機動戦士ガンダム 水星の魔女
機動戦士ガンダム 水星の魔女 | |
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ジャンル | ロボット |
アニメ | |
原作 | 矢立肇、富野由悠季 |
監督 | 小林寛 |
シリーズ構成 | 大河内一楼 |
キャラクターデザイン | モグモ(原案) 田頭真理恵、戸井田珠里 高谷浩利 |
メカニックデザイン | JNTHED、海老川兼武 稲田航、形部一平 寺岡賢司、柳瀬敬之 |
音楽 | 大間々昂 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | バンダイナムコフィルムワークス 創通、MBS |
放送局 | 毎日放送・TBS系列ほか |
放送期間 | Season1: 2022年10月2日 - 2023年1月8日 Season2: 2023年4月9日 - |
小説 | |
原作・原案など | 矢立肇、富野由悠季 |
著者 | 高島雄哉 |
イラスト | 林絢雯(カバーイラスト) 高木秀英(挿絵) |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | 月刊ガンダムエース |
レーベル | 角川コミックス・エース |
連載期間 | 2023年1月号(2022年11月26日発売) - |
刊行期間 | 2023年2月25日 - |
巻数 | 既刊1巻(2023年2月現在) |
漫画:機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート | |
原作・原案など | 矢立肇、富野由悠季(原作) 米山昴(シナリオ) HISADAKE(企画協力) |
作画 | 東條チカ |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | 月刊ガンダムエース |
発表号 | 2023年5月号 - |
発表期間 | 2023年3月25日 - |
関連作品 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(きどうせんしガンダム すいせいのまじょ、英:Mobile Suit Gundam THE WITCH FROM MERCURY)は、サンライズ制作による日本のテレビアニメ。「ガンダムシリーズ」に属するロボットアニメであり、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(第2期)以来5年ぶりとなるTBS系列毎日放送製作日曜午後5時枠(『日5』枠)の新作アニメとして[1]、Season1が2022年10月2日から2023年1月8日まで放送され[2]、Season2が2023年4月9日より放送中[3]。
沿革
2021年9月15日にバンダイナムコグループの「ガンダムプロジェクト」が開催した「第2回ガンダムカンファレンス」にて、同プロジェクトの「作品軸」の一環として発表された。このなかでバンダイナムコグループはガンダムを世界最大級のIPに成長させるために、「G-PARTNER」と称される外部パートナーとも協力しつつ、全世界の10代を中心とした若年層ファン獲得を目標に大型展開を実施するとしている[4]。
2022年3月29日には、ティザーPVやテレビシリーズ初となる女性主人公、主役機を含むモビルスーツ (MS) の情報に加え、前日譚「PROLOGUE」を放送開始に先駆けて国内外で公開することが発表された[5]。同年6月17日には、基本的な世界観とあらすじ、主要人物、メインスタッフ、「PROLOGUE」の初公開されるイベント概要などが発表された[6]。プロデューサーの小形尚弘はオンライン会見にて女性主人公や学園を舞台とするストーリーに言及しつつ、宇宙世紀に含まれない新しいガンダムであること、新規ファン増加を意識した作品作りをする旨を語っている[7]。同年7月14日、「PROLOGUE」の初公開イベントとなった「GUNDAM NEXT FUTURE -LINK THE UNIVERSE-」にて主要キャスト2名と「PROLOGUE」の情報が公開された[8]。
製作
企画・制作 | サンライズ |
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原作 | 矢立肇、富野由悠季 |
監督 | 小林寛 |
副監督 | 安藤良 |
シリーズ構成 | 大河内一楼 |
キャラクターデザイン原案 | モグモ |
キャラクターデザイン | 田頭真理恵、戸井田珠里、高谷浩利 |
メカニカルデザイン | JNTHED、海老川兼武、稲田航 形部一平、寺岡賢司、柳瀬敬之 |
チーフメカアニメーター | 久壽米木信弥、鈴木勘太、前田清明 |
設定考証 | 白土晴一 |
SF考証 | 高島雄哉 |
メカニカルコーディネーター | 関西リョウジ |
設定協力 | HISADAKE |
プロップデザイン | 絵を描くPETER、えすてぃお |
コンセプトアート | 林絢雯 |
テクニカルディレクター | 宮原洋平 |
美術デザイン | 岡田有章、森岡賢一、金平和茂 玉盛順一朗、上津康義 |
美術監督 | 佐藤歩 |
色彩設計 | 菊地和子 |
3DCGディレクター | 宮風慎一 |
モニターグラフィックス | 関香織 |
撮影監督 | 小寺翔太 |
編集 | 重村建吾 |
音響監督 | 明田川仁 |
音楽 | 大間々昂 |
音楽プロデューサー | 松田隼典 |
音楽制作 | バンダイナムコミュージックライブ |
制作協力 | ADKマーケティング・ソリューションズ |
協力 | BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン |
エグゼクティブプロデューサー | 小形尚弘、田村烈、丸山博雄 |
プロデューサー | 岡本拓也、前田俊博 |
製作 | バンダイナムコフィルムワークス 創通、MBS |
企画経緯・スタッフィング
本作へとつながるガンダムの新作シリーズのプロジェクトは2018年ごろに始動し、2020年初頭にバンダイナムコフィルムワークス[注 1]の岡本拓也がプロデューサーに就任した時点より企画がスタートした[11][12]。始動に際してはコンペティションが実施され、クリエイターチーム「モリオン航空」が提出した企画書が起点となった[13][14]。
女性を主人公にする案は2020年から浮上し、また企画当初からシリーズ50〜60周年を見据えて次世代の少年少女に向けた物語にすることが決定されていた。これらとオリジナルながらもガンダム作品であることを押さえながら、発想力や想像力、社会を捉える目線をもった人物として、監督には『鉄血のオルフェンズ』時から岡本と面識がある小林寛が起用された。シリーズ構成には「コードギアスシリーズ」や『プリンセス・プリンシパル』などのオリジナル作品でキャラクターや世界観の作り込みの経験があり、女性主人公のガンダムという特殊な題材と設定を組み替えつつ疾走感のある脚本を書ける人物として大河内一楼に声がかけられた。このほか、作品にとって良い刺激を与える目的で、モリオン航空のモグモとHISADAKEがそれぞれキャラクターデザイン原案と設定協力として、JNTHEDが主役機のメカニカルデザインとしてシリーズに初参加している。さらに今までガンダムに触れてこなかった若い世代が抵抗なく作品に入ってこられるようにとの配慮から、主題歌担当のYOASOBIを始め、PARCOなど放送時点のカルチャーを担うグループや団体とのタイアップも行われる(後述)[13][15][16]。
ストーリー設定・作風
本作のストーリー設定はモリオン航空の企画案をベースに、岡本、小林、大河内、設定考証の白土晴一が具体的な内容を詰める方法で制作された。企画案は同人誌色が強かったため現在の構成に原型はほとんどないが、タイトルワードやキャッチコピーはそのまま活用され、そこに小林が考えた「呪い」や「呪縛」というキーワードが要素として組み込まれていった。『水星の魔女』というタイトルは最初から提案されたもので、HISADAKEは遠方から女の子がガンダムとやってくるイメージが先にあり、そこから既存の物語ではあまり開拓されてこなかった水星と、辺境の地で生まれ育った女の子より連想して魔女が想起されたと語っている。また、魔女は異端かつ先進的な存在で、角の生えたシンボルを信仰していたことも踏まえて、ガンダムとの相性が悪くないと判断されてタイトル案となった[15][17][18]。
脚本書きでは、ターゲットを若者よりも広いガンダム初心者に定め、同時にシリーズをあまり意識せずシンプルに面白い番組を作るという視点で制作が進められた[15][17]。当初は、全体のストーリーは従来のシリーズを踏襲したハード路線で執筆されたが、第1話の脚本が完成した辺りで、小林や岡本から「物語を10代の若者たちがより身近に感じられる環境から始めたい」との発案があり、学園を舞台とした物語が新たに制作されるに至った。岡本はこのきっかけのひとつとして、制作以前に職場見学に来ていた中学生からの「ガンダムというだけで敷居が高く、自分たちに向けて作られた作品ではない」、「ガンダムだったら作品は見ない」とする意見を挙げており[注 2]、物語のメインとなる若い世代の人間模様と大人たちのドラマを同時に描く二層構造にすることで、全年齢が楽しめるように意識したと語っている。大河内は、小林たちの提案を皮切りにスタッフたちからMSを決闘に使用する案や寮制度などのアイデアが積極的に出ていく様子から、おもしろいガンダム作品が生まれる確信があったとする一方で、決闘制度というシリーズ初の試みに関しては、白土やSF考証の高島雄哉、メカニカルコーディネーターの関西リョウジらとリアリティを重視しながら戦闘描写を打ち合わせをしたと語っている。また、時間帯および内容の重さや死亡シーンを敬遠する視聴者がいることとを考慮して見やすさも意識されているが、それでもガンダムである以上、物語には転換点や不穏な話もあると岡本は述べている[11][12][13][15][19]。
キャラクター設定は小林のイメージを起点にスタッフ間のやりとりをもって肉付けが行われ、MSも含めてドラマがばらばらにならないように配慮されている。テレビシリーズとしては初の女性主人公に関しては、作為的なものを入れたり、ジェンダーに配慮して描くことはせず、あくまでひとりのキャラクターとして話を描くことが意識されている。また、本作は未来を舞台としているため、多様性が当たり前になっている世界に多様なキャラクターが出てくるのは必然という理由から、小林の意向でさまざまなキャラクターが登場する[注 3][11][21][18]。
このほか、物語では企業がひとつのファクターとなっており、それまでのシリーズではあまり見られなかった企業間競争が描かれる。これは今の時代を動かしているのが必ずしも国家ではないという世界の状況や、国家間の戦争が実感しにくい現状において、大人たちの対立関係を実感できる世界が想定されたことによる[15][17]。そのため大河内は本作を学園ものであると同時に企業ものと称し、加えて主人公の周りが平和に見えるだけで、戦争が根絶された世界ではないとしている[21]。
前日譚
「PROLOGUE」は、本編開始までの期間で作品を知らない視聴者に対して興味を抱いて欲しいという考えと、本編を楽しみにしている従来のファンに向けて少しでも映像を届けたいとの観点から制作された。限定的な本編の情報しか出せない時期の発表だったこともあり、最終的には作中世界の構造や本編の起点となる物語が描かれた。このため作中に登場する企業やMS、各種設定は本作におけるガンダムを描くうえで重要な情報が含まれており、物語のテーマとも関連付けられている[11][15][16][22]。
デザイン・作画
初参加となるデザイナーに関しては、コンセプトイラストの色使いや画面設計が既存のどのガンダム作品とも切り口の異なる印象だったモグモや、今までにないラインによって良い意味で型にはまっていないガンダムをコンペティションで提出したJNTHEDなど、「新しいガンダム」というテーマに合致することが起用の基準となった[15]。
登場人物が多いことからキャラクターデザインはモグモを含めた4人体制で実施されており、モグモが小林とのやり取りを通じて主要人物たちのデザイン原案を担当し、アニメーション用のメインキャラクターを田頭真理恵、サブキャラクターを戸井田珠里と高谷浩利がそれぞれ分担してデザインしている。モグモは特定のものを参考にしない一方で、特徴を立たせつつほどよいフェティシズムを入れるというバランスでデザインを落としこみ、自然な印象になるように意識したと語っている。また、シンプルさと分かりやすさも考慮され、パーツや線の数を極力抑えつつ、シルエットのみでもキャラクターが分かるような造形となっている[12][14]。
メカニカルデザインは作中の勢力ごとにデザイナーが割り振られ、ガンダム・エアリアルを中心とする主役系MSをJNTHED、ジェターク社製を形部一平、ペイル社製を稲田航、グラスレー社製を海老川兼武、そのほかの勢力を柳瀬敬之と寺岡賢司が担当する。エアリアルのデザインはモグモのイメージイラストを参考にしつつ、小林の意見を反映してJNTHEDが仕様を詰めるかたちで製作された。JNTHEDは、「背面から脇下に武器移動用のレールが装備されること」や「上半身が戦車の砲塔のように腰を基点として360度回転すること」にこだわってデザインを行ったことを明かしており、前者はガンダムF91に類似することからデザインのみが名残として残されたが、後者はほぼすべてのMSに採用された。また、JNTHEDは海老川たちとのやり取りを通じて、関節構造やガンビットの合体ギミック、さらに商品化を見越した設計などをデザインに落とし込んでいる。なお、JNTHEDは「ガンド(魔術)」と「アーム(兵器)」を組み合わせて「ガンダム (GUND-ARM)」にするなどの設定面でも提案を行っている[22][23][24]。
作画面では戦闘シーンの多くが手描きによって描写され、3DCGはコックピット周辺や戦艦、ガンビットの有機的な動きを表現する目的などで部分的に使用される。当初は『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』および『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』のように本格的な3DCG導入も検討されたが、手描きのロボットに精通したサンライズのアニメーターの魅力を作品に融合させること、サンライズ以外で手描きのロボットアニメをやる会社がほとんどなく、その文化を絶やしたくないとする観点などから採用された。結果としてMSの作画に関わる情報量は増加しているが、小林による塗り分けの最少化やパーツの描きやすさなどを意識した機体デザインなどによって調整が行われている[25][26]。
音楽
本作の音楽は『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』への参加経験もある大間々昂が担当する。収録には世界各国のアーティストが参加し、東京、ブダペスト、ウィーンなどで収録が行われた。大間々は、異端者やマイノリティー側の人物が抑圧された自分をさらけ出すような声が欲しいとする要望をもとにして、大切なシーンで使用される楽曲にはボーカルを入れるなどの工夫を凝らしている[27]。また、岡本はチューニングにあたって、世界観に合うリアルさと説得力に配慮した重厚感のある楽曲のほかに、学園内で描写されるコミカルなシーンに合わせた軽めの楽曲もオーダーしている[26]。
キャスティング・演技
主要キャストはテープオーディションとスタジオオーディションで選考が行われた[28][29]。
主人公のスレッタ・マーキュリー役には市ノ瀬加那が、スレッタの相棒となるミオリネ・レンブラン役にはLynnがそれぞれ起用された[注 4]。物語内で描かれる戦闘は、生死によらない決闘であり、収録においても、シリアス具合を減らしてほしいという指示があったと市ノ瀬がLynnとの対談で明かしている[28]。
反響
本作は女性主人公や学園を舞台とする点などから、放送前より注目を集めた。放送開始後は主人公が花婿として迎えられる展開がSNS上で話題を呼び[30]、放送のたびに「ダブスタクソ親父」、「ロミジュリ」といった劇中の台詞や単語がTwitterのトレンドに上がるなどした[31]。このため『月刊ニュータイプ』(KADOKAWA)が行っている集計では、本放送期間中のツイート数が同時期放送のテレビアニメ作品のなかで1位を記録している[32]。
Season1放送開始後は、本編との繋がりが曖昧なかたちで描かれた「PROLOGUE」と本編の登場人物たちが同一人物なのか、主人公の親子関係が本当のものなのかといったストーリー面での疑問が、ミステリの要素として視聴者の注目を集めた[33][34][35]。また小形は国外からも反響があるとインタビュー内で語っており、ニューヨークのアニメイベントにて『こういう作品を待ち望んでいた』というリアクションや『ダイバーシティーな作品だ』という声があったと語っている[20]。このほか、第10話で描かれた地球の風景が兵庫県加古川市の浜の宮駅や市民プールなどに酷似し、登場したマスコットが同市のご当地グルメ・かつめしのマスコットキャラクターを連想させるとしてSNS上で話題となり[36]、同市の岡田康裕市長もFacebookなどで言及している[37]。一方でBPOでは、「青少年委員会」にて第12話の一部シーンの残虐性に関して議題に上がったことが公式ホームページで報告されている[38]。
ランキング関係では、「ダブスタクソ親父」のワードが「ガジェット通信 アニメ流行語大賞2022」の銅賞に選出された[39]。2022年12月12日発表の「ネット流行語100 2022」ではトップ20単語賞の15位に本作がランクインし、9位には主人公のスレッタ・マーキュリーがランクインした[40]。
批評
本作は、大河内が小説家として初めてノベライズ版を担当した『少女革命ウテナ』との共通項が挙げられており[41]、テレビまんが研究家の加々美利治は、何らかのセルフオマージュをしている可能性を指摘している[42]。また加々美は、明るい作風を評価する10代の視聴者と、過去に大河内が『コードギアス』のようなアンハッピーエンドな作品を担当したことを根拠に今後の展開を不安視する従来のファンを紹介したうえで、いつ作品が戦争路線に舵を切ってもおかしくないと評した[43]。
脚本家の深見真は、『月刊ガンダムエース』上で連載するコラムで、本作が本格的な恋愛や青春ものを描きつつ、ただの学園ものでは終わらない点でストーリーテリングが巧みであるとしている[44]。
アニメコラムニストの小新井涼は、ロボットものや重いストーリーに慣れていない視聴者が身構えずに楽しめる「間口の広さ」と、物語や前述の台詞などに反応して感想やファンワークをさまざまな媒体形式で発信し、トレンドを賑わすほどになる「SNSでの盛り上がりとの相性の良さ」が、作品の話題性の要因になっているとしている。その上で小新井は本作を、現代ならではの広がり方をする「最新のガンダム」と評している[45]。
