オーディオコメンタリー
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オーディオコメンタリー(Audio Commentary)、または音声解説とは、レーザーディスクやDVD-VideoやBlu-ray Discなどのビデオソフト、テレビの音声多重放送で、その副音声や複数の音声チャンネルに収録される解説や実況中継などの音声プログラムのことである。
概要[編集]
特にデジタルテレビやDVD・BDでは、1つの映像ソースに対して複数の音声トラックを用意することが技術的に可能であるので、たとえば日本で発売された洋画のDVD・BDの場合、その複数の音声トラックに通常音声(原語)、吹き替え音声(日本語)、そしてオーディオコメンタリーが割り当てられることが多い。視聴者は画面のメインメニューから音声メニューを呼び出し、これらの音声トラックを随意に選択することが可能である。
一度レーザーディスクやDVD・BDで発売された映画作品が再発される場合、出演俳優や制作スタッフ、あるいはその作品のファンである著名人によるコメンタリートラックが追加設定されることが多い。
音声トラックの割り当て例[編集]
- 映画・ドラマ・アニメーション・テレビ番組の場合
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- 1チャンネル:原版の音声(原語)
- 次のチャンネル:吹き替え音声(ない場合がある)
- 次のチャンネル:オーディオコメンタリー(ない場合がある)
- このチャンネルでは、出演した俳優・声優や作家・監督・脚本家など制作スタッフが、作品を見ながら場面解説や製作当時のエピソードを語り合うスタイルや、1人の話者による解説のスタイルなどがある。
- アニメのBDもしくはDVDに特典として収録されるオーディオコメンタリーの特徴の1つとしてキャラクターコメンタリーと称して登場人物によるコメンタリーを収録することがある。こちらは実質的には本編と同尺のサウンドドラマであるといえる。著名な事例としては2009年に発売された『化物語』(化物語が日本初というわけではない)のBD・DVDの特典のオーディオコメンタリーが挙げられる。
- スポーツやドキュメンタリー
- このチャンネルでは、スポーツの場合、実際にその試合や競技に出場した選手や監督が当時を振り返りながら、そのプレイの意図などを説明したりする。ドキュメンタリーの場合は、制作スタッフや専門家などが映像を見ながら解説したり、情報を付け加えたりする。
関連項目[編集]
- 音声多重放送(副音声)