大貴族議会の後、シンによってギアスを掛けられてしまい、母・マリアと共に互いを刺し合う形で自害させられてしまうという、残酷な最後を迎えてしまう。
マリア・シャイング
声 - 能登麻美子
シンの継母。夫が引き取り、養子にしたシンを実の息子のように気にかけている。しかし、当のシンにとっては、利用する為だけの存在に過ぎず、大貴族議会の後、シンによってギアスを掛けられてしまい、娘・アリスと共に互いを刺し合う形で自害させられてしまうという、残酷な最後を迎えてしまう。

本国[編集]

枢木スザク
声 - 櫻井孝宏
皇帝直属騎士ナイトオブセブン。ジュリアス警護のため彼と共にユーロ・ブリタニアに降り立つが、ジュリアスに対しては硬い表情を浮かべている。
ジュリアスの正体を巡る聖ミカエル騎士団との戦闘の後、ジュリアス共々カエサル大宮殿で幽閉される。
小説版では少年時代の、父ゲンブを殺害した件について触れられている。
ジュリアス・キングスレイ
声 - 福山潤
本国から皇帝の名代としてユーロ・ブリタニアに派遣された軍師。容姿はルルーシュ・ランペルージと瓜二つで、左目は大きな眼帯で覆われている。自信過剰な言動を隠しもしない高慢な性格。テロを装った犯行声明と高度な情報操作によりE.U.国内を大混乱に陥れ、その隙を突いて攻め込むという大胆な作戦を提案・実行する。
その正体は、皇帝シャルルのギアスにより「軍師ジュリアス・キングスレイ」という偽の記憶を植えつけられたルルーシュ本人。スザクが聖ミカエル騎士団を退けた後、シンの采配により幽閉され、かつてスザク、ナナリーと過ごした夏の思い出まで記憶と人格が逆行してしまう。

その他の人物[編集]

C.C.
声 - ゆかな
本作では「森の魔女」と呼ばれている。
本編から12年前、両親を死に至らしめたテロの戦火から逃げる際に凍った池に落ちて死にそうになった幼き日のレイラを救い、彼女にギアスを与えている。
エリザベート
レイラがヴァイスボルフ城内で世話をしている黒猫。通称「エリザ」。
よくレイラの部屋を抜け出しては城内を歩き回っており、アキトやユキヤたちとも接触する。
時空の管理者
声 - 工藤晴香
第3章で、スマイラスの前に現れた謎の存在。
旅の老婆達
第3章で登場した石を用いた占いをする大婆を中心とする七人の老婆。ワルシャワで路頭に迷ったアキト達と出会い、大婆をアキトが突き飛ばした際に因縁をつけて居住する馬車へ連れ込んでこき使いながらもアキト達を孫のように可愛がる。
彼女らとの共同生活はアキト達が互いに打ち解けるきっかけとなり、帰還の目処が立った夜には宴会を開き、輸送機に搭乗するアキト達を見送り別れた。
藤堂鏡志朗(とうどう きょうしろう)
小説版に登場。ブリタニアの日本侵攻時、後に「厳島の奇跡」と呼ばれる勝利を収めたが、他の防衛線が次々に破られていることから、自分の勝利は一時的な時間稼ぎでしかないと考える。また、一部の軍人や民間人がサクラダイトを用いた爆弾でブリタニア軍に自爆攻撃を仕掛ける「神風」について、受け入れがたい思いを抱く。
草壁徐水(くさかべ じょすい)
小説版に登場。ブリタニアの日本侵攻時、戦車隊の指揮官として戦場に立つが、新兵器のKMFが実戦では役に立たないと見なしていた。しかし、自身の搭乗する戦車をたやすくグラスゴーに無力化されたうえに味方の戦車も次々と同様にされたことで、KMFの脅威を思い知らされる。

登場兵器[編集]

E.U.の兵器[編集]