あらすじ
- PROLOGUE
- 企業の宇宙進出が進み、宇宙移民者スペーシアンと地球居住者アーシアンの対立が激化の一途をたどるA.S.(Ad Stella) 101。小惑星フロント「フォールクヴァング」にあるヴァナディース機関のラボでは、カルド・ナボの主導のもと、地球のオックス・アース・コーポレーションのMSガンダムが開発されていた。しかしガンダムに採用されたGUNDフォーマットの健全性を試作機のガンダム・ルブリスは証明できず、テストパイロットのエルノラ・サマヤは焦りを感じる。そんな中、GUNDフォーマットを危険視するデリング・レンブランの差し金で、MS開発評議会はオックス社への企業行政法による強制執行を決定。評議会配下の特殊部隊「ドミニコス隊」がフォールクヴァングに派遣され、エルノラの夫ナディム・サマヤたちの抵抗も空しく制圧作戦が進められる。カルドを始め多くの人命が犠牲となる中、ルブリスが偶然乗り込んでいたエルノラの娘エリクト・サマヤの生体情報を認証して起動する事態が発生し、敵MSを撃墜したエリクトに驚愕しながらもエルノラはルブリスで脱出を図る。ナディムの自己犠牲によってエルノラたちは宙域からの離脱には成功するが、フォールクヴァングは破壊され、ガンダムの開発計画はすべて凍結される。
- Season1
- 「ヴァナディース事変」と名付けられたフォールクヴァングの襲撃から21年の年月が流れ、ガンダムの開発者が「魔女」と呼ばれるようになったA.S.122。水星育ちの少女スレッタ・マーキュリーは母プロスペラ・マーキュリーの勧めで、ベネリットグループが運営する教育機関アスティカシア高等専門学園に編入してくる。スレッタは到着間近、宇宙空間を漂流していたデリングの一人娘ミオリネ・レンブランを意図せず救助するが、デリングから逃れ地球へ向かう予定だったミオリネを妨害する結果となり、責任をとるべくミオリネに強引に迫るグエル・ジェタークとMSによる決闘を受諾し、愛機のガンダム・エアリアルで圧勝する。ガンダムを使用した嫌疑でMS評議会に拘束され早々に退学の危機に陥るスレッタだったが、ミオリネの直談判によって再決闘が決まり、自身の威信をかけて戦いを挑むグエルのダリルバルデを激戦の末に下す。
- こうしてグエルから学園の最強パイロットの証である「ホルダー」の称号とミオリネの花婿候補という立場を手に入れたスレッタは、慣れない学園生活に戸惑いながらも、アーシアンのニカ・ナナウラやチュアチュリー・パンランチ、学園の実力者であるエラン・ケレスと交友を深めていく。しかしガンダムの操縦者として改造されたエランこと強化人士4号は、スレッタが自身と同じではないとを知ると態度を一変させ、グエルを倒したうえでスレッタに決闘を申し込む。ニカたちの協力も受けてエランの駆るガンダム・ファラクトを退けたスレッタだったが、この時に発生したGUNDフォーマットの相互干渉が原因で、エアリアルがガンダムであることが確定的となる。スレッタは4号のオリジナルであるエランたちの策略でベネリットグループのインキュベーションパーティーにて糾弾されるが、ミオリネの機転でガンダムの安全利用を目的とした株式会社ガンダムの起ち上げが成功したことで危機を回避する。
- 地球寮の生徒たちも巻き込んだスレッタたちは、ミオリネと会社を手中に収めようとするシャディク・ゼネリが率いるグラスレー寮生たちと集団決闘になるも、シャディクの駆るミカエリスを辛くも撃破し、GUND技術による医療事業の成功を目指すべく起業する。事業が着実に進展していく一方で、ベネリットグループ内ではデリングの暗殺を狙う動きが本格化する。グループの開発拠点プラント・クエタにデリングやエアリアルを受領しに来たスレッタたち、さらにエルノラとしての正体を明かしデリングとの密談に臨むプロスペラが集うなか、シャディクの手引きで地球の武装組織フォルドの夜明けによる進攻が開始される。「地球の魔女」を名乗るソフィ・プロネとノレア・デュノクが駆るガンダム・ルブリス・ウルとガンダム・ルブリス・ソーンがクエタのMS部隊を圧倒していくなか、プロスペラに導かれたスレッタは改修されたエアリアルでソフィたちを撃退する。次いでスレッタはミオリネと瀕死のデリングに襲い掛かった敵兵をエアリアルの手で叩き潰すが、その残酷さを省みず安堵するスレッタにミオリネは恐怖を抱き、「人殺し」という言葉を投げつける。
- Season2
- プラント・クエタ襲撃から2週間後。事件について箝口令が敷かれた地球寮生たちの前に身分を詐称したソフィとノレアが編入生として現れ、スレッタはフォルドの夜明けの連絡係であることを告白しようとしたニカを襲うふたりにたまらず決闘を申し込む。ソフィたちは学園のオープンキャンパスで行われるエキシビションマッチ「ランブルリング」で実戦をしかけるが、データストームで空間を掌握するエアリアルには及ばず、ソフィが命を落とす。
- 生徒の死者を出した一連の事件の隠蔽と、「フォルドの夜明け」に対する強引な治安活動に対してベネリットグループには非難の声が集中し、グループは状況打破のために次期総裁選の開催を決定する。新たなエランとしてペイル社の意向に沿いつつも自分の命を最優先に行動する強化人士5号、サリウスを幽閉し、世界の不平等を変えるという大義のために総裁の地位を狙うシャディク、そして「フォルドの夜明け」での捕虜生活を経て存続の危機に瀕したジェターク社の立て直しを図るグエルがそれぞれ行動を開始するなか、ミオリネはデリングの極秘計画クワイエット・ゼロの存在と引き継ぎをプロスペラから聞かされる。プロスペラの過去を知り、さらにスレッタが母親に微塵も疑問を抱かないことに危うさを感じたミオリネは、総裁選への立候補を条件にスレッタを巻き込まないことをプロスペラに約束させる。何も知らないスレッタは、ミオリネの17歳の誕生日に事情を知るグエルと三度目の決闘に臨むも、ミオリネによってエアリアルの機能を停止させられたことで敗北し、花婿の地位を失う。それでもめげずに学園生活にまい進するスレッタだったが、プラント・クエタにてエアリアルに搭乗した際、自身がエリクトの遺伝子から生み出されたリプリチャイルドであることを知り、プロスペラとパーメットスコア8に到達したエアリアルから不要と断じられ、存在意義を見失う。
作中設定・用語
世界観
- アド・ステラ (Ad Stella)
- 本作品内で用いられている紀年法。ラテン語の「星へ」を意味し[46]、おもに「A.S.」と略される。宇宙進出を果たした企業による巨大経済圏が構築された時代であり、一部の地域では有力企業を中心とした企業体が強大な力をもち、既存の国家の枠組みを超えつつある[15]。また、A.S.では宇宙における航行用の空間座標(宙域)が細かく設定・運用されている[46]。下記のスペーシアンとアーシアンの対立で始まった幾多の戦争が莫大な経済活動として各企業の利益となり、やがて不可侵の利権構造である「戦争シェアリング」へと発展していく。
- スペーシアン / アーシアン
- それぞれ「宇宙移民者」と「地球居住者」を意味する。MSを始めとした宇宙時代の基幹産業の発展によって、少数のスペーシアンが大多数のアーシアンから労働力と税金を搾取する社会構造が一世紀以上続いており、互いの分断と衝突が生じている[17][47]。
- フロント
- 小惑星を基部として宇宙空間に建造された巨大人工居住施設[47]。構造体全体または一部を回転させ、人工重力を発生させている[46]。
- 地球
- 地上はほとんどが荒廃しており、日常生活・自然環境面においてスペーシアンとの大きな差が生じている。度々反スペーシアンのデモや暴動が発生するため、ベネリットグループから暴徒鎮圧のための防衛部隊が派遣されている。なお、宇宙との移動用に軌道エレベーターが建造されており、地上に降りる際は衛星軌道上の中継ステーションを利用する。
- 水星
- 本作では人の存在すら忘れられるほどの辺境の惑星とされる。かつてはパーメット鉱石の採掘で栄えたが、月面での採掘が開始されてからは寂れていき、少子化も進んだことで学校などの教育機関も失われていった。現在も残った住民たちは太陽風の吹く過酷な環境下で、電子機器や基地の故障に耐えながら採掘作業に従事している[48]。
組織・部隊
- ベネリットグループ
- ベネリット社を頂点とするMS産業最大手の巨大複合企業体。「御三家」と呼ばれる業績トップの3社を含めた合計157社の企業で構成される。本編での総裁はデリング・レンブラン[17]。
- ジェターク・ヘビー・マシーナリー
- 「御三家」の内の一社。堅実な設計方針に沿った地上運用主体のMSを多く手がける一方で、最新のAI技術[49]や、シン・セー社との共同によるガンダムタイプMSの開発も手がけている[50]。
- プラント・クエタ襲撃事件でCEOのヴィム・ジェタークが死亡し、さらに自社製MSがテロに使用されたことで融資を打ち切られ経営難に陥るが、ヴィムの長男グエルがCEOに就任し、ミオリネら株式会社ガンダムと手を結ぶことで再建が図られる。
- ペイル・テクノロジーズ
- 「御三家」の内の一社。機動性や飛行性能に優れたMSを製造する裏で、禁止されているガンダムや強化人士の研究開発を行っており[51]、エアリアルと開発元であるシン・セー社の技術を得ようと暗躍する。
- 経営はニューゲンら4人の共同CEOによる合議制で執り行われ、社独自のAI「ペイルグレード」に選出されたエラン・ケレスを次期トップとして擁立している。
- グラスレー・ディフェンス・システム
- 「御三家」の内の一社。汎用性に優れたMSのほかに、対GUNDフォーマット用アンチドートの開発と技術発展にも力を注いでいる[52]。「アカデミー」と呼ばれる戦災孤児の育成校も主宰しているが、完全な実力主義のため生徒には相当の努力が求められる。
- 「PROLOGUE」時点からサリウス・ゼネリがCEOを務めるが、「フォルドの夜明け」によるアスティカシア襲撃に乗じて養子のシャディクがクーデターを起こし、社の実権を握る。
- シン・セー開発公社
- 水星資源の採掘で発展した企業。グループ内では新参で、業績はほぼ最下級である151位のDランクだが、MS開発と福祉工学を軸にして、300社以上の取引実績と200以上の年間特許数を有する。過酷な水星の環境でも安全に作業できるドローン(遠隔操作無人機)技術搭載MSとして、ガンダム・エアリアルを独自開発する[17]。
- MS開発評議会
- MS開発の互助を目的に設立された組織。ベネリット総裁や御三家をはじめとする各社のCEOたちがメンバーを務める。GUNDフォーマットがもたらす人体への悪影響を危惧している[47]。
- ヴァナディース機関
- GUNDの研究組織。宇宙環境における身体補助に関して研究をしていたが、オックス・アース・コーポレーションからの資金援助と引き換えにGUNDを軍事技術として提供する[47]。
- 株式会社ガンダム
- エアリアルおよびシン・セー社の存続と、ペイル社のファラクト開発部門解体にともなう損失を補填する新規事業としてミオリネが提案した株式会社。M&Aで買収したシン・セー社とペイル社の開発部門を統合した独立会社の体を取り、生命の安全を前提にガンダムを管理運用することで、最終的にはベネリットグループの業績再建を目標とする。発表直後はミオリネ個人への信用がないことから出資者の賛同を得られなかったが、ミオリネ自身が頭を下げてデリングの支持を取り付けたことで起業資金の調達に成功[17]。スレッタが居住する地球寮の施設を拠点として強引に接収し、さらにほかの地球寮生たちを従業員として取り込むことで、企業としての体裁を整える。当初は利益効率のいい軍事企業を目指す選択肢もあったが、戦争を忌避する地球寮生たちの反対もあり、最終的にはヴァナディース機関のPVを参考に、GUND本来の目的である医療事業を目指す。
- 宇宙議会連合
- A.S.における国際組織。評議会の強硬派はベネリットグループの武力介入を企んでおり、旧オックス社の残党を工作機関として従え、そこで開発したルブリス型ガンダムや無人のガンビットMSを「フォルドの夜明け」に供給している。
- フォルドの夜明け
- アーシアンの地位向上を目指す反スペーシアンのゲリラ組織[53]。地球の廃校跡にある特定復興計画地区を拠点とし、構成員には現地避難民の出身者もいる。グラスレー寮とは協力関係にあり、宇宙議会連合の後ろ盾のもとでMSなどの兵器供給を受けている。
- デリング暗殺を目的としたプラント・クエタ襲撃事件を決行するが、ドミニコス隊の介入などで計画は一部失敗となり、地球でもベネリットの防衛部隊に襲撃され拠点から撤退する。
地名・施設
- アスティカシア高等専門学園
- L4[46]のフロント73区にあるベネリットグループの高等教育機関。デリングが学園長を兼任している。宇宙開発産業およびMS産業に携わる人材の育成を目的とし、パイロット科、メカニック科、経営戦略科の三つの専科が存在し、グループ各社の重役の子息や、企業から特別な推薦を受けた学生などに入学資格が与えられる。入学後は寮生活が基本となり、寮生は後ろ盾となる企業が開発したMSを運用する[54][55]。
- 生徒の学籍番号は入学年、専科、個人番号の三つの要素から成り、3年生は「K」、2年生は「L」、1年生は「M」、パイロット科は「P」、メカニック科は「M」、経営戦略科は「S」で表示される。個人番号のみは推薦企業のヒエラルキーによって決定される[47]。学園内にはスペーシアンとアーシアンの力関係が色濃く反映されており、アーシアンで構成される地球寮の生徒たちは有能でありながらも経済的に豊かでなく、生徒や教師からも差別の対象とされる[17][56]。
- フォールクヴァング
- ヴァナディース機関の拠点となるフロント。ドミニコス隊の襲撃のすえに爆破される。
- ペビ・コロンボ23
- スレッタが育った水星軌道基地[48]。
- ベネリットグループフロント
- ベネリットグループ本社が置かれているフロント。
- プラント・クエタ
- L4に位置するフロントで、ベネリットグループ有数の開発拠点。「フォルドの夜明け」による襲撃を受ける。
- ラピスガーデン(石の庭)
- 小説版に登場。全長約20キロメートルにおよぶラングランズ社名義のフロント。内部には遊園地が建設中[46]。
- クイン・ハーバー
- ミオリネたちベネリット使節団が、アーシアンとの交渉のために訪れる地球の都市。軌道エレベータのほか、付近には隠蔽されたオックス・アース社のガンタム保管施設が存在する。プロスペラの陰謀で両勢力の武装組織が激突し、市街全体が火の海となる。
技術・兵器
- モビルスーツ (MS)
- 「ガンダムシリーズ」に共通して登場する巨大人型ロボット兵器の総称。本作に登場するMSは人体を模したジョイントをEMT(電動モーター)で駆動させる構造をもち、開発会社が異なっても基本的に同じ規格を有するとされる[57]。
- パーメット
- 水星や月に偏在する新種の鉱物に含まれる元素。元素間でボゾンによる情報共有を行う性質があり、素材や推進剤と混合した新技術や、MSや身体拡張技術を含むあらゆる制御技術が飛躍的に発達した[47][58][59]。
- GUND(ガンド)
- 義肢などの福祉工学に端を発する技術。本来は人体の欠損部や宇宙環境下で生ずる身体機能障害の補助を目的とした医療技術であり、パーメットを媒介に人間を機械と有機的にリンクさせることで、四肢および感覚機能の補助や身体機能を拡張する効果をもつ[57][60]。GUNDの施術者は、一定レベル以上のリンク時に体内に注入したパーメットが光る痣として皮膚上に現れる[17]。研究元のヴァナディース機関をオックス社が買収した結果、GUNDフォーマットへと発展する。
- GUNDフォーマット(ガンドフォーマット)
- GUND技術を軍事転用したMS用システム。GUNDでリンクしたパイロットとMSのシステムを制御する革新的機構をもち、リンクの指標となる「パーメットスコア」が大きいほど機体性能が上昇する。一方で、基準を大きく超えるパーメットによる侵害的情報逆流「データストーム」が人体に莫大な負担をもたらすため、MS開発評議会は生命倫理の観点から存在そのものを危険視している[47][15][61][59]。
- ガンダム
- 本作におけるガンダムタイプMSは、GUNDフォーマットの搭載により領域横断的な戦闘能力を発揮するMSのことを指す。正式名称は「GUND-ARM」(ガンドアーム)であるが、世間一般では「GUNDAM」(ガンダム)の通称で呼ばれる。基本構造は既存のMSと同じ規格で作られており、性能を発揮しないのであれば一般のパイロットでも操縦できる[57]。
- 本編ではGUNDフォーマットの危険性も含めてカテドラルが協約で開発そのものを禁止しており、関連技術の継承者は「魔女」と呼ばれる[48][26]。
- シェルユニット
- ガンダムの胸部など各部に内蔵された制御端末。パイロットとMS間で交わされる莫大な情報の伝達処理を可能とし、GUNDフォーマットの稼働レベルが一定になると赤い電子回路のような発光パターンが生じ[60]、パーメットスコア6に達すると青く変化する[62]。
- ガンビット
- 本作におけるオールレンジ攻撃用兵器。正式名称は「次世代群体遠隔操作兵器システム」。スラスターやビーム砲を備えた小型端末「ビットステイヴ」をGUNDフォーマットで遠隔操作し、多彩な立体攻防を展開する。複数基が合体することで防御用のシールドになるほか、MS各部のハードポイントと合体することで機動性と防御力の強化、およびビットへの電力や推進剤の補給を可能とする「ビットオンフォーム」となる[60][57][59]。「フォルドの夜明け」では無人のMSにビットの機能を付与した機体が運用されている[50]。
- クワイエット・ゼロ
- 植生エンジニアだったノートレット・レンブランの創案をもとに夫のデリングが推進していた極秘計画。環境ごとに変化する植物の多様性を人間に応用することで、戦争のない世界の実現を最終目標とする。デリングと協力者であるプロスペラは、既存ネットワークにない超密度情報体系を発現できるGUNDフォーマットのデータストームを利用して、パーメットリンクを介したあらゆるシステムを制御するネットワークを構築して目的を果たそうとしていた。
- アンチドート
- グラスレー社の一部MSに搭載される対GUNDフォーマット用装備[63]。無人機によるドローン戦争を終結させたパーメット・電子対抗装備の発展型であり、有効範囲内にいるGUNDフォーマット機のリンクを妨害することで、機体やガンビットの機能を停止させる効果をもつ[64]。ただしパーメットスコア4以上の出力になると、装備がオーバーライドを起こし無効化される弱点がある。
- ハロ
- 声 - 古川慎[65]、富田美憂(ロウジ所有の個体)[66]
- ほかの「ガンダムシリーズ」にも登場する球形のロボット。本作では、ベネリットグループがナビゲーションやインフラに使用される各種アタッチメントのベースユニットとして採用しているほか[67]、アスティカシア学園で決闘する際の情報検索や撮影ドローン兼審判役として使用されている[68]。小説版では「ラピスガーデン」内にある遊園地のマスコットキャラクター「ピエハロ」が登場する[46]。
