日本の伝統芸能

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日本の伝統芸能(にほんのでんとうげいのう)は、日本に古くからあった芸術技能の汎称。特定階級または大衆の教養娯楽儀式祭事などを催す際に付随して行動化されたもの、または行事などで行われてきたものを特定の形式に系統化して伝承または廃絶された有形無形のものを言う。詩歌音楽舞踊絵画工芸芸道などがある。

伝統芸能の定義[編集]

伝統芸能とは、西洋文化が入ってくる前の芸術と技能を現代芸術と区別した呼称である。日本固有の文化という意味だが、文化の先進国であった中国から流入したものを日本独自のものに作り変えたものが多い。したがって成立の仕方は現代芸術とさほど変わりはない。しかし、明治期の西洋化以降も伝統芸能が既存の形式を保持して存続し、現代芸術と相互に関連性が少ない形で併存しているのは事実である。また、日本では別々の時代に成立した多くの伝統芸能が並列的に存在しているが、すべての伝統芸能が現存しているわけではない。

形式による分類[編集]

詳細な分類はそれぞれの項目を参照のこと。

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日本舞踊[編集]

演劇[編集]

音曲[編集]

演芸[編集]

工芸[編集]

芸道[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]