諸元
アレクサンダ Type-01
Alexander Type-01
形式番号 W0X Type-01
所属 wZERO部隊
製造 E.U.
生産形態 少数量産機
全高 4.39m
全備重量 6.73t
武装 WAW-04 30mmリニアアサルトライフル「ジャッジメント」×2
対KMF戦闘用トンファー×2
隠しナイフ「ウルナエッジ」×2
乗員人数 1名
搭乗者 日向アキト
アレクサンダ Type-02
Alexander Type-02
形式番号 W0X Type-02
所属 wZERO部隊
製造 E.U.
生産形態 少数量産機
武装 WAW-04 30mmリニアアサルトライフル「ジャッジメント」×2
各専用装備
乗員人数 1名
搭乗者 レイラ・マルカル
佐山リョウ
成瀬ユキヤ
香坂アヤノ
アレクサンダ
アンナを中心としてE.U.が独自開発した特殊作戦用KMF。試験運用もかねて“wZERO”専用機として配備された。独自の設計思想によって従来機よりも軽量化されているほか、耐衝撃に優れる高性能なフレームを使用しているため、他機を圧倒する機動力と突破力を獲得している。「インセクト・モード」と呼ばれる四足歩行形態への変形機構を有しており、これによって被弾率が大きく下がるうえに機動性も向上するため、敵性KMFにより素早く接近することが可能となっている。コクピット両側にはライフルなどの一部武装をマウントできるようになっており、変形状態でもそれらの使用を可能にしている。
脱出機構は搭載されておらず、離脱する場合はコクピットから出るしかない。
その高すぎる機動力ゆえ通常の操縦方法では本領を発揮できないため、パイロットは特殊なチップ「ニューロデバイス」を体内に埋め込む必要がある。ニューロデバイスはパイロットの思考を数値化して機体に入力する装置で、これにより機体を自らの手足のように直感的に操作することが可能となる。これを「ブレインレイドシステム」と呼ぶ。
インセクトモードは頭部の2本の突起が触角、人型とは前後逆となった脚が長大に発達したバッタの後脚のようになり、脚数が本物より1対少ない4脚ながら文字通り昆虫的な姿と動作を呈する。また、第1章エンディングでは設計者アンナが、壁にインセクトモードのアレクサンダの三面図が貼られた部屋でトノサマバッタ属の一種を何匹も飼育している姿が描かれており、本機開発のモチーフであることが示唆されている。
第2章では敵地への空挺降下作戦のため、背面に折り畳み式の翼による滑空降下ユニットが装着された。
アレクサンダ Type-01
初期型の機体。ナルヴァ作戦にて投入されたが、アノウ司令の独断で装備された自爆ユニットによる特攻で敵機を巻き込み次々に自爆したため、最終的に残ったのは唯一生還したアキト機のみとなっている。元来から機動性に長けるKMFであるが、第1章ではアキトの技量の高さと自爆ユニットの離脱などによって、より俊敏に動き回る面を見せた。
第2章では、パイロット(アキト)の精神を拡張・覚醒させ、僚機であるType-02の搭乗者たち(レイラを除く)の精神を侵し、自身と同じ状態に置いて操ることが可能な「ブレインレイド状態」に覚醒した。この状態に突入すると、頭部マスクが開く。
アレクサンダ Type-02
Type-01アキト機を元に開発された少数量産機。カラーリングは白青のツートンカラーで、頭部形状は機体ごとに異なる。基本装備はType-01から継承されたリニアライフルで、他にはそれぞれ専用の武装が追加されている。
  • レイラ機:指揮官機。額部分が青に塗装され、アレクサンダ・ドローンを制御するためのアンテナが装備されている。
  • リョウ機:ミサイルポッドと対KMF戦闘用可変アックスを装備。
  • ユキヤ機:狙撃用の砲身が装備され、リニアライフルに取り付けることで長距離狙撃を可能とする。
  • アヤノ機:対KMF戦闘用ソード「ビーショップ・ロングレイ」を装備している。
アレクサンダ・ドローン
AIを搭載した無人機。カラーリングは茶色を基調としている。ベース機の性能を反映して機動性には優れているが、AIが不完全であるため、複雑な動作まではできない。それゆえ、劇中ではレイラが自ら遠隔操作をする場面もあった。降下作戦で15機が投入されたものの、全機撃破された。そのうち1機の残骸はブリタニア軍に鹵獲され、トロモ機関でフローレンスに改造されている。
アレクサンダ・ヴァリアント
Type-02をより実戦向けに改良した新型機。カラーリングはダークブルーとパイロット毎のパーソナルカラーのツートン。
  • リョウ機:パーソナルカラーはオレンジ。リニアチェーンガンと大型の4連ミサイルポッド、両刃の対KMF戦用可変アックスを装備。
  • ユキヤ機:パーソナルカラーは緑。長距離狙撃用リニアレールカノンとスラッシュハーケンを装備。
  • アヤノ機:パーソナルカラーはピンク。旧型機のリニアライフルを唯一引き継いでおり、新たに対KMF戦用ソード「オーガス・ロングレイ」を装備。
パンツァー・フンメル
E.U.軍で使われるKMF。詳細はコードギアスシリーズの機動兵器一覧#E.U.製KMFを参照。
ガルドメア
E.U.軍で使われる警護用の機動兵器。旧式KMFであるグラスゴーにあっさり破壊されるなど、あくまで警護用であり、前線での使用を想定した設計はなされていない様子である。リョウ達がスマイラス将軍を誘拐しようとした際、アキトが迎撃のために使用した。
E.U.軍のKMF開発の過渡期に開発された機体であり、コクピットの構造等はKMFのインジェクションシートを意識しているが、その他の構造はKMFとは呼べない設計となっている。構造的には中華連邦軍の主力KMFである鋼髏に近く、E.U.軍では装甲車のような扱いを受けている。全高も通常KMFより一回り小さい。
ただし小型ながらも火力はそれなりにあり、劇中では輸送車両のハッチの故障で車内から出られない状況を、アキトは中から銃撃して破壊するという荒業で乗り切っている。また、機動性はKMFと比較して特別劣ってはおらず、耐久性も被弾場所次第ではある程度保たれている点が、アキトの乗機が被弾した際の様子からうかがえる。
E.U.軍高高度観測気球
地上からは対空攻撃はおろか、目視すら困難な高度から地上の様子を正確に観測可能な気球。機体下部に高性能カメラユニットが装着されており、これで現地の状況を把握する。劇中では遠く離れた最前線にいるwZERO部隊の状況をヴァイスボルフ城の司令部でモニターするのに使われている。第2章ではヴァイスボルフ城から発進する様子が描かれた。