- 強化人士(きょうかじんし)
- ガンダムの搭乗者として身体改造を施されたデータストーム耐性の高い人間。生物工学やナノテクノロジーによって、より高いパーメット数値を許容・維持できるが[47]、出撃のたびに負担が肉体に蓄積されていき、遠からず死に至る運命にある。
そのほかの用語
- 決闘
- デリングがアスティカシア学園での生徒同士の揉め事を解決すべく定めた制度。双方の個人またはチーム同士が金銭や栄誉などの望むものを賭けてMS戦を行い、敗者は勝者の要求に必ず従う義務を課せられる[47]。基本的に相手機の頭部ブレードアンテナを先に折った者が勝者となるが、合意があれば決闘方式や双方の戦力比、賭けるものは変更可能で、先に大将機のアンテナを折った側が勝利する集団決闘、一対多数のハンディキャップ戦、勝ち抜き式のバトルロイヤル戦も存在する。使用されるMSは学園規定にもとづいて約30パーセントの出力制限がかけられるほか[46]、決闘者の安全を考慮して、使用可能な武装は出力上限の定められたビーム兵器と近接兵器のみで、コックピット周辺や主要機関への攻撃はできないように設定される[49]。試合前は一方の対戦者が「勝敗はMSの性能のみで決まらず」、もう一方が「操縦者の技のみで決まらず」、双方が同時に「ただ結果のみが真実」という口上を述べたのち、立会人の「決心解放(フィックス・リリース)」の号令を合図に戦闘を開始する。口上のとおりパイロットの腕やMSの性能だけでなく、試合前の準備や根回しも勝利条件として重要視され、試合場の細工や部外者による妨害といった不正行為もその一環として黙認される。試合状況は生徒手帳や学園中のモニター端末を通じて生中継され、生徒間では金銭を賭けて勝敗を予想する「決闘賭博」が横行している。
- 決闘委員会
- 決闘を取り仕切るために設立された、学生主導の組織[47]。おもなメンバーは、寮長や御三家の子息といった有力者で構成される。決闘前は試合会場や具体的なルールなどを協議したのち、対戦者の合意と宣誓を見届け、「Alea jacta est.」の言葉とともに決闘の承認を行う。委員にも決闘を行う権利はあるが、御三家同士の決闘は避けられる傾向にある。
- ホルダー
- 決闘の勝者のなかでも特に優れたパイロットのみに与えられる称号。純白基調の専用制服およびパイロットスーツの着用といった各種特典や、17歳となったミオリネとの婚約権が与えられるが、これがミオリネ本人の反感を買い、本編の騒動の原因となる[47][68][69]。権利以外の義務も相応に発生し、挑戦された決闘に2週間以内に応じたり、指定された学園や企業のイベントにも参加しなければならない。スレッタの場合はグラスレー寮戦でエアリアルを損傷したため、修復完了まで実施を延期する特例措置が取られる。
- ランブルリング
- 学園のオープンキャンパスイベントとして開催される、制限時間30分のバトルロイヤル式エキシビジョンマッチ。各企業の新型機のお披露目を兼ねるほか、ホルダーにも参加する義務が課される。
登場人物
アスティカシア高等専門学園の人物
主要人物
- スレッタ・マーキュリー (Suletta Mercury)
- 声 - 市ノ瀬加那[8]
- 本作品の主人公。パイロット科2年。学籍番号「LP041」。母プロスぺラが経営するシン・セー社の推薦を受け、ペビ・コロンボ23から編入してきた17歳の少女[57]。幼少期からエアリアルを駆って危険な任務や作業をこなしてきた結果、若くして高度な操縦技術を習得している。
- 物心つく前に父親を亡くし[70]、母とともに水星に移住したが、同年代の子どもがいない環境下で成長したため、内向的でコミュニケーション下手な性格[53]。下級生にも敬語を使うほどつつましいが、困難や理不尽に対しては母の言葉である「逃げればひとつ、進めば二つ」[注 5]の信念をもって立ち向う姿勢を見せ[68]、周囲にも大きな影響を与える。一方でプロスペラを「魔法使い」と称して強く慕い、彼女の言うことならば絶対正しいと信じて盲目的に行動するきらいがある。
- 学園編入前は水星を「誰も死なない豊かな星にする」という夢をもち[48]、その一歩として故郷で廃れた学校を設立するという目標を掲げる一方で、アニメなどを通じて知った地球圏の文化や生活に強い憧憬から、「彼氏とデートする」「友だちをあだ名で呼ぶ」などのやりたいことをまとめた「やりたいことリスト」を作成していた。しかし編入直後からミオリネを侮辱したグエルとの決闘に端を発して、エアリアルのガンダム疑惑を受けての拘束と退学の危機、グエルとの再決闘を制してホルダー兼ミオリネの花婿候補になるなど望まぬ注目を受け続け、一部のスペーシアンの生徒から「水星女」と称され迫害の対象となる。一時は自主退学を考えるまでに思いつめるが、婚約者として不器用ながら世話を焼いてくれるミオリネや、同じ差別を受けるアーシアンの学生たちの助力もあって地球寮の寮生として再起し、エアリアルを賭けたエランとの決闘や、株式会社ガンダム設立を巡るシャディクたちとの集団決闘、フォルドの夜明との生死をかけた実戦を経験していく。
- 劇中ではガンダムであるはずのエアリアルに搭乗してもデータストームの弊害が見られないなどの不自然な点が指摘されるが、後にその正体が、肉体を失ったエリクトの遺伝子から生み出された「リプリチャイルド」と呼ばれる存在であることが明らかとなる。
- 企画当初はクールかつドライな女性指揮官がイメージされたが、物語の路線変更に伴って正反対の性格となり、表情の調整などが行われた[18]。
- ミオリネ・レンブラン (Miorine Rembran)
- 声 - Lynn[8]
- 経営戦略科2年。学籍番号「LS001」[71]。
- 容姿端麗のみならず、経営戦略科トップの成績を収め、さらに専門外のメカニックやスポッターの基礎マニュアルを一読しただけで暗記するほど優れた頭脳をもつ[71]。一方で愛想が悪く攻撃的な性格をしており、ホルダーの景品として自分を見るグエルたち学園の人間たちに嫌悪感を抱いている。特に父親のデリングに対しては、自分の趣味から人間関係、進路に至るすべてを勝手に決め続けたあげく、亡き母ノートレットさえも蔑ろにした経緯から、「クソおやじ」と憎悪し、その支配下から逃れるべく何度も学園から地球への逃亡を試みている。学園では特定の寮には所属せず、父が使っていた理事長室を占拠・改装してひとり暮らしをしているが、整頓は苦手で机回りなどはごみが散乱している。母との思い出でもあるトマトの栽培を心の癒しとしており、自室や学園の敷地に設置した温室で多数の株を育てている[71]。他人が温室や植物たちに触れるのを非常に嫌うが、気を許した相手には収穫物を分け与えたりする。
- スレッタとの初対面時は逃亡を邪魔した存在として辛辣に突き放すが、グエルとの決闘に勝利してからは父の呪縛から解放してくれた存在として認めるようになる。以降は弱気なスレッタを叱咤しつつも最大の理解者となり、スレッタが居住する地球寮の面々とも交流を深める。同時に、スレッタの「進めば二つ」の言葉を胸にデリングから逃げずに向き合う姿勢を見せ始め、ペイル社の計略でスレッタが糾弾された際は頭を下げてまで出資を募り、株式会社ガンダムの設立に成功する。CEOとして業務にまい進するようになってからは、無自覚にスレッタを軽視する行動が増えて不信感を生む要因になるが、事情を知った後はプラント・クエタにて伝えてこなかった今までの感謝を伝え、和解する。しかし、直後に襲撃してきた「フォルドの夜明け」構成員をスレッタが躊躇いなく殺害する光景を目の当たりにし、助けてくれた事実には感謝しつつも、プロスペラの言葉に微塵も疑いをもたないスレッタを危惧する。その結果、総裁選への立候補とクワイエット・ゼロの引き継ぎを条件にスレッタをプロスペラの計画に巻き込まないことを独断で決定し、グエルとの最後の決闘ではエアリアルを強制停止させることでスレッタを敗北させ、一方的に別離を宣言する。
- 企画当初は敵の親玉の愛人というポジションでキャラクター設定が行われたが、会社と学園とのシーンが分断されすぎてしまうことから変更され、脚本改稿が重なるうちに現在の立ち位置となった[17]。デザイン原案では無口な女性のイメージで描かれており、モグモはアニメーターのおかげで表情豊かなデザインに発展したと語っている[18]。
ジェターク寮
- グエル・ジェターク (Guel Jeturk)
- 声 - 阿座上洋平[72]
- パイロット科3年。学籍番号「KP001」。ジェターク社の御曹司で、寮のエースにして決闘委員会の筆頭[73]。荒々しく熱くなりやすい性格であるが[53]、パイロットおよび決闘者としては真摯で公正な一面をもち、将来のドミニコス隊入りを目指し鍛錬を重ねている。父親のヴィムには従順で頭が上がらず、そのことを指摘されると我を忘れて激昂する。
- 当初は26戦全勝のホルダーとして横暴にふるまっていたが、ミオリネへの狼藉をとがめたスレッタとの決闘で初敗北し陥落する。グループ掌握の野望を潰された父から叱責され、新型のダリルバルデとともに再決闘に臨むが、機体や戦場に細工してまで勝利を欲する父の姿勢に反発し、終盤に自身の技量のみで堂々と戦い惜敗する。決着後に健闘をたたえてくれたスレッタに感激し衝動的に求婚するが、即座に断られたうえ、周囲に冷やかされた恥ずかしさから求婚を撤回する。以降はスレッタを威圧しながらも気にかけるようになり、彼女を蔑ろにしたエランへの怒りから決闘を行うが敗北。ヴィムから支援の打ち切りと退寮を命じられて野外生活を強いられ[17]、地球寮対グラスレー寮の決闘中に退学とジェタークの系列子会社への就職を言い渡される。退学後は父やラウダたちに黙って行方をくらまし、「ボブ」と名乗って輸送会社の下働きをしていたが、プラント・クエタへの道中に艦を「フォルドの夜明け」に占拠され、ほかの社員とともに拘束される。戦闘開始後は敵のデスルターを強奪してクエタにいるスレッタたちと合流しようとするが、ディランザ・ソルで襲い掛かってきたヴィムの命を誤って奪い、そのショックを抱えたまま「フォルドの夜明け」に拉致される。地球でのベネリット部隊と「フォルドの夜明け」の戦いで死んだ少女シーシアを看取ったのち、経営危機となったジェターク社を立て直すべくアスティカシアに帰還する。再会したスレッタに自分を奮い立たせてくれた礼とともに、再度告白して断られることでけじめをつけるが、総裁選でジェターク社の支援を受けたいミオリネからスレッタとの3度目の決闘を要請され、父を殺したトラウマを抱えながらも辛勝する。
- デザインはライオンをイメージして威圧感や粗雑な印象を出す一方で、右目下のホクロや眉のデザインを調整することで、雄々しさと色気のバランス調整が行われた[18]。
- ラウダ・ニール (Lauda Neill)
- 声 - 大塚剛央[74]
- パイロット科3年。グエルの異母弟で副寮長[74]。グエルの退寮後は後任の寮長および決闘委員に就任する。感情的な兄とは対照的に冷静な性格で、右手で左側の髪をいじる癖がある。スレッタをグエルを陥れた元凶として敵視し、彼女の決闘中には立会人の立場を忘れ敗北を願うなど公私混同を深めていく。父から行方不明になったグエルの退学手続きを命じられるが、帰還を信じてあえて黙殺していた。父の死後は後任のジェターク社CEOに選出され、退学前にランブルリングでみずからスレッタを倒そうとするが、乱入してきたソフィに襲われ重傷を負う。生還後も傷を押して業務に邁進するが、帰還したグエルとの再会に喜び経営権を譲渡する。
- フェルシー・ロロ (Felsi Rollo)
- 声 - 高田憂希[74]
- パイロット科2年。グエルを慕う後輩の女子生徒。猪突猛進型な性格で、グエルにならってミオリネに見下した態度を取る[74]。プラント・クエタ事件後はジェターク社の業務で多忙になったラウダの代理として決闘委員を務める。
- ペトラ・イッタ (Petra Itta)
- 声 - 広瀬ゆうき[74]
- メカニック科2年。フェルシーの相方である女子生徒。優等生タイプだがフェルシー同様ミオリネを軽んじている[74]。ヴィムの死後はCEO代理となったラウダを支える。
- カミル・ケーシンク (Kamil Kaysink)
- 声 - 山下タイキ[53]
- メカニック科3年。寮のチーフ・メカニックで、高い統率力でメンバーをまとめる[53]。
ペイル寮
- エラン・ケレス (Elan Ceres)
- 声 - 花江夏樹[72]
- パイロット科3年。学籍番号「KP002」。ペイル社が擁立するパイロットで、寮の筆頭[53]にして決闘委員会所属。
- 物語の進行に従い、整形手術でオリジナルと同じ容姿と声をもつ強化人士が複数存在することが明かされ、表舞台では全員がひとりの人物として行動する[17]。下記は登場順。
- 強化人士4号
- 物語開始時点でエランとして学園に在籍する強化人士。学園では人間嫌いな孤高の人物とされ、寮生や決闘委員会の面々にも心を開こうとしない。一方、一部の女子からはクールな容貌にちなんで「氷の君」と呼ばれ人気を集めている。GUNDフォーマットのデータストームに耐えうる身体強化を受けているが、機体とリンクする感覚を不快に思い、MSそのものを「自分にとっての呪い」と称して嫌悪する[17]。自分の家族や誕生日といった過去の記憶をすべて失っており、実験体として酷使される自身の境遇を悲観している。
- エアリアルを駆るスレッタが同じ強化人士かもしれないとの関心から、周囲が驚くほど積極的な交流のすえにスレッタの信頼を得る。やがてCEOたちからエアリアルの調査を命じられて実際にエアリアルに試乗するが、GUNDフォーマットの不快な感覚がないことからスレッタが自分とは違う存在だと気づき、自分にはないすべてに恵まれた彼女に嫉妬し拒絶する。この態度をとがめたグエルを挑発し、新型機ファラクトの試験を兼ねた決闘で圧勝。ペイル社から「本当の顔と市民ナンバーを与える」という報酬を提示され、ホルダーの称号とエアリアルを賭けてスレッタに決闘を挑むが、エアリアルの能力を解放した彼女に敗北する。決着後に自分の家族の記憶を取り戻し、スレッタとも和解するが、ペイル社に見限られ廃棄処分となる。
- デザインは不遇な境遇から儚く無機質なイメージで描かれており、グエルやシャディクとの並びも考慮して全体的に落ち着いた雰囲気に着地するよう配慮された[18]。
- 本物のエラン・ケレス
- ほかのエランたちのオリジナルとなった人物[17]。「ペイルグレード」トップの評価をもつ次期CEO候補で、ニューゲンら現CEO陣からも敬われる。決闘でミオリネとの婚約権を得るために、自身の影武者として作り出した強化人士たちがホルダーとなることを望んでいる。
- 4号の廃棄処分後はみずから学生のエランとしてスレッタに接触し、CEOたちとともにエアリアルおよびシン・セー社を告発するための一芝居を打つが、ミオリネが株式会社ガンダムの設立を成功させたことで未遂に終わる。
- 強化人士5号
- 4号の後任として学園に送り込まれた強化人士。無表情な4号と対照的に天使のような笑顔を見せる一方で[53]、ニューゲンからは本物と同じくらい性格が悪いと評される。パイロットとしての力量も高いが、「死ぬのは御免」という理由からGUNDフォーマットの使用を避けようとする。
- 学園に着任後は仲間から驚かれるほどの明るいふるまいを見せ、同じく変化に戸惑ったスレッタには「君が変えた」と説明し距離を詰めていく。ミオリネから株式会社ガンダムのテスターとして雇われ、スレッタを篭絡したあとで穏便にエアリアルを獲得しようとするが、ランブルリング事件での消極さをとがめたニューゲンたちから事実上の最後通牒を受ける。フロント管理社に押収されたエアリアルを直接奪おうとするが、機体内のエリクトの意思に拒絶され失敗。今度はスレッタ本人に機体を渡すよう強引に迫るが、居合わせたグエルに組み伏せられ断念する。一連の不始末でペイル社での居場所を失い、ニカとノレアが軟禁されているグラスレー寮の一室に転がり込む。
グラスレー寮
- シャディク・ゼネリ (Shaddiq Zenelli)
- 声 - 古川慎[72]
- パイロット科3年。学籍番号「KP003」。サリウスの養子で寮長。おもに立会人として決闘委員を務めるほか、会社では将来の幹部候補として数々の実績を上げている[53]。パイロットとしても、地球寮戦前時点で決闘賭博1番人気であると同時に、寮対抗の団体戦では無敗を誇るほどの操縦技術をもつ。プライベートでは多くの女性たちと交際するなど余興同然に過ごす一方で、企業人としてはシビアで必要とあれば非合法な活動もいとわない。
- その過去は地球で生まれた半アーシアンの孤児で、当時の名は「イエル・オグル」。現在の側近であるサビーネらパイロット科の女子5名とともにグラスレーのアカデミーで育ち、その優秀さから「プリンス」と呼ばれていた。自分のような子どもを生みだした戦争シェアリングを否定し、ベネリットグループの全資産を地球に移すことでスペーシアンとアーシアンの勢力を拮抗させ、互いの抑止力による平和を実現させようと考えている。「フォルドの夜明け」などを使って非合法活動を行う一方で、地球での慈善活動にも積極的なことから、アカデミー時代と同じプリンスと呼ばれ尊敬されている。
- 幼なじみのミオリネを隣で守りたいという密かな願望を抱いていたが、本人に直接伝える勇気が湧かず、やがて御三家を嫌うようになったミオリネから遠ざけられたこともあり、本心を隠しつつビジネスパートナーという立場で彼女に近づこうと探っていた。そのため、表向きはミオリネの婚約者になるホルダーの地位には興味を示さず、グエルから決闘を申し込まれてもはぐらかしていた。他人に本心を隠す気質はほかの人間関係においても同様で、相手の信用を得ることに長けている一方で、他人を信用せず自分で物事の処理にあたろうとする。
- 学園でさまざまな騒動の中心となるスレッタを「水星ちゃん」と親しく呼び、グエルやエランたちをかき乱す姿に興味を寄せる一方で、サリウスの命令でエアリアルと開発元のシン・セー社を探るべく暗躍し、取引相手の「フォルドの夜明け」と通じていたニカを使ってスレッタを監視する。義父とは違い事業としてのガンダムの可能性に期待しており、学園規則を改変して株式会社ガンダムの起業を妨害し、支援という名目で自分の用意した会社にミオリネたちを移籍させることで事業ごとミオリネを手中に収めようとする。これを拒み規則の改変停止を望むミオリネたちと集団決闘となるが、自軍のアンチドートを無効化したエアリアルの底力と地球寮メンバーの連携の前に敗北。ミオリネに「自分がホルダーとなって守りたかった」という本心を吐露し、潔く身を引く。一方でもうひとつの望みであるベネリット掌握のためにさまざまな事件で暗躍し、サリウスを拉致することでグラスレーの実権を握り、ペイル社の支援も取り付けて次期総裁に立候補する。
- デザインはキャラクター設定をもとに余裕のある年齢感高めの雰囲気を出すことが意識され、完成していたグエルとエランとのバランスも見ながら仕上げまで行われた[18]。
- サビーナ・ファルディン (Sabina Fardin)
- 声 - 瀬戸麻沙美[53]
- パイロット科3年。学籍番号「KP014」シャディクの右腕としてほかの寮生たちをまとめ上げる才女で、パイロットとしては寮内でシャディクに次ぐ実力をもつ[53][75]。地球の出身でニカと同じく地球と宇宙の懸け橋になりたい夢をもつが、理想だけで現実は変わらないとの考えから、ほかの寮生とともにシャディクの非合法活動にもためらいなく従う。
- レネ・コスタ (Renee Costa)
- 声 - 鈴代紗弓[53]
- パイロット科2年。学籍番号「LP013」快活な一方で、男女で腹黒く態度を使い分ける小悪魔気質[53][75]。決闘賭博のオッズでは10番に位列される技量をもつ。「キープくん」と称するお気に入りの男子ファン複数人と交際しており、そのひとりのキープくん12号であるジョン・ヴァン・シモンズに恥をかかせたとしてリリッケを逆恨みしている。フェルシーとも仲が悪く、決闘委員の代理を務めた際は互いを罵倒し合う。
- イリーシャ・プラノ (Ireesha Plano)
- 声 - 前川涼子[53]
- パイロット科2年。学籍番号「LP012」気弱な心配性で、周囲からは「ほっとけない」と称される[53][75]。メイジーとは性格が正反対ながらも仲がいい[53]。
- メイジー・メイ (Maisie May)
- 声 - 貫井柚佳[53]
- パイロット科2年。学籍番号「LP011」人なつっこく、笑顔の絶えないポジティブ気質[53][75]。
- エナオ・ジャズ (Henao Jazz)
- 声 - 若山詩音[53]
- パイロット科3年。学籍番号「KP015」第六感に長けた寡黙でミステリアスな人物[53]。シャディクのミオリネに対する秘めた思いを認識しており、一見してミオリネに反発される態度を取るシャディクを「ヤマアラシ」と評する。
地球寮
- ニカ・ナナウラ (Nika Nanaura)
- 声 - 宮本侑芽[72]、白石晴香(代役[76])[注 6]
- メカニック科2年。学籍番号「LM236」。メカ好きで整備の腕も高く、後輩のチュチュが搭乗する旧式デミトレーナーのカスタムを手掛けている。温厚で争いを好まず、スペーシアンからの嫌がらせにも反抗することなくやり過ごす。チュチュからは「ニカ姉」と呼び慕われている。
- 編入したてのスレッタともすぐに打ち解け、学園に拠り所のない彼女を地球寮へと誘う[69]。揉め事の絶えないスレッタを裏から支え続け、ミオリネからは株式会社ガンダムを担う人材として期待される。その正体は、シャディクが派遣した「フォルドの夜明け」の連絡係であり、幼少から閉所で機械の組み立てをさせられるうちにメカニックの技術も習得していた。一方で、ほかの寮生たちに対しても本心から仲間意識を抱いており、裏切り者として彼らを追い詰めることに葛藤していく。プラント・クエタ襲撃事件では組織のコールサインでノレアを下がらせチュチュたちを守るが、ランブルリングの混乱でグラスレー寮にとらわれ、ノレアからソフィを失った怒りによる暴行を受ける。
- 自身の腕前を評価したサビーナからの誘いを断った後はノレアとともにグラスレー寮の一室に軟禁される。後にペイル社から逃亡し、同じく軟禁された強化人士5号の口からエラン・ケレスとペイル社の実態、GUND-ARMに乗った者の末路を聞かされる。
- デザインはキャラクター設定を考慮して尖りがなく安心感を与えるように描かれつつ、その他のキャラクターに埋もれないようにインナーメッシュでアクセントを付ける工夫が行われている[18]。
- チュアチュリー・パンランチ (Chuatury Punlunch)
- 声 - 富田美憂[72]
- パイロット科1年。学籍番号「MP039」。桃色の髪を巨大な左右のシニヨンにまとめた少女で、スレッタが来る以前は寮唯一のパイロット[56]。愛称は「チュチュ」で一人称は「あーし」。ぶっきらぼうな性格で口が悪く、特にアーシアンを差別するスペーシアンには激しい敵愾心を見せる[56]。自分を学園に送り出してくれた地球の親やその仲間たちに感謝しており、定期的に連絡を取り合っている。
- 最初はスレッタをほかのスペーシアンと同列に考えていたが、自分と同じく故郷を背負い努力する姿に認識を改め、実習中のスレッタに不当な妨害を行った女子生徒たちと大げんかしたことがきっかけで交流をもつ。スレッタの地球寮入りを認める一方で、学年は下だが寮では自分が先輩だから「チュチュ先輩」と呼ぶようスレッタに要求する。ミオリネが株式会社ガンダム設立に地球寮を勝手に巻き込んだことに当初は反発するが、社の方針が軍事企業からGUND技術による再生医療に転換すると、故郷の過酷な労働環境で負傷した人たちの救済になるとして受け入れる。グラスレー寮との集団決闘では、開幕早々にシャディクのミカエリスに乗機を行動不能にさせられるが、最後は仲間のMSに支えられた長距離狙撃でミカエリスのアンテナを撃ち抜き勝利に貢献する。
- デザイン時は愛称の語感から連想されたネズミをもとにして、シニヨンなどが取り入れられた。ヘルメット装着時のシニヨンの収め方は公式アカウントで公表時に話題となり、モグモも驚いたと語っている[18][78]。
- マルタン・アップモント (Martin Upmont)
- 声 - 榎木淳弥[79]
- 経営戦略科3年。寮長でありながら優柔不断で頼りなく、個性的な寮生たちに手を焼いている[53]。スペーシアンからのいじめや突き上げにおびえつつ平穏に過ごそうとするが、スレッタやミオリネが持ち込んでくる騒動に巻き込まれ振り回される羽目にあう。
- 「寮を守る」という責任感から「フォルドの夜明け」と内通していたニカをフロント管理社に通報するが、実際は「厄介を抱えたくない」という本心をセセリアに指摘され、最後までニカの話を聞こうとしなかった自分を悔いるとともに、改めて仲間に真実を告白する。
- ヌーノ・カルガン (Nuno Kargan)
- 声 - 畠中祐[79]
- メカニック科2年。ソフトウェアに精通しているギーク[79]。金にがめつい性格で、悪友のオジェロとともに決闘賭博に興じるほか、株式会社ガンダムが軍事企業化することに地球寮生の多くが反対するなかで、儲かればいいという理由から唯一賛成の立場を取る。
- オジェロ・ギャベル (Ojelo Gabel)
- 声 - KENN[79]
- メカニック科2年。陽気な黒人少年。ヌーノと同じく金銭への執着が強く、決闘賭博に生活費をつぎ込むギャンブラー[79]。株式会社ガンダムの設立には給与目当てで賛同するが、地球を戦いに巻き込む片棒を担ぐのは嫌だという理由から軍事企業化には反対し、意見を違えたヌーノと一時対立する。
- ティル・ネイス (Til Nys)
- 声 - 天﨑滉平[79]
- メカニック科3年。寡黙ながらもほかの寮生を支える縁の下の力持ち[79]。ニカと同じくスレッタには初対面から好意的な立場を取る。メカニックとしての技術だけでなく、株式会社ガンダムの社章をデザインしたり、グラスレー寮との集団決闘ではパイロットとして参加するなど多方面での器用さを発揮する。
- リリッケ・カドカ・リパティ (Lilique Kadoka Lipati)
- 声 - 稲垣好[79]
- 経営戦略科1年。ふくよかな体型が特徴の朗らかな少女。恋愛話が大好きで自身も男子からの人気が高い[79]。経営学も有能で、株式会社ガンダムの設立事務で活躍する。レネが付き合っていた男のひとりから食事を誘われ丁重に断ったが、男の心を弄んだとしてレネから一方的な恨みを抱かれ、グラスレー寮との集団決闘ではレネからの要求に応じて参加する。
- アリヤ・マフヴァーシュ (Aliya Mahvash)
- 声 - 島袋美由利[79]
- メカニック科3年。故郷仕込みの占いを得意とするマイぺースな少女。故郷から寮に持ち込んだ家畜のヤクやヤギ、ニワトリを愛する[53]。
ブリオン寮
- セセリア・ドート (Secelia Dote)
- 声 - 山根綺[74]
- 経営戦略科2年。決闘委員会所属。口の悪い皮肉屋で、嫌味を言うことにかけて右に出る者はいないとされる[53]。御三家出身の生徒に対しても物怖じはせず、特にホルダー陥落後のグエルを執拗に煽る。委員としては真面目に仕事に取り組んでおり、ランブルリングでは参加者である人士5号やクーデターを企てているシャディクに代わり立会人を務める。
- ロウジ・チャンテ (Rouji Chante)
- 声 - 佐藤元[74]
- メカニック科1年。決闘委員会所属。モビルクラフトをはじめとする数々のメカに精通し、愛用のハロに自分で改造を施している[53]。
ベネリットグループ / MS開発評議会
- デリング・レンブラン (Delling Rembran)
- 声 - 内田直哉[80]
- 「PROLOGUE」時点ではグラスレー社幹部[81]。厳格で常に険しい表情を浮かべた元軍人。
- 戦場で数々の凄惨な経験を積んでいくにつれ、やがて心のない兵器の存在を忌避するようになった。自動兵器となりうるGUNDフォーマット技術の禁止を強硬に唱え、独断でドミニコス隊のフォールクヴァング襲撃に端を発するヴァナディース事変を引き起こす。一方で妻ノートレットのクワイエット・ゼロに共感し、彼女の死後は計画を引き継ぎ争いのない世界を目指すようになる。
- 本編ではヴァナディース事変を収めた英雄として名声を得ており、ベネリット総裁に就任するとともにカテドラル統括やアスティカシア学園理事長を兼務する。結果を重視するあまり業績不振な傘下企業は冷徹に切り捨て、娘のミオリネに対しても非情に接している[53][82]。ときには強権でルールさえも捻じ曲げて他者を従わせる方針から、グループ内外で反感を買っており、常に命の危機にさらされている。その裏で、ノートレットとの約束に従ってミオリネを見守り、たとえ嫌われようとも自分なりに親としての責任を果たそうとしていた。
- ヴァナディース事変後もガンダム禁忌の方針を貫いていたが、株式会社ガンダム設立をめぐる騒動では、ミオリネに「ガンダムの呪い」の重さを忠告しつつも設立を承認。定期的な事業報告を命じつつ、公正かつ的確にミオリネを指導する。プラント・クエタで、クワイエット・ゼロに必要なエアリアルのデータをプロスペラから受け取っていたところに「フォルドの夜明け」の襲撃を受け、崩れた外壁からミオリネをかばって脊髄を損傷し、意識不明の重体となる。
- ラジャン・ザヒ (Rajan Zahi)
- 声 - 花輪英司[80]
- デリングの部下である元軍人。デリングと同じく戦争の悲惨さを痛感しており、クワイエット・ゼロとその先にあるデリングの悲願もある程度理解している。「PROLOGUE」ではドミニコス隊母艦ユリシーズの艦長としてヴァナディース事変の指揮を執る。
- 本編ではデリングの側近としてカテドラルに所属している。プラント・クエタでの「フォルドの夜明け」襲撃時はデリングと別行動中だったため、司令として救出を指示する。
- ケナンジ・アベリー (Kenanji Avery)
- 声 - 上田燿司[80]
- ドミニコス隊に所属する軍人[83]。「PROLOGUE」ではベギルベウのパイロットとしてヴァナディース事変に関与し、ルブリス量産試作モデル2機を撃墜する戦果を挙げる。
- 本編ではパイロットを引退し、司令として艦隊を率いる[53]。部下からパイロット時代の過去を疑われるほどの肥満体型となっているが、笑顔交じりの軽い叱責で済ませたり、みずから冗談の種にする余裕を見せる。自分は悪い予感が当たりやすいと認識しており、プラント・クエタを防衛するジェターク艦隊が担当宙域を離れていることを不審に感じ、結果として「フォルドの夜明け」による襲撃現場にいち早く駆けつける。クイン・ハーバーの会談では、ミオリネとグエルの護衛として使節団に同行する。
- サリウス・ゼネリ (Sarius Zenelli)
- 声 - 斧アツシ[80]
- グラスレー社CEOで、MS開発評議会の一員[84]。「PROLOGUE」の時点で老齢の身であり、21年後の本編では車椅子や杖、生命維持用の器具が欠かせない体になっている。デリング以上のガンダム排斥主義者であり、総裁就任後にガンダム禁止の方針を緩めつつあるデリングに不審感を抱いている。
- エアリアルの騒動後はプロスペラたちシン・セー社の動向を探るべく、養子のシャディクに命じてアスティカシア学園内にも監視の根を伸ばす。さらにほかの御三家とも結託して、本格的なデリングの排除に動き出す。プラント・クエタ襲撃事件後はフォルドの夜明けに対する徹底抗戦を主導するが、ランブルリングの混乱の最中にシャディクの差し金で身柄を拘束される。
- ヴィム・ジェターク (Vim Jeturk)
- 声 - 金尾哲夫[80]
- 「PROLOGUE」時点ではジェターク社CEOの息子で、MS開発評議会の一員[85]。本編ではCEOの座を引き継ぎ、強い野心と剛腕ぶりで社をまとめ上げる[53]。軍人出身でありながら総裁の座にいるデリングを疎んでおり、息子のグエルとミオリネと結婚させてデリングに接近し、彼を暗殺したのちに自身が総裁に成り代わろうともくろむ。グエルに対しては自分なりに親としての責任感を抱いているものの、本質的には駒や道具としてのあつかいであり、のちに彼の離反を招く。
- グエルがスレッタにホルダーの座を奪われると計画を断念するが、プロスペラにそそのかされてグエルとスレッタの再決闘の場を設け、自社の新型ダリルバルデやさまざまな裏工作で万全の勝利を得ようと暗躍する。しかし、機体の不備やミオリネの妨害、グエルの予想外の反抗などの要因が重なり敗北を喫し、この結果を受けたスポンサーたちから融資を絞られる憂き目にあう。その後はペイル社の計によるエアリアルのガンダム疑惑再燃を利用してプロスペラに裏取引の再開を強制しようとするが、株式会社ガンダムの設立が成ったことで失敗に終わる。デリング暗殺は諦めておらず、サリウスやシャディクと結託してプラント・クエタにて作戦を実行するが、思慮の浅さから二人には最初から見限られており、裏切られて「フォルドの夜明け」の襲撃に巻き込まれる。その際はみずからディランザ・ソルを駆って「フォルドの夜明け」を迎撃するも、敵のデスルターで宇宙に出たグエルと互いを知らぬまま戦い、最後は息子にとどめを刺されて乗機の爆発に吞まれ、命を落とす。
- ニューゲン (Nugen)、カル (Kal)、ネボラ (Nevola)、ゴルネリ (Golnery)
- 声 - 勝生真沙子(ニューゲン)、小宮和枝(カル)、沢海陽子(ネボラ)、斉藤貴美子(ゴルネリ)
- 女性4人で構成されるペイル社共同CEO[53]。スレッタに敗れエアリアルの獲得に失敗したエラン(強化人士4号)を失敗作と判断し、廃棄処分を命じる。インキュベーション・パーティーの場で現ホルダーとして登壇したスレッタを「魔女」として糾弾し、自社のファラクト開発部門を道連れにエアリアルをガンダムとして葬ろうとするが、株式会社ガンダムの設立により失敗に終わる。そこで、ベルメリアや強化人士5号を株式会社ガンダムに派遣して表向きの協力体制を取りつつ、エアリアルの確保を模索する手段に切り替える。
- ベルメリア・ウィンストン (Belmeria Winston)
- 声 - 恒松あゆみ[53]
- ペイル社所属の女性研究者。元ヴァナディース機関所属で、当時の先輩であるプロスペラからは「ベル」の愛称で呼ばれる。若いころは医療工学を志してGUND技術の研究に勤しみ、データーストームに耐性のある人工中枢神経を使用する拡張神経理論を発案するが、カルドからは賛同を得られなかった。ヴァナディース壊滅後は自身の生活のためにやむを得ずペイル社に入り、強化人士の管理やファラクトの開発にかかわる[53]。エアリアルを欲するCEOたちから表向きの協力者として株式会社ガンダムに接触するよう命じられるが、自分の果たせなかった夢をかなえようとするスレッタやミオリネたちには本心から肩入れしており、自身の権限がおよぶ限りの便宜を図ろうとする。実験動物同然のあつかいを受ける強化人士の姿には心を痛めており、CEOたちが4号の廃棄処分を命じた際は助命を直訴しているが、5号からはGUNDの理念を理由に自分たちを改造した事実を非難される。
- プロスペラ・マーキュリー (Prospera Mercury)
- 声 - 能登麻美子[86]
- スレッタの母親で、シン・セー社CEOにしてエアリアルの開発責任者。水星の開拓事業で半身を損傷しており、失った右腕を機械化し、仕事中はヘッドギア状の仮面を装着している[86]。水星に来た当初は娘とともによそ者として差別を受けるが、苦労のすえに現地の信用を勝ち取り、本編の3年前に現職に就いた[48]。現在はスレッタと離れ、地球圏とのあいだを行き来する多忙な日々を送る。
- エアリアルをめぐる騒動により「魔女」としてベネリットやカテドラルの追及を受けるが、巧みな弁舌やヴィムを利用するなどの権謀術数で渡り合い、ミオリネによる株式会社ガンダムの起業によりエアリアルの存在を認めさせる。プラント・クエタ襲撃事件でデリングが負傷したあとは、ミオリネにクワイエット・ゼロを引き継ぐよう打診する。
- その正体はヴァナディース機関の生き残りであるエルノラ・サマヤ。21年前に古巣を壊滅させたデリングに対して深い憎しみを抱くと同時に、エアリアルの一部となり物理空間では生きられないエリクトを生かすために、クワイエット・ゼロには賛同の意思を示し、素性を明かしたうえで計画の核となるエアリアルの実働データを提供していた。当時の復讐として娘のスレッタとエアリアルをアスティカシアに送り込むが、肝心のスレッタには真意を伝えることなく、表向きは良き母として娘を見守る[48]。
- 初登場時は視聴者間でエルノラがプロスペラの過去の姿なのか、そのような誤解を誘うためのミスディレクションなのか、という正体の謎が話題となった[35]。
- ゴドイ
- 声 - 青山穣[53]
- プロスペラの秘書兼ボディーガードであるひげ面の男性。寡黙な仕事人気質で[53]、プロスペラのクワイエット・ゼロの実現をサポートする。
フォルドの夜明け
- ナジ・ゲオル・ヒジャ (Naji Geor Hija)
- 声 - 楠大典[53]
- 「フォルドの夜明け」のリーダー[53]。シャディクからデリング暗殺の依頼を受けてプラント・クエタ襲撃を指揮するが、エアリアル(改修型)の介入やドミニコス隊の参戦を受けて部隊を撤退させる。
- ソフィ・プロネ (Sophie Pulone)
- 声 - 井澤詩織[53]
- ガンダム・ルブリス・ウルのパイロット。自分の欲求のためなら暴力や命令違反も辞さず、MS戦だけでなく生身でも高い戦闘力を発揮する。乗機のデータストームによる苦痛をも自身の生を実感できるとして肯定し、嬉々として戦闘を続けようとする。拠点の子どもたちからはヒーロー同然に慕われよく遊んでいた。
- 株式会社ガンダムのPVや決闘の動画を見てスレッタとエアリアルに強い興味を抱き[53]、水星のガンダム乗りであるスレッタを「お姉ちゃん」と呼び慕うようになる。プラント・クエタ襲撃事件後に諜報目的でノレアとともにアスティカシア学園に編入し、あこがれのスレッタに接近する。やがてスレッタを自分の「本当の姉」とすることを画策し、ランブルリングでの決闘を利用してスレッタと交戦するが、エアリアルの高濃度データストームにさらされ死亡する。
- ノレア・デュノク (Norea Du)Noc)
- 声 - 悠木碧[53]