ブリタニアの兵器[編集]

ヴェルキンゲトリクス
シン・ヒュウガ・シャイング専用のKMF。カラーリングは金色をメインとしている。元々はマンフレディが発注した機体で、円卓の騎士に因んだ「サグラモール」という名前が付けられる予定であった[5]が、彼のユーロ・ブリタニアへの転籍に伴い機体番号と機体名が変更された。しかし、受領前に彼が自殺したため、後任であるシンに譲渡される。
脚部が蹄状になっているのが特徴。高速移動時には、ランドスピナーの他にケンタウロスのような姿になる変形機能を使用し、さらに高次元な攻撃を駆使することができる。装備は複数の歯車が組み合わさったような意匠の長斧。
第4章では飛行機状のフロートシステムを使用した。
機体名の由来はガリア戦争の英雄ウェルキンゲトリクス
グラックス
ジャン・ロウ専用のKMF。カラーリングは銀色をメインとしている。
外見はサザーランドに似た部分もあるが、脚部はヴェルキンゲトリクスと同様の蹄状で、ランドスピナーも蹄状の足のやや裏側に装備されている。また、両腕は紅蓮弐式と同様の展開式であり、外観以上の間合いによる接近戦を得意とし、ジャンの力量も相まって第七世代機のランスロットを相手にしても互角に渡り合うだけの高性能機。
グロースター・ソードマン
グロースターの改修機。頭頂部の飾りや背中に羽織ったマントなど、中世の騎士を彷彿とさせる外観になっている。近接戦に重きが置かれ、コクピット両側にマウントされた剣を主な武装としている。
聖ラファエル騎士団機は青と銀、聖ミカエル騎士団(アシュラ隊)では赤と銀を基調としている。特に隊長機は胸部やマントに所属する騎士団の紋章が描かれるなど、外観が派手になっている。
アフラマズダ
ユーロ・ブリタニアが開発した重武装のKMFであり、両腕に装備された大型ガトリング砲が特徴。ガリア・グランデ防衛のためにアシュレイ・アシュラが搭乗する。
グラスゴー
第1章冒頭の、ブリタニアの日本侵攻時にブリタニア軍のKMFとして複数が登場。その後、同章本編でリョウが搭乗。E.U.領内に闇ルートで入った本機を、所有していたマフィアを全滅させて奪い、スマイラス将軍誘拐の企てに使用した。警護にあたっていたガルドメア数機を倒すも、白兵戦を仕掛けたアキトにより沈黙させられる。使用武器は、アサルトライフルとピッケル。詳細はコードギアスシリーズの機動兵器一覧を参照。
リョウが搭乗するのに先がけて、ユキヤが認証キーに登録されたパイロットデータをリョウへと書き換えることで、本体の顔認証システムをパスして動かすことが可能となったが、元のパイロットの外観がグラストンナイツと同じ制服を身に着けていたことから、コーネリア配下の部隊から流出した品である模様。
サザーランド 聖ラファエル騎士団機
カラーリングは白と青紫のツートン。詳細はコードギアスシリーズの機動兵器一覧を参照。
サザーランド 聖ミカエル騎士団機
カラーリングは白と赤紫のツートン。右腕に近接戦闘用のトマホークを装備している。
サザーランド ユーロ・ブリタニア仕様
カラーリングは青紫と黒がメインで、若干赤を含む。基本的にはブリタニア本国や各エリアで使われているものと同様である。
リバプール
二足歩行の戦車型無人機。主武装はキャノン砲で、火力は優れているが無人機のため有人機のKMFより動きは遅い。
G-1ベース
指揮用陸戦艇。第1章ではナルヴァの戦いでファルネーゼと参謀達が青紫色の本艇を使用。第2章ではシンとジャンが赤色の本艇を使用。
列車砲
第2章で登場する巨大兵器。KMFには搭載不可能なサイズの大口径砲を装備し、射程距離と火力いずれにおいても強力である。その反面、機動性は皆無の様で、周囲には直衛部隊のKMFが複数展開していた。