- ガンダム・ルブリス・ソーンのパイロット。相棒のソフィと比べて冷静な性格だが、内心にはスペーシアンへの強い憤りを抱いている[53]。平時は風景の写生に興じるなど絵心がある。組織の連絡員であるニカに配慮する面もあるが、地球寮への未練が捨てられない彼女を辛辣に批判し恫喝する。
- 学園襲撃後はグラスレー寮に軟禁される形で匿われる。後に転がり込んだ5号からは「ガンダムに乗って死にたくない」と自身の本心を指摘される。
- オルコット (Olcott)
- 声 - 三上哲[53]
- MS隊指揮官として信頼される歴戦の勇士[53]。その正体は元ドミニコス隊員のリドリック・クルーヘルで、ケナンジいわく「自分の正義のために上への反発も辞さない青臭い性格だった」とされる。アーシアンのテロで息子と左腕を失い、現在は機械の義手をはめている。組織の仲間たちにも事務的な態度を崩さないが、ときおり息子の夢を見て動揺することもある。
- プラント・クエタ襲撃時は部下たちとともに通信かく乱やソフィたちの援護を担当し、撤退時は漂流していたグエルを利用価値ありとして地球に連れ帰る。
- ベッシ・エンリケ、グリスタン・ディンバリ
- 声 - 坂泰斗(ベッシ)、佐々木義人(グリスタン)
- オルコットとともにクエタ襲撃に参加したMS部隊の戦闘員たち。ベッシはオルコットに次ぐ実力で付き合いも長く、グリスタンは巨漢ながらも緻密な参謀役[53]。二人とも地球帰還後にベネリット部隊の襲撃を受け戦死する。
- フィリップ・クー、マチェイ・ガオ、ジャリル・リ・ナランカ
- 声 - 濱岡敬祐(フィリップ)、近藤浩徳(マチェイ)、山口令悟(ジャリル)
- 組織の戦闘員たち。フィリップは拠点の妻子を思う実直な熱血漢、マチェイは装甲車の運転を担当する職人肌、ジャリルは若く経験の浅いお調子者[53]。
- 拠点に現れたベネリット部隊の襲撃を受け全員死亡する。
- シーシア
- 声 - 川井田夏海[53]
- 特定復興計画地区に住む構成員の少女。任務中の父親の帰りを待ち続けている[53]。
- 父の死を知らされ、代わりに連れてこられたグエルに無念と怒りをぶつける。ベネリット部隊の爆撃で瀕死の重傷を負い、グエルに助け出されるが間に合わず死亡する。
- セド・ワンチェク
- 声 - 藤原夏海[53]
- シーシアと同じ復興地区に住む臆病な少年[53]。シーシアをそばで気にかけ、クイン・ハーバーで再会したグエルに死んだ彼女を弔ってくれたことを感謝する。自分たちアーシアンの支援者である「プリンス」のことを自慢げに話したことがきっかけで、グエルたちはシャディクが一連の事件に関与していることを確信する。
宇宙議会連合
- フェン・ジュン (Feng Jun)
- 声 - 渡辺明乃[53]
- 宇宙議会連合がベネリットグループを内偵するために派遣した女性諜報員。表向きは運び屋として働いており、地球逃亡のための船を手配した縁からミオリネとは顔見知り[53]。規模にあわない資金移動があったシン・セー社の関係者であるベルメリアを尋問するが、ゴドイに撃たれ、グストンにベルメリアを託す。
- グストン・パーチェ (Guston Parche)
- 声 - 柳田淳一[53]
- フェンの部下で、腕利きの操舵士としてともに運び屋を営んでいる[53]。
ヴァナディース機関
- エリクト・サマヤ (Ericht Samaya)
- 声 - 市ノ瀬加那[80]
- フォールクヴァングに暮らす4歳の少女[87]。愛称は「エリィ」。自身の誕生日にフォールクヴァングがドミニコス隊の襲撃を受けた際、偶然にも生体コードがデータストームと完全に同調したことで、ルブリスの起動を成功させる。
- 本編は面影が似るスレッタとの関係が不明のまま進行し[88][89]、次第に両者の齟齬が明かされていく[34]。その後プロスペラによって、過酷な宇宙空間に肉体が耐えきれなかったため、生体コードとなってルブリスに組み込まれたことが明らかになる。本編ではエアリアルの一部としてスレッタを見守り続けており、ソフィや5号はデータストームを介してその姿を知覚している。エアリアルがパーメットスコア8に到達した後は、スレッタをプロスペラの計画にこれ以上巻き込まないために、スレッタに出生の真実を伝えたうえで拒絶する。
- エルノラ・サマヤ (Elnora Samaya)
- 声 - 能登麻美子[80]
- エリクトの母で、ルブリスのテストパイロット[90]。かつてカルドによってGUNDの右腕を移植され、命を救われた過去をもつ。フォールクヴァング襲撃時はルブリスで出撃するが、ナディムから逃げるよう促され、娘とともに戦場を離脱する。
- ナディム・サマヤ (Nadim Samaya)
- 声 - 土田大[80]
- エルノラの夫でエリクトの父。ルブリスの開発マネージャーとして、オックス社からヴァナディースに出向してきた[91]。フォールクヴァング襲撃時はルブリス量産試作モデルに乗ってドミニコス隊を迎撃し、妻子を逃がすためベギルベウに特攻を仕掛けるが敗北。エリクトに向けたバースデーソング(ハッピーバースデートゥーユー)を歌いながらとどめを刺される。
- カルド・ナボ (Cardo Nabo)
- 声 - 一城みゆ希[80]
- ヴァナディース機関の代表[92]。GUNDフォーマット理論の提唱者であり、自身もGUNDの左眼とヘッドギア型の補助装置を装着している[15]。フォールクヴァング内に侵入してきたドミニコス隊の襲撃を受け死亡する。
- ナイラ・バートラン (Nyla Bertran)
- 声 - 小島幸子[80]
- ヴァナディース機関の研究員[93]。フォールクヴァング内に侵入してきたドミニコス隊からウェンディをかばって射殺される。
- ウェンディ・オレント (Wendy Olent)
- 声 - 大地葉[80]
- エルノラの後輩研究員[94]。殺されたナイラの仇を討とうと量産試作モデルでドミニコス隊を迎撃するが、ベギルベウのアンチドートで機体制御を奪われ敗死する。
登場メカ
シン・セー社製MS
ガンダム・エアリアル GUNDAM AERIAL[57] | |
---|---|
型式番号 | XVX-016[50] |
頭頂高 | 18.0m[50] |
重量 | 43.9t[50] |
武装 | ヘッドビームバルカン×2 ビームライフル(ビームブレイド×1)×1 ビームサーベル×2 エスカッシャン(ビットステイヴ×11)×1 |
追加装備 | ミラソウル社製フライトユニット |
搭乗者 | スレッタ・マーキュリー ミオリネ・レンブラン |
ガンダム・エアリアル(改修型) GUNDAM AERIAL REBUILD[50] | |
型式番号 | XVX-016RN[50] |
頭頂高 | 18.2m[50] |
重量 | 53.2t[50] |
武装 | ヘッドビームバルカン×2 ビームライフル×1 ビームサーベル×2 エスカッシャン(ビットステイヴ×11)×1 |
搭乗者 | スレッタ・マーキュリー プロスペラ・マーキュリー |
- XVX-016 ガンダム・エアリアル
- スレッタ・マーキュリーがアスティカシア学園にもち込んだMS。プロスペラがデリングへの復讐とクワイエット・ゼロの達成を実現するために密造したガンダムであり[48]、既存のMSと変わらない規格でありながら、フレームやシステム群は整備を担当する地球寮の生徒が感嘆するほど革新性に優れる。一方でGUNDフォーマット特有のデータストームが検出されず、搭乗者への負荷が見られないなどの謎も多く、株式会社ガンダムの設立前にベネリットグループの追及を受けた際は、「従来のパーメットリンクをもとにした、水星開発のための新型ドローン技術を用いたMS」と説明される[57][58][95]。モニター表示や点滅でスレッタと意思疎通するなど自我を有する描写が見られたが、後にエリクト・サマヤの生体コードや、エリクトの遺伝子から作り出された複数のリプリチャイルド「カヴンの子」が組み込まれていることが明らかになり、データストームを介することで明確なコミュニケーションを取れることが判明する。
- 武装は頭部のビームバルカン2門、先端部ビームブレイド発振機構と自立行動用バーニアスラスターを備えたビームライフル、バックパック左右に装備された近接戦用のビームサーベル2基、シールドおよびビットオンフォームから11基のビットステイヴに分離する多目的攻防プラットフォーム「エスカッシャン」。ビット2機をライフルに合体してロングバレル化することで、火力と射撃精度を向上させる[57][59]。パーメットスコア6以上ではガンビットから発するデータストームを他機に干渉させることで、空間掌握や敵ドローン兵器の制御を奪うことも可能。
- 対ファラクト戦では、バックパックが地球寮チームがレストアしたミラソウル社製フライトユニットに換装され、フロント宙域外での高機動性と推進力が強化される[95]。このユニットには左右のブースターがクランクアームを介して接続されており、各ブースター横に内蔵されている小型ノズルを展開したハイマニューバモードとなる。なお、純正バックパックに装備されていたビームサーベルは、左右のブースター下部に移設される[96]。
- 小説『ゆりかごの星』では、十数年の付き合いであるスレッタに対して友人あるいは保護者のような感情を抱いていることが描写される。そのためスレッタがデリングへの復讐に使われることには否定的だったが、彼女の前向きな姿に成長を感じ、アスティカシアへの編入に同意する[48]。
- デザインを担当したJNTHEDによると、コンペティションでは「ステレオタイプなファンタジーの魔女の要素を極力入れないように」との指示がされていたが、自身のなかにガンダムの基準が存在しなかったこともあり、あえて魔女の帽子のように頭上で浮遊するビットや箒を模した武装を設定して提出したと語っている。このほかにもデザインソースには中世の鎧が取り入れられており、魔女を護る騎士というイメージでプレートアーマーを意識した積層装甲が設定された。採用後は「辺境の地で作られた異端のMS」とのオーダーに沿うかたちで、初期稿の名残を残しつつ曲面の多様や装飾的なパーツが取り入れら、さらに強化された身体としてのニュアンスをもたせるためにマッシブかつ人体的なフォルムをもった重心の低いデザインに仕上げられた[24][97]。
- XVX-016RN ガンダム・エアリアル(改修型)
- グラスレー寮との決闘により地球寮の設備と予算では対応しきれない損傷を負ったエアリアルを、シン・セー社がプラント・クエタで改装した姿。基本構造を維持しつつ外部装甲および装備類の刷新が行われ、改修前よりシェルユニットが露出した外見へと変化している。背面には専用オプションのフライトユニットが追加され、回転式の展開翼により旋回能力が向上している[50][95][62]。
- 武装構成は改修前と変わらないが、ビームライフルはビットステイヴの接続なしにロングバレルモードへ伸長可能な新型に変更され、各ビットステイヴも形状が変更されている。さらにロングバレルモードのライフルは、両手持ちグリップを展開したうえで全ビットを接続した「ガンビットライフル」へと合体可能で、ビーム出力を対艦級まで強化できる[95][62]。
オックス・アース社製MS
ガンダム・ルブリス GUNDAM LFRITH[60] | |
---|---|
型式番号 | XGF-02[60] |
頭頂高 | 18.0m[60] |
重量 | 49.3t[60] |
武装 | ビームバルカン×2 レシーバーガン(ビームブレイド×1)×1 ビームサーベル×2 コンポガンビットシールド(ビットステイヴ×7)×1 |
搭乗者 | エルノラ・サマヤ エリクト・サマヤ |
ガンダム・ルブリス 量産試作モデル GUNDAM LFRITH PRE-PRODUCTION MODEL | |
型式番号 | XGF-01[98] |
頭頂高 | 18.0m[98] |
重量 | 49.1t[98] |
武装 | ビームバルカン×2 ビームライフル×1 背部大型ランチャー(ガンビット×10)×2 |
搭乗者 | ナディム・サマヤ ウェンディ・オレント |
ガンダム・ルブリス・ウル GUNDAM LFRITH UR[50] | |
型式番号 | EDM-GA-01[50] |
頭頂高 | 21.2m[50] |
重量 | 75.9t[50] |
武装 | ビームガトリングガン×1 ビームサーベル×2 フェーズドアレイキャノン×1 マシンガン×2 大型ビーム切断ユニット×1 |
搭乗者 | ソフィ・プロネ |
ガンダム・ルブリス・ソーン GUNDAM LFRITHR THORN[50] | |
型式番号 | EDM-GA-02[50] |
頭頂高 | 14.4m[50] |
重量 | 41.2t[50] |
武装 | ビームディフューズガン×1 ビームサーベルユニット×2 シールド×1 フェーズドアレイキャノン×1 大型ビーム切断ユニット×1 |
搭乗者 | ノレア・デュノク |
- XGF-02 ガンダム・ルブリス
- 「PROLOGUE」に登場。オックス・アース・コーポレーションが試作した次世代型GUND-ARMの原型機。開発コードは「LF-03」で、テストパイロットはエルノラ・サマヤ[60]。フォールクヴァング脱出の際はエリクト・サマヤも同乗する。
- 武装は、頭部のビームバルカン2門、銃口から巨大なビームブレイドを発振可能な速射型ビーム砲「レシーバーガン」、バックパック左右に装備されたビームサーベル2基、ビットオンフォームから7基のビットステイヴに分離可能な盾「コンポガンビットシールド」。ビット2基をレシーバーガンの前後に装着することで、高出力ビームの発射が可能な「ガンビットライフル」へと強化される[60]。
- 武装やシルエットはエアリアルと酷似しており[89][88]、劇中でも類似性を指摘される[99]。
- JNTHEDによると機体名はガンダールヴルに由来するが、本来はエアリアルの名称として提案したものであり、もともとは先祖のローマ字を逆に読んだ「オズネス (OZNES)」が提案されていた。正式なデザインはこれまでのファンが慣れ親しんできたMS的なディテールをもつ機体にすることが意識され、機械として必然性のある要素で構成される[97]。
- XGF-01 ガンダム・ルブリス 量産試作モデル
- 「PROLOGUE」に登場。ルブリスの量産試作機。フォールクヴァングのラボにて、GUNDフォーマットのテスト用の2機のほか複数の機体がオックス社に納入されていた。ルブリスとは青緑系の機体色やブレードアンテナを除去した頭部、バックパックなどの違いがある[95]。
- 本編19話では、クイン・ハーバー近郊の地下施設にて10機以上が保管されていたが、プロスペラが搭乗するエアリアルのガンビットライフルの掃射で施設ごと破壊される。
- 武装は頭部のビームバルカン2門、ビームライフル、背部大型ランチャーに片側5基ずつ格納されたガンビット計10基。ガンビットは、敵の装甲に吸着したのち爆破する機能をもつ[46]。
- EDM-GA-01 ガンダム・ルブリス・ウル
- 量産試作モデルからGUNDフォーマットの基本コンポーネントを流用した改修機。ソフィ・プロネの搭乗機として「フォルドの夜明け」に提供された。大部分の外装やフレームが新規製造となり、改修前よりも若干大型化している。特に短期決戦において通常の戦闘特化型以上の性能強化が行われ、高い出力平均値を誇る[100]。
- 武装は、ガンシールドと大容量バッテリータンクを一体化した右腕の4連式ビームガトリングガン、ガンシールド裏のビームサーベル2基、両肩内蔵式のバルカン2門、高パーメットスコアで展開する背部左側の高指向性大出力ビーム砲「フェーズドアレイキャノン」[100]。プラント・クエタ襲撃時はソーンとともに使い捨ての大型ビーム切断ユニットを装備する[101]。
- EDM-GA-02 ガンダム・ルブリス・ソーン
- ウルと同じく量産試作モデルを改修した兄弟機で、ノレア・デュノクが搭乗する[50]。広域制圧やバックアップを担当しており、特徴的な長い腕部と短い脚部の採用により高度な戦闘機動への耐久性と安定した重心を獲得している[102]。
- 武装は、大容量バッテリータンクと高効率の排熱機構を採用し、拡散力の強いビームを放つ「ビームディフューズガン」、ブロックを回転させて前方に直接刀身を形成するビームサーベルユニット2基、左腕のシールド、ウルと同型の背部フェーズドアレイキャノン[102]。
ガンヴォルヴァ GUNDVÖLVA[50] | |
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型式番号 | EDM-GB[50] |
頭頂高 | 18.5m[50] |
重量 | 42.9t[50] |
武装 | ビームライフル×1 ビームサーベル×2 シールド×1 |
- EDM-GB ガンヴォルヴァ
- ウルとソーンから遠隔操作される無人MS型ガンビット[50]。シャディクらグラスレー寮の手引きでランブルリングの戦術区域に多数がもち込まれ、ウル、ソーンとともに甚大な被害をもたらす。エアリアルのデータストーム干渉で制御を奪われたりもする。
- 武装は連射も可能なビームライフル、ビームサーベル2基、シールド[103]。
ジェターク社製MS
ディランザ DILANZA[104] | |
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型式番号 | MD-0031[50] |
頭頂高 | 18.2m[50] |
重量 | 85.3t[50] |
武装 | ビームライフル×1 ビームトーチ×1 ビームバルカン×2 シールド×1 |
搭乗者 | フェルシー・ロロ |
ディランザ グエル専用機 GUEL'S DILANZA[73] | |
型式番号 | MD-0032G[50] |
頭頂高 | 18.2m[50] |
重量 | 89.4t[50] |
武装 | ビームパルチザン×1 ビームライフル×1 ビームトーチ×1 ビームバルカン×2 スパイクシールド×2 |
搭乗者 | グエル・ジェターク |
ディランザ ラウダ専用機 LAUDA'S DILANZA[50] | |
型式番号 | MD-0031L[50] |
頭頂高 | 18.2m[50] |
重量 | 91.1t[50] |
武装 | 大型ヒートアックス×1 ビームライフル×1 ビームトーチ×1 ビームバルカン×2 シールド×2 |
搭乗者 | ラウダ・ニール グエル・ジェターク |
ディランザ・ソル DILANZA SOL[50] | |
型式番号 | MD-0031UL[49] |
頭頂高 | 18.4m[49] |
重量 | 94.9t[49] |
武装 | HCミサイルランチャー×6 ビームライフル(ビームバヨネッタ×1)×1 ビームトーチ×1 ビームバルカン×2 シールド×2 |
搭乗者 | ヴィム・ジェターク |
- MD-0031 ディランザ