用語[編集]

「wZERO」
ゲットーに収容されているイレヴンから志願者を募りE.U.が編成した特殊部隊。その実態は、E.U.市民から成るE.U.正規軍の軍人の命が失われることが、有権者からの支持の喪失につながるのを恐れるE.U.上層部(とりわけ四十人委員会の委員達)が、「E.U.市民の代わりに盾となって死んでくれ」と言わんばかりにイレヴンを使い捨ての駒として扱うものであり、生還率は0%に近いものとなっている。また、E.U.市民から戦死者が多く出ることによって厭戦ムードが広がり、戦争が長期化してしまうのを防ぐための生贄という側面もある。しかし、イレヴンを差別しないレイラが参謀から司令官へ昇格したことによってその状況に変化が生じる。
wの文字はワイバーン(wyvern、翼竜)に由来しており、隊章も鳥の翼を有するドラゴンが描かれている。レイラは元々部隊名も「ワイヴァン隊」と命名しようとしたが、部隊名は記号的にという上層部の指示からwの頭文字を取って現在の名称となっている[6]。この部隊名は後に結成されたKMF部隊に与えられている。
神出鬼没に奇襲を仕掛けることから、かつての猛将ハンニバルになぞらえ、ブリタニア軍からは「ハンニバルの亡霊」と呼ばれ恐れられている。
ヴァイスボルフ城
wZERO部隊の基地。古城を基にしているが、内部は軍事施設として大幅に改修されている。
ブレインレイドシステム(BRS)
ニューロデバイスをパイロットに埋め込むことにより、機体を直感的に・手足の様に動かせるシステムでE.U.のナイトメア・アレクサンダに搭載されている。また、アレクサンダパイロットの意識をニューロデバイスを通して拡張・同調させることでパイロット同士の知覚情報を共有させることにより、戦場を正確に把握することも可能とする(ブレインレイド状態、ブレインレイドの状態と呼ばれる)。ただしこの状態を発動させるにはパイロット同士の高い適合率が必要であり、第1章のナルヴァ作戦ではその点が考慮されなかったため発動しなかった。第2章ではアキトをホストとして適合率の高いリョウ、ユキヤ、アヤノの間で発動した。その際ホストであるアキトにかかったギアスの影響もあってか精神や戦闘能力まで同調し、結果ユーロ・ブリタニアのアシュラ隊を圧倒した。発動条件・解除条件ともに未だ不明。本来はナイトメア操縦ではなく、人と人との脳波動が繋がりお互いを理解し合えるようにすることを理想としている。
敵性外国人
E.U.国内における、日本人改めイレヴンの区分。日本が、E.U.の敵国ブリタニアの版図に組み入れられたことで、E.U.当局は当時様々な事情でE.U.国内にいた日本人を敵国の人間と見なし、彼等をシテ島に建設したゲットーへ収容した。その後、ブリタニアとの戦いが激化する中、ゲットーで不自由な暮らしを送るイレブンに対して戦功があれば何らかの自由を与えるとの条件で志願者を募り、結果アキトを含む複数のイレヴンがwZERO部隊へ入隊するに至った[7]
しかしその一方で、佐山リョウ率いるグループのように、ゲットーでの不自由な暮らしを嫌って脱走した者も存在する。
後にパリ以外にもゲットーが建設されたことが判明し、成瀬ユキヤはアムステルダムのゲットー出身である。
革命歴
本作で初登場する、E.U.の紀年法。1789年のフランス革命をきっかけに貴族のアンシャン・レジームが倒された西暦1790年が革命歴1年になった。この物語の舞台となる年は、ブリタニアの皇歴2017年であると同時に、革命歴では228年である。
ユーロ・ブリタニア
ブリタニア貴族の中でも、ヨーロッパにルーツを持つ人々の総称。すなわち、E.U.の建国者たちによって先祖が故郷を追われた者たちである。旧英国王室をルーツとする神聖ブリタニア帝国では傍流に位置している。
ブリタニア皇帝シャルルの関心はエリア11に向いており、ヨーロッパ方面の関心が薄いため、対E.U.戦線における指揮権を委ねられている。「父祖の土地の奪還」を目的に戦争をしているため、ユーロ・ブリタニアの戦意は高い。また、ユーロ・ブリタニアと神聖ブリタニア帝国本国との間には、対E.U.戦争の進め方についての思惑に相違があるとされる。皇帝シャルルをはじめとするブリタニア本国の人間たちは、エリア11の現状を見てもわかるように、占領地の国土を破壊することや住民を虐殺することを厭わないのに対して、ユーロ・ブリタニアの人間たちは、「取り戻した」旧E.U.領は彼らにとっての「本国」になるため、都市や住民への被害はなるべく小さく抑えようとしている(傍流扱いされているユーロ・ブリタニアをブリタニア本国から独立させようと企てている人間さえ存在するとされる)。
聖四騎士団
ユーロ・ブリタニアが有する4つの騎士団(聖ラファエル騎士団、聖ミカエル騎士団、聖ガブリエル騎士団、聖ウリエル騎士団)のこと。なお、各騎士団長の実力は「ナイトオブラウンズ」に匹敵するとされる[5]。作中では四大騎士団という呼称が用いられ、各騎士団も「聖」の名は省かれる形で呼ばれる。
第1章で本性を現したシンによってマンフレディが自害させられて聖ミカエル騎士団は乗っ取られ、第3章では更に聖ガブリエル騎士団と聖ウリエル騎士団が聖ミカエル騎士団の襲撃で壊滅、総帥達もゴドフロアとレーモンドが死亡、その2人の首は大貴族議員達の前でシンによって晒され、ファルネーゼは僅かな部下達と共に命辛々逃亡し、九死に一生を得ることとなり、聖ラファエル騎士団は壊滅を免れる。
インペリアルセプター
皇帝の権威の象徴。ユーロ・ブリタニアに派遣されたジュリアス・キングスレイが、全権を任せられたものの証しとして示す。
世界解放戦線『方舟の船団』
北海の洋上発電所を爆破し、パリで大規模停電を引き起こしたテログループ。ハッキングによってE.U.中に犯行声明とパリを標的とした犯行予告を送る。この予告によってパリだけでなくベルリンやジュネーブといった大都市で暴動が発生し、更に資産家達がブリタニアのある新大陸へ脱出しているデマや噂が広まり、マルカル家やクレマン・インダストリーが暴動の被害に遭う。
しかし、実態はジュリアス・キングスレイによって作られた架空の組織であり、人を恐怖で支配してE.U.を混乱に陥れ全軍による攻撃を目的とした作戦である。この作戦を見たシンはジュリアスがゼロであることを見抜く。
この混乱に際してワルシャワ駐屯軍は前線を放棄し、政府も逃走を図る事態はスマイラスの一派にも好機を与えることとなる。

作品内容の諸変更点[編集]

先述のように、本作のタイトルは当初『コードギアス GAIDEN 亡国のアキト』とされていたが、2012年1月12日に『コードギアス 亡国のアキト』が正式タイトルであると発表された。