- ジェターク社を代表する汎用MS。各要素を足し引きしながらバランスを調整する通常の設計思想ではなく、積極的な要素の追加で不足を補う「累加による普遍性」という力業的思想で性能を調和させている。高いパワーと重装甲によって一定の優位性を確保しつつ、体格の大型化で生じる機動性の低下は、推進器の容量拡大とホバーユニットの追加で対処している[104]。学園仕様の機体は30パーセント減の出力制限が掛けられているが、OSにプログラムを入力することで解除することができる[49]。
- 武装は、複数のモード射撃に対応したジェターク社製MS共用のカートリッジ式ビームライフル、幅広の刀身を形成する接近戦用のビームトーチ、胸部左右に固定装備された牽制用のビームバルカン2門、左肩に装着されたウェポンドッグ兼用の肩部シールド。シールドは両肩にも装着可能で、形状にも複数の種類がある[104][73]。
- デザインを担当した形部一平によると、頭部アンテナは旗がモチーフで、決闘で折られたときの見た目を踏まえてデザインされている[105]。
- MD-0032G ディランザ グエル専用機
- グエル・ジェタークの操縦特性と意向が反映された専用機。頭部の羽飾り付きアンテナとバックパック上部にある尾翼パーツ2枚が特徴で、機体色も華美なマゼンタで塗られている[73]。
- 専用武装は、収束率の高い十文字状のビーム刃を発生させる長尺のビームパルチザンと、打突にも転用される両肩のスパイクシールド[73]。
- デザインを担当した形部によると、アンテナはトロフィーがモチーフで、エアリアルの最初の決闘相手として登場し、折られてホルダーの称号を移譲する役回りを踏まえたデザインとなっている[105]。
- MD-0031L ディランザ ラウダ専用機
- ラウダ・ニールの操縦特性が反映された専用機。機体色は一般機と同一だが、頭部アンテナ先端がU字状に分岐し、バックパック上部にはグエル機よりも小型の尾翼パーツが1枚取り付けられている[50]。
- 専用武装は、刃部分を盾として転用可能なオプション装備の大型ヒートアックスと、両肩に装備された専用円形シールド2枚[104]。
- デザインを担当した形部によると、頭部アンテナは乗用車のボンネットマスコットがモチーフとされる[105]。
- MD-0031UL ディランザ・ソル
- ディランザの実戦仕様機。学園仕様で設定された出力制限が解除され、頭部アンテナは軍用レーダーシステムに換装されている[49]。
- 武装は通常機と共通のものに加え、オプションのビームバヨネッタ(銃剣)付きバレルを増設したビームライフル、通常機よりも耐弾・耐爆性能を高めた両肩の大型シールド、自動追尾式子弾計16発を装填した背部HCミサイルランチャー6基[49]。
ダリルバルデ DARILBALDE[61] | |
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型式番号 | MD-0064[50] |
頭頂高 | 18.7m[50] |
重量 | 72.8t[50] |
武装 | ビームジャベリン(ビームアンカー×1+ビームクナイ×1)×1 イーシュヴァラAタイプ×2 イーシュヴァラBタイプ(ビーム砲 / ビームサーベル×1)×2 グスサー・イーシュヴァラ×4 アンビカー×2 ダヤ・アンビカー×2 シャクルクロウ×2 ビームバルカン×2 ペレットマイン×8 コンポジットアームズ(ビームソード×1)×1 |
搭乗者 | グエル・ジェターク |
- MD-0064 ダリルバルデ
- 次世代型ドローン兵器の運用を前提とした第5世代実証機。スレッタとの再決闘に確実に勝利しようとするヴィムの意向でグエルに与えられる。禁止されたGUNDフォーマットに替わる意思拡張AIを用いたMSの正当進化形として開発されており、手足自体をドローン兵器とすることで操作感覚の整合性が図られている[61]。機体や各ドローンは過去の戦闘データからの予測をもとに自律行動するようプログラムされているが[50]、陽動に釣られるなど未成熟な面もあり、グエルは決闘終盤にAIを破壊して手動操作に切り替えている。
- 武装は、錨状のビームアンカーと爪状のビームクナイに分割可能な「ビームジャベリン」、前腕が分離するAタイプ2基と背部装着のBタイプ2基で構成される攻撃用ドローン「イーシュヴァラ」、両肩のシールド型防御用ドローン「アンビカー」2基、有線射出した足首の爪で敵を拘束後に電撃を見舞う「シャクルクロウ」2基、ディランザと同規格の頭部ビームバルカン2門、両膝のニークラッシャーより射出されるマイクロ機雷「ペレットマイン」8門。イーシュヴァラAタイプはアンカーとクナイを保持した状態で使用され、Bタイプは内蔵されたビーム砲兼ビームサーベルで遠近に対応するほか、Aタイプに替わって上腕部と連結することでサーベルの出力が最大化される[61]。スレッタとの3度目の決闘では新規武装として、背部の「グスサー・イーシュヴァラ」4基と両肩のダヤ・アンビカー、着脱式の大型ビームソードが接続されたビームライフル「コンポジットアームズ」を装備する[106]。
デスルター | |
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型式番号 | MD-0021[50] |
頭頂高 | 18.1m[50] |
重量 | 67.5t[50] |
武装 | マシンガン×1 シールド×1 ヒートブレード×1 バズーカ×1 コンジャムポッド×多数 3連装グレネードランチャー×1 |
搭乗者 | オルコット ベッシ・エンリケ グリスタン・ディンバリ グエル・ジェターク |
- MD-0021 デスルター
- ディランザの前世代機。プラント・クエタ襲撃事件におけるジェターク社の関与を疑わせるべく、シャディクから「フォルドの夜明け」に提供された[50]。使用が禁止された実体弾や隠密用の改修が施されている。
- 武装はマシンガン、シールド、手甲からスライド展開する格闘用ヒートブレード、バックパック左側のバズーカ、バックパック上段に収納された電波欺瞞装備「コンジャムポッド」複数基。オルコットが搭乗する隊長機は右肩に3連装グレネードランチャーを装備する。
ガンダム・シュバルゼッテ GUNDAM SCHWARZETTE[107] |
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- ガンダム・シュバルゼッテ
- シン・セー社からの技術供与をもとに極秘開発された次世代コンセプトモデル。CEOを継いで間もないグエルの実績作りとして、株式会社ガンダムとの共同開発という名目で売り出すようプロスペラから提案される。
ペイル社製MS
ガンダム・ファラクト GUNDAM PHARACT[108] | |
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型式番号 | FP/A-77[50] |
頭頂高 | 19.1m[50] |
重量 | 57.1t[50] |
武装 | ビームアルケビュース×1 ビームサーベル×2 ビークフット内ビーム砲×2 コラキ×8(一対4組) ビームバルカン×2 ビームカリヴァ×2 |
搭乗者 | 強化人士4号 強化人士5号 |
- FP/A-77 ガンダム・ファラクト
- エラン・ケレスに偽装した強化人士4号と5号が搭乗するペイル社製ガンダム。黒いザウォートを思わせる飛行型MSで、両肩の新型大推力ユニット「ブラストブースター」とGUNDフォーマットによる高次の慣性制御を併用することで、重力下でも宇宙と変わらない3次元戦闘を行うことができる。両足は「ビークフット」と呼ばれる鳥の嘴のような形状となっており、飛行時はつま先立ちのように収納される[50][108]。
- 武装は、GUNDフォーマットによる知覚リンク機能を有した安定性重視の専用ライフル「ビームアルケビュース」、前腕装甲内に収納されたビームサーベル2基、ビークフットの裏側に内蔵されたビーム砲2門、頭部のビームバルカン2門、バックブースター側面裏に格納されるガンビット「コラキ」一対4組。コラキは一対間でスタン性の電磁ビームを発生し、照射箇所の機能を一時的に停止させる。実戦では電磁ビームを網目状に展開して敵を捕縛し、高速機動じつつ多方向から狙撃を行う戦術を取る[50][108]。5号がランブルリングで搭乗した際は、1挺の大型銃「ビームマスケット」に連結可能な「ビームカリヴァ」2挺を装備する[109]。
ザウォート ZOWORT[50] | |
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型式番号 | F/D-19[110] |
頭頂高 | 18.2m[110] |
重量 | 41.0t[110] |
武装 | ビームガン×1 ビームサーベル×2 |
搭乗者 | 強化人士4号 マルタン・アップモント リリッケ・カドカ・リパティ ティル・ネイス オジェロ・ギャベル |
ザウォート・ヘビィ ZOWORT HEAVY[50] | |
型式番号 | F/D-20[51] |
頭頂高 | 18.2m[51] |
重量 | 40.3t[51] |
武装 | ロングビームガン(グレネードランチャー×1)×1 ビームキャノン×1 ミサイルランチャー×1 ビームサーベル×2 ビームバルカン×2 |
搭乗者 | ベネリット防衛部隊 |
- F/D-19 ザウォート
- 汎用量産機。ファラクトが配備される以前の強化人士4号の搭乗機として使用されるほか、地球寮対グラスレー寮の集団決闘ではミオリネの要請を受けたベルメリアから4機が地球寮に提供される。機体単独での飛行を実現するために背面と脚部にトリゴナルスラスターを配置し、航空機を参考に軽量かつ空力重視の形状と装備でまとめられている。背部左右には各種オプションを装着可能で、標準では飛行性能と航続距離を向上させるベクタードブースターを装着する[110]。
- 武装は短銃身ながら長距離の高収束射撃に対応した流線形状のビームガン、両前腕に装備されたビームサーベル2基[110]
グラスレー社製MS
ベギルベウ BEGUIR-BEU[64] | |
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型式番号 | CEK-040[64] |
頭頂高 | 18.3m[64] |
重量 | 55.1t[64] |
武装 | ベイオネット×2 ノンキネティックポッド×2 |
搭乗者 | ケナンジ・アベリー |
ベギルペンデ BEGUIR-PENTE[75] | |
型式番号 | CEK-077[75] |
頭頂高 | 18.2m[75] |
重量 | 52.9t[75] |
武装 | ビームライフル×1 ノンキネティックシールド×1 ビームサーベル×1 |
搭乗者 | サビーナ・ファルディン レネ・コスタ イリーシャ・プラノ メイジー・メイ エナオ・ジャズ |
- CEK-040 ベギルベウ
- 「PROLOGUE」に登場。グラスレー社の開発ラインのひとつ「CEライン」で製造された第3世代の高性能機[75][64]。ドミニコス隊のケナンジ・アベリーが搭乗し、ヴァナディース事変での対ガンダム用に投入される。従来のMSの基本構造を踏襲しつつ、各所に最新技術が導入されている。背部には大型のマルチセンサーが組み込まれた宇宙航行用フライトユニットが装着され、機体の強制冷却時などに一部が展開される。フットユニットの先端には格闘武器としても使用される折りたたみ式の鉤爪を備えている[64]。
- 武装は、2連装のビームガンユニットと実体刃のソードユニットで構成される両腕の「ベイオネット」、アンチドートを行う非運動エフェクターを搭載したフライトユニット左右の有線式遠隔操作端末「ノンキネティックポッド」[64]。
- CEK-077 ベギルペンデ
- ベギルベウの後継機。CEラインにて時代基準の改良を加えたグレードK直系の最新機種で、グラスレー社のフラグシップ機となりうる性能を有する。運用試験の名目でミカエリスとともに5機がグラスレー寮に配備されるほか、プラント・クエタの部隊にも複数機が配備されている。外形はベギルベウとほぼ同じであるが、頭部センサーがドーム状のキャノピーとなり、後頭部にはアンテナが追加されている。バックパックには大容量の単発式スラスターと2基の補助型アンチドートが装備され、ジャミング時はユニットが上部に起立し、先端がスライド展開する[95][75]。
- 武装は、大容量エネルギータンクとツインセンサーで継戦能力と命中精度を高めた専用ビームライフル、スライド展開式のアンチドートユニットと有線式の遠隔操作機能を備えた大型シールド「ノンキネティックシールド」、シールド裏に収納されるビームサーベル[75]。
ハイングラ HEINGRA | |
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型式番号 | CCP-068[111] |
頭頂高 | 18.6m[111] |
重量 | 54.7t[111] |
武装 | ビームライフル×1 ビームサーベル×2 シールド(ビームバルカン×4)×1 |
搭乗者 | ドミニコス隊員 |
ハインドリー HEINDREE[50] | |
型式番号 | CFP-010[50] |
頭頂高 | 18.4m[50] |
重量 | 52.0t[50] |
武装 | ランタンシールド(ビームハンドガン×1、ランス×1)×1 ラウンドシールド×1 |
搭乗者 | サビーナ・ファルディン レネ・コスタ |
ハインドリー・シュトルム HEINDREE STRUM[50] | |
型式番号 | CFP-013[52] |
頭頂高 | 18.8m[52] |
重量 | 55.9t[52] |
武装 | ロングビームライフル×1 ビームキャノン×1 ビームサーベル×1 シールド×1 |
搭乗者 | ドミニコス隊員 ベネリット防衛部隊 |
- CCP-068 ハイングラ
- 「PROLOGUE」に登場。グラスレー社の標準OS「ハイン」を基幹とした汎用機群「ハインシリーズ」に属する量産機。複数での連携を主体とするシリーズ内ではより戦闘に特化した機体であり、ヴァナディース事変におけるベギルベウの随伴機としてドミニコス隊に配備される[112][95]。
- 武装は、ビームライフル、バックパック左右のビームサーベル2基、表面にビームバルカン4門を内蔵した左腕のシールド[95]。
ミカエリス MICHAELIS[113] | |
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型式番号 | CFK-029[113] |
頭頂高 | 20.3m[113] |
重量 | 68.8t[113] |
武装 | ビームブレイサー×1 小型シールド(ビームサーベル×1)×1 |
搭乗者 | シャディク・ゼネリ |
- CFK-029 ミカエリス
- 「CFライン」で製造された新型アンチドート搭載機[75][50]。サリウスの計らいで地球寮との決闘に臨むシャディク・ゼネリに与えられ、ベギルペンデで構成されるグラスレー寮側の大将機を務める。マニピュレーターを排した右腕にアンチドートデバイスや固定装備を集約することで、汎用性の低下と引き換えに機動性と攻撃力を高め、妨害に至るまでの戦術優位性を追及している[113]。
- 主武装である右腕の複合装備「ビームブレイサー」は、アンチドートデバイスやビーム発振器を内蔵したフレームとシールドコーティングが施された4枚のプレートで構成され、ビームサーベル、ビームキャノン、ビームマシンガンの各モードへの変形に加えて、分離したユニットを有線操作することも可能。左腕にはビームサーベル内蔵のショートシールドが備えられ、おもにビームブレイサー側との二刀流スタイルで使用される[113]。
ブリオン社製MS
デミトレーナー DEMI TRAINER[50] | |
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型式番号 | MSJ-121[50] |
頭頂高 | 16.2m[50] |
重量 | 59.3t[50] |
武装 | ビームガン×1 サーベルスティック×1 コンバットナイフ×1 シールド×1 大型ビームライフル×1 ガトリング×1 4連装ミサイルランチャー×1 ほか |
搭乗者 | アスティカシア学園生 |
デミトレーナー チュチュ専用機 CHUCHU'S DEMI TRAINER | |
型式番号 | MSJ-105CC[50] |
頭頂高 | 17.4m[50] |
重量 | 63.5t[50] |
武装 | 大型ビームライフル×1 ビームバルカン×2 ビームガトリング×1 |
搭乗者 | チュアチュリー・パンランチ |
デミギャリソン DEMI GARRISON | |
型式番号 | MSJ-OP122[95] |
頭頂高 | 16.5m[95] |
重量 | 65.9t[95] |
武装 | ビームライフル×1 ビームバルカン×2 |
搭乗者 | フロント管理会社警備員 |
デミトレーナー YOASOBIコラボ Ver. DEMI TRAINER YOASOBI Collaboration Ver.[114] | |
型式番号 | MSJ-121[114] |
頭頂高 | 16.2m[114] |
重量 | 59.3t[114] |
- MSJ-121 デミトレーナー
- アスティカシア学園内で広く普及している訓練機。余分な要素を削減することで高い操縦性と整備性を有し、さらに基礎的な知識さえあれば改造も容易なほどの拡張性も備えている。学園では初めてMSを学ぶ際の最適な教材として推奨されており、もっとも慣れ親しんだMSとして本機を挙げる生徒も多い[55]。継続的な年次改良が行われており、外見の変化こそないが初期型と最新型とでは大きな性能差がある[56]。
- 特徴として「デダラス」と呼ばれる共通規格のマルチツールシステムを採用しており、携行用のハンドグリップに各種パーツをブロック単位で組み替えて装備を作り上げたり、三本指式のマニピュレーターを交換して直接腕に接続する装備もある[115]。決闘で使用する際は、「相手のアンテナを折る」という勝利条件に対応したオプションのスタッフアンテナを頭部に装着する[55]。頭部自体もさまざまなタイプに交換できるよう取り外しやすい構造となっており、転倒などでコックピットハッチが開かない場合は、頭部を排除してパイロットを救出できるようになっている[116]。腰部フロントスカートは水平に展開し、コックピットへの昇降や整備用の足場となる[117]。足裏には車輪駆動で地表を滑走するウィルダッシュ機構が組み込まれている[56]。
- 基本武装は、学園内での使用を前提に弱装化された指定品のビームガン、取り回しのいい格闘訓練用のサーベルスティックや切断作業にも使えるコンバットナイフ、標準的な耐ビーム・耐衝撃性能をもつ中型シールド[55]。デダラスに対応した武装としては、腰部前面のアームユニットで支持される大型ビームライフルや4連バレル式のガトリング、ハンドグリップと腕部のどちらにも装着可能な4連装ミサイルランチャーがある。さらにサーキュラーソーやハンマードリルといった工具類も用意されている[115]。
- MSJ-105CC デミトレーナー チュチュ専用機