また2009年のリリース情報において、『亡国のアキト』の主人公アキトら「イレヴン」は、「地獄の欧州戦線」に送り込まれる「ナイトメア・デヴァイサー」(※ブリタニア軍特別派遣嚮導技術部におけるナイトメアパイロットの呼称)であるとされていた。しかし完成した脚本では、アキトらが属し差別や過酷な扱いを受けながら戦う組織はブリタニアではなく「E.U.」となっている。同時に「E.U.」自体の設定も、自治州が緩やかに結びついた「Euro Universe」(ユーロ・ユニバース)ではなく、300年前のフランス革命により成立し統一された政府と国号を有する国家「ユーロピア共和国連合」というものになった。が、主人公が所属陣営から差別と過酷な扱いを受けながら戦うという点は変わらない。このため、日本人に対する「イレヴン」という蔑称に関しても、日本に住んでおらず日本生まれでもない日系人も含めてその対象とされ、また、ブリタニア人以外の全ヨーロッパ人も日本人に対し差別心を持ちこの言葉を使っている、という設定に変更されている。

ただし、公式サイトの解説では依然として、「イレブン」について、「『エリア11』に住む日本人をブリタニア人が呼ぶときの呼び名」[8]と記されており、完成フィルムの脚本内容との間に混乱がみられる。

小説版に関しても作品補完小説とされているが、アニメと内容が異なる記述があり正しい補完となっているのか疑問が持たれている。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

モアザンワーズ」(第1章 - 第3章)
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - 坂本真綾
第4章では、挿入歌として使われている。
アルコ」(第4章)[9]
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - 坂本真綾

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 総作画監督 作画監督 メカ作画監督 メカ総作画監督 公開日
第1章 翼竜は舞い降りた 赤根和樹
浅川美也
赤根和樹、田中孝行 田中孝行 島村秀一 前田清明、秋山由樹子
皆川一徳、辻繁人
- 2012年
8月4日
第2章 引き裂かれし翼竜 浅川美也
大野木寛
赤根和樹
安田賢司、日高政光
赤根和樹
鳥羽聰 皆川一徳、前田清明
波部崇、小暮昌広
小野早香
木村智 前田清明 2013年
9月14日
第3章 輝くもの天より堕つ 日高政光、芦野芳晴
田中孝行、佐々木守
赤根和樹
五十嵐達矢、三宅和男
渡邉正樹、大石康之
鳥羽聡
島村秀一
吉川真帆(補佐)
波部崇、前田清明
佐々木守、嘉手苅睦
鈴木幸江、米山浩平
- 2015年
5月2日

関連作品[編集]

BD / DVD[編集]

発売日 規格品番
BD初回版 BD通常版 DVD通常版
第1章 2013年1月29日 BCXA-0639 BCXA-0635 BCBA-4459
第2章 2013年12月25日 BCXA-0640 BCXA-0636 BCBA-4460
第3章 2015年6月26日 BCXA-0641 BCXA-0637 BCBA-4461
第4章 2015年10月26日 BCXA-0642 BCXA-0638 BCBA-4462

サウンドトラックCD[編集]

コードギアス 亡国のアキト O.S.T. (2013年9月11日)

第1章~第2章の楽曲を収録。橋本一子による劇伴と、坂本真綾による主題歌のフル版の全19曲。

ノベライズ版[編集]

角川コミックス・エースより刊行。著者は小太刀右京

  1. 2013年7月9日発売 ISBN 978-4041207758
  2. 2013年12月7日発売 ISBN 978-4041209394

ドラマCD[編集]

第1章のBD初回限定版に封入特典として付属。

ドラマCD「パリ、第8区の午後」
第1章より少し前のパリ。レイラとアンナの語らいが描かれる。

コードギアス 亡国のアキト Sound Episode[編集]

発売元:フライングドッグ 販売元:ビクターエンタテインメント
コードギアス 亡国のアキト Sound Episode1
2013年9月11日発売
第1話「レイラの個人面談」
脚本:浅川美也
司令となったレイラは責任感から部下たちと面談を行うが、なぜか空回りな展開になったあげく、ついにはアキトにすら面白がられる。
第2話「ヴァイスボルフ学園」
脚本:浅川美也
本編とは全く異なる世界の「ヴァイスボルフ学園」を舞台に、生徒会長レイラの取り巻き3人組であるリョウ、ユキヤ、アヤノが転校生のアキトを相手に、あれやこれやの手を使って突っかかる。
第3話「見えない秋」
脚本:大野木寛
アキトがまだ敵性外国人のイレヴンであった少年時代。事故で目が見えないため、イレヴンとE.U.市民を区別しない少年フランシスとの一時の交流が描かれる。
コードギアス 亡国のアキト Sound Episode2
2015年7月1日発売
脚本:浅川美也