- 経済的事情で新型を導入できない地球寮が、チュアチュリー・パンランチの搭乗する最初期型を改造する「プロジェクト・チュチュ」のもとに完成させた機体。勝利する最善策として、射撃を活かした一撃離脱戦に重点を置いており、脚部を中心に加減速性能が強化されている。両すね側面には推力偏向式のフレキシブルブースター、足部には踵に増設した車輪で駆動力を倍加させたウィルダッシュプラスが追加され、耐G訓練を受けたパイロットでも対応困難なほどの機動性を発揮する。頭部センサーは射撃に最適化された単眼状の独立タイプに変更され、右肩と両膝の装甲はフックパーツに交換、左肩は装甲を増設した左右非対称の外形になっている[56]。対グラスレー寮戦で重大な損傷を受けたあとは、右腕や脚部に改修前のパーツを組み込み修復される。
- 専用武装は、給電ケーブルでバックパックと直結されたオプションの大型ビームライフル、頭部左右に増設された内蔵式ビームバルカン2門。ライフルは収束率を調節することで近-遠距離に対応可能なよう改造されている[56]。グラスレー寮戦後はバレル部分がビームガトリングに換装される。
- MSJ-OP122 デミギャリソン
- デミシリーズの戦闘特化仕様。フロント管理社では警備MSとして運用される[86]。プラント・クエタの部隊にも複数機が配備されている。
- MSJ-121 デミトレーナー YOASOBIコラボ Ver.
- コラボレーション商品との連動企画として、本編第7話に登場[118]。YOASOBIが歌う本作のオープニングテーマ「祝福」の、2022年11月9日に発売した完全生産限定盤に付属する特別カラーのガンプラとしてデザインされたもの[119]。
- 劇中では、YOASOBI社によるカスタム機という設定で、ベネリットグループのインキュベーションパーティーにて展示されている。兵器利用ではなく、音楽などにおけるMS活用の可能性を探るというコンセプトのもと、同社所属のメカニカルユニット、Compose EngineerのAyase、Vocalize Pilotのikura、Visual MechanicのKadowakiらによって、青基調のオリジナルペイントが施されている[114][120]。
そのほかのMS
カペル・クゥ KAPELL-KUU | |
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型式番号 | TKG-328[67] |
頭頂高 | 17.8m[67] |
重量 | 56.2t[67] |
武装 | 銃剣付きビームライフル×1 左腕スパイクシールド×1 パチェット×1 |
搭乗者 | パーカー・イーストコット |
- TKG-328 カペル・クゥ
- 第1話に登場。パーカー・イーストコットが搭乗するハンマー・フィールド社製MS。頭部に露出した眼球状モノアイセンサーと曲面主体の細身でマッシブな形状が特徴[67]。
クリバーリ[67] | |
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型式番号 | BTz-48[67] |
頭頂高 | 17.9m[67] |
重量 | 88.6t[67] |
武装 | ビームライフル×1 ミサイルランチャー×2 ビームサーベル×1 ビームキャノン×2 |
搭乗者 | ワンジー オッシュ ウーメイ |
- BTz-48 クリバーリ
- 第5話に登場。エランに決闘を挑んだダイゴウ寮生3名が搭乗する砲戦型MS。推進器内蔵の両脚と大型リアスカートで三脚を構成し、ホバー走行による機動戦を展開する。武装は背部のビームキャノン2門、腕部のミサイルランチャー2基、ビームサーベル[47]。
アズラワン AZRAWAN[67] | |
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型式番号 | F06-12[67] |
頭頂高 | 19.0m[67] |
重量 | 72.2t[67] |
武装 | ビームバルカン×2 シールド×1 |
搭乗者 | エボニー・ボワス |
- F06-12 アズラワン
- 第13話に登場。プラント・クエタ事件後に実施されたスレッタとの連戦決闘において、1番手として対戦するファリサ・ロボティクス製MS。武装は頭部前面と胸部の増加装甲としても機能するシールド、前腕に内蔵された2連装ビームバルカン[67]。
ホズラーII HOZLER-II[67] | |
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型式番号 | FMS-v-3[67] |
頭頂高 | 20.1m[67] |
重量 | 71.8t[67] |
武装 | クロー×2 ビーム砲×2 ビームシールド×2 |
- FMS-v-3 ホズラーII(ホズラーツー)
- 第13話に登場。連戦決闘の2番手であるフォブラー・モーティブ製MS。武装は両腕のクローとビーム砲、円盤状のビームシールド[67]。
ハイペリス[67] | |
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型式番号 | AX-B120[67] |
頭頂高 | 18.8m[67] |
重量 | 88.9t[67] |
武装 | ビームキャノン×3 ビームサーベル×4 |
- AX-B120 ハイペリス
- 第13話に登場。連戦決闘の3番手であるバイホー・テクニカルラボ製MS。武装は両肩と腰に内蔵されたたビームキャノン3門と4本の腕で保持されるビームサーベル[67]。
ズヴァルヴィ[67] | |
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型式番号 | MV-7[67] |
頭頂高 | 18.0m[67] |
重量 | 69.2t[67] |
武装 | アックス(ビームバルカン×2)×1 |
- MV-7 ズヴァルヴィ
- 第13話に登場。連戦決闘の4番手であるヴィーラン・システム製MS。飛行タイプの機体で、ブースターとビームバルカンを内蔵したアックスを両手で構える[67]。
カペル・ジオ[67] | |
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型式番号 | TKG-333[67] |
頭頂高 | 17.8m[67] |
重量 | 58.7t[67] |
武装 | シールド(ビームバルカン)×2 パチェット×1 |
搭乗者 | ジェフェリー・イーストコット |
- TKG-333 カペル・ジオ
- 第13話に登場。連戦決闘の5番手であるハンマー・フィールド社製MS。ビームバルカン内蔵のガントレットシールドを両腕に装備する[67]。
ジネーテ[67] | |
---|---|
型式番号 | UM-HT-426[67] |
頭頂高 | 19.8m[67] |
重量 | 78.7t [67] |
武装 | ビームライフル×1 ビームサーベル×2 ニードル×1 シールド×1 |
- UM-HT-426 ジネーテ
- 第14話に登場。ランブルリングに参加するR&W(リューディ・アンド・ウィストン)製MS[67]。球状の小型スラスターを内蔵したX字状の大型バックパックを装備し、飛行時に脚部を排除する構造をもつ。武装はビームライフルと前腕に内蔵されたビームサーベル、機体後部の近接戦用ニードル。
クリバーリ・ドゥン[67] | |
---|---|
型式番号 | BTz-50hv[67] |
頭頂高 | 10.4m[67] |
重量 | 91.1t[67] |
武装 | クロー×2 ビーム砲×2 ロケットランチャー×2 |
搭乗者 | ジュベジュ |
- BTz-50hv クリバーリ・ドゥン
- 第14話に登場。ランブルリングに参加するダイゴウ社製MS[67]。戦車形態に変形する重装甲機だが、ルブリス・ウルの実戦用ビームの照射を受け破壊される。
ラコウィー[67] | |
---|---|
型式番号 | GM-02R[67] |
頭頂高 | 19.1m[67] |
重量 | 77.9t[67] |
武装 | 大型ランチャー×1 ビームバルカン×2 |
- GM-02R ラコウィー
- 第14話に登場。ランブルリングに参加するグランツ・エンタープライズ製MS[67]。全身の重装甲が特徴。武装は携行式の大型ランチャーとビームバルカン2門。
プロドロス[67] | |
---|---|
型式番号 | HU-45p[67] |
頭頂高 | 18.6m[67] |
重量 | 74.3t[67] |
武装 | マシンガン チェーンガン×2 ヒートランス×1 |
搭乗者 | オルコット ベッシ・エンリケ グリスタン・ディンバリ マチェイ・ガオ ジャリル・リ・ナランカ グエル・ジェターク |
- HU-45p プロドロス
- 第15話に登場。プラント・クエタ襲撃から帰還後の「フォルドの夜明け」が購入したHMI(ハヌマット・マニュファクチャリング・インダストリー)製MS[67]。高高度の跳躍・飛翔やホバー走行が可能な推力を有する。オルコット機とグエルが搭乗するベッシ機を除く全機が、ベネリット部隊の襲撃で破壊される。
- 武装は携行式マシンガン、腰溜め式チェーンガン2挺、背部ラックのヒートランス。
そのほかのメカ
- モビルクラフト
- アスティカシア学園内にて教材として運用されている小型作業機。4本の作業アームをもつ。
- 四脚型モビルクラフト
- 地球の反スペーシアン勢力が運用する汎用モビルクラフト。背部ハードポイントにミサイルランチャーを搭載するが、平時には作業用アームに換装し工事作業に運用される。
- モビルクラフトB
- 機体上部に旋回砲塔を一基装備する戦闘装甲車型モビルクラフト。
- ティックバラン
- ペイル社製のMS用輸送機(フライトシステム)。上面にトップハンドルとフットレスト、底面に格納式のアンダーハンドルを備え、標準規格のMSであれば計2機を上下に積載することができる。外部や積載するMSからの遠隔操作も可能で、前面のビームキャノンによる支援射撃も行える[121]。
艦船
- ユリシーズ
- 「PROLOGUE」に登場。ドミニコス隊のMS搭載艦。両舷に発艦用カタパルトをもつ。本編では多数の同型艦が配備されている。
- ベガベント
- 「PROLOGUE」に登場。フォールクヴァング内部の制圧のためにドミニコス隊が運用する中型輸送船。
- ジェターク戦艦
- ジェターク家が所有する戦艦[122]。搭載されたダリルバルデの運用試験を行う。
- 学園艦
- アスティカシア学園の各寮(地球寮以外)が所有するMS母艦。フロント外宙域における決闘時に運用される。後にミオリネは地球寮専用の母艦を購入している。
- 小型宇宙艇
- エランとの決闘に臨むスレッタをサポートするために、二カたち地球寮生やミオリネが搭乗する近距離用宇宙船。大型船を運用する予算のない地球寮にも手ごろなレンタル価格が特色[123]。
- カシュタンカ
- グエルがボブを名乗って働く輸送会社の輸送船。プラント・クエタに向けて運航中に「フォルドの夜明け」によってジャックされる。
- ワームブロッド
- ジェターク社に所属するプラント宙域巡回艦隊の旗艦。
主題歌
- 「祝福」[124]
- YOASOBIによるSeason1オープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はAyase、歌唱はikura。
- 後述の小説『ゆりかごの星』を原作とする。
- 「君よ 気高くあれ」[125]
- シユイによるSeason1エンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はsupercellのryo。
- 「slash」[126]
- yamaによるSeason2オープニングテーマ。作詞は馬場龍樹、編曲は遠藤ナオキ、作曲は両名の共作。
- 「Red:birthmark」[127]
- アイナ・ジ・エンドによるSeason2エンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はTK。
このほかクレジットはされないが、「ハッピーバースデートゥーユー」を登場人物が歌唱する場面が存在する[128]。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | キャラクター | メカニック | 初放送日[注 7] | |||||||||||||||||
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- | PROLOGUE | 大河内一楼 | 小林寛 | 佐藤照雄 |
| 2022年 7月14日 |
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Season1 | ||||||||||||||||||||||||
第1話 | 魔女と花嫁 | 大河内一楼 | 小林寛 | 安藤良 |
|
| 10月2日 | |||||||||||||||||
第2話 | 呪いのモビルスーツ | 京田知己 | 南川達馬 |
| 平岡雅樹 | 10月9日 | ||||||||||||||||||
第3話 | グエルのプライド | 安藤良 |
|
|
| 10月16日 | ||||||||||||||||||
第4話 | みえない地雷 | 西澤晋 | 池野昭二 | 菱沼義仁 | 戸部敦夫 | 10月23日 | ||||||||||||||||||
第5話 | 氷の瞳に映るのは | 江上潔 | 西村博之 |
| 10月30日 | |||||||||||||||||||
第6話 | 鬱陶しい歌 | 齋藤昭裕 |
|
| 11月6日 | |||||||||||||||||||
第7話 | シャル・ウィ・ガンダム? | 米山昂 | 大倉雅彦 | 吉沢俊一 | 片山学 | 11月20日 | ||||||||||||||||||
第8話 | 彼らの採択 | 中西やすひろ | 金澤洪充 |
|
| 中島竹流 | 11月27日 | |||||||||||||||||
第9話 | あと一歩、キミに踏み出せたなら |
|
|
|
| 12月4日 | ||||||||||||||||||
第10話 | 巡る思い | 大河内一楼 | 京田知己 |
|
| - | 12月11日 | |||||||||||||||||
第11話 | 地球の魔女 |
|
|
| 12月25日 | |||||||||||||||||||
第12話 | 逃げ出すよりも進むことを |
|
|
|
| 2023年 1月8日 |
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Season2 | ||||||||||||||||||||||||
第13話 | 大地からの使者 | 中西やすひろ |
|
| 西村博之 |
| 4月9日 | |||||||||||||||||
第14話 | 彼女たちのネガイ |
|
|
|
| 4月16日 | ||||||||||||||||||
第15話 | 父と子と | 米山昂 |
|
|
|
| 4月23日 | |||||||||||||||||
第16話 | 罪過の輪 | 大河内一楼 |
| 池野昭二 |
| 松田寛 | 4月30日 | |||||||||||||||||
第17話 | 大切なもの |
|
|
|
| 5月7日 | ||||||||||||||||||
第18話 | 空っぽな私たち |
|
|
|
|
| 5月21日 | |||||||||||||||||
第19話 | 一番じゃないやり方 |
|
|
|
|
| 5月28日 |
放送局
![]() | プロジェクト:放送または配信の番組#放送に基づき、本放送期間内の放送局および配信サイトのみを記載しています。 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域・備考 [129] |
---|---|---|---|
2022年10月2日 - 2023年1月8日[130] | 日曜 17:00 - 17:30 | 毎日放送(製作局)をはじめとする TBS系列全28局 | 日本国内[注 8] 連動データ放送[131] 『日5』枠 |
2022年10月11日 - 2023年1月3日 (第1話 - 第11話) 2023年1月13日(第12話[132]) |
火曜 22:00 - 22:30 金曜 23:30 - 土曜 0:00 |
AT-X | CS放送 リピート放送あり[133] |
2022年11月5日 - 2023年1月28日 | 土曜 20:00 - 20:30 | アニマックス | BS/CS放送[134] |
2023年1月6日 - 2023年3月24日 | 金曜 19:00 - 19:30 | BS11 | BS放送 『アニメ+』枠[135] |
BS11以外の放送局では字幕放送を実施[136][137][138]。また、全局で本放送前週に『PROLOGUE』をテレビ放送[72][133][134][135]。 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2022年10月2日 | 日曜 18:00 更新 | |
2022年10月6日 | 木曜 12:00 更新 | ふらっと動画 |
木曜 18:00 更新 | ||
木曜 18:00 - 18:30 | ABEMA | |
木曜 23:00 - 23:30 | ニコニコ生放送 | |
2022年10月7日 | 金曜 0:00(木曜深夜) 更新 |
|
金曜 12:00 更新 | ムービーフルPlus |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域・備考 [129] |
---|---|---|---|
2023年4月9日 - | 日曜 17:00 - 17:30 | 毎日放送(製作局)をはじめとする TBS系列全28局 | 日本国内[注 8] 連動データ放送 『日5』枠 |
2023年4月18日 - | 火曜 22:00 - 22:30 | AT-X | CS放送 リピート放送あり[139] |
2023年5月6日 - | 土曜 19:00 - 19:30 | アニマックス | BS/CS放送[139] |
TBS系列・AT-Xでは字幕放送を実施[140][141]。 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2023年4月9日 | 日曜 18:00 更新 |
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2023年4月13日 | 木曜 12:00 更新 | ふらっと動画 |
木曜 18:00 更新 |
|
|
木曜 18:00 - 18:30 | ABEMA | |
木曜 22:30 - 23:00 | ニコニコ生放送 | |
2023年4月14日 | 金曜 0:00(木曜深夜) 更新 |
|
金曜 12:00 更新 | ムービーフルPlus |
関連メディア