テレビ放送[編集]

2013年に第2章の劇場公開を記念して第1章を放送する際には、『反逆のルルーシュ』『R2』に参画していた毎日放送が本作には参画していないこともあり、別系列局や独立局などでの放送となった。

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
第1章
大阪府 テレビ大阪 2013年9月2日 月曜 1:40 - 2:40(日曜深夜) テレビ東京系列
愛知県 テレビ愛知 月曜 3:10 - 4:10(日曜深夜)
香港 無綫電視 J2 2013年9月4日 - 9月11日 水曜 22:00 - 22:30 地上波放送 UTC+8
2回を分割放送
広東語&日本語放送
繁体字字幕あり
リピート放送あり
東京都 TOKYO MX 2013年9月7日 土曜 19:00 - 20:00 独立局 [10]
北海道 テレビ北海道 2013年9月8日 日曜 2:20 - 3:17(土曜深夜) テレビ東京系列
日本全域 BS11 日曜 3:30 - 4:30(土曜深夜) BS放送 ANIME+』枠[11]
神奈川県 tvk 2013年9月9日 月曜 2:30 - 3:30(日曜深夜) 独立局
福岡県 TVQ九州放送 月曜 3:00 - 4:00(日曜深夜) テレビ東京系列
中京広域圏 CBCテレビ 2015年3月29日 日曜 3:23 - 4:23(土曜深夜) TBS系列
近畿広域圏 毎日放送 2015年3月30日 月曜 1:55 - 2:55(日曜深夜)
日本全域 アニマックス[12] 2015年5月4日 月曜 0:00 - 1:00(日曜深夜) BS/CS放送 リピート放送あり
第2章
東京都 TOKYO MX 2015年3月30日 月曜 0:00 - 1:00(日曜深夜) 独立局
中京広域圏 CBCテレビ 2015年4月1日 水曜 3:30 - 4:35(火曜深夜) TBS系列
近畿広域圏 毎日放送 2015年4月6日 月曜 2:40 - 3:40(日曜深夜)
日本全域 BS11 2015年4月10日 土曜 3:30 - 4:30(金曜深夜) BS放送 『ANIME+』枠
アニマックス[13] 2015年5月4日 月曜 1:00 - 2:10(日曜深夜) BS/CS放送 リピート放送あり

出典[編集]

  1. ^ 「2013年 日本映画・外国映画業界総決算」、『キネマ旬報(2月下旬決算特別号)』第1656号、キネマ旬報社2014年、 200頁。
  2. ^ 中居正広『ATARU』が『風立ちぬ』V9を阻止!【映画週末興行成績】 シネマトゥデイ 2013年9月18日
  3. ^ 『コードギアス 亡国のアキト』第3章の初日舞台挨拶レポート アニメイトTV 2015年5月2日
  4. ^ GEASSPROJECT (2015年3月23日). “【亡国のアキト】レイラの本名は、…”. Twitter. 2015年3月24日閲覧。
  5. ^ a b c 『グレートメカニックDX.26』第26巻、双葉社、2013年9月、 単行本 ISBN 978-4-575-46476-4
  6. ^ アニメージュ』2012年9月号、徳間書店2012年8月10日、 89頁。
  7. ^ GEASSPROJECT (2013年1月26日). “【亡国のアキト】この作戦に参加した日本人少年兵たちの家族には…”. Twitter. 2013年6月24日閲覧。
  8. ^ GEASSPROJECT. “用語集”. コードギアス 亡国のアキト 公式サイト. 2013年6月24日閲覧。
  9. ^ 「コードギアス」第4章初日、坂本が歌う新ED曲&最終章公開日が明らかに”. 映画ナタリー (2015年7月4日). 2015年7月5日閲覧。
  10. ^ 第3章公開前の2015年3月23日 月曜 0:00 - 1:00(日曜深夜)に再放送。
  11. ^ 第3章公開前の2015年4月4日 土曜 3:30 - 4:30(金曜深夜)に再放送。
  12. ^ コードギアス 亡国のアキト 第1章 「翼竜は舞い降りた」”. アニマックス. アニマックスブロードキャスト・ジャパン. 2015年4月30日閲覧。
  13. ^ コードギアス 亡国のアキト 第2章 「引き裂かれし翼竜」”. アニマックス. アニマックスブロードキャスト・ジャパン. 2015年4月30日閲覧。

外部リンク[編集]