外伝作品は後述する。
特番
- まだ間に合う!『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スペシャル特番[142][143]
- 第6話放送の翌週にTBS系列・AT-Xにて放送。第1話から第6話を振り返る内容となっており、グエル・ジェターク役の阿座上洋平がダイジェストナレーションを務める[144]。
- 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第1クール前半戦振り返りSP[142][145]
- TBS系列での上記特番放送後にYouTubeにて配信。第1話から第6話を振り返る内容のトーク番組で、番組内ではOPアーティストのYOASOBIのメンバーがインタビュー出演した。出演はマフィア梶田、阿部麻美、市ノ瀬加那(スレッタ・マーキュリー役)、Lynn(ミオリネ・レンブラン役)。
- まだまだ間に合う!『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スペシャル特番[3]
- 2023年3月5日にYouTubeにて配信。第7話から第12話を振り返る内容となっており、シャディク・ゼネリ役の古川慎がダイジェストナレーションを務める。
- 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2放送直前特番[3][146]
- 2023年4月2日にTBS系列、同年4月11日にAT-Xにて順次放送。Season1を振り返る内容となる。ダイジェストナレーションは池田秀一。
- Season2もまだ間に合う!『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スペシャル特番[147]
- 2023年5月14日にTBS系列にて放送。第13話から第17話を振り返る内容となる。ダイジェストナレーションはプロスペラ・マーキュリー役の能登麻美子。
BD / DVD
巻 | 発売日[148] | 収録話 | 規格品番 | |
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BD | DVD | |||
Season1 | ||||
1 | 2023年3月24日 | 第1話 - 第3話 | BCXA-1822 | BCBA-5135 |
2 | 2023年4月26日 | 第4話 - 第6話 | BCXA-1823 | BCBA-5136 |
3 | 2023年5月26日 | 第7話 - 第9話 | BCXA-1824 | BCBA-5137 |
4 | 2023年6月28日予定 | 第10話 - 第12話 | BCXA-1825 | BCBA-5138 |
Season2 | ||||
1 | 2023年9月27日予定 | 第13話 - 第15話 | BCXA-1826 | BCBA-5139 |
2 | 2023年10月27日予定 | 第16話 - 第18話 | BCXA-1827 | BCBA-5140 |
3 | 2023年11月22日予定 | 第19話 - 第21話 | BCXA-1828 | BCBA-5141 |
4 | 2023年12月22日予定 | 第22話 - 第24話 | BCXA-1829 | BCBA-5142 |
小説
- ゆりかごの星
- 大河内一楼による小説作品。オープニングテーマ「祝福」を制作するにあたり、原作小説として書き下ろされた[149]。2022年10月2日より公式サイトにて公開され[48]、同年11月13日には市ノ瀬加那による朗読がYouTubeにて公開された[150]。
- 物語は本編開始前の時間軸を舞台としており、ガンダム・エアリアルの目線でスレッタの成長を綴った物語となっている[149]。
- 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女
- 『月刊ガンダムエース』にて2023年1月号(2022年11月26日発売)より連載中[151]。小説は本編でSF考証を担当した高島雄哉が執筆し、カバーイラストを林絢雯、挿絵イラストを高木秀英がそれぞれ担当する。
- 「PROLOGUE」およびテレビアニメ本編の内容をもとにしたノベライズ作品であり、アニメでは言及されなかった描写も盛り込まれる。単行本にはオリジナルキャラクターも登場する書き下ろしエピソードが収録される[152]。
登場人物(小説)
- ユーシュラー・ミルザハニ
- 金髪が眩しいミオリネの幼なじみ[46]。磁性流体技術で有名なラングランズ社のCTO(最高技術責任者)を務める。少し体が弱いため、ハロ搭載の移動支援ステッキを持ち歩いている。曽祖母から相続したフロント「ラピスガーデン」にスレッタとニカ、チュチュを招待し、ミオリネの花婿の座を懸けてスレッタに決闘を挑む。
- ヤヤ
- ユーシュラーの執事兼ボディーガード[46]。多くの格闘技をマスターしている。
既刊一覧
- 高島雄哉(著)・矢立肇、富野由悠季(原作) 『小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女』 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉、既刊1巻(2023年2月25日現在)
- 2023年2月25日発行(同日発売[46])、ISBN 978-4-04-113146-6
Webラジオ
スレッタ・マーキュリー役の市ノ瀬加那とミオリネ・レンブラン役のLynnによるWebラジオ『機動戦士ガンダム 水星の魔女〜アスティカシア高等専門学園 ラジオ委員会〜』が、2022年10月9日から音泉にて毎週日曜日に配信される[153]。
派生番組として、2022年12月18日と2023年5月14日にはグエル・ジェターク役の阿座上洋平とラウダ・ニール役の大塚剛央による『機動戦士ガンダム 水星の魔女〜アスティカシア高等専門学園 ジェターク寮ラジオ〜』が特別生配信され[154][155]、2023年2月26日にはマルタン・アップモント役の榎木淳弥とヌーノ・カルガン役の畠中祐による『機動戦士ガンダム 水星の魔女〜アスティカシア高等専門学園 地球寮ラジオ〜』が[156]、同年4月23日にはソフィ・プロネ役の井澤詩織とノレア・デュノク役の悠木碧による『機動戦士ガンダム 水星の魔女〜フォルドの夜明けラジオ〜』が配信された[157]。
ゲーム
本放送に合わせるかたちで、スマートフォンゲームアプリやアーケードゲームに本作のキャラクターやメカニックが登場する[158]。
外伝
『機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート』のタイトルで、『月刊ガンダムエース』2023年5月号(2023年3月25日発売)より連載中[159]。シナリオは米山昴、漫画は東條チカがそれぞれ担当するほか、企画協力としてHISADAKE、キャラクターデザイン原案としてモグモ、メカニカルデザインとして海老川兼武、形部一平、寺岡賢司がクレジットされる。物語は、ヴァナディース事変から5年が経過したA.S.106の地球を舞台とする。
登場人物(外伝)
- ヴィルダ・ミレン
- かつてヴァナディース機関でGUND医療を研究していた女性。仲間の助けでヴァナディース事変から生還し、現在は大型トレーラーで地球を放浪しながら、医師として生計を立てる。冷静かつ聡明な性格で、カルドたちの理想を消さないために魔女狩りからの逃亡を念頭に置きつつ、まだ幼いキユウを指導する[160][161]。
- キユウ・ラボット
- ガンダム・ルブリス・ジウのパイロットで、ヴィルダの助手として旅に同行するアーシアンの少年。ヴィルダを「先生」と慕い従順に従う一方で、幼少期特有の奔放な性格や、大人への憧憬と自身への無力感から、短絡的な行動に出ようとする危うさを見せる[161][162]。
登場メカ(外伝)
ガンダム・ルブリス・ジウ GUNDAM LFRITH JIU[163] | |
---|---|
型式番号 | XGF-01[II3][163] |
頭頂高 | 18.8m[163] |
重量 | 37.8t[163] |
武装 | 虎の手×1 |
搭乗者 | キユウ・ラボット |
- XGF-01[II3] ガンダム・ルブリス・ジウ
- キユウ・ラボットが搭乗するルブリスタイプのガンダム。胸部やフェイス部のシェルユニットを覆うクリアーブラックのパーツが特徴で、普段はトレーラーの積荷に偽装される[163][164]。
- 背部に懸架される主武装の大型複合武装「虎の手」は別機体の右腕を流用しており、指先にビームライフル、肩部にスラスターが組み込まれている[161][163]。
コラボレーション・タイアップ
- 本放送に先駆けて、2022年夏季から秋季にかけてPARCOがコラボレーション企画「"PARCO×GUNDAM" CAMPAIGN」を実施。『PROLOGUE』の放映などを行うイベント「GUNDAM NEXT FUTURE」や、コラボ商品販売およびリサイクル啓蒙企画などが展開された[165]。
- 2022年10月に『PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL』とのコラボビジュアルが公開された。教習ポテトとエアリアルがカラーチェンジしている[166]。
- 2022年10月にヤマザキビスケットの菓子「エアリアル」とのタイアップが行われる。パッケージに本作のキャラクターが描かれる[167]。
- 2022年11月1日から14日までセブン-イレブンが「ガンダムキャンペーン」を開催。プレゼントキャンペーンや一番くじが販売された[168]。
- 2022年11月14日から12月11日の期間、『スマホで巡る 謎解き×宝探し「学園からの挑戦状 アスティカシア高等専門学園・オリエンテーリング!」』を開催。実施場所はゆりかもめ台場駅、りんかい線東京テレポート駅、実物大ユニコーンガンダム立像周辺およびダイバーシティ東京プラザ内で、LINEを使用したリアル宝探しを実施した[169]。
脚注
注釈
- ^ 企画時点での社名は「株式会社サンライズ」であり、2022年4月1日に現社名に商号変更した[10]。
- ^ 岡本は敷居の高さに関して、『鉄血のオルフェンズ』以前のシリーズで若いファンの獲得を目指してさまざまなアプローチが試されたものの、『機動戦士ガンダムSEED』の初放送から20年が経過していることもあり、経過した年数が若い視聴者にとっての入りにくさになっていると推測している[11]。
- ^ もっとも、小形は富野由悠季がこれまでのシリーズで女性の活躍を当たり前に描いていたことを挙げ、本作が時代に合わせて取ってつけたようにダイバーシティーな作品になった訳ではないと説明している[20]。
- ^ 市ノ瀬はゲーム『SDガンダム バトルアライアンス』にてサクラ・スラッシュを、Lynnは『鉄血のオルフェンズ』にて幼少期の昌弘・アルトランドをそれぞれ演じていた[30]。
- ^ 注射を嫌がる幼いスレッタを説得しようとする母が、注射から逃げれば「注射をしなくてすむ」(ひとつ手に入る)のに対して、注射をすると「病気にならない」「母が喜ぶ」「周りが偉いと認めてくれる」」「レベルが上がって(成長して)注射が痛くなくなる」(二つ以上手に入る)ことにたとえて贈った言葉[48]。
- ^ 宮本が体調不良で一時休業した際の代役(10話 - 12話)[76][77]。
- ^ 『PROLOGUE』のみ初公開日。
- ^ a b TBS系列局が所在しない秋田県・福井県・徳島県・佐賀県を除く(遠距離受信および区域外再放送は含めず)。
出典
- ^ “ガンダムシリーズ TVアニメーション最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』MBS/TBS系 全国28局ネット日曜午後5時アニメ枠「日5」にて2022年10月より放送開始!”. V-STORAGE. バンダイナムコフィルムワークス (2022年1月29日). 2022年11月21日閲覧。
- ^ a b c “ON AIR”. 機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト. バンダイナムコフィルムワークス. 2022年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月9日閲覧。
- ^ a b c d “『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2の放送開始日が4月9日に決定!毎週日曜17時放送開始!”. GUNDAM.INFO. バンダイナムコフィルムワークス (2023年3月5日). 2023年3月5日閲覧。
- ^ 『「第2回ガンダムカンファレンス」開催 ガンダムを通じて社会問題を考えるサステナブルプロジェクト「GUDA」よりガンダムエデュケーショナルプログラム始動』(プレスリリース)バンダイナムコエンターテインメント、2021年9月15日 。2022年6月17日閲覧。
- ^ “ガンダムシリーズ TVアニメーション最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ティザービジュアル&ティザーPV 解禁! 前日譚「PROLOGUE」が今夏公開予定!”. V-STORAGE. バンダイナムコフィルムワークス (2022年3月31日). 2022年6月17日閲覧。
- ^ “『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ティザービジュアル第2弾&メインスタッフ公開!あらすじ・キャラ・新MSも到着!”. GUNDAM.INFO (2022年6月17日). 2022年6月17日閲覧。
- ^ “機動戦士ガンダム 水星の魔女:女性主人公 舞台は学園 「ガンダム」新作の“新しさ” MSも公開”. MANTANWEB (MANTAN). (2022年6月18日) 2022年6月18日閲覧。
- ^ a b c “『機動戦士ガンダム 水星の魔女』本編予告PV公開!本編と前日譚「PROLOGUE」のメインキャストや商品情報も到着!”. GUNDAM.INFO. バンダイナムコフィルムワークス (2022年7月14日). 2022年7月14日閲覧。
- ^ “STAFF&CAST”. 機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト. バンダイナムコフィルムワークス. 2022年10月8日閲覧。
- ^ “2022年4月より新たな体制で世界中のファンとつながるバンダイナムコフィルムワークス、バンダイナムコミュージックライブ始動” (PDF). 株式会社サンライズ (2022年2月8日). 2022年11月27日閲覧。
- ^ a b c d e “機動戦士ガンダム 水星の魔女:女性主人公 学園を舞台にした理由 “新しいガンダム”の挑戦”. MANTANWEB (MANTAN). (2022年10月9日) 2022年10月9日閲覧。
- ^ a b c 岡本拓也(インタビュー)「「ガンダムは僕らに向けたものじゃない」10代のリアルな言葉に衝撃を受けて──『機動戦士ガンダム 水星の魔女』岡本拓也プロデューサーインタビュー前編」『アキバ総研』、カカクコム、2022年10月9日 。2022年10月9日閲覧。
- ^ a b c Newtype11 2022, p. 18, プロデューサー 岡本拓也
- ^ a b Newtype11 2022, p. 20, キャラクター原案 モグモ
- ^ a b c d e f g h i j GA-3 2023, pp. 10–13, 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』岡本拓也インタビュー
- ^ a b 岡本拓也(インタビュー)「「手描きのロボットアニメ文化がついえてもいいのか」なぜガンダム・エアリアルは3DCGではないのか──『機動戦士ガンダム 水星の魔女』岡本拓也プロデューサーインタビュー後編」『アキバ総研』、カカクコム、2022年10月9日 。2022年10月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n GA-3 2023, pp. 20–22, 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スタッフインタビュー Vol.3 シリーズ構成・脚本 大河内一楼
- ^ a b c d e f g h i GA-3 2023, pp. 23–26, 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スタッフインタビュー Vol.4 キャラクターデザイン原案 モグモ
- ^ HJ-12 2022, pp. 44–45, シリーズ構成 大河内一桜インタビュー
- ^ a b “機動戦士ガンダム 水星の魔女:新規ファン開拓に手応え ガンダムらしく奥深さも”. MANTANWEB (MANTAN). (2022年12月25日) 2022年12月25日閲覧。
- ^ a b Newtype11 2022, p. 19, シリーズ構成・脚本 大河内一楼
- ^ a b のざわよしのり(インタビュー)「『水星の魔女』に込められた『ガンダム』の“自由”さ 岡本拓也プロデューサーに狙いを聞く」『Real Sound』、blueprint、2022年10月9日 。2022年10月13日閲覧。
- ^ Newtype11 2022, p. 21, ガンダム・エアリアル、ガンダム・ルブリスメカニック原案 JNTHED
- ^ a b GA-3 2023, pp. 14–19, 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スタッフインタビュー Vol.2 メカニカルデザイン JNTHED
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外部リンク
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女 - 毎日放送による番組サイト
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毎日放送・TBS系列 日5 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
呪術廻戦
(第1期・再放送) |
機動戦士ガンダム 水星の魔女
(Season1) |
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GUNDAM NEXT FUTURE×日5
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機動戦士ガンダム 水星の魔女
(Season2